JP4552760B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、ケース内に収納され発熱部品を有する表示ユニットから発生する熱を外部に放散するための放熱部材および伝熱シートを備えた表示装置に関するものである。
ケース内に収納された液晶表示ユニットから発生する熱によって液晶表示素子の温度が上昇して表示が見にくくなるのを防ぐために、放熱板を用いてケース内の熱をケース外に放散するようにした表示装置として、例えば下記特許文献1が知られている。特許文献1に記載の液晶表示ユニット1は放熱板30(放熱部材)を備えており、ケース2と一体形成され、かつケース2外に露出している下取付ボス22に放熱板30を接触させることによってケース2外に放熱するものである。また、放熱率を高めるために、シールドケース9と放熱板30との間に放熱シート31(伝熱シート)を介在させた点も示されている。
特開2005−49603号公報
上記特許文献1の表示装置に於いて、放熱率をより高めて視認性の良い表示装置を得るためには放熱シート31(伝熱シート)を設けた方が望ましいが、放熱シート31を放熱板30(放熱部材)に貼り忘れる虞も有り得る。貼り忘れた場合、液晶表示ユニット1組み付け後は放熱シート31の有無を確認することが困難である。また、放熱シート31を放熱板30に貼り付ける(装着する)際に位置ずれする可能性もある。放熱シート31は発熱量の多い電子部品に対応した箇所に貼り付けた方が効果的であるが、貼付位置が大きくずれていると放熱の点から言って非効率的である。
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、伝熱シートを放熱部材に装着する際の位置ずれを抑えると共に、伝熱シートの有無を容易に確認することができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するため、ケース内に収納され発熱部品を有する表示ユニットと、前記発熱部品から発生する熱を前記ケース外に放散させる放熱部材と、この放熱部材と前記発熱部品との間に装着された四角形の伝熱シートとを備え、この四角形の少なくとも対角に対応した前記放熱部材箇所には前記伝熱シートの角が見えるように対応して貫通部が設けられているものである。
また、前記発熱部品に対応した前記放熱部材箇所に前記伝熱シートが装着されているものである。
また、前記発熱部品に前記伝熱シートが接触しているものである。
伝熱シートを放熱部材に装着する際の位置ずれを抑えると共に、伝熱シートの有無を容易に確認することができる表示装置を得ることができる。
本発明を、車両用の液晶表示装置に適用した例を実施形態として説明する。図1は第1実施形態を示す液晶表示装置の断面図であり、図2は伝熱シートが装着された放熱部材の部分裏面図である。
液晶表示装置は、液晶表示ユニット1(表示ユニット)と、この液晶表示ユニット1が収納されるケース2を有しており、液晶表示ユニット1は、TFT型と称される液晶表示素子3と、この液晶表示素子3を照明するバックライト装置4と、液晶表示素子3やバックライト装置4が保持される合成樹脂製のホルダ5と、ホルダ5に液晶表示素子3やバックライト装置4を固定しておく金属製の押え枠6と、ホルダ5の背後に配置された各電子部品7などが実装された回路基板8と、回路を電磁波などから保護する金属製のシールドケース9などを備えている。なお、回路基板8には各電子部品7の中でも発熱量が特に多いトランスやICなどの発熱部品7Aも実装されている。
バックライト装置4は、光源としての冷陰極管10と、端面から内部に入射した冷陰極管10からの光を液晶表示素子3の裏面側に導く無色透明の導光部材11と、この導光部材11の背後に配置された反射板12と、液晶表示素子3と導光部材11との間に配置された拡散シートやプリズムシートなどの光学シート13からなる。このバックライト装置4により液晶表示素子3を背後から照明して、表示(例えば車両用の液晶表示装置の場合は、車両速度,燃料残量,温度,メッセージなど)が良好に視認されるようにしてある。
また、液晶表示ユニット1には、硬質のメーン基板14と、合成樹脂製の枠体15が備えられている。前述した各部品が枠体15内に収納され、詳細は図示しないが、メーン基板14を枠体15に固定することによってユニット化されている。メーン基板14にも液晶表示装置の電源回路用や液晶表示素子3に表示データを送る回路用の電子部品7などが実装されている。
ケース2は分割された上ケース2Aと下ケース2Bで構成されており、上ケース2Aは無色透明な合成樹脂からなる窓部16と、不透過性(例えば黒色)の合成樹脂からなる覆い部17とが一体形成されたものである。覆い部17は前部18と側部19とからなる。また、上ケース2Aの前部18には略円柱状の上取付ボス20が一体に設けられている。
下ケース2Bは上ケース2Aと同様に不透過性の合成樹脂からなり、底部21と側部19Aを有する。また、下ケース2Bには上ケース2Aに設けられた上取付ボス20に対応して下ケース2B用の下取付ボス22が下ケース2Bと一体形成されている。この下取付ボス22は、熱伝導性の良い材料であるアルミニウムあるいは銅などからなり、底部21側が開口された略円筒状となっている。
また、液晶表示ユニット1には、熱伝導性の良い金属材料である例えばアルミニウム製の放熱部材23がシールドケース9を含む回路基板8のほぼ全面を被うように配置してある。この放熱部材23は、上ケース2Aに設けられた上取付ボス20に対応して固定部24が延設してあり、固定部24と枠体15の鍔部25とが上ケース2Aの上取付ボス20と下ケース2Bの下取付ボス22との間にビス26で締付固定されている。
