JP4492995B2 - 硬質ポリウレタンフォーム用組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として断熱材等として使用される難燃性に優れた硬質ポリウレタンフォーム用組成物に関するものであり、発泡剤としてオゾン層を破壊しないハイドロフルオロカーボン(HFC)を用いた場合に、ポリエステルポリオールを多く配合しても発泡原液の分離を起こさない硬質ポリウレタンフォーム用組成物であり、しかもフォームとしたときに難燃性と脆性改善を両立し得る硬質ポリウレタンフォーム用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、断熱特性の優れた硬質ポリウレタンフォームを製造する方法として、発泡剤としてトリクロロフルオロメタン(CFC−11)や1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)を用いる方法が公知である。しかし、近年の環境保護の観点からオゾン層破壊物質であるCFC−11の使用が禁止され、HCFC−141bについても微弱ではあるがオゾン層を破壊するため、2003年末で使用禁止が予定されている。そのため、HCFC−141bの次なる発泡剤として、オゾン層を全く破壊しないハイドロフルオロカーボン(HFC)、例えばHFC−245fa、HFC−365mfc、HFC−134aなどを使用する技術が近年提案されている(特許第2901682号)。
一方、ウレタン樹脂材料の面については、難燃性に優れた硬質ポリウレタンフォームについて、原料のポリオールとしてフタル酸系ポリエステルポリオールを用いてウレタンフォームを製造する方法(特開平9−316158、特開平9−316159、特開2001−247645)やフタル酸ポリエステルポリオールとビスフェノールAのアルキレンオキサイドを併用してウレタンフォームを製造する方法(特開平9−328530)が提案されている。
しかしながら、HFCを発泡剤として用い、高難燃性ポリウレタンフォームを得ようと、上記の様にポリオール成分として従来から使用されてきたフタル酸系ポリエステルポリオールを配合すると、HFCはHCFC−141bよりもポリオールに対する溶解性が著しく低い為、発泡原液が分離する問題が発生する。さらに、原液の分離を起こさない範囲で従来からのフタル酸系ポリエステルポリオールを配合しても充分な難燃性を達成することはできない。また、HCFはイソシアネートに対する溶解性も低い為、HFC処方により形成されるフォームは可塑性が低く、脆性の増大による自己接着性が低下する問題が発生する。
これらの問題に対し、まず、ポリエステルポリオールとフロンとの相溶性を改良する方法として、油脂または脂肪酸で変性したポリエステルポリオール(特許第3197508号)が提案されている。しかし、油脂または脂肪酸で変性したポリエステルポリオールを配合すると、フォームの難燃性が低下する問題が生じる。また、フォームの脆性を改良する方法として、活性水素の数が0又は1の化合物をポリオール成分中に多く配合する方法(特開2000−281741)が提案されている。活性水素の数が0又は1の化合物をポリオール成分中に多く配合すると、強度の低下を招き、寸法安定性に劣ったり、更にはコストが上昇するといった問題が新たに発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、HFC発泡の硬質ポリウレタンフォーム用組成物であって、ポリエステルポリオールを多く配合しても発泡原液の分離を起こすことなく、形成されたポリウレタンフォームが高難燃性で且つ脆性の増大による自己接着性低下の問題のないポリウレタンフォーム用組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成すべく、ポリエステルポリオールの組成に着目して鋭意研究した結果、HFCを発泡剤とした場合、ポリエステルポリオールを多く配合しても発泡原液の分離を起こすことなく、形成されたポリウレタンフォームが高難燃性で且つ脆性の増大による自己接着性低下の問題のないポリウレタンフォーム用組成物を見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、(a)有機ポリイソシアネート、(b)ポリオール、(c)ハイドロフルオロカーボン(HFC)を含む発泡剤を含有してなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物において、ポリオール(b)が2−メチル−1,3−プロパンジオール(b-1)を主成分とするアルコール成分と、芳香族ジカルボン酸を主成分とする多価カルボン酸(b-3)とを反応して得られるポリエステルポリオール(イ)を主成分として含むことからなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