JP4587768B2 - 超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法 - Google Patents

超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4587768B2
JP4587768B2 JP2004303301A JP2004303301A JP4587768B2 JP 4587768 B2 JP4587768 B2 JP 4587768B2 JP 2004303301 A JP2004303301 A JP 2004303301A JP 2004303301 A JP2004303301 A JP 2004303301A JP 4587768 B2 JP4587768 B2 JP 4587768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric substrate
pattern
conductor pattern
resonator
dielectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004303301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006115416A (ja
Inventor
章彦 赤瀬川
学 甲斐
輝 中西
一典 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004303301A priority Critical patent/JP4587768B2/ja
Priority to US11/233,074 priority patent/US7558608B2/en
Publication of JP2006115416A publication Critical patent/JP2006115416A/ja
Priority to US12/457,024 priority patent/US7904129B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4587768B2 publication Critical patent/JP4587768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明は、超伝導デバイスに関し、特に、移動通信や放送の分野において、送信フィルタやアンテナ等の送信フロントエンドに適用されるデュアルモード型超伝導デバイスに関する。
近年、携帯電話の普及、発展に伴い、高速・大容量の伝送技術が不可欠になってきている。超伝導体は、高周波領域においても、通常の電気的良導体に比べて表面抵抗が非常に小さいので、低損失、高Q値の共振器が期待でき、移動通信の基地局用のフィルタとして有望視されている。
たとえば、図1(c)に示すように、アンテナ151を介して受信されたRF信号は、受信系フロントエンドを構成する帯域フィルタ(BPF)152R、低ノイズアンプ(LNA)153、ダウンコンバータ(D/C)154、復調器(DEMOD)155を経て、ベースバンド部156でベースバンド処理される。
送信系では、ベースバンド部156で処理された信号は、変調器(MOD)157、アップコンバータ(U/C)158、ハイパワーアンプ(HPA)159、帯域フィルタ(BPF)152Tを経て、RF信号としてアンテナ151から放射される。
超伝導フィルタを、受信側の帯域フィルタ152Rに適用する場合、伝送ロスが少なく、急峻な周波数遮断特性が期待される。一方、送信側の帯域フィルタ152Tに適用する場合は、ハイパワーアンプ159によって発生する歪を取り除く効果が期待できるが、高周波信号を送信するために大電力を要し、小型化と良好な電力特性の両立が、目下の課題となっている。
従来、共振器のパターンとして、図1(a)に示すヘアピン型の超伝導パターン102や、図1(b)に示すストレートライン型の超伝導パターン102が用いられていた(たとえば、特許文献1および2参照)。誘電体基板101の裏面には、超伝導グランド膜104がベタ形成され、誘電体基板101の表面側に、ヘアピンあるいは直線状の超伝導パターン102と、フィーダが形成される。
このようなマイクロストリップライン構造の場合、特に送信側で高いRFパワーが入力されると、損失が増大してしまうという問題がある。これは、マイクロ波などの高周波は導体のエッジ部分に集中しやすく、マイクロストリップラインのエッジまたはコーナー部分に電流が集中して、その電流密度が超伝導体の臨界電流密度を超えてしまうからだといわれている。
そこで、図2(a)に示すように、電流集中を緩和したディスク型パターンが提案されている。すなわち、誘電体基板101の表面に、コーナー部分やエッジ部分の少ないディスク型の超伝導パターン112を形成して、送信フィルタとしての大電力応答を実現しようとするものである。
