JP4472999B2 - 半導体集積回路の試験装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体集積回路(IC)の試験装置に関し、大規模化する半導体集積回路の試験を大容量のメモリを有する高性能なテスタ本体を使用せずに行う装置に関するものである。
半導体集積回路の試験には一般的にテスターと呼ばれる半導体試験装置が用いられている。半導体集積回路の生産工程では、この試験装置を用いて半導体集積回路の良品、不良品の判定を行っている。この良品、不良品の判定を高検出率で行う手法の一つとしてスキャンテストが一般的に知られている。
昨今の半導体集積回路は高集積化が著しく、スキャンテストに必要なテストパターン量は、増加の一途をたどっており、古い半導体試験装置では、これに必要な機能を有していない場合が多い。
また、この機能を有している場合でも、半導体試験装置でのスキャンテストパターンのロード時間は長く、結果、テスト時間は長くなり、テストコストが増加する傾向にある。
また、半導体集積回路の試験には、スキャンテスト以外にも、機能試験用のファンクション試験パターンもあり、スキャンパターンの増加により、1つの半導体試験装置に、スキャンパターンと機能試験パターンの両方をロードすることが、半導体試験装置のパターンメモリーの制限により困難になっている。
そこで、メモリ容量の限られた安価なテスタ本体によっても、例えばスキャン方式に代表される長大なシリアルパターンによるテストを行うことができ、特別にシリアルテスト専用オプション機能を必要としないテスト手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記したテスト手法は、テストボード上の第1記憶部に被測定デバイスの試験用入力信号を記憶させ、テストボード上の第2記憶部に上記入力信号に対応して被測定デバイスが正常に動作した場合に出力する期待値信号を記憶させ、第1記憶部から被測定デバイスに試験用入力信号を入力し、被測定デバイスから出力される出力信号を第2記憶部の期待値信号と比較する。このように構成することで、テスタ本体が大容量パターンメモリを有していなくても、長大なパターンがテスト可能になる。
特開2001−243087号公報
上記した特許文献1に記載のものは、不揮発性メモリーにスキャンデーターを記憶させスキャンテストを行うものであるが、不揮発性メモリーに対するアドレッシングについては詳細には記載されていない。
この発明は、半導体試験装置に、必要なスキャン試験回路がない場合でも、非常に簡潔な操作によりスキャン回路の半導体試験を行うことが出来る半導体集積回路の試験装置を適用することを目的とする。
この発明はかかる課題を解決するものであり、スキャン回路を内蔵した半導体集積回路の試験において、半導体試験装置に、必要なスキャン試験回路がない場合でも、必要なスキャン試験回路を不揮発性メモリーとカウンター回路で別途構成し、これを半導体試験装置から制御することにより、非常に簡潔な操作によりスキャン回路の半導体試験を可能にするものである。
即ち、この発明は、被試験半導体集積回路の試験用入力信号を記憶させた第1の不揮発性メモリーと、前記入力信号に対応して被試験半導体集積回路が正常に動作した場合に出力する期待値信号を記憶させた第2の不揮発性メモリーと、第2の不揮発性メモリーからの期待値信号と被試験半導体集積回路からの実際の出力信号を比較する比較部を設け、前記第1及び第2の不揮発性メモリーに記憶したデーターをカウンター回路により単調増加アドレッシングして読み出すことを特徴とする。
上記のように構成することで、半導体試験装置からは、単純な波形信号を繰り返し生成するだけで良く、これにより、そのままではスキャンテストに使用できない半導体試験装置を有効に利用することが可能になる。
また、膨大な量であるスキャンパターンを、予め半導体試験装置とは異なる不揮発性メモリーに格納しておきこれを使用することで、半導体試験装置にスキャンパターンをロードする必要が無くなり、半導体試験装置にロードされた機能試験用のファンクション試験パターンとの共存が可能になる。
更に、この結果、半導体試験装置の制御する総テストパターン量が減少し、テスト時間が短縮される。
また、この発明は、前記第1の不揮発性メモリーの複数のデーター出力をセレクター回路により任意に選択することで、多ビットの不揮発性メモリーデーター出力を1つのスキャンデーターにフォーミングすることを特徴とする。
また、この発明は、前記第2の不揮発性メモリーにスキャンマスクデーターを記憶させ、タイミング補正回路を備えて、スキャン出力比較結果信号の強制マスクが可能にしたことを特徴とする。
また、この発明は、前記第2の不揮発性メモリーにスキャン期待値データー、スキャンマスクデーターの両方を持たせ、半導体試験装置で必要な期待値データーを0もしくは1の固定論理とし、、同一期待値パターンを繰り返すだけでスキャン出力結果を判定することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スキャン回路を内蔵した半導体集積回路の試験を、スキャン機能を有しない半導体試験装置にて、スキャンテストを実施する効果がある。また更に、半導体試験装置にロードされる機能試験パターン量を減らすことにより、半導体集積回路のテスト時間を短縮することができる。
また、不揮発性メモリ−を効率良く利用するために、複数のメモリービットを1つのスキャンデーターにまとめる機能であり、使用する不揮発性メモリーの容量を少なくすることができる。