物に関するものであり、また、本発明は、(a)有機ポリイソシアネート、(b)ポリオール、(c)ハイドロフルオロカーボン(HFC)を含む発泡剤を含有してなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物において、ポリオール(b)が2−メチル−1,3−プロパンジオール(b-1)及びその他の多価アルコール(b-2)を主成分とするアルコール成分と、芳香族ジカルボン酸を主成分とする多価カルボン酸(b-3)とを反応して得られるポリエステルポリオール(イ)を主成分として含むことからなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明で使用し得る有機ポリイソシアネート(a)としては、特に限定されるものではなく、2,4−トリレンジイソシアネートもしくは、2,6−トリレンジイソシアネート又はこれらの混合物、m−もしくはp−フェニレンジイソシアネート、p−キシレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、テトラメチレン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、3,3’ジメチル−ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシネート、3,3’ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’ジクロル−4,4’ビフェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネートまたは1,5ナフタレンジイソシアネート、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(クルードMDI)及びジフェニルメタンジイソシアネートの各種誘導体を用いることができる。このうち、安全性、コスト、取り扱い性(液状でハンドリングに優れる)から粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(クルードMDI)が好適に用いられる。
【0006】
本発明で使用するポリオール(b)は、2−メチル−1,3−プロパンジオール(b-1)を主成分とするアルコール成分と芳香族ジカルボン酸を主成分とする多価カルボン酸(b-3)とを反応して得られるポリエステルポリオール(イ)を主成分とするものであり、アルコ−ル成分として上記多価アルコール(b-1)と他の多価アルコール(b-2)とを併用して得られるポリエステルポリオール(イ)を主成分とするものも包含される。
【0008】
上記のその他の多価アルコール(b-2)としては、基本的に水酸基として第一級水酸基のみを含有し、側鎖にアルキル基を有していない多価アルコールであって、例えば、脂肪族多価アルコールのエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール等の2官能性アルコールやトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多官能性アルコール、また、芳香族多価アルコールのフェノールやビスフェノールA、ビスフェノールS等のベンゼン環含有ヒドロキシ化合物、又はそれら誘導体化合物等が挙げられ、これらを1種または2種以上併用して用いることができる。このうち、ポリエステルポリオールの粘度を低くする観点から、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのポリアルキレングリコールを使用することが好ましい。ただし、硬質ポリウレタンフォームの硬化性を損なわない範囲で1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の第一級水酸基以外の水酸基を含むグリコールを併用することも可能である。
【0009】
上記ポリエステルポリオール(イ)に於ける2−メチル−1,3−プロパンジオール(b-1)の含有量は、発泡原液の相溶状態を安定化する観点より、多価カルボン酸(b-3)が芳香族ジカルボン酸のみの場合には全多価アルコール中、好ましくは20〜70モル%、より好ましくは30〜50モル%であり、多価カルボン酸(b-3)が脂肪族ジカルボン酸を併用する場合には全多価アルコール中、好ましくは20〜100モル%、より好ましくは50〜100モル%である。
【0010】
多価カルボン酸(b-3)としては、芳香族ジカルボン酸が主体であり、オルトフタル酸及びその無水物、イソフタル酸、テレフタル酸、ジメチルフタレート等の誘導体等が挙げられるが、トリメリット酸等3官能多価カルボン酸の併用も可能である。また、フォームの脆性を改善し、自己接着性を向上させる観点より、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マレイン酸等の脂肪族ジカルボン酸を併用することが好ましい。