たとえば、図2(b)に示すようなTM11モードの共振器として構成される場合、電流は、ディスクの直径に対して対称な弧を描いて、均一に流れる。磁界は、電流と直交する方向に向く。
しかし、このようなディスク型共振器を多数並べた多段フィルタやアレイアンテナは、大型化してしまうという欠点がある。
そこで、図3に示すように、ディスク型超伝導パターン122の円周の一部にノッチ125を設けることにより、お互いに直交した電磁界モードの縮退を解いて共振周波数を分離させ、デュアルモードフィルタとして機能させるパターンが用いられている。中心周波数f0を挟んで、低周波数f1側(電流の流れはA方向)と、高周波数f2側(電流の流れはB方向)に、二つの共振を発生させている。
特開2001−308603号公報 特開平3−194979号公報
しかし、ノッチ125を設けたため、図3に示すように、低周波数f1側の電流が、ノッチのコーナー部分により集中し、ノッチを設けない基本のディスク型共振器の最大電流密度を越えてしまう。図3の電流密度分布図では、電流密度の高い領域は矢印で示す部分であり、特にコの字型のノッチの底部とコーナー部分が高くなっている。円形の超伝導パターンの円周に沿った影の部分は、逆に電流集中が低い部分である。なお、周波数f1とf2は、最大電流密度時は位相が45°ずれている。
このように、ノッチのコーナー部分やエッジに電流が集中する結果、超伝導共振器を用いた帯域フィルタやアンテナにおいて、耐電力(許容電力)の低下や歪の増大が発生してしまう。
そこで、本発明は、耐電力特性を向上し、歪を低減した超伝導デバイスを提供することを課題とする。このような超伝導デバイスは、送信用フィルタやアンテナに好適に用いられる。
上記課題を解決するために、本発明は、円形、楕円形、多角形などの2次元回路型の超伝導共振器パターンの上方に、所望の帯域幅に対応するカップリングを生じさせるように導体パターンを配置する。導体パターンは、好ましくは円形もしくは楕円形である。
導体パターンの大きさや位置と、導体パターンと超伝導共振器パターンの間の誘電体の誘電率によって、中心周波数や互いの電磁界モードが干渉する度合い(カップリング)、即ち帯域幅が変わる。導体パターンが大きいほど電流の集中を緩和できるが、モードのカップリングが変化して通過帯域内のリップルが増大してしまうため、円形の導体パターンの直径あるいは楕円形の導体パターンの長径は、実効波長の1/4(λ/4)以下であるのが望ましい。
具体的には、本発明の一側面では、第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体基板上に超伝導材料で形成された2次元回路型の共振器パターンと、前記共振器パターンの上方に位置し、前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせる導体パターンとを有し、前記導体パターンは、円形または楕円形であって、前記円形の導体パターンの直径、または前記楕円形の導体パターンの長径は、実効波長λの1/4以下であり、前記導体パターンと前記共振器パターンの間に誘電体を有し、前記誘電体は、前記第1の誘電体基板上に積層される第2の誘電体基板であり、前記第1の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板は、それぞれ位置合わせマークを有し、前記第2の誘電体基板の厚さは、0.1〜1mmである。
また、本発明の他の側面では、第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体基板上に超伝導材料で形成された2次元回路型の共振器パターンと、前記共振器パターンの上方に位置し、前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせる導体パターンと、を有し、前記導体パターンは、円形または楕円形であって、前記円形の導体パターンの直径、または前記楕円形の導体パターンの長径は、実効波長λの1/4以下であり、前記導体パターンと前記共振器パターンの間に誘電体を有し、前記誘電体は、前記第1の誘電体基板上に積層される第2の誘電体基板であり、前記第1の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板は、それぞれ位置合わせマークを有し、前記導体パターンは、前記第2の誘電体基板上に、CrもしくはTiの密着層を介して位置する。
また、本発明の他の側面では、第1の誘電体基板上に、超伝導材料で所定の形状の共振器パターンを形成する工程と、第2の誘電体基板上に、所定の形状の導体パターンを形成する工程と、前記導体パターンが前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせるように、前記第2の誘電体基板を前記第1の誘電体基板上に搭載する工程とを含む。
従来、共振器パターンに形成されていたノッチ形状をなくし、共振器パターンの上方に誘電体を介して所定形状の導体パターンを配置することで、デュアルモードフィルタとして機能させることができる。同時に、電流の集中を防止し、電力特性や周波数特性を良好に維持することができる。
ここで、2次元回路型とは、ヘアピン型やマイクロストリップ型などのライン形状の回路パターンではなく、円形、楕円、多角形などの平面図形形状であることを意味する。
好適な実施形態では、導体パターンと共振器パターンの間に、誘電体を有する。
また、好ましくは、導体パターンは円形または楕円形であり、その直径(楕円形の場合は長径)は、実効波長λの1/4以下であることが望ましい。
導体パターンと共振器パターンの間に位置する誘電体は、たとえば、第1の誘電体基板上に積層される第2の誘電体基板である。この場合、導体パターンは、第2の誘電体基板表面に形成されている。
導体パターンは、損失を低減させるために、超伝導材料で形成されるのが望ましい。
前記第1の誘電体基板は、たとえば3〜5GHzの周波数帯で、8〜11の誘電率を有する。
上述した超伝導デバイスは、第1の誘電体基板の裏面に形成されるグランド膜と、共振器パターンに向かって延びる信号入出力線をさらに有し、共振器パターンは、4GHz帯で互いに直交する2つの共振を発生させる。
このような構成により、電流密度の集中を防止しつつ、高周波領域で、2つの共振モードで動作する超伝導デバイスが実現される。
2次元回路型の超伝導共振器パターンを有する超伝導デバイスにおいて、エッジ部分への電流の集中を防止し、特に、ハイパワーの送信側で、歪を低減し、電力特性を良好に維持できる。
また、1つの超伝導デバイスで2つの共振モードを発生させ、多段フィルタなどに適用する場合に、装置の小型化をはかることができる。
図4〜図10を参照して、本発明の良好な実施形態を説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る超伝導デバイスの概略図、図5は、図4の超伝導デバイスを移動通信システムの基地局の送信用超伝導フィルタに用いるために金属パッケージに実装した様子を示す概略図である。
超伝導デバイスは、MgO単結晶基板などの誘電体基板11と、MgO誘電体基板11の表面に超伝導材料で所定の形状に形成された超伝導共振器パターン12と、超伝導共振器パターン12の近傍に延びる信号入出力線(フィーダ)13と、フィーダ13の端部に外部コネクタとの接合のために設けた金属電極15と、MgO誘電体基板11の裏面に形成されたグランド用電極(グランド膜)14と、誘電体基板11に積層した第2の誘電体基板16と、積層誘電体基板16上に形成された円形または楕円形の導体パターン17を備える。
図4の例では、超伝導材料としてYBCO(Y−Ba−Cu−O系)材料を用い、超伝導共振器パターン12を、円形状の2次元回路パターン(ディスクパターン)として形成している。
なお、本明細書および特許請求の範囲において「2次元回路パターン」あるいは「2次元回路型のパターン」という場合は、ライン状(1次元)のパターンとは区別され、円形、楕円形、多角形などの平面回路パターンを意味するものとする。
ベースの誘電体基板11は、MgO単結晶基板以外に、3〜5GHzの周波数で8〜10の誘電率を有する任意の誘電体基板を用いることができる。
信号入出力用の電極15から超伝導共振器パターン12へ向かって延びるフィーダ13の一方は、信号入力として用いられ、他方は、信号出力として用いられる。
積層誘電体基板16は、比較的誘電率が高く、誘電損失が小さいものが望ましい。たとえば、MgO、LaAlO3、サファイア、CeO2、TiO2などを用いることができる。ベースの誘電体基板11よりも誘電率の大きい材料を用いることで、実効誘電率が高くなり、超伝導パターンの共振周波数が、低周波数側にシフトする。もとの共振周波数に戻すためには、超伝導共振器パターンを小さくする必要があり、結果として、超伝導デバイスの小型化に寄与することができる。積層誘電体基板16のサイズは、ベースの誘電体基板11と同等であるのが望ましい。
図5において、2次元回路型の超伝導デバイスを、表面に金メッキを施した金属パッケージ30に実装し、図示しない天板を取り付ける。金属パッケージ30には、入出力コネクタ31が固定されており、フィーダ13の端部につながる電極15と、入出力コネクタ31の中心導体が電気的に接合される。電気的な接合は、ワイヤ方式、テープ方式、ハンダ方式など、任意の方法を採用することができる。MgO誘電体基板11の裏面のベタ膜によるグランド電極14は、金属パッケージ30との電気的接続を向上させる。誘電体基板11と積層誘電体基板16を、押えバネ32で金属パッケージ30に実装する。
図4および5の例では、共振器パターン12と導体パターン17の間の直接接触してもよいが、誘電体を間に介すると、さらに特性の向上が期待できる。誘電体としては、誘電率の高い基板を用いているが、空気層を誘電体としてもよい。この場合、金属パッケージ30の蓋部(不図示)の誘電体基板11と対向する面に、導体パターン17を形成する、あるいは、底面に導体パターン17が形成された第2の誘電体基板を、空気層を介してベースの誘電体基板11と対向するように保持する、などの構成を採用することができる。
