JP4548123B2 - 緩衝材 - Google Patents

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本発明は、被梱包物を側面から支持し被梱包物の梱包に使用する緩衝材に関するものである。
従来の緩衝材は、図7に示すようにトレイ状の一体型に形成された緩衝材aでトレイ状の底面を形成する面bよりトレイ状を形成する側面c、d,e,fを連続して形成した緩衝材である(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−221089号公報
しかしながら、上記従来の構成では緩衝材が一体型に形成されているため全て同一の材質で構成されている。しかも樹脂材料で一体型に形成したときはトレイ状の立ち上がり部を薄肉に形成することが難しく、保管時の荷重に対する圧縮強度を維持するためにも剛性の高い強度のある形状が必要となり、緩衝材自体が大型化し材料使用量も多く高価な材料になり加工性も低下する。また、トレイ状を紙系の材料で形成すると加工形状が複雑になり組み立て作業が増えて加工性が低下する。さらに紙系の材料では薄肉形状は容易に可能であるが保管時の湿度環境などの影響を受けやすく、被梱包物の保護機能も低下し緩衝材形状も複雑になる等の課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、少ない材料使用量により小型で剛性が高く被梱包物の保護機能に優れ、保管時の品質も向上する緩衝材を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の緩衝材は、周囲三辺を折り曲げ立ち上がり部とし、中央立ち上がり部の左右を延長して残り二辺の立ち上がり部により挟み込まれることにより、一辺を開口部としたトレイ状の外枠を形成し、この外枠開口部より挿入される緩衝材により外枠の開口部を閉塞しトレイ状を構成する緩衝材である。
これによって、外枠と外枠内の緩衝材を別々の部品で構成することが可能となり、緩衝材の指示面ごとに肉厚や形状を自由に設定することが可能で、被梱包物の保護機能が向上し小型で剛性が高く、被梱包物に合わせた最適な緩衝性を得る緩衝材の構成が容易に可能となる。
また、本発明の緩衝材は、一辺を開口部としたトレイ状の外枠に挿入される緩衝材の挿入長さを外枠より長くし、緩衝材挿入後に外枠より緩衝材が若干飛び出るようにしたものである。
これにより、緩衝材を箱に挿入したときの余裕度を吸収すると共に、緩衝材自体の歪み分も吸収し緩衝材と箱、及び被梱包物との指示による安定性が向上し被梱包物の保護機能が向上する。
また、本発明の緩衝材は、トレイ状の外枠に挿入される緩衝材により閉塞される立上が
り部高さに外枠を構成する立ち上がり部高さとの差を設けたものである。
これにより、被梱包物の形状や強度に合わせた緩衝材の指示が容易に可能となり被梱包物の保護機能が向上し緩衝材形状も単純化できる。
また、本発明の緩衝材は、トレイ状の外枠内に挿入される緩衝材に外枠開口部より奥に向かうに連れて外枠底面部と接する面の厚みを中央付近が最も厚くなるよう湾曲状を形成したものである。
これにより、緩衝材と被梱包物との接触面に被梱包物弱部を避けた肉盗みを設けた形状が不要となり緩衝材形状が単純になり肉盗みによる緩衝材自体の強度低下が阻まれる。
また、本発明の緩衝材は、トレイ状の外枠に挿入される緩衝材に外枠開口部左右より中央付近の外枠底面部と接する面の厚みが最も厚くなるように湾曲状を形成したものである。
これにより、緩衝材と被梱包物との接触面に被梱包物弱部を避けた肉盗みを設けた形状が不要となり緩衝材形状が単純になり肉盗みによる緩衝材自体の強度低下が阻まれると共に、緩衝材の圧縮強度低下も防止できる。
また、本発明の緩衝材は、トレイ状を構成する外枠を段ボールなど紙系の材料で構成し、外枠内に挿入される緩衝材を発泡スチロールなど樹脂系の材料で構成したものである。
これにより、異種材料による緩衝材の構成が容易に可能となり、被梱包物の強度など用途に合わせた最適な緩衝材構成が容易に可能となると共に、保管強度も向上し保管時の品質も向上する。
本発明の緩衝材は、単純な形状で加工性に優れ被梱包物の形状に関係なく保護機能を向上させると共に、保管時の強度向上が図れる。
第1の発明は、長方形の板状の底面と、前記底面の周囲の内、三辺を延長して折り曲げた立ち上がり部とでトレイ状の外枠を形成し、前記底面の残りの一辺には立ち上がり部を設けずに開口部とし、前記三辺の立ち上がり部のうち、中央立ち上がり部の左右を延長して延長部を設け、残りの二辺の立ち上がり部を折り返して、前記延長部を挟み込むとともに、前記開口部を閉塞する立ち上がり部を有する緩衝材を前記開口部から挿入し、前記緩衝材と前記外枠底面部とを接する構成にしたことにより、外枠と外枠内の緩衝材を別々の部品で構成することが可能となり、緩衝材の指示面ごとに肉厚や形状を自由に設定することが可能で、被梱包物の保護機能が向上し小型で剛性が高く、被梱包物に合わせた最適な緩衝性を得る緩衝材の構成が容易に可能となる。
の発明は、特に第1の発明において、開口部9より挿入される緩衝材の挿入長さを、外枠内に挿入される緩衝材挿入後に外枠より緩衝材が若干飛び出るように形成したことにより、緩衝材を箱に挿入したときの余裕度を吸収すると共に、箱に挿入された後の緩衝材自体の歪み分も吸収し緩衝材と箱、及び被梱包物を指示する安定性が向上し、保管時の箱や緩衝材の歪みを低減させ保管時の品質も向上させる。
の発明は、特に第1または第2の発明において、外枠の立上がり部高さと外枠内に挿入される緩衝材により閉塞される立上がり部高さに差を設けたことにより、被梱包物
の形状や強度に合わせた緩衝材の指示が容易に可能となり被梱包物の保護機能が向上し緩衝材形状も単純化できる。
の発明は、特に第1から第3の発明において、外枠内に挿入される緩衝材において、開口部より奥に向かうに連れて底面部と接する面の厚みを中央付近が最も厚くなるように湾曲状を形成することにより、緩衝材と被梱包物との接触面に被梱包物弱部を避けた肉盗みを設けた形状が不要となり緩衝材形状が単純になり肉盗みによる緩衝材自体の強度低下が阻まれる。
の発明は、特に第1から第3の発明において、外枠内に挿入される緩衝材において、開口部9の左右より中央付近の外枠底面部と接する面の厚みが最も厚くなるように湾曲状を形成することにより、緩衝材と被梱包物との接触面に被梱包物弱部を避けた肉盗みを設けた形状が不要となり緩衝材形状が単純になり肉盗みによる緩衝材自体の強度低下が阻まれると共に、緩衝材の圧縮強度低下も防止できる。
の発明は、特に第1から第5の発明において、外枠を構成する材料を段ボールなど紙系の材料で構成し、外枠内に挿入される緩衝材を発泡スチロールなど樹脂系の材料で構成したことにより、異種材料による緩衝材の構成が容易に可能となり、被梱包物と接する内側を樹脂系の材料にし、外側を割れ難い紙系の材料で構成するなど被梱包物の強度や保管強度など用途に合わせた最適な緩衝材構成が容易に可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、2は、本発明の第1、2の実施の形態における緩衝材を示す分解斜視図と緩衝材を構成する外枠を示す展開図である。
図1において、長方形の板状の底面1の周囲の内、三辺を延長し折り曲げた立ち上がり部2、3、4を設ける。この立ち上がり部の内、中央の立ち上がり部3については、図2に詳細に示すように左右を延長した舌状の延長部5、6を設ける。そして、この延長部5、6を立ち上がり部2、4に設けた折り線7、8により折り曲げた立ち上がり部2、4により挟み込み立ち上がり部2、3、4で一面に開口部9を設けたトレイ状の外枠10を構成する。
さらに、この外枠10の内側に挿入され、外枠10を構成する立ち上がり部2、3、4に囲まれ、底面1と接する緩衝材11を設ける。この緩衝材11には外枠10の開口部9を閉塞する立ち上がり部12を形成する。
以上のように、本実施例の形態においては緩衝材を外枠と外枠内に挿入する別部品で構成することにより、緩衝材の複雑な構成が可能となり被梱包物を指示する面ごとに緩衝材の肉厚や形状の構成する自由度が増し、緩衝材の加工が容易になると共に被梱包物に合わせた最適な緩衝材が可能となり緩衝材の機能も向上する。
(実施の形態2)
トレイ状を構成する外枠10において、トレイ状を構成する立ち上がり部3の左右延長部5、6は立ち上がり部2、4に挟み込まれる長さを短く形成する。
以上のように、本実施例の形態においては立ち上がり部に挟み込まれる延長部の長さを短くすることで、立ち上がり部全体の厚みを固定しながら内部の空間部分を拡大すること
により緩衝機能を変化させることが可能となり被梱包物の保護機能が向上する。
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態における緩衝材の要部断面図を示すものである。
トレイ状を構成する外枠10内に挿入された緩衝材11は外枠10の開口部9より若干飛び出た大きさに形成する。
以上のように、本実施例の形態においては外枠開口部より緩衝材が飛び出た構成にすることで、緩衝材を箱に挿入したときの余裕度を吸収すると共に、箱に挿入された後の緩衝材自体の歪み分も吸収し緩衝材と箱、及び被梱包物を指示する安定性と保管時の品質も向上させる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の第4の実施の形態における緩衝材の斜視図を示すものである。
トレイ状を形成する外枠10を構成する立ち上がり部2、3、4の高さと外枠10内に挿入される緩衝材11に設けた立ち上がり部12の高さに差を設けた構成にする。
以上のように、本実施例の形態においては外枠と緩衝材の立ち上がり部の高さに差を設けることで、被梱包物の形状や強度に合わせた緩衝材の指示が容易に可能となり被梱包物の保護機能が向上し緩衝材形状も単純化できる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の第5の実施の形態における外枠内に挿入される緩衝材の斜視図を示すものである。
外枠内に挿入される緩衝材11の平面部を立ち上がり部12から反対に向けて中央付近が一番高くなるような湾曲部13を形成する。
以上のように、本実施例の形態においては緩衝材に湾曲形状を設けたことで、緩衝材と被梱包物との接触面に被梱包物弱部を避けた肉盗みを設けた形状が不要となり緩衝材形状が単純になり肉盗みによる緩衝材自体の強度低下が阻まれる。
(実施の形態6)
図6は、本発明の第6の実施の形態における外枠内に挿入される緩衝材の斜視図を示すものである。
外枠内に挿入される緩衝材11の平面部を立ち上がり部12に沿って中央付近が一番高くなるような湾曲部14を形成する。
以上のように、本実施例の形態においては緩衝材に湾曲形状を設けたことで、緩衝材と被梱包物との接触面に被梱包物弱部を避けた肉盗みを設けた形状が不要となり緩衝材形状が単純になり肉盗みによる緩衝材自体の強度低下が阻まれると共に、緩衝材の圧縮強度低下も防止できる。
(実施の形態7)
外枠10を構成する材料を段ボールなどの紙系の材料で構成し、外枠10内に挿入される緩衝材11の材質を発泡スチロールなどの樹脂系の材料で構成する。
以上のように、本実施例の形態においては異種材料により緩衝材を構成することで、被梱包物と接する内側を樹脂系の材料にし、外側を割れ難い紙系の材料で構成するなど被梱包物の強度や保管強度など用途に合わせた最適な緩衝材構成が容易に可能となる。
以上のように、本発明にかかる緩衝材は外枠と外枠内に挿入する緩衝材で構成することで、少ない材料使用量により小型で高剛性で被梱包物の保護性と保管時の品質を向上させることが可能であり、底板などの閉塞具や外箱自体にも応用できる。
本発明の実施の形態1及び2における緩衝材の分解斜視図 本発明の実施の形態1及び2における緩衝材を構成する外枠の展開図 本発明の実施の形態3における緩衝材の要部断面図 本発明の実施の形態4における緩衝材の斜視図 本発明の実施の形態5における外枠に挿入される緩衝材の斜視図 本発明の実施の形態6における外枠に挿入される緩衝材の斜視図 従来の緩衝材の斜視図
1 底面
2、3、4 立ち上がり部
5、6 延長部
7、8 折り線
9 開口部
10 外枠
11 緩衝材
12 緩衝材の立ち上がり部
13、14 湾曲部

Claims (6)

  1. 長方形の板状の底面と、前記底面の周囲の内、三辺を延長して折り曲げた立ち上がり部とでトレイ状の外枠を形成し、前記底面の残りの一辺には立ち上がり部を設けずに開口部9とし、前記三辺の立ち上がり部のうち、中央立ち上がり部の左右を延長して延長部5、6を設け、残りの二辺の立ち上がり部を折り返して、前記延長部5、6を挟み込むとともに、前記開口部9を閉塞する立ち上がり部12を有する緩衝材11を前記開口部9から挿入し、前記緩衝材11と前記外枠底面部とを接する構成にしたことを特徴とする緩衝材。
  2. 前記開口部9より挿入される緩衝材の挿入長さを、前記外枠内に挿入される緩衝材11の挿入後に、前記外枠より前記緩衝材11が若干飛び出るように形成した請求項1に記載の緩衝材。
  3. 前記外枠の立上がり部高さと、前記外枠内に挿入される緩衝材11により閉塞される立上がり部高さに差を設けた請求項1または2に記載の緩衝材。
  4. 前記外枠内に挿入される緩衝材11において、前記開口部9より奥に向かうに連れて前記底面部と接する面の厚みを中央付近が最も厚くなるように湾曲状を形成する請求項1〜3のいずれか1項に記載の緩衝材。
  5. 前記外枠内に挿入される緩衝材11において、前記開口部9の左右より中央付近の外枠底面部と接する面の厚みが最も厚くなるように湾曲状を形成する請求項1〜3のいずれか1項に記載の緩衝材。
  6. 前記外枠を構成する材料を段ボールなど紙系の材料で構成し、前記外枠内に挿入される緩衝材11を発泡スチロールなど樹脂系の材料で構成した請求項1から5のいずれか1項に記載の緩衝材。
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