しかしながら、上述した従来の立体カメラに対して特許文献3の技術を適用した技術では、ズーミング時の消費電力を削減することはできるものの、撮影時のみにズーム機構を作動させているので、撮影前に電子ズーム処理により設定されたズーム倍率と、撮影の時点で設定されている光学ズームのズーム倍率との差が小さい場合には問題ないが、当該差が大きい場合、例えば、電子ズーム処理により設定されたズーム倍率が最小ズーム倍率であり、かつ撮影時に設定されている光学ズームのズーム倍率が最大ズーム倍率である場合等には、レリーズボタン(所謂、シャッター。)の押圧操作による撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差が大きくなってしまう、という問題点があった。当該時間差が大きい場合、撮影時における操作感がユーザにとって違和感のあるものとなってしまうばかりでなく、貴重なシャッター・チャンスを逃してしまうこともあり、この問題点は深刻である。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることのできるカメラ及びカメラのズーム制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のカメラは、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、前記撮影操作手段が操作されるまでは前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに他のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、かつ前記一部のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズに対応する前記移動手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載のカメラによれば、各々異なる位置に設けられた複数のレンズによって被写体像が結像される。また、各々前記複数のレンズに対応する移動手段により、対応するレンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置が光軸方向に移動される。
なお、上記移動手段は、前述のズームモータに相当するものであり、ステッピング・モータ、DC(直流)モータ等のモータやソレノイド等の、本発明のレンズを電気的に光軸方向に移動できるものであれば、如何なるものも適用することができる。また、上記複数のレンズは、各々、1枚のレンズのみで構成してもよいし、複数枚のレンズで構成してもよい。各レンズを複数枚のレンズで構成する場合、上記移動手段は、当該複数枚のレンズの少なくとも1枚を光軸方向に移動させるものとして作用する。
また、請求項1に記載のカメラでは、被写体像のズーム倍率を変更するときにズーム操作手段が操作され、撮影を実行するときに撮影操作手段が操作される。すなわち、本発明のズーム操作手段及び撮影操作手段は、ズーム機能が搭載されたカメラに一般に設けられているズームスイッチ及びレリーズボタンに、各々相当する。
ここで、請求項1に記載のカメラでは、制御手段により、前記撮影操作手段が操作されるまでは前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段が制御され、前記撮影操作手段が操作されたときに他のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段が制御され、かつ前記一部のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズに対応する前記移動手段が制御される。
このように、請求項1に記載のカメラによれば、撮影操作手段が操作されるまでは複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御し、撮影操作手段が操作されたときに他のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載のカメラは、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段を制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項2に記載のカメラによれば、各々異なる位置に設けられた複数のレンズによって被写体像が結像される。また、各々前記複数のレンズに対応する移動手段により、対応するレンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置が光軸方向に移動される。
なお、上記移動手段は、前述のズームモータに相当するものであり、ステッピング・モータ、DC(直流)モータ等のモータやソレノイド等の、本発明のレンズを電気的に光軸方向に移動できるものであれば、如何なるものも適用することができる。また、上記複数のレンズは、各々、1枚のレンズのみで構成してもよいし、複数枚のレンズで構成してもよい。各レンズを複数枚のレンズで構成する場合、上記移動手段は、当該複数枚のレンズの少なくとも1枚を光軸方向に移動させるものとして作用する。
また、請求項2に記載のカメラでは、被写体像のズーム倍率を変更するときにズーム操作手段が操作され、撮影を実行するときに撮影操作手段が操作される。すなわち、本発明のズーム操作手段及び撮影操作手段は、ズーム機能が搭載されたカメラに一般に設けられているズームスイッチ及びレリーズボタンに、各々相当する。
ここで、請求項2に記載のカメラでは、制御手段により、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段が制御されると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段が制御され、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段が制御される。
このように、請求項2に記載のカメラによれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項3記載のカメラは、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段を制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が前記一部のレンズの移動速度より低速で当該一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項3に記載のカメラによれば、各々異なる位置に設けられた複数のレンズによって被写体像が結像される。また、各々前記複数のレンズに対応する移動手段により、対応するレンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置が光軸方向に移動される。
なお、上記移動手段は、前述のズームモータに相当するものであり、ステッピング・モータ、DC(直流)モータ等のモータやソレノイド等の、本発明のレンズを電気的に光軸方向に移動できるものであれば、如何なるものも適用することができる。また、上記複数のレンズは、各々、1枚のレンズのみで構成してもよいし、複数枚のレンズで構成してもよい。各レンズを複数枚のレンズで構成する場合、上記移動手段は、当該複数枚のレンズの少なくとも1枚を光軸方向に移動させるものとして作用する。
また、請求項3に記載のカメラでは、被写体像のズーム倍率を変更するときにズーム操作手段が操作され、撮影を実行するときに撮影操作手段が操作される。すなわち、本発明のズーム操作手段及び撮影操作手段は、ズーム機能が搭載されたカメラに一般に設けられているズームスイッチ及びレリーズボタンに、各々相当する。
ここで、請求項3に記載のカメラでは、制御手段により、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段が制御されると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が前記一部のレンズの移動速度より低速で当該一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段が制御され、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段が制御される。
このように、請求項3に記載のカメラによれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が前記一部のレンズの移動速度より低速で当該一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項4記載のカメラは、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行い、当該一部のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記電子ズーム処理による電子ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように対応する前記移動手段を制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項4に記載のカメラによれば、各々異なる位置に設けられた複数のレンズによって被写体像が結像される。また、各々前記複数のレンズに対応する移動手段により、対応するレンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置が光軸方向に移動される。
