JP4464882B2 - 電気装置の操作機構 - Google Patents

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Description

本発明は、操作つまみを揺動あるいはスライド操作することにより、スイッチ素子等の電気部品のアクチュエータが駆動されるようになっている各種電気装置の操作機構に係り、特に、組立過程で操作つまみとアクチュエータとの位置合わせが目視により確認できない電気装置の操作機構に関する。
例えば車載用のパワーウィンドウ装置などでは、車両ドアの内側に配設された操作つまみを揺動操作することによって、操作つまみの下方に内蔵されたスイッチ素子をオン動作させるようにした操作機構が広く採用されている。従来より、この種の操作機構として、スイッチ素子が実装された回路基板を覆うハウジングに該スイッチ素子を臨出させる開口部を設け、この開口部内に操作つまみの作動杆を挿入してスイッチ素子のアクチュエータに係合させると共に、操作つまみを開口部の近傍でハウジングに揺動可能に軸支したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる構成において、作動杆は操作つまみの操作部から下向きに突設されており、開口部を蓋閉するように配置された操作つまみの操作部を揺動操作すると、開口部の下方で作動杆が傾動してスイッチ素子のアクチュエータを駆動するため、作動杆の傾倒方向に応じてスイッチ素子から所定の電気信号を出力させることができる。また、かかる構成においては、スイッチ素子が復帰ばねによってアクチュエータを初期位置へ自動復帰させるセルフリターン構造になっているため、操作つまみの操作部に対する揺動操作力が取り除かれると、傾倒姿勢の作動杆が復帰ばねの弾性力によって元の位置まで押し戻されるようになっている。
このように概略構成された従来の操作機構を組み立てる際には、スイッチ素子を実装した回路基板を上下一対のハウジング内に位置決めして組み込んだ後、上側のハウジングに開設された開口部内に上方から操作つまみの作動杆を挿入していくことにより、作動杆の先端部をスイッチ素子のアクチュエータに係合させると共に、操作つまみの回動支点部を上側のハウジングにスナップ結合させることにより、操作つまみがハウジングに軸支された状態にしている。
特開2630315号公報(第3−5頁、図3)
この種の操作機構においては、操作つまみをハウジング組み付ける際に、ハウジングの開口部内へ操作つまみの作動杆を所定量挿入した段階で、この作動杆がスイッチ素子(電気部品)のアクチュエータとの係合位置に正確に配置されていなければならない。しかしながら、前述した従来の操作機構では、作動杆の挿入動作が開始されると、ハウジングの開口部内の様子が操作つまみの操作部に遮られて目視できないので、作動杆をアクチュエータに対して正確に位置合わせするためには専用の位置決め用治具が必要となる。その結果、組立作業者は位置決め用治具を使用しながら操作つまみを組み付けるという煩雑な作業を余儀なくされることになり、熟練も要求されることから、この操作つまみの組み付け作業が操作機構全体の組立作業性を損なう要因となっていた。特に、車載用パワーウィンドウ装置等の操作機構のように複数個の操作つまみが並設される場合には、位置決め用治具を使用した操作つまみの組み付け作業を複数回繰り返さねばならないので組立作業性はかなり悪くなってしまう。