JP4506065B2 - 工作機械 - Google Patents
工作機械 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4506065B2 JP4506065B2 JP2001296793A JP2001296793A JP4506065B2 JP 4506065 B2 JP4506065 B2 JP 4506065B2 JP 2001296793 A JP2001296793 A JP 2001296793A JP 2001296793 A JP2001296793 A JP 2001296793A JP 4506065 B2 JP4506065 B2 JP 4506065B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- short
- path
- limiting resistor
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
- Keying Circuit Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工作機械には、工作機械の動作状態を監視するセンサや、工作機械を動作させるアクチュエータなどへの通電を行う電気回路が内蔵されている。
この電気回路では、通常、直流電源の高電位側に接続される高電位経路、および、低電位側に接続される低電位経路のうち、いずれか一方が接地位置に接続されている接地側経路、他方が接地位置に接続されていない非接地側経路となっている。そして、この非接地側経路にはヒューズなどの過電流保護装置が設けられており、非接地側経路が接地側経路または接地位置(例えば、筐体など)に短絡した場合に、ヒューズが溶断して非接地経路を切断することによって、電気回路を短絡電流から保護していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、非接地側経路に設けられるヒューズは、工作機械が通常に動作している状態で溶断することがないように、充分に大きな定格のものが使用されている。このようなヒューズは、短絡電流が流れた場合でも溶断するまでに時間がかかり、非接地側経路を切断するまでの間、電気回路中に短絡電流が流れてしまう。
【0004】
こうして短絡電流が流れているときに、非接地側経路と接地側経路または接地位置との短絡(接触している状態)が振動などで解消(隔離)した場合、両者の間に火花が発生することがあった。また、短絡電流によって電気回路の経路が発熱して溶断した場合にも溶断部分に火花が発生することがあった。工作機械では、通常、ワークの加工中に多量のオイルミストが発生するため、オイルミストの充満している場所で火花が発生した場合には、引火する恐れがあり非常に危険である。
【0005】
本発明は、短絡電流が流れた場合でも火花を発生させないようにすることができる工作機械を提供することを目的とする。
【0008】
上記問題を解決するため請求項1に記載の工作機械は、
直流電源の高電位側に接続された高電位経路と、直流電源の低電位側に接続された低電位経路とを有し、前記高電位経路または前記低電位経路のいずれか一方が接地位置に接続されている接地側経路、他方が接地位置に接続されていない非接地側経路となっている電気回路を備えた工作機械であって、
前記電気回路が、前記接地側経路と前記接地位置とを接続する接続経路中に、前記非接地側経路と前記接地位置とが短絡した場合に前記非接地側経路から前記接続経路へ流れる短絡電流を所定の電流値に制限する制限抵抗を備えている
ことを特徴とする。
【0009】
このように構成された工作機械によれば、非接地側経路と接地位置とが短絡した場合であっても、非接地側経路から接続経路へ流れる短絡電流を制限抵抗が所定の電流値に制限する。そのため、直流電源の電圧値eと制限抵抗の抵抗値zとで決まる短絡電流の電流値is(=e/z)が、火花を発生させることのない電流値となるように、制限抵抗の抵抗値を決定しておけば、短絡電流が流れた場合でも火花が発生することがない。
【0010】
また、この工作機械において、
前記電気回路は、
前記接地側経路と前記接地位置とを接続する接続経路中に、前記非接地側経路と前記接地位置とが短絡した場合に前記非接地側経路から前記接続経路へ流れる短絡電流を所定の電流値に制限する制限抵抗と、
前記制限抵抗に短絡電流が流れたことを検出する短絡検出手段と、