図6は、図4の超伝導デバイスを上方から見た図である。超伝導共振器パターン12と導体パターン17の位置関係の一例として、共振器パターンの中心に対して、2本のフィーダとほぼ対称の位置に、導体パターン17が設けられている。導体パターン17は、円形または楕円形であり、その直径(楕円形の場合は長径)は、実効波長の1/4(λ/4)以下である。導体パターン17の直径が大きいほど電流集中は緩和できるが、直径が大きくなりすぎると、ディスク共振のモード間のカップリングが強くなり、通過帯域内のリップルが増大してしまう。さらに、導体パターン自身が共振モードを発生し、それが本来のディスク共振モードを乱してしまう。このため、導体パターンの直径(楕円の場合は長径)は、実効波長の1/4以下とする。
また、導体パターン17の位置によって、中心周波数や互いの電磁界モードが干渉する度合い(カップリング)、即ち帯域幅が異なってくる。例えば、矢印Aで示すように、導体パターン17が共振パターンの外側へ離れると、カップリングが強くなり、帯域幅が増大する。矢印とは逆の方向、すなわち共振器パターン12の内側へ入り込んでくると、カップリングが弱く、帯域幅が狭くなる。デュアルモードを生じさせるためには、導体パターン17と共振器パターン12が同心円とならないように、導体パターン17の位置を適切に設定することによって、所望のカップリングを生じさせることができる。
このような超伝導デバイスを作製するには、例えば20×20×0.5mmのMgO単結晶基板11の両面に、レーザ蒸着法を用いてYBCO(Y−Ba−Cu−O系)薄膜を形成する。YBCO薄膜の膜厚は、フィルタ特性に応じて適宜選択されるが、たとえば、0.5μmである。片面側のYBCO薄膜を、フォトリソグラフィーの手法によりパターニングして、ディスク型の共振器パターン12と、フィーダ13を形成する。ディスク型共振器パターン12の直径は、上方に搭載される積層誘電体16にLaAlO3を用いた場合、12.8mm程度である。フィーダ13の端部に金属電極15を形成する。MgO単結晶基板11の他方の面のYBCO膜はベタ膜として残し、グランド電極14とする。
積層誘電体基板16は、例えば18×18×0.5mmのLaAlO3単結晶基板である。LaAlO3単結晶基板16の片側面に、リフトオフ法を用いて導体パターン17を形成する。導体パターンの形成は、あらかじめ片側面にベタ導体膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッチングにより行う方法も可能である。
導体パターン17の厚さは、表面抵抗を小さくするために、金属材料を用いる場合は表皮長以上の膜厚、超伝導材料を用いる場合は磁気侵入長以上の膜厚、とする。金属膜の場合は、真空蒸着法またはスパッタ法で形成する。超伝導膜とする場合は、レーザ蒸着法やスパッタ法、MBE法などで形成する。金属膜を用いる場合は、積層誘電体基板16との良好な密着を得るために、CrもしくはTiの密着層(不図示)を介して、Ag、Cu、Auのいずれかを含む導体パターン17を形成することとする。この場合、密着層は、その上部の導体層に比べて表面抵抗が大きいので、密着層の厚さを0.1μm以下とする。超伝導膜とする場合は、共振器ディスクパターン12と同一条件で成膜し、特性を合わせるのが望ましい。
これらを金属パッケージ30に実装して、共振器を完成させる。この際、図6に十字マークで示したように、誘電体基板11と積層誘電体基板16に、位置合わせマーク18を設けることとする。位置合わせマーク18を4隅に形成することで、共振器や導体、フィーダへの影響を最小限にすることができる。位置合わせマーク18の形成方法は、超伝導膜の場合は、共振器パターン12や導体パターン17、フィーダ13を形成する場合と同時に、エッチングの手法で行う。金属膜の場合、誘電体基板11上ではリフトオフ法で、積層誘電体基板16上ではリフトオフ法もしくはエッチング法で形成する。
図4〜6に例示される超伝導デバイスは、たとえば第4世代の移動通信へ適用することができ、4GHz帯で互いに直交する方向に2つの共振を有する構成を採用できる。導体パターン17が無い場合は、互いに完全直交した1つのモードの共振器であるが、導体パターン17を超伝導共振器パターン12の上方に設けることにより、一部直交が解かれ、互いにカップリングしたモードが発生する。ただし、導体パターン17と共振器パターン12が同心円の位置関係になる場合を除くとする。導体体パターン17が、楕円や長方形などxy軸に関して対称性がある場合は、その中心が共振器パターン12の中心と一致してもデュアルモードが発生する。導体パターン17の形状は、電流密度集中をより低減させる目的で、円形または楕円形が望ましい。
図7は、本発明の実施形態に係る超伝導デバイスを用いたときの、電流密度集中の低減効果を示す図である。低周波側f1、中心周波数f0、高周波数側f2のいずれにおいても、電流密度の集中がほとんどみられない。図において、共振器パターンおよび導体パターンの影の部分は、電流密度が比較的低い部分である。図3の従来の矩形ノッチを有する超伝導共振器パターン(上方は誘電体で覆われている)と比較して、電流密度の集中が大幅に低減されていることがわかる。
図8は、本発明の実施形態に係る超伝導デバイスの電流密度集中低減効果と、周波数特性を示すグラフである。電流密度集中の低減効果として、矩形ノッチ(通常カット)の超伝導デバイスと、誘電体を介して超伝導共振器パターン上に円形導体パターンを有する本実施形態の超伝導デバイスの最大電流密度を、周波数の関数で示す。従来の通常カットの最大電流密度は、白の四角でプロットされ、円形導体パターンを有する本実施形態の超伝導デバイスの最大電流密度は、黒の四角でプロットされている。また、本発明の実施形態に係る超伝導デバイスの周波数特性として、入力反射特性(S11)と、伝送特性(S21)を示している。
グラフから明らかなように、円形導体パターンを設けることによって、通常の矩形カットと比較して、最大電流密度が大幅に低減されることがわかる。また、S11特性で示されるように、4GHz帯域において、2つの共振の落ち込みが明確に存在し、デュアルモードフィルタあるいは2段フィルタとしての良好な周波数特性を示している。
図9および図10は、本発明の実施形態に係る超伝導デバイスの電力特性向上と歪特性向上をそれぞれ示すグラフである。電力特性および歪特性を測定するために、図5のような円形の導体パターンを有する共振器試料を準備し、これを金属デュワー内に実装した。デュワーをヘリウムガスで満たし、70〜80Kの温度範囲で、冷却・昇温を行った。各温度における共振カーブの測定は、図8の周波数特性に示すとおりである。同じ条件下で、RF電力特性として、耐電力性を測定するために、入出力電力測定を行った。また、歪特性を測定するため、1MHz隣接の2波を加え、共振器の非線形応答に起因する3次相互変調歪(IMD3)を測定した。
図9の耐電力性を示す許容電力IP値において従来の矩形ノッチを有する超伝導パターンに比べて大幅に向上しているのがわかる。
また、10の3次元相互変調歪(IMD3)の測定では、従来の矩形ノッチ入りの超伝導パターンと比較して、3次相互変調歪が大幅に改善されることが確認できる。
以上説明したように、本発明によれば、耐電力(許容電力)が向上し、歪を低減した超伝導デバイスが実現される。このような超伝導デバイスは、送信用共振器やフィルタ、アンテナに良好に適用され、移動通信や放送分野において、高性能な送受信フロントエンドを提供できる。
なお、特定の実施形態に基づいて本発明を説明してきたが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
たとえば、実施形態では超伝導材料としてYBCO薄膜を用いたが、任意の酸化物超伝導材料を用いることができる。たとえば、RBCO(R−Ba−Cu−O)系薄膜、すなわち、R元素としてY(イットリウム)に代えて、Nd、Sm、Gd、Dy、Hoを用いた超伝導材料を用いてもよい。また、BSCCO(Bi−Sr−Ca−Cu−O)系、PBSCCO(Pb−Bi−Sr−Ca−Cu−O)系、CBCCO(Cu−Bap−Caq−Cur−Ox、1.5<p<2.5、2.5<q<3.5、3.5<r<4.5)を超伝導材料に用いてもよい。
ベースの誘電体基板11は、MgO単結晶基板に限定されず、たとえば、LaAlO3基板、サファイア基板などを用いてもよい。
最後に、以上の説明に関して、以下の付記を開示する。
(付記1) 第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板上に超伝導材料で形成された2次元回路型の共振器パターンと、
前記共振器パターンの上方に位置し、前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせる導体パターンと
を有することを特徴とする超伝導デバイス。
(付記2) 前記導体パターンと前記共振器パターンの間に誘電体を有することを特徴とする付記1に記載の超伝導デバイス。
(付記3) 前記導体パターンは円形または楕円形であることを特徴とする付記1または2に記載の超伝導デバイス。
(付記4) 前記導体パターンの直径、あるいは楕円形の導体パターンの長径は、実効波長λの1/4以下であることを特徴とする付記3に記載の超伝導デバイス。
(付記5) 前記導体パターンは、酸化物超伝導材料で形成されることを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の超伝導デバイス。
(付記6) 前記導体パターンは、Ag、Cu、Auのいずれかを含むことを特徴とする付記1〜5いずれかに記載の超伝導デバイス。
(付記7) 前記導体パターンは、表皮長または磁気進入長以上の膜厚を有することを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の超伝導デバイス。
(付記8) 前記誘電体は、前記第1の誘電体基板上に積層される第2の誘電体基板であり、前記第1の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板は、それぞれ位置合わせマークを有することを特徴とする付記2に記載の超伝導デバイス。
(付記9) 前記第2の誘電体基板は、MgO、LaAlO3、サファイア、CeO2、TiO2のいずれかであることを特徴とする付記8に記載の超伝導デバイス。
(付記10) 前記第2の誘電体基板の厚さは、0.1〜1mmであることを特徴とする付記項8または9に記載の超伝導デバイス。
(付記11) 前記導体パターンは、前記第2の誘電体基板上に、CrもしくはTiの密着層を介して位置することを特徴とする付記8〜10のいずれかに記載の超伝導デバイス。
(付記12) 前記密着層の厚さは、0.1μm以下であることを特徴とする付記11に記載の超伝導デバイス。
(付記13) 前記第1の誘電体基板は、3〜5GHzの周波数帯で誘電率が9〜11であることを特徴とする付記1に記載の超伝導デバイス。
(付記14) 前記第1の誘電体基板の裏面に形成されるグランド膜と、前記共振器パターンに向かって延びる信号入出力線をさらに有し、前記共振器パターンは、4GHz帯で互いに直交する2つの共振を発生させることを特徴とする付記1に記載の超伝導デバイス。
(付記15) 記超伝導材料は、酸化物超伝導材料であることを特徴とする付記1に記載の超伝導デバイス。
(付記16) 前記位置合わせマークは、前記誘電体基板と第2の誘電体基板の4隅に設けられることを特徴とする付記8に記載の超伝導デバイス。
(付記17) 第1の誘電体基板上に、超伝導材料で所定の形状の共振器パターンを形成する工程と、
第2の誘電体基板上に、所定の形状の導体パターンを形成する工程と、
前記導体パターンが前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせるように、前記第2の誘電体基板を前記第1の誘電体基板上に搭載する工程と
を含む超伝導パターンの作製方法。
(付記18)
前記導体パターン形成工程は、前記第2の誘電体基板上に、前記所定の導体パターンとともに位置合わせマークをリフトオフ法により形成する工程を含むことを特徴とする付記17に記載の超伝導デバイスの作製方法。
移動通信システムに適用される従来の超伝導フィルタデバイスを説明するための図である。 従来のディスク型の超伝導パターンを有する共振器の図である。 従来のノッチ入りディスク型超伝導共振器パターンにおける電流密度の集中を示す図である。 本発明の一実施形態に係る超伝導デバイスの概略構成図である。 図4の超伝導デバイスを金属パッケージに実装した状態を示す概略構成図である。 図4の超伝導デバイスを上部から見た図であり、超伝導共振器パターンと、導体パターンの位置関係を示す図である。 本発明の超伝導デバイスの電流密度集中の低減効果を示す図である。 本発明の超伝導デバイスの電流密度集中の低減効果と周波数特性を示すグラフである。 本発明の超伝導デバイスの電力特性を示すグラフである。 本発明の超伝導デバイスの歪特性を示すグラフである。
符号の説明
10 超伝導フィルタ
11 誘電体基板
12 超伝導パターン(共振器パターン)
13 フィーダ(信号入出力線)
14 グランド膜
15 電極
16 積層誘電体(第2の誘電体基板)
17 導体パターン
18 位置合わせマーク
30 金属パッケージ
31 入出力コネクタ
32 押さえバネ

Claims (7)

  1. 第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板上に超伝導材料で形成された2次元回路型の共振器パターンと、
    前記共振器パターンの上方に位置し、前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせる導体パターンと、を有し、
    前記導体パターンは、円形または楕円形であって、
    前記円形の導体パターンの直径、または前記楕円形の導体パターンの長径は、実効波長λの1/4以下であり、
    前記導体パターンと前記共振器パターンの間に誘電体を有し、
    前記誘電体は、前記第1の誘電体基板に形成された前記共振器パターン上に積層される第2の誘電体基板であり、前記導体パターンは、前記第2の誘電体基板上に形成されており、前記第1の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板は、それぞれ位置合わせマークを有し、
    前記第2の誘電体基板の厚さは、0.1〜1mmであることを特徴とする超伝導デバイス。
  2. 第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板上に超伝導材料で形成された2次元回路型の共振器パターンと、
    前記共振器パターンの上方に位置し、前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせる導体パターンと、を有し、
    前記導体パターンは、円形または楕円形であって、
    前記円形の導体パターンの直径、または前記楕円形の導体パターンの長径は、実効波長λの1/4以下であり、
    前記導体パターンと前記共振器パターンの間に誘電体を有し、
    前記誘電体は、前記第1の誘電体基板に形成された前記共振器パターン上に積層される第2の誘電体基板であり、前記導体パターンは、前記第2の誘電体上に形成されており、前記第1の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板は、それぞれ位置合わせマークを有し、
    前記導体パターンは、前記第2の誘電体基板上に、CrもしくはTiの密着層を介して位置することを特徴とする超伝導デバイス。
  3. 前記導体パターンは、表皮長または磁気進入長以上の膜厚を有することを特徴とする請求項1または2に記載の超伝導デバイス。
  4. 第1の誘電体基板上に、超伝導材料で所定の形状の共振器パターンを形成する工程と、
    第2の誘電体基板上に、所定の形状の導体パターンを形成する工程と、
    前記導体パターンが前記共振器パターンに所望の帯域幅のカップリングを生じさせるように、前記第1の誘電体基板の前記共振器パターン上に、前記第2の誘電体基板を前記導体パターンが形成された面が上面になるように搭載する工程と
    を含む超伝導デバイスの製造方法。
  5. 前記導体パターン形成工程は、前記第2の誘電体基板上に、前記所定の導体パターンとともに位置合わせマークをリフトオフ法により形成する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の超伝導デバイスの製造方法。
  6. 前記位置合わせマークは、前記第1の誘電体基板と第2の誘電体基板の4隅に設けられることを特徴とする請求項5に記載の超伝導デバイスの製造方法。
  7. 前記導体パターンは、前記第2の誘電体基板上に、CrもしくはTiの密着層を介して形成されるものであることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の超伝導デバイスの製造方法。
JP2004303301A 2004-09-29 2004-10-18 超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法 Expired - Fee Related JP4587768B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004303301A JP4587768B2 (ja) 2004-10-18 2004-10-18 超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法
US11/233,074 US7558608B2 (en) 2004-09-29 2005-09-23 Superconducting device, fabrication method thereof, and filter adjusting method
US12/457,024 US7904129B2 (en) 2004-09-29 2009-05-29 Superconducting device with a disk shape resonator pattern that is adjustable in bandwidth

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004303301A JP4587768B2 (ja) 2004-10-18 2004-10-18 超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006115416A JP2006115416A (ja) 2006-04-27
JP4587768B2 true JP4587768B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=36383509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004303301A Expired - Fee Related JP4587768B2 (ja) 2004-09-29 2004-10-18 超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4587768B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4454589B2 (ja) * 2006-02-03 2010-04-21 富士通株式会社 超伝導フィルタデバイスおよびフィルタ特性調整方法
US7970447B2 (en) 2007-04-25 2011-06-28 Fujitsu Limited High frequency filter having a solid circular shape resonance pattern with multiple input/output ports and an inter-port waveguide connecting corresponding output and input ports
JP4789850B2 (ja) * 2007-04-27 2011-10-12 富士通株式会社 バンドパスフィルタおよびその作製方法
US7902945B2 (en) 2007-05-21 2011-03-08 Fujitsu Limited Dual mode ring resonator filter with a dual mode generating line disposed inside the ring resonator
JP2011146812A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フィルタ装置及びフィルタ方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253302A (ja) * 1988-08-18 1990-02-22 Mitsubishi Electric Corp マイクロストリツプアンテナ
US5136268A (en) * 1991-04-19 1992-08-04 Space Systems/Loral, Inc. Miniature dual mode planar filters
JPH04330805A (ja) * 1991-05-02 1992-11-18 Tdk Corp 誘電体トリプレートストリップ線路共振回路及びその製造方法
JP2972638B2 (ja) * 1996-05-24 1999-11-08 株式会社移動体通信先端技術研究所 超伝導平面回路の製造方法
JP3804481B2 (ja) * 2000-09-19 2006-08-02 株式会社村田製作所 デュアルモード・バンドパスフィルタ、デュプレクサ及び無線通信装置
JP2003087009A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Toshiba Corp 導波管ダイプレクサ及び導波管
WO2003075392A1 (en) * 2002-03-05 2003-09-12 Fujitsu Limited Resonator and filter
CN1310375C (zh) * 2003-03-28 2007-04-11 松下电器产业株式会社 高频电路元件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006115416A (ja) 2006-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1026772B1 (en) High-frequency circuit element
JPWO1995035584A1 (ja) 高周波回路素子
US7904129B2 (en) Superconducting device with a disk shape resonator pattern that is adjustable in bandwidth
JP2005333357A (ja) 超伝導フィルタ
JP4587768B2 (ja) 超伝導デバイス及び超伝導デバイスの製造方法
JP4707682B2 (ja) 超伝導デバイス
JP2006101187A (ja) 超伝導デバイス
JP4190480B2 (ja) 超伝導フィルタ装置
JPH0846413A (ja) 共振器及びその共振器を用いた高周波回路素子
JP4789850B2 (ja) バンドパスフィルタおよびその作製方法
JP4519031B2 (ja) 超伝導高周波デバイスとその作製方法、およびフィルタ調整方法
JP2010028787A (ja) デュアルモードフィルタ
US7565188B2 (en) Superconducting filter device having disk resonators embedded in depressions of a substrate and method of producing the same
JP4454589B2 (ja) 超伝導フィルタデバイスおよびフィルタ特性調整方法
KR101116784B1 (ko) 초전도 디스크 공진기, 그 제작 방법 및 유전율 이방성의평가 방법
JPH10224252A (ja) フィルタ回路
JP4769753B2 (ja) 超伝導フィルタデバイス
US20050256008A1 (en) Superconducting filter device
JP4125842B2 (ja) 高周波フィルタ
JP4469809B2 (ja) 超伝導フィルタデバイスおよびその作製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4587768

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees