JP4464183B2 - 集成材製造装置 - Google Patents
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Description
そして、まず、出没機構を作動させて、最下段の保持部材を位置合わせ面から突出させて、この保持部材の上にラミナを接着剤が塗布された面を上に向けて配置する。次いで、同様に下から2段目の保持部材も位置合わせ面から突出させてラミナを配置していき、この作業を、最上段の保持部材でラミナを保持するまで繰り返す。その後、出没機構を作動させて、全ての保持部材を略同時に引き抜くことによって、複数のラミナを略同時に重ね合わせている。重ね合わされたラミナは、プレス装置に搬送されて水平方向及び上下方向にプレスされることによって集成材が製造されることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
接着剤が塗布された板状部材を横方向に積層する板状部材横積層装置70と、
この板状部材横積層装置70に隣接配置され、該板状部材横積層装置70によって板状部材が横方向に積層されてなる集成材を横方向に圧締する集成材圧締装置100とを備え、
前記板状部材横積層装置70の上流側には、板状部材の接着面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置8が板状部材横積層装置70に隣接して配置され、
前記接着剤塗布装置8と、前記板状部材横積層装置70と、前記集成材圧締装置100とが平面視においてコ字状に配置されており、
前記接着剤塗布装置8は、前記板状部材をその長手方向に搬送して前記板状部材横積層装置70に供給する第1搬送手段32を備え、
前記板状部材横積層装置70は、前記板状部材をその長手方向と直交する方向に搬送する第2搬送手段72と、この第2搬送手段72によって搬送された板状部材が横方向に積層されてなる集成材をその長手方向に搬送して、前記集成材圧締装置100に供給する第3搬送手段88を備えることを特徴とする。
また、前記板状部材横積層装置70によって板状部材が横方向に積層されてなる集成材を、集成材圧締装置100によって横方向に圧締するので、集成材を立て起すことなくそのままの状態で圧締できる。
前記接着剤塗布装置8の上流側には、板状部材のヤング率を測定して等級分けを行う選別装置6が設けられていることを特徴とする。
前記集成材圧締装置100の下流側には、この集成材圧締装置100によって圧締された集成材を一時貯留する貯留部120が設けられていることを特徴とする。
また、前記板状部材横積層装置によって板状部材が横方向に積層されてなる集成材を、集成材圧締装置によって横方向に圧締するので、集成材を立て起すことなくそのままの状態で圧締できる。
まず、本発明に係る集成圧締装置について説明する前に、図 を参照して集成材について説明する。集成材50は、接着剤が塗布された接着面(上下の面)60a,60bを有する板状部材60を複数互いに重ね合わせることによって構成されている。板状部材60は、例えば、アカマツ、カラマツ、モミ、エゾマツ、その他の樹木を平面矩形状の板状に加工してなる板材であり、JASで規定する構造である。
そして、所定の等級の板状部材は接着剤塗布装置に搬送され、この接着剤塗布装置によって板状部材の上下面に接着剤が塗布される。
図1において符号1は、粗材置場を示す。この粗材置場1には、ラミナ(板状部材)60の素材である粗材が貯留されており、必要に応じて粗材が抜き出される。抜き出された粗材はクロスカットソー2で所定の長さに切断された後、搬送コンベア3a,3bによって4面プレーナ4に搬送され、この4面プレーナ4で粗材の上面、底面、左右両側面の4面を切削加工して板状部材を形成する。この板状部材は、搬送コンベア5a,5bによってグレーディングマシン(選別装置)6に搬送され、この選別装置6によって、板状部材のヤング率を測定して等級分けを行う。そして、所定の等級以上の板状部材のみを搬送コンベア7によって接着剤塗布装置8に搬送し、この接着剤塗布装置8によって板状部材の接着面(側面)に接着剤を塗布する。
第1塗布装置11は、板状部材60の下面(一方の面)60bにプライマ(接着剤)を塗布可能なものであり、プライマを板状部材60の下面(一方の面)60bに回転しながら塗布可能な2つの第1塗布ローラ14,14と、この第1塗布ローラ14,14を昇降させる第1昇降手段15とを備えている。
第1塗布ローラ14,14は、プライマーバスと称される容器16に軸回りに回転可能に取り付けられている。また、第1塗布ローラ14,14はその上部が容器16の上端開口より上方に突出している。容器16内にはプライマーが貯留されており、このプライマーに第1塗布ローラ14,14の下部が浸かっている。第1塗布ローラ14,14は鋼製のフリーローラにフェルトが巻かれたものであり、このフェルトは常にプライマーで濡れている。つまり、第1塗布ローラ14,14の下部がプライマーに浸かっているので、第1塗布ローラ14,14には常にプライマーが着いた状態となっている。
第2塗布ローラ18の右側には、ドクターローラ20がその回転軸を第2塗布ローラ18の回転軸と平行にして配置されており、これら第2塗布ローラ18およびドクターローラ20は支持部21に取り付けられている。第2塗布ローラ18とドクターローラ20とは互いに当接するかあるいは近接しており、第2塗布ローラ18が回転することによって、ドクターローラ20も同期して回転するようになっている。
さらに、第2塗布ローラ18の回転速度は2速制御となっており、第2塗布装置12に設けられているセンサが、板状部材60の前端を感知すると高速になり、それ以外は低速にて駆動される。これは第2塗布ローラ18とドクターローラ20との間に供給された接着剤Sの乾燥を抑制し、使用可能時間を長くするためである。
この機構について図4を参照して説明する。図4において符号25は前記駆動モータ24の回転軸24aに取り付けられた駆動歯車を示す。この駆動歯車25の上方には歯車26が配置されており、この歯車26は前記搬送ローラ23の回転軸23aに取り付けられている。また、駆動歯車25と歯車26との間にはアイドリング歯車27が配置されており、このアイドリング歯車27は第2塗布装置12のフレームに軸27aを介して回転可能に取り付けられている。
また、歯車26の上方には歯車28が配置されており、この歯車28は前記第2塗布ローラ18の回転軸18aに取り付けられている。したがって、歯車28は第2塗布ローラ18とともに昇降するようになっている。歯車28の上方にはアイドリング歯車29が配置されており、このアイドリング歯車29は第2塗布装置のフレームに軸29aを介して回転可能に取り付けられている。
また、図示は省略するが、第2塗布ローラ18の回転軸の他端部と、ドクターローラ20の回転軸の他端部とにはそれぞれ歯車が取り付けられており、これら歯車は噛み合っている。
したがって、図4に示すように、駆動モータ24によって駆動歯車25が時計回りに回転すると、歯車26と歯車28とが同期してそれぞれ半時計回り、時計回りに回転し、この歯車26,28の回転によって、搬送ローラ23と第2塗布ローラ18とが同期してそれぞれ半時計回り、時計回りに回転する。また、上記のようにして第2塗布ローラ18が時計回りに回転すると、これに同期してドクターローラ20が半時計回りに回転する。
つまり、図1に示すように、一つの駆動モータ24によって搬送ローラ23、第2塗布ローラ18、ドクターローラ20が同期して回転する。
また、歯車26とアイドリング歯車29との間の距離は一定であるので、歯車28は昇降可能となり、これによって、第2塗布ローラ18およびドクターローラ20も昇降可能となる。
第1送込み装置31は、第1塗布装置11の上流側(図1において右側)に設けられて、板状部材60を第1塗布装置11に送込むものであり、板状部材60を挟む位置に配置された上下一対の駆動ローラ33,34を備えている。
上側の駆動ローラ33は、上側の駆動モータ35によってチェーン36を介して時計回りに回転するようになっている。また、上側の駆動ローラ33は圧縮バネ37の反発力によって下方に押圧されている。
下側の駆動ローラ34は、下側の駆動モータ38によってチェーン39を介して半時計回りに回転するようになっている。