更に、被試験半導体集積回路から出力されたスキャン出力を、不揮発性メモリーに格納されたスキャン期待値と比較した結果(パス/フェイル)信号に、強制的なマスク(判定結果の無視)を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、不揮発性メモリーにスキャン期待値データーと、スキャンマスクデーターの両方を持たせることにより、これを制御する半導体試験装置に必要な期待値パターン量を減らすことが可能であり、テスト制御の容易性とテスト時間短縮することができる。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。図1は、この発明の試験装置におけるスキャン入力信号回路部の構成を示すブロック図、図2は、図1に示す回路の動作を示すタイミングチャートである。
半導体集積回路の試験には一般的にテスターと呼ばれる半導体試験装置が用いられている。この発明に用いられる半導体試験装置1は、一般的なテスターであり、この実施形態では、制御用のクロック信号と、出力データーの選択信号を生成し、これら信号をスキャン入力信号回路部2へ与える。
スキャン入力信号回路部2は、アドレス生成用カウンター回路21,不揮発性メモリー22、メモリー出力データ選択回路23、メモリー出力データ成形回路24、スキャン入力信号入力電圧レベル調整回路25と、を備える。
不揮発性メモリー22は、EPROM,EEPROM,フラッシュメモリなどで構成され、スキャンパターン入力データが格納されている。この不揮発性メモリー22は、アドレス生成用カウンター回路21から与えられる単調増加アドレッシングによりアクセスされ、所定のスキャンデータ、この実施形態ではD0からD4のデータが出力される。
膨大なスキャンパターン入力データーは予め不揮発性メモリー22に書きこまれているので、半導体試験装置1は制御用のクロック信号と、出力データーの選択する制御信号を生成し、アドレス生成用カウンター回路21と、メモリー出力データ選択回路23に与える。このため、数10M(メガ)ベクターにおよぶ膨大なスキャーンパターンを、半導体試験装置1はわずか数パターンで制御できる。
Figure 0004472999
表1は、制御パターンの例を示している。
半導体試験装置1は、上記の表1にパターンを繰り返す(パターン2〜5をLOOP)だけでよい。このため、アドレス生成用カウンター回路21により、不揮発性メモリー22のアドレスは自動にインクリメントを継続する。尚、リセット信号はアドレス生成用カウンター回路21をイニシャライズするために、最初に1回のみ実行する。
また、通常、半導体メモリーは多ビットのメモリー出力で構成されているため、1つのメモリー出力ビットを1つのスキャン入力に適用した場合、メモリー使用効率が悪くなる。かかる問題を解決するため、この発明では、複数のメモリービットをメモリー出力データー選択回路23で選択し、これを次段のメモリー出力データー成型回路24で波形生成することで、不揮発性メモリー22を有効に利用している。例えば、8ビット16Mのメモリーの場合、1ビットあたりは2Mしかないが、これを複数ビット重鎮することにより、メモリーの最大容量まで指標することが可能である。もちろん、1ビットだけで使用することも可能である。
この実施形態では、4ビットのメモリー出力[D0][D1][D2][D3]を使用している。このために、半導体試験装置1から出力データー制御信号として、[D0選択信号][D1選択信号][D2選択信号][D3選択信号]を発生させ、メモリー出力データー選択回路23に与えている。メモリー出力データ選択回路23は、出力データー制御信号に基づき、1クロック毎に[D0][D1][D2][D3]が順次選択されるようにしている。この信号を次段の、メモリー出力データー成型回路24で加算処理することで、[D0][D1][D2][D3]が合成された信号波形を生成している(図2参照)。
この信号を、更に、次段のスキャン入力信号入力電圧レベル調整回路25に与える。このスキャン入力信号入力電圧レベル調整回路25で、被試験半導体集積回路4のスキャン入力として適切な電圧レベルにフォーミングし、被試験半導体集積回路4に与えている。
また、図2に示す例では、制御用クロック信号の4クロックで不揮発性メモリー22の1アドレスをインクリメントさせている。このためには、制御用クロック信号で生成しているアドレス生成用カウンター回路21の下位2ビットをはずし、3ビット目をメモリーアドレスの最下位ビットに割り振ることで容易に実現できる。
次に、被試験半導体集積回路4から出力されたスキャンアウト信号と、出力期待値とを比較するこの発明の試験装置における良否判定回路の構成例を図3に示す。
この良否判定回路3は、スキャン期待値データーと、スキャンマスクデーターとを格納する不揮発性メモリー31と、スキャン期待値データー選択回路32と、スキャンマスクデーター選択回路33と、スキャン期待値データー成型回路34と、スキャンマスクデーター成形回路35、スキャン期待値信号タイミング調整回路36と、スキャンマスク信号タイミング調整回路37、スキャン結果判定回路38、良否判定マスク回路39と、を備える。
上記した不揮発性メモリー31は、表2の期待値パターン例に示すように、期待値は、パターンを繰り返すだけでよい。このため、アドレス生成用カウンター回路21により、不揮発性メモリー31のアドレスは自動にインクリメントを継続する。