【0011】
ポリオール(b)は、上記ポリエステルポリオール以外にも通常のポリオールを併用することが可能で、かかるポリオールとしては各種公知の硬質ポリウレタン用ポリオールが使用できる。代表的なものであるポリエーテルポリオール(ロ)があるが、例えば、ポリエーテルポリオールとして、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、1,3,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュークロス、ビスフェノールA、ノボラック等の多価アルコール類、フェノール類とアルデヒド類を反応させたベンジリックエーテル誘導体化合物、フェノール類及びアルデヒド類及びアミン類を反応させたマンニッヒ化合物及び/又はこれらのポリヒドロキシ化合物にアルキレンオキサイドを付加重合させた水酸基価100〜800mgKOH/gのポリエーテルポリオールが挙げられる。また、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、トルエンジアミン等活性水素を2個以上含有する化合物および/又はこれらのアミン類に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド等を付加重合させた水酸基価100〜800mgKOH/gのポリエーテルポリオールおよびポリテトラメチレングリコールも使用できる。
【0012】
上述したポリエステルポリオール(イ)とポリエーテルポリオール(ロ)とは、フォームの難燃性の観点より、20〜90重量%:10〜80重量%の混合比率であることが好ましく、50〜90重量%:10〜50重量%の混合比率であることがより好ましい。
【0013】
本発明で使用するポリオール(b)は、上述したポリエステルポリオール(イ)以外のポリエステルポリオールも本発明の効果を損なわない範囲でブレンド可能であり、その平均水酸基価が好ましくは150〜450mgKOH/g、より好ましくは200〜350mgKOH/gである。
なお、本発明のポリオール(b)のポリエステルポリオールの合成は通常の公知の方法に従って行うことができる。
【0014】
本発明での有機ポリイソシアネートとポリオール(b)の量的な比率、即ちNCO/OH比(モル比)は、特に限定するものではなく、0.8〜4.0まで自由に選定でき、三量化触媒によるイソシアヌレート化も行える。その比は、好ましくは、1.3〜3.0が良い。とりわけ、良好な難燃性が得られる観点から三量化触媒の存在下、イソシアヌレートで変性されたウレタンフォームを得ることが好ましい。
【0015】
本発明での発泡剤は、HFCを含むものであり、発泡剤中、HFCを好ましくは10重量%以上、より好ましくは50〜97重量%含有するものである。かかるHFCとしては、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC−365mfc)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ea)、ペンタフルオロエタン(HFC−125)、1,1−ジフルオロエタン(HFC−152a)、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロブタン等が挙げられる。このうち1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC−365mfc)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ea)が好適に用いられる。また、本発明では、その効果を損なわない範囲で他の発泡剤を併用することができる。他の発泡剤としては、水(水とイソシアネートの尿素化反応で炭酸ガスを発生させる。即ち、反応型発泡剤として用いられる。)やHCFC−141b等のハイドロクロロフルオロカーボンや塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素やペンタン等の低沸点炭化水素が挙げられる。又、これらは単独又は2種以上混合して用いても良い。特に、コスト低減及び初期発泡を改善する点から水を併用することが好ましい。なお、本発明の硬質ポリウレタンフォームを得るために使用される発泡剤の量は、ポリオール(b)に対して、好ましくは10〜100重量%、より好ましくは20〜80重量%である。
【0016】