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、操作つまみを簡単かつ正確に組み付けることが可能な組立作業性に優れた電気装置の操作機構を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明では、アクチュエータおよび該アクチュエータを初期位置に自動復帰させる復帰ばねを有する電気部品と、この電気部品が実装された回路基板と、この回路基板を覆って前記アクチュエータと対向する位置に開口部を有するハウジングと、前記開口部内へ挿入されて前記アクチュエータに係合する作動杆を有する操作つまみとを備え、この操作つまみを前記ハウジングに対して可動操作することによって前記作動杆が前記アクチュエータを駆動するようにした電気装置の操作機構において、前記操作つまみの前記作動杆の先端部分に係合部を設けると共に、前記ハウジングの内壁部分または前記電気部品の筐体部分に前記係合部と係脱可能なガイド部を設け、前記操作つまみを前記ハウジングに取り付ける組立過程で、前記開口部内へ挿入された前記作動杆を前記係合部と前記ガイド部との係合によって前記ハウジング内に案内し、前記作動杆が前記開口部内へ所定量挿入されたとき、前記係合部が前記ガイド部から離脱して前記操作つまみが前記ハウジングに取り付けられるように構成した。
このように構成された電気装置の操作機構では、作動杆をハウジングの開口部内へ挿入して操作つまみを組み付ける際に、作動杆の係合部を既設のガイド部に係合させた状態で操作つまみを押し込んでいけば、作動杆がガイド部によって自動的に所定位置へ導かれるため、開口部内の様子が目視できなくても電気部品のアクチュエータに対して作動杆を正確に位置合わせすることができると共に、位置ずれが回避できることから操作つまみとハウジングとの組み付けも確実に行える。したがって、位置決め用治具を使用する必要がなくなって組立作業者の熟練も不要となり、操作つまみを簡単かつ正確に組み付けることができて組立作業性が大幅に向上する。また、操作つまみがハウジングに組み付けられるときには、作動杆の係合部がガイド部から離脱しているので、組み付けを完了した操作つまみの動作がガイド部によって阻害される虞はない。
上記の構成において、前記ガイド部には、操作つまみを組み付ける際に作動杆が挿入される方向に沿って延びるガイド溝またはガイドレールが形成されていることが好ましく、これによりガイド部や係合部の形状を複雑化することなく作動杆を確実に所定位置へ導けるようになる。
また、上記の構成において、作動杆の係合部がガイド部から離脱する前に該作動杆がアクチュエータと係合するようにしてあると、係合部がガイド部から離脱した時点では作動杆とアクチュエータとの係合が確実なものとなっているため、操作つまみの組み付け不良を防止する効果が高まって好ましい。
また、上記の構成において、操作つまみがハウジングに回動自在に支持されて揺動操作可能であると共に、電気部品がスイッチ素子である場合には、操作つまみの揺動操作に伴って傾動する作動杆によってスイッチ素子のアクチュエータが駆動されることになるので、操作つまみの可動領域の占有面積を抑えた小型化に好適なスイッチング操作機構が得られる。ただし、操作つまみがハウジングにスライド移動自在に支持されてスライド操作可能な構成であってもよく、また、電気部品はスイッチ素子に特定されず可変抵抗器であってもよい。
また、上記の構成において、ガイド部がハウジングの相対向する内壁部分に一対形成されていると、操作つまみを組み付ける際にハウジングの開口部内へ挿入される作動杆の位置ずれが確実に回避でき、かつ、ハウジングの内壁部分にガイド部を付設しても部品コストにはほとんど影響しないため好ましい。
本発明による電気装置の操作機構は、作動杆をハウジングの開口部内へ挿入していく組立過程で、作動杆の係合部を既設のガイド部に係合させた状態で操作つまみを押し込んでいけば、作動杆がガイド部によって自動的に所定位置へ導かれるため、開口部内の様子が目視できなくても電気部品のアクチュエータに対して作動杆を正確に位置合わせすることができると共に、位置ずれが回避できることから操作つまみとハウジングとの組み付けも確実に行える。したがって、位置決め用治具を使用する必要がなくなって組立作業者の熟練も不要となり、操作つまみを簡単かつ正確に組み付けることができて組立作業性が大幅に向上する。また、操作つまみがハウジングに組み付けられるときには、作動杆の係合部がガイド部から離脱しているので、組み付けを完了した操作つまみの動作がガイド部によって阻害される虞はない。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は実施形態例に係るスイッチング操作機構の分解斜視図、図2は該操作機構の操作つまみ組立過程における縦断面図、図3は該操作機構の組立完了後の縦断面図である。