この実施形態での、スキャン期待値データー選択回路32と、スキャンマスクデーター選択回路33は、図1に示したメモリー出力データー選択回路23と同様の機能を有する。即ち、半導体試験装置1から出力データー制御信号として、[D0選択信号]等を発生させ、データー選択回路32、33に与えている。出力データ選択回路32は、出力データー制御信号に基づき、1クロック毎に[D0][D1][D2][D3]が順次選択されるようにしている。この信号を次段の、スキャンデータ期待値データ生成回路34で加算処理することで、[D0][D1][D2][D3]が合成された信号波形を生成している。出力データ選択回路33は、出力データー制御信号に基づき、1クロック毎に[D4][D5][D6][D7]が順次選択されるようにしている。この信号を次段の、スキャンマスクデータ生成回路35で加算処理することで、[D4][D5][D6][D7]が合成された信号波形を生成している。
また、スキャン期待値データー成型回路36と、スキャンマスクデーター成型回路37は、図1に示したメモリー出力データー成型回路24と同様の機能を有する。
半導体集積回路4から出力されるスキャン出力と、不揮発性メモリー31から生成されたスキャン期待値データーとは、同期が取れていないので、このままでは2つの論理信号の比較は出来ない。この信号の同期を取る為に、スキャン期待値信号タイミング調整回路36により、2つの信号のタイミングを同期させている。
この2つの信号の比較結果には、スキャンマスク信号により、任意に強制的マスクを行うことが可能である。この信号のタイミングを同期させる為に、スキャンマスク信号にもタイミング調整回路37を設けている。
これらの回路構成により、被試験半導体集積回路4のスキャンテスト結果はスキャン出力期待値0/1に関わらず、常に決まった論理(ex. Pass=0,Fail=1)となり、この結果、半導体試験装置1で用意する期待値パターンは単純繰り返しパターンで実施できる。表2に示す例では、期待値は常に0であり、数10Mパターンに及ぶスキャン期待値でも、この4パターンを半導体試験装置1のループ(LOOP)命令で単純に繰り返すだけで、試験が可能であるので、テストパターン数が少なくなり、制御が容易になる。
Figure 0004472999
この発明の試験装置におけるスキャン入力信号回路部の構成を示すブロック図である。 図1に示す回路の動作を示すタイミングチャートである。 この発明の試験装置における良否判定回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 半導体試験装置
2 スキャン入力信号回路部
3 良否判定回路
4 被試験半導体集積回路
21 アドレス生成用カウンター回路
22 不揮発性メモリー
23 メモリー出力データ選択回路
24 メモリー出力データ成形回路
25 スキャン入力信号入力電圧レベル調整回路
31 不揮発性メモリー
32 スキャン期待値データー選択回路
33 スキャンマスクデーター選択回路
34 スキャン期待値データー成型回路
35 スキャンマスクデーター成形回路
36 スキャン期待値信号タイミング調整回路
37 スキャンマスク信号タイミング調整回路
38 スキャン結果判定回路38、
39 良否判定マスク回路

Claims (2)

  1. 被試験半導体集積回路の試験用入力信号を記憶させた第1の不揮発性メモリーと、前記入力信号に対応して被試験半導体集積回路が正常に動作した場合に出力する期待値信号を記憶させた第2の不揮発性メモリーと、第2の不揮発性メモリーからの期待値信号と被試験半導体集積回路からの実際の出力信号を比較する比較部とを備え、前記第1及び第2の不揮発性メモリーに記憶したデーターをカウンター回路により単調増加アドレッシングして読み出し、前記第1の不揮発性メモリーの複数のデーター出力をセレクター回路により任意に選択することで、多ビットの不揮発性メモリーデーター出力を1つのスキャンデーターにフォーミングする半導体集積回路の試験装置であって、更にタイミング補正回路を備えて、前記第2の不揮発性メモリーにスキャンマスクデーターを記憶させ、スキャン出力比較結果信号の強制マスクが可能にしたことを特徴とする半導体集積回路の試験装置。
  2. 被試験半導体集積回路の試験用入力信号を記憶させた第1の不揮発性メモリーと、前記入力信号に対応して被試験半導体集積回路が正常に動作した場合に出力する期待値信号を記憶させた第2の不揮発性メモリーと、第2の不揮発性メモリーからの期待値信号と被試験半導体集積回路からの実際の出力信号を比較する比較部とを備え、前記第1及び第2の不揮発性メモリーに記憶したデーターをカウンター回路により単調増加アドレッシングして読み出し、前記第1の不揮発性メモリーの複数のデーター出力をセレクター回路により任意に選択することで、多ビットの不揮発性メモリーデーター出力を1つのスキャンデーターにフォーミングする半導体集積回路の試験装置であって、
    前記第2の不揮発性メモリーにスキャン期待値データー、スキャンマスクデーターの両方を持たせ、半導体試験装置で必要な期待値データーを0もしくは1の固定論理とし、同一期待値パターンを繰り返すだけでスキャン出力結果を判定することを特徴とする半導体集積回路の試験装置。
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