本発明では、有機ポリイソシアネートとポリオールに触媒を添加するのが望ましい。かかる触媒としては、通常ポリウレタンフォームの製造に使用される全ての触媒が使用できる。例えば、3級アミン類のテトラメチルヘキサメチレンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、トリエチレンジアミン、トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロトリアジン等が挙げられる。又、4級アンモニユウム塩や、アルカリ金属塩類のオクチル酸カリウム、酢酸カリウムや、金属化合物のオクチル酸鉛、ナフテン酸鉛、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート等が使用できる。これらは単独又は2種以上混合して用いても良い。又、その量(併用の場合は合計量)は、ポリオールに対して、好ましくは0.1〜10重量%である。
【0017】
また、ウレタン化反応の際に整泡剤も併用することが好ましい。かかる整泡剤としては、硬質ポリウレタンフォームの製造用として効果のあるもの全て使用できる。例えば、シリコン系界面活性剤のジメチルシロキサンとポリエーテルのブロックコポリマーが好ましい。その量はポリオール(b)に対して、好ましくは0.1〜3重量%である。
【0018】
本発明では上記の成分以外に、難燃剤、可塑剤、充填剤、安定剤、着色剤及び酸化防止剤等のポリウレタンフォームに用いられる物質がいずれも使用可能である。
特に難燃剤としては、含ハロゲンリン酸エステルのトリス(クロロエチル)フォスフェートやトリス(β−クロロプロピル)フォスフェート、アルキルリン酸エステルのトリブチルフォスフェートやトリブトキシエチルフォスフェートやトリエチルフォスフェート、アリールリン酸エステルのクレジルフェニルフォスフェート、ホスホン酸エステルのジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノメチルホスホネート等を挙げることができ、その量はポリオール(b)に対して、好ましくは5〜30重量%である。
【0019】
尚、本発明に於いて使用される上記化合物や添加剤については、すべて2種以上併用することが可能である。
【0020】
本発明の硬質ポリウレタンフォーム用組成物は通常公知の方法に従ってフォームの製造を行うことができるが、特にサーマルエアーレススプレー発泡機や注入発泡成形機により硬質ポリウレタンフォームを製造する方法が好適である。
【0021】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、これらに限定するものではない。また、文中の「部」、「%」は重量基準であるものとする。
以下に実施例において使用した各原料を示す。
【0022】
(ポリオール)
ポリオールA:2−メチル−1,3−プロパンジオールと無水フタル酸/テレフタル酸/アジピン酸から合成された水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール。無水フタル酸/テレフタル酸/アジピン酸のモル比3/4/3。
ポリオールB:2−メチル−1,3−プロパンジオール/トリエチレングリコールとテレフタル酸/イソフタル酸から合成された水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール。2−メチル−1,3−プロパンジオール/トリエチレングリコールのモル比3/7。テレフタル酸/イソフタル酸のモル比3/7。
ポリオールC:2−メチル−1,3−プロパンジオール/トリエチレングリコールとテレフタル酸/イソフタル酸/アジピン酸から合成された水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール。2−メチル−1,3−プロパンジオール/トリエチレングリコールのモル比5/5。テレフタル酸/イソフタル酸/アジピン酸のモル比3/4/3。
ポリオールD:1,4−ブタンジオールとテレフタル酸/イソフタル酸/アジピン酸から合成された水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール。テレフタル酸/イソフタル酸/アジピン酸のモル比3/4/3。
ポリオールE:ジエチレングリコールとテレフタル酸/イソフタル酸から合成された水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール。テレフタル酸/イソフタル酸のモル比3/7。
ポリオールF:1,2−ブタンジオールとテレフタル酸/イソフタル酸から合成された水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール。テレフタル酸/イソフタル酸のモル比3/7。
ポリオールG:ジチレングリコールとオルトフタル酸から合成された水酸基価250mgKOH/gのポリエステルポリオール。
ポリオールH:エチレンジアミンにプロピレンオキシドを付加した水酸基価500mgKOH/gのポリエーテルポリオール。