これらの図に示すスイッチング操作機構は、例えば車載用パワーウィンドウ装置の操作スイッチとして使用されるものである。このスイッチング操作機構は、回路基板1上に実装されたスイッチ素子(電気部品)2と、互いに一体化されて外殻を形成する上部ハウジング3および下部ハウジング4と、上部ハウジング3に取り付けられた操作つまみ5と、下部ハウジング4の一側部に固設された外部接続端子6群とによって主に構成されている。スイッチ素子2を実装した回路基板1は上部ハウジング3と下部ハウジング4からなる外殻の内部空間に配置されており、外部接続端子6群を介して回路基板1が図示せぬ外部回路と電気的に接続されている。回路基板1を覆う上部ハウジング3には、スイッチ素子2の上面と対向する位置に開口部7が開設されると共に、この開口部7を画成している壁部3a,3bの各内壁面の相対向する箇所に上下方向へ直線状に延びるガイド溝3c(ただし壁部3a側のガイド溝3cは図示せず)が形成されている。操作つまみ5は、開口部7を蓋閉するように配置される操作部8と、この操作部8に垂設された作動杆9とを一体成形したモールド品であり、操作部8の一対の側壁8aにそれぞれ軸孔5aが穿設されている。そして、上部ハウジング3の壁部3a,3bに突設されている支軸3d(ただし壁部3b側の支軸3dは図示せず)を対応する軸孔5aにスナップインさせることによって、操作つまみ5は上部ハウジング3に回動自在に支持されて揺動操作可能となっている。
図1に示すように、操作つまみ5の作動杆9の先端近傍には、その先端を円筒形状とすることによってテーパ面を設けた幅広な拡幅部9a(係合部)が形成されており、この拡幅部9aの幅方向寸法は一対のガイド溝3cの対向間距離とほぼ同じに設定されている。操作つまみ5の作動杆9は上部ハウジング3に覆われた内部空間でスイッチ素子2上に配置されており、非操作時には図3に示すように、作動杆9の先端中央部がスイッチ素子2の一対のアクチュエータ10,11間に挟み込まれていると共に、拡幅部9aの幅方向両端部がそれぞれ一対のガイド溝3cの真下に位置している。この拡幅部9aの幅方向両端部は操作つまみ5の組み付け作業時に一対のガイド溝3c内に挿入して摺動させるためのものであり、両ガイド溝3cを含む平板状空間に作動杆9が案内されることから、アクチュエータ10,11間に作動杆9が配置されるように両ガイド溝3cの形成位置が規定されている。
スイッチ素子2の構成について簡単に説明すると、このスイッチ素子2は筐体であるケース12に固定接点部材13群が配設されており、これら固定接点部材13群が回路基板1の配線パターンに半田付けされている。ケース12の内部には、摺動部10aや被押圧部10bを有し、その先端を円筒形状とすることによってテーパ面を設けたアクチュエータ10と、摺動部11aや被押圧部11bを有するアクチュエータ11と、アクチュエータ10の摺動部10aが搭載される揺動可能な導体板14と、アクチュエータ11の摺動部11aが搭載される揺動可能な導体板(図示せず)と、摺動部10a,11aを下向きに弾性付勢してアクチュエータ10,11の復帰ばねとして機能する板ばね部材15とが収容されており、ケース12の上端部には金属板製のカバー部材16が取り付けられている。また、カバー部材16の上方にはアクチュエータ10,11の被押圧部10b,11bが相対向する起立姿勢で突出しており、これら被押圧部10b,11bの間に操作つまみ5の作動杆9の先端中央部が配置されるようになっている。なお、このスイッチ素子2は、導体板14(または図示せぬ導体板)が揺動してケース12内での姿勢を変化させると所定の固定接点部材13と接離し、これによって各種の電気信号が出力されるようになっている。
また、回路基板1は下部ハウジング4の位置決めピン4aによって位置決めされており、上部ハウジング3と下部ハウジング4どうしも互いに位置決めされた状態で一体化されているので、回路基板1上の所定位置に実装されているスイッチ素子2と上部ハウジング3のガイド溝3cとの相対位置は高精度に規定されている。
このように構成されたスイッチング操作機構を組み立てる際には、まず、スイッチ素子2を実装した回路基板1を下部ハウジング4に組み込んだ後、この下部ハウジング4の側面のスナップ爪4bを上部ハウジング3の側面の係止孔3eにスナップインさせる。これにより両ハウジング3,4が一体化され、回路基板1を覆う上部ハウジング3の開口部7がスイッチ素子2の真上に位置する。そして、次なる操作つまみ5の組み付け作業で、作動杆9を上方から開口部7内へ所定量挿入し、この作動杆9をアクチュエータ10,11の被押圧部10b,11b間に圧入させると共に、操作つまみ5の軸孔5aを上部ハウジング3の支軸3dにスナップインさせる。
かかる操作つまみ5の組み付け作業について詳しく説明すると、開口部7内への作動杆9の挿入動作を開始する際には、まず、作動杆9の先端近傍に形成されている拡幅部9aを上部ハウジング3の内壁部分に形成されている一対のガイド溝3cに位置合わせして係合させる。この係合動作は、ガイド溝3cが開口部7の上端付近まで延びているため、目視によって容易に行うことができる。こうして拡幅部9aを一対のガイド溝3cに係合させた後、操作つまみ5を下方へ押し込んでいけば、拡幅部9aが両ガイド溝3cに案内されて真っすぐに下降するため、操作つまみ5は傾くことなく真下へ移動していき、作動杆9が開口部7内へある程度挿入された時点で、図2に示すように、作動杆9の先端がアクチュエータ10,11の被押圧部10b,11b間に到達する。したがって、操作つまみ5をさらに下方へ押し込んで作動杆9を開口部7内へ所定量挿入することにより、図3に示すように、拡幅部9aをガイド溝3cから離脱させて作動杆9の先端を被押圧部10b,11b間へ深く入り込ませることができると共に、軸孔5aを支軸3dにスナップインさせて操作つまみ5を上部ハウジング3に軸支させることができ、これにより操作つまみ5の組み付け作業が完了する。なお、スイッチ素子2のアクチュエータ10,11には板ばね部材15の弾性力が付与されているので、図2の状態から図3の状態へ移行するときには、作動杆9は弾性力に抗して被押圧部10b,11bを移動させつつ両者間へ圧入されることになり、それゆえ組み付け作業が完了すると、作動杆9は被押圧部10b,11bに弾性的に挟持された状態になってガタが発生しないようになっている。
また、前述したようにスイッチ素子2と上部ハウジング3のガイド溝3cとの相対位置は高精度に規定されているので、アクチュエータ10,11とガイド溝3cとの相対位置は高精度に規定され、仮に多少の位置精度のバラツキがあったとしても、該バラツキの大きさを考慮して拡幅部9aの先端とアクチュエータ10,11の先端にテーパ面が設けられているので、拡幅部9aをアクチュエータ10,11に確実に係合することができる。なお、本実施形態例においては、拡幅部9aとアクチュエータ10,11の両方にテーパ面を設けているので、一方のテーパ面を小さくできるが、位置精度のバラツキを考慮したテーパ面がいずれか一方のみに設けられていてもよい。さらに、本実施形態例においては、回路基板1を下部ハウジング4に位置決めすると共に、この下部ハウジング4をガイド溝3cを設けた上部ハウジング3と位置決めしているが、ガイド溝3cを設けた上部ハウジング3に回路基板1を位置決めするようにしてもよい。
