JP4540902B2 - 電子楽器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子楽器に関し、さらに詳細には、楽曲を自動演奏する自動演奏機能と伴奏を自動的に行う自動伴奏機能とを備えた電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子楽器として、所定の楽曲を自動演奏する自動演奏機能を備えるとともに、鍵盤などの演奏操作子の自動伴奏操作に応じて自動伴奏を行う自動伴奏機能を備えた電子楽器が知られている。
【0003】
こうした電子楽器においては、例えば、自動演奏機能により所定の楽曲の主旋律の自動演奏を行わせるとともに、この自動演奏に合わせてユーザーが鍵盤などの演奏操作子の自動伴奏操作によって指定したコードに従った自動伴奏を行わせることにより、自動演奏と自動伴奏とにより楽曲の演奏を行うことができる。
【0004】
ところで上記したような自動伴奏機能を備えた電子楽器においては、鍵盤などの演奏操作子の自動伴奏操作によってコードを指定して自動伴奏を行わせる機能のほか、鍵盤などの演奏操作子の自動伴奏操作によって楽曲のイントロ用やエンディング用あるいはフィルイン用の伴奏パターンを指定する機能などがある。
【0005】
このような自動伴奏機能を駆使して、自動演奏する所定の楽曲の主旋律に応じて適切な自動伴奏操作を行うには慣れが必要であり、自動伴奏操作に不慣れな演奏者にとっては扱い難いという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自動伴奏に関するチュートリアル機能を設けるようにして、自動伴奏機能の操作に不慣れな初心者であっても、チュートリアル機能によるガイドに従って容易に自動伴奏機能を扱うことができるようにした電子楽器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、楽曲を自動演奏する自動演奏手段を備えた電子楽器において、ディビジョンを指定するディビジョン指定手段と、上記ディビジョン指定手段により指定されたディビジョンとに応じた伴奏を自動的に行う自動伴奏手段と、上記自動演奏手段の自動演奏の進行に従って、上記ディビジョン指定手段によるディビジョンの指定のためのガイドを行う表示手段とを有するようにしたものである。
【0008】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、ユーザーは、自動演奏の進行に合わせて表示されるガイドに従ってディビジョン指定手段によりディビジョンを指定することにより、容易に自動伴奏を行わせることができる。
【0009】
なお、本明細書において「ディビジョン」とは、イントロ、エンディングあるいはフィルインなどの楽曲を構成する区分を意味するものとする。
【0010】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記表示手段が、上記自動演奏手段の自動演奏の進行に従って、楽曲の所定の小節区間における自動演奏の進行位置と、ガイドするディビジョンの種類およびタイミングとを表示するようにしたものである。
【0011】
従って、本発明のうち請求項2に記載の発明によれば、ユーザーは、自動演奏の進行位置とディビジョンの種類およびタイミングとを確認することができる。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記表示手段が表示するディビジョンの指定のためのガイドに従った上記ディビジョン指定手段による指定がないときは自動演奏を停止する自動演奏停止手段とを有するようにしたものである。
【0012】
従って、本発明のうち請求項3に記載の発明によれば、ガイドに従ったディビジョンの指定が行われなかったときに、自動演奏のみが進行してしまうことを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による電子楽器の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明による電子楽器の実施の形態の一例の全体の構成を示すブロック構成図である。
【0015】
この電子楽器は、その全体の動作を中央処理装置(CPU)10を用いて制御するように構成されている。CPU10は、後述するリードオンリメモリ(ROM)14に記憶されたプログラムを実行し、後述する図8のフローチャートに示すアレンジャチュートリアル処理、図9のフローチャートに示す検出処理、図10のフローチャートに示す開始処理ならびに図11のフローチャートに示す演奏処理などを行う。
【0016】
