JP4493518B2 - コーナピースブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、ハードトップ車やオープンカー等のサッシュレスカー(以下、単にハードトップ車等という)のフロントピラーとウエストラインのコーナ部分に設けられ、三角パッチと称されるミラー取付部のコーナピースブラケット(以下、三角パッチという)に関する。
図1は、ハードトップ車等のフロントピラー1とウエストライン2のコーナ部に設けられる三角パッチ3を示すものであり、図2は、フロントピラー1に装着されるウエザストリップ4のコーナ部分、図3は図2の3−3線断面、図4は図2の4−4線断面を示すもので、図2に示す三角印は、黒く塗り潰した側が押出し成形部、白抜き部分側が型成形部を示している。以下の図においても同様である。
ウエザストリップ4は、押出成形部4aと、コーナ部の型成形部4bとから構成され、ドアを閉じたときには、三角パッチ3の中実なシール部3aがウエザストリップ4の型成形部4bに弾接してシールを行うようになっている。このシール部3aは、ドア開閉時において、車外側のガラス係止部5と干渉することがないように、ドアを閉めた図4の状態でガラス保持部5より引き離してシール部3aとガラス保持部5との間にクリアランスcを確保しておく必要がある。型成形部4bを図4の一点鎖線で示すように、押出成形部4aと同じ断面形態にすれば、シールが不十分となることから、従来は図4の実線で示すように、型成形部4bの断面形状を押出成形部4aの断面形状より大きくしてシールが十分に行えるようにしていた。
図4に示す従来の態様では、三角パッチ3からドアガラスへの乗り継ぎ部分において、シール部端とドアガラス端との間に図4に示すように段差δができ、この段差部分でシール切れを起し易い。
本発明は、三角パッチのシール部とガラス係止部との間に一定のクリアランスcを確保すると共に、シール部からドアガラスへの乗り継ぎ部分における段差δを少なくしてシール切れを生じにくくした三角パッチを提供することを目的とする。
請求項1に係わる発明は、ハードトップ車等のフロントピラーとウエストラインのコーナ部分に設けられ、ミラーが取付けられる三角パッチであって、フロントピラーに装着されるウエザストリップに弾接する舌片状のシール部を有し、該シール部は、フロントピラーに向けて長く延出してウエザストリップとのシールが十分に行えるような長さを有し、しかも少なくとも先端側がウエザストリップに弾接して撓むような可撓性を有すると共に、先端側が常には車内側に向けて反るように形成されていることを特徴とする。
舌片状のシール部は、中実であってもよいし、中空状であってもよい。
シール部はまた、樹脂で形成してもよいが、好ましくは熱可塑性エラストマー或いはEPDM等のゴムで形成される。
シール部からドアガラスへの乗り継ぎ部には段差ができるが、この段差はシール性及び遮音性の観点からできるだけ少なくするのが望ましい。この段差を少なくするためにシール部の肉厚を薄くすると、エッジとなり、シール部をポリプロピレンのような硬度の高い樹脂で形成すると、エッジに手が触れたとき怪我をするおそれがある。この点シール部を
熱可塑性エラストマー或いはEPDM等のゴムで形成すると、こうした問題を生じない。
シール部はまた、ドアガラス端と略等しく、ドアガラス端との間に段差ができない程度の長さにするのが望ましい。
本発明の三角パッチによると、シール部を長く延ばしてウエザストリップとのシールが十分に行えるようにしたことにより、シール部が弾接するウエザストリップの断面形状を図3に示すように大きく形成する必要がなく、図4に示すような押出成形部4aの断面形状と同じにすることができ、したがって図5に示すように、従来は、型成形で形成していた箇所aから三角印部分までの長さlを押出成形部とすることができ、型成形部を少なくすることができるうえ、型成形部の断面形状も小さくできるためウエザストリップを安価に、しかも堅牢に製作することができること、ウエザストリップの外観の変化が少なく、外観が向上すること、シール部は図3に示すシール部3aに比べ長く延びているため、シール部11からドアガラス6への乗り継ぎ部分におけるシール部端との間の段差δを少なくしてシール切れを生じないようにすることができ、遮音性が向上すること、シール部11は先端側が車内側に撓んでいるため図3に示すガラス係止部5との間に一定のクリアランスcを確保することができること、シール部11の先端側が車内側に撓んだままであると、三角パッチ3からドアガラス6が突出して上昇するときにドアガラス6に干渉し、ドアガラス上昇の障害となるが、シール部先端側がウエザストリップ4に弾接して車外側に向けて撓むことによりドアガラス上昇の支障となることがないこと、等の効果を奏し、これらの効果は、本発明の三角パッチをドロッピングガラスを備えたハードトップ車に適用することにより、より向上するものとなる。
以下、本発明の実施形態の三角パッチについて図面により説明する。
図6及び図7は、本発明に係わる三角パッチのシール部分の構造を示すもので、図6は図5の6−6線における断面構造、図7は同7−7線における断面構造を示している。図中、図2〜図4と同一構造部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
三角パッチ3のシール部11は、熱可塑性エラストマー或いはEPDM等のゴム製で中空状をなし、基部が三角パッチ3に取付けられている。そしてフロントピラー1に向かって長く延ばされ、フロントピラー1に装着のウエザストリップ12との弾接によるシールが十分に行え、しかもシール部11からドアガラス6への乗り継ぎ部分におけるシール部端との間の段差δを少なくしてシール切れを生じないようにしてあると共に、先端側の一側が常には車内側に向かって反っており、ガラス係止部5との間に一定のクリアランスが確保できるようにしてある。
本実施形態のシール部分11によると、ウエザストリップ4とのシールが十分に行えるため、ウエザストリップ4、12を図5に示すように、押出成形部と型成形部を接続する三角印位置(この位置はコーナピースブラケットに弾接する位置である)まで押出成形部とすることができ、型成形部を少なくできるうえ、型成形部の断面形状も小さくできるためウエザストリップを安価にしかも堅牢に製作することができること、ウエザストリップの外観の変化が少なく、外観が向上すること、シール部は図3に示すシール部3aに比べ長く延びているため、シール部11からドアガラス6への乗り継ぎ部分におけるシール部端との間の段差δを少なくしてシール切れを生じないようにすることができ、遮音性が向上すること、シール部11は先端側が車内側に撓んでいるため図3に示すガラス係止部5との間に一定のクリアランスcを確保することができること、シール部11の先端側が車内側に撓んだままであると、三角パッチ3からドアガラス6が突出して上昇するときにドアガラス6に干渉し、ドアガラス上昇の障害となるが、シール部先端側がウエザストリップ4に弾接して車外側に向けて撓むことによりドアガラス上昇の支障となることがないこと、等の効果を奏する。
なお、ドアを閉じてシール部11がウエザストリップ12に弾接して図6の一点鎖線位置に撓んだとき、ガラス係止部5との間にクリアランスcが確保できなくなるが、この状態でドアを開いたとき、シール部11先端がガラス係止部5に干渉するようなことがあっても、シール部11先端部が実線位置方向に撓むようになり、支障はない。ドアを閉じるときには、シール部先端は実線位置にあるため、ガラス係止部5と干渉することはない。
本発明に係わる三角パッチは、ハードトップ車やオープンカー等のサッシュレスカーに用いられ、とくにドロッピングカーを備えたハードトップ車に適用するのがより好ましい。
ハードトップ車の要部の側面図。 コーナ部分の従来のウエザストリップと三角パッチの位置関係を示す図。 図2の3−3線断面図。 同4−4線断面図。 本発明に係わる三角パッチを使用した場合のウエザストリップと三角パッチの位置関係を示す図。 図5の6−6線断面図。 同7−7線断面図。
符号の説明
1・・フロントピラー
2・・ウエストライン
3・・三角パッチ
3a、11・・シール部
4、12・・ウエザストリップ
4a、12a・・押出成形部
4b、12b・・型成形部
5・・ガラス係止部
6・・ドアガラス

Claims (1)

  1. ハードトップ車等のフロントピラー1とウエストライン2のコーナ部分に設けられ、ミラーが取付けられるコーナピースブラケット3であって、フロントピラー1に装着されるウエザストリップ12に弾接する舌片状のシール部11を有し、該シール部11は、フロントピラー1に向けて長く延出してウエザストリップ12とのシールが十分に行えるような長さを有し、しかも少なくとも先端側がウエザストリップ12に弾接して撓むような可撓性を有すると共に、先端側が常には車内側に向けて反るように形成されていることを特徴とするコーナピースブラケット。
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