JP4534698B2 - キーレスエントリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載機と複数の携帯機との交信により主に車両ドアの施錠/解錠などを遠隔制御するキーレスエントリ装置に関するものである。
近年、メカニカルキーを用いずに自動的にドアの施錠/解錠などを遠隔制御するキーレスエントリ装置が多く用いられている。
このような従来のキーレスエントリ装置及びその動作について、図3、図5を用いて説明する。
図3は従来のキーレスエントリ装置の車載機が搭載された車両の要部平面図であり、同図において、複数の車載アンテナ11乃至15を備え車両の運転席や助手席などの足元前方付近に埋設された図示しない車載機と、この車載機に接続されると共に、車両の各ドアノブ7A乃至7C付近に設けられたモーメンタリ型のリクエストスイッチ8A乃至8Cや被制御部である図示しない駆動部と、前記車載機との間で交信を行う携帯可能な携帯機6A,6Bからキーレスエントリ装置が構成されている。
以上の構成において、図5は従来のキーレスエントリ装置における車載機と携帯機との交信動作図であり、交信動作の設定条件を定義のうえ同図を用いて説明する。
まず、設定条件は複数の車載アンテナを5台とし、5台の車載アンテナは、運転席側ドアに第1送信アンテナ11、助手席側ドアに第2送信アンテナ12、後部側ドアに第3送信アンテナ13、車内前方に第4送信アンテナ14、車内後方に第5送信アンテナ15が配置され、それぞれのアンテナは車両の内外に対し、それぞれ略半径1.5mの通信エリアA1,A2,A3,A4,A5を有し、これらの各通信エリアは互いが重複する部分を形成している。
また、複数の携帯機を2台とし、第1携帯機6Aを携帯する使用者Aが車両を運転して、第2携帯機6Bを携帯する使用者Bを迎えにきて、使用者Bが施錠された助手席側ドアを開くために、助手席側のドアノブ7B近傍に配置されたリクエストスイッチ8BをONするものとする。
つまり、第1携帯機6Aが車内の運転席、第2携帯機6Bが車外の助手席側ドアの近傍に有るものとして説明する。
以上の設定条件において、まず、使用者Bが助手席側ドアを開くために、リクエストスイッチ8BをONすると、車載機はリクエストスイッチ8BがONされたことを認識(図5の時間Stの時点)して、携帯機の位置確認動作を行う。
この車載機の位置確認動作は、助手席側のリクエストスイッチ8BがONされたことで、まず車載機は助手席側ドアの第2送信アンテナ12から要求信号12aを通信エリアA2に送信し、携帯機からの応答信号を一定時間(図5の待機時間tb)待つ待機状態に入る。
そして、通信エリアA2に有る第2携帯機6Bは要求信号12aを受信すると応答信号6bを送信し、通信エリアA2に無い第1携帯機6Aは要求信号12aを受信できないため応答信号6aを送信することはない。
次に、車載機は、第2携帯機6Bの応答信号6bを受信できたことで待機時間tb経過後に、第2携帯機6Bが通信エリアA2の車内外の何れに有るかを確認するために、通信エリアA2と通信エリアが重複する車内前方の第4送信アンテナ14から要求信号14aを通信エリアA4に送信し、同様に待機状態に入る。
ここで、通信エリアA4に無い第2携帯機6Bは要求信号14aを受信できないため応答信号6bを送信することはなく、通信エリアA4に有る第1携帯機6Aは要求信号14aを受信できて応答信号6aを送信する。
更に、車載機は、第1携帯機6Aの応答信号16aを受信できたことで待機時間tb経過後に、第1携帯機6Aが通信エリアA4の車内前後方の何れに有るかを確認するために、通信エリアA4と通信エリアが重複する車内後方の第5送信アンテナ15から要求信号15aを通信エリアA5に送信し、上記に同じく待機状態に入る。
そして、通信エリアA5に無い第1携帯機6Aは要求信号15aを受信できないため応答信号6aを送信することはない。
この結果、車載機は、第2携帯機6Bが通信エリアA2の車外の助手席側ドアの近傍に有ることを、第1携帯機6Aが通信エリアA4の車内前方(車内の運転席)に有ることを確認し、携帯機の位置確認動作である各携帯機との交信を終了する。
そして、車載機は、各携帯機との位置確認時間tc経過後に図示しない助手席ドア駆動部を制御して助手席ドアのロック解除を行うことで、使用者Bが助手席ドアの開閉を行うことができるものである。
つまり、使用者は、メカニカルキーを用いて各ドアの施錠のロックを解除しなくても任意のドアの開閉を行うことができる。
このようにして、従来のキーレスエントリ装置は、車載機が、使用者の動作(例えば、リクエストスイッチ8Aや8Bの操作)に対応して該当する駆動アンテナを駆動すると共に、携帯機との交信状況に応じて必要なアンテナを順次選択駆動して、一定時間毎に携帯機との交信を繰返し行い携帯機の位置を認識して、その携帯機の位置に応じた駆動部を制御(例えば、ドアの施錠/解錠)するというものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−248340号公報
しかしながら、上記従来のキーレスエントリ装置においては、使用者Bが車両のリクエストスイッチ8BをON操作すると、車載機は、その操作に対応して該当する車載アンテナ12を駆動し携帯機6A,6Bとの交信を行い、その交信状況に応じて必要な車載アンテナ14,15を順次選択駆動して、一定時間毎に携帯機6A,6Bとの交信を繰返し行うため、携帯機の位置確認に時間がかかるという課題があった。
例えば、図5において、車載機の1つの要求信号から各携帯機の応答信号が終了するまでの所定時間ta+tbを50msとした場合、この例の3つの車載アンテナでは、全体が終了する位置確認時間tcは150msを必要とし、更にこの時間tcは車載アンテナと携帯機の数の増加に比例して長くなる。
また、上記従来技術では、複数の携帯機が別の通信エリアに有るものとして説明したが、複数の携帯機が同じ通信エリア内に有る場合、車載機の1つの要求信号に対し、それぞれの携帯機が略同時に応答信号を送信(以後、衝突信号と記載する)するという問題があった。
この対策として、車載機は衝突信号を受信すると、車載機に予め登録された携帯機毎の識別コードを指定して再度要求信号を送信し携帯機毎に位置確認を行うものが提案されているが、衝突信号を受信後に再度要求信号を送信するという複雑な動作が必要なため更に時間が長くなるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、車載アンテナや携帯機が増加した場合でも、車載機と携帯機との交信時間の短縮化を図ることができるキーレスエントリ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のキーレスエントリ装置は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の車載アンテナを備え車両に搭載された車載機と、この車載機との間で交信を行う携帯可能な携帯機からなり、前記車載機が前記複数の車載アンテナから要求信号を連続して送信すると共に、前記携帯機が前記要求信号の送信完了後に応答信号を送信するキーレスエントリ装置であって、前記車載機が連続して送信する前記要求信号には、前記複数の車載アンテナそれぞれの固有の情報部と残りの要求信号の数により送信終了を識別する識別部を有し、この要求信号を受信した前記携帯機は、受信した要求信号の前記識別部の送信終了信号に対応して、前記車載機に応答信号を送信するタイミングを生成すると共に、前記携帯機毎に記憶している送信順序に対応して応答するように構成したものであり、車載機が複数の要求信号を連続して送信することによって、車載機と携帯機との交信時間の短縮化を図れると共に、要求信号を、車載機アンテナ固有の情報部と送信終了を識別する識別部により形成したことによって、要求信号を受信した携帯機が、この識別部により応答信号を送信するタイミングを自ら生成することができ、車載機が携帯機の位置確認を短時間にできるキーレスエントリ装置を得ることができるという作用を有する。
さらに、複数の携帯機が、それぞれ応答信号の送信順序を有することによって、この送信順序に従い応答するため、衝突信号が発生することはないという作用も有する。
以上のように本発明によれば、携帯機の位置確認が短時間にできるキーレスエントリ装置を得ることができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
なお、従来の技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
図1は本発明の一実施の形態によるキーレスエントリ装置の車載機側のブロック図、図2は同携帯機側のブロック図、図3は同キーレスエントリ装置を搭載した車両の要部平面図であり、図1において、10は車載機で、車載機10は制御部21と、この制御部21の制御により複数の車載アンテナ11乃至15それぞれの駆動を順次切替えるアンテナ駆動部22と、制御部21が決定する駆動アンテナ数及びその駆動順に応じて各要求信号に付加する識別部などの情報を記憶する記憶部29と、外部からの応答信号を受信し、その情報を制御部21に伝える受信アンテナ23、受信部24と、出力部28を備えている。
そして、車載機10は出力部28を介してリクエストスイッチを設けた運転席ドア駆動部19Aや、イグニッションノブをプッシュすると、このプッシュ機構に連動するスイッチでエンジンスタートさせるイグニッションノブ駆動部19Dなどの複数の被制御部である駆動部を制御している。
また、この車載機10は、図3の車両の運転席や助手席などの足元前方付近に埋設され、複数の車載アンテナ11乃至15は車両のドアノブ7A乃至7C近傍や車内の天井などに配置されると共に、それぞれの通信エリアを有し、更に、この各通信エリアは互いが重複する部分を有するように形成されている。
次に、図2において、30は携帯機で、この携帯機30は制御部31と、制御部31の制御により所定の応答信号を送信する送信部32と、前記応答信号やこの応答信号の送信順序などの情報を記憶する記憶部34と、車載機10からの要求信号を受信し、その情報を制御部31に伝える受信部33とを備えている。
なお、この携帯機30は、車載機10の記憶部29に予め登録されており、車載機10との間で交信できるように構成されている。
また、この携帯機30には、図示しない電源としての電池、ドアの施錠/解錠などを無線で指令するための操作スイッチや、この操作を操作者へ伝える表示手段などが設けられている。
このようにして、複数の車載アンテナ11乃至15を備えた車載機10と、車載機10に接続された複数の駆動部19A,……,19D及び携帯機30からキーレスエントリ装置が構成されている。
以上の構成において、本発明のキーレスエントリ装置における車載機と携帯機との交信動作について、交信動作の設定条件を定義のうえ図3と図4を用いて説明する。
まず、図3において、設定条件は複数の車載アンテナを5台とし、5台の車載アンテナは、運転席側ドアに第1送信アンテナ11、助手席側ドアに第2送信アンテナ12、後部側ドアに第3送信アンテナ13、車内前方に第4送信アンテナ14、車内後方に第5送信アンテナ15が配置され、それぞれのアンテナは車両の内外に対し、それぞれ略半径1.5mの通信エリアA1,A2,A3,A4,A5を有し、これらの各通信エリアは互いが重複する部分を形成している。
また、複数の携帯機を2台とし、第1携帯機6Aを携帯する使用者Aが車両を運転して、第2携帯機6Bを携帯する使用者Bを迎えにきて、使用者Bが助手席側ドアを開くために、助手席側のドアノブ7B近傍に配置されたリクエストスイッチ8BをONするものとする。
つまり、第1携帯機6Aが車内の運転席、第2携帯機6Bが車外の助手席側ドアの近傍に有るものとして説明する。
以上、背景技術と同じ設定条件において、車載機10の制御部21は、出力部28を介してリクエストスイッチ8BがONされたことを認識(図4の時間Stの時点)すると、複数の車載アンテナから駆動すべきアンテナとその数及びその駆動順を決定して、携帯機の位置確認動作を開始する。
まず、制御部21は決定すべきアンテナを、使用者の操作(この例ではリクエストスイッチ8BのON)から、いずれの駆動部(この例では助手席ドア駆動部)を制御するかを認識して、その駆動部が配置され、かつその駆動部を通信エリアの車両内外に包含するアンテナとして、助手席側ドアの第2送信アンテナ12、車内前方の第4送信アンテナ14、車内後方の第5送信アンテナ15の3つを選択する。
次に、制御部21はアンテナの駆動順を、使用者の操作から、いずれの駆動部を制御するかを認識して、その駆動部が配置される車両内外の携帯機の有/無を確認することを第一義に、この例では車両内を優先して第5送信アンテナ15、第4送信アンテナ14、車両外の第2送信アンテナ12と決定して、これら駆動すべきアンテナとその数及びその駆動順を記憶部29に伝える。
そして、記憶部29は制御部21からの上記情報により、この例では駆動アンテナ数n(この場合は、3)と、その駆動順から、駆動順位が一番の第5送信アンテナ15、駆動順位が二番の第4送信アンテナ14、駆動順位が最後の第2送信アンテナ12とし、各アンテナの要求信号の配列を生成して制御部21にその情報を伝送する。
ここで、この要求信号は、信号の始まりを示すヘッダ信号や各車載アンテナに割り当てられた固有信号、及び同期信号、誤り訂正信号などの情報部により形成されている。
なお、制御部21が決定するアンテナの駆動順位は、携帯機からの応答信号を受信する確率が低い順からとしているが、これに限ることは無く、携帯機からの応答信号を受信する確率が高い順からとして良い。
次に、制御部21は記憶部29が生成した各アンテナの要求信号の送信配列に従ってアンテナ駆動部22を介し、各アンテナを駆動して各要求信号15a,14a,12aを所定の送信時間t1毎に連続して送信する。
ここで、各要求信号間の時間t5は、アンテナ駆動部22が各アンテナを切換えるのに必要な切換時間である。
そして、車載機10は、それぞれの要求信号15a,14a,12aを所定の通信エリアA5,A4,A2に連続して送信し終えると、携帯機30からの応答信号を所定の時間t2を待受ける待受状態となる。
この待受時間t2は、車載機10に登録された携帯機や、その数及びその数に応じて決まる所定の時間になるように記憶部29に予め記憶されている。
そして、携帯機30は待受時間t2の先頭Vtで車載機10からの要求信号がない信号休止時間t4により、この信号休止時間t4が各要求信号間の切換時間t5より長くなることで要求信号の送信が完了したことを認識して、応答信号の送信を開始する。
まず、通信エリアA4に有る第1携帯機30Aは要求信号14aを受信でき、また、通信エリアA2に有る第2携帯機30Bは要求信号12aを受信でき、それぞれ受信した要求信号中の各車載アンテナに割り当てられた固有信号から、車載アンテナを識別(この場合は車載アンテナに割り当てられた固有信号)した応答信号30a,30bを、それぞれ送信する。
この結果、車載機10は、第1携帯機30Aが通信エリアA4の車内前方運転席に、第2携帯機30Bが通信エリアA2の助手席ドア車外に有ることを確認し、各携帯機との交信終了時間t3経過後に図示しない助手席ドア駆動部を制御して助手席ドアのロック解除を行い、使用者Bが助手席ドアの開閉を行うことができる。
なお、要求信号を、信号の始まりを示すヘッダ信号や各車載アンテナに割り当てられた固有信号、…などの情報部と送信終了を識別する識別部により形成すると共に、複数の携帯機を、第1携帯機30Aの応答信号の送信順序が一番、第2携帯機30Bの応答信号の送信順序が二番の送信順序を有するものとした場合について、図4を用いて説明する。
この例では、記憶部29が識別部を駆動アンテナ数n=3から図4に示すように駆動順位一番の第5送信アンテナ15が2、駆動順位二番の第4送信アンテナ14が1、駆動順位最後の第2送信アンテナ12が0と生成し、記憶部29は各要求信号15a,14a,12aを制御部21に伝送する。
ここで、識別部は、残りの要求信号の数を表しており、例えば、携帯機が識別部2の要求信号を受信すると、この携帯機は残りの要求信号をあと2つと認識して応答信号を送信するタイミングを自ら生成する。
つまり、この識別部は複数の車載アンテナのそれぞれに固定的に割当てられたIDのようなものではなく、駆動アンテナ数nやその駆動順から都度割当てられるものである。
次に、制御部21がこれらの要求信号を連続して送信し終えると、車載機10は、携帯機30からの応答信号を所定の時間t2を待受ける待受状態となる。
そして、各携帯機30は要求信号の連続送信中に、要求信号を受信状態にあるが、例えば第1携帯機30Aは要求信号14aを受信すると、この要求信号14aの識別部が1であることから要求信号が残り1つ有ると認識して、残りの要求信号を受信する状態を継続(時間t1×1)する。
同様にして、第2携帯機30Bは要求信号12aを受信すると、この要求信号12aの識別部が0であることから要求信号が終りと認識する。
そして、図4に示す携帯機の受信状態終了時間Vtで、第1、第2携帯機30A,30Bは、各携帯機30がそれぞれ受信した識別部から生成した応答信号の送信タイミングと、各携帯機30の記憶部34に記憶された送信順序に従いそれぞれ応答信号を送信する。
この例では、まず第1携帯機30Aが応答信号30aを、次に第2携帯機30Bが第1携帯機30Aの応答時間経過後に応答信号30bを送信する。
この結果、車載機10は、第2携帯機30Bが通信エリアA2の助手席ドア車外に、第1携帯機30Aが通信エリアA4の車内前方運転席に有ることを認識し、各携帯機との位置確認時間t3経過後に図示しない助手席ドア駆動部を制御して助手席ドアのロック解除を行い、使用者Bが助手席ドアの開閉を行うことができる。
なお、上記位置確認時間t3は、各車載アンテナの要求信号時間t1と駆動アンテナ数nの積、及びこの積と携帯機30の数による所定時間t2の和により決まる。
例えば、図4において、本発明における携帯機10の位置確認時間t3は、従来例と同じく1つの要求信号時間t1(=ta)を20ms、2台の携帯機による所定時間t2(=tb)を30msとすると、t3=90msとなり、携帯機の位置確認時間は従来例に比較して、150msから90msと略40%短縮できる。
ここで、この携帯機の位置確認時間は短いほど良い。それは、上記でも明らかなように、キーレスエントリ装置は、使用者がリクエストスイッチをONしてからドアノブを引いてドアを開けるまでの時間T内に一連の携帯機の位置確認時間t3や、必要な駆動部の制御動作を完了させておく必要があるからである。
このように本実施の形態によれば、車載機10が複数の要求信号15a,14a,12aを連続送信し、携帯機30が要求信号の終了を信号休止時間t4により認識して応答信号を送信するため、車載機10と携帯機30との交信時間の短縮化を図ることができるものである。
また、要求信号中に送信終了を識別する識別部を設けたことで、上記信号休止時間t4を不要にできて、更に車載機10と携帯機30の交信時間を短くできる。
更に、携帯機30が、受信する要求信号の識別部に対応して応答信号を送信することによって、携帯機30がそれぞれ応答信号の送信タイミングを生成できる。
更にまた、第1、第2携帯機30A,30Bは、各携帯機30に記憶された送信順序に従いそれぞれ応答信号を送信するため、互いの応答信号は衝突することはない。
なお、以上の実施の形態においては、助手席側のドア開閉をするものとして説明したが、これに限ることはなく、エンジンスタートなどに用いても良い。
例えば、本実施の形態の設定条件後、第2携帯機30Bを携帯する使用者Bが車に乗り込み、第1携帯機30Aを携帯する使用者Aが、エンジン始動のためにエンジンキー部近傍に設けられたイグニッションノブをプッシュすると、このプッシュ機構に連動するスイッチがONし、本実施の形態と同様に車載機10が、第1、第2携帯機30A,30Bの位置確認動作を開始する。
この場合、制御部21はイグニッションノブの操作であることを出力部28を介して認識し、携帯機30が車内にあることを確認すれば良いことを確認して、駆動すべきアンテナとその数及びその駆動順を、第5送信アンテナ15、第4送信アンテナ14と決定する。
この例での各要求信号の識別部は、第5送信アンテナ15の要求信号15aが1、第4送信アンテナ14の要求信号14aが0となる。
そして、車載機10は、上記実施の形態と同様に動作して第1、第2携帯機30A,30Bが車内にあると確認して、イグニッションノブ駆動部19Dのソレノイドなどを制御し、使用者Aがエンジンスタートできるものである。
このことは、使用者のみがエンジンをスタートできるものであり、仮に、携帯機を携帯しない第3者が何らかの方法で車両内に入り込んでもエンジンがスタートできないため、車両を盗難などから防止することができる。
なお、使用者Bが助手席側ドアを開くために、助手席側のドアノブ7B近傍に配置されたリクエストスイッチ8BをONするものとして説明したが、これに限ることはなく、使用者Bが助手席側ドア近傍に近づくと(助手席側ドアの第2送信アンテナ12の通信エリア内)、ドアの施錠/解錠などが自動的に行われるものとしても本発明の実施は可能である。
本発明によるキーレスエントリ装置は、携帯機の位置確認が短時間にできるという効果を有し、ドアの施錠/解錠などの遠隔制御等に有用である。
本発明の一実施の形態によるスキーレスエントリ装置の車載機側ブロック図 同携帯機側ブロック図 同搭載の車両要部平面図 同動作説明図 従来のキーレスエントリ装置の動作説明図
符号の説明
10 車載機
11〜15 車載アンテナ
12a,14a,15a 要求信号
21 制御部
22 アンテナ駆動部
23 受信アンテナ
24 受信部
28 出力部
29 記憶部
30 携帯機
30a,30b 応答信号
31 制御部
32 送信部
33 受信部
34 記憶部
t1 要求信号の送信時間
t2 応答信号の送信時間
t3 位置確認時間

Claims (1)

  1. 複数の車載アンテナを備え車両に搭載された車載機と、この車載機との間で交信を行う携帯可能な携帯機からなり、前記車載機が前記複数の車載アンテナから要求信号を連続して送信すると共に、前記携帯機が前記要求信号の送信完了後に応答信号を送信するキーレスエントリ装置であって、前記車載機が連続して送信する前記要求信号には、前記複数の車載アンテナそれぞれの固有の情報部と残りの要求信号の数により送信終了を識別する識別部を有し、この要求信号を受信した前記携帯機は、受信した要求信号の前記識別部の送信終了信号に対応して、前記車載機に応答信号を送信するタイミングを生成すると共に、前記携帯機毎に記憶している送信順序に対応して応答するキーレスエントリ装置
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