該短絡検出手段により前記短絡電流が検出された際に、前記高電位経路および前記低電位経路のいずれか一方または両方の経路の一部分を電気的に切断する経路切断手段と、を備えており、
前記短絡検出手段は、正常な動作状態において制限抵抗の両端に発生する電位差でオンせず、前記制限抵抗に短絡電流が流れる短絡状態において制限抵抗両端に発生する電位差でオンすることで、前記制限抵抗に短絡電流が流れたことを検出するフォトカプラである。
【0011】
このように構成された工作機械によれば、短絡検出手段が制限抵抗に短絡電流が流れたことを検出したときに、経路切断手段が高電位経路および低電位経路のいずれか一方または両方の経路の一部分を電気的に切断するため、短絡電流から電気回路を保護することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について例を挙げて説明する。
[第1実施形態]
[全体構成]
工作機械1は、図1に示すように、直流電源10、入出力基板20、3線式センサ(以降、単にセンサとする)30、アクチュエータ32などを筐体40内に備えている。
【0013】
入出力基板20は、直流電源10から供給された電源をセンサ30に供給するセンサ入力回路22、アクチュエータ32に供給するアクチュエータ出力回路24などで構成される。また、この入出力基板20は、直流電源10の負極側と接続される経路において筐体40に接続されている。
【0014】
筐体40は、直流電源10、入出力基板20などが配設された制御室42と、センサ30、アクチュエータ32などが配設された加工室44とに分けられている。また、この筐体40は、接地点46によって外部に接地されている。
[センサ入力回路22]
まず、入出力基板20を構成するセンサ入力回路22を図2(a)に基づいて説明する。
【0015】
センサ入力回路22は、センサ30に電源を供給する経路として、直流電源10の正極側からセンサ30に至る高電位経路LHと、直流電源10の負極側からセンサ30に至る低電位経路LLとを備えている。高電位経路LHは、直列に設けられたリレー(本発明における経路切断手段)RY、第1制限抵抗R1および第2制限抵抗R2を介して直流電源10の正極側に接続されており、このうちの第1制限抵抗には、短絡検出回路(本発明における短絡検出手段)50が並列に設けられている。また、このセンサ入力回路22は、センサ30から出力されてくる検出信号によって作動する動作負荷RAを備えている。
【0016】
リレーRYは、コイル部が短絡検出回路50に接続されており、短絡検出回路50の出力がLレベル(0V)であれば、高電位経路LHを開いて、短絡検出回路50の出力がHレベル(+5V)であれば、高電位経路LHを閉じるものである。
【0017】
制限抵抗R1、R2の合成抵抗値zの上限zmaxは、センサ30の正常な動作に必要な電圧値v1および電流値i1、直流電源10の電圧値eに基づいて決定される(zmax=(e−v1)/i1)。また、合成抵抗値zの下限zminは、第2制限抵抗R2からセンサ30に至る高電位経路LHと、直流電源10の負極からセンサ30に至る低電位経路LLとが短絡した場合に、高電位経路LHから低電位経路LLに向かって流れる短絡電流を、どのくらいの電流に制限するかによって決定される。ここで、短絡電流を電流値i2に制限とする場合、下限zminは、電流値i2と直流電源10の電圧値eとに基づいて決定される(zmin=e/i2)。こうして、制限抵抗R1、R2は、その合成抵抗値zが、zminからzmaxまでの間となるような抵抗値のものが選ばれる。例えば、センサ30が正常に動作するために必要な電圧値が12V、電流値が10mA、直流電源10の電圧値が24Vである場合、合成抵抗値の上限zmaxは、1.2KΩ(=(24−12)/0.01)となる。また、短絡電流の電流値を0.5Aに制限する場合、合成抵抗値zの下限zminは、48Ω(=24/0.5)となる。
【0018】
短絡検出回路50は、第1制限抵抗R1に短絡電流が流れたことを検出する回路であって、図3に示したように、pnpトランジスタTr1を利用したエミッタ接地型の第1スイッチング回路52、npnトランジスタTr2を利用したエミッタ接地型の第2スイッチング回路54、および、フリップフロップ(以降、FFとする)56とで構成されている。
【0019】