なお、上記移動手段は、前述のズームモータに相当するものであり、ステッピング・モータ、DC(直流)モータ等のモータやソレノイド等の、本発明のレンズを電気的に光軸方向に移動できるものであれば、如何なるものも適用することができる。また、上記複数のレンズは、各々、1枚のレンズのみで構成してもよいし、複数枚のレンズで構成してもよい。各レンズを複数枚のレンズで構成する場合、上記移動手段は、当該複数枚のレンズの少なくとも1枚を光軸方向に移動させるものとして作用する。
また、請求項4に記載のカメラでは、被写体像のズーム倍率を変更するときにズーム操作手段が操作され、撮影を実行するときに撮影操作手段が操作される。すなわち、本発明のズーム操作手段及び撮影操作手段は、ズーム機能が搭載されたカメラに一般に設けられているズームスイッチ及びレリーズボタンに、各々相当する。
ここで、請求項4に記載のカメラでは、制御手段により、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理が行われ、当該一部のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記電子ズーム処理による電子ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように対応する前記移動手段が制御されると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段が制御され、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段が制御される。
このように、請求項4に記載のカメラによれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行い、当該一部のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で上記電子ズーム処理による電子ズーム倍率の変化に追従するように制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で上記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
更に、上記目的を達成するために、請求項5記載のカメラは、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率と当該一部のレンズの光学ズーム倍率とが組み合わされたズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行うと共に当該一部のレンズが通常より低速で移動すると共に合焦を行うように対応する前記移動手段を制御し、他のレンズの光学ズーム倍率が当該他のレンズの通常の移動速度より低速で移動して前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項5に記載のカメラによれば、各々異なる位置に設けられた複数のレンズによって被写体像が結像される。また、各々前記複数のレンズに対応する移動手段により、対応するレンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置が光軸方向に移動される。
なお、上記移動手段は、前述のズームモータに相当するものであり、ステッピング・モータ、DC(直流)モータ等のモータやソレノイド等の、本発明のレンズを電気的に光軸方向に移動できるものであれば、如何なるものも適用することができる。また、上記複数のレンズは、各々、1枚のレンズのみで構成してもよいし、複数枚のレンズで構成してもよい。各レンズを複数枚のレンズで構成する場合、上記移動手段は、当該複数枚のレンズの少なくとも1枚を光軸方向に移動させるものとして作用する。
また、請求項5に記載のカメラでは、被写体像のズーム倍率を変更するときにズーム操作手段が操作され、撮影を実行するときに撮影操作手段が操作される。すなわち、本発明のズーム操作手段及び撮影操作手段は、ズーム機能が搭載されたカメラに一般に設けられているズームスイッチ及びレリーズボタンに、各々相当する。
ここで、請求項5に記載のカメラでは、制御手段により、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率と当該一部のレンズの光学ズーム倍率とが組み合わされたズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理が行われると共に当該一部のレンズが通常より低速で移動すると共に合焦を行うように対応する前記移動手段が制御され、他のレンズの光学ズーム倍率が当該他のレンズの通常の移動速度より低速で移動して前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段が制御され、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段が制御される。
このように、請求項5に記載のカメラによれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率と当該一部のレンズの光学ズーム倍率とが組み合わされたズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行うと共に当該一部のレンズが通常より低速で移動するように制御し、他のレンズの光学ズーム倍率が当該他のレンズの通常の移動速度より低速で移動して上記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項6記載のカメラのズーム制御方法は、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、を備えたカメラのズーム制御方法であって、前記撮影操作手段が操作されるまでは前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに他のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、かつ前記一部のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御するものである。
従って、請求項6記載のカメラのズーム制御方法によれば、カメラを請求項1記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項1記載の発明と同様に、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項7記載のカメラのズーム制御方法は、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、を備えたカメラのズーム制御方法であって、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段を制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御するものである。
従って、請求項7記載のカメラのズーム制御方法によれば、カメラを請求項2記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項2記載の発明と同様に、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項8記載のカメラのズーム制御方法は、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、を備えたカメラのズーム制御方法であって、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となると共に合焦を行うように当該一部のレンズに対応する前記移動手段を制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が前記一部のレンズの移動速度より低速で当該一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御するものである。
従って、請求項8記載のカメラのズーム制御方法によれば、カメラを請求項3記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項3記載の発明と同様に、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項9記載のカメラのズーム制御方法は、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、を備えたカメラのズーム制御方法であって、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行い、当該一部のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記電子ズーム処理による電子ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように対応する前記移動手段を制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御するものである。
従って、請求項9記載のカメラのズーム制御方法によれば、カメラを請求項4記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項4記載の発明と同様に、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