上側の送込みローラ41はフリーローラであり、支持部43に回転可能に取り付けられている。支持部43には重り44が取り付けられている。また、支持部43は第2送込み装置32のフレームに取り付けられたガイドロッド45,45によって昇降可能に支持されている。また、第2送込み装置32のフレームの上部には、エアーシリンダ46がそのピストンロッドを下方に向けて設置されており、このピストンロッドの先端部が前記支持部43に連結されている。したがって、上側の送込みローラ41は、エアーシリンダ46のピストンロッドを伸縮することによって、支持部43と伴に昇降でき、上昇することによって、板状部材60から離間可能であり、下降することによって板状部材60の上面60aに当接する。
下側の送込みローラ42は、駆動モータ47によってチェーン48を介して半時計回りに回転するようになっている。
したがって、板状部材60を第1塗布装置11から第2塗布装置12まで搬送し、さらに第2塗布装置12から下流の次工程に搬送する際に、複数の支持ローラ51や、搬送ローラ23、送込みローラ42、駆動ローラ34、第1塗布ローラ14によって板状部材60が下方から支持されて搬送されるので、板状部材60をよりスムーズに搬送できる。
なお、以下では、複数枚の板状部材60を積重ねるとともに互いに接着して集成材を製造する際において、それぞの板状部材60に接着剤やプライマーを選択的に塗布する場合について説明する。
一方、先頭の板状部材60が投入されると、第1塗布ローラ14,14が第1昇降手段15によって、塗装可能な位置まで上昇してくる。
先頭の板状部材60が第1塗布装置11に送込まれると、第1塗布ローラ14,14が板状部材60の下面60bに当接し、さらに、第1送込み装置31によって左方に送り込まれることによって、第1塗布ローラ14,14が回転しながら板状部材60の下面60bにプライマーを塗布する。
すなわち、2番目から最後尾の1つ前の板状部材60それぞれが、右方から次々に投入されて第1送込み装置31によって第1塗布装置11に送込まれると、先頭の板状部材60の場合と同様にして、第1塗布ローラ14,14によって、板状部材60の下面60bにプライマーを塗布する。
第1塗布装置11から送られてきた板状部材60は、前記先頭の板状部材60の場合と同様にして、第2送込みう装置32によって、第2塗布装置12に送込まれる。
すなわち、先頭の板状部材60が第2塗布装置12を通過したことを第2塗布装置12に設けられているセンサが感知すると、第2塗布装置12の第2塗布ローラ18とドクターローラ20とが第2昇降手段19によって一体的に下降してくる。この状態で、第2塗布ローラ18と搬送ローラ23との間に板状部材60が送り込まれ、第2塗布ローラ18と搬送ローラ23とが同期して回転することによって、第2塗布ローラ18が回転しながら板状部材60の上面60aに接着剤を塗布し、さらに、接着剤を塗布した板状部材60を搬送ローラ23と第2塗布ローラ18との回転によって送り出して次工程に搬送する。一方、板状部材60の前端を前記センサが感知すると、搬送ローラ23の回転速度が速くなり、これに伴って、第2塗布ローラ18の回転速度も速くなる。なお、この時点で、第2送込み装置32のエアーシリンダ46によって上側の送込みローラ41が上昇して板状部材60から離間する。
そして、第1塗布装置11から送られてきた最後尾の板状部材60は、上記の場合と同様にして、第2送込み装置32によって第2塗布装置12に送込まれる。最後尾の板状部材60が第2塗布装置12に送込まれると、この板状部材60の上面60aに接着剤を前記中間の板状部材60の場合と同様にして塗布し、接着剤を塗布した最後尾の板状部材60を搬送ローラ23と第2塗布ローラ18との回転によって送り出して次工程に搬送する。
なお、投入する板状部材60の枚数は、予め制御装置に入力されている。したがって、この制御装置によって、先頭の板状部材60が第2塗布装置12を通過した後、最後尾より1つ前の板状部材60が第2塗布装置12を通過する前までは、前記第1塗布装置11の第1塗布ローラ14,14および第2塗布装置12の第2塗布ローラ18が塗布可能な位置にあり、先頭の板状部材60が第2塗布装置2を通過するまでは、第2塗布ローラ8が塗布不可能な位置にあり、最後尾の板状部材60が第1塗布装置11を通過するまでは、第1塗布ローラ14,14が塗布不可能な位置にあるように、第1塗布装置11および第2塗布装置12を制御することができる。
さらに、第2塗布装置12の搬送ローラ23が、第2塗布ローラ18とによって板状部材60を挟んで回転することによって、板状部材60を搬出するので、つまり、第2塗布装置12が板状部材60を搬出する駆動力を有するので、第2塗布装置12から下流の次工程の板状部材横積層装置70へ板状部材60を容易かつ確実に搬出することができる。
また、板状部材60を第1送込み装置31から第1塗布装置11、第2送込み装置32、第2塗布装置12まで搬送し、さらに第2塗布装置12から下流の次工程の板状部材横積層装置70に搬送する際に、複数の支持ローラ51によって板状部材60が下方から支持されて搬送されるので、板状部材60をよりスムーズに搬送できる。
すなわち、図5および図6に示すように、板状部材横積層装置70は、搬送コンベア72とストッパ73とを備えている。
搬送コンベア72は、少なくとも一方の側面に接着剤が塗布された複数の板状部材60を、その側面を立て、かつほぼ平行離間させた状態で、一端側から他端側に向けて次々に搬送するものであり、4つの第1コンベア74と4つの第2コンベア75とによって構成されている。
第1コンベア74は、無端状のベルトを左右両端に設けられたプーリに巻回し、一方のプーリを図示しない駆動機構によって回転させることによって、ベルトを回転移動させるものである。図5および図6では、ベルトは、その上側が右から左に移動するようにして回転移動するようになっている。また、4つの第1コンベア74は、例えば、それぞのプーリを同一の回転軸に取り付け、この回転軸を駆動機構によって回転させることによって、同期して回転するようになっている。
さらに、第1コンベア74は、その搬送速度が可変となっている。つまり、第1コンベア74のベルトの回転速度が可変となっている。第1コンベア74の搬送速度を可変とするには、例えば、駆動機構を構成する駆動モータの回転速度を制御することによって、回転軸、プーリを介してベルトの回転速度を制御すればよい。
さらに、第2コンベア75は、第1コンベア74と同様に、無端状のベルトを左右両端に設けられたプーリに巻回し、一方のプーリを図示しない駆動機構によって回転させることによって、ベルトを回転移動させるものである。図5および図6では、ベルトは、その上側が右から左に移動するようにして回転移動するようになっている。また、4つの第2コンベア75は、例えば、それぞのプーリを同一の回転軸に取り付け、この回転軸を駆動機構によって回転させることによって、同期して回転するようになっている。さらに、第2コンベア75は、その搬送速度が可変となっている。つまり、第2コンベア75のベルトの回転速度が可変となっている。第2コンベア75の搬送速度を可変とするには、例えば、駆動機構を構成する駆動モータの回転速度を制御することによって、回転軸、プーリを介してベルトの回転速度を制御すればよい。
ストッパ73は角棒で形成されたものであり、板状部材横積層装置70のフレーム70aに固定されている。また、ストッパ73は、その上面が、搬送されてくる板状部材60の上面とほぼ面一になるようにして、上下の高さが位置決めされている。さらに、ストッパ73の先端面73aは、第2コンベア75の左端部上に突出しており、この先端面73aに搬送されてきた先頭の板状部材60が当接して、停止するようになっている。
搬入手段77は、板状部材60を搬送コンベア(第1コンベア74)72の一端側に、該板状部材60の側面60aを寝かせた状態で搬入するものであり、複数の搬送ローラ77aを備えている。
搬送ローラ77aは、板状部材60の長手方向に沿って所定間隔で配置されており、寝かせた状態の板状部材60の側面を下方から支持しつつ回転することによって、板状部材60を第1コンベア74の右端側にスムーズに搬入するようになっている。また、板状部材60の搬入方向奥側には、位置決め板79が設けられており、この位置決め板79に、搬入されてきた板状部材60の先端面が当接することによって、板状部材60はその長手方向における位置決めがなされる。
また、搬送ローラ77aは、前記接着剤塗布装置8の支持ローラ51と同高さ位置に配置されており、これによって、板状部材60は支持ローラ51から搬送ローラ77aにスムーズに乗り移れるようになっている。
また、搬送ローラ77aの側方には、図示は省略するが、板状部材60を検知するセンサが設けられており、このセンサによって、板状部材60が第1コンベア74の右端側に搬入されたかどうかを検知できるようになっている。
この回転支持体81は、第1コンベア74の搬送方向と直交する回転軸81bに軸方向に所定間隔で複数取り付けられている。回転軸81bには図示しないプーリが取り付けられており。このプーリを、モータ82によって、その回転軸に取り付けられたプーリ83、ベルト84を介して回転させることによって、複数の回転支持体81が同期して回転するようになっている。
また、回転支持体81は、その回転速度が可変となっている。回転支持体81の回転速度を可変とするには、前記モータ82の回転速度を制御することによって、プーリ83、ベルト84、回転軸81bを介して回転支持体81の回転速度を制御すればよい。
支持部81aには板状部材60の側面60aと側端面60bが当接される当接面86a,86bが直角に形成されている。当接面86aの長さは板状部材60の幅とほぼ等しく設定されており、当接面86bの長さは板状部材60の厚さより若干短く設定されている。また、支持部81aは、それが鉛直上向きの位置にある際に、その支持部81aの当接面86bが前記第1コンベア74の上面とほぼ面一になるように形成されている。
また、前記第2コンベア75は、図6に示すように、支持枠89によって下方から支持されており、この支持枠89は昇降手段90によって上下動可能となっている。昇降手段90は、例えばラック&ピニオン式でモータによって昇降させるものであってもよいし、シリンダによって昇降させるものであってもよい。
支持枠89が昇降手段90によって上下動することによって第2コンベア75も上下動する。第2コンベア75が上昇して上位置にあるときは、第2コンベア75は搬送ローラ88aより上方でかつ第1コンベア74と同高さに位置しており、第2コンベア75が下降して下位置にあるときは、第2コンベア75は搬送ローラ88aより下方に位置している。
したがって、第2コンベア75が下位置にあるときに、集成材は搬送ローラ88aに支持され、該搬送ローラ88aが回転することによって、図5において下方に搬出されるようになっている。
まず、送込み手段76の搬入手段77によって、板状部材60が次々に搬入される。板状部材60はその側面60aを寝かせた状態で第1コンベア74の右端側に搬入される。なお、板状部材60の少なくとも一方の側面60aには、前工程の接着剤塗布装置8によって接着剤が塗布される。つまり、先頭の板状部材60はその右側面にのみ接着剤が塗布され、最後尾の板状部材60はその左側面にのみ接着剤が塗布され、中間の板状部材にはその両側面に接着剤が塗布される。
すると、回転支持体81の支持部81aの当接面86a,86bが、板状部材60の側面60aおよび側端面60bに当接して該板状部材60を支持したうえで、支持部81aが90°回転することによって鉛直方向に向き、これによって、板状部材60を立て起すとともに、第1コンベア74上に移送する。つまり、支持部81aが鉛直上向きの位置になった際に、その当接面86bが第1コンベア74の上面とほぼ面一になるので、板状部材60の下側の側端面が第1コンベア74上に乗り、これによって、板状部材60を立て起した状態で第1コンベア74上に移送する。この際、第1コンベア74の搬送速度を回転支持体81のゆっくりとした回転速度における接線速度とほぼ等しく設定することによって、第1コンベア74上に板状部材60が倒れることなく、立て起した状態で乗り移る。
同様にして、次々に板状部材60が第1コンベア74の右端側に搬入され、この板状部材60は、回転支持体81によって次々に第1コンベア74上に移送され、他端側(図5および図6において左端側)に搬送される。したがって、板状部材60は所定間隔で平行離間した状態で第1コンベア74によって次々に搬送される。
そして、最後尾の板上部材60が第1コンベア74の右端側に搬入され、この板状部材60が、回転支持体81によって第1コンベア74上に移送されると、第1コンベア74の搬送速度が速くなって、複数の板状部材60が平行離間した状態で搬送され、さらに、第1コンベア74から第2コンベア75へと乗り移る。なお、第2コンベア75の搬送速度は第1コンベア74の速い搬送速度に合わせておく。
その後、搬送ローラ88aを回転させることによって集成材を図5において下方に搬出し、次の工程の集成材圧締装置91に搬送する。
したがって、板状部材60の積層枚数を増加させる場合、搬送コンベア72によって搬送する板状部材60の枚数を増加させるだけでよいので、部品点数の増加や装置の大型を招くことがなく、板状部材の積層枚数の増加に容易に対応できる。
また、搬送コンベア72とストッパ73とを備えていればよいので、装置構成も簡単であり、さらには、板状部材60を横方向(水平方向)に搬送して積層するので、従来のような落下の衝撃に起因するラミナの転びや位置ずれが生じることはない。
さらに、送込み手段76は搬入手段77と立起し手段78を備えているので、搬入手段77によって板状部材60を、その側面60aを寝かせた状態で搬送コンベア72の一端側に搬入することによって、板状部材60を安定的に搬入することができ、この搬入された板状部材60を、立起し手段78によって側面60aを立て起こした状態で搬送コンベア72上に乗せるので、寝かされた状態で次々に搬入されてくる板状部材60を、次々に立て起して搬送コンベア72上に乗せて、ストッパ73側に向けて搬送できる。
また、搬送コンベア72はその搬送速度が可変であり、回転支持体81はその回転速度が可変であるので、搬送コンベア72の搬送速度と、回転支持体81の回転速度を上記のように適宜設定することによって、搬送コンベア72上に板状部材60を立て起した状態で確実に乗せることができ、また、ストッパ側73に素早く搬送できる。
さらに、搬送コンベア72の他端側には、板状部材60を横方向に積層してなる集成材を搬出する搬出手段88が設けられているので、搬送コンベア72の他端側で板状部材60を積層しなる集成材を、搬出手段88によって搬出することによって、板状部材60を積層してなる集成材を次々に、次工程の集成材圧締装置100に搬送できる。
すなわち、
前記集成材圧締装置は、図8および図9に示すように、押圧手段101と受け部102と搬送手段103とを備えている。
押圧手段101は、集成材50の一方の側面を横方向から押圧するものであり、複数(10本)の油圧のシリンダ装置105と、これらシリンダ装置105のピストンロッドの伸張によって集成材50の一方の側面50aを横方向から押圧する押圧部106とを備えている。
シリンダ装置105は、図1に示すように、集成材50の長手方向に所定間隔でかつ互いに平行に配置されており、集成材圧締装置のフレーム107に取り付けられている。シリンダ装置105のピストンロッドは前記受け部2側を向いており、その先端部によって押圧部106を押圧するようになっている。また、10本のシリンダ装置105のうちの、一部のシリンダ装置105aのピストンロッドの先端部は押圧部106に連結されている。すなわち、中央部の2本のシリンダ105aおよび両脇より1本内側のシリンダ装置105aの、合計4本のシリンダ装置105aのそれぞれのピストンロッドの先端部は押圧部106に連結されている。一方、残りの6本のシリンダ装置105のそれぞれのピストンロッドはフリーの状態となっている。
そして、この押圧部106は、シリンダ装置105のピストンロッドが伸張することによって図示しないレール上を水平に移動して、前記集成材50の一方の側面50aを押圧して、集成材50を受け部102に向けて移動させ、この受け部102に集成材50の他方の側面50bを当接させるようになっている。
そして、上記の搬送手段103では、搬送ローラ103aが上昇して、後述する支持部110より突出したうえで、搬送ローラ3aが回転することによって、集成材50を図8において右方から搬入し、左方に搬出するようになっている。
そして、上記のような支持部110では、前記搬送ローラ103aが下降して、該搬送ローラ103aが支持板110aの上面より没することで、集成材50の下面を支持するようになっている。
また、フレーム111の水平部の下面には、4つの油圧のシリンダ装置115がそのピストンロッドを下方に向け、かつ互いに所定間隔で平行に固定されている。これらシリンダ装置115のピストンロッドの下端部は前記押圧バー114に連結されている。さらに、この押圧バー114には、ストッパ棒116,116の下端が連結されている。ストッパ棒116,116はフレーム11の水平部を貫通しており、その上端部にストッパ部材116a,116aが取り付けられている。このストッパ部材116a,116aは押圧バー114が不意に落下した際に、フレーム111の水平面に当接してストッパ棒116,116の抜け出を防止し、これによって押圧バー114のそれ以上の落下を防止するようになっている。
まず、図10(a)に示すように、押圧部106と受け部102との間に集成材50が搬入される。つまり、搬送手段103を構成する搬送ローラ103aが回転することによって、集成材50が、図10において紙面と直交する方向に搬入される。なお、集成材50が搬入される前に、搬送ローラ103aが上昇して、支持部110の支持板110aの上面より突出しているので、集成材50は搬送ローラ103aによってスムーズに搬入される。
次に、図10(c)に示すように、押圧手段101のシリンダ装置105のピストンロッドが伸張することによって、押圧部106が集成材50の一方の側面50aを横方向から押圧し、これによって、集成材50が受け部102に向けて移動して、該集成材50の他方の側面50bが受け部102の当接面102aに当接する。これによって、集成材50は押圧部106によって軽く押圧されて受け部102に仮固定される。
この場合、図11(a)に示すように、10本のシリンダ装置105のうち、中央部の2本のシリンダ105aおよび両脇より1本内側のシリンダ装置105aの、合計4本のシリンダ装置105aのそれぞれのピストンロッドが伸張することによって、押圧部106が押圧移動する。なお、これら4本のシリンダ装置105aのピストンロッドの先端部は押圧部106に連結されているので、少なくとも1本のシリンダ装置105aのピストンロッドを伸張すると、他のシリンダ装置105aのピストンロッドは押圧部に引張られて伸張する。
次に、搬送ローラ103aが上昇して、支持板110aの上面から突出することによって、搬送ローラ103aによって集成材50を支持し、その後、搬送ローラ103aが回転することによって、集成材50を搬出する。
上記のような工程を繰返して行うことによって、集成材50を次々に搬入し、圧締し、搬出する。
したがって、集成材50を搬送する搬送手段(搬送ローラ103a)103に押圧手段101の押圧部106から押圧力がかかることがない。
よって、従来のように搬送手段自体を強固に形成したり、あるいは耐圧部材を設けたりする必要がなく、コストを抑えることができ、また、搬送手段v3に故障が生じ難くなる。
さらに、揃え手段112の押圧バー114によって集成材50を上方から押圧して、この集成材50を構成する板状部材の側端面をほぼ面一に揃える際に、搬送手段103の搬送ローラ103aが支持部110の支持板110aの上面から没することによって、支持板110aによって集成材50の下面を支持するので、押圧バー114によって搬送手段103の搬送ローラ103aに押圧力が作用することがない。したがって、搬送手段103に故障が生じ難くなる。
この場合、例えば集成材圧締装置のフレーム等に、複数のシリンダ装置105それぞれに対向してセンサを設けておき、このセンサによって集成材を検知することによって、集成材の長さを検知し、これに基いて作動させるシリンダ装置105を選択するように制御すればよい。
また、押圧部106によって集成材50の側面50aを押圧するので、側面50aを均一に押圧できる。
そして、残り6本の他のシリンダ装置105のピストンロッドが伸張して押圧部106を、4本のシリンダ装置105のピストンロッドとともに押圧することによって、集成材50をバランスよく確実に圧締することができる。
接着剤塗布装置8は、板状部材をその長手方向に搬送して板状部材横積層装置70に供給する第1搬送手段を備えている。この第1搬送手段は、図2および図5に示すように、第2送込み装置32や搬送ローラ23、支持ローラ51等によって構成されている。
また、前記板状部材横積層装置70は、板状部材をその長手方向と直交する方向に搬送する第2搬送手段と、この第2搬送手段によって搬送された板状部材が横方向に積層されてなる集成材をその長手方向に搬送して、集成材圧締装置100に供給する第3搬送手段を備えている。
また、前記第3搬送手段は、図5に示すように、搬出手段88によって構成されている。この搬出手段88は、複数の搬送ローラ88aを備え、これら搬送ローラ88aは図示しない駆動源により軸回りに回転し、これによって、集成材を図1において左方に搬出して、集成材圧締装置100に供給するようになっている。また、搬送ローラ88aは、集成材圧締装置100の搬送ローラ103aの上昇位置と同じ高さに配置されている。したがって、集成材は搬送ローラ88aから搬送ローラ103aにスムーズに乗り移ることができる。つまり、集成材は板状部材横積層装置70から集成材圧締装置100にスムーズに供給される。
また、板状部材横積層装置70によって板状部材が横方向に積層されてなる集成材を、集成材圧締装置100によって横方向に圧締するので、集成材を立て起すことなくそのままの状態で圧締できる。
また、接着剤塗布装置8によって接着面に接着剤が塗布された板状部材は、第1搬送手段32によって板状部材横積層装置72に次々に供給され、この供給された板状部材を板状部材横積層装置70の第2搬送手段72によって、板状部材の長手方向と直交する方向に搬送して、これら板状部材を横方向に積層して集成材とし、この集成材を第3搬送手段88によって搬送して集成材圧締装置100に供給して、この集成材圧締装置100によって横方向に圧締する。したがって、板状部材を接着剤塗布装置8から板状部材横積層装置70に、さらに、この板状部材横積層装置70から集成材圧締装置100へと、平面視においてコ字状を描くようにして搬送しつつ連続的に集成材を製造できる。
加えて、接着剤塗布装置8の上流側で、選別装置(グレーディングマシン)6によって板状部材のヤング率を測定して等級分けを行うので、所定の等級以上の板状部材のみに接着剤塗布装置8によって接着剤を塗布し、さらに、板状部材横積層装置70によって板状部材を横方向に積層して集成材とし、この集成材を集成材圧締装置100によって横方向に圧締して集成材を製造できる、つまり、所定の品質や強度を備えた集成材を確実に製造できる。
さらに、集成材圧締装置100の下流側に設けられている貯留部120に、圧締された集成材を一時貯留するので、その貯留している間に集成材の養生を行えるとともに、次の工程である集成材の仕上工程において集成材が滞留するのを防止できる。
8 接着剤塗布装置
32 第1搬送手段
50 集成材
60 板状部材
70 板状部材横積層装置
72 第2搬送手段
88 第3搬送手段
100 集成材圧締装置
120 貯留部
Claims (3)
- 複数の板状部材が接着剤で接着されることによって積層されてなる集成材を製造する集成材製造装置であって、
接着剤が塗布された板状部材を横方向に積層する板状部材横積層装置と、
この板状部材横積層装置に隣接配置され、該板状部材横積層装置によって板状部材が横方向に積層されてなる集成材を横方向に圧締する集成材圧締装置とを備え、
前記板状部材横積層装置の上流側には、板状部材の接着面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置が板状部材横積層装置に隣接して配置され、
前記接着剤塗布装置と、前記板状部材横積層装置と、前記集成材圧締装置とが平面視においてコ字状に配置されており、
前記接着剤塗布装置は、前記板状部材をその長手方向に搬送して前記板状部材横積層装置に供給する第1搬送手段を備え、
前記板状部材横積層装置は、前記板状部材をその長手方向と直交する方向に搬送する第2搬送手段と、この第2搬送手段によって搬送された板状部材が横方向に積層されてなる集成材をその長手方向に搬送して、前記集成材圧締装置に供給する第3搬送手段を備えることを特徴とする集成材製造装置。 - 請求項1に記載の集成材製造装置において、
前記接着剤塗布装置の上流側には、板状部材のヤング率を測定して等級分けを行う選別装置が設けられていることを特徴とする集成材製造装置。 - 請求項1または2に記載の集成材製造装置において、
前記集成材圧締装置の下流側には、この集成材圧締装置によって圧締された集成材を一時貯留する貯留部が設けられていることを特徴とする集成材製造装置。
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