JP4552296B2 - 情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、ユーザに対して、付加価値を付けたコンテンツの提供を行うことができるようにする情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ダイレクトメールなどの商品紹介情報を、個人の嗜好傾向に合わせて作成し、配布することが一般に行われている。そこで、従来においては、例えば、アンケートなどで個人情報が収集され、その分析結果により、個人の嗜好傾向が検出される。
【0003】
しかしながら、上述した従来の方式では、正確な嗜好情報を得るための質問を作成するのが困難であったり、アンケートの採点者によりアンケート結果が異なり、正確な嗜好傾向を把握することが困難である課題があった。また、アンケートを作成し、採点し、分析するのに多大な手間がかかる課題があった。
【0004】
そこで、本件出願人は、例えば、特開2000−48046号公報(特願平11−144505号)において、複数のユーザの個人情報から、注目ユーザの個人情報と関連度の高い個人情報を抽出し、その個人情報に基づいて、CD(Compact Disc)タイトルの一覧を生成することにより、注目ユーザに、興味がありそうなCDタイトルの一覧を提供する方法を、先に提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、先に提案した方法では、ユーザに対して、そのユーザが興味がありそうなCDや書籍のタイトルが紹介されるだけであった。
【0006】
従って、先に提案した方法において、例えば、仮に、ユーザに対して、そのユーザがCDタイトルの一覧から選択したCDのコンテンツを提供することが可能であったとしても、すべてのユーザには、同一のコンテンツが提供されることになる。
【0007】
即ち、ユーザが、同一のCDタイトルを選択する限りは、どのユーザにも、同一のコンテンツが提供されることになる。
【0008】
しかしながら、ユーザごとに、そのユーザの嗜好等にあわせた形でコンテンツを提供することができれば、そのコンテンツに付加価値を付けることができ、サービスを利用するユーザが増加することが予想される。
【0009】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、付加価値を付けたコンテンツの提供を行うことができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、複数のコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、コンテンツデータ記憶手段に記憶されるコンテンツデータを処理したデータを複数の端末装置に送信するとともに、送信したコンテンツデータを処理したデータに対する各ユーザの入力情報を受信する通信手段と、通信手段により受信された入力情報をユーザ毎に記憶する入力情報記憶手段と、入力情報記憶手段に記憶されるターゲットユーザの入力情報と、ターゲットユーザ以外の他のユーザの入力情報とに基づいて、コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータに対して処理を行い、通信手段によりターゲットユーザの端末に送信されるデータを得る処理手段とを備え、コンテンツデータが電子ブックデータである場合、通信手段は、各ユーザにより指示された電子ブックデータを特定する電子ブック特定情報を受信し、入力情報記憶手段の各ユーザのエントリに電子ブック特定情報を登録し、処理手段は、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と一致する電子ブック特定情報が所定数以上登録されている他のユーザを、ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出し、その抽出したユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報との論理和をとることにより統合し、その統合の結果得られる各電子ブック特定情報に対して、統合前の電子ブック特定情報の数である重複数を付加し、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報の重複数を、その電子ブック特定情報によって特定される電子ブックデータに対するターゲットユーザの興味の度合いとし、コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータから読み出してターゲットユーザの端末に送信されるデータを、ターゲットユーザの興味の度合いの大きな順に、電子ブックデータの全部と、電子ブックデータの書籍名、著者、出版社、および内容の一部と、電子ブックデータの書籍名、著者、および出版社とで切り替えることを特徴とする。
【0011】
本発明の情報処理方法は、コンテンツデータが電子ブックデータである場合、通信手段が、各ユーザにより指示された電子ブックデータを特定する電子ブック特定情報を受信するステップと、入力情報記憶手段の各ユーザのエントリに電子ブック特定情報を登録するステップとを含む処理を行い、処理手段が、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と一致する電子ブック特定情報が所定数以上登録されている他のユーザを、ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出するステップと、その抽出したユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報との論理和をとることにより統合し、その統合の結果得られる各電子ブック特定情報に対して、統合前の電子ブック特定情報の数である重複数を付加するステップと、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報の重複数を、その電子ブック特定情報によって特定される電子ブックデータに対するターゲットユーザの興味の度合いとするステップと、コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータから読み出してターゲットユーザの端末に送信されるデータを、ターゲットユーザの興味の度合いの大きな順に、電子ブックデータの全部と、電子ブックデータの書籍名、著者、出版社、および内容の一部と、電子ブックデータの書籍名、著者、および出版社とで切り替えるステップとを含む処理を行うことを特徴とする。
【0012】
本発明の記録媒体は、コンテンツデータが電子ブックデータである場合、通信手段が、各ユーザにより指示された電子ブックデータを特定する電子ブック特定情報を受信するステップと、入力情報記憶手段の各ユーザのエントリに電子ブック特定情報を登録するステップとを含む処理を行い、処理手段が、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と一致する電子ブック特定情報が所定数以上登録されている他のユーザを、ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出するステップと、その抽出したユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報との論理和をとることにより統合し、その統合の結果得られる各電子ブック特定情報に対して、統合前の電子ブック特定情報の数である重複数を付加するステップと、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報の重複数を、その電子ブック特定情報によって特定される電子ブックデータに対するターゲットユーザの興味の度合いとするステップと、コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータから読み出してターゲットユーザの端末に送信されるデータを、ターゲットユーザの興味の度合いの大きな順に、電子ブックデータの全部と、電子ブックデータの書籍名、著者、出版社、および内容の一部と、電子ブックデータの書籍名、著者、および出版社とで切り替えるステップとを含む処理を行うプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0020】
本発明の情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体においては、コンテンツデータが電子ブックデータである場合、各ユーザにより指示された電子ブックデータを特定する電子ブック特定情報が受信され、入力情報記憶手段の各ユーザのエントリに電子ブック特定情報が登録される。また、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と一致する電子ブック特定情報が所定数以上登録されている他のユーザが、ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出され、そのユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報と、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報との論理和をとることにより統合され、その統合の結果得られる各電子ブック特定情報に対して、統合前の電子ブック特定情報の数である重複数を付加される。さらに、ターゲットユーザのエントリに登録されている電子ブック特定情報の重複数が、その電子ブック特定情報によって特定される電子ブックデータに対するターゲットユーザの興味の度合いとされ、コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータから読み出してターゲットユーザの端末に送信されるデータが、ターゲットユーザの興味の度合いの大きな順に、電子ブックデータの全部と、電子ブックデータの書籍名、著者、出版社、および内容の一部と、電子ブックデータの書籍名、著者、および出版社とで切り替えられる処理が行われる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用したネットワークシステム(システムとは、複数の装置が論理的に集合したものをいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)の一実施の形態の構成例を示している。
【0025】
複数の携帯端末11,12,・・・,1Aは、無線通信が可能な、例えば、携帯電話機や、PHS(Personal Handyphone System)(商標)、PDA(Personal Digital Assistants)等で構成されている。
【0026】
基地局21,22,・・・,2Bは、通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割したセル内にそれぞれ設置された固定無線局であり、移動無線局である携帯端末11,12,・・・,1Aは、それが存在するセルを担当する基地局に無線接続されるようになっている。
【0027】
なお、本実施の形態では、基地局21乃至2B(以下、特に区別する必要がない限り、基地局2と記述する)と、携帯端末11乃至1A(以下、特に区別する必要がない限り、携帯端末1と記述する)との間では、例えば、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続方式によって無線通信が行われるようになっており、これにより、2GHzの周波数帯域を使用して、最大で2Mbpsのデータ転送速度で、大容量のデータを高速にやりとりすることができるようになっている。このように、高速かつ大容量のデータ通信が可能であることにより、携帯端末1では、音声通話は勿論、電子メールの送受信、ホームページの閲覧、画像の送受信等の多種多様のデータのやりとりを行うことができるようになっている。
【0028】
基地局2は、有線回線を介して、公衆回線網3に接続されており、公衆回線網3には、インターネット5、図示しない多くの加入者有線端末、コンピュータネットワーク、企業内ネットワーク等が接続されている。さらに、公衆回線網3には、インターネットサービスプロバイダが保有するアクセスサーバ6およびコンテンツサーバ7も接続されている。
【0029】
アクセスサーバ6は、いわゆるダイヤルアップ接続による、インターネット5への接続サービスを提供する。
【0030】
コンテンツサーバ7は、携帯端末1からの要求に応じて、あるいは、いわゆるプッシュ型の配信によって、例えば、WebページとしてのHTML(Hyper Text Markup Language)形式のファイルや、さらには、電子ブックのデータ、CDに収められた曲の音声データ(オーディオデータ)、動画の画像データ等の各種のコンテンツを提供する。
【0031】
インターネット5には、多数のWWW(World Wide Web)サーバ41,42,・・・,4Cが接続され、これらのWWWサーバ41乃至4C(以下、特に区別する必要がない限り、WWWサーバ4と記載する)に対しては、加入者有線端末や、携帯端末1から、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルにしたがってアクセスすることができるようになっている。ここで、例えば、携帯端末1から基地局2までの間では、2Mbpsの簡易トランスポートプロトコルで、基地局2からインターネット5を介してWWWサーバ4までの間では、TCP/IPプロトコルで、それぞれ通信が行われる。
【0032】
管理制御装置8は、公衆回線網3に接続されており、加入者有線端末や携帯端末1に対する通話料等の課金処理を行う。
【0033】
図2は、図1の携帯端末1の外観構成例を示している。
【0034】
即ち、図2は、携帯端末1が、例えば、カメラ付ディジタル携帯電話機である場合の外観構成例を示している。
【0035】
図2において、携帯端末1は、中央のヒンジ部11を境に、表示部12と本体13とに分けられており、ヒンジ部11を介して折り畳み可能に形成されている。
【0036】
表示部12には、その上端左部に送受信用のアンテナ14が引出しおよび収納可能な状態に取り付けられており、アンテナ14は、基地局2との間で電波を送受信する。また、表示部12には、その上端中央部に、ほぼ180度の角度範囲で回動自在なカメラ部15が設けられている。カメラ部15は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ16を有しており、これにより、携帯端末1では、所望の被写体の画像を撮像することができるようになっている。
【0037】
カメラ部15の、CCDカメラ16が設けられている反対側の面(背面)には、スピーカ17が設けられている。即ち、ユーザが、カメラ部15を、図2に示した状態から、ほぼ180度回動し、その状態に位置決めすると、図3に示すように、カメラ部15の背面側中央に設けられたスピーカ17が、正面側に位置することになり、これにより、通常の音声通話が可能な状態に切り換わる。
【0038】
表示部12には、さらに、その正面に、液晶ディスプレイ18が設けられており、液晶ディスプレイ18には、例えば、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号、および発信履歴などが表示される。さらに、液晶ディスプレイ18には、電子メールの内容や、Webページ、CCDカメラ16で撮像された画像、携帯端末1で受信されたデータ、その他、液晶ディスプレイ18の表示画面上の所定の位置を指示するカーソルなども表示される。
【0039】
本体13には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー、並びに電子メールキー等の操作キー19が設けられており、ユーザは、この操作キー19を操作することによって、各種の指示を入力することができるようになっている。
【0040】
また、本体13には、操作キー19の下部に、メモボタン20やマイクロフォン21が設けられている。メモボタン20は、通話中の相手の音声を録音するときに操作される。マイクロフォン21は、通話時のユーザの音声を集音する。
【0041】
さらに、本体13には、操作キー19の上部に、回転自在なトラックボール22が、本体13の表面から僅かに突出した状態で設けられている。トラックボール22が回転操作されると、その操作に応じて、液晶ディスプレイ18に表示された電話帳リストや電子メールのスクロール動作、ホームページのページ捲り動作、画像の送り動作等の種々の動作が行われる。
【0042】
また、トラックボール22は、本体13の内部方向への押圧操作が可能になっている。例えば、ユーザが、トラックボール22を回転操作することにより、液晶ディスプレイ18に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号を選択し、トラックボール22を本体13の内部方向に押圧操作すると、携帯端末1では、選択された電話番号が確定され、その電話番号に対して自動的に発呼処理が行われる。
【0043】
その他、トラックボール22は、例えば、液晶ディスプレイ18に表示されるカーソルを移動するときに回転操作され、カーソルが位置している点をクリックするときに、押圧操作される。
【0044】
本体13の左側面上部には、抜差自在な「メモリカード」23を挿着するためのメモリカードスロット24が設けられている。メモリカードには、メモボタン20が押下された場合に、通話中の相手の音声が記録され、あるいは、また、ユーザの操作に応じて、電子メールや、ホームページ、CCDカメラ16で撮像された画像、携帯端末1で受信されたデータ等が記録される。
【0045】
ここで、メモリカード23は、小型薄型形状のプラスチックケース内に、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、画像データや、音声データ、プログラム等の各種データの書き込みおよび読み出しが可能となっている。
【0046】
なお、メモリカード23としては、例えば、本件出願人であるソニー株式会社によって開発されたメモリスティク(ソニー株式会社の商標)を採用することができる。また、メモリカード23としては、その他、例えば、他社製品であるSDメモリーカードや、コンパクトフラッシュ、スマートメディア、マルチメディアカード、サムドライブ(Thumb Drive)(いずれも商標)等を採用することも可能である。また、半導体メモリであるメモリカード23に替えて、例えば、マイクロドライブやiDフォーマット(いずれも商標)といった磁気ディスク等を採用することも可能である。
【0047】
メモリカード23は、メモリスティックスロット24に対して、容易に着脱可能となっており、従って、メモリカード23を介することで、他の電子機器との間で、データを、容易に共有することが可能となっている。
【0048】
なお、本体13には、背面側に、図示しないバッテリパックが挿着されており、終話及び電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態となる。
【0049】
図4は、携帯端末1の電気的構成例を示している。
【0050】
携帯端末1は、表示部12および本体13の各部を統括的に制御する主制御部30に対して、電源回路部31、操作入力制御部32、画像エンコーダ33、カメラインターフェース部34、LCD(Liquid Crystal Display)制御部35、画像デコーダ36、多重分離部37、記録再生部42、変復調回路部38、および音声コーデック39が、メインバス40を介して互いに接続されると共に、画像エンコーダ33、画像デコーダ36、多重分離部37、変復調回路部38、および音声コーデック39が、同期バス41を介して互いに接続されて構成されている。
【0051】
電源回路部31は、ユーザの操作により終話及び電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給し、携帯端末1を動作可能な状態に起動する。
【0052】
主制御部30は、図示せぬCPU,ROM、RAM等で構成され、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、各種の処理を行う。
【0053】
即ち、携帯端末1は、主制御部30の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン21で集音した音声信号を、音声コーデック39によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部38でスペクトラム拡散処理する。
さらに、携帯端末1は、そのスペクトラム拡散処理語の信号に対して、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施し、アンテナ14を介して送信する。
【0054】
また、携帯端末1は、音声通話モード時にアンテナ14で受信した受信信号を、送受信回路部43で増幅し、周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施して、変復調回路部38に供給する。変復調回路部38は、送受信回路部43からの信号をスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック39に供給する。音声コーディック39は、変復調回路部38からの信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ17に供給して出力させる。
【0055】
さらに、携帯端末1は、例えば、電子メール等のテキストデータを送信する場合、操作キー19やトラックボール22の操作によって入力されたテキストデータを、操作入力制御部32を介して主制御部30に送出する。主制御部30は、そこに供給されるテキストデータを、上述した音声通話における場合と同様に、変復調回路部38および送受信回路部43で処理した後、アンテナ14を介して、基地局2に送信する。
【0056】
また、携帯端末1は、電子メール等のテキストデータを受信する場合、アンテナ14を介して基地局2から受信した受信信号を、音声通話における場合と同様に、送受信回路部43および変復調回路部38で処理することにより、テキストデータに復元した後、LCD制御部35を介して、液晶ディスプレイ18に供給して、電子メールとして表示させる。
【0057】
さらに、携帯端末1は、例えば、画像データを送信する場合、CCDカメラ16で撮像された画像データを、カメラインターフェース部34を介して、画像エンコーダ33に供給する。画像エンコーダ33は、CCDカメラ16から供給される画像データを、所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部37に送出する。同時に、携帯端末1は、CCDカメラ16による撮像中にマイクロフォン21で集音した音声を、音声コーデック39を介して、ディジタルの音声データとして、多重分離部37に送出する。多重分離部37は、画像エンコーダ33から供給された符号化画像データと音声コーデック39から供給された音声データとを、所定の方式で多重化する。この結果得られる多重化データは、変復調回路部38および送受信回路部43で処理され、アンテナ14を介して送信される。
【0058】
なお、上述のようにしてCCDカメラ16で撮影される画像データは、同時に、カメラインターフェース部34及びLCD制御部35を介して、液晶ディスプレイ18に供給して表示することができる。
【0059】
携帯端末1は、例えば、画像データを受信する場合、アンテナ14を介して基地局2から受信した受信信号を、送受信回路部43および変復調回路部38で処理し、その結果得られる多重化データを、多重分離部37に送出する。多重分離部37は、多重化データを、符号化画像データと音声データとに分け、同期バス41を介して、符号化画像データを画像デコーダ36に供給すると共に、音声データを音声コーデック39に供給する。画像デコーダ36は、符号化画像データを所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより、再生動画像データを生成し、LCD制御部35を介して液晶ディスプレイ18に供給して表示させる。音声コーデック39は、そこに供給される音声データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ17に供給して出力させる。
【0060】
その他、携帯端末1では、コンテンツサーバ7がプッシュ型で配信する電子ブックのデータや、映画等の画像(動画像)データ等のコンテンツの受信も可能となっている。
【0061】
ここで、携帯端末1では、受信した各種のデータを、記録再生部42を介してメモリカード23に供給して記録させることが可能である。
【0062】
次に、図5は、図1のコンテンツサーバ7のハードウェア構成例を示している。
【0063】
CPU52(Central Processing Unit)には、バス51を介して、入出力インタフェース60が接続されており、CPU52は、インターネットサービスプロバイダの管理者によって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部57が操作等されることにより、入出力インタフェース60を介して指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)53に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU52は、ハードディスク55に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部58で受信されてハードディスク55にインストールされたプログラム、またはドライブ59に装着されたリムーバブル記録媒体61から読み出されてハードディスク55にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)54にロードして実行する。これにより、CPU52は、後述するフローチャートにしたがった処理、あるいは後述するブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU52は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース60を介して、LCD(Liquid CryStal Display)やスピーカ等で構成される出力部56から出力、あるいは、通信部58から送信、さらには、ハードディスク55に記録等させる。
【0064】
なお、本明細書において、コンテンツサーバ7(のCPU52)に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0065】
また、プログラムは、コンテンツサーバ7だけによって処理されるものであっても良いし、コンテンツサーバ7を含む複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
【0066】
ここで、プログラムは、コンテンツサーバ7に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク55やROM53に予め記録しておくことができる。
【0067】
あるいはまた、プログラムは、フロッピーディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体61に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体61は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0068】
さらに、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体61からコンテンツサーバ7にインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンテンツサーバ7に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンテンツサーバ7に有線で転送し、コンテンツサーバ7では、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部58で受信し、内蔵するハードディスク55にインストールすることができる。
【0069】
ところで、コンテンツサーバ7は、上述したように、例えば、プッシュ型の配信、つまりは、放送によって、電子ブックのデータや映画の画像データ等のコンテンツを、携帯端末1に提供するが、その提供するコンテンツは、複数の携帯端末11乃至1Aそれぞれから送信されてくる各ユーザのユーザ入力情報に基づいて制御されるようになっている。
【0070】
即ち、図1において、コンテンツサーバ7は、例えば、電子ブックのデータを、複数の携帯端末11乃至1Aのうちの、ある注目している注目ユーザの携帯端末1(以下、適宜、注目携帯端末1という)に提供する場合には、最初は、例えば、各電子ブックの書籍名、著者、出版社だけを、アクセスサーバ6、公衆回線網3、および基地局2を介して、注目携帯端末1に提供する。
【0071】
この場合、注目携帯端末1では、例えば、図6(A)に示すように、液晶ディスプレイ18において、各電子ブックの書籍名、著者、出版社が表示される。注目携帯端末1以外の携帯端末1でも、同様の表示が行われる。
【0072】
複数の携帯端末11乃至1Aそれぞれにおいて、図6(A)に示した表示が行われている場合に、各携帯端末11乃至1Aのユーザが、トラックボール22をクリックすることにより、自身が所望する電子ブックの表示部分を選択すると、主制御部30(図4)は、その選択された電子ブックを特定する情報を、ユーザからのユーザ入力情報として、変復調回路部38および送受信回路部43を制御することにより送信する。即ち、これにより、ユーザ入力情報は、基地局2、公衆回線網3、およびアクセスサーバ6を介して、コンテンツサーバ7に送信される。
【0073】
コンテンツサーバ7は、このようにして複数の携帯端末11乃至1Aそれぞれから送信されてくる各ユーザのユーザ入力情報に基づいて、注目ユーザの嗜好を推定し、その推定した嗜好に基づいて、注目ユーザに提供する電子ブックのデータを加工する。
【0074】
即ち、コンテンツサーバ7は、提供する電子ブックのデータから、注目ユーザが興味がないと推測される書籍に関するものを削除する。さらに、コンテンツサーバ7は、提供する電子ブックのデータに対して、注目ユーザが興味があるであろうと推測される書籍の内容の一部を追加する。そして、コンテンツサーバ7は、注目ユーザの注目携帯端末1に、そのような加工を行った電子ブックのデータを提供する。
【0075】
その結果、注目携帯端末1では、例えば、図6(B)に示すように、液晶ディスプレイ18において、注目ユーザが興味のある書籍のみについての電子ブックの書籍名、著者、出版社と、その書籍の内容の一部が表示される。なお、注目携帯端末1以外の携帯端末1でも、各ユーザの興味のある書籍について、同様の表示が行われる。
【0076】
その後も、コンテンツサーバ7は、注目ユーザの嗜好の推定をし続け、より興味があると推定された書籍については、その書籍の全内容を提供する。
【0077】
その結果、注目携帯端末1では、例えば、図6(C)に示すように、液晶ディスプレイ18において、注目ユーザがより興味のある書籍のみについての電子ブックの書籍名、著者、出版社と、その書籍の内容の全部が表示される。なお、注目携帯端末1以外の携帯端末1でも、各ユーザの興味のある書籍について、同様の表示が行われる。
【0078】
ここで、上述の場合には、コンテンツサーバ7において、注目ユーザの嗜好を推定し、注目ユーザに対して、興味があると推定された書籍のみについての電子ブックのデータを提供するようにしたが、注目ユーザに対しては、他の書籍についての電子ブックのデータも提供することが可能である。即ち、コンテンツサーバ7が電子ブックのデータを有している書籍のうち、注目ユーザが興味があると推定されるものについては、図6(B)や図6(C)で説明したような電子ブックのデータを提供し、残りの書籍については、書籍名、著者、および出版社だけの電子ブックのデータを提供するようにすることが可能である。
【0079】
さらに、コンテンツサーバ7では、推定した注目ユーザの嗜好に応じて、例えば、書籍の内容を表す文字を、図7(A)に示すような、デフォルトの大きさから、図7(B)に示すような、より大きな文字に変更した電子ブックのデータを提供することが可能である。また、コンテンツサーバ7では、推定した注目ユーザの嗜好に応じて、例えば、図7(C)に示すように、電子ブックの書籍名、著者、出版社と、その書籍の内容の全部に、挿絵や、著者の写真、書籍の表紙の写真を含ませたものに変更した電子ブックのデータを提供するようにすることも可能である。
【0080】
さらに、コンテンツサーバ7においては、推定した注目ユーザの嗜好に基づいて、注目ユーザが興味があるであろうと推測される書籍のリスト(お奨め書籍リスト)を作成し、図8に示すように、そのリストを含めたものに変更した電子ブックのデータを、注目ユーザに対して提供するようにすることも可能である。
【0081】
なお、上述の場合には、コンテンツサーバ7においては、電子ブックのデータを提供するようにしたが、他のコンテンツについても、複数のユーザからのユーザ入力情報に応じて、各ユーザに提供されるコンテンツの内容が制御される。
【0082】
即ち、例えば、コンテンツサーバ7から複数の携帯端末11乃至1Aに対して、画像データが提供される場合には、最初は、例えば、図9(A)に示すような、全体の解像度が低い(あるいは、標準解像度の)画像データが提供される。
【0083】
複数の携帯端末11乃至1Aそれぞれにおいて、図9(A)に示した解像度の低い画像データが表示されている場合に、各携帯端末11乃至1Aのユーザが、トラックボール22をクリックすることにより、自身が所望する物体の表示部分を選択すると、主制御部30(図4)は、その選択された表示部分を特定する情報を、ユーザからのユーザ入力情報として、変復調回路部38および送受信回路部43を制御することにより、コンテンツサーバ7に送信する。
【0084】
コンテンツサーバ7は、このようにして複数の携帯端末11乃至1Aそれぞれから送信されてくる各ユーザのユーザ入力情報に基づいて、注目ユーザの嗜好を推定し、その推定した嗜好に基づいて、注目ユーザに提供する画像データを加工する。
【0085】
即ち、コンテンツサーバ7は、提供する画像データの中で、注目ユーザが興味があると推測される領域の解像度を向上させ、注目ユーザの注目携帯端末1に、そのように解像度を向上させた画像データを提供する。
【0086】
その結果、注目携帯端末1では、例えば、図9(B)に示すように、液晶ディスプレイ18において、注目ユーザが興味のある物体の表示部分の解像度が向上した画像データが表示される。なお、注目携帯端末1以外の携帯端末1でも、各ユーザの興味がある物体について、同様の表示が行われる。
【0087】
また、コンテンツサーバ7から複数の携帯端末11乃至1Aに対して、例えば、図10(A)に示すように、オブジェクト分離されていない画像データが提供される場合において、各携帯端末11乃至1Aのユーザが、トラックボール22をクリックすることにより、自身が所望するオブジェクトの表示部分を選択すると、主制御部30(図4)は、その選択された表示部分を特定する情報を、ユーザからのユーザ入力情報として、変復調回路部38および送受信回路部43を制御することにより、コンテンツサーバ7に送信する。
【0088】
コンテンツサーバ7は、このようにして複数の携帯端末11乃至1Aそれぞれから送信されてくる複数のユーザのユーザ入力情報に基づいて、注目ユーザに提供する画像データからオブジェクトを抽出し、これにより、例えば、図10(B)に示すように、画像データを、オブジェクト(前景)と背景に分離するとともに、オブジェクト符号化を行って、注目ユーザの注目携帯端末1に提供する。
【0089】
注目携帯端末1では、オブジェクト符号化された画像データを構成するオブジェクトと背景とが合成され、図10(A)に示したような画像が表示されるが、注目ユーザには、オブジェクトが分離された状態の画像データが提供されるため、注目ユーザは、そのオブジェクトを再利用することができる。
【0090】
次に、図11は、携帯端末1に対して、図6乃至図10で説明したようなコンテンツの提供が行われる場合の、図5のコンテンツサーバ7の機能的構成例を示している。なお、この機能的構成は、コンテンツサーバ7において、ハードディスク55にインストール等されたプログラムを、CPU52が実行することにより実現される。
【0091】
コンテンツデータベース71は、携帯端末1に提供するコンテンツを記憶している。
【0092】
コンテンツ加工部72は、携帯端末1に提供するコンテンツを、コンテンツデータベース71から読み出し、そのコンテンツを、検索部78から供給される解析情報に基づいて加工する。そして、コンテンツ加工部72は、加工後のコンテンツ(以下、適宜、加工コンテンツという)を、送受信制御部73に供給する。
【0093】
送受信制御部73は、コンテンツ加工部72からの加工コンテンツを、いわゆるプッシュ型の配信によって、携帯端末1に送信する。また、送受信制御部73は、ユーザ端末1から送信されてくるユーザ入力情報を受信し、登録部74に供給する。その他、送受信制御部73は、ユーザ登録のためのデータの送受信等も行う。
【0094】
登録部74は、送受信制御部73から供給されるユーザ入力情報を、ユーザ入力情報データベース75に供給して登録する。さらに、登録部74は、ユーザID(Identification)やパスワードの発行等のユーザ登録のための処理も行う。また、登録部74は、必要に応じて、携帯端末1のユーザを特定するユーザIDを、課金処理部79に供給する。
【0095】
ユーザ入力情報データベース75は、登録部74から供給されるユーザ入力情報を、そのユーザ入力情報を送信してきた携帯端末のユーザのユーザIDと対応付けて記憶する。
【0096】
解析部76は、ユーザ入力情報データベース75に記憶された複数のユーザの入力情報を解析し、注目ユーザの嗜好等の解析情報を、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、解析情報データベース77に供給する。
【0097】
解析情報データベース77は、解析部76から供給される解析情報およびユーザIDを一時記憶する。
【0098】
検索部78は、注目ユーザのユーザIDに対応付けられている解析情報を、解析情報データベース77から検索し、コンテンツ加工部72に供給する。
【0099】
課金処理部79は、ユーザ入力情報データベース75に記憶されたユーザIDのユーザについて、課金処理を行う。なお、コンテンツサーバ7がユーザに提供するサービスは、その内容によって、有料または無料にすることができる。ユーザ入力情報データベース75には、ユーザが、有料のサービスを受けるもの(有料ユーザ)であるか、または無料のサービスを受けるもの(無料ユーザ)であるかの有料/無料情報を、各ユーザのユーザIDと対応付けて登録することができ、この場合、課金処理部79は、有料ユーザに対してのみ、課金処理を行う。
【0100】
以上のように構成されるコンテンツサーバ7では、コンテンツサーバ7が提供するサービスを受けるためのユーザ登録処理、ユーザ入力情報データベース75に記憶されたユーザ入力情報の解析処理、ユーザ(携帯端末1)へのプッシュ型によるコンテンツ提供処理等が行われる。
【0101】
即ち、図12は、コンテンツサーバ7が行うユーザ登録処理を説明するフローチャートである。
【0102】
ユーザ登録処理では、携帯端末1から、ユーザ登録の要求があると、ステップS1において、送受信制御部73が、ユーザ登録に必要な情報(以下、適宜、登録情報という)をユーザに入力してもらうための、例えばHTML等で記述されたユーザ登録画面を、ユーザ登録の要求があった携帯端末1に送信する。
【0103】
このユーザ登録画面は、携帯端末1で受信され、液晶ディスプレイ18において表示される。そして、ユーザが、液晶ディスプレ18に表示されたユーザ登録画面に対して、ユーザの氏名や、代金引き落としのための口座番号あるいはクレジットカード番号、その他の必要な登録情報を入力し、その登録情報が、携帯端末1からコンテンツサーバ7に送信されてくると、送受信制御部73は、ステップS2において、携帯端末1から送信されてくる登録情報を受信し、登録部74に供給する。登録部74は、登録情報を受信すると、ステップS3において、ユニークなユーザIDとパスワードを発行し、ステップS4に進む。
【0104】
ステップS4では、登録部74が、ユーザ入力情報データベース75に、新たなエントリを生成し(登録情報を送信してきたユーザのユーザ入力情報を記憶するための記憶領域を確保し)、そのエントリに、ステップS3で発行したユーザIDおよびパスワードと、送受信制御部73からの登録情報とを対応付けて登録する。
【0105】
そして、登録部74は、発行したユーザIDとパスワードを、送受信制御部73に供給し、送受信制御部74は、ステップS5において、登録部74からのユーザIDとパスワードを、登録情報を送信してきた携帯端末1に送信して、ユーザ登録処理を終了する。
【0106】
なお、ユーザIDとパスワードを受信した携帯端末1では、例えば、主制御部30において、そのユーザIDとパスワードが記憶され、必要な場合に、コンテンツサーバ7に送信される。
【0107】
次に、図13のフローチャートを参照して、解析部76が行う、ユーザ入力情報データベース75に記憶されたユーザ入力情報を解析する解析処理について説明する。
【0108】
コンテンツサーバ7が提供するコンテンツについて、携帯端末11乃至1Aそれぞれのユーザが、図6乃至図10で説明したように、トラックボール22をクリックすると、携帯端末11乃至1Aは、そのクリックされたコンテンツの部分を表す情報を、ユーザ入力情報として、その主制御部30に登録されたユーザIDとともに、コンテンツサーバ7に送信する。このユーザ入力情報とユーザIDは、コンテンツサーバ7の送受信制御部73で受信され、登録部74に供給される。
登録部74は、送受信制御部73からのユーザ入力情報を、それに対応付けられているユーザIDに対応する、ユーザ入力情報データベース75のエントリに登録する。
【0109】
解析部76は、以上のようにして、1以上のユーザ入力情報がユーザ入力情報データベース75に登録されているユーザを、順次、注目ユーザとして、解析処理を行う。
【0110】
即ち、ステップS11では、解析部76は、注目ユーザのユーザ入力情報を、ユーザ入力情報データベース75から読み出し、そのユーザ入力情報に関連する他のユーザのユーザ入力情報を、ユーザ入力情報データベース75から抽出する。そして、ステップS12に進み、解析部76は、注目ユーザのユーザ入力情報と、ステップS11で抽出したユーザ入力情報とをまとめて解析情報とし、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、解析情報データベース77に登録して、解析処理を終了する。
【0111】
次に、図14のフローチャートを参照して、注目ユーザの注目携帯端末1にコンテンツを提供するコンテンツ提供処理について説明する。
【0112】
コンテンツ提供処理では、まず最初に、ステップS21において、検索部78が、注目ユーザのユーザIDに対応付けられている解析情報を、解析情報データベース77から検索し、コンテンツ加工部72に供給する。コンテンツ加工部72は、ステップS22において、所定のスケジュール情報にしたがい、コンテンツデータベース71からコンテンツを読み出し、そのコンテンツを、検索部78からの解析情報に基づいて加工する。
【0113】
コンテンツ加工部72は、その加工の結果得られた加工コンテンツを、送受信制御部73に供給し、送受信制御部73は、ステップS23においてコンテンツ加工部72からの加工コンテンツを、注目ユーザの注目携帯端末1に対して、プッシュ型で送信して、コンテンツ提供処理を終了する。
【0114】
次に、図15は、コンテンツとして、電子ブックのデータを提供するコンテンツサーバ7の機能的構成例を示している。なお、以下においては、ユーザ登録処理および課金処理については、図11における場合と同様であるため、その説明は省略する。
【0115】
図15のコンテンツサーバ7において、電子ブックデータベース81、電子ブックデータ処理部82、送受信制御部83、登録部84、嗜好データベース85、同一嗜好ユーザ抽出部86、統合嗜好データベース87、嗜好情報検索部88は、図11におけるコンテンツデータベース71、コンテンツ加工部72、送受信制御部73、登録部74、ユーザ入力情報データベース75、解析部76、解析情報データベース77、検索部78に、それぞれ対応している。
【0116】
即ち、電子ブックデータベース81は、電子ブックのデータとして、各書籍について、その書籍名、著者、出版社、内容その他のデータを記憶している。電子ブックデータ処理部82は、電子ブックデータベース81から電子ブックのデータ(電子ブックデータ)を読み出し、その電子ブックデータを、嗜好情報検索部88からの嗜好情報に基づいて加工して、送受信制御部83に供給する。
【0117】
送受信制御部83は、電子ブックデータ処理部82からの電子ブックデータを、プッシュ型で、携帯端末1に送信する。また、送受信制御部83は、携帯端末1から送信されてくるユーザ入力情報としてのクリックデータと、その携帯端末1のユーザに発行されたユーザIDを受信する。
【0118】
即ち、携帯端末1においては、図6乃至図8で説明したように、コンテンツサーバ7から提供される電子ブックデータが表示されるが、携帯端末1のユーザが、そのようにして表示される電子ブックデータのうち、自身の興味がある表示部分を、トラックボール22を操作してクリックすると、携帯端末1は、クリックが行われたことを表すクリックデータに、そのクリックが行われた電子ブックデータを特定する情報を含め、その主制御部30に記憶されているユーザIDと対応付けて、コンテンツサーバ7に送信する。送受信制御部83は、このようにして、携帯端末1から送信されてくるクリックデータとユーザIDを受信し、登録部84に供給する。
【0119】
登録部84は、送受信制御部83からのクリックデータに基づいて、ユーザがクリックすることにより選択した電子ブックデータとしての書籍を認識し、その書籍を特定するための情報としての、例えば、ISBNコードを、送受信制御部83からのクリックデータに対応付けられていたユーザIDに対応する嗜好データベース85のエントリに登録する。嗜好データベース85は、登録部84から、このようにして供給されるISBNコードを記憶する。
【0120】
同一嗜好ユーザ抽出部86は、注目ユーザと同様の嗜好を有する他のユーザを抽出する。即ち、同一嗜好ユーザ抽出部86は、嗜好データベース85の注目ユーザのエントリと、他のユーザのエントリとを比較し、注目ユーザのエントリに登録されているISBNコードと一致するISBNコードが所定数以上登録されている、他のユーザのエントリを抽出する。そして、同一嗜好ユーザ抽出部86は、その抽出した他のユーザのエントリに登録されているISBNコードと、注目ユーザのエントリに登録されているISBNコードとの論理和をとることにより統合し、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、統合嗜好データベース87に供給して記憶させる。
【0121】
従って、この場合、統合嗜好データベース87には、注目ユーザが興味があるとして、自身が直接選択した書籍のISBNコードとともに、そのISBNコードにより特定される書籍を選択した他のユーザが選択した書籍のISBNコードも、注目ユーザのユーザIDと対応付けられて登録される。
【0122】
即ち、注目ユーザが直接選択した書籍と同一の書籍を所定数以上選択した他のユーザは、注目ユーザと同じような嗜好を有すると推測され、従って、そのようなユーザが選択した書籍は、注目ユーザも興味がひかれるものであると推測されることから、同一嗜好ユーザ抽出部86は、上述のように、注目ユーザのエントリに登録されているISBNコードと一致するISBNコードが所定数以上登録されている、他のユーザのエントリを抽出し、その抽出した他のユーザのエントリに登録されているISBNコードと、注目ユーザのエントリに登録されているISBNコードとの論理和をとることにより統合し、統合嗜好データベース87に登録する。
【0123】
なお、ここでは、注目ユーザと他のユーザとが、同じような嗜好を有するかどうかを、注目ユーザと他のユーザとが選択した同一の書籍の数に基づいて判断するようにしたが、注目ユーザと他のユーザとが、同じような嗜好を有するかどうかは、その他、例えば、注目ユーザと他のユーザとが選択した書籍のジャンルその他を総合的に考慮して判断することが可能である。即ち、例えば、注目ユーザと他のユーザが選択した書籍のジャンルや、著者、出版社等についてヒストグラムを作成し、そのヒストグラムに基づいて、注目ユーザと他のユーザとが、同じような嗜好を有するかどうかを判断するようにすることが可能である。
【0124】
統合嗜好データベース87は、同一嗜好ユーザ抽出部86から供給されるISBNコードとユーザIDとのセットを、統合嗜好情報として記憶する。嗜好情報検索部88は、注目ユーザの統合嗜好情報を、統合嗜好データベース87から検索し、電子ブックデータ処理部82に供給する。
【0125】
次に、図16のフローチャートを参照して、図15の同一嗜好ユーザ抽出部86の処理について説明する。
【0126】
同一嗜好ユーザ抽出部86は、まず最初に、ステップS31において、嗜好データベース85の注目ユーザのエントリと、他のユーザのエントリとを比較し、注目ユーザのエントリに登録されているISBNコードと一致するISBNコードが所定数以上登録されているエントリのユーザを、注目ユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出する。
【0127】
そして、ステップS32に進み、同一嗜好ユーザ抽出部86は、ステップS86で抽出したユーザのエントリに登録されているISBNコードと、注目ユーザのエントリに登録されているISBNコードとの論理和をとることにより統合し、その統合の結果得られる各ISBNコードに対して、統合前のISBNコードの数(以下、適宜、重複数という)を付加する。
【0128】
即ち、例えば、注目ユーザUser0と同一の嗜好を有するユーザとして3人のユーザUser1,User2,User3が抽出された場合において、注目ユーザUser0のエントリに登録されているISBNコードが、code0,code1,code2、ユーザUser1のエントリに登録されているISBNコードが、code0,code1,code2,code3、ユーザUser2のエントリに登録されているISBNコードが、code1,code2,code3、ユーザUser3のエントリに登録されているISBNコードが、code1,code2,code3,code4であるとすると、同一嗜好ユーザ抽出部86は、これらの注目ユーザを含む4人のユーザのエントリに登録されているISBNコードを統合することにより、code0,code1,code2,code3,code4とする。さらに、同一嗜好ユーザ抽出部86は、code0に対して2を、code1に対して4を、code2に対して4を、code3に対して3を、code4に対して1を、それぞれ重複数として付加する。
【0129】
そして、同一嗜好ユーザ抽出部86は、重複数を付加したISBNコードを、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、統合嗜好データベース87に供給して記憶させ、処理を終了する。
【0130】
なお、同一嗜好ユーザ抽出部86は、嗜好データベース85にユーザIDが登録されているユーザすべてを、順次、注目ユーザとして処理を行う。
【0131】
次に、図17は、図15の電子ブックデータ処理部82の構成例を示している。
【0132】
スケジューラ91は、電子ブックデータをプッシュ型で配信するスケジューリングを行い、そのスケジューリング結果に基づいて、電子ブックデータ読み出し部92を制御する。電子ブックデータ読み出し部92は、スケジューラ91の制御にしたがい、電子ブックデータベース81から、送信すべき電子ブックデータを読み出し、データ選択部93に供給する。データ選択部93は、嗜好情報検索部88から供給される統合嗜好情報に基づいて、電子ブックデータ読み出し部92からの電子ブックデータを取捨選択して出力する。
【0133】
以上のように構成される電子ブックデータ処理部82では、図18のフローチャートに示すように、まず最初に、ステップS41において、電子ブックデータ読み出し部92は、スケジューラ91の制御にしたがい、電子ブックデータベース81から、送信すべき電子ブックデータを読み出し、データ選択部93に供給する。そして、ステップS42に進み、データ選択部93は、嗜好情報検索部88から供給される統合嗜好情報に基づいて、電子ブックデータ読み出し部92からの電子ブックデータを取捨選択する。
【0134】
即ち、データ選択部93は、嗜好情報検索部88から統合嗜好情報として供給されるユーザIDに対応付けられたISBNコードの重複数を、そのISBNコードによって特定される書籍に対する注目ユーザの興味の度合いとし、その興味の度合いに応じて、電子ブックデータ読み出し部92からの電子ブックデータを取捨選択する。
【0135】
具体的には、データ選択部93は、注目ユーザが非常に興味があると推定される書籍の電子ブックデータについては、例えば、その全部を選択して出力する。
また、データ選択部93は、注目ユーザが少し興味があると推定される電子ブックデータについては、例えば、その書籍名、著者、出版社、および内容の一部だけを選択して出力する。さらに、データ選択部93は、注目ユーザがあまり興味がないと推定される電子ブックデータについては、例えば、その書籍名、著者、および出版社だけを選択して出力する。また、データ選択部93は、注目ユーザがまったく興味がないと推定される電子ブックデータについては、例えば、一切出力しない。
【0136】
これにより、注目ユーザの注目携帯端末1には、図6で説明したような形で、電子ブックデータが提供される。
【0137】
その後は、ステップS41に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0138】
なお、統合嗜好情報における重複数の最大値が小さい場合には、注目ユーザについて、十分な数のクリックデータが、嗜好データベース85に登録されていないと考えられるが、この場合は、データ選択部93において、デフォルトの処理を行わせることができる。即ち、この場合、データ選択部93には、電子ブックデータ読み出し部92から供給されるすべての電子ブックデータについて、例えば、その書籍名、著者、および出版社だけを選択して出力させるようにすることができる。
【0139】
以上のように、コンテンツサーバ7では、注目ユーザの嗜好が、注目ユーザからのクリックデータだけでなく、同じような嗜好を有するユーザからのクリックデータをも加味して認識される。そして、注目ユーザが興味がある書籍については、全内容を含む電子ブックデータが、注目ユーザに提供され、あまり興味がない書籍については、内容の一部を含む電子ブックデータや、内容を一切含まない電子ブックデータが、注目ユーザに提供される。
【0140】
従って、同じような嗜好を有するユーザからのクリックデータに基づいて、注目ユーザの嗜好を、迅速に推定し、注目ユーザの嗜好にあわせた形で電子ブックデータを提供することができる。また、注目ユーザは、興味のある書籍の表示部分を、トラックボール22でクリックするだけで、その興味のある書籍について、より詳細な電子ブックデータを得ることができる。
【0141】
次に、図19は、コンテンツとして、映画等の動画の画像データを提供するコンテンツサーバ7の第1の機能的構成例を示している。
【0142】
図19のコンテンツサーバ7において、画像データベース101、画像データ処理部102、送受信制御部103、登録部104、クリック位置データベース105、特徴量抽出部106、特徴量データベース107、特徴量検索部108は、図11におけるコンテンツデータベース71、コンテンツ加工部72、送受信制御部73、登録部74、ユーザ入力情報データベース75、解析部76、解析情報データベース77、検索部78に、それぞれ対応している。
【0143】
即ち、画像データベース101は、映画等の動画の画像データを記憶している。画像データ処理部102は、画像データベース101から画像データを読み出し、その画像データを、特徴量検索部108からの特徴量に基づいて加工して、送受信制御部103に供給する。
【0144】
送受信制御部103は、画像データ処理部102からの画像データを、プッシュ型で、携帯端末1に送信する。また、送受信制御部103は、携帯端末1から送信されてくるユーザ入力情報としてのクリックデータとユーザIDを受信する。
【0145】
即ち、携帯端末1においては、図9で説明したように、コンテンツサーバ7から提供される画像データが表示されるが、携帯端末1のユーザが、そのようにして表示される画像データのうち、自身の興味がある表示部分を、トラックボール22を操作してクリックすると、携帯端末1は、クリックが行われたことを表すクリックデータに、そのクリックが行われた画像データの位置を特定する情報を含め、その主制御部30に記憶されているユーザIDと対応付けて、コンテンツサーバ7に送信する。送受信制御部103は、このようにして、携帯端末1から送信されてくるクリックデータとユーザIDを受信し、登録部104に供給する。
【0146】
登録部104は、送受信制御部103からのクリックデータから、ユーザがクリックすることにより選択した画像データの時間的および空間的位置、即ち、ユーザがクリックした画像データのフレームと、そのフレームにおける座標を認識し、クリック位置情報として、送受信制御部103からのクリックデータに対応付けられていたユーザIDに対応する嗜好データベース105のエントリに登録する。嗜好データベース105は、登録部104から、このようにして供給されるクリック位置情報を記憶する。
【0147】
特徴量抽出部106は、クリック位置データベース105に記憶された複数のユーザについてのクリック位置情報に基づいて、注目ユーザの興味をひく画像データの領域の特徴量を認識する。
【0148】
即ち、特徴量抽出部106は、クリック位置データベース105に登録されているクリック位置情報により表される位置(クリック位置)を中心とする小領域の画像データを、画像データベース101から読み出し、その特徴量を抽出する。ここで、小領域の画像データの特徴量としては、例えば、その小領域における色や、動き、その小領域に表示された物体の種類(例えば、人間であるとか、自動車であるとか等)、アクティビティ等がある。
【0149】
特徴量抽出部106は、クリック位置を中心とする小領域の画像データについて、例えば、複数の特徴量を抽出し、さらに、注目ユーザによるクリック位置を中心とする小領域の画像データの特徴量の1種類以上と類似する特徴量が得られた他のユーザを抽出する。そして、特徴量抽出部106は、抽出したユーザによるクリック位置から得られた特徴量のうちの、注目ユーザによるクリック位置から得られた特徴量と類似していない特徴量を、注目ユーザによるクリック位置から得られた特徴量として追加し、さらに、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、特徴量データベース107に供給して記憶させる。
【0150】
従って、この場合、特徴量データベース107には、注目ユーザが興味があるとして、自身が直接選択した画像データの特徴量とともに、その特徴量と類似する特徴量の画像データを選択した他のユーザが選択した画像データの特徴量が、注目ユーザのユーザIDと対応付けられて登録される。
【0151】
即ち、注目ユーザが直接選択した画像データの特徴量と類似する特徴量の画像データを選択した他のユーザは、注目ユーザと同じような嗜好を有すると推測され、従って、そのようなユーザが選択した特徴量の画像データは、注目ユーザも興味がひかれるものであると推測されることから、特徴量抽出部106は、上述のように、注目ユーザによるクリック位置の特徴量と類似する特徴量の位置をクリックした他のユーザを抽出し、その抽出した他のユーザがクリックしたクリック位置の特徴量を、注目ユーザのエントリに登録されているクリック位置の特徴量に追加し、特徴量データベース107に登録する。
【0152】
特徴量データベース107は、特徴量抽出部106から供給される特徴量とユーザIDとのセットを記憶する。特徴量検索部108は、注目ユーザのユーザIDと対応付けられている特徴量を、特徴量データベース107から検索し、画像データ処理部102に供給する。
【0153】
次に、図20のフローチャートを参照して、図19の特徴量抽出部106の処理について説明する。
【0154】
特徴量抽出部106は、まず最初に、ステップS51において、クリック位置データベース105に登録されているクリック位置を中心とする小領域の画像データを、画像データベース101から読み出し、その特徴量を抽出する。そして、ステップS52に進み、特徴量抽出部106は、注目ユーザによるクリック位置を中心とする小領域の画像データの特徴量の1種類以上と類似する特徴量が得られた他のユーザを抽出し、ステップS53に進む。ステップS53では、特徴量抽出部106は、抽出したユーザについて得られた特徴量を、注目ユーザについて得られた特徴量として追加し、さらに、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、特徴量データベース107に供給して記憶させ、処理を終了する。
【0155】
なお、特徴量抽出部106は、クリック位置データベース105にユーザIDが登録されているユーザすべてを、順次、注目ユーザとして処理を行う。
【0156】
次に、図21は、図19の画像データ処理部102の構成例を示している。
【0157】
スケジューラ111は、画像データをプッシュ型で配信するスケジューリングを行い、そのスケジューリング結果に基づいて、画像データ読み出し部112を制御する。画像データ読み出し部112は、スケジューラ111の制御にしたがい、画像データベース101から、送信すべき画像データを読み出し、特徴抽出部113および解像度変換部115に供給する。特徴量抽出部113は、画像データ読み出し部112からの画像データを小領域に区分し、各小領域について、図19の特徴量抽出部106と同様の処理を行うことにより、その特徴量を抽出して、特徴近似領域検出部114に供給する。特徴近似領域検出部114は、特徴量抽出部113から供給される特徴量の中から、特徴量検索部108(図19)より供給される注目ユーザについての特徴量と近似(類似)するものを検出し、その近似する特徴量を有する画像データの領域を特定する領域情報を、解像度変換部115に供給する。解像度変換部115は、画像データ読み出し部112から供給される画像データの領域のうちの、特徴近似領域検出部114から供給される領域情報によって特定される領域の解像度を高解像度に変換して出力する。
【0158】
以上のように構成される画像データ処理部102では、図22のフローチャートに示すように、まず最初に、ステップS61において、画像データ読み出し部112は、スケジューラ111の制御にしたがい、画像データベース101から、送信すべき画像データを読み出し、特徴量抽出部113と解像度変換部115に供給する。その後、ステップS62において、特徴量抽出部113は、画像データ読み出し部112からの画像データを小領域に区分し、各小領域の特徴量を抽出して、特徴近似領域検出部114に供給する。特徴近似領域検出部114は、ステップS63において、特徴量抽出部113から供給される特徴量の中から、特徴量検索部108(図19)より供給される注目ユーザについての特徴量と近似するものを検出し、その近似する特徴量を有する画像データの領域を特定する領域情報を、解像度変換部115に供給する。そして、ステップS64において、解像度変換部115は、画像データ読み出し部112から供給される画像データから、特徴近似領域検出部114より供給される領域情報によって特定される領域を認識し、その領域の解像度を高解像度に変換して出力する。
【0159】
これにより、注目ユーザの注目携帯端末1には、図9で説明したような形で、画像のデータが提供される。
【0160】
その後は、ステップS61に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0161】
以上のように、コンテンツサーバ7では、注目ユーザの嗜好が、注目ユーザからのクリックデータだけでなく、同じような嗜好を有するユーザからのクリックデータをも加味して認識される。そして、注目ユーザが興味がある物体等が表示されている画像データについては、その物体が表示されている領域の解像度が高解像度にされて、注目ユーザに提供される。
【0162】
従って、同じような嗜好を有するユーザからのクリックデータに基づいて、注目ユーザの嗜好を、迅速に推定し、注目ユーザの嗜好にあわせた形で画像データを提供することができる。また、注目ユーザは、興味のある物体等の表示部分を、トラックボール22でクリックするだけで、その興味のある物体について、より高解像度の画像データを得ることができる。
【0163】
ここで、ユーザには、そのユーザが画像上のある位置をクリックした場合に、そのクリック位置に対応する、その後に送信されるフレームの位置を含む領域の解像度を高解像度にして提供することが可能である。
【0164】
さらに、この場合、注目ユーザがクリックした画像上の位置と時空間的に近い画像上の位置をクリックした他のユーザを、注目ユーザと同じような嗜好を有するものとして抽出することが可能である。そして、注目ユーザと同じような嗜好を有する他のユーザ(以下、適宜、同一嗜好ユーザという)が、その後に画像上のある位置をクリックした場合には、注目ユーザがクリックを行っていなくても、同一嗜好ユーザがクリックした位置に対応する、その後に送信されるフレームの位置を含む領域の解像度を高解像度にして、注目ユーザに提供することが可能である。
【0165】
この場合、同じような嗜好を有する複数のユーザのうちの1以上が、画像上のある位置をクリックすると、その1以上のユーザに対して、所定の領域の解像度が高くなった画像が提供されるだけでなく、同じような嗜好を有する他のユーザに対しても、同様に、所定の領域の解像度が高くなった画像が提供されることになる。また、この場合、コンテンツサーバ7では、クリックを行ったユーザに提供するのと同一の画像を、同じような嗜好を有する他のユーザに提供するだけで良く、従って、送信しようとしている画像の特徴量を抽出せずに済むので、処理負担を軽減することができる。
【0166】
なお、解像度変換部115における解像度の変換には、例えば、本件出願人が先に提案しているクラス分類適応処理を採用することができる。
【0167】
クラス分類適応処理は、クラス分類処理と適応処理とからなり、クラス分類処理によって、データを、その性質に基づいてクラス分けし、各クラスごとに適応処理を施すものであり、適応処理は、以下のような手法のものである。
【0168】
即ち、適応処理では、例えば、標準解像度または低解像度の画像(SD(Standard Density)画像)を構成する画素(以下、適宜、SD画素という)と、所定の予測係数との線形結合により、そのSD画像の解像度を向上させた高解像度の画像(HD(High Density)画像)の画素の予測値を求めることで、そのSD画像の解像度を向上させた画像が得られる。
【0169】
具体的には、例えば、いま、あるHD画像を教師データとするとともに、そのHD画像の解像度を劣化させたSD画像を生徒データとして、HD画像を構成する画素(以下、適宜、HD画素という)の画素値yの予測値E[y]を、幾つかのSD画素(SD画像を構成する画素)の画素値x1,x2,・・・の集合と、所定の予測係数w1,w2,・・・の線形結合により規定される線形1次結合モデルにより求めることを考える。この場合、予測値E[y]は、次式で表すことができる。
【0170】
E[y]=w1x1+w2x2+・・・・・・(1)
【0171】
式(1)を一般化するために、予測係数wjの集合でなる行列W、生徒データxijの集合でなる行列X、および予測値E[yj]の集合でなる行列Y’を、
【数1】
で定義すると、次のような観測方程式が成立する。
【0172】
XW=Y’・・・(2)
ここで、行列Xの成分xijは、i件目の生徒データの集合(i件目の教師データyiの予測に用いる生徒データの集合)の中のj番目の生徒データを意味し、行列Wの成分wjは、生徒データの集合の中のj番目の生徒データとの積が演算される予測係数を表す。また、yiは、i件目の教師データを表し、従って、E[yi]は、i件目の教師データの予測値を表す。なお、式(1)の左辺におけるyは、行列Yの成分yiのサフィックスiを省略したものであり、また、式(1)の右辺におけるx1,x2,・・・も、行列Xの成分xijのサフィックスiを省略したものである。
【0173】
そして、この観測方程式に最小自乗法を適用して、HD画素の画素値yに近い予測値E[y]を求めることを考える。この場合、教師データとなるHD画素の真の画素値yの集合でなる行列Y、およびHD画素の画素値yに対する予測値E[y]の残差eの集合でなる行列Eを、
【数2】
で定義すると、式(2)から、次のような残差方程式が成立する。
【0174】
XW=Y+E・・・(3)
【0175】
この場合、HD画素の画素値yに近い予測値E[y]を求めるための予測係数wjは、自乗誤差
【数3】
を最小にすることで求めることができる。
【0176】
従って、上述の自乗誤差を予測係数wjで微分したものが0になる場合、即ち、次式を満たす予測係数wjが、HD画素の画素値yに近い予測値E[y]を求めるため最適値ということになる。
【0177】
【数4】
・・・(4)
【0178】
そこで、まず、式(3)を、予測係数wjで微分することにより、次式が成立する。
【0179】
【数5】
・・・(5)
【0180】
式(4)および(5)より、式(6)が得られる。
【0181】
【数6】
・・・(6)
【0182】
さらに、式(3)の残差方程式における生徒データxij、予測係数wj、教師データyi、および残差eiの関係を考慮すると、式(6)から、次のような正規方程式を得ることができる。
【0183】
【数7】
・・・(7)
【0184】
なお、式(7)に示した正規方程式は、行列(共分散行列)Aおよびベクトルvを、
【数8】
で定義するとともに、ベクトルWを、数1で示したように定義すると、式
AW=v・・・(8)
で表すことができる。
【0185】
式(7)における各正規方程式は、生徒データxijおよび教師データyiのセットを、ある程度の数だけ用意することで、求めるべき予測係数wjの数Jと同じ数だけたてることができ、従って、式(8)を、ベクトルWについて解くことで(但し、式(8)を解くには、式(8)における行列Aが正則である必要がある)、最適な予測係数wjを求めることができる。なお、式(8)を解くにあたっては、例えば、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることが可能である。
【0186】
以上のようにして、最適な予測係数wjを求めておき、さらに、その予測係数wjを用い、式(1)により、HD画素の画素値yに近い予測値E[y]を求めるのが適応処理である。
【0187】
ここで、適応処理は、SD画像には含まれていないが、HD画像に含まれる成分が再現される点で、例えば、単なる補間処理とは異なる。即ち、適応処理では、式(1)だけを見る限りは、いわゆる補間フィルタを用いての補間処理と同一に見えるが、その補間フィルタのタップ係数に相当する予測係数wが、教師データyを用いての、いわば学習により求められるため、HD画像に含まれる成分を再現することができる。このことから、適応処理は、いわば画像の創造(解像度創造)作用がある処理ということができる。
【0188】
なお、ここでは、注目ユーザが興味がある領域の解像度を向上させるようにしたが、その他、画像データベース101に、あらかじめ高解解度の画像データを記憶させておき、注目ユーザが興味がある領域以外の画像データの解像度をロンパスフィルタ等により低下させることにより、相対的に、注目ユーザが興味がある領域の解像度を向上させてもよい。また、注目ユーザには、解像度を向上させた画像データそのものではなく、クラス分類適応処理により解像度を向上させるための予測係数を提供し、携帯端末1において、その予測係数を用いてクラス分類適応処理を行うことにより、画像データの解像度を向上させることも可能である。
【0189】
次に、図23は、コンテンツとして、映画等の動画の画像データを提供するコンテンツサーバ7の第2の機能的構成例を示している。なお、図中、図19における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
【0190】
図23のコンテンツサーバ7において、画像データ処理部122、近接フレームクリックデータ抽出部126、近接フレームクリックデータベース127、近接フレームクリック検索部128は、図11におけるコンテンツ加工部72、解析部76、解析情報データベース77、検索部78に、それぞれ対応している。
【0191】
即ち、画像データ処理部122は、画像データベース101から画像データを読み出し、その画像データを、近接フレームクリック検索部128からのクリックデータに基づいて加工して、送受信制御部103に供給する。
【0192】
近接フレームクリックデータ抽出部126は、クリック位置データベース105に記憶された複数のユーザについてのクリックデータから、注目ユーザについてのクリックデータが表すクリック位置に時間的に近接するフレームに対するものを抽出する。さらに、近接フレームクリックデータ抽出部126は、その抽出したクリックデータを、注目ユーザについてのクリックデータに追加し、さらに、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、近接フレームクリックデータベース127に供給して記憶させる。
【0193】
従って、この場合、近接フレームクリックデータベース127には、注目ユーザが、自身によって直接選択した画像データ上のクリック位置を表すクリックデータとともに、そのクリック位置に近接するフレームの他のユーザが選択した画像データ上のクリック位置を表すクリックデータが、注目ユーザのユーザIDと対応付けられて登録される。
【0194】
近接フレームクリックデータベース127は、このように、近接フレームクリックデータ抽出部126から供給されるクリックデータとユーザIDとのセットを記憶し、近接フレームクリック検索部128は、注目ユーザのユーザIDと対応付けられているクリックデータを、近接フレームクリックデータベース127から検索して、画像データ処理部122に供給する。
【0195】
次に、図24のフローチャートを参照して、図23の近接フレームクリックデータ抽出部126の処理について説明する。
【0196】
近接フレームクリックデータ抽出部126は、まず最初に、ステップS71において、クリック位置データベース105から、注目ユーザについてのクリックデータ(注目ユーザのユーザIDと対応付けられているクリックデータ)を読み出し、そのクリックデータが表すクリック位置と時間的に近接する位置をクリックしたクリックデータが登録されている他のユーザを抽出する。そして、ステップS72に進み、近接フレームクリックデータ抽出部126は、抽出したユーザについてのクリックデータを、注目ユーザについてのクリックデータに追加し、さらに、注目ユーザのユーザIDと対応付けて、近接フレームクリックデータベース127に供給して記憶させ、処理を終了する。
【0197】
なお、近接フレームクリックデータ抽出部126は、クリック位置データベース105にユーザIDが登録されているユーザすべてを、順次、注目ユーザとして処理を行う。
【0198】
次に、図25は、図23の画像データ処理部122の構成例を示している。
【0199】
スケジューラ131は、画像データをプッシュ型で配信するスケジューリングを行い、そのスケジューリング結果に基づいて、画像データ読み出し部132を制御する。画像データ読み出し部132は、スケジューラ131の制御にしたがい、画像データベース101から、送信すべき画像データを読み出し、背景抽出部133、オブジェクト抽出部134、および付加情報算出部135に供給する。
【0200】
オブジェクト抽出部134は、近接フレームクリックデータ検索部128から供給されるクリックデータに基づいて、画像データ読み出し部132からの画像の中で、携帯端末1のユーザが注目している画像領域を、興味対象領域として抽出(特定)し、その抽出(特定)した興味対象領域に対応する画像データを、送信処理部136に供給する。なお、画像データ読み出し部132から供給される画像の中に、携帯端末1のユーザが注目する興味対象領域が複数存在する場合、オブジェクト抽出部134は、その複数の興味対象領域の画像データを、送信処理部136に供給する。また、オブジェクト抽出部134で抽出された興味対象領域の画像データは、付加情報算出部135にも供給される。
【0201】
ここで、ユーザが注目する興味対象領域としては、例えば、物体などのオブジェクトを挙げることができる。以下、オブジェクト抽出部134において興味対象領域の一例としてオブジェクト(以下、適宜、オブジェクト画像と呼ぶ)を抽出する場合を例に挙げて説明することにする。但し、興味対象領域は、必ずしもオブジェクトである必要はなく、オブジェクト以外の画像領域やオブジェクト内の画像領域、後述する背景画像部分等であっても良い。なお、オブジェクト抽出部134において行われるオブジェクト抽出(興味対象領域の特定)処理の詳細についての説明は後述する。
【0202】
背景抽出部133は、オブジェクト抽出部134によるオブジェクト抽出結果に基づいて、画像データ読み出し部132から供給される画像データから、画像の背景部分(興味対象領域以外の画像領域、以下、背景画像と呼ぶ)に相当する信号(以下、背景画像データと呼ぶ)を抽出し、その抽出した背景画像データを、送信処理部136と付加情報算出部135に供給する。即ち、本実施の形態では、背景抽出部133は、画像データ読み出し部132が出力する画像データから、オブジェクト抽出部134が出力するオブジェクト画像を除いた残りを、背景画像として抽出する。
【0203】
付加情報算出部135は、背景抽出部133から供給された背景画像データに基づいて、背景の動き(画像の撮影時に、画像データ読み出し部132の撮影方向が動くことによる背景の動き)を表す背景動きベクトルを検出し、また、オブジェクト抽出部134から供給されたオブジェクト画像の画像データ(以下、オブジェクト画像データと呼ぶ)に基づいて、オブジェクトの動きを表すオブジェクト動きベクトルを検出し、それら動きベクトルを付加情報の一つとして、送信処理部136に供給する。また、付加情報算出部135は、オブジェクト抽出部134から供給されたオブジェクト画像データに基づいて、画像データ読み出し部132のビデオカメラ部6により撮影された画像(フレーム)内におけるオブジェクトの位置や輪郭等のようなオブジェクトに関連する情報も、付加情報として送信処理部136に供給する。すなわち、オブジェクト抽出部134は、オブジェクト画像を抽出する際に、そのオブジェクトの位置や輪郭等のオブジェクトに関連する情報も抽出し、付加情報算出部135に供給するようになっており、付加情報算出部135は、そのオブジェクトに関連する情報も付加情報として出力するようになっている。
【0204】
送信処理部136は、オブジェクト抽出部134からのオブジェクト画像データ、背景抽出部133からの背景画像データ、付加情報算出部135からの付加情報に基づいて、画像データをオブジェクト符号化して出力する。
【0205】
以上のように構成される画像データ処理部122では、図26のフローチャートに示すように、まず最初に、ステップS81において、画像データ読み出し部132は、スケジューラ131の制御にしたがい、画像データベース101から、送信すべき画像データを読み出し、背景抽出部133、オブジェクト抽出部134、および付加情報算出部135に供給する。そして、ステップS82に進み、オブジェクト抽出部134は、画像データ読み出し部132の画像データから、近接フレームクリックデータ検索部128より供給される注目ユーザについてのクリックデータに基づいて、オブジェクト画像データを抽出し、背景抽出部133、付加情報算出部135、および送信処理部136に供給する。
【0206】
背景抽出部133は、ステップS83において、画像データ読み出し部132から供給される画像データから、オブジェクト抽出部134より供給されるオブジェクト画像データを減算することで、背景画像データを抽出し、付加情報算出部135および送信処理部136に供給する。
【0207】
付加情報算出部135は、ステップS84において、画像データ読み出し部132、背景抽出部133、およびオブジェクト抽出部134の出力に基づいて、付加情報を算出し、送信処理部136に供給する。
【0208】
送信処理部136は、ステップS85において、オブジェクト抽出部134からのオブジェクト画像データ、背景抽出部133からの背景画像データ、付加情報算出部135からの付加情報に基づいて、データ読み出し部132が画像データベース101から読み出した画像データをオブジェクト符号化して出力する。
【0209】
これにより、注目ユーザの注目携帯端末1には、図10で説明したような形で、画像のデータが提供される。
【0210】
その後は、ステップS81に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0211】
以上のように、コンテンツサーバ7では、注目ユーザがクリックしたクリック位置と時間的に近接する他のユーザによるクリック位置が抽出され、注目ユーザによるクリック位置だけでなく、他のユーザによるクリック位置をも加味して、オブジェクトの抽出が行われ、注目ユーザに提供される。
【0212】
従って、同じオブジェクトをクリックした複数のユーザからのクリックデータに基づいて、注目ユーザがクリックしたオブジェクトを、迅速に抽出し、注目ユーザに提供することができる。また、注目ユーザは、興味のある物体の表示部分を、トラックボール22でクリックするだけで、その興味のある物体についての画像データ(オブジェクト画像データ)を得ることができる。
【0213】
次に、オブジェクト抽出部134におけるオブジェクトの抽出方法について説明する。
【0214】
図27は、図25のオブジェクト抽出部134の構成例を示している。
【0215】
画像データ読み出し部132から供給される画像データは、画像用メモリ201に蓄積される。画像用メモリ201に記憶された画像データは、そこから読み出され、静動判定部203、オブジェクト画像抽出部213、および切換選択スイッチ207の共通端子に送られる。なお、画像用メモリ201には、後段の静動判定部203で行われる静動判定の際に必要となる、少なくとも数フレーム分の画像データが蓄積される。
【0216】
また、近接フレームクリックデータ検索部128から供給されるクリックデータは、クリックデータ用メモリ202に蓄積される。そして、クリックデータは、クリックデータ用メモリ202から読み出され、静動判定部204、連続クリック判定部204、および切換選択スイッチ206の共通端子に送られる。なお、このクリックデータ用メモリ202には、後段の連続クリック判定部204における連続クリック判定の際に必要となる、所定の時間分(例えば、500〜700m秒以上)のクリックデータが蓄積される。
【0217】
静動判定部203は、クリックデータ用メモリ202に記憶されたクリックデータのうちの、所定のものに注目し、その注目した注目クリックデータを読み出す。さらに、静動判定部203は、その注目クリックデータが示すクリック位置(画像上の座標値)を中心とした局所的な小ブロック(例えば16×16画素)の画像領域が、動きがある動き領域であるか、または動きのない静止領域であるかの静動判定を行う。すなわち、静動判定部203は、クリック位置を中心とした16×16画素について、数フレーム前の画像領域と現フレームの画像領域との間でフレーム間差分を求め、このフレーム間差分値が所定のしきい値以下である場合には静止と判定し、フレーム間差分が所定のしきい値より大きい場合には動きと判定する静動判定を行う。なお、扱う画像がカラー画像である場合、静動判定の際には、例えば、R,G,Bの各16×16画素の画像について、それぞれフレーム間差分を求め、それらのR,G,B毎に求めたフレーム間差分の絶対値の平均値が所定のしきい値(例えば値10)以下のときは静止と判定し、そのしきい値より大きいときは動きと判定するようにすることができる。静動判定部203は、静動判定により静止と判定した場合には、注目クリックデータを静止クリック(静止領域のクリック)であるとし、静動判定により動きと判定した場合には、注目クリックデータを動きクリック(動き領域のクリック)であるとして、その静止クリック又は動きクリックを示す情報を、静動判定結果として、処理判定部205に送る。
【0218】
連続クリック判定部204は、注目クリックデータのクリック時刻に基づいて、ユーザが行ったクリック操作が連続的なクリック操作であるか否かの連続クリック判定を行う。すなわち、連続クリック判定部204は、連続クリック判定として、注目クリックデータのクリック時刻と、その直前(前回)のクリックデータのクリック時刻との時間差(クリック時間間隔)を求め、その時間差が所定のしきい値以下である場合には連続的なクリックであると判定し、クリック時刻の時間差が所定のしきい値より大きい場合には連続クリックでないと判定する。そして、連続クリック判定部204は、連続クリック判定により連続的なクリックであると判定した場合には、注目クリックデータを連続クリックとし、一方、連続クリック判定により連続的なクリックでない(クリック時刻の時間差が所定のしきい値以上である)と判定した場合には、注目クリックデータを不連続クリックとし、それら連続クリック又は不連続クリックの情報を、連続クリック判定結果として処理判定部205に送る。
【0219】
処理判定部205は、静動判定部203からの静動判定結果と、連続クリック判定部204からの連続クリック判定結果とに基づいて、切換選択スイッチ206乃至208の切換制御を行う。
【0220】
即ち、例えば、静動判定結果と連続クリック判定結果により、注目クリックデータが、静止クリックであり、且つ連続クリックであることが判った場合、処理判定部205は、注目クリックデータが、静止オブジェクト連結処理部211に送られるように、切換選択スイッチ206を切換制御すると共に、画像用メモリ201から出力される画像データが、静止オブジェクト連結処理部211に送られるように、切換選択スイッチ207を切換制御する。さらに、処理判定部205は、後述するオブジェクト抽出結果用メモリ214から出力される前回のクリックデータ、そのクリックデータに割り当てられたオブジェクト番号(オブジェクトを分類(識別)する番号)、およびそのオブジェクト番号に対応するオブジェクト画像データが、静止オブジェクト連結処理部211に送られるように、切換選択スイッチ208を切換制御する。
【0221】
また、静動判定結果と連続クリック判定結果により、注目クリックデータが、動きクリックであり、且つ連続クリックであることが判った場合、処理判定部205は、注目クリックデータが、動きオブジェクト連結処理部210に送られるように、切換選択スイッチ206を切換制御すると共に、画像用メモリ201から出力される画像データが、動きオブジェクト連結処理部210に送られるように、切換選択スイッチ207を切換制御する。さらに、処理判定部205は、後述するオブジェクト抽出結果用メモリ214から出力される前回のクリックデータ、そのクリックデータに割り当てられたオブジェクト番号、およびそのオブジェクト番号に対応するオブジェクト画像データが、動きオブジェクト連結処理部210に送られるように、切換選択スイッチ208を切換制御する。
【0222】
さらに、静動判定結果と連続クリック判定結果により、注目クリックデータが、静止クリックであり、且つ不連続クリック(クリック時刻の時間差が所定のしきい値以上となるクリック)であることが判った場合、処理判定部205は、注目クリックデータが、オブジェクト番号割り当て部209に送られるように、切換選択スイッチ206を切換制御すると共に、画像用メモリ201から出力される画像データが、静止オブジェクト連結処理部211に送られるように、切換選択スイッチ207を切換制御する。なお、このとき、オブジェクト抽出結果用メモリ214から出力される前回のクリックデータ、オブジェクト番号、およびオブジェクト画像データについては、静止オブジェクト連結処理部211に送らないように、切換選択スイッチ208を切換制御する(切換選択スイッチ208をオープン状態にする)。
【0223】
また、静動判定結果と連続クリック判定結果により、注目クリックデータが、動きクリックであり、且つ不連続クリック(クリック時刻の時間差が所定のしきい値以上となるクリック)であることが判った場合、処理判定部205は、注目クリックデータが、オブジェクト番号割り当て部209に送られるように、切換選択スイッチ206を切換制御すると共に、画像用メモリ201から出力される画像データが、動きオブジェクト連結処理部210に送られるように、切換選択スイッチ207を切換制御する。なお、このとき、オブジェクト抽出結果用メモリ214から出力される前回のクリックデータと、オブジェクト番号、およびオブジェクト画像データについては、動きオブジェクト連結処理部210に送らないように、切換選択スイッチ208を切換制御する(切換選択スイッチ208をオープン状態にする)。
【0224】
オブジェクト番号割り当て部209は、静止オブジェクト連結処理部211と、動きオブジェクト連結処理部210において、後述するような連結処理の対象となるもの以外の不連続クリックとなっているクリックデータに対して、新たなオブジェクト番号を割り当て、そのオブジェクト番号とクリックデータをオブジェクト番号用メモリ212に送る。
【0225】
動きオブジェクト連結処理部210は、処理判定部205により、注目クリックデータが動きクリックであり、且つ連続クリックと判定された場合に、前回のクリックデータが動きクリックであり、さらに、注目クリックデータが表すクリック位置付近の画像の特徴が、前回のクリックデータに割り当てられたオブジェクト番号で構成される動きオブジェクト画像の領域の特徴に含まれているか、または近似しているか否かを判定する。そして、動きオブジェクト連結処理部210は、その判定結果が真である場合、注目クリックが、同一のオブジェクト画像をクリックしているものであると判断し、注目クリックデータに対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号を割り当てる動きオブジェクト連結処理を行い、そのオブジェクト番号と注目クリックデータを、オブジェクト番号用メモリ212に送る。
【0226】
静止オブジェクト連結処理部211は、処理判定部205により、注目クリックデータが静止クリックであり、且つ連続クリックと判定された場合に、前回のクリックが静止クリックであり、さらに、注目クリックデータが表すクリック位置が、前回のクリックデータに割り当てられたオブジェクト番号で構成される静止オブジェクト画像の領域内に含まれているか、またはその近傍であるか否かを判定する。そして、静止オブジェクト連結処理部211は、その判定結果が真である場合、注目クリックが、前回のクリックと同一のオブジェクト画像をクリックしているものであると判断し、注目クリックデータに対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号を割り当てる静止オブジェクト連結処理を行い、そのオブジェクト番号と注目クリックデータを、オブジェクト番号用メモリ212に送る。
【0227】
オブジェクト番号用メモリ212は、オブジェクト番号割り当て部209、動きオブジェクト連結処理部210、および静止オブジェクト連結処理部211においてオブジェクト番号が割り当てられた過去複数フレーム分に相当するクリックデータを蓄積し、その蓄積したクリックデータ及びオブジェクト番号を、オブジェクト画像抽出部213に送る。
【0228】
オブジェクト画像抽出部213は、画像用メモリ201より供給された画像データから、オブジェクト番号用メモリ212より供給された、オブジェクト番号が割り当てられた過去複数フレームのクリックデータに基づいて、静止オブジェクト画像、動きオブジェクト画像、背景画像等を抽出し、その抽出結果を、オブジェクト抽出結果用メモリ214に供給する。
【0229】
すなわち、オブジェクト画像抽出部213は、オブジェクト番号用メモリ212より供給された、オブジェクト番号が割り当てられた過去複数フレームのクリックデータに基づいて、静止クリックとされたクリックデータの密度が高い画像部分の中で支配的なオブジェクト番号を求める。そして、オブジェクト画像抽出部213は、その支配的なオブジェクト番号が割り当てられているクリックデータの画像上における分布からオブジェクトの形状を生成し、生成したオブジェクトの形状内の画像を、オブジェクト画像として、画像データから抽出する。
【0230】
また、オブジェクト画像抽出部213は、動きクリックとされたクリックデータの中で、同一オブジェクト番号が割り当てられているクリック位置付近の画像同士のフレーム間パターンマッチング等を行い、そのマッチング結果に基づいて、動き補償を行う。さらに、オブジェクト画像抽出部213は、パターンマッチングで近似していると判定された画像領域(動き補償によって、いわば位置合わせを行った画像領域)においてクリック密度が高く支配的なオブジェクト番号を求める。そして、オブジェクト画像抽出部213は、その支配的なオブジェクト番号が割り当てられているクリックデータの画像上での分布からオブジェクトの形状を生成し、生成したオブジェクトの形状内の画像を、オブジェクト画像として、画像データから抽出する。
【0231】
さらに、オブジェクト画像抽出部213は、上述したような静止クリックや、動きクリックのクリック密度が低い画像部分を、背景画像とする。
【0232】
オブジェクト抽出結果用メモリ214は、オブジェクト画像抽出部213が抽出したオブジェクト画像データを、クリックデータおよびオブジェクト番号等とともに蓄積し、必要に応じて、図25の背景抽出部133、付加情報算出部135、および送信処理部136に供給する。
【0233】
次に、図28のフローチャートを参照し、図27に示したオブジェクト抽出部134において、クリックデータに基づいて、画像データから、携帯端末1のユーザが注目しているオブジェクト画像(興味対象領域)を抽出する処理の詳細について説明する。
【0234】
先ずステップS131として、画像用メモリ201は、画像データ読み出し部132(図25)より入力されるフレームの画像データ(送信時刻毎のフレーム画像データ)を蓄積する。なお、画像用メモリ201は、後段のステップS133で行われる静動判定処理の際に必要となる、少なくとも数フレーム分の画像データを蓄積する。
【0235】
また、ステップS131では、クリックデータ用メモリ202は、近接フレームクリックデータ検索部128から供給されるクリックデータを受信して蓄積する。なお、このクリックデータ用メモリ202には、後段のステップS133で行われる連続クリック判定処理の際に必要となる、少なくとも所定の時間分(例えば500〜700m秒以上)のクリックデータが蓄積される。
【0236】
その後、ステップS132に進み、クリックデータ用メモリ202に、まだ処理していないクリックデータが記憶されているか否かが判定される。ステップS132において、まだ処理していないクリックデータが、クリックデータ用メモリ202に無いと判定された場合は、ステップS131に戻って入力待ち状態となる。一方、ステップS132において、まだ処理していないクリックデータが、クリックデータ用メモリ202に有ると判定された場合、ステップS133に進み、その処理されていないクリックデータのうちの、例えば、時間的に最も過去のものを、注目クリックデータとして、その注目クリックデータを対象に、静動判定部203、連続クリック判定部204、および処理判定部205による静動判定処理と連続クリック判定処理が行われる。
【0237】
即ち、ステップS133において、静動判定部203は、静動判定処理として、注目クリックデータに含まれるクリック位置(画像上の座標値)情報を用い、そのクリック位置を中心とした局所的な小ブロックの画像領域に動きがあるか、或いは静止しているかの判定を行う。
【0238】
より具体的に説明すると、図28のステップS133の処理に進んで静動判定処理に移行したときの静動判定部203は、図29のフローチャートに示すように、先ずステップS141として、画像用メモリ201とクリックデータ用メモリ202に蓄積されている画像データとクリックデータを、数フレーム分だけ読み出す。即ち、静動判定部203は、注目クリックデータに対応するクリックが行われたフレームを含む、過去数フレーム分の画像データと、その数フレームに対して行われたクリックに対応するクリックデータを、画像データ用メモリ201とクリックデータ用メモリ202から、それぞれ読み出す。なお、扱う画像がカラー画像である場合、静動判定部203は、図30(A)に示すように、数フレームのR(赤),G(緑),B(青)の画像データを読み出す。
【0239】
次に、静動判定部203は、ステップS142として、現在のクリックデータが示すクリック位置を中心とした、例えば水平方向16画素及び垂直方向16画素からなる局所的な小ブロックの画像領域について、数フレーム前の画像領域と現フレームの画像領域との間のフレーム間差分を計算する。なお、扱う画像がカラー画像である場合、静動判定部203は、ステップS142の処理として、図30(B)および図30(C)に示すように、R,G,Bの各16×16画素の画像について、フレーム間差分を求め、そのR,G,B毎に求めたフレーム間差分それぞれの絶対値の平均値を求める。
【0240】
次に、静動判定部203は、ステップS143の処理として、ステップS142の計算により求めたフレーム間差分値が、所定のしきい値以下であるかどうかを判定する。そして、ステップS144に進み、静動判定部203は、フレーム間差分値が、所定のしきい値以下である場合には、注目クリックデータが示すクリック位置を含む小ブロック(以下、適宜、現在ブロックという)が、静止であると判定し、一方、フレーム間差分が所定のしきい値より大きい場合には、動きがあると判定する。さらに、静動判定部203は、現在ブロックを静止と判定したときには、その静止と判定された現在ブロックの画像領域に対応したクリックデータを静止クリックとし、動きと判定したときには、その動きと判定された現在ブロックの画像領域に対応したクリックデータを動きクリックとし、静動判定結果として出力する。
【0241】
なお、扱う画像がカラー画像である場合、静動判定部203は、ステップS144において、図30(D)に示すように、R,G,Bの各16×16画素の現在ブロック毎に求められているフレーム間差分の絶対値の平均値が、所定のしきい値(例えば、値10)以下のときは、例えば、所定のフラグを”0”とし、逆に、しきい値より大きいときは、例えば所定のフラグを”1”にする。さらに、静動判定部203は、ステップS144において、図30(E)に示すように、R,G,Bの各16×16画素の現在ブロック毎に設定されている所定フラグのうち全てが”0”となっている場合には、現在ブロックが静止であると判定し、その静止と判定された現在ブロックの画像領域に対応したクリックデータを静止クリックとする。一方、R,G,Bの各16×16画素の現在ブロック毎に設定されている所定フラグのうち何れか一つにでも”1”が立っている場合には、静動判定部203は、現在ブロックに、動きがあると判定し、その動きと判定された現在ブロックの、画像領域に対応したクリックデータを動きクリックとする。
そして、静動判定部203は、静止クリックまたは動きクリックの情報を、静動判定結果として出力する。
【0242】
図28に戻り、ステップS133では、さらに、連続クリック判定部204において、注目クリックデータに含まれるクリック時刻に基づいて、ユーザが行ったクリック操作が連続的なクリック操作であるか否かの連続クリック判定が行われる。
【0243】
より具体的に説明すると、図28のステップS133における連続クリック判定部204は、図31のフローチャートに示すように、先ず、ステップS151として、クリックデータ用メモリ202に蓄積されているクリックデータを読み出す。
【0244】
次に、連続クリック判定部204は、ステップS152として、注目クリックデータのクリック時刻と、その直前(前回)のクリックデータのクリック時刻との時間差(クリック間隔)を求める。
【0245】
次に、連続クリック判定部204は、ステップS153として、その時間差が所定のしきい値以下であるか否か判定を行う。このステップS153において、その時間差が所定のしきい値以下であると判定された場合には、連続クリック判定部204は、注目クリックデータが、連続的なクリックであると判定し、一方、クリック時刻の時間差が所定のしきい値より大きいと判定された場合には、連続クリック判定部204は、注目クリックデータが、連続的なクリックでないと判定する。そして、連続クリック判定部204は、ステップS154に進み、連続クリックまたは不連続クリックを表す情報を、連続クリック判定結果として出力する。
【0246】
即ち、ステップS153において、連続的なクリックであると判定された場合、ユーザは、ある一つのオブジェクト画像に対するクリック操作を連続して行っている可能性が高い。これは、携帯端末1のユーザが、空間解像度を高くすることを望むオブジェクト画像部分(興味対象領域)を連続的にクリックする傾向があると考えられるからである。したがって、連続クリック判定部204は、連続クリック判定処理において連続的なクリックであると判定した場合には、現在のクリックデータを連続クリックとし、一方、連続的なクリックでない(クリック時刻の時間差が所定のしきい値以上である)と判定した場合には、注目クリックデータを不連続クリックとし、連続クリック判定結果として出力する。
【0247】
図28に戻り、処理判定部205は、静動判定部203及び連続クリック判定部204でのステップS133の静動判定及び連続クリック判定により、注目クリックデータが、連続クリックであり且つ静止クリックであると判定した場合には、切換選択スイッチ206乃至208を上述のように制御することにより、ステップS135として、静止オブジェクト連結処理部211に、静止オブジェクト連結処理を行わせる。また、処理判定部205は、注目クリックデータが、連続クリックであり且つ動きクリックであると判定した場合には、切換選択スイッチ206乃至208を制御することにより、ステップS136として、動きオブジェクト連結処理部210に、動きオブジェクト連結処理を行わせる。さらに、処理判定部205は、注目クリックデータが、不連続クリックであると判定した場合には、切換選択スイッチ206を制御することにより、ステップS134として、オブジェクト番号割り当て部209に、新たなオブジェクト番号割り当て処理を行わせる。
【0248】
即ち、ステップS133において、注目クリックデータが不連続クリックであると判定され、ステップS134の処理に進むと、オブジェクト番号割り当て部209は、その注目クリックデータに対して新たなオブジェクト番号を割り当て、ステップS131に戻る。
【0249】
具体例を挙げて説明すると、例えば図32(A)のように、図中実線の×印で示す前回のクリックデータCL1に対して割り当てられているオブジェクト番号が、例えば「0」となされているとした場合において、図32(A)において点線の×印で示す注目クリックデータCL2(オブジェクト番号が割り当てられる前のクリックデータ)が、不連続クリックであると判定されたとき、オブジェクト番号割り当て部209は、図32(B)中の実線の×印で示す現在のクリックデータCL2に対して、新たなオブジェクト番号(この例では「1」)を割り当てる。
【0250】
一方、ステップS133において、注目クリックデータが、連続クリックであり且つ静止クリックであると判定された場合、静止オブジェクト連結処理部211は、前回のクリックが静止クリックとなっており、さらに、注目クリックデータが表すクリック位置が、前回のクリックデータに割り当てられているオブジェクト番号で構成される画像領域内に含まれるか又はその領域に近ければ、注目クリックデータに対応するクリックが前回のクリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしたものであると判断し、ステップS135において、注目クリックデータに対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号を割り当てる静止オブジェクト連結処理を行う。
【0251】
すなわち、静止オブジェクト連結処理部211は、図33のフローチャートに示すように、先ず、ステップS161として、前回のクリックデータ(前回、注目クリックデータとされたクリックデータ)が、連続クリックであり且つ静止クリックであったか否かの判定を行う。このステップS161において、前回のクリックデータが、連続クリックで且つ静止クリックであると判定された場合は、ステップS162の処理に進み、一方、前回のクリックデータが連続クリックで且つ静止クリックでないと判定された場合は、ステップS164の処理に進む。
【0252】
ステップS161にて前回のクリックデータが連続クリックで且つ静止クリックでないと判定すると、静止オブジェクト連結処理部211は、ステップS164の処理として、図32(A)及び(B)で説明したのと同様にして、注目クリックデータに対して、新たなオブジェクト番号を割り当てる。このステップS164の処理後は、図28のステップS137の処理に進む。
【0253】
また、ステップS161にて前回のクリックデータが、連続クリックで且つ静止クリックであると判定されてステップS162の処理に進むと、静止オブジェクト連結処理部211は、注目クリックデータが表すクリック位置と、前回のクリックデータに割り当てられているオブジェクト番号で構成される画像領域との間の空間的な距離を求め、この距離に基づいて、注目クリックデータが表すクリック位置が、前回のクリックデータに割り当てられているオブジェクト番号で構成される画像領域内に含まれるか又はその領域に近い場合は、注目クリックデータは前回のクリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしたものであると判定する。一方、注目クリックデータが表すクリック位置が、前回のクリックデータに割り当てられているオブジェクト番号で構成されるオブジェクト画像領域内に含まれず、且つその領域からも遠い場合は、静止オブジェクト連結処理部211は、注目クリックデータは、前回のクリックが含まれるものとは異なる別オブジェクト画像をクリックしたものである判定する。ステップS162において、注目クリックデータが、前回のクリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定された場合、ステップS163の処理に進み、一方、注目クリックデータが、前回のクリックが含まれるものとは別のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定された場合は、ステップS164の処理に進む。
【0254】
ステップS162にて注目クリックデータが、前回のクリックが含まれるものとは別のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定され、ステップS164の処理に進むと、静止オブジェクト連結処理部211は、注目クリックデータに対して新たなオブジェクト番号を割り当てた後、図28のステップS137の処理に進む。
【0255】
また、ステップS162にて注目クリックデータが、前回のクリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定すると、静止オブジェクト連結処理部211は、ステップS163の処理として、注目クリックデータに対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号を割り当てる静止オブジェクト連結処理を行う。
【0256】
具体例を挙げて説明すると、例えば図32(C)のように、図中実線の×印で示す前回のクリックデータCL1に対して割り当てられているオブジェクト番号が例えば「0」とされているとした場合において、図32(C)において点線の×印で示す注目クリックデータCL2(オブジェクト番号が割り当てられる前のクリックデータ)が、連続クリックで且つ静止クリックであると判定され、前回のクリックが静止クリックとなっており、さらに注目クリックデータが表すクリック位置が、前回のクリックデータに割り当てられているオブジェクト番号で構成される画像領域内に含まれるか又はその領域に近いとき、静止オブジェクト連結処理部211は、図32(D)中の実線の×印で示す注目クリックデータCL2に対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号(この例では「0」)を割り当てる。
【0257】
このようにステップS163にて、注目クリックデータに、前回のクリックデータと同一のオブジェクトを割り当てた後は、図28のステップS137の処理に進む。
【0258】
また、図28のステップS133において、注目クリックデータが、連続クリックであり且つ動きクリックであると判定し、前回のクリックが動きクリックとなっており、さらに注目クリックデータが表すクリック位置付近の画像の特徴が、前回のクリックに割り当てられたオブジェクト番号で構成される画像領域(16×16画素)の特徴に含まれているか又はそれに近い場合、動きオブジェクト連結処理部210は、注目クリックデータが、前回のクリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしたものであると判断し、ステップS136として、注目クリックデータに対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号を割り当てる動きオブジェクト連結処理を行う。
【0259】
すなわち、ステップS133において、注目クリックデータが連続クリックであり且つ動きクリックであると判定したとき、動きオブジェクト連結処理部210は、図34に示すように、先ず、ステップS171として、前回のクリックデータが、連続クリックであり且つ動きクリックであったか否かの判定を行う。このステップS171において、前回のクリックデータが、連続クリックで且つ動きクリックであると判定された場合は、ステップS172の処理に進み、一方、前回のクリックデータが、連続クリックで且つ動きクリックでないと判定された場合は、ステップS174の処理に進む。
【0260】
ステップS171にて、前回のクリックデータが、連続クリックで且つ動きクリックでないと判定されてステップS174の処理に進むと、動きオブジェクト連結処理部210は、図31(A)及び(B)で説明したのと同様にして、注目クリックデータに対して新たなオブジェクト番号を割り当てる。このステップS174の処理後は、図28のステップS137の処理に進む。
【0261】
また、ステップS171にて、前回のクリックデータが、連続クリックで且つ動きクリックであると判定されてステップS172の処理に進むと、動きオブジェクト連結処理部210は、注目クリックデータが表すクリック位置付近の画像領域(16×16画素)の特徴と、前回のクリックに割り当てられたオブジェクト番号で構成される画像領域の特徴とを求め、この特徴に基づいて、注目クリックデータが表すクリック位置付近の画像領域の特徴が、前回のクリックに割り当てられたオブジェクト番号で構成される画像領域の特徴に含まれているか又はそれに近い場合に、注目クリックデータが、前回のクリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしていると判断する。一方、注目クリックデータが表すクリック位置付近の画像領域の特徴が、前回のクリックに割り当てられたオブジェクト番号で構成される画像領域の特徴に含まれず、且つその特徴からも遠い場合は、動きオブジェクト連結処理部210は、注目クリックデータが、前回のクリックとは異なる別オブジェクト画像をクリックしたデータであると判定する。
【0262】
なお、ここでの画像領域の特徴とは、例えばクリック位置付近の局所領域(16×16画素)における色(平均色、代表色など)のヒストグラムや、パターン等のことである。また、上述のように、複数の動きクリックに、同一オブジェクト番号を割り当てるということは、これらのクリックデータの間でオブジェクトのトラッキングをしていると言い換えることができる。
【0263】
ステップS172において、注目クリックデータが、前回のクリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定された場合は、ステップS173の処理に進み、一方、注目クリックデータが、前回のクリックとは別のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定された場合は、ステップS174の処理に進む。
【0264】
ステップS172にて、注目クリックデータが、前回のクリックとは別のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定されてステップS174の処理に進むと、動きオブジェクト連結処理部210は、上述の場合と同様に、注目クリックデータに対して、新たなオブジェクト番号を割り当てを行い、その後、図28のステップS137の処理に進む。
【0265】
また、ステップS172にて、注目クリックデータが、前回の各クリックが含まれるものと同一のオブジェクト画像をクリックしたデータであると判定されてステップS173の処理に進むと、動きオブジェクト連結処理部210は、注目クリックデータに対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号を割り当てる。
【0266】
具体例を挙げて説明すると、例えば図32(E)のように、図中実線の×印で示す前回のクリックデータCL1に対して割り当てられているオブジェクト番号が、例えば「0」とされているとした場合において、図32(E)中点線の×印で示す注目クリックデータCL2(オブジェクト番号が割り当てられる前のクリックデータ)が、連続クリックで且つ動きクリックであると判定され、前回のクリックが動きクリックとなっており、さらに注目クリックデータが表すクリック位置付近の画像の特徴が、前回のクリックに割り当てられたオブジェクト番号で構成されるオブジェクト画像の特徴に含まれているか又はそれに近い場合、動きオブジェクト連結処理部210は、図32(F)中の実線の×印で示す注目クリックデータCL2に対して、前回のクリックデータと同一のオブジェクト番号(この例では「0」)を割り当てる。
【0267】
ステップS173にて、注目クリックデータに、前回のクリックデータと同一のオブジェクトを割り当てた後は、図28のステップS137の処理に進む。
【0268】
次に、図28のステップS135からステップS137の処理に進んだ場合、オブジェクト画像抽出部213は、オブジェクト番号用メモリ212に記憶された、オブジェクト番号が割り当てられた過去数フレーム分に相当する各クリックデータと、画像用メモリ201に記憶された過去数フレームの画像データとに基づいて、注目ユーザの注目携帯端末1に送信するフレーム(以下、適宜、注目フレームという)の画像データから静止しているオブジェクト画像(静止オブジェクト画像)、動きのあるオブジェクト画像(動きオブジェクト画像)、それら以外の背景画像を抽出する。すなわち、注目携帯端末1に送信する注目フレームの画像中で、静止クリックとされたクリックデータの密度が高い画像部分には、静止オブジェクト画像が存在すると考えられるため、オブジェクト画像抽出部213は、オブジェクト番号が割り当てられた過去複数フレームのクリックデータに基づいて、静止クリックとされたクリックデータの密度(クリック密度)を求め、さらにクリック密度が高い画像部分の中で支配的なオブジェクト番号を求める。そして、オブジェクト画像抽出部213は、その支配的なオブジェクト番号が割り当てられているクリックデータの分布からオブジェクトの形状を生成し、生成したオブジェクトの形状内の画像を、静止オブジェクト画像として、注目フレームの画像データから抽出する。
【0269】
また、ステップS136からステップS137の処理に進んだ場合、オブジェクト画像抽出部213は、動きクリックと判定されたクリックデータの中で、同一オブジェクト番号が割り当てられているクリック位置付近の画像同士のフレーム間パターンマッチング等を行い、動き補償を行った後、パターンマッチングで近似しているとみなされた画像領域においてクリック密度が高く支配的なオブジェクト番号を求める。さらに、オブジェクト画像抽出部213は、その支配的なオブジェクト番号が割り当てられているクリックデータの分布からオブジェクトの形状を生成し、生成したオブジェクトの形状内の画像を、動きオブジェクト画像として、注目フレームの画像データから抽出する。
【0270】
また、オブジェクト画像抽出部213は、ステップS137において、上述した静止クリック、動きクリックと判定されたクリックデータのクリック密度が低い画像部分を注目フレームの背景画像とみなす。言い換えると、オブジェクト画像抽出部213は、注目フレームから、静止オブジェクト画像、動きオブジェクト画像が抽出された残りの画像部分を背景画像とする。
【0271】
ステップS137の処理を詳細に説明すると、オブジェクト画像抽出部213は、図35のフローチャートに示すように、先ず、ステップS181として、オブジェクト番号が割り当てられた過去複数フレーム分に相当する各クリックデータと画像データとを取り込み、次いで、ステップS182にて、各クリックデータを静止クリックと動きクリック毎に分類する。ここで、図28のステップS135からステップS137の処理に進んだ場合には、ステップS182からステップS183以降の処理に進むことになり、図28のステップS136からステップS137の処理に進んだ場合には、ステップS182からステップS184以降の処理に進むことになる。
【0272】
図28のステップS135からステップS137の処理に進み、図35においてステップS182からステップS184以降の処理に進むと、オブジェクト画像抽出部213は、先ず、過去複数フレーム分の画像に対し、オブジェクト番号が割り当てられた各クリックデータの中で静止クリックとされているクリックデータの密度(以下、クリック密度と呼ぶ)を、例えば、16×16画素のブロック毎に求める。
【0273】
次に、オブジェクト画像抽出部213は、ステップS185として、図36(A)に示すように、画像内の図中点線で示すような各16×16画素のブロックbkについて、図中×印で示す静止クリックのクリック密度が所定値以上あるか否かの判定を行う。
【0274】
ここで、注目携帯端末1に送信する画像中で、静止クリックとなされたクリックデータの密度が高い画像部分には、静止オブジェクト画像が存在すると考えられる。このため、オブジェクト画像抽出部213は、静止クリックのクリック密度が所定値以上となっているブロックについては、ステップS186の処理を行い、一方、静止クリックのクリック密度が所定値未満となっているブロックについては、ステップS190の処理を行う。
【0275】
ステップS186の処理に進むと、オブジェクト画像抽出部213は、静止クリックのクリック密度が所定値以上となっているブロックについて、図36(B)に示すように、ブロック内の各クリックデータに割り当てられているオブジェクト番号のうちで発生頻度が最も高い支配的なオブジェクト番号を求め、さらに図36(C)に示すように、それぞれ支配的なオブジェクト番号が同じとなるブロック(BK0、BK2、BK4、BK5)をまとめてオブジェクトの形状を生成する。そして、オブジェクト画像抽出部213は、生成したオブジェクトの形状に基づき、静止オブジェクト画像を、注目フレームの画像データから抽出する。このステップS186の処理後は、図28のステップS138の処理へ進む。
【0276】
一方、図28のステップS136からステップS137の処理に進み、図35においてステップS182からステップS183以降の処理に進むと、オブジェクト画像抽出部213は、図36(D)に示すように、過去複数フレーム分の画像において、図中×印で示す各動きクリックとされているクリックデータのうち、それぞれ同じオブジェクト番号が割り当てられているクリック位置付近の画像同士のフレーム間パターンマッチングを行い、さらに動き補償を行う。
【0277】
次いで、オブジェクト画像抽出部213は、ステップS187として、パターンマッチングで近似しているとみなされた画像領域内の動きクリックのクリック密度を求める。
【0278】
その後、オブジェクト画像抽出部213は、ステップS188として、図36(D)に示すように、画像内において図中×印で示す動きクリックのクリック密度が、所定値以上あるか否かの判定を行う。
【0279】
ここで、動き補償を行った後において、動きクリックとされたクリックデータの密度が高い画像部分には、動きオブジェクト画像が存在すると考えられる。このため、オブジェクト画像抽出部213は、動き補償後の画像において動きクリックのクリック密度が所定値以上となっている画像領域については、ステップS189の処理を行い、一方、動きクリックのクリック密度が所定値未満となっている画像領域については、ステップS190の処理を行う。
【0280】
ステップS189の処理に進むと、オブジェクト画像抽出部213は、動きクリックのクリック密度が所定値以上となっている画像領域について、各クリックデータに割り当てられているオブジェクト番号のうちで発生頻度が最も高い支配的なオブジェクト番号を求め、さらに図36(E)に示すように、それぞれ支配的なオブジェクト番号が同じとなるブロック(BK3,BK6)をまとめてオブジェクトの形状を生成する。そして、オブジェクト画像抽出部213は、生成したオブジェクトの形状に基づき、動きオブジェクト画像を、注目フレームの画像データから抽出する。このステップS189の処理後は、図28のステップS138の処理へ進む。
【0281】
なお、ステップS185及びステップS188において共にクリック密度が所定値未満となされているとき、すなわち、静止クリック及び動きクリックのクリック密度が低い画像部分に対応する注目フレームの領域は、ステップS190の処理として、背景画像領域として扱われる。言い換えると、オブジェクト画像抽出部213は、注目フレームから、静止オブジェクト画像、動きオブジェクト画像が抽出された残りの画像部分を背景画像とする。このステップS190の処理後は、図28のステップS138の処理へ進む。
【0282】
このようにしてオブジェクト画像抽出部213により静止オブジェクト画像、動きオブジェクト画像、背景画像の抽出がなされた後は、図28のステップS131に戻り、以下、次のフレームを注目フレームとして、同様の処理を繰り返す。
【0283】
なお、図28のフローチャートに示した処理は、各ユーザを注目ユーザとして行われる。
【0284】
以上説明した処理の流れのように、オブジェクト抽出部134では、携帯端末1のユーザによるクリックデータに基づいて、送信する画像の静止オブジェクト画像、動きオブジェクト画像、背景画像の抽出が行われる。但し、オブジェクト抽出部134では、十分な数のクリックデータがないと、オブジェクト抽出が困難であることから、十分な数のクリックデータがない場合には、画像データは、そのまま、後段の送信処理部136に供給される。従って、この場合は、図10(A)に示した状態で、画像データが提供される。
【0285】
なお、本発明は、電子ブックデータや画像データの他、楽曲その他の音声データや、プログラム等の提供にも適用可能である。音声データについては、ユーザ入力情報に基づいて、例えば、そのサンプリング周波数や、量子化ビット数、周波数帯域幅等を変化させることにより、提供する音声データの音質を制御するようにすることができる。また、プログラムについては、ユーザ入力情報に基づいて、例えば、提供するプログラムを、いわゆるデモ版や製品版とするようにすることができる。
【0286】
また、コンテンツサーバ7から携帯端末1に提供されるデータは、携帯端末1において、メモリカード23に記憶することができる。即ち、コンテンツサーバ7が提供するデータは、携帯端末1においてダウンロードし、後で、その再生等を行うようにすることが可能である。なお、携帯端末1では、コンテンツサーバ7からプッシュ型で配信されるデータをダウンロードするようにすることもできるし、また、携帯端末1からコンテンツサーバ7に対してダウンロードを要求し、その結果、コンテンツサーバ7から送信されてくるデータをダウンロードするようにすることも可能である。
【0287】
さらに、上述したように、複数のユーザからのユーザ入力情報に基づいて加工されるコンテンツの提供は、有料ユーザにのみ対して行うようにすることが可能である。
【0288】
【発明の効果】
本発明の情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体によれば、端末装置に対して、付加価値をつけたコンテンツデータの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの一実施の形態の構成例を示す図であある。
【図2】携帯端末1の外観構成例を示す斜視図である。
【図3】携帯端末1のカメラ部15を回動した状態を示す斜視図である。
【図4】携帯端末1の電気的構成例を示すブロック図である。
【図5】コンテンツサーバ7のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図6】コンテンツサーバ7が提供する電子ブックデータを説明する図である。
【図7】コンテンツサーバ7が提供する電子ブックデータを説明する図である。
【図8】コンテンツサーバ7が提供する電子ブックデータを説明する図である。
【図9】コンテンツサーバ7が提供する画像データを説明する図である。
【図10】コンテンツサーバ7が提供する画像データを説明する図である。
【図11】コンテンツサーバ7の機能的構成例を示すブロック図である。
【図12】コンテンツサーバ7によるユーザ登録処理を説明するフローチャートである。
【図13】コンテンツサーバ7による解析処理を説明するフローチャートである。
【図14】コンテンツサーバ7によるコンテンツ提供処理を説明するフローチャートである。
【図15】電子ブックデータを提供するコンテンツサーバ7の機能的構成例を示すブロック図である。
【図16】同一嗜好ユーザ抽出部86の処理を説明するフローチャートである。
【図17】電子ブックデータ処理部82の構成例を示すブロック図である。
【図18】電子ブックデータ処理部82の処理を説明するフローチャートである。
【図19】画像データを提供するコンテンツサーバ7の第1の機能的構成例を示すブロック図である。
【図20】特徴量抽出部106の処理を説明するフローチャートである。
【図21】画像データ処理部102の構成例を示すブロック図である。
【図22】画像データ処理部102の処理を説明するフローチャートである。
【図23】画像データを提供するコンテンツサーバ7の第2の機能的構成例を示すブロック図である。
【図24】近接フレームクリックデータ抽出部126の処理を説明するフローチャートである。
【図25】画像データ処理部122の構成例を示すブロック図である。
【図26】画像データ処理部122の処理を説明するフローチャートである。
【図27】オブジェクト抽出部134の構成例を示すブロック図である。
【図28】動きオブジェクト画像および静止オブジェクト画像の抽出処理を説明するフローチャートである。
【図29】静動判定処理を説明するフローチャートである。
【図30】フレーム間差分の計算方法を説明する図である。
【図31】連続クリック判定処理を説明するフローチャートである。
【図32】オブジェクト番号の付け方を説明する図である。
【図33】静止オブジェクト連結処理を説明するフローチャートである。
【図34】動きオブジェクト連結処理を説明するフローチャートである。
【図35】オブジェクト抽出処理を説明するフローチャートである。
【図36】オブジェクト抽出方法を説明する図である。
【符号の説明】
11乃至1A 携帯端末, 21乃至2B 基地局, 3 公衆回線網, 41乃至4C WWWサーバ, 5 インターネット, 6 アクセスサーバ, 7 コンテンツサーバ, 8 管理制御装置, 11 ヒンジ部, 12 表示部,13 本体, 14 アンテナ, 15 カメラ部, 16 CCDカメラ,17 スピーカ, 18 液晶ディスプレイ, 19 操作キー, 20 メモボタン, 21 マイクロフォン, 22 トラックボール, 23 メモリカード, 24 メモリスティックスロット, 30 主制御部, 31 電源回路部, 32 操作入力制御部, 33 画像エンコーダ, 34 カメラI/F, 35 LED制御部, 36 画像デコーダ, 37 多重分離部, 38 変復調回路部, 39 音声コーデック, 40 メインバス, 41 同期バス, 42 記録再生部, 43 送受信回路部, 51 バス, 52 CPU, 53 ROM, 54 RAM, 55 ハードディスク, 56 出力部, 57 入力部, 58 通信部, 59 ドライブ, 60 入出力インタフェース, 61 リムーバブル記録媒体, 71 コンテンツデータベース,72 コンテンツ加工部, 73 送受信制御部, 74 登録部, 75 ユーザ入力情報データベース, 76 解析部, 77 解析情報データベース, 78 検索部, 79 課金処理部, 81 電子ブックデータベース, 82 電子ブックデータ処理部, 83 送受信制御部, 84 登録部, 85 嗜好データベース, 86 同一嗜好ユーザデータベース, 87 統合嗜好データベース, 88 嗜好情報検索部, 91 スケジューラ, 92 電子ブックデータ読み出し部, 93 データ選択部, 101 画像データベース, 102 画像データ処理部, 103 送受信制御部, 104 登録部, 105 クリック位置データベース, 106 特徴量抽出部, 107 特徴量データベース, 108 特徴量検索部, 111 スケジューラ, 112 画像データ読み出し部, 113 特徴量抽出部, 114 特徴近似領域検出部, 115 解像度変換部, 122 画像データ処理部, 126 近接フレームクリックデータ抽出部, 127 近接フレームクリックデータベース, 128 近接フレームクリックデータ検索部, 131 スケジューラ, 132 画像データ読み出し部, 133 背景抽出部, 134 オブジェクト抽出部, 135 付加情報算出部, 136 送信処理部, 201 画像用メモリ, 202 クリックデータ用メモリ, 203 静動判定部, 204 連続クリック判定部, 205 処理判定部, 206乃至208 切換選択スイッチ, 209 オブジェクト番号割り当て部, 210 動きオブジェクト連結処理部, 211 静止オブジェクト連結処理部, 212 オブジェクト番号用メモリ, 213 オブジェクト画像抽出部, 214 オブジェクト抽出結果用メモリ
Claims (13)
- 端末装置にコンテンツデータを提供する情報処理装置であって、
複数の前記コンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータを処理したデータを複数の前記端末装置に送信するとともに、送信した前記コンテンツデータを処理したデータに対する各ユーザの入力情報を受信する通信手段と、
前記通信手段により受信された前記入力情報を前記ユーザ毎に記憶する入力情報記憶手段と、
前記入力情報記憶手段に記憶されるターゲットユーザの前記入力情報と、前記ターゲットユーザ以外の他のユーザの前記入力情報とに基づいて、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータに対して処理を行い、前記通信手段により前記ターゲットユーザの端末に送信されるデータを得る処理手段と
を備え、
前記コンテンツデータが電子ブックデータである場合、
前記通信手段は、
前記各ユーザにより指示された前記電子ブックデータを特定する電子ブック特定情報を受信し、
前記入力情報記憶手段の前記各ユーザのエントリに前記電子ブック特定情報を登録し、
前記処理手段は、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報と一致する電子ブック特定情報が所定数以上登録されている他のユーザを、前記ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出し、
その抽出したユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報と、前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報との論理和をとることにより統合し、その統合の結果得られる各電子ブック特定情報に対して、統合前の電子ブック特定情報の数である重複数を付加し、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報の重複数を、その電子ブック特定情報によって特定される電子ブックデータに対するターゲットユーザの興味の度合いとし、
前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータから読み出して前記ターゲットユーザの端末に送信されるデータを、前記ターゲットユーザの興味の度合いの大きな順に、前記電子ブックデータの全部と、前記電子ブックデータの書籍名、著者、出版社、および内容の一部と、前記電子ブックデータの書籍名、著者、および出版社とで切り替える
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記処理手段は、前記ターゲットユーザの興味の度合いに応じて、前記ターゲットユーザの端末に送信されるデータの少なくとも一部のテキストのフォントを大きくする
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記処理手段は、前記ターゲットユーザの興味の度合いに応じて前記ターゲットユーザの端末に送信するデータに、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータに含まれる画像情報を追加する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記処理手段は、前記ターゲットユーザの興味の度合いに応じて、前記ターゲットユーザが、興味があるであろうと推測される電子ブックデータの書籍名からなるお奨め書籍リストを、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータの書籍名から作成し、前記ターゲットユーザの端末に送信するデータに、そのお奨め書籍リストを追加する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記処理手段は、
前記画像データを所定ブロック単位でクラス分類するクラス分類手段と、
前記所定ブロック単位でクラス分類された低質画像の当該ブロック内の複数の画素データの線形一次結合により高質画像の一部の画素データを算出するための各クラス毎の係数セットを予め記憶している係数記憶手段と、
前記画像データのブロック内の画素データと、前記クラス分類手段により分類されたクラスに対応する前記係数記憶手段に記憶されている前記係数セットとの線形一次結合により演算される前記画像データよりも高質な画像データを出力する適応処理手段と
を有し、
前記コンテンツデータが画像データである場合、
前記通信手段は、
前記各ユーザにより指示された前記画像データ内の位置情報を受信し、
前記入力情報記憶手段の前記各ユーザのエントリに前記画像データ内の位置情報を登録し、
前記処理手段は、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記画像データ内の位置情報を中心とする小領域の特徴量を抽出し、その特徴量と類似する特徴量が得られる前記画像データ内の位置情報が登録されている他のユーザを、前記ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出し、
その抽出したユーザのエントリに登録されている前記位置情報に基づいて特定された前記画像データの一部を、前記クラス分類手段、前記係数記憶手段、および前記適応処理手段による処理により、前記画像データの他部の画質よりも高質にする
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記処理手段は、前記ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出したユーザのエントリに登録されている前記位置情報に基づいて特定された前記画像データの一部以外の他部の画質をローパスフィルタにより低質にする
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記コンテンツデータを放送フォーマットに変換する変換手段をさらに備え、
前記通信手段は、前記変換手段により変換された前記コンテンツデータを複数の前記端末装置に配信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記コンテンツデータを圧縮し、圧縮データを出力する変換手段をさらに備え、
前記通信手段は、前記変換手段により変換された前記圧縮データを前記端末装置に配信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記通信手段は、前記変換手段により変換された前記圧縮データをUDP/IPで前記端末装置に配信する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - 端末装置にコンテンツデータを提供する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記情報処理装置は、
複数の前記コンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータを処理したデータを複数の前記端末装置に送信するとともに、送信した前記コンテンツデータを処理したデータに対する各ユーザの入力情報を受信する通信手段と、
前記通信手段により受信された前記入力情報を前記ユーザ毎に記憶する入力情報記憶手段と、
前記入力情報記憶手段に記憶されるターゲットユーザの前記入力情報と、前記ターゲットユーザ以外の他のユーザの前記入力情報とに基づいて、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータに対して処理を行い、前記通信手段により前記ターゲットユーザの端末に送信されるデータを得る処理手段と
を備え、
前記コンテンツデータが電子ブックデータである場合、
前記通信手段が、
前記各ユーザにより指示された前記電子ブックデータを特定する電子ブック特定情報を受信するステップと、
前記入力情報記憶手段の前記各ユーザのエントリに前記電子ブック特定情報を登録するステップと
を含む処理を行い、
前記処理手段が、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報と一致する電子ブック特定情報が所定数以上登録されている他のユーザを、前記ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出するステップと、
その抽出したユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報と、前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報との論理和をとることにより統合し、その統合の結果得られる各電子ブック特定情報に対して、統合前の電子ブック特定情報の数である重複数を付加するステップと、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報の重複数を、その電子ブック特定情報によって特定される電子ブックデータに対するターゲットユーザの興味の度合いとするステップと、
前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータから読み出して前記ターゲットユーザの端末に送信されるデータを、前記ターゲットユーザの興味の度合いの大きな順に、前記電子ブックデータの全部と、前記電子ブックデータの書籍名、著者、出版社、および内容の一部と、前記電子ブックデータの書籍名、著者、および出版社とで切り替えるステップと
を含む処理を行う
ことを特徴とする情報処理方法。 - 前記処理手段は、
前記画像データを所定ブロック単位でクラス分類するクラス分類手段と、
前記所定ブロック単位でクラス分類された低質画像の当該ブロック内の複数の画素データの線形一次結合により高質画像の一部の画素データを算出するための各クラス毎の係数セットを予め記憶している係数記憶手段と、
前記画像データのブロック内の画素データと、前記クラス分類手段により分類されたクラスに対応する前記係数記憶手段に記憶されている前記係数セットとの線形一次結合により演算される前記画像データよりも高質な画像データを出力する適応処理手段と
を有し、
前記コンテンツデータが画像データである場合、
前記通信手段が、
前記各ユーザにより指示された前記画像データ内の位置情報を受信するステップと、
前記入力情報記憶手段の前記各ユーザのエントリに前記画像データ内の位置情報を登録するステップと
を含む処理を行い、
前記処理手段が、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記画像データ内の位置情報を中心とする小領域の特徴量を抽出し、その特徴量と類似する特徴量が得られる前記画像データ内の位置情報が登録されている他のユーザを、前記ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出するステップと、
その抽出したユーザのエントリに登録されている前記位置情報に基づいて特定された前記画像データの一部を、前記クラス分類手段、前記係数記憶手段、および前記適応処理手段による処理により、前記画像データの他部の画質よりも高質にするステップと
を含む処理を行う
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。 - 端末装置にコンテンツデータを提供する情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体であって、
前記コンピュータは、
複数の前記コンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータを処理したデータを複数の前記端末装置に送信するとともに、送信した前記コンテンツデータを処理したデータに対する各ユーザの入力情報を受信する通信手段と、
前記通信手段により受信された前記入力情報を前記ユーザ毎に記憶する入力情報記憶手段と、
前記入力情報記憶手段に記憶されるターゲットユーザの前記入力情報と、前記ターゲットユーザ以外の他のユーザの前記入力情報とに基づいて、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータに対して処理を行い、前記通信手段により前記ターゲットユーザの端末に送信されるデータを得る処理手段と
を備え、
前記コンテンツデータが電子ブックデータである場合、
前記通信手段が、
前記各ユーザにより指示された前記電子ブックデータを特定する電子ブック特定情報を受信するステップと、
前記入力情報記憶手段の前記各ユーザのエントリに前記電子ブック特定情報を登録するステップと
を含む処理を行い、
前記処理手段が、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報と一致する電子ブック特定情報が所定数以上登録されている他のユーザを、前記ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出するステップと、
その抽出したユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報と、前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報との論理和をとることにより統合し、その統合の結果得られる各電子ブック特定情報に対して、統合前の電子ブック特定情報の数である重複数を付加するステップと、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記電子ブック特定情報の重複数を、その電子ブック特定情報によって特定される電子ブックデータに対するターゲットユーザの興味の度合いとするステップと、
前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されている電子ブックデータから読み出して前記ターゲットユーザの端末に送信されるデータを、前記ターゲットユーザの興味の度合いの大きな順に、前記電子ブックデータの全部と、前記電子ブックデータの書籍名、著者、出版社、および内容の一部と、前記電子ブックデータの書籍名、著者、および出版社とで切り替えるステップと
を含む処理を行う
プログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。 - 前記処理手段は、
前記画像データを所定ブロック単位でクラス分類するクラス分類手段と、
前記所定ブロック単位でクラス分類された低質画像の当該ブロック内の複数の画素データの線形一次結合により高質画像の一部の画素データを算出するための各クラス毎の係数セットを予め記憶している係数記憶手段と、
前記画像データのブロック内の画素データと、前記クラス分類手段により分類されたクラスに対応する前記係数記憶手段に記憶されている前記係数セットとの線形一次結合により演算される前記画像データよりも高質な画像データを出力する適応処理手段と
を有し、
前記コンテンツデータが画像データである場合、
前記通信手段が、
前記各ユーザにより指示された前記画像データ内の位置情報を受信するステップと、
前記入力情報記憶手段の前記各ユーザのエントリに前記画像データ内の位置情報を登録するステップと
を含む処理を行い、
前記処理手段が、
前記ターゲットユーザのエントリに登録されている前記画像データ内の位置情報を中心とする小領域の特徴量を抽出し、その特徴量と類似する特徴量が得られる前記画像データ内の位置情報が登録されている他のユーザを、前記ターゲットユーザと同一の嗜好を有するユーザとして抽出するステップと、
その抽出したユーザのエントリに登録されている前記位置情報に基づいて特定された前記画像データの一部を、前記クラス分類手段、前記係数記憶手段、および前記適応処理手段による処理により、前記画像データの他部の画質よりも高質にするステップと
を含む処理を行う
プログラムが記録されていることを特徴とする請求項12に記載の記録媒体。
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