JP4573371B2 - 連続式コイン洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゲーム機等で用いられるコインを洗浄するコイン洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
ゲーム機等で用いられるコインを洗浄するコイン洗浄装置としては、一度にコインを投入して洗浄するバッチ式洗浄装置と、コインを連続的に投入して洗浄する連続式洗浄装置とがある。
【0003】
前者は、異なるサイズのコインを同じ装置で洗浄できる利点があるが、洗浄槽からのコインの取り出し等のハンドリングに手間がかかる難点がある。後者はこれらのハンドリングの手間を解消するものとして、近年種々のタイプの洗浄装置が開発されている。従来の連続式洗浄装置は、洗浄や脱水、乾燥用等の容器や搬送部材に、コインのサイズに合致する凹部等のコイン保持部を設けてコインを連続的に送っているため、異なるサイズのコインをそのまま洗浄できない問題がある。したがって、異なるサイズのコインを洗浄するためには、複数の洗浄装置を準備するか、前記洗浄や脱水、乾燥用等の容器や搬送部材を交替する必要がある。
【0004】
上述したコイン洗浄装置では、通常、中性や弱アルカリ性の洗浄液が用いられ、これらの洗浄液には、洗浄効率を高めるため、アルミナ等を含有する研磨用チップを混入することが多い。前記連続式洗浄装置で研磨用チップを用いる場合は、研磨用チップを洗浄液とともに循環させるためのポンプ等を必要とし、また、洗浄後のコインと研磨用チップとを分離する必要もあるため、洗浄装置が複雑で大きくなる問題がある。
【0005】
そこで、この発明の課題は、シンプルでコンパクトな構成で、異なるサイズのコインもそのまま洗浄できる連続式コイン洗浄装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明の連続式コイン洗浄装置は、洗浄されるコインが投入されるホッパと、供給端にホッパからのコインが供給され、内周面に設けられた螺旋状の案内羽根でコインを排出端に向けて連続的に送り出す横向きの回転ドラムと、この回転ドラムの少なくとも下部が浸漬される洗浄液槽と、前記回転ドラムの排出端から送り出されるコインを連続的にすくい上げる手段と、すくい上げられたコインを搬送する第1のコンベアと、搬送されたコインに付着する洗浄液を除去する絞りロールと、洗浄液を除去されたコインをコイン取り出し口に搬送する第2のコンベアとを備え、前記案内羽根が設けられた回転ドラムの内周面に研磨用ブラシを設けた構成を採用したのである。
【0007】
すなわち、ホッパから投入されたコインを、内周面に研磨用ブラシが設けられた横向きの回転ドラムの中に供給し、回転ドラムの下部で洗浄液に漬かるコインを螺旋状の案内羽根で排出端に送りながら、研磨用ブラシで研磨することにより、シンプルな構成でコインの洗浄効率を高めるようにしたのである。また、洗浄されたコインを連続的にすくい上げて絞りロールへ搬送し、コインに付着した洗浄液を除去するようにしたので、異なるサイズのコインも連続的に洗浄することができる。
【0008】
前記第1のコンベアの搬送路の途中に、搬送面上でコインの厚みよりもわずかに大きい隙間を形成するゲートを設けることにより、搬送されるコインをこのゲートで一層に整列し、絞りロールに供給されるコインの重なり合いをなくして、コインに付着する洗浄液を確実に除去することができる。
【0009】
前記コンベアの搬送路を上向きに傾斜させ、その搬送面にコインの外径よりも小さい複数の水落とし孔を設けることにより、絞りロールに供給される前のコインを水切りし、絞りロールでの脱水効率を高めることができる。また、水落とし孔からは搬送面上の洗浄液も落下し、搬送面上に洗浄液が溜まることもないので、コインが搬送面を滑り落ちるのを防止することもできる。
【0010】
前記第2のコンベアの搬送路に温風を供給する手段を設けることにより、別の乾燥ボックス等を不要とし、かつ効率よくコインを仕上げ乾燥することができる。
【0011】
前記第1および第2のコンベアの少なくともいずれか一方のコンベアの搬送面上に、コインを上方から落とし込んで供給し、前記コンベアの搬送面に接触して従動回転する回転ローラを、前記コイン落下部位の搬送面の供給端側を覆って、搬送面の幅方向と平行に設けることにより、上方から落下するコインがコンベアの供給端から転げ落ちるのを防止するとともに、回転ローラに凭れ掛かるコインを搬送面上へスムーズに送り出すことができる。
【0012】
前記第1および第2のコンベアの少なくともいずれか一方のコンベアの搬送面上に、コインを上方から落とし込んで供給し、このコイン落下部位の搬送面の両側を覆う壁を設け、この壁の搬送面直上の内側面を、概ねコインの外径の半分よりも大きい高さに渡って、オーバハングして形成することにより、上方から落下するコインがコンベアの側端から転げ落ちるのを防止するとともに、搬送面両側の壁に凭れ掛かるコインを搬送面上に転倒させて、コインが壁に凭れて搬送面上で転動しながら滞留するのを防止することができる。
【0013】
前記第1および第2のコンベアの少なくともいずれか一方のコンベアの搬送路を、上向きに20°以上傾斜させて形成し、その搬送面に沿って、概ねコインの外径の半分よりも大きいピッチで突起を設けることにより、搬送路の急傾斜でコンベアの排出端を高い位置に設定して、コインの洗浄装置からの取り出し口を高い位置に設け、コインの取り出しを容易にすることができる。また、搬送路を急傾斜とすることにより、コンベアの専有面積を小さくして、洗浄装置をコンパクトな設計とすることもできる。搬送路の傾斜が20°以上になると、コインが搬送面上を滑り落ちることがあるので、この滑り落ちを前記突起で止めて、急傾斜の搬送路でもコインをスムーズに搬送することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図8に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1はコイン洗浄装置の正面図、図2は側面図、図3は、コイン1の流れに関係する部分のみを示す斜視図である。
【0015】
このコイン洗浄装置は、コイン1の投入用ホッパ2と、ホッパ2からのコイン1が供給される横向き六角筒状の回転ドラム3と、回転ドラム3の下部が浸漬される洗浄液槽4と、回転ドラム3から排出されるコイン1をすくい上げる籠車5と、籠車5ですくい上げられたコイン1を搬送する第1のコンベア6と、第1のコンベア6で搬送されたコイン1に付着する洗浄液を除去する絞りロール7と、洗浄液を除去されたコイン1を取り出し口8に搬送する第2のコンベア9とで基本的に構成されている。
【0016】
前記ホッパ2の底には、モータ10で駆動される回転羽根11が取り付けられ、ホッパ2に投入されたコイン1をこの回転羽根11で放出口12にかき上げて落下させている。放出口12から落下するコイン1は、シュート13、14を通って回転ドラム3の供給端に送り込まれる。
【0017】
前記回転ドラム3はモータ15によりチェーン駆動され、図4に示すように、その内周面には螺旋状の案内羽根16が設けられ、案内羽根16の間には合成繊維製のブラシ17が貼付されている。コイン1は、洗浄液に漬かった回転ドラム3の下部を転がりながら洗浄されるとともに、ブラシ17で表面の汚れ付着物を研磨除去されて、案内羽根16で連続的に排出端へ送られ、排出端の下方に取り付けられたシュート18から籠車5の中に落下する。コイン1の表面から除去された汚れ付着物は、回転ドラム3の排出端側に設けられた多数の小孔19から洗浄液槽4中に排出される。なお、回転ドラム3の排出端はラッパ状に拡径され、コイン1がシュート18へ排出され易くなっている。
【0018】
前記籠車5は、回転ドラム3の排出端に近接して配置され、歯車20で回転ドラム3の軸から回転力を伝達されている。この籠車5には、両端に内向きの鍔21が設けられ、その内周面には周方向に一定間隔で柵22が取り付けられており、その円筒面と柵22には、それぞれ水切り用の窓23、24が開けられている。籠車5の回転上昇側には、図5に示すように、籠車5の上側半分の内周面に沿って円弧状の案内板25が配置されており、前記シュート18から籠車5の中に落下したコイン1は、籠車5の回転に伴って柵22に載せられて持ち上げられ、籠車5の底から90度を越えた位置で案内板25の外周面上へ移動し、この外周面に沿って柵22の先端で案内板25の上端までかき上げられる。案内板25の上端からかき出されたコイン1は、その下方に取り付けられたシュート26から第1のコンベア6上に落下する。
【0019】
前記第1のコンベア6はモータ27で駆動され、その搬送路28の途中には、搬送面との間でコイン1の厚みよりもわずかに大きい隙間を形成する2つのゲート29が設けられている。搬送面上で重なり合ったコイン1は、これらのゲート29で一層に整列されて搬送され、第1のコンベア6の排出端下方に配置された絞りロール7に落下する。なお、ゲート29の数は1つでもよい。
【0020】
前記搬送路28は上向きに傾斜され、搬送路28の下端側には、図6(a)、(b)に示すように、搬送面に接触して従動回転するローラ30が搬送路28の幅方向に配列され、このローラ30の上方と搬送面の両側は、それぞれが衝立31、32で遮蔽されている。前記シュート26から落下するコイン1は、これらの衝立31、32で囲まれた部位の搬送面に着地し、ローラ30に凭れ掛かるコイン1は、ローラ30の回転で搬送面上に倒されて搬送される。また、搬送面には、コイン1の外径よりも小さい多数の水落とし孔33が設けられ、絞りロール7に供給されるコイン1と搬送面に付着する洗浄液を水切りするようになっており、絞りロール7での脱水効率を高めるとともに、コイン1が搬送面を滑り落ちるのを防止している。
【0021】
前記絞りロール7は吸水性と弾力性を有する酢酸スポンジ製で、互いに押圧されて水平に設置され、図1に示すように、一方の絞りロール7の回転軸に取り付けられた歯車34を介して、前記第1のコンベア6を駆動するモータ27で回転駆動される。第1のコンベア6で一層に整列されたコイン1は、一枚ずつ絞りロール7の間に落下し、その表面に付着した洗浄液が絞り取られる。洗浄液を絞り取られたコイン1は、シュート35を通って第2のコンベア9上に落下する。
【0022】
前記第2のコンベア9はモータ36で駆動され、その搬送路37は上向きに急傾斜している。図7に示すように、搬送面には一定のピッチで突起38が設けられており、搬送路37の下端側には、コイン1の落下防止用の衝立39が立てられている。衝立39の下端には、突起38を通過させるための切り込み40も設けられている。前記シュート35から搬送面上に落下するコイン1は、突起38に引っ掛かって急斜面の搬送路37を上方へ搬送され、衝立39に凭れ掛かるコイン1もこの突起38で搬送面上に送り出される。
【0023】
前記搬送路37の下端部の両側には、図8に示すように、断熱材41入りの壁42が設けられ、その内側面43の下部がオーバハングして形成されている。シュート35から落下して壁42に凭れ掛かるコイン1は、その姿勢のまま転動して搬送路37の下端部に滞留しないように、このオーバハングで内向きに倒される。
【0024】
前記搬送路37の上方には温風ヒータ44が配置されており、搬送路37に温風を供給して、わずかに湿気を有するコイン1の表面を乾燥させている。前記断熱材41は、第2のコンベア9のフレームの一部を形成する壁42が、温風ヒータ44で加熱されるのを防止するためのものである。完全に湿気を除去されたコイン1は、搬送路37の上端からシュート45に落下し、取り出し口8から外部に取り出される。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、この発明のコイン洗浄装置は、ホッパから投入されたコインを、内周面に研磨用ブラシが設けられた横向きの回転ドラムの中に供給し、回転ドラムの下部で洗浄液に漬かるコインを螺旋状の案内羽根で排出端に送りながら、研磨用ブラシで研磨するようにしたので、シンプルな構成でコインの洗浄効率を高めることができる。また、第1のコンベアの搬送路の途中に、搬送面上でコインの厚みよりもわずかに大きい隙間を形成するゲートを設け、このゲートで搬送されるコインを一層に整列するようにしたので、絞りロールに供給されるコインの重なり合いを防止して、コインに付着する洗浄液を確実に除去することができる。さらに、第2のコンベアの搬送路に温風を供給する手段を設けたので、別の乾燥ボックス等なしで効率よくコインを仕上げ乾燥することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイン洗浄装置の実施形態を示す正面断面図
【図2】図1の側面断面図
【図3】図1の一部省略斜視図
【図4】aは図1の回転ドラムを示す一部切欠き正面図、bはaの要部拡大斜視図
【図5】図1の籠車の一部切欠き側面図
【図6】aは図1の第1のコンベアの下端部を示す外観斜視図、bはaのVI−VI線に沿った断面図
【図7】図1の第2のコンベアの下端部を示す外観斜視図
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図
【符号の説明】
1 コイン
2 ホッパ
3 回転ドラム
4 洗浄液槽
5 籠車
6 コンベア
7 絞りロール
8 取り出し口
9 コンベア
10 モータ
11 回転羽根
12 放出口
13、14 シュート
15 モータ
16 案内羽根
17 ブラシ
18 シュート
19 小孔
20 歯車
21 鍔
22 柵
23、24 窓
25 案内板
26 シュート
27 モータ
28 搬送路
29 ゲート
30 ローラ
31、32 衝立
33 孔
34 歯車
35 シュート
36 モータ
37 搬送路
38 突起
39 衝立
40 切り込み
41 断熱材
42 壁
43 内側面
44 温風ヒータ
45 シュート
Claims (1)
- 洗浄されるコインが投入されるホッパと、供給端にホッパからのコインが供給され、内周面に設けられた螺旋状の案内羽根でコインを排出端に向けて連続的に送り出す横向き六角筒状の回転ドラムと、この回転ドラムの少なくとも下部が浸漬される洗浄液槽と、前記回転ドラムの排出端から送り出されるコインを連続的にすくい上げる手段と、すくい上げられたコインを搬送する第1のコンベアと、搬送されたコインに付着する洗浄液を除去する絞りロールと、洗浄液を除去されたコインをコイン取り出し口に搬送する第2のコンベアとを備え、前記案内羽根が設けられた回転ドラムの内周面に研磨用ブラシが設けられ、前記回転ドラムに供給されるコインが、前記洗浄液槽に浸漬される回転ドラムの下部を転がりながら洗浄されるとともに、前記研磨用ブラシで表面の汚れ付着物を研磨除去されるようにした連続式コイン洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06662099A JP4573371B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 連続式コイン洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06662099A JP4573371B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 連続式コイン洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000259886A JP2000259886A (ja) | 2000-09-22 |
| JP4573371B2 true JP4573371B2 (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=13321126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06662099A Expired - Lifetime JP4573371B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 連続式コイン洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4573371B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113477562A (zh) * | 2021-06-18 | 2021-10-08 | 杭州日设机器有限公司 | 一种硬币清洗机及其实现方法 |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP06662099A patent/JP4573371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000259886A (ja) | 2000-09-22 |
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