CPU10には、バス(BUS)12を介して、CPU10が自動演奏手段(コンポーザ)や自動伴奏手段(アレンジャ)の機能を実現する動作の制御を行うために実行するプログラム、本発明による自動伴奏のチュートリアル機能を実現するための図8乃至図11のフローチャートに示す各種の処理などの動作の制御を行うために実行するプログラム、複数の楽曲の自動演奏データ(図3参照)ならびに当該自動演奏データの示す各楽曲のチュートリアル用のデータである基本情報(図5参照)などが格納されたROM14と、CPU10によるプログラムの実行に必要な各種バッファやレジスタなどが設定され、選択した楽曲の自動演奏データやチュートリアル用のデータであるアレンジャ制御情報の表示情報(図4参照)などが格納されるワーキングメモリたるランダムアクセスメモリ(RAM)16と、自動演奏や自動伴奏に関する各種の設定を行うための操作子群18と、後述する図6乃至図7に示す各種の表示画面をディスプレイ20a(図2参照)に表示する表示装置20と、押鍵操作/離鍵操作によって音高を指定して楽音の発音/消音を指示するとともに押鍵操作によりコードの指定を行う演奏操作子としての鍵盤22と、自動演奏ならびに自動伴奏によって発音/消音を指示された楽音を発音/消音するとともに鍵盤22の押鍵操作/離鍵操作により指定された音高の楽音を押鍵操作/離鍵操作による発音/消音の指示に応じて発音/消音する音源24とが接続されている。
【0017】
図2には、操作子群18と表示装置20のディスプレイ20aとを備えた操作パネルの概略構成説明図が示されている。
【0018】
操作子群18を構成する操作子としては、自動演奏の開始を指示するスタート(Start)ボタン18aと、自動演奏の停止を指示するストップ(Stop)ボタン18bと、伴奏スタイル(MUSIC STYLE)を選択するための伴奏スタイル選択ボタン18c(伴奏スタイルとしては、「ROCK」、「POP」、「JAZZ」、「LATIN」などが設定されており、伴奏スタイル選択ボタン18cは、伴奏スタイルとして「ROCK」を選択するROCK選択ボタン18c−1、伴奏スタイルとして「POP」を選択するPOP選択ボタン18c−2、伴奏スタイルとして「JAZZ」を選択するJAZZ選択ボタン18c−3、伴奏スタイルとして「LATIN」を選択するLATIN選択ボタン18c−4などより構成される。)と、イントロ(Intro)、エンディング(Ending)ならびにフィルイン(FILL IN)などの楽曲を構成する区分、即ち、ディビジョンを指定するアレンジャ制御ボタン18d(アレンジャ制御ボタン18dは、ディビジョンとしてイントロを指定するイントロボタン18d−1、ディビジョンとしてエンディングを指定するエンディングボタン18d−2、ディビジョンとしてオリジナル演奏からバリエーション演奏へのフィルインを指定するバリエーションボタン18d−3およびディビジョンとしてバリエーション演奏からオリジナル演奏へのフィルインを指定するオリジナルボタン18d−4より構成される。)と、アレンジャの機能を有効にするアレンジャ(Arranger)ボタン18eと、本発明によるチュートリアル機能を有効にするチュートリアル(Tutorial)ボタン18fとが設けられている。
【0019】
図3は、ROM14に記憶された自動演奏データのフォーマットを図表的に示した説明図である。図3に示すものは、ある楽曲の1曲分の自動演奏データであり、イベント(event)が楽曲の先頭のアドレス(adr.)であるアドレス0から順に記憶されている。ステップネクスト(step next)は、今のイベントから次のイベントまでの時間(ティック数)に相当する。
【0020】
なお、イベントとしては、ノートオン/ノートオフによる発音指示/消音指示やプログラムチェンジなどの音色変更指示に加え、コード情報を含むアレンジャ制御情報などがイベントとして設定されている。
【0021】
図4は、RAM16に記憶されたアレンジャ制御情報の表示情報のフォーマットを図表的に示した説明図である。この電子楽器においてアレンジャ制御情報は、伴奏スタイル情報、コード情報および指定すべきディビジョンを示すディビジョン指定情報により構成される。
【0022】
自動演奏する楽曲が選択されると、この楽曲に基づく自動演奏データをRAM16にロードするとともに、この自動演奏データのコード情報を含むアレンジャ制御情報とこれらのタイミングを抽出し、図6乃至図7に示すようなユーザーをガイドするための表示画面を構成する表示情報を生成してRAM16に保存する。この図4に示すものは、拍に対応してアレンジャ制御情報が記憶されている。
【0023】
図5は、基本情報(基本情報とは、ROM14に記憶された自動演奏データの示す各楽曲のチュートリアル用のデータである。)のフォーマットを図表的に示した説明図である。この図5に示すものは、ROM14に記憶された自動演奏データの曲名ごとに、伴奏スタイルとテンポと拍子とが対応づけられている。
【0024】
以下、この電子楽器の動作について説明するが、鍵盤22の押鍵操作/離鍵操作に基づく楽音生成の機能、コンポーザによる自動演奏機能あるいはアレンジャによる自動伴奏機能などのような、従来の電子楽器と共通する機能に関する処理については、従来より公知の技術を用いることができるので説明を省略し、本発明の実施に関連するチュートリアル機能の処理についてのみ説明する。
【0025】
図6には、演奏開始時に表示装置20のディスプレイ20aに表示される演奏開始時の表示画面が示されている。
【0026】
即ち、この電子楽器に電源が投入され、操作パネル100上に設けられた図示しない楽曲選択ボタンにより自動演奏する楽曲を選択し、さらにアレンジャボタン18eの操作によってアレンジャの機能を有効にした後にチュートリアルボタン18fを操作すると、図6(a)に示すようなチュートリアル開始表示画面が表示装置20のディスプレイ20aに表示される。このチュートリアル開始表示画面には、選択した楽曲の楽曲名(SONG)およびユーザーが選択すべき伴奏スタイルのガイドが表示されている。
【0027】
なお、図6(a)に示す例においては、楽曲名として「POP 01」が表示され、ユーザーが伴奏スタイルとして「POP」を選択するようにガイドされている。
【0028】
このチュートリアル開始表示画面に基づいて伴奏スタイル選択ボタン18cにより伴奏スタイルを選択すると、図6(b)に示すような演奏待機表示画面が表示装置20のディスプレイ20aに表示される。この演奏待機表示画面には、選択した楽曲の楽曲名(SONG)、拍子(BEAT)ならびにテンポ(TEMPO)が表示されるほか、自動演奏される楽曲に関してバウンシングボールBにより2小節分の楽曲の進行位置を示す進行ガイドG、2小節分のアレンジャ制御情報(指定すべきディビジョンを示すディビジョン指定情報および指定すべきコードのコード情報が含まれる。)が表示され、ユーザーによるアレンジャ機能の取り扱いがガイドされる。この際に、ユーザーが鍵盤22の押鍵操作により指定すべきコードを示すコード情報は、ハイライト表示される。
【0029】
なお、図6(b)に示す例においては、楽曲名として「POP 01」が表示され、拍子として「4/4」が表示され、テンポとして「120」が表示されている。また、2小節分のアレンジャ制御情報に関しては、指定すべきディビジョンを示すディビジョン指定情報として「Intro(イントロ)」が表示され、押鍵すべきコードのコード情報として「Amaj(Aメジャー)」、「Dmaj(Dメジャー)」および「Fmaj(Fメジャー)」が表示されており、押鍵すべきコード情報の「Amaj」がハイライト表示されている。
【0030】
図7には、演奏途中に表示装置20のディスプレイ20aに表示される演奏途中の表示画面が示されている。
【0031】
図6(b)に示す演奏待機表示画面が表示されている状態で、イントロボタン18d−1を押した後に、鍵盤22を押鍵操作してハイライト表示されているコード情報のコードの指定を行うと、選択した楽曲の自動演奏が開始される。自動演奏が開始されると、図7(a)の演奏中の表示画面に示すように、2小節分の進行ガイドG上をバウンシングボールBが跳ねながら楽曲の進行位置を示して進行をガイドするとともに、2小節分のアレンジャ制御情報を表示してユーザーによるアレンジャ機能の取り扱いをガイドする。表示された2小節の自動演奏が終了すると、次の2小節の表示ならびに自動演奏を行う。
【0032】
なお、図7(a)に示す例においては、2小節分のアレンジャ制御情報に関しては、指定すべきディビジョンを示すディビジョン指定情報として「FILL IN(フィルイン)」の「To Vari.」が表示され、押鍵すべきコードのコード情報として「Cmaj(Cメジャー)」が表示されており、その「Cmaj」がハイライト表示されている。
【0033】
ここで、ハイライト表示されたコード情報の示すコード指定が然るべきタイミング、例えば、楽曲の進行と同期して行われなかった場合(押鍵ミスや指定したコードが異なる場合を含む。)には、図7(b)に示す押鍵ガイド表示画面をディスプレイ20aに表示する。この押鍵ガイド表示画面には、コード名と楽譜上表記と鍵盤上での押鍵位置などが表示されており、ユーザーによりコードが指定されるまで、この電子楽器はこの押鍵ガイド表示画面で待機する。
【0034】
一方、表示されたディビジョン指定情報の示すディビジョンの指定が然るべきタイミング、例えば、楽曲の進行と同期して行われなかった場合(操作ミスや指定したディビジョンが異なる場合を含む。)には、図7(c)に示すアレンジャ操作ガイド表示画面が表示される。即ち、例えば、「To Vari.」の操作がされない場合には、図7(c)に示すように操作パネル100上のバリエーションボタン18d−3の操作位置を矢印で知らせる。操作がされるまで、このアレンジャ操作ガイド表示画面で待機する。
【0035】
次に、上記した各動作を実現するために実行される処理について、フローチャートを参照しながら説明する。
【0036】
まず、図8はアレンジャチュートリアル処理のルーチンを示すフローチャートであり、操作パネル100に設定された操作子群18のなかの図示しない楽曲選択操作子により自動演奏する楽曲の選択が行われた後に、操作パネル100でチュートリアルボタン18fが操作されると、このアレンジャチュートリアル処理のルーチンが起動される。
【0037】
アレンジャチュートリアル処理のルーチンが起動されると、アレンジャボタン18eが押されてアレンジャ機能がオンにされているか否かを判断し(S802)、アレンジャ機能がオンにされていなければ、このアレンジャチュートリアル処理のルーチンを終了するが、アレンジャ機能がオンにされている場合には、ROM14に記憶された自動演奏データのなかから選択された楽曲の基本情報をRAM16の所定の領域にロードする(S804)。
【0038】
次に、ROM14に記憶された自動演奏データのなかから選択された楽曲の自動演奏データをスキャンし、図4に示すようなアレンジャ制御情報の表示情報を生成してRAM16の所定の領域に記憶する(S806)。
【0039】
その後に、アレンジャチュートリアル処理のサブルーチンとして、図10のフローチャートに示す開始処理を行い(S808)、図11のフローチャートに示す演奏処理(S810)を行う。
【0040】
次に、図9は検出処理のルーチンを示すフローチャートである。この検出処理のルーチンは、鍵盤22の押鍵あるいはアレンジャ制御ボタン18dの操作があると起動される割り込み処理である。
【0041】
この検出処理のルーチンが起動されると、鍵盤22の押鍵による起動であるか否かを判断し(S902)、検出処理のルーチンが鍵盤22の押鍵により起動された場合には、鍵盤22の押鍵されたコードを認識し(S904)、認識した結果をRAMの所定領域(バッファ)に一時保存する(S906)
一方、検出処理のルーチンがアレンジャ制御ボタン18dの操作により起動された場合には、アレンジャ制御情報をRAMの所定領域(バッファ)に一時保存する(S908)。
【0042】
図10は開始処理のルーチンを示すフローチャートであり、このフローチャートを実行することによって、チュートリアル開始表示画面(図6(a)参照)、演奏待機表示画面(図6(b)参照)、押鍵ガイド表示画面(図7(b)参照)ならびにアレンジャ操作ガイド表示画面(図7(c)参照)の表示が行われる。
【0043】
このルーチンが起動されると、まず、表示装置20のディスプレイ20aにチュートリアル開始表示画面を表示する(S1002)。
【0044】
そして、伴奏スタイル選択ボタン18cの操作により伴奏スタイルが選択されると(S1004)、表示装置20のディスプレイ20aに演奏待機表示画面を表示する(S1006)。
【0045】
次に、操作パネル100のイントロボタン18d−1を押して最初のコードを指定すると(S1008)、イントロボタン18d−1が正しく押されかつ最初のコードが正しく指定されたか否かを判断し(S1010)、それらが正しい場合にはアレンジャ(自動伴奏手段)とコンポーザ(自動演奏手段)とをスタートさせる(S1012)。
【0046】
一方、所定時間経過してもイントロボタン18d−1や最初のコードの指定がなかった場合、あるいは、所定時間内にイントロボタン18d−1および最初のコードの指定があってもそれらが間違っていた場合には、押鍵ガイド表示画面ならびにアレンジャ操作ガイド表示画面を表示してユーザーの操作をガイドする(S1014)。
【0047】
図11は演奏処理のルーチンを示すフローチャートであり、このフローチャートを実行することによって、自動演奏ならびに自動伴奏が行われる。
【0048】
このルーチンが起動されると、まず、選択された楽曲の自動演奏データを読み出す(S1102)。即ち、ティックカウンタによりステップネクストに相当するティックをカウントすると次のイベントを読み出し、S1104の処理を実行する。
【0049】
S1104の処理においては、自動演奏データの読み出しが終了したり、あるいは、操作パネル100でストップボタン18bが押されたりして再生の終了が指示されたか否かを判断し、再生の終了が指示されたと判断された場合には、S1106の処理へ進んでコンポーザ(自動演奏手段)とアレンジャ(自動伴奏手段)とを停止する。
【0050】
一方、再生の終了が指示されていない場合には、図6乃至図7に示す表示画面においては楽曲の進行状況を2小節単位で表示するので、ティックカウンタの累積値が2小節分のティック数の倍数になった場合には(S1108)、表示画面を図4に示すアレンジャ制御情報の表示情報に基づいて更新する(S1110)。
【0051】
そして、読み出したイベントがアレンジャ制御情報であるか否か判断し(S1112)、読み出したイベントがアレンジャ制御情報である場合にはSl116の処理へ進み、一方、読み出したイベントがアレンジャ制御情報でなくノート情報や音色変更情報である場合にはS1114の処理進んで音源24に出力する。
【0052】
S1116の処理においては、S906ならびにS908の処理においてバッファに保存されているアレンジャ制御情報と読み出したイベントとが一致するか否かを判断する。両者が一致する場合には、読み出したイベントをアレンジャに設定するとともに(S1118)、コンポーザとアレンジャが停止していれば再生を再開し(S1120→S1122)、停止していなければそのまま処理を継続する(S1120→S1102)。
【0053】
一方、S906ならびにS908の処理においてバッファに保存されているアレンジャ制御情報(コード情報も含む。)と読み出したイベントとが一致しない場合には、押鍵ガイド表示画面ならびにアレンジャ操作ガイド表示画面を表示してユーザーの操作をガイドするとともに(S1124)、コンポーザとアレンジャが動作中であるならばそれらを一時停止し(S1126→S1128)、動作中でなければそのまま処理を継続する(S1126→S1102)。
【0054】
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(4)に示すように変形してもよい。
【0055】
(1)上記した実施の形態においては、コードを指定する際に演奏操作子、具体的には鍵盤22を用いたが、これに限られるものではないことは勿論であり、演奏操作子とは別途コード指定用の操作子などのコード指定手段を設けるようにしてもよい。
【0056】
(2)上記した実施の形態においては、ディビジョンとしてイントロ、エンディングおよびフィルインを示したが、これに限られるものではないことは勿論であり、楽曲を構成する任意の区分をディビジョンとして設定してもよい。
【0057】
(3)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(2)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、自動伴奏機能の操作に不慣れな初心者であっても、ガイドに従って容易に自動伴奏機能を扱うことができるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子楽器の実施の形態の一例の全体の構成を示すブロック構成図である。
【図2】操作子群と表示装置とを備えた操作パネルの概略構成説明図である。
【図3】ROMに記憶された自動演奏データのフォーマットを図表的に示した説明図である。
【図4】RAMに記憶されたアレンジャ制御情報の表示情報のフォーマットを図表的に示した説明図である。
【図5】ROMに記憶された各楽曲の基本情報のフォーマットを図表的に示した説明図である。
【図6】演奏開始時に表示装置のディスプレイに表示される演奏開始時の表示画面の一例を示す説明図であり、(a)はチュートリアル開始表示画面の一例を示し、(b)は演奏待機表示画面の一例を示す。
【図7】演奏途中において表示装置のディスプレイに表示される演奏途中の表示画面の一例を示す説明図であり、(a)は演奏中の表示画面の一例を示し、(b)は押鍵ガイド表示画面の一例を示し、(c)はアレンジャ操作ガイド表示画面の一例を示す。
【図8】アレンジャチュートリアル処理のルーチンを示すフローチャートである。
【図9】検出処理のルーチンを示すフローチャートである。
【図10】開始処理のルーチンを示すフローチャートである。
【図11】演奏処理のルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 中央処理装置(CPU)
12 バス(BUS)
14 リードオンリメモリ(ROM)
16 ランダムアクセスメモリ(RAM)
18 操作子群
18a スタートボタン
18b ストップボタン
18c 伴奏スタイル選択ボタン
18c−1 ROCK選択ボタン
18c−2 POP選択ボタン
18c−3 JAZZ選択ボタン
18c−4 LATIN選択ボタン
18d アレンジャ制御ボタン
18d−1 イントロボタン
18d−2 エンディングボタン
18d−3 バリエーションボタン
18d−4 オリジナルボタン
18e アレンジャボタン
18f チュートリアルボタン
20 表示装置
22 鍵盤
24 音源
100 操作パネル
Claims (3)
- 楽曲を自動演奏する自動演奏手段を備えた電子楽器において、
ディビジョンを指定するディビジョン指定手段と、
前記ディビジョン指定手段により指定されたディビジョンとに応じた伴奏を自動的に行う自動伴奏手段と、
前記自動演奏手段の自動演奏の進行に従って、前記ディビジョン指定手段によるディビジョンの指定のためのガイドを行う表示手段と
を有する電子楽器。 - 請求項1に記載の電子楽器において、
前記表示手段は、前記自動演奏手段の自動演奏の進行に従って、楽曲の所定の小節区間における自動演奏の進行位置と、ガイドするディビジョンの種類およびタイミングとを表示する
電子楽器。 - 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の電子楽器において、さらに、
前記表示手段が表示するディビジョンの指定のためのガイドに従った前記ディビジョン指定手段による指定がないときは自動演奏を停止する自動演奏停止手段と
を有する電子楽器。
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