ポリオールI:エチレンジアミンにプロピレンオキサイド/エチレンオキサイドを付加した水酸基価450mgKOH/gのポリエーテルポリオール。プロピレンオキサイド/エチレンオキサイドのモル比1/1。
ポリオールJ:ペンタエリスリトールにプロピレンオキサイドを付加した水酸基価600mgKOH/gのポリエーテルポリオール。
【0023】
(ポリイソシアネート化合物)
クルードMDI(A):日本ポリウレタン製、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート コロネート1130
NCO含量=31.6wt%
クルードMDI(B):日本ポリウレタン製、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート ミリオネート MR−200
NCO含量=30.8wt%
【0024】
難燃剤:大八化学(株)製 トリス(β−クロロプロピル)フォスフェート
(TMCP)
整泡剤:東レシリコン(株)製 SH−193(ジメチルシロキサンとポリエ−テルのブロックコポリマー)
触 媒
触媒A:東ソー(株)製 トリエチレンジアミン
触媒B:エアープロダクト(株)製 トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロトリアジン
触媒C:大日本インキ化学(株)製 オクチル酸カリウム(カリウム分15wt%)
触媒D:大日本インキ化学(株)製 オクチル酸鉛(鉛分20wt%)
触媒E:カオー(株)製 テトラメチルヘキサメチレンジアミン
発泡剤
発泡剤A:セントラル硝子(株)製 HFC−245fa(1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン)
発泡剤B:ソルベイ(株)製 HFC−365mfc(1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン)
【0025】
実施例1〜6および比較例1〜8表1、2に示す配合表に従って、15℃の配合液(A液)とクルードMDI(B液)の2成分を用意した。A液/B液の配合比はNCO/OH=1.7(当量比)となるよう決定した。以下に示す発泡原液の相溶性、フォームの脆性および難燃性の各試験により硬質ポリウレタンフォームを評価した。その結果を表1および2に示す。
(原液相溶性)発泡原液(A液:ポリオール成分)をブレンド後、1日以上10±2℃で放置した後、常温(25℃)に戻し、原液の分離状態を目視で判定した。
◎:相溶状態が極めて良好(溶解能力に余裕あり)
○:相溶状態良好
△○:低温時やや分離あり
×:二層分離
(脆性評価法)A液を30gカップに計量し、決められた量のB液を投入し3500rpmで3秒間攪拌した。直ちに厚さ10mmのアルミ板上に落としフリー発泡させ硬質ポリウレタンフォームを得た。6分後、発泡した円形の硬質ポリウレタンフォームの端部を指触により脆性を評価した。尚、アルミ板、室温とも20℃で評価を行った。
○:全く脆性なし
△:やや脆性あり
×:脆性あり
××:極めて脆性強い
(難燃性評価法)A液を120gカップに計量し、決められた量のB液を投入し3500rpmで3秒間攪拌した。直ちに240×200×100mmの木箱に注ぎフリー発泡させた。1日以上放置後、フォームのコアー部を40×30×50mmの大きさに切りだし、これを試験体とした。燃焼試験は、JIS A 9511の燃焼試験(測定方法B)の装置を用い、金網上に試験体の30×40mm面を下面にして置き1分間燃焼させ、重量保持率を測定した。
【0026】
実施例7〜10および比較例9〜11表3に示す配合表に従って配合液(A液)とクルードMDI(B液)の2成分を用意した。サーマルエアーレス混合タイプのスプレー発泡機としてガスマーFF1600(ガスマー社製)を用い、A液/B液の配合比をVol比 100/100でメインポンプから圧送し、駆体(ベニヤ板あるいはスレート板)に吹き付けて硬質ポリウレタンフォームを得た。尚、施工温度は20℃とし、駆体温度も20℃に設定した。発泡機のA,B液の設定温度(ホース)は、38℃、エアーポンプの空気圧は4kg/cm2で、A,Bのライン圧力は50〜70kg/cm2とした。以下に示す発泡原液の相溶性、脆性および難燃性の各試験により硬質ポリウレタンフォームを評価した。その結果を表3に示す。
(原液相溶性)上記判定方法と同様に行った。
(脆性評価法)スレート板に1層(3〜5mm)硬質ポリウレタンフォームを吹き付け、6分後、指触により脆性を評価した。尚、施工温度は20℃とし、駆体温度も20℃に設定して評価を行った。
(難燃性評価法/A)ベニヤ板に総厚み100〜120mm(5〜6層重ね)吹き付け、硬質ポリウレタンフォームを得た。1日以上放置後、フォームのコアー部を40×30×50mmの大きさに切りだし、これを試験体とした。燃焼試験は、JIS A 9511の燃焼試験(測定方法B)の装置を用い、金網上に試験体の30×40mm面を下面にして置き1分間燃焼させ、重量保持率を測定した。
(難燃性評価法/B)スレート板に総厚み20mm(2層重ね)に吹き付け、硬質ポリウレタンフォームを得た。1日以上放置後、99×99mmに切り出し、建築基準法の難燃材料の発熱性試験(コーンカロリー試験)を行い、5分間の総発熱量を求めた。尚、試験方法は、財)日本建築総合試験所の評価方法に従った。
【0027】
実施例11〜13および比較例12〜14表4に示す配合表に従って、15℃の配合液(A液)とクルードMDI(B液)の2成分を用意した。A液/B液の配合比はNCO/OH=2.5となるよう決定した。以下に示す発泡原液の相溶性、脆性(接着強度)および難燃性の各試験により硬質ポリウレタンフォームを評価した。その結果を表4に示す。
(原液相溶性)上記判定方法と同様に行った。
(接着強度測定法)380×380×40tmmの型の下面に0.4tmmの鋼板を置き50℃に温調した。決められた配合比でA液とB液を10秒間攪拌し、成形密度が40kg/m3になるよう調整して型に注入し、15分で脱型した。1日以上放置後JIS A 9526の接着強度測定方法に従い、ウレタンフォーム/鋼板の接着強度を測定した。
(難燃性評価法)上記接着強度測定法で作成したウレタンフォームを1日以上放置後、フォームのコアー部を40×30×50mmの大きさに切りだし、これを試験体とした。燃焼試験は、JIS A 9511の燃焼試験(測定方法B)の装置を用い、金網上に試験体の30×40mm面を下面にして置き1分間燃焼させ、重量保持率を測定した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【発明の効果】
本発明によると、発泡剤としてオゾン層を破壊しないハイドロフルオロカーボン(HFC)を用いた場合に、ポリエステルポリオールを多く配合しても発泡原液の分離を起こさず、しかも、フォームとしたときに難燃性を低下させることなく、脆性の増大による自己接着性低下の問題のない硬質ポリウレタンフォーム用組成物を提供することができる。
Claims (8)
- (a)有機ポリイソシアネート、(b)ポリオール、(c)ハイドロフルオロカーボン(HFC)を含む発泡剤を含有してなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物において、ポリオール(b)が2−メチル−1,3−プロパンジオール(b-1)を主成分とするアルコール成分と、芳香族ジカルボン酸を主成分とする多価カルボン酸(b-3)とを反応して得られるポリエステルポリオール(イ)を主成分として含むことからなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
- (a)有機ポリイソシアネート、(b)ポリオール、(c)ハイドロフルオロカーボン(HFC)を含む発泡剤を含有してなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物において、ポリオール(b)が2−メチル−1,3−プロパンジオール(b-1)及びその他の多価アルコール(b-2)を主成分とするアルコール成分と、芳香族ジカルボン酸を主成分とする多価カルボン酸(b-3)とを反応して得られるポリエステルポリオール(イ)を主成分として含むことからなる硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
- その他の多価アルコール(b-2)が水酸基として第一級水酸基のみを含有するポリアルキレングリコールを含む請求項2記載の硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
- 2−メチル−1,3−プロパンジオール(b-1)が全多価アルコール成分中20モル%以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
- 多価カルボン酸(b-3)が脂肪族ジカルボン酸を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
- ポリオール(b)が、ポリエーテルポリオール(ロ)を含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
- ポリエステルポリオール(イ)とポリエーテルポリオール(ロ)との混合比率が20〜90重量%:10〜80重量%である請求項6に記載の硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
- ポリオール(b)の水酸基価が150〜450mgKOH/gである請求項1〜7のいずれか一項に記載の硬質ポリウレタンフォーム用組成物。
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