JP4601201B2 - フレーム押さえ装置並びにワイヤボンディング方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置を製造するためのフレーム押さえ装置並びにワイヤボンディング方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体装置を製造するためのワイヤボンディング装置では、ボンディング時におけるリードフレーム等のフレーム部材のペレット搭載部(アイランド及びリード)の反り等の変形を矯正し、ボンディング精度の向上等を図るため、ボンディング作業位置に位置付けられたフレーム部材を支持ブロックに対し押さえ付けるフレーム押さえ部材を用いている。このとき、フレーム押さえ部材は、フレーム部材のペレット搭載部の被押さえ部に弾性を有して当接する押さえ部を備えるものとすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ペレット搭載部の列を多数設けた高密度フレーム部材に対し、その列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部の被押さえ部を同時に押さえ付ける多数の押さえ部をフレーム押さえ部材に設けようとすると、各押さえ部の寸法(弾性変形する腕の長さ等)を大きくとれず、各押さえ部は所望の弾性を確保できない。
【0004】
本発明の課題は、高密度フレーム部材の互いに近接するペレット搭載部の被押さえ部を確実に押さえ付けることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ペレット搭載部の列が複数設けられているフレーム部材を支持する支持ブロックと、フレーム部材を支持ブロックに対して押さえ付けるフレーム押さえ部材を有するフレーム押さえ装置において、フレーム押さえ部材がフレーム部材のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設けられた1つの窓部と、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部に弾性を有して当接する押さえ部とを有し、フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部の一部ずつを順に窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すようにしたものである。
【0006】
請求項2の発明は、ペレット搭載部の列が複数設けられているフレーム部材を支持する支持ブロックと、フレーム部材を支持ブロックに対して押さえ付けるフレーム押さえ部材を有するフレーム押さえ装置において、フレーム押さえ部材がフレーム部材の複数の各列毎のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設けられ、隣接する各列のそれぞれに対応するもの同士でそれらの列に沿う方向にずれて配置された複数の窓部と、窓部内に向かって突出し、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部に弾性を有して当接する押さえ部とを有し、フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部のうち、隣接する各列のそれぞれに対応するペレット搭載部同士でそれらの列に沿う方向にずれて位置するペレット搭載部の組を順に各窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すようにしたものである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記支持ブロックが、窓部に対応する位置にペレット搭載部を支持する支持凸部を有するようにしたものである。
【0008】
請求項4の発明は、ペレット搭載部の列が複数設けられているフレーム部材を支持する支持ブロックと、フレーム部材を支持ブロックに対して押さえ付けるフレーム押さえ部材を有するフレーム押さえ装置において、フレーム押さえ部材がフレーム部材の少なくとも一の列を隔てた複数の各列毎のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設けられた複数の窓部と、窓部内に向かって突出し、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部に弾性を有して当接する押さえ部とを有し、フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部のうち、少なくとも一の列を隔てた各列毎のペレット搭載部の組を順に各窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すようにしたものである。
【0009】
請求項5の発明は、請求項4の発明において更に、前記フレーム押さえ部材とフレーム部材とを、少なくともペレット搭載部の列に直交する方向に相対移動させる移動装置を有するようにしたものである。
【0013】
【作用】
請求項1の発明によれば下記(a)の作用がある。
(a)フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部の一部ずつを順に窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すものとなり、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部を押さえ付ける押さえ部をフレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部に対して1対1で設ける必要がなくなる。このため、各押さえ部の寸法を大きくとることができ、各押さえ部にペレット搭載部の被押さえ部に対する所望の弾性を確保できるから、高密度フレーム部材の互いに近接するペレット搭載部の被押さえ部を確実に押さえ付けることができる。
【0014】
請求項2の発明によれば下記(b)の作用がある。
(b)フレーム押さえ部材を構成するに際し、フレーム押さえ部材の窓部を、フレーム部材の列毎のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設け、隣接する列に対応するもの同士を列に沿う方向にずらして配置した。そして、フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部のうち、隣接する各列のそれぞれに対応するペレット搭載部同士でそれらの列に沿う方向にずれて位置するペレット搭載部の組を順に各窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すものにした。従って、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部を押さえ付ける押さえ部をフレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部に対して1対1で設ける必要がなくなる。このため、各押さえ部の寸法を大きくとることができ、各押さえ部にペレット搭載部の被押さえ部に対する所望の弾性を確保できるから、高密度フレーム部材の互いに近接するペレット搭載部の被押さえ部を確実に押さえ付けることができる。
【0015】
請求項3の発明によれば下記(c)の作用がある。
(c)支持ブロックが、窓部に対応する位置にペレット搭載部を支持する支持凸部を有するものとしたから、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部に対応する多数の支持凸部を設ける必要がなくなり、フレーム部材を支持する支持ブロックの支持面の加工が容易になる。
【0016】
請求項4の発明によれば下記(d)の作用がある。
(d)フレーム押さえ部材を構成するに際し、フレーム押さえ部材の窓部を、フレーム部材の少なくとも一の列を隔てた列毎のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設けた。そして、フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部のうち、少なくとも一の列を隔てた各列毎のペレット搭載部の組を順に各窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すものにした。従って、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部を押さえ付ける押さえ部をフレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部に対して1対1で設ける必要がなくなる。このため、各押さえ部の寸法を大きくとることができ、各押さえ部にペレット搭載部の被押さえ部に対する所望の弾性を確保できるから、高密度フレーム部材の互いに近接するペレット搭載部の被押さえ部を確実に押さえ付けることができる。
【0017】
請求項5の発明によれば下記(e)の作用がある。
(e)移動装置により、上述(d)のフレーム押さえ部材とフレーム部材とを相対移動させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態のワイヤボンディング装置とフレーム押さえ装置を示す模式図、図2はフレーム押さえ装置を示す平面図、図3は図2におけるフレーム押さえ部材を示す平面図、図4は図1における支持ブロックを示す模式図、図5は