JP4447025B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の識別情報を複数列の可変表示部で可変表示する可変表示装置を備え、該可変表示装置の前記複数列の可変表示部の表示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生すると共に、予め定めた所定の特定表示結果となったときに特定遊技状態の終了後に前記特定遊技状態となる確率を高確率とする遊技機に関するものである。
従来、一般に、遊技機としてのパチンコ遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の可変表示部で図柄(識別情報)を可変表示し、各可変表示部の表示結果が予め定めた大当り図柄(特定表示結果)となったときに特定遊技状態を発生して遊技者に特定の遊技価値を付与するようになっていた。また、このような可変表示装置には、表示結果が大当り図柄あるいは大当り図柄となり得るリーチ図柄となる場合、その旨を予測的に遊技者に報知することでリーチや大当りに対する期待感を向上するものが提案されていた。
ところが、上記従来のようなリーチや大当りを予測的に報知する遊技機では、リーチの有無あるいは大当りの有無に対してのみ報知を行う構成となっており、その他のリーチ図柄の種類に対しては報知を行っていなかった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、リーチとなる図柄を報知を行うことで、リーチに対して遊技者を飽きさせずに遊技の興趣を向上し得る遊技機を提供することにある。
可変表示部に表示される表示結果を事前に決定する表示結果決定手段と、前記複数列の可変表示部に表示結果として表示される識別情報を報知する報知手段と、を備え、該報知手段は、特定表示結果の一部を構成するリーチが成立する場合に、前記複数列の可変表示部のうち少なくともリーチが成立する可変表示部の可変表示が停止する以前に当該リーチを成立させる識別情報の報知を行うので、リーチに対して遊技者を飽きさせることがなく、ひいては遊技の興趣向上が可能になる。
また、前記報知手段は、前記特定表示結果の一部を構成するリーチが成立する場合であって予め定めた条件が成立したときに、前記複数列の可変表示部のうち、少なくともリーチが成立する可変表示部の可変表示が停止する以前に、当該リーチを成立させる識別情報と異なる他の識別情報の報知を行う構成としたときには、リーチが成立する可変表示部の可変表示が停止する以前に、リーチを成立させる識別情報と異なる他の識別情報が報知される場合がある。
なお、図1に示す特別可変表示装置30により、複数の識別情報(特別図柄)を複数列の可変表示部(特別図柄表示部33a〜33c)で可変表示する本発明の可変表示装置の一例を構成し、該複数列の可変表示部の表示結果が予め定めた特定表示結果(大当り図柄)となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生すると共に、予め定めた所定の特定表示結果となったときに特定遊技状態の終了後に前記特定遊技状態となる確率を高確率とするものである。
また、図3に示すWCRND_L・C・Rにより、可変表示部に表示される表示結果を事前に決定する本発明の表示結果決定手段の一例を構成し、図1に示す予測可変表示装置20により、前記複数列の可変表示部に表示結果として表示される識別情報を報知する本発明の報知手段の一例を構成している。
また、図7に示す予測図柄及び特別図柄の各変動制御と図4(B)のステップ14に示す予測図柄の表示制御とにより、前記特定表示結果の一部を構成するリーチが成立する場合に、前記複数列の可変表示部のうち少なくともリチが成立する可変表示部(右特別図柄表示部33c)の可変表示が停止する以前に当該リーチを成立させる識別情報の報知を行う前記報知手段による制御の一例を示している。
また、図4(A)のステップS4に示す予測図柄の表示制御により、前記特定表示結果の一部を構成するリーチが成立する場合であって予め定めた条件が成立したときに、前記複数列の可変表示部のうち、少なくともリーチが成立する可変表示部の可変表示が停止する以前に、当該リーチを成立させる識別情報と異なる他の識別情報の報知を行う前記報知手段による制御の一例を示している。
本発明の構成においては、可変表示部に表示される表示結果を事前に決定する表示結果決定手段と、前記複数列の可変表示部に表示結果として表示される識別情報を報知する報知手段と、を備え、該報知手段は、特定表示結果の一部を構成するリーチが成立する場合に、前記複数列の可変表示部のうち少なくともリーチが成立する可変表示部の可変表示が停止する以前に当該リーチを成立させる識別情報の報知を行うので、リーチに対して遊技者を飽きさせることがなく、ひいては遊技の興趣向上が可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形態に係る遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、左・中・右の各特別図柄表示部33a〜33cで識別情報(以下、特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可変表示装置30が配置されている。なお、特別可変表示装置30の詳細な構成については後に詳述するものである。
特別可変表示装置30の下方には、普通可変入賞球装置5及び特別可変入賞球装置9等の各種構成部材を遊技盤1に取り付けるための取付基板4が設けられている。取付基板4の中央上端部には、特別図柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置5が配置されている。この普通可変入賞球装置5は、ソレノイド6によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片7a・7bを有して、いわゆるチューリップ型役物として構成され、その普通可変入賞球装置5には入賞した打玉を検出する始動玉検出器8が設けられている。なお、可動翼片7a・7bが垂直(通常開放)位置のときも普通可変入賞球装置5に入賞可能になっている。また、普通可変入賞球装置5への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED36によって表示されるようになっている。
前記取付基板4の中央部には、ソレノイド10によって入賞領域を開閉制御する開閉板11を備えた特別可変入賞球装置9が配置されている。特別可変入賞球装置9の入賞領域内の左端部には、入賞玉の検出により開閉板11を再度開成(後述する継続権の成立)させることができる特定玉検出器12が配置されている。また、入賞領域内のほぼ中央部には、入賞玉数を検出するために入賞玉検出器13も設けられている。特別可変入賞球装置9の下方には、遊技盤1の前方側に突出した突出部材14が設けられている。なお、取付基板4の左右両端部には、それぞれ飾りLED15を備えた入賞口16が設けられており、また、特別可変入賞球装置9の入賞領域内壁には、継続権の成立を報知する特定玉入賞表示LED17が設けられている。
しかして、上記のように構成される特別可変入賞球装置9は、以下のように作動する。即ち、打玉が普通可変入賞球装置5に入賞して始動玉検出器8をONさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大当り組合せ(同一図形のゾロ目)となったときに特定遊技状態となる。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置9の開閉板11が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放(開放サイクル)するように設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受け止めるようになっている。また、受け止められた打玉が特定玉検出器12をONすると、再度上記した開放サイクルを繰り返し、特定玉検出器12がONする毎に継続権が成立して開放サイクルを最高16回繰り返すことができるようになっている。
なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限らず以下に示す(1)〜(5)の制御のうちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
(1) 打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御。
(2) 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在させ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御。
(3) 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出する制御。
(4) 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御。
(5) 得点があることに基づいて遊技可能な遊技機に対して得点を付与する制御。
また、特別可変表示装置30の左側方には、通過口18aが形成されてなる通過部材18が配置されている。通過口18aは、その上端開口から受け入れた打玉を前記普通可変入賞球装置5側に誘導放出する通路形状をなしており、その通路途中には通過玉検出器19が設けられている。該通過玉検出器19は、通過玉を検出すると後述する普通図柄表示器34に表示される普通図柄の変動を許容するようになっている。なお、普通図柄表示器34は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞球装置5の可動翼片7a・7bを所定時間が経過するまで開放制御するものであるが、後述する確率変動(大当り判定確率が通常時と異なる確率に変更した遊技状態)が生じたときには、開放時間が長くなるように設定されている。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が後述する普通図柄記憶表示LED35によって表示されるようになっており、その変動時間は、確率変動時では通常時に比べて短縮されるようになっている。なお、普通図柄の変動記憶は常に一定(例えば、4回)に設定する必要はなく、例えば通常時では1回にする一方で、確率変動中では4回にすることも可能である。
一方、特別可変表示装置30の右側方には、左・中・右の各予測図柄表示部20a〜20cで個々に予測図柄を変動し得る予測可変表示装置20が配置されている。該予測可変表示装置20は、特別可変表示装置30での特別図柄の変動動作に伴って予測図柄を変動制御し、その予測図柄の表示結果の導出によって特別図柄の表示結果を予測的に報知するようになっている。また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ21aを内蔵した風車21、袖ランプ22aを内蔵した入賞口22、サイドランプ23aを内蔵したサイドランプ飾り23、アウト口24、バック玉防止部材25等が設けられている。また、パチンコ遊技機には、特定遊技状態時あるいは変動時に点灯又は点滅してその旨を報知する遊技効果ランプ及び遊技効果LEDが設けられると共に効果音を発生するスピーカ(共に図示しない)が設けられている。
次に、遊技領域3のほぼ中央に配置される特別可変表示装置30の構成について説明する。特別可変表示装置30は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板31を有し、該取付基板31には、長方形状の窓枠部32が形成されている。そして、この窓枠部32の後方には、左・中・右の各特別図柄を個々に可変表示し得る特別図柄表示部33a〜33cを有するLCD表示器33が臨設されている。また、窓枠部32の上方には、普通図柄表示器34、普通図柄記憶表示LED35、特別図柄記憶表示LED36、及び飾りLED37が設けられ、窓枠部32の左右側方には、各飾りLED38・39が設けられている。一方、窓枠部32の下方には、各飾りLED40・41が設けられている。
次に、上記した特別図柄表示部33a〜33cに表示される左・中・右の各特別図柄及び予測図柄表示部20a〜20bに表示される左・中・右の各予測図柄について図2乃至図4を参照して説明する。特別図柄及び予測図柄として表示される図柄は、図2に示すように、左・中・右の各列それぞれ「0〜9・F・X・G・P・R」順の15種類から構成されており、これら各列の図柄には、左図柄表示用であり且つ大当り表示用のWCRND_L、中図柄表示用のWCRND_C、右図柄表示用のWCRND_Rの各ランダム数が対応して設けられると共に、疑似左図柄表示用のWCRND_LG、疑似中図柄表示用のWCRND_CG、疑似右図柄表示用のWCRND_RGの各ランダム数が対応して設けられている。図3(A)に示すように、WCRND_Lは「0〜14」の15通りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、WCRND_Cは「0〜14」の15通りの数値が割り込み処理の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、WCRND_Rは「0〜14」の15通りの数値がWCRND_Cの桁上げ時に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、WCRND_LGは「0〜14」の15通りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、WCRND_CGは「0〜14」の15通りの数値がWCRND_Lの桁上げ時に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、WCRND_RGは「0〜14」の15通りの数値が割り込み処理の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と変化するものである。
また、上記したランダム数以外にも特別図柄及び予測図柄の変動には、大当り決定用のWCRND1とリーチ動作指定用のWCRND_ACTとが設けられている。WCRND1は「0〜224」の225通りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、WCRND_ACTは「1〜100」の100通りの数値が割り込み処理の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と変化するものである。
そして、図3(B)に示すように、WCRND1から抽出された値が「3」であり大当りと判定されると、WCRND_L(0〜14)のデータにより大当りとなる図柄が決定され、この大当り図柄が特別可変表示装置30の各特別図柄表示部33a〜33cに表示される。一方、WCRND1で「3」以外の値が抽出されて外れと判定されると、WCRND_L・C・Rからの各抽出値に対応する図柄が外れ図柄として特別可変表示装置30の各特別図柄表示部33a〜33cに表示される。なお、WCRND_L・C・Rからの各抽出値が偶然にも大当り図柄と一致した場合には、WCRND_Rのデータに「1」を加算して外れ図柄にして表示するものである。また、特別図柄表示部33a〜33cに表示される大当り図柄のうち「3」「5」「7」のいずれか(以下、これを確変図柄という)で揃った大当り図柄は、前述した特定遊技状態の発生に加えて特別遊技状態としての確率変動(以下、これを確変ともいう)を発生するようになっている。
次に、前記予測図柄の表示制御の処理プロセスを図4(A)のフローチャートに基づいて説明する。図4(A)において、先ず、特別図柄の変動と共に予測図柄の変動が開始されたか否かを判別する(S1)。S1で予測図柄の変動が開始されたと判別すると、次にWCRND_ACTの抽出値が偶数であるか否かを判別する(S2)。そして、S2でWCRND_ACTの抽出値が偶数の場合、外れ判定のときはWCRND_L・C・Rからの各抽出値に対応する外れ図柄(同図中には、左・中・右図柄表示用出目と記載)を、また当り判定のときはWCRND_L(0〜14)のデータに基づく大当り図柄(同図中には、大当り表示用出目と記載)を予測図柄として表示する(S3)。即ち、S2の判別ステップでWCRND_ACTの抽出値が偶数のときは、特別図柄の表示結果をそのまま予測図柄として表示する。一方、S2でWCRND_ACTの抽出値が偶数以外の奇数の場合は、WCRND_LG・CG・RGからの各抽出値に対応する疑似図柄(同図中には、疑似左・疑似中・疑似右図柄表示用出目と記載)を予測図柄として表示する(S4)。即ち、S2の判別ステップでWCRND_ACTの抽出値が奇数のときは、特別図柄の表示結果に関係しない疑似図柄を予測図柄として表示する。
なお、予測図柄の表示制御は、前記図4(A)の処理プロセスに限定するものではなく、例えば、図4(B)に示す処理プロセスで予測図柄の表示制御を行ってもよい。図4(B)において、先ず、特別図柄の変動と共に予測図柄の変動が開始されたか否かを判別する(S11)。S11で予測図柄の変動が開始されたと判別すると、次にWCRND_ACTの抽出値が偶数であるか否かを判別する(S12)。そして、S12でWCRND_ACTの抽出値が偶数の場合、外れ判定のときはWCRND_L・C・Rからの各抽出値に対応する外れ図柄を、また当り判定のときはWCRND_L(0〜14)のデータに基づく大当り図柄を予測図柄として表示する(S13)。即ち、S12の判別ステップでWCRND_ACTの抽出値が偶数のときは、前記図4(A)のS3と同様に特別図柄の表示結果をそのまま予測図柄として表示する。一方、S12でWCRND_ACTの抽出値が偶数以外の奇数の場合は、WCRND_L・CG・Lからの各抽出値に対応する疑似図柄(同図中には、左・疑似中・左図柄表示用出目と記載)を予測図柄として表示する(S14)。このように図4(B)の処理プロセスでは、S14の疑似図柄の設定において、中図柄に対してのみ疑似図柄表示用出目を用いているため、予測図柄表示用に設けるランダム数の数を削減することができ、プログラムの簡略化が招来できる。また、S14の設定では、左右の予測図柄を常に同一図柄に設定しているため、予測報知の段階では常時リーチ表示が行われて遊技者の期待感が向上できる。なお、図4(A)及び図4(B)に示す各表示制御では、特別図柄の表示結果をそのまま予測図柄として表示する確率と、疑似図柄を予測図柄として表示する確率とを50%ずつに設定しているが、この確率設定に限定するものではない。
特別図柄及び予測図柄の具体的な変動動作は図7及び図8のタイムチャートに示すようになっている。なお、各図柄の変動は、図5(A)の一覧表図に示すパターンに基づいて行われる。変動パターンAは、一定の速度で変動(16.7msに1図柄変動)するパターンであり、変動パターンBは、除々に減速して停止(3図柄変動)するパターンであり、変動パターンCは、除々に減速するパターンであり、変動パターンDは、低速の一定速度で変動(333.3msに1図柄変動)するパターンであり、変動パターンEは、除々に減速して停止(1図柄変動)するパターンであり、変動パターンFは、リーチ該当図柄のうち確変突入図柄の前後1図柄を含む3図柄に対して超低速の一定速度で変動(500.0msに1図柄変動)するパターンである。また、図7及び図8の各タイムチャート中に記載の条件1〜3、及び※1〜3は、図5(B)及び図6の各一覧表図に示すものである。なお、※3の一覧表図は、ハズレ時及び大当り時毎にリーチ種類を決定するための各条件1〜3とWCRND_ACTの抽出値との振り分け表図である。
先ず、図7において、普通可変入賞球装置5に打玉が入賞し始動玉検出器8が始動信号を導出すると、その始動信号の立ち上がり時に、WCRND1から数値を抽出してこれを格納する。なお、このようなWCRND1の抽出及び格納の各動作は、始動記憶による変動開始についても同じタイミングで行われる。その後、始動信号の立ち上がりより0.002秒後には、WCRND_L・C・R・LG・CG・RGから数値を抽出すると共に、格納したWCRND1の読み出し及び判定を行う。なお、このとき、リーチとなる場合は、WCRND_ACTから数値を抽出する。そして、始動信号の立ち上がりより0.004秒後に、左・中・右の全図柄(特別図柄及び予測図柄)を変動パターンAにて変動させる。
予測図柄は、左・中・右の各列に対して同一の変動制御が行われ、2.000秒間変動パターンAにて変動された後に0.420秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。これに対して、特別図柄は、左・中・右の各列に対して異なった変動制御が行われる。具体的に、左図柄は、6.260秒間変動パターンAにて変動された後、0.420秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。また、右図柄は、6.680秒間変動パターンAにて変動された後、0.420秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。なお、このような左・右の各図柄の変動パターンAにおいて、※2のとき、即ち始動口入賞による記憶が3以上ある場合には、変動時間がそれぞれ4.760秒及び5.180秒に短縮される。
一方、最終停止図柄である中図柄は、リーチ以外のとき、7.100秒間変動パターンAにて変動された後、0.850秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。また、リーチ1での中図柄は、図8に示すように、変動パターンAでの7.100秒間の変動の後に、0.420秒間の変動パターンC及び5.664〜10.340秒間の変動パターンDにて変動され、その後1.184秒間変動パターンEにて変動された後に停止表示される。リーチ2での中図柄は、変動パターンAでの7.100秒間の変動の後に、0.420秒間の変動パターンC及び10.340秒間の変動パターンDにて変動され、その後0.400秒間の停止と0.200秒間の変動とを0.600〜9.000秒の間交互に繰り返した後に停止表示される。リーチ3での中図柄は、変動パターンAでの7.100秒間の変動の後に、0.420秒間の変動パターンC及び10.340秒間の変動パターンDにて変動され、その後0.400秒間一旦停止された後に再度変動パターンAにて0.167〜2.505秒間変動されて停止表示される。なお、このようなリーチ以外及び各リーチ1〜3での中図柄の変動パターンAにおいて、※2のときは変動時間が5.690秒に短縮される。また、各リーチ1〜3の選択決定は、※3の一覧表図に基づいてハズレ時及び大当り時毎に行われる。
次に、特別可変表示装置30での大当り図柄の導出に伴う特定遊技状態の発生動作を図9(A)のタイムチャートに基づいて説明する。図9(A)において、最終停止図柄である中図柄の停止によって大当り図柄が導出されると、その中図柄の停止から微少時間(0.800秒)が経過した時点で大当りの確認判定が行われる。そして、その所定時間(7.300秒)後に特別可変入賞球装置9の開閉板11(同図中には、可変入賞球装置と記載)を開放すべくソレノイド10が所定時間(29.500秒)ONされる。開閉板11の開放終了後の所定時間(2.000秒)は、役物連続作動装置作動有効時間として設定され、その時間内に特定玉検出器12がONすれば、継続権が成立するように制御される。
また、上記特別可変入賞球装置9の開放動作を終了する時点で特別図柄の始動記憶がある場合には、図9(B)に示すように、特別可変入賞球装置9の閉鎖から13.004秒後に図柄変動が開始される。なお、この場合、特別可変入賞球装置9の閉鎖から13.002秒後に、格納したWCRND1の読み出し及び判定を行う。一方、特別図柄の表示結果が外れとなった後に特別図柄の始動記憶がある場合では、図10(A)に示すように、中図柄の変動が停止して0.804秒が経過すると、左・中・右の順で図柄変動が開始される。なお、この場合、中図柄の変動停止から0.802秒後に、格納したWCRND1の読み出し及び判定を行う。
次に、前記特別図柄の当り確率が確率変動する動作を図10(B)に基づいて説明する。図10(B)において、特別可変表示装置30(同図中には、条件装置と記載)の各特別図柄表示部33a〜33cに「3」「5」「7」のいずれかの確変図柄で揃った大当り図柄が導出されると、これに基づいて確変制御が実行される。確率変動の具体的な制御は、確変図柄での大当りによる特定遊技状態(条件装置の作動)の終了を契機に当り確率を高確率に変動させ、その後、次の特定遊技状態が発生するとこれを契機に当り確率を通常確率に戻す。なお、確率変動中に更に確変図柄で大当りした場合には、その大当り終了後、新たに次の大当りまで確変制御が行われる。また、このような確変制御は、特別図柄と同様に後で詳述する普通図柄に対しても行われるものである。
次に、前記普通図柄表示器34に表示される普通図柄について説明する。普通図柄は、図11(A)(B)に示すように、「A・b・C・d・L・7」の6種類であり、これらの普通図柄に対しては、0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定用のWC_RND2(3〜13)と、0.002秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄表示用のWC_RND_F(0〜5)と、が設けられている。WC_RND_F(0〜5)の各ランダム数は、「A・b・C・d・L・7」の各普通図柄に対応して設けられている。また、WC_RND2(3〜13)からのランダム数の抽出において、図11(C)に示すように、「3」の値が抽出されて当りと判定されると、普通図柄表示器34にWC_RND_Fデータの「5」に対応する「7」の当り図柄を表示して普通可変入賞球装置5を所定時間開放(入賞口の拡大)する。一方、WC_RND2で「3」以外の値が抽出されて外れと判定されると、WC_RND_Fデータの値を抽出し、この値に対応する外れ図柄を普通図柄表示器34に表示する。なお、WC_RND2で外れと判定されたにも関わらずWC_RND_Fで抽出された値が偶然にも当り図柄となる場合には、「A」の外れ図柄を選択してこれを普通図柄表示器34に表示するものである。また、上記WC_RND2の抽出に伴う当り外れの判定は、図柄の当り確率が通常時のものであり、確率変動時(高確率時)には、WC_RND2の「3〜12」の値が当り決定用の乱数となる。
次に、上記した普通図柄表示器34での普通図柄の変動動作を図12(A)〜(C)の各タイムチャートに基づいて説明する。先ず、図12(A)において、通過玉検出器19(同図中には、普通図柄始動玉検出器と記載)がONすると、これと同時にWC_RND2の抽出及び格納が行われる。その後、通過玉検出器19のONから所定時間(0.002秒)が経過すると、WC_RND_Fの抽出を行い、その0.002秒後に普通図柄の変動を開始する。そして、通過玉検出器19のONから所定時間(28.000秒)後に変動を停止する。なお、図12(A)に示す※の確率変動時には、普通図柄の変動時間が5.200秒に短縮される。そして、通常時において停止表示される普通図柄が当り図柄のときには、図12(B)に示すように、普通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)後に普通可変入賞球装置5を0.500秒間開放する。その後、通過玉検出器19への通過記憶がある場合には、普通可変入賞球装置5の閉鎖から0.002秒後に、WC_RND_Fの抽出を行い、その0.002秒後に再度普通図柄の変動を開始する。また、確率変動時において停止表示される普通図柄が当り図柄のときには、図12(C)に示すように、普通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)が経過すると普通可変入賞球装置5を2.200秒間開放し、3.000秒のインターバルを置いた後に再度2.200秒間開放する。その後、通過玉検出器19への通過記憶がある場合には、普通可変入賞球装置5の閉鎖から0.002秒後に、WC_RND_Fの抽出を行い、その0.002秒後に再度普通図柄の変動を開始する。
以上のように、本実施形態では、WCRND_ACTの抽出値に応じて特別図柄の表示結果をそのまま予測図柄として表示したり、あるいは特別図柄の表示結果に関係しない疑似図柄を予測図柄として表示することで、特別図柄の表示結果に対する予測報知として予測図柄の表示結果を導出するようになっている。また、このような予測図柄の導出は、特別図柄におけるリーチの有無及び当り外れに拘らない全ての表示結果に対して行われるため、リーチや大当り以外でも遊技者を飽きさせることがなく、ひいては遊技の興趣向上を招来するようになっている。
なお、本実施形態では、予測図柄の変動制御を特別図柄の変動に伴って行うものとしているが、この構成に限定するものではない。例えば、図13のタイムチャートに示すように、始動玉検出器8(同図中には、始動入賞球検出器と記載)のON動作、即ち始動入賞が始動記憶とならずに即座に特別図柄の変動が開始される場合には、予測図柄の変動も特別図柄の変動と同様に始動入賞時点で行う。これに対して、特別図柄の変動中に始動入賞があり該始動入賞が始動記憶として記憶される場合には、特別図柄の変動を始動記憶として記憶する一方、予測図柄の変動を特別図柄の変動動作に拘らずその始動入賞時点で行う。このような構成では、特別図柄の変動が始動記憶される場合、予測図柄による予測報知時点から特別図柄の表示結果導出時点までの時間を延ばすことができる。このため、大当りを予測的に報知するようなときには、遊技者の期待感を長時間に及んで持続させることで射幸性の向上が招来できる。また、図13に示す実施形態では、特別図柄の変動が始動記憶される、又は始動記憶されないに拘らず、予想図柄の変動開始を始動入賞時点としているが、これに限定するものではない。即ち、特別図柄の変動が始動記憶される場合には、少なくともその始動記憶(始動データ)が読み出されて特別図柄が変動される以前に予測報知を行う構成であれば、前述の大当り予測報知に対する期待感を長時間持続させる効果を奏するものである。
また、上記した実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では可変表示装置をLCD表示器にて構成しているが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるいはプラズマ等の表示器や、ドラム式、ルーフ式、又はベルト式で構成することも可能である。また、遊技機の構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して可変入賞球装置を開放する弾球遊技機(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこれに限定するものではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊技状態が発生する弾球遊技機(これを俗に第3種という)であっても良く、さらにはスロットマシンやコインゲーム等の遊技機であっても良い。また、遊技機全体をLCD表示器等の表示装置にて構成する、即ち「打玉」「可変入賞球装置」等の構成部材を疑似的に表示器に表示することで遊技機を構成することも可能である。なお、この場合では、賞球の払出しを得点等で代行しても良い。
本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面図である。 図柄決定用の各種ランダム数と図柄種類との関係を示す一覧表図である。 同図(A)は特別図柄及び予測図柄に用いられる各種ランダム数を示す一覧表図であり、同図(B)は選択されたランダム数によって特別図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。 同図(A)は予測図柄の表示制御を示すフローチャートであり、同図(B)は他の実施形態における予測図柄の表示制御を示すフローチャートである。 同図(A)は特別図柄及び予測図柄の変動パターンを示す一覧表図であり、同図(B)はリーチ種類を決定するための各条件を示す一覧表図である。 ※1〜3を示す一覧表図である。 予測図柄の変動動作と左右の各図柄の変動動作とリーチ以外での中図柄の変動動作を示すタイムチャートである。 リーチ1〜3での中図柄の変動動作を示すタイムチャートである。 同図(A)は特定遊技状態における特別可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は特定遊技状態終了時の始動記憶による図柄変動の開始動作を示すタイムチャートである。 同図(A)は外れ図柄導出後の始動記憶による図柄変動の開始動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は確率変動の動作を示すタイムチャートである。 同図(A)は普通図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表図であり、同図(B)は普通図柄の種類を示す説明図であり、同図(C)は選択されたランダム数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。 同図(A)は普通図柄始動検出に伴って普通図柄が変動する動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は通常時に普通図柄が当ることに伴って普通可変入賞球装置が開放する動作を示すタイムチャートであり、同図(C)は確率変動時に普通図柄が当ることに伴って普通可変入賞球装置が開放する動作を示すタイムチャートである。 他の実施形態における特別図柄及び予測図柄の各変動動作を示すタイムチャートである。
1 遊技盤
3 遊技領域
5 普通可変入賞球装置
8 始動玉検出器
9 特別可変入賞球装置
12 特定玉検出器
13 入賞玉検出器
19 通過玉検出器
30 特別可変表示装置
33a〜33c 特別図柄表示部
34 普通図柄表示器
35 普通図柄記憶表示LED
36 特別図柄記憶表示LED

Claims (2)

  1. 複数の識別情報を複数列の可変表示部で可変表示する可変表示装置を備え、該可変表示装置の前記複数列の可変表示部の表示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生すると共に、予め定めた所定の特定表示結果となったときに特定遊技状態の終了後に前記特定遊技状態となる確率を高確率とする遊技機において、
    前記可変表示部に表示される表示結果を事前に決定する表示結果決定手段と、前記複数列の可変表示部に表示結果として表示される識別情報を報知する報知手段と、を備え、
    該報知手段は、前記特定表示結果の一部を構成するリーチが成立する場合に、前記複数列の可変表示部のうち少なくともリーチが成立する可変表示部の可変表示が停止する以前に当該リーチを成立させる識別情報の報知を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記報知手段は、前記特定表示結果の一部を構成するリーチが成立する場合であって予め定めた条件が成立したときに、前記複数列の可変表示部のうち、少なくともリーチが成立する可変表示部の可変表示が停止する以前に、当該リーチを成立させる識別情報と異なる他の識別情報の報知を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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