JP4569332B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
図15(a)、(b)では、横に主走査方向(A〜R)を示し、縦に副走査方向(1〜24)を示しており、4ドット幅の線を描画する場合が例示されている。ここで、主走査方向とは、印字源の走査方向であり、像担持体(用紙や中間転写体等)の移動方向と直交する方向である。また副走査方向は、主走査方向と直交し像担持体の移動方向と同一方向である。
同様に、n+1回目の走査では、主走査方向A〜Fの範囲で副走査方向1〜4に対応する4つのレーザが出力されている。また、主走査方向G〜Lの範囲でレーザの出力位置が走査線1本分シフトされ、副走査方向2〜5に対応する4つのレーザが出力されている。また、主走査方向M〜Rの範囲でレーザの出力位置がさらに走査線1本分シフトされ、副走査方向3〜6に対応する4つのレーザが出力されている。
図17(a)〜(c)は、スキュー補正を行ったことにより生じる筋状ディフェクトを模式的に表した図である。
図17(b)、(c)は、それぞれ図17(a)のようにスクリーンが張られた白黒の原画像に対してスキュー補正(シフト)を行った状態を示す。図17(b)においては黒筋の筋状ディフェクトが現れ、図17(c)においては白筋の筋状ディフェクトが現れた様子が示されている。
図1は、本実施形態が適用される画像形成装置を示した図である。この画像形成装置は、電子写真方式を採用した、いわゆるタンデム型のデジタルカラー機である。図1に示すように、この画像形成装置は、画像を形成する画像形成部10、印字機能(印字機能)として、画像形成部10の感光体ドラム11に対して静電潜像を形成する露光装置13、感光体ドラム11に担持されたトナー像を重畳して担持する中間転写体としての転写ベルト21を備えている。画像形成部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応させて設けられている。以下、これらを区別する必要がある場合には、画像形成部10Y、10M、10C、10Kと表記するが、区別する必要がない場合には、単に画像形成部10と表記する。また、転写ベルト21の内側で、各画像形成部10の感光体ドラム11に対向する位置には、転写ベルト21上に画像を担持するための一次転写ロール23が設けられている。さらに、転写ベルト21に担持されたトナー像を用紙に転写するいわゆる二次転写位置には、二次転写ロール24と、転写ベルト21の内側に設けられる対向ロール25とが配置されている。さらに、記録媒体である用紙を収容する給紙カセット27と、転写された用紙を定着するための定着器28とを備えている。また、画像形成装置は、スキュー補正のための画像シフトを制御する制御部31、転写ベルト21の所定領域に形成された色ずれ制御用パターンを読み取る色ずれセンサ32を備えている。
上述したスキューずれに対し、画像処理により、各色の画像データにスキューを相殺するような変形を施すことで、補正することができる。各色の画像データは、図3に示すように、主走査方向に対して複数の短冊状に分割され、分割された各部が副走査方向へ段階的にシフトされる。主走査方向に対する分割数および分割位置(すなわち理論的なシフト位置)は、スキューずれの量(補正量)に応じて調整される。これにより、描画される際のスキューずれが相殺されることとなる。
多重露光では、マルチビームを走査線数本分ずつずらしながら走査することで、1走査線あたり複数回走査する。そこで、第1の手法では、画像データの同じ要素に対する各回の走査において、スキュー補正のために画素をシフトする位置を変える。以下では簡単のため、16本ビームで走査線8本分ずつずらしながら1走査線あたり2回走査(二重露光)する場合を例として説明する。
上述したように、筋状ディフェクトは、スキュー補正によってシフトされた画素が直線上に一列に並ぶために、視覚的に認められる程の画質ディフェクトになると考えられる。そこで、第2の手法では、画像データにスキュー補正のための変形を施す際に、画素のシフト位置の境界が直線上に一列に並ばないように画像処理を行う。言い換えれば、画像データを主走査方向に対して複数の短冊状に分割する際に、各短冊の境界線が副走査方向に一直線とならないように画像データを整形する。
1.主走査方向に並んだ二つの領域のうちの一方の画素をコピーする。
2.シフト前の主走査方向の座標に基づいて隣接する画素を特定し、その画素をコピーする。
3.シフト後の空画素および重複画素の周辺画素における画素データの平均値を計算し、得られた平均値をこれらの空画素および重複画素の画素データとする。
等の方法が考えられる。
図10(a)、(b)は、境界線の形状とスクリーンのパターンにおける同期の例を示す図である。図10(a)の例は、矩形波状の境界線(破線で記載)の主走査方向に屈曲する周期とスクリーンパターンの周期とが同期している。また、図10(b)の例は、境界線の形状の一部とスクリーンパターンの角度とが同期している。
次に、上述した筋状ディフェクト抑制方法を実現するための構成について説明する。
図12は、上述した筋状ディフェクト抑制方法を適用してスキュー補正を実行する制御部31の機能構成を示す図である。
図13は、図12に示す制御部31による処理を説明するフローチャートである。
図13に示すように、制御部31が画像出力要求を受け付けると(ステップ131)、スクリーン処理部52は、画像データ生成部51から出力される画像データに対し、例えば、文字/イメージの認識などのオブジェクト判断を実行する(ステップ132)。
また、スクリーン処理部52は、画像データの色とオブジェクト判断とに基づき、パターン格納部55から所定のパターンを読み出し(ステップ133)、スクリーン処理を実行する(ステップ134)。
この後、画像形成指示部54からIOT(Image Output Terminal)へ画像データが出力される(ステップ138)。この画像データは、ステップ137でスキュー補正が施された画像データ、または、ステップ135でスキュー補正が必要ないと判断された場合は、ステップ134でスクリーン処理が施された状態(スキュー補正前の状態)の画像データである。
図14(a)〜(c)は、様々な角度のラインタイプのスクリーンの例を示す図である。スキュー補正のための画像のシフトは副走査方向に沿って行われるので、ここでは、画像のシフト方向に直行する主走査方向に対する角度でラインの角度を表現する。図14(a)はラインの角度が45.0度、図14(b)はラインの角度が69.4度、図14(c)はラインの角度が25.0度のスクリーン(いずれも40%相当の階調)である。これらのスクリーンにおいて、図14(a)に示す45.0度のラインのスクリーンが最もディフェクトのレベルが高く(認識されやすく)、図14(b)、(c)に示す他のスクリーンはディフェクトレベルが低い(認識されにくい)。
なお、本実施形態では、電子写真方式による画像形成装置を用いて説明したが、本実施形態における画質欠陥補正方法をインクジェット方式やサーマル方式による画像形成装置に適用することも可能である。例えば、インクジェット方式の場合、上述したマルチビームの走査に代わって、印字源であるノズルを複数、備えている場合に、この複数のノズルを一括走査して像担持体(用紙など)に印字する印字手段を対象とし、像担持体(用紙など)の移動方向である副走査方向に対して、画像シフト処理を施す。これによって、電子写真方式と同様な効果を得ることができる。また、本実施形態では、スキュー補正において生じる筋状ディフェクトの抑制について説明したが、同様の手法をボウによる位置ずれ等のように、画像を領域分割して各領域をシフトさせることで各色間の位置ずれを低減できる場合(例えば、ベルトの蛇行)ならば、本実施形態の手法を適用することにより画質の向上が期待できる。
Claims (12)
- 画像データを入力する入力手段と、
複数の印字源を有し、当該複数の印字源からの複数のビームを、当該複数のビームのうち一部が重複するように走査線数本分ずつずらしながら一括走査することで、1走査線あたり複数回走査して像担持体を印字する印字手段と、
スクリーン処理が施された前記画像データを前記印字手段にて描画する際に、前記像担持体の移動方向である副走査方向へ段階的に画像をシフトさせる制御手段とを備え、
前記制御手段は、画像のスキューずれを補正するように当該画像における基準となるシフト位置を特定し、1本の走査線に対する複数回の走査のうちの少なくとも一部において、当該基準となるシフト位置に対して1または数画素分ずらした位置で画像をシフトさせることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、n+奇数回目の走査では前記基準となるシフト位置に対して所定の方向に1または複数画素分ずらした位置で画像をシフトさせ、n回目およびn+偶数回目の走査では前記基準となるシフト位置またはn+奇数回目の走査とは反対方向に1または複数画素分ずらした位置で画像をシフトさせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記基準となるシフト位置から何画素分ずらした位置で画像をシフトさせるかを、前記スクリーン処理により施されるスクリーンのパターンのラインの角度に応じて決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 画像データを入力する入力手段と、
複数の印字源を有し、当該印字源または当該印字源からのビームを一括走査して像担持体を印字する印字手段と、
スクリーン処理が施された前記画像データを前記像担持体の移動方向に直交する主走査方向に対して複数の部分に分割し、分割した複数の当該部分を前記像担持体の移動方向である副走査方向へ段階的にシフトして前記印字手段に描画させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記部分の境界線が前記副走査方向の直線以外の形状となるように前記画像データを分割することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像データの前記部分をシフトさせた場合に生じる空画素および重複画素のデータを、当該空画素または重複画素の周囲の画素の情報に基づいて補正することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記印字手段により描画されるパターンと同期しない境界線形状で前記画像データを分割することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記印字手段により描画される画像のエッジ部の一部に沿う形状の境界線で前記画像データを分割することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記印字手段の前記複数の印字源は、複数のレーザビーム光源であり、当該印字手段は、当該複数のレーザビーム光源からの複数本のレーザビームを回転多面鏡により一括走査するマルチビームを用いた露光手段であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 複数の印字源を有し、当該複数の印字源からの複数のビームを、当該複数のビームのうち一部が重複するように走査線数本分ずつずらしながら一括走査することで、1走査線あたり複数回走査して像担持体を印字する画像形成装置の制御方法であって、
入力される画像データに対してスクリーン処理を施すステップと、
画像のスキューずれを補正するように当該画像における基準となるシフト位置を特定し、1本の走査線に対する複数回の走査のうちの少なくとも一部において、前記基準となるシフト位置に対して1または数画素分ずらした位置で画像をシフトさせるように補正値を求めるステップと、
得られた前記補正値に基づき、スクリーン処理の施された前記画像データを、前記像担持体の移動方向である副走査方向へ段階的にシフトさせてスキュー補正を施すステップと
を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記基準となるシフト位置から何画素分ずらした位置で画像をシフトさせるかを、前記スクリーン処理により施されるスクリーンのパターンのラインの角度に応じて決定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。
- 複数の印字源を有し、当該印字源または当該印字源からのビームを一括走査して像担持体を印字する画像形成装置の制御方法であって、
入力される画像データに対してスクリーン処理を施すステップと、
前記画像データを前記像担持体の移動方向に直交する主走査方向に対して、かつ境界線が前記像担持体の移動方向である副走査方向の直線以外の形状となるようにして複数の部分に分割するステップと、
分割した複数の前記部分を前記副走査方向へ段階的に画像をシフトさせてスキュー補正を施すステップと
を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記画像データの前記部分をシフトさせた場合に生じる空画素および重複画素のデータを、当該空画素または重複画素の周囲の画素の情報に基づいて補正するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置の制御方法。
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