また、回路基板8に実装されている発熱部品7Aに対応した放熱部材23箇所には、熱伝導性の良い例えばシリコーンゴムからなる伝熱シート27が装着してある。本実施形態に於ける伝熱シート27は四角形であり、放熱部材23に貼り付けてあると共に、反対側の面はシールドケース9に接触している。図2に示す様に、この伝熱シート27の対角に対応した放熱部材23箇所には貫通部28としての穴が設けてあり、放熱部材23の裏面側(下ケース2Bの底部21側)から見た際、伝熱シート27の角が見えるようになっている(図2に於いて、斜線部が見える部分)。なお、貫通部28は少なくとも対角にあるのが望ましく、3箇所あるいは全ての角に対応した箇所に設けてあっても良い。
ケース2内の放熱は次の通りに行われる。発熱部品7Aなどから発せられた熱はシールドケース9に伝わる。シールドケース9には伝熱シート27が接触しているため、シールドケース9の熱は伝熱シート27を介して放熱部材23に伝わる。そして、放熱部材23の固定部24から下ケース2Bの下取付ボス22へと伝わりケース2外に放散される。また、発熱部品7Aなどから発せられ空気を介して放熱部材23に伝わった熱も下取付ボス22へと伝わりケース2外に放散されるようになる。
以上の様に、伝熱シート27に対応した放熱部材23箇所に貫通部28を設けたことにより、貫通部28が伝熱シート27を放熱部材23に貼る際の目印となる。しかも伝熱シート27が四角形であり、その四角形の対角に対応した箇所に貫通部28が設けてあるため、放熱部材23に伝熱シート27を貼る際、左右,前後,斜めのいずれの方向であっても貼付位置のずれを極力抑えることができる。また、発熱部品7Aに対応した放熱部材23箇所に伝熱シート27を貼り付けることによって、発熱部品7Aに対する伝熱シート27の位置ずれも抑えられ、最も温度の上昇しやすいシールドケース9箇所の熱をケース2外に放散させることができる。
また、伝熱シート27に対応した放熱部材23箇所に貫通部28が設けてあるため、放熱部材23を組み付けた後であっても放熱部材23の裏面側から伝熱シート27の有無を確認できる。この様に、放熱部材23に穴を開けるだけの簡単な方法で伝熱シート27の貼付位置のずれや貼り忘れを防ぐことができ、液晶表示素子3の温度上昇を抑えて視認性の良い表示装置を得ることが可能となる。
なお、前記実施形態において、伝熱シート27を発熱部品7Aに対応した放熱部材23箇所に設けたが、対応していなくとも(真下でなくとも)良い。また、放熱部材23に設ける貫通部28は伝熱シート27の存在を目視などによって確認できる貫通部分であれば良く、その形状,個数は任意である。また、ケース2内に液晶表示ユニット1が収納されている液晶表示装置を実施形態として示したが、ケース2内には液晶表示ユニット1の他にアナログ式の速度計や回転計などが収納されていても良く、液晶以外の表示素子、例えば蛍光表示管を用いても良い。
図3は、本発明の第2実施形態を示し、伝熱シート27が装着された放熱部材23の部分裏面図である。前記第1実施形態とは放熱部材23に設けた貫通部28の形状が異なる。また、図示しないがシールドケースが使われていなく、伝熱シート27が発熱部品(図1に於ける7A)と接触するようになっている。
伝熱シート27に対応した放熱部材23箇所には略長楕円状の貫通部28が設けてあり、放熱部材23の裏面側から見た際、伝熱シート27の一部が見えるようになっている(図3に於いて、斜線部が見える部分)。
この様に構成したことにより、貫通部28が伝熱シート27を放熱部材23に貼る際の目印となって、伝熱シート27の貼付位置のずれを抑えることができると共に、放熱部材23を組み付けた後であっても伝熱シート27の有無を確認でき、伝熱シート27の貼り忘れを防ぐことができる。なお、シールドケースが無いため、発熱部品などから発せられた熱は伝熱シート27を介して放熱部材23に伝わりケース2外に放散されるようになる。
本発明の第1実施形態を示す液晶表示装置の断面図。 同第1実施形態を示し、伝熱シートが装着された放熱部材の部分裏面図。 本発明の第2実施形態を示し、伝熱シートが装着された放熱部材の部分裏面図。
符号の説明
1 液晶表示ユニット(表示ユニット)
2 ケース
2A 上ケース
2B 下ケース
7A 発熱部品(電子部品)
23 放熱部材
27 伝熱シート
28 貫通部

Claims (3)

  1. ケース内に収納され発熱部品を有する表示ユニットと、前記発熱部品から発生する熱を前記ケース外に放散させる放熱部材と、この放熱部材と前記発熱部品との間に装着された四角形の伝熱シートとを備え、この四角形の少なくとも対角に対応した前記放熱部材箇所には前記伝熱シートの角が見えるように対応して貫通部が設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記発熱部品に対応した前記放熱部材箇所に前記伝熱シートが装着されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記発熱部品に前記伝熱シートが接触していることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
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