更に、上記目的を達成するために、請求項10記載のカメラのズーム制御方法は、各々異なる位置に設けられると共に、被写体像を結像させる複数のレンズと、各々前記複数のレンズに対応すると共に、対応する前記レンズの光学ズーム倍率を変更するために当該レンズの位置を光軸方向に移動させる複数の移動手段と、被写体像のズーム倍率を変更するときに操作されるズーム操作手段と、撮影を実行するときに操作される撮影操作手段と、を備えたカメラのズーム制御方法であって、前記撮影操作手段が操作されるまで、前記複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率と当該一部のレンズの光学ズーム倍率とが組み合わされたズーム倍率が前記ズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行うと共に当該一部のレンズが通常より低速で移動すると共に合焦を行うように対応する前記移動手段を制御し、他のレンズの光学ズーム倍率が当該他のレンズの通常の移動速度より低速で移動して前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従すると共に合焦を行うように当該他のレンズに対応する前記移動手段を制御し、前記撮影操作手段が操作されたときに前記一部のレンズ及び前記他のレンズの合焦を行うように前記一部のレンズ及び前記他のレンズに対応する前記移動手段を制御するものである。
従って、請求項10記載のカメラのズーム制御方法によれば、カメラを請求項5記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項5記載の発明と同様に、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
請求項1に記載のカメラ及び請求項6に記載のカメラのズーム制御方法によれば、撮影操作手段が操作されるまでは複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御し、撮影操作手段が操作されたときに他のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる、という効果が得られる。
また、請求項2に記載のカメラ及び請求項7に記載のカメラのズーム制御方法によれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で前記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる、という効果が得られる。
また、請求項3に記載のカメラ及び請求項8に記載のカメラのズーム制御方法によれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズの光学ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が前記一部のレンズの移動速度より低速で当該一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる、という効果が得られる。
また、請求項4に記載のカメラ及び請求項9に記載のカメラのズーム制御方法によれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行い、当該一部のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で上記電子ズーム処理による電子ズーム倍率の変化に追従するように制御すると共に、他のレンズの光学ズーム倍率が所定時間差で上記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる、という効果が得られる。
更に、請求項5に記載のカメラ及び請求項10に記載のカメラのズーム制御方法によれば、撮影操作手段が操作されるまで、複数のレンズにおける一部のレンズにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率と当該一部のレンズの光学ズーム倍率とが組み合わされたズーム倍率がズーム操作手段に対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行うと共に当該一部のレンズが通常より低速で移動するように制御し、他のレンズの光学ズーム倍率が当該他のレンズの通常の移動速度より低速で移動して上記一部のレンズの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を立体撮影が可能なデジタル電子スチルカメラ(以下、単に「デジタルカメラ」という。)に適用した場合について説明する。
〔第1の実施の形態〕
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、各々被写体像を結像させるための一対のレンズ12A及びレンズ12Bと、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)52Aと、電源スイッチ52Eと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン52Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。そして、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、3次元の立体撮影を行うモードである立体撮影モード、2次元の通常の撮影を行うモードである通常撮影モード、及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するために操作されるモード切替スイッチ52Bと、十字カーソルボタン52Cと、撮影時に被写体像のズーミング(拡大及び縮小)を行うときに操作されるズームスイッチ52Dと、が備えられている。
なお、十字カーソルボタン52Cは、LCD30の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成されている。また、ズームスイッチ52Dは、同図の‘T’の位置に対応し、かつ被写体像を拡大するときに操作されるテレ・スイッチと、同図の‘W’の位置に対応し、かつ被写体像を縮小するときに操作されるワイド・スイッチと、により構成されている。
一方、デジタルカメラ10の側面には、撮影によって得られたデジタル画像データが記録可能な記録メディア(ここでは、当該デジタル画像データが画像ファイルとして記録される記録メディア。)を装着することができるスロットSLが設けられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の主要構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12Aを含んで構成された光学ユニット13Aと、レンズ12Aの光軸後方に配設されたCCD(電荷結合素子)14Aと、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16Aと、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18Aと、を含んで構成された第1撮像系88Aを備えている。また、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12Bを含んで構成された光学ユニット13Bと、レンズ12Bの光軸後方に配設されたCCD14Bと、CDS16Bと、ADC18Bと、を含んで構成された第2撮像系88Bを備えている。
すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、互いに同様の構成とされた第1撮像系88A及び第2撮像系88Bの2つの撮像系を備えており、これらを用いることによって立体撮影を可能としている。なお、通常の2次元の撮影を行う際には、第1撮像系88A及び第2撮像系88Bの何れか一方が選択的に用いられる。
第1撮像系88Aにおいて、CCD14Aの出力端はCDS16Aの入力端に、CDS16Aの出力端はADC18Aの入力端に、各々接続されている。同様に、第2撮像系88Bにおいても、CCD14Bの出力端はCDS16Bの入力端に、CDS16Bの出力端はADC18Bの入力端に、各々接続されている。
ここで、CDS16A及びCDS16Bによる相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
一方、デジタルカメラ10は、ADC18A及びADC18Bの各々の出力端に入力端が接続されると共に、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、通常撮影モードが設定されている際に、適用されている第1撮像系88A及び第2撮像系88Bの何れか一方によって取得されたデジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、立体撮影モードが設定されている際に第1撮像系88A及び第2撮像系88Bの双方によって取得された2つのデジタル画像データに対して各種画像処理を施して合成する立体画像信号処理回路23と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して圧縮形式に応じた形式で伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する一方、LCD30に表示させる画像を示す映像信号(本実施の形態では、NTSC信号)を生成してビデオ出力端子OUTに出力するビデオ/LCDエンコーダ28と、を備えている。
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央演算処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、撮影に用いられているCCD14A及びCCD14Bの少なくとも一方による撮像によって得られた画像のコントラスト値。)を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、撮影に用いられているCCD14A及びCCD14Bの少なくとも一方による撮像によって得られた画像の明るさを示す量(以下、「測光データ」という。)。)を検出するAE・AWB検出回路36と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(Video RAM)により構成された第2メモリ40と、を備えている。
更に、デジタルカメラ10は、スロットSLに装着された記録メディア43をデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42と、スピーカ72と、スピーカ72によって外部に音声情報を出力するための処理を行う音声出力処理部46と、2系統設けられたマイク(ステレオマイク)とアンプ84を介して入力された音声情報を示すアナログ信号をデジタルカメラ10において取り扱うことのできるデジタル音声データに変換する等の処理を行う音声入力処理部82と、を備えている。
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、立体画像信号処理回路23、圧縮・伸張処理回路24、ビデオ/LCDエンコーダ28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40、メディアコントローラ42、音声出力処理部46、及び音声入力処理部82は、各々システムバスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、立体画像信号処理回路23、圧縮・伸張処理回路24、及びビデオ/LCDエンコーダ28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38、第2メモリ40、及び記録メディア43へのアクセスと、音声出力処理部46を介したスピーカ72による音声情報の出力と、マイク、アンプ84及び音声入力処理部82を介した音声情報の入力と、を各々行うことができる。
一方、第1撮像系88Aには、主としてCCD14Aを駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14Aに供給するタイミングジェネレータ48Aが設けられており、当該タイミングジェネレータ48Aの入力端はCPU32に、出力端はCCD14Aに、各々接続されていて、CCD14Aの駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48Aを介して制御される。
更に、CPU32は第1撮像系88Aに設けられたモータ駆動部50Aの入力端に接続され、モータ駆動部50Aの出力端は光学ユニット13Aに備えられた焦点調整モータ、ズームモータ11A及び絞り駆動モータに接続されている。なお、図2では、本発明に特に関係するズームモータ11Aのみ図示し、焦点調整モータ及び絞り駆動モータについては図示を省略する。
すなわち、本実施の形態に係る光学ユニット13Aに含まれるレンズ12Aは複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ11A及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ11A及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50Aから供給された駆動信号によって駆動される。
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータ11Aを駆動制御して光学ユニット13Aに含まれるレンズの焦点距離を変化させる。なお、上記レンズ駆動機構には、ズームモータ11Aにより移動された部位の位置を特定することができるようにするために、当該部位がホームポジションに位置することを検知するフォトインタラプタと、ズームモータ11Aの回転数を検知するためのパルスエンコーダとが備えられており、CPU32は、これらフォトインタラプタ及びパルスエンコーダからの出力信号に基づいて、レンズ12Aの焦点距離を常時把握することができる。
また、CPU32は、CCD14Aによる撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
なお、第2撮像系88Bにも、第1撮像系88Aのものと同一の構成とされたタイミングジェネレータ48B及びモータ駆動部50Bが備えられており、第1撮像系88Aと同様に、これらを介してCPU32により、CCD14Bの駆動と、光学ユニット13Bに備えられた不図示のレンズ駆動機構に含まれる焦点調整モータ、ズームモータ11B及び絞り駆動モータの駆動と、が制御される。
更に、前述したレリーズボタン52A、モード切替スイッチ52B、十字カーソルボタン52C、ズームスイッチ52D、及び電源スイッチ52Eの各種ボタン類及びスイッチ類(図2では、「操作部52」と総称。)はCPU32に接続されており、CPU32は、これらのボタン類及びスイッチ類に対する操作状態を常時把握できる。
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10には、電源回路54と電池56が備えられており、電源回路54は、CPU32による制御の下に、電池56から入力された電力に基づいて適切な作動用の電力を生成して各部に供給する。なお、錯綜を回避するために、同図では、電源回路54から電力が供給される各部への接続線の図示を省略している。
更に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10には、クロックジェネレータ80が備えられており、クロックジェネレータ80は、CPU32による制御の下に適切なクロック信号を生成して各部に供給する。なお、錯綜を回避するために、同図では、クロックジェネレータ80からクロック信号が供給される各部への接続線の図示を省略している。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。まず、立体撮影時におけるデジタルカメラ10の全体的な動作の概要を説明する。
まず、第1撮像系88Aにおいて、CCD14Aによる被写体像の光学ユニット13Aを介した撮像が行われ、被写体像を示す信号がCCD14AからCDS16Aに順次出力される。
CDS16Aは、CCD14Aから入力された信号に対して相関二重サンプリング処理を施し、これによって得られたR(赤)、G(緑)、B(青)のアナログ画像信号を順次ADC18Aに出力する。
そして、ADC18Aは、CDS16Aから入力されたR、G、Bのアナログ画像信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
この第1撮像系88Aの動作に並行して、第2撮像系88Bにおいても、CCD14Bによる被写体像の光学ユニット13Bを介した撮像が行われて当該被写体像を示す信号がCCD14BからCDS16Bに順次出力され、CDS16Bにより、CCD14Bから入力された信号に対して相関二重サンプリング処理を施し、これによって得られたR、G、Bのアナログ画像信号を順次ADC18Bに出力し、ADC18Bは、CDS16Bから入力されたR、G、Bのアナログ画像信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18A及びADC18Bから順次入力される2画像分のデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
第2メモリ40の所定領域に格納された2画像分のデジタル画像データは、CPU32による制御下で立体画像信号処理回路23によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量(測光データ)に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、これら2画像分のYC信号を合成して立体画像を示すYC信号を生成し、当該YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
ここで、立体画像信号処理回路23では、第1撮像系88A及び第2撮像系88Bにより得られたYC信号を、それぞれ右目用、左目用の画像を示すYC信号として認識し、これら2画像分のYC信号に基づいて、立体画像を示すYC信号を生成する。
なお、LCD30は、各撮像系による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、第2メモリ40の所定領域に格納された立体画像を示すYC信号のうち、何れか一方の撮像系(本実施の形態では、第1撮像系88A)により得られたYC信号のみを、ビデオ/LCDエンコーダ28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン52Aがユーザによって半押し状態とされたタイミングで、各撮像系において前述したようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされたタイミングで、その時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア43に記録する。
なお、通常撮影モードが設定されている場合の撮影時におけるデジタルカメラ10の動作は、立体画像信号処理回路23に代えて、画像信号処理回路22により、予め選択された撮像系によって得られたデジタル画像データのみに対して各種画像信号処理を施してYC信号を生成し、当該YC信号を第2メモリ40に格納する点を除いて、上述した立体撮影モードが設定されている場合の動作と略同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、図3及び図4を参照して、立体撮影時にデジタルカメラ10において実行される処理のうち、本発明に特に関係する部分の処理について詳細に説明する。なお、図3は、モード切替スイッチ52Bにより立体撮影モードが設定されている場合に、デジタルカメラ10のCPU32で実行される撮影処理の、本発明に特に関係する部分の流れを示すフローチャートである。また、図4は、当該撮影処理の実行によるズーム状態及びフォーカス状態(合焦状態)の推移の一例を示す説明図である。更に、ここでは、錯綜を回避するために、先に説明したデジタルカメラ10の全体的な動作については、できるだけ説明を省略する。
図3のステップ100では、ズームスイッチ52Dが押圧操作されているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ102に移行して、何れか一方のレンズ(本実施の形態では、レンズ12A)の光学ズーム倍率が、予め定められた光学ズーム倍率の設定可能範囲(本実施の形態では、1.0倍〜3.0倍)内でズームスイッチ52Dに対する操作に応じて所定倍率だけ変更されるように、モータ駆動部50Aを介して光学ユニット13Aに設けられているズームモータ11Aを制御する。
また、ステップ102では、上記レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行い、その後に上記ステップ100に戻る。
なお、本ステップ102におけるズームモータ11Aの制御では、ズームスイッチ52Dのテレ・スイッチが押圧操作されている場合は、この時点のズーム倍率に所定倍率(本実施の形態では、0.1倍)を加算して得られた倍率となるようにズームモータ11Aを制御し、ズームスイッチ52Dのワイド・スイッチが押圧操作されている場合には、この時点のズーム倍率から所定倍率(本実施の形態では、0.1倍)を減算して得られた倍率となるようにズームモータ11Aを制御する。また、上記ステップ100に戻る際に、CPU32は、図示しないレンズ駆動機構に含まれるフォトインタラプタ及びパルスエンコーダからの出力信号に基づいて得られるレンズ12Aの焦点距離を第1メモリ38の所定領域に記憶する。
一方、上記ステップ100において否定判定となった場合、すなわち、ズームスイッチ52Dが押圧操作されていない場合にはステップ120に移行し、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ100に戻り、肯定判定となった場合にはステップ122に移行する。
ステップ122では、上記ステップ102で制御対象としたレンズ(レンズ12A)の合焦制御を行うと共に、他のレンズ(レンズ12B)の光学ズーム倍率が、上記ステップ102の処理によって最終的に第1メモリ38に記憶された焦点距離に対応する倍率となるように、モータ駆動部50Bを介して光学ユニット13Bに設けられているズームモータ11Bを制御する。
また、ステップ122では、上記レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行い、その後に上記ステップ124に移行する。
ステップ124では、レリーズボタン52Aが全押し状態とされたか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ126に移行してレリーズボタン52Aが未押下位置まで復帰されたか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ124へ戻り、肯定判定となった場合には上記ステップ100に戻る。一方、上記ステップ124において肯定判定となった場合にはステップ128に移行する。
上記ステップ100〜ステップ126の繰り返し処理により、ユーザによってズームスイッチ52Dが操作されている間はステップ100〜ステップ102の処理によってズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率での被写体像の表示がLCD30に行われ、ユーザによってレリーズボタン52Aが半押し状態とされた時点で、この時点でズームスイッチ52Dによる操作に応じて設定されたズーム倍率となるようにレンズ12Bの光学ズーム倍率が設定されると共に、双方のレンズの合焦制御が行われる。
そして、当該半押し状態から引き続きレリーズボタン52Aが全押し状態とされずに未押下位置まで復帰された場合には、この状態での撮影は行われないものと見なして上記ステップ100に戻り、再びズームスイッチ52D又はレリーズボタン52Aの押圧操作待ちを行い、レリーズボタン52Aに対する半押し状態から引き続き全押し状態に移行した場合には、撮影を行うものと見なしてステップ128に移行している。
ステップ128では、この時点で第2メモリ40に記憶されている立体画像を示すYC信号を圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア43に記録し、次のステップ130では、モード切替スイッチ52Bによる設定が他のモードに移行したか否かを判定することによって当該撮影処理を終了するか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ100に戻り、肯定判定となった時点で本撮影処理を終了する。
本撮影処理により、一例として図4に示すように、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、レンズ12A(同図では、「L側」と表記。)の光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるようにレンズ12Aに対応するズームモータ11Aを制御すると共に、当該レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行う。
このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまではレンズ12B(同図では、「R側」と表記。)の光学ズーム倍率の変更を行わないため、その分の消費電力を削減することができる。
一方、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、レンズ12Aの合焦制御を行うと共に、レンズ12Bの光学ズーム倍率が、ユーザによるズーム操作に応じてレンズ12Aにより設定された最終的な光学ズーム倍率となるようにレンズ12Bに対応するズームモータ11Bを制御し、かつ当該レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行い、その後にレリーズボタン52Aが全押し状態に移行した時点で撮影を行うようにしている。
このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときに、ユーザによるズーム操作に応じた最終的なズーム倍率となるようにレンズ12Bの光学ズーム倍率を変更するようにしているため、当該変更のための消費電力は、ズーム操作時に双方のレンズの光学ズーム倍率を変更する場合におけるレンズ12Bに関する消費電力に比較して少ないものとなり、この結果、全体的なズーミング時の消費電力を削減することができる。
また、このとき、CPU32は、レンズ12Bのみに対する光学ズーム倍率設定のための制御を行えばよいので、撮影前に双方のレンズにより得られるデジタル画像データに対して電子ズーム処理を施し、撮影時に双方のレンズの光学ズーム倍率を最終値に設定する従来の技術に比較して、撮影時におけるCPU32の制御上の負荷を低減することができ、この結果として、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、レリーズボタン52Aが操作されるまではレンズ12Aの光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるように制御し、レリーズボタン52Aが操作されたときにレンズ12Bの光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
なお、本実施の形態では、レリーズボタン52Aが操作されるまでの制御対象とされるレンズ(本実施の形態では、レンズ12A)の焦点距離を第1メモリ38に逐次記憶しておき、レリーズボタン52Aが操作されたときに他のレンズ(レンズ12B)の焦点距離が上記第1メモリ38に記憶しておいた焦点距離と同一となるように制御することにより当該他のレンズの光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるように当該他のレンズに対応するズームモータを制御する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記焦点距離に代えて光学ズーム倍率を第1メモリ38に記憶しておき、これを用いて他のレンズの光学ズーム倍率を設置する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本第2の実施の形態に係るデジタルカメラの構成は上記第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図5及び図6を参照して、立体撮影時に本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10において実行される処理のうち、本発明に特に関係する部分の処理について詳細に説明する。なお、図5は、モード切替スイッチ52Bにより立体撮影モードが設定されている場合に、デジタルカメラ10のCPU32で実行される撮影処理の、本発明に特に関係する部分の流れを示すフローチャートであり、同図における図3と同一の処理を行うステップについては図3と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。また、図6は、当該撮影処理の実行によるズーム状態及びフォーカス状態(合焦状態)の推移の一例を示す説明図である。
ユーザによってズームスイッチ52Dが操作されて図5のステップ102の処理が終了すると、次のステップ104では、所定期間(本実施の形態では、1秒間)の経過待ちを行い、次のステップ106では、ステップ102において制御対象とされなかったレンズ(レンズ12B)の光学ズーム倍率が、上記ステップ102において制御対象とされたレンズ(レンズ12A)の光学ズーム倍率に追従するように、モータ駆動部50Bを介して光学ユニット13Bに設けられているズームモータ11Bを制御する。なお、このときCPU32は、レンズ12Bの光学ズーム倍率が、ステップ102の処理によって第1メモリ38の所定領域に記憶したレンズ12Aの焦点距離に対応する倍率となるように、ズームモータ11Bを制御する。
また、ステップ106では、レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行い、その後に上記ステップ100に戻る。
一方、ユーザによってレリーズボタン52Aが半押し状態にされると、ステップ121では、上記ステップ102で制御対象としたレンズ(レンズ12A)の合焦制御を行うと共に、他のレンズ(レンズ12B)の光学ズーム倍率が、上記ステップ102の処理によって最終的に第1メモリ38に記憶された焦点距離に対応する倍率となっていない場合に当該倍率となるように、モータ駆動部50Bを介して光学ユニット13Bに設けられているズームモータ11Bを制御する。
なお、レンズ12Bの光学ズーム倍率を変更する際には、ズームモータ11Bをズームモータ11Aよりも高速に回転駆動させることによって、レンズ12Bの光学ズーム倍率を高速にレンズ12Aに一致させるようにする。当該高速回転を実現する具体的な方法としては、ズームモータ11A及びズームモータ11BがDCモータである場合には、ズームモータ11Bへの印加電圧レベルをズームモータ11Aへの印加電圧レベルより高くする方法を、ズームモータ11A及びズームモータ11Bがステッピング・モータである場合には、ズームモータ11Bへの印加パルスレートをズームモータ11Aへの印加パルスレートより速くする方法を、各々例示することができる。
また、ステップ121では、レンズ12Bの合焦制御を行い、その後にステップ124に移行する。
以上のような撮影処理により、一例として図6(A)、(B)に示すように、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、レンズ12A(同図では、「L側」と表記。)の光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるようにレンズ12Aに対応するズームモータ11Aを制御すると共に、当該レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行う。
また、当該レンズ12Aの制御に所定時間差で追従して、レンズ12B(同図では、「R側」と表記。)の光学ズーム倍率がレンズ12Aと同様となるようにレンズ12Bに対応するズームモータ11Bを制御すると共に、当該レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行う。
このように、本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまではレンズ12Bの光学ズーム倍率の変更をレンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に所定期間を隔てて追従するように行っているため、ユーザによるズーム操作が拡大及び縮小の操作を繰り返して行うことによって徐々に所望のズーム倍率に至る場合において、当該繰り返し操作に応じたレンズ12Bの無駄なズーム動作を抑制することができ、レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更をレンズ12Aの光学ズーム倍率の変更と同時に行う場合に比較して消費電力を削減することができる。
一方、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、レンズ12Aの合焦制御を行うと共に、レンズ12Bの光学ズーム倍率が、ユーザによるズーム操作に応じてレンズ12Aにより設定された最終的な光学ズーム倍率となっていない場合に当該ズーム倍率となるようにレンズ12Bに対応するズームモータ11Bを制御し、かつレンズ12Bの合焦制御を行い、その後にレリーズボタン52Aが全押し状態に移行した時点で撮影を行うようにしている。
すなわち、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、一例として図6(A)に示すようにレンズ12Bの光学ズーム倍率は確定されているか、又は、一例として図6(B)に示すようにレンズ12Bの光学ズーム倍率は或る程度はレンズ12Aの光学ズーム倍率に近づいているので、撮影前に双方のレンズにより得られるデジタル画像データに対して電子ズーム処理を施し、撮影時に双方のレンズの光学ズーム倍率を最終値に設定する従来の技術に比較して、撮影時におけるレンズ12Bの光学ズーム倍率の変更期間を大幅に短くすることができ、この結果として、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を大幅に短くすることができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、レリーズボタン52Aが操作されるまで、レンズ12Aの光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるように制御すると共に、レンズ12Bの光学ズーム倍率が所定時間差でレンズ12Aの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、本第3の実施の形態に係るデジタルカメラの構成も上記第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図7及び図8を参照して、立体撮影時に本第3の実施の形態に係るデジタルカメラ10において実行される処理のうち、本発明に特に関係する部分の処理について詳細に説明する。なお、図7は、モード切替スイッチ52Bにより立体撮影モードが設定されている場合に、デジタルカメラ10のCPU32で実行される撮影処理の、本発明に特に関係する部分の流れを示すフローチャートであり、同図における図5と同一の処理を行うステップについては図5と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。また、図8は、当該撮影処理の実行によるズーム状態及びフォーカス状態(合焦状態)の推移の一例を示す説明図である。
ユーザによってズームスイッチ52Dが操作されて図7のステップ102の処理が終了すると、次のステップ108では、ステップ102において制御対象とされなかったレンズ(レンズ12B)の光学ズーム倍率が、上記ステップ102において制御対象とされたレンズ(レンズ12A)の光学ズーム倍率に追従するように、モータ駆動部50Bを介して光学ユニット13Bに設けられているズームモータ11Bを制御する。
なお、このときCPU32は、ズームモータ11Bをズームモータ11Aよりも低速に回転駆動させることによって、レンズ12Bの光学ズーム倍率をレンズ12Aよりも低速に変更させるようにする。当該低速回転を実現する具体的な方法としては、ズームモータ11A及びズームモータ11BがDCモータである場合には、ズームモータ11Bへの印加電圧レベルをズームモータ11Aへの印加電圧レベルより低くする方法を、ズームモータ11A及びズームモータ11Bがステッピング・モータである場合には、ズームモータ11Bへの印加パルスレートをズームモータ11Aへの印加パルスレートより遅くする方法を、各々例示することができる。また、このときCPU32は、レンズ12Bの光学ズーム倍率が、ステップ102の処理によって第1メモリ38の所定領域に記憶したレンズ12Aの焦点距離に対応する倍率となるように、ズームモータ11Bを制御する。
また、ステップ108では、レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行い、その後に上記ステップ100に戻る。
以上のような撮影処理により、一例として図8に示すように、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、レンズ12A(同図では、「L側」と表記。)の光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるようにレンズ12Aに対応するズームモータ11Aを制御すると共に、当該レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行う。
また、当該レンズ12Aの制御に追従して、レンズ12B(同図では、「R側」と表記。)の光学ズーム倍率がレンズ12Aと同様となるようにレンズ12Bに対応するズームモータ11Bを制御すると共に、当該レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行う。
ここで、CPU32は、このズームモータ11Bの回転速度をズームモータ11Aの回転速度より低速とするようにしているため、ズームモータ11Bをズームモータ11Aと同一回転速度で回転駆動させる場合に比較して、ズームモータ11Bを回転駆動させるための消費電力を低減することができる。
一方、デジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、レンズ12Aの合焦制御を行うと共に、レンズ12Bの光学ズーム倍率が、ユーザによるズーム操作に応じてレンズ12Aにより設定された最終的な光学ズーム倍率となっていない場合に当該ズーム倍率となるようにレンズ12Bに対応するズームモータ11Bを制御し、かつレンズ12Bの合焦制御を行い、その後にレリーズボタン52Aが全押し状態に移行した時点で撮影を行うようにしている。
すなわち、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、一例として図8に示すようにレンズ12Bの光学ズーム倍率は確定されているか、又は或る程度はレンズ12Aの光学ズーム倍率に近づいているので、撮影前に双方のレンズにより得られるデジタル画像データに対して電子ズーム処理を施し、撮影時に双方のレンズの光学ズーム倍率を最終値に設定する従来の技術に比較して、撮影時におけるレンズ12Bの光学ズーム倍率の変更期間を大幅に短くすることができ、この結果として、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を大幅に短くすることができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、レリーズボタン52Aが操作されるまで、レンズ12Aの光学ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるように制御すると共に、レンズ12Bの光学ズーム倍率がレンズ12Aの移動速度より低速でレンズ12Aの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、本第4の実施の形態に係るデジタルカメラの構成も上記第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図9及び図10を参照して、立体撮影時に本第4の実施の形態に係るデジタルカメラ10において実行される処理のうち、本発明に特に関係する部分の処理について詳細に説明する。なお、図9は、モード切替スイッチ52Bにより立体撮影モードが設定されている場合に、デジタルカメラ10のCPU32で実行される撮影処理の、本発明に特に関係する部分の流れを示すフローチャートであり、同図における図3と同一の処理を行うステップについては図3と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。また、図10は、当該撮影処理の実行によるズーム状態及びフォーカス状態(合焦状態)の推移の一例を示す説明図である。
ユーザによってズームスイッチ52Dが操作されると、図9のステップ110では、何れか一方のレンズ(本実施の形態では、レンズ12A)により得られたデジタル画像データに対する電子ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じて所定倍率だけ変更されるように、当該デジタル画像データに対する電子ズーム処理を行う。
なお、本実施の形態に係る上記電子ズーム処理は、電子ズーム倍率が1を超えている場合には、CCD14Aによる撮像では得られていない画素データ(画素単位のデジタル画像データ)を補間処理によりズーム倍率の大きさに応じて新たに生成することにより行い、電子ズーム倍率が1未満である場合には、CCD14Aによる撮像で得られているデジタル画像データに対するズーム倍率の大きさに応じた画素単位の間引き処理によって行う。
次のステップ112では、所定期間(本実施の形態では、1秒間)の経過待ちを行い、次のステップ114では、ステップ110において制御対象とされたレンズ(レンズ12A)の光学ズーム倍率が、上記ステップ110において適用された電子ズーム倍率に追従するように、モータ駆動部50Aを介して光学ユニット13Aに設けられているズームモータ11Aを制御する。なお、このときCPU32は、レンズ12Aの光学ズーム倍率が上昇するに従って上記電子ズーム倍率を低下させることにより、電子ズーム倍率と光学ズーム倍率の合計倍率が変化しないようにする。
また、ステップ114では、レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行い、その後にステップ116に移行する。
ステップ116では、所定期間(本実施の形態では、1秒間)の経過待ちを行い、次のステップ118では、ステップ114において制御対象とされなかったレンズ(レンズ12B)の光学ズーム倍率が、ステップ114において制御対象とされたレンズ(レンズ12A)の光学ズーム倍率に追従するように、モータ駆動部50Bを介して光学ユニット13Bに設けられているズームモータ11Bを制御する。
また、ステップ118では、レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行い、その後にステップ100に戻る。
一方、ユーザによってレリーズボタン52Aが半押し状態にされると、ステップ123では、レンズ12A及びレンズ12Bの少なくとも一方がズームスイッチ52Dへの操作に応じた最終的な光学ズーム倍率となっていない場合には、当該レンズを当該光学ズーム倍率となるように対応するズームモータを制御すると共に、当該制御の如何にかかわらず、双方のレンズの合焦制御を行う。
なお、少なくとも一方のレンズの光学ズーム倍率を変更する際には、対応するズームモータを通常よりも高速に回転駆動させることによって、当該レンズの光学ズーム倍率を高速に最終的な光学ズーム倍率に一致させるようにする。当該高速回転を実現する具体的な方法としては、ズームモータ11A及びズームモータ11BがDCモータである場合には、対応するズームモータへの印加電圧レベルを通常より高くする方法を、ズームモータ11A及びズームモータ11Bがステッピング・モータである場合には、対応するズームモータへの印加パルスレートを通常より速くする方法を、各々例示することができる。
以上のような撮影処理により、一例として図10に示すように、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、レンズ12A(同図では、「L側」と表記。)により取得されたデジタル画像データに対する電子ズーム倍率をズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率とするように電子ズーム処理を施し、これに所定時間差で追従して当該レンズ12Aの光学ズーム倍率が変化するようにズームモータ11Aを制御すると共に、当該レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行う。
また、当該レンズ12Aの制御に所定時間差で追従して、レンズ12B(同図では、「R側」と表記。)の光学ズーム倍率がレンズ12Aと同様となるようにズームモータ11Bを制御すると共に、当該レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行う。
このように、本第4の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、レンズ12Aにより取得されたデジタル画像データに対する電子ズーム処理によってズーム倍率を設定し、これに所定期間を隔てて追従するように当該レンズ12Aによる光学ズーム倍率の変更を行っているため、ユーザによるズーム操作が拡大及び縮小の操作を繰り返して行うことによって徐々に所望のズーム倍率に至る場合において、当該繰り返し操作に応じたレンズ12Aの無駄なズーム動作を抑制することができ、レンズ12Aのズーム倍率の変更を電子ズーム処理を併用せずに行う場合に比較して消費電力を削減することができる。
また、本第4の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更をレンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に所定期間を隔てて追従するように行っているため、ユーザによるズーム操作が拡大及び縮小の操作を繰り返して行うことによって徐々に所望のズーム倍率に至る場合において、当該繰り返し操作に応じたレンズ12Bの無駄なズーム動作を抑制することができ、レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更をレンズ12Aの光学ズーム倍率の変更と同時に行う場合に比較して消費電力を削減することができる。
一方、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、レンズ12A及びレンズ12Bの少なくとも一方がズームスイッチ52Dへの操作に応じた最終的な光学ズーム倍率となっていない場合に限り、当該レンズを当該光学ズーム倍率となるように対応するズームモータを通常より高速制御すると共に、当該制御の如何にかかわらず、双方のレンズの合焦制御を行う。なお、図10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされた時点で双方のレンズの光学ズーム倍率が上記最終的な光学ズーム倍率となっている場合について示されている。
すなわち、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、レンズ12A及びレンズ12Bの光学ズーム倍率は、双方とも、少なくとも最終的な光学ズーム倍率に近づいているので、撮影前に双方のレンズにより得られるデジタル画像データに対して電子ズーム処理を施し、撮影時に双方のレンズの光学ズーム倍率を最終値に設定する従来の技術に比較して、撮影時におけるレンズ12A及びレンズ12Bの光学ズーム倍率の変更期間を大幅に短くすることができ、この結果として、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を大幅に短くすることができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、レリーズボタン52Aが操作されるまで、レンズ12Aにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行い、レンズ12Aの光学ズーム倍率が所定時間差で上記電子ズーム処理による電子ズーム倍率の変化に追従するように制御すると共に、レンズ12Bの光学ズーム倍率が所定時間差でレンズ12Aの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、本第5の実施の形態に係るデジタルカメラの構成も上記第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図11及び図12を参照して、立体撮影時に本第5の実施の形態に係るデジタルカメラ10において実行される処理のうち、本発明に特に関係する部分の処理について詳細に説明する。なお、図11は、モード切替スイッチ52Bにより立体撮影モードが設定されている場合に、デジタルカメラ10のCPU32で実行される撮影処理の、本発明に特に関係する部分の流れを示すフローチャートであり、同図における図9と同一の処理を行うステップについては図9と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。また、図12は、当該撮影処理の実行によるズーム状態及びフォーカス状態(合焦状態)の推移の一例を示す説明図である。
ステップ112による所定期間の経過待ちの後、ステップ115では、ステップ110において制御対象とされたレンズ(レンズ12A)の光学ズーム倍率が、上記ステップ110において適用された電子ズーム倍率に追従するように、モータ駆動部50Aを介して光学ユニット13Aに設けられているズームモータ11Aを制御する。
なお、このときCPU32は、ズームモータ11Aを通常よりも低速に回転駆動させることによって、レンズ12Aの光学ズーム倍率を通常よりも低速に変更させるようにする。当該低速回転を実現する具体的な方法としては、ズームモータ11AがDCモータである場合には、ズームモータ11Aへの印加電圧レベルを通常より低くする方法を、ズームモータ11Aがステッピング・モータである場合には、ズームモータ11Aへの印加パルスレートを通常より遅くする方法を、各々例示することができる。また、このときCPU32は、レンズ12Aの光学ズーム倍率が上昇するに従って上記電子ズーム倍率を低下させることにより、電子ズーム倍率と光学ズーム倍率の合計倍率が変化しないようにする。
また、ステップ115では、レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行い、その後にステップ117に移行する。
ステップ117では、ステップ115において制御対象とされなかったレンズ(レンズ12B)の光学ズーム倍率が、ステップ115において制御対象とされたレンズ(レンズ12A)の光学ズーム倍率に追従するように、モータ駆動部50Bを介して光学ユニット13Bに設けられているズームモータ11Bを制御する。
なお、このときCPU32は、ズームモータ11Bを通常よりも低速に回転駆動させることによって、レンズ12Bの光学ズーム倍率を通常よりも低速に変更させるようにする。当該低速回転を実現する具体的な方法としては、ズームモータ11BがDCモータである場合には、ズームモータ11Bへの印加電圧レベルを通常より低くする方法を、ズームモータ11Bがステッピング・モータである場合には、ズームモータ11Bへの印加パルスレートを通常より遅くする方法を、各々例示することができる。
また、ステップ117では、レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行い、その後にステップ100に戻る。
以上のような撮影処理により、一例として図12に示すように、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、レンズ12A(同図では、「L側」と表記。)により取得されたデジタル画像データに対する電子ズーム倍率をズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率とするように電子ズーム処理を施し、これに所定時間差(同図では、時間差なし)で追従して当該レンズ12Aの光学ズーム倍率が通常より低速で変化するようにズームモータ11Aを制御すると共に、当該レンズ12Aの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Aの合焦制御を行う。
このように、本第5の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、ズームモータ11Aの回転速度を通常より低速としてレンズ12Aの光学ズーム倍率を設定するようにしているため、ズームモータ11Aを通常と同一回転速度で回転駆動させる場合に比較して、ズームモータ11Aを回転駆動させるための消費電力を低減することができる。
また、本第5の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、当該レンズ12Aの制御に追従して、レンズ12B(同図では、「R側」と表記。)の光学ズーム倍率がレンズ12Aと同様となるように、ズームモータ11Bを通常より低速回転として制御すると共に、当該レンズ12Bの光学ズーム倍率の変更に伴って当該レンズ12Bの合焦制御を行う。
このように、本第5の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされるまでは、ズームモータ11Bの回転速度を通常より低速としてレンズ12Bの光学ズーム倍率を設定するようにしているため、ズームモータ11Bを通常と同一回転速度で回転駆動させる場合に比較して、ズームモータ11Bを回転駆動させるための消費電力を低減することができる。
一方、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、レンズ12A及びレンズ12Bの少なくとも一方がズームスイッチ52Dへの操作に応じた最終的な光学ズーム倍率となっていない場合に限り、当該レンズを当該光学ズーム倍率となるように対応するズームモータを通常より高速制御すると共に、当該制御の如何にかかわらず、双方のレンズの合焦制御を行う。なお、図12では、レリーズボタン52Aが半押し状態とされた時点で双方のレンズの光学ズーム倍率が上記最終的な光学ズーム倍率となっている場合について示されている。
すなわち、レリーズボタン52Aが半押し状態とされたときには、レンズ12A及びレンズ12Bの光学ズーム倍率は、双方とも、少なくとも最終的な光学ズーム倍率に近づいているので、撮影前に双方のレンズにより得られるデジタル画像データに対して電子ズーム処理を施し、撮影時に双方のレンズの光学ズーム倍率を最終値に設定する従来の技術に比較して、撮影時におけるレンズ12A及びレンズ12Bの光学ズーム倍率の変更期間を大幅に短くすることができ、この結果として、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を大幅に短くすることができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、レリーズボタン52Aが操作されるまで、レンズ12Aにより結像された被写体像に対する電子ズーム倍率と当該レンズ12Aの光学ズーム倍率とが組み合わされたズーム倍率がズームスイッチ52Dに対する操作に応じたズーム倍率となるように電子ズーム処理を行うと共にレンズ12Aが通常より低速で移動するように制御し、レンズ12Bの光学ズーム倍率が当該レンズ12Bの通常の移動速度より低速で移動してレンズ12Aの光学ズーム倍率の変化に追従するように制御しているので、ズーミング時の消費電力を削減しつつ、撮影指示のタイミングと実際の撮影のタイミングとの間の時間差を短くすることができる。
なお、上記各実施の形態で説明した撮影処理の流れ(図3、図5、図7、図9、図11参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
更に、上記各実施の形態で説明したデジタルカメラ10の構成(図1〜図2参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施の形態では、本発明の複数のレンズとしてレンズ12A及びレンズ12Bの2つのレンズを適用した場合について説明したが、本発明の複数のレンズとして3つ以上のレンズを適用することができることは言うまでもない。この場合、当該3つ以上のレンズのうちの一部のレンズを上記各実施の形態のレンズ12Aと同様に作用させ、他のレンズをレンズ12Bと同様に作用させることになる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。