次に、このスイッチング操作機構の動作について簡単に説明する。図3に示す非操作状態において、支軸3dを回動中心として操作つまみ5を例えば図示時計回りに回転させる揺動操作を行うと、作動杆9が傾倒してその先端部分が図示左方へ移動するため、被押圧部10bが作動杆9に押し込まれて図示左方へ傾き、それに伴いアクチュエータ10の摺動部10aが導体板14の傾斜面に沿って斜め上方へ摺動していく。その結果、板ばね部材15がアクチュエータ10に押し撓められると共に、摺動部10aが導体板14の揺動支点を乗り越えた時点で該導体板14が回転駆動されてケース12内で姿勢を変化させるため、導体板14と固定接点部材13群との導通関係が変化して所定の電気信号が出力される。また、この状態で操作つまみ5に対する揺動操作力が取り除かれると、板ばね部材15がアクチュエータ10を押し戻して摺動部10aは導体板14上を逆向きに摺動するので、導体板14が逆向きに回転駆動されて図3に示す元の姿勢に復帰すると共に、傾倒姿勢の作動杆9が被押圧部10bを介して板ばね部材15に付勢されて図3に示す元の位置まで押し戻されるようになっている。
また、操作つまみ5を図3の反時計回りに回転させる揺動操作を行った場合には、作動杆9の先端部分が被押圧部11bを押し込むため、アクチュエータ11の摺動部11aが図示せぬ導体板上を摺動することになるが、その動作は上記の動作と基本的に同じであるため説明は省略する。
このように本実施形態例に係るスイッチング操作機構は、操作つまみ5の揺動操作に伴って傾動する作動杆9によりスイッチ素子2のアクチュエータ10,11が駆動されるというものなので、操作つまみ5の可動領域の占有面積を抑えた小型化に好適なスイッチング操作機構となっている。そして、このスイッチング操作機構の組立過程では、作動杆9を上部ハウジング3の開口部7内へ挿入して操作つまみ5を組み付ける際に、作動杆9の拡幅部9aを上部ハウジング3に既設のガイド溝3cに係合させた状態で操作つまみ5を押し込んでいけば、作動杆9がガイド溝3cにより自動的に所定位置へ導かれるようになっているため、開口部7内の様子が目視できなくてもスイッチ素子2のアクチュエータ10,11に対して作動杆9を正確に位置合わせすることができると共に、位置ずれが回避できることから操作つまみ5と上部ハウジング3とのスナップ結合も確実に行える。したがって、位置決め用治具を使用する必要がなくなって組立作業者の熟練も不要となり、操作つまみ5を簡単かつ正確に組み付けることができて組立作業性が大幅に向上する。しかも、操作つまみ5が上部ハウジング3にスナップ結合されるときには、作動杆9の拡幅部9aがガイド溝3cから完全に離脱しているので、組み付けを完了した操作つまみ5の動作がガイド溝3cによって阻害される虞はない。
また図2に示すように、本実施形態例では、操作つまみ5を組み付ける際に拡幅部9aがガイド溝3cから離脱する前に作動杆9の先端がスイッチ素子2のアクチュエータ10,11と係合するように構成してあるので、拡幅部9aがガイド溝3cから離脱した時点では作動杆9とアクチュエータ10,11との係合が確実なものとなっており、それゆえ操作つまみ5の組み付け不良を防止する効果が高まっている。ただし、拡幅部9aがガイド溝3cから離脱した直後に作動杆9がアクチュエータ10,11と係合するように構成してもよい。
また、アクチュエータ10,11の上端を両者の間隔が広くなるような形状にしておき、拡幅部9aがガイド溝3cから離脱した時点で、その幅広の間隔の間に拡幅部9aが位置するようにしてもよい。要は、拡幅部9aが、組み付け後にアクチュエータと係合状態となる所定の場所に位置するようガイドされ、組み付けた後にはガイドから外れるようになっていればよい。
さらに、本実施形態例では、操作つまみ5を組み付けた後の状態でアクチュエータ10,11が作動杆9と当接しているが、作動杆9の厚みをアクチュエータ10,11の間の間隔よりも薄くして当接されないようにしても構わない。ただし、その場合には、操作つまみ5に多少のガタが発生する。
なお、上記実施形態例では、操作つまみ5の組み付け作業時に作動杆9を案内する手段として、ハウジング側のガイド溝3cに拡幅部9aを挿入して摺動させるという構造を採用しているが、図4の要部横断面図に示すように、作動杆9の拡幅部9aに凹部9bを形成すると共に、ハウジング側にガイドレール16を形成し、このガイドレール16に凹部9bを嵌め入れて拡幅部9aを摺動させるという構造を採用してもよい。また、これらガイド溝3cやガイドレール16等のガイド部を、ハウジングの内壁部分の代わりにスイッチ素子2の筐体部分(ケース12等)の上方延設部に形成することも可能である。
また、上記実施形態例では、揺動操作可能な操作つまみ5によってスイッチ素子2を駆動するという構成のスイッチング操作機構について例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、操作つまみがハウジングにスライド移動自在に支持されてスライド操作可能となっているスイッチング操作機構や、操作つまみが可変抵抗器(電気部品)を駆動して抵抗値を変化させるボリューム操作機構等においても、本発明を適用することによって、操作つまみをハウジングに組み付ける際の組立作業性を大幅に向上させることができる。
本発明の実施形態例に係るスイッチング操作機構の分解斜視図である。 該操作機構の操作つまみ組立過程における縦断面図である。 該操作機構の組立完了後の縦断面図である。 他の実施形態例における操作つまみ位置決め用の案内手段を示す要部横断面図である。
符号の説明
1 回路基板
2 スイッチ素子(電気部品)
3 上部ハウジング
3c ガイド溝(ガイド部)
3d 支軸
4 下部ハウジング
5 操作つまみ
5a 軸孔
7 開口部
8 操作部
9 作動杆
9a 拡幅部(係合部)
9b 凹部
10,11 アクチュエータ
10b,11b 被押圧部
15 板ばね部材(復帰ばね)
16 ガイドレール(ガイド部)

Claims (5)

  1. アクチュエータおよび該アクチュエータを初期位置に自動復帰させる復帰ばねを有する電気部品と、この電気部品が実装された回路基板と、この回路基板を覆って前記アクチュエータと対向する位置に開口部を有するハウジングと、前記開口部内へ挿入されて前記アクチュエータに係合する作動杆を有する操作つまみとを備え、この操作つまみを前記ハウジングに対して可動操作することによって前記作動杆が前記アクチュエータを駆動するようにした電気装置の操作機構であって、
    前記操作つまみの前記作動杆の先端部分に係合部を設けると共に、前記ハウジングの内壁部分または前記電気部品の筐体部分に前記係合部と係脱可能なガイド部を設け、前記操作つまみを前記ハウジングに取り付ける組立過程で、前記開口部内へ挿入された前記作動杆を前記係合部と前記ガイド部との係合によって前記ハウジング内に案内し、前記作動杆が前記開口部内へ所定量挿入されたとき、前記係合部が前記ガイド部から離脱して前記操作つまみが前記ハウジングに取り付けられるように構成したことを特徴とする電気装置の操作機構。
  2. 請求項1の記載において、前記ガイド部には前記作動杆が挿入される方向に沿って延びるガイド溝またはガイドレールが形成されていることを特徴とする電気装置の操作機構。
  3. 請求項1または2の記載において、前記係合部が前記ガイド部から離脱する前に前記作動杆が前記アクチュエータと係合するように構成したことを特徴とする電気装置の操作機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記操作つまみが前記ハウジングに回動自在に支持されて揺動操作可能であると共に、前記電気部品がスイッチ素子であることを特徴とする電気装置の操作機構。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記ガイド部が前記ハウジングの相対向する内壁部分に一対形成されていることを特徴とする電気装置の操作機構。
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