第1スイッチング回路52は、センサ30に電源が供給されている正常な動作状態で第1制限抵抗R1両端に発生する電位差ではトランジスタTr1がON(エミッタ−コレクタ間が通電)せずに出力点P1からの出力がLレベル(0V)となり、一方、第1制限抵抗R1に短絡電流が流れる短絡状態で第1制限抵抗R1両端に発生する電位差ではトランジスタTr1がONして出力点P1からの出力がHレベル(負荷抵抗(R13)の抵抗値とトランジスタTr1のコレクタ電流とで決まる値)となるように構成されている。例えば、第1制限抵抗R1の抵抗値が8Ω、第2制限抵抗R2の抵抗値が40Ω、直流電源10の電圧値が24Vである場合、短絡電流が流れると第1制限抵抗R1両端に4V(=24×8/(40+8))の電位差が発生する。つまり、第1スイッチング回路52は、第1制限抵抗R1両端の電位差が4Vとなった場合にトランジスタTr1がONするように、使用するトランジスタTr1の特性、および、使用する抵抗R11、R12、R13の抵抗値を決定すればよいことになる。
【0020】
第2スイッチング回路54は、第1スイッチング回路52の出力点P1が入力点となっており、第1スイッチング回路52の出力がLレベルのとき(正常な動作状態)は、トランジスタTr2がONせずに出力点P2からの出力がHレベル(+5V)となり、一方、第1スイッチング回路52の出力レベルがHレベルのとき(短絡状態)は、トランジスタTr2がONして出力点P2からの出力がLレベル(0V)となる。
【0021】
FF56は、入力端子Dへの入力が常時Hレベル(+5V)となっており、第2スイッチング回路54の出力点P2が負論理のクロック端子CKに接続されている。ここで、第2スイッチング回路54の出力がHレベルのとき(正常な動作状態)は、非反転出力端子Q1の出力がLレベル(0V)、反転出力端子Q2の出力がHレベル(+5V)となる。一方、第2スイッチング回路54の出力レベルがLレベルのとき(短絡状態)は、非反転出力端子Q1の出力はHレベル(+5V)、反転出力端子Q2の出力はLレベル(0V)となる。なお、このFF56は、工作機械1の電源投入と同時にリセット端子CLRから入力されるリセットパルスによって、非反転出力端子Q1の出力がLレベル(0V)、反転出力端子Q2の出力がHレベル(+5V)にリセットされる。
【0022】
こうして、短絡検出回路50は、第1スイッチング回路52の出力がHレベルとなり、第2スイッチング回路54の出力レベルがLレベルとなり、そして、FF56の非反転出力端子Q1の出力がHレベル、反転出力端子Q2の出力がLレベルとなったことを、第1制限抵抗R1に短絡電流が流れたこととして検出することができる。このFF56の非反転出力端子Q1は、筐体40外部に設けられたコントローラ(図示しない)の備えるマイコンに接続されており、短絡検出回路50によって第1制限抵抗R1に短絡電流が流れたことが検出された場合、マイコンは、コントローラの備える表示画面に短絡電流が流れたことを報知する旨のメッセージを表示させる。また、FF56の反転出力端子Q2は、リレーRYのコイル部に接続されており、短絡検出回路50によって第1制限抵抗R1に短絡電流が流れたことが検出されていない場合には、反転出力端子Q2の出力はHレベルとなるため、リレーRYが作動して高電位経路LHを閉じた状態となる。一方、短絡検出回路50によって第1制限抵抗R1に短絡電流が流れたことが検出された場合、反転出力端子Q2の出力はLレベルとなるため、リレーRYの動作が停止して高電位経路LHを開いた状態となる。
【0023】
[アクチュエータ出力回路24]
次に、入出力基板20の備えるアクチュエータ出力回路24を図2(b)に基づいて説明する。なお、このアクチュエータ出力回路24において、上述のセンサ入力回路22と同様の構成については同じ符号を付すこととして、上述のセンサ入力回路22との相違点についてのみ詳述する。
【0024】
アクチュエータ出力回路24は、アクチュエータ32に電源を供給する経路として、直流電源10の正極側からアクチュエータ32に至る高電位経路LHと、直流電源10の負極側からアクチュエータ32に至る低電位経路LLとを備えている。高電位経路LHは、直列に設けられたリレーRY、第1制限抵抗R1、第2制限抵抗R2およびスイッチング素子SWを介して直流電源10の正極側に接続されており、このうち、第1制限抵抗には短絡検出回路50が並列に設けられている。
【0025】
スイッチング素子SWは、高電位経路LHを開閉することによって、アクチュエータ32の動作を制御するものである。
[第1実施形態の効果]
このように構成された工作機械1によれば、高電位経路LHと低電位経路LLとが短絡した場合であっても、高電位経路LHから低電位経路LLへ流れる短絡電流を制限抵抗R1、R2が所定の電流値に制限する。そのため、直流電源10の電圧値eと制限抵抗R1、R2の合成抵抗値zとで決まる短絡電流の電流値i2(=e/z)が、火花を発生させることのない電流値となるように、制限抵抗R1、R2の合成抵抗値zを決定しておけば、短絡電流が流れた場合でも火花が発生することがない。
【0026】
また、短絡検出回路50が第1制限抵抗R1に短絡電流が流れたことを検出したときに、リレーRYが高電位経路LHを電気的に切断するため、短絡電流から電気回路を保護することができる。
[第2実施形態]
[全体構成]
工作機械2は、図4に示すように、直流電源10、入出力基板20、3線式センサ(以降、単にセンサとする)30、アクチュエータ32などを筐体40内に備えている。なお、工作機械2において、第1実施形態の工作機械1と同様の構成については同じ符号を付すこととし、第1実施形態の工作機械1との相違点についてのみ詳述する。
【0027】
入出力基板20は、直流電源10から供給された電源をセンサ30に供給するセンサ入力回路26、アクチュエータ32に供給するアクチュエータ出力回路28などで構成される。
[センサ入力回路26]
まず、入出力基板20の備えるセンサ入力回路26を図5(a)に基づいて説明する。
【0028】
センサ入力回路26は、センサ30に電源を供給する経路として、直流電源10の正極側からセンサ30に至る高電位経路LHと、直流電源10の負極側からセンサ30に至る低電位経路LLとを備えている。高電位経路LHは、直列に設けられたリレー(本発明における経路切断手段)RYを介して直流電源10の正極側に接続されている。また、このセンサ入力回路26には、低電位経路LLを筐体40に接続する接地側経路LG、接地側経路LGに直列に設けられた第3制限抵抗R3および第4制限抵抗R4、第4制限抵抗R4に並列に設けられた短絡検出回路(本発明における短絡検出手段)60、センサ30から出力されてくる検出信号によって作動する動作負荷RAなどが備えられている。なお、このセンサ入力回路26において、接地側経路に対して高電位経路LHは、本発明における非接地側経路に相当するものである。
【0029】
リレーRYは、コイル部が短絡検出回路60に接続されており、短絡検出回路60の出力がLレベル(0V)であれば、高電位経路LHを開いて、短絡検出回路50の出力がHレベル(+5V)であれば、高電位経路LHを閉じるものである。
【0030】
制限抵抗R3、R4は、その合成抵抗値zが、リレーRYからセンサ30に至る高電位経路LHと、筐体40とが短絡(地絡)した場合に、高電位経路LHから筐体40を経て直流電源10の負極側に流れる短絡電流を、どのくらいの電流値に制限するかによって決定される。ここで、短絡電流を電流値i3に制限する場合、合成抵抗値zは、電流値i3と直流電源10の電圧値eとに基づいて決定される(z=e/i3)。例えば、短絡電流の電流値i3を0.5A以下に制限する場合、合成抵抗値zは、48Ω以上(=24/0.5)となる。
【0031】
短絡検出回路60は、第4制限抵抗R4に短絡電流が流れたことを検出する回路であって、図6に示したように、フォトカプラCP、および、フリップフロップ(以降、FFとする)56とで構成されている。
フォトカプラCPは、センサ30に電源が供給されている正常な動作状態で第4制限抵抗R4両端に発生する電位差ではON(発光ダイオード側の発光によってフォトトランジスタ側のエミッタ−コレクタ間が通電する状態)せずに出力点P3からの出力がHレベル(+5V)となり、一方、第4制限抵抗R4に短絡電流が流れる短絡状態で第4制限抵抗R4両端に発生する電位差ではONして出力点P3からの出力がLレベル(0V)となる。
【0032】
そのため、上述した制限抵抗R4は、ノイズなどの影響を含めた通常の動作状態で両端に発生する電位差v2がフォトカプラCPをONさせるのに必要な電位差v3より小さくなり(v2<v3)、かつ、短絡状態で両端に発生する電位差v4がフォトカプラCPをONさせるのに必要な電位差v3より大きくなる(v4>v3)ような抵抗値としておく必要がある。例えば、フォトカプラCPが確実にONするために必要な電圧(電位差v3)が1.2V、そのときフォトカプラCPの発光ダイオード側に流れる電流を0.01A、フォトカプラCPが確実にOFFしている電圧(電位差v2)が0.5V、直流電源10の電圧値が24V、ノイズなどの発生に伴って第4制限抵抗R4に流れると想定される電流が0.001Aであって、フォトカプラCPが0.02A以上の短絡電流が流れたことを確実に検出できる場合を例示する。この場合、通常の動作状態で抵抗値r4の第4制限抵抗R4両端に発生する電位差が、フォトカプラCPが確実にOFFしている電圧より小さくなるには、0.5>r4×0.001の式に基づいて、第4制限抵抗R4の抵抗値r4が、500Ω(<0.5/0.001)より小さい必要がある。一方、短絡状態で第4制限抵抗R4両端に発生する電位差が、フォトカプラCPをONするのに必要な電圧より大きくなるには、1.2<(0.02−0.01)×r4の式に基づいて、第4制限抵抗R4の抵抗値r4が、120Ω(>1.2/0.01)より大きい必要がある。従って、第4制限抵抗R4の抵抗値r4は、120Ωから500Ωの間で選定すればよい。
【0033】
また、短絡電流を0.5A以下に制限したい場合、フォトカプラCPが確実にONするために必要な電圧(電位差v3)が1.2Vとすると、第3制限抵抗R3の抵抗値が、0.5>(24−1.2)/r4の式に基づいて、45.6Ω(>22.8/0.5)より大きい必要がある。さらに、フォトカプラCPが短絡電流が流れたことを検出するには、0.02A以上の短絡電流が流れる必要があるため、第3制限抵抗R3の抵抗値が、0.02<(24−1.2)/r3の式に基づいて、1140Ω(<22.8/0.02)より小さい必要がある。従って、第3制限抵抗R3の抵抗値r3は、45.6Ωから1140Ωの間で選定すればよい。
【0034】
FF56は、入力端子Dへの入力が常時Hレベル(+5V)となっており、フォトカプラCPの出力点P3が負論理のクロック端子CKに接続されている。ここで、フォトカプラCPの出力レベルがHレベルのとき(正常な動作状態)は、非反転出力端子Q1の出力がLレベル(0V)、反転出力端子Q2の出力がHレベル(+5V)となる。一方、フォトカプラCPの出力レベルがLレベルのとき(短絡状態)は、非反転出力端子Q1の出力はHレベル(+5V)、反転出力端子Q2の出力はLレベル(0V)となる。また、このFF56は、工作機械1の電源投入と同時にリセット端子CLRから入力されるリセットパルスによって、非反転出力端子Q1の出力がLレベル(0V)、反転出力端子Q2の出力がHレベル(+5V)にリセットされる。
【0035】
こうして、短絡検出回路60は、フォトカプラCPの出力がLレベルとなり、FF56の非反転出力端子Q1の出力がHレベル、反転出力端子Q2の出力がLレベルとなったことを、第4制限抵抗R4に短絡電流が流れたこととして検出することができる。このFF56の非反転出力端子Q1は、筐体40外部に設けられたコントローラ(図示しない)の備えるマイコンに接続されており、短絡検出回路60によって第4制限抵抗R4に短絡電流が流れたことが検出された場合、マイコンは、コントローラの備える表示画面に短絡電流が流れたことを報知する旨のメッセージを表示させる。また、FF56の反転出力端子Q2は、リレーRYのコイル部に接続されており、短絡検出回路60によって第4制限抵抗R4に短絡電流が流れたことが検出されていない場合には、反転出力端子Q2の出力はHレベルとなるため、リレーRYが作動して高電位経路LHを閉じた状態となる。一方、短絡検出回路60によって第4制限抵抗R4に短絡電流が流れたことが検出された場合、反転出力端子Q2の出力はLレベルとなるため、リレーRYの動作が停止して高電位経路LHを開いた状態となる。
【0036】
[アクチュエータ出力回路28]
次に、入出力基板20の備えるアクチュエータ出力回路28を図5(b)に基づいて説明する。なお、このアクチュエータ出力回路28において、上述のセンサ入力回路26と同様の構成については同じ符号を付すこととして、上述のセンサ入力回路26との相違点についてのみ詳述することとする。
【0037】
アクチュエータ出力回路28は、アクチュエータ32に電源を供給する経路として、直流電源10の正極側からアクチュエータ32に至る高電位経路LHと、直流電源10の負極側からアクチュエータ32に至る低電位経路LLとを備えている。高電位経路LHは、直列に設けられたリレーRYおよびスイッチング素子SWを介して直流電源10の正極側に接続されている。また、このアクチュエータ出力回路28には、低電位経路LLを筐体40に接続する接地側経路LG、接地側経路LGに直列に設けられた第3制限抵抗R3および第4制限抵抗R4、第4制限抵抗R4に並列に設けられた短絡検出回路60などが備えられている。
【0038】
スイッチング素子SWは、高電位経路LHを開閉することによって、アクチュエータ32の動作を制御するものである。
[第2実施形態の効果]
このように構成された工作機械2によれば、高電位経路LHと筐体40とが短絡した場合であっても、高電位経路LHから筐体40を経て直流電源10の負極側に流れる短絡電流を制限抵抗R3、R4が所定の電流値に制限する。そのため、直流電源10の電圧値eと制限抵抗R3、R4の合成抵抗値zとで決まる短絡電流の電流値i3(=e/z)が、火花を発生させることのない電流値となるように、制限抵抗R3、R4の合成抵抗値zの抵抗値を決定しておけば、短絡電流が流れた場合でも火花が発生することがない。
【0039】
また、短絡検出回路60が第4制限抵抗R4に短絡電流が流れたことを検出したときに、リレーRYが高電位経路LHを電気的に切断するため、短絡電流から電気回路を保護することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。
【0040】
例えば、本実施形態1および2においては、センサ30として3線式センサを利用したものを例示したが、センサとしては、図7に示したように、動作負荷RAを低電位経路LLに直列に設けることによって、光スイッチ、リミットスイッチなどの2線式のセンサ34を利用することもできる。
【0041】
また、本実施形態においては、1のセンサ入力回路22、26に対して、1のセンサ30が設けられたものを例示したが、1のセンサ入力回路22、26に対して、複数のセンサ30が設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、1のアクチュエータ出力回路24、28に対して、1のアクチュエータ32けられたものを例示したが、1のアクチュエータ出力回路24、28に対して、複数のアクチュエータ32が設けられていてもよい。
【0042】
また、第1実施形態においては、制限抵抗R1、R2が高電位経路LHに直列に設けられたものを例示したが、制限抵抗R1、R2両方が低電位経路LLに直列に設けられていてもよい。また、制限抵抗R1、R2のいずれか一方が高電位経路LHに、他方が低電位経路LLに直列に設けられていてもよい。
【0043】
また、第1実施形態におけるリレーRYおよび短絡検出回路50とで構成される電気回路と、第2実施形態におけるリレーRYおよび短絡検出回路60とで構成される電気回路とを、図8に示したように、同一のセンサ入力回路またはアクチュエータ出力回路上で構成してもよい。
【0044】
また、第1実施形態における短絡検出回路50は、第1制限抵抗R1に短絡電流が流れたことを検出することができる回路であれば、その具体的な構成は特に限定されない。
また、第2実施形態における短絡検出回路60は、第4制限抵抗R4に短絡電流が流れたことを検出することができる回路であれば、その具体的な構成は特に限定されない。
【0045】
また、本実施形態においては、短絡検出回路50、60によって短絡電流が検出された際、リレーRYによって高電位経路LHを開放するように構成されたものを例示したが、高電位経路LHを開放する手段としては、例えば、図9に示したように、電界効果形トランジスタ(以降、FETとする)Tr4を利用したスイッチング回路70を利用して高電位経路LHを開放するように構成してもよい。この場合、リレーにより高電位経路LHを開放するのに要する時間は数msであるのに対し、FETにより高電位経路LHを開放するのに要する時間は数十μsと、より高速に高電位経路LHを開放することができる。また、高電位経路LHを上述した以外のスイッチング素子により高電位経路LHを開放するように構成してもよい。
【0046】
また、第1実施形態においては、低電位経路LLと直流電源10の負極側との接続経路を筐体40に接続することにより低電位経路LLを接地側経路、高電位経路LHを非接地側経路としたものを例示したが、高電位経路LHと直流電源10の正極側との接続経路を筐体40に接続することにより高電位経路LHを接地側経路、低電位経路LLを非接地側経路としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械の構成を示すブロック図(第1実施形態)
【図2】センサ入力回路(a)およびアクチュエータ出力回路(b)を示す図
【図3】短絡検出回路を示す図
【図4】工作機械の構成を示すブロック図(第2実施形態)
【図5】センサ入力回路(a)およびアクチュエータ出力回路(b)を示す図
【図6】短絡検出回路を示す図
【図7】別の実施形態におけるセンサ入力回路の一部を示す図
【図8】別の実施形態における制御基板の備える回路の一部を示す図
【図9】別の実施形態における高電位経路を電界効果形トランジスタによって開放するスイッチング回路を示す図
【符号の説明】
1・・・工作機械、2・・・工作機械、10・・・直流電源、20・・・入出力基板、22・・・センサ入力回路、24・・・アクチュエータ出力回路、26・・・センサ入力回路、28・・・アクチュエータ出力回路、30・・・センサ、32・・・アクチュエータ、40・・・筐体、42・・・制御室、44・・・加工室、46・・・接地点、50・・・短絡検出回路、52・・・第1スイッチング回路、54・・・第2スイッチング回路、56・・・フリップフロップ、60・・・短絡検出回路、LG・・・接地側経路、LH・・・高電位経路、LL・・・低電位経路、R1・・・第1制限抵抗、R2・・・第2制限抵抗、R3・・・第3制限抵抗、R4・・・第4制限抵抗、RA・・・動作負荷、RY・・・リレー、SW・・・スイッチング素子。
Claims (1)
- 直流電源の高電位側に接続された高電位経路と、直流電源の低電位側に接続された低電位経路とを有し、前記高電位経路または前記低電位経路のいずれか一方が接地位置に接続されている接地側経路、他方が接地位置に接続されていない非接地側経路となっている電気回路を備えた工作機械であって、
前記電気回路は、
前記接地側経路と前記接地位置とを接続する接続経路中に、前記非接地側経路と前記接地位置とが短絡した場合に前記非接地側経路から前記接続経路へ流れる短絡電流を所定の電流値に制限する制限抵抗と、
前記制限抵抗に短絡電流が流れたことを検出する短絡検出手段と、
該短絡検出手段により前記短絡電流が検出された際に、前記高電位経路および前記低電位経路のいずれか一方または両方の経路の一部分を電気的に切断する経路切断手段と、を備えており、
前記短絡検出手段は、正常な動作状態において制限抵抗の両端に発生する電位差でオンせず、前記制限抵抗に短絡電流が流れる短絡状態において制限抵抗両端に発生する電位差でオンすることで、前記制限抵抗に短絡電流が流れたことを検出するフォトカプラである
ことを特徴とする工作機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001296793A JP4506065B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001296793A JP4506065B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 工作機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003094287A JP2003094287A (ja) | 2003-04-03 |
| JP4506065B2 true JP4506065B2 (ja) | 2010-07-21 |
Family
ID=19117968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001296793A Expired - Fee Related JP4506065B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 工作機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4506065B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102010033954A1 (de) * | 2010-08-10 | 2012-02-16 | Krohne Messtechnik Gmbh | Energieversorgungsvorrichtung |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61293718A (ja) * | 1985-06-21 | 1986-12-24 | Hitachi Ltd | 放電加工装置 |
| JPH0844401A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-02-16 | Toshiba Corp | ディジタル出力装置 |
| JP3229825B2 (ja) * | 1996-11-13 | 2001-11-19 | シャープ株式会社 | チョッパレギュレータの制御装置、および、それを用いたチョッパレギュレータ |
| JP4141073B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2008-08-27 | センサテック株式会社 | 入力検出回路 |
| JP2001223572A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-17 | Fujitsu Ten Ltd | 電流制限機能付き出力回路 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001296793A patent/JP4506065B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003094287A (ja) | 2003-04-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5669086B2 (ja) | ハイブリッドリレー | |
| US5347418A (en) | Fuse blowout detector circuit | |
| CN101395687A (zh) | 用于失效保护地断开电气负载的安全切换装置 | |
| JP2012039861A (ja) | エネルギー供給装置 | |
| US6501634B1 (en) | High voltage transient voltage surge suppression fuse link system | |
| CN102771186B (zh) | 防止led过热和过高通过电流的保护方法、电路组件和led灯 | |
| JPS60153525A (ja) | 交流制御回路用安全回路 | |
| JP3997736B2 (ja) | 断線検出装置 | |
| JP2665567B2 (ja) | 断線検知回路 | |
| JP2003094287A (ja) | 工作機械 | |
| JP2001128370A (ja) | 電源逆接続保護回路 | |
| JP2782511B2 (ja) | パチンコ機の過電流保護回路 | |
| CN223257107U (zh) | 有刷电子风扇的状态监测装置 | |
| JP3165381B2 (ja) | マグネット保護装置 | |
| JPH02250634A (ja) | バッテリ充電保護回路 | |
| JPH1155847A (ja) | 車両負荷制御装置 | |
| JP2005243869A (ja) | 電磁石駆動装置 | |
| KR200411726Y1 (ko) | 전원 단속장치 | |
| KR200266975Y1 (ko) | 차단기 동작코일의 단선유무 감지회로 | |
| JP2973599B2 (ja) | プリンタのヘッド試験回路 | |
| JP3954213B2 (ja) | 過電圧保護回路 | |
| JP2007236103A (ja) | 給電装置 | |
| JP3147808B2 (ja) | 異常検出回路 | |
| JP2000197261A (ja) | 過電流保護装置 | |
| JPH08228473A (ja) | スイッチング電源の保護回路 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080530 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090604 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090804 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100406 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100419 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4506065 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514 Year of fee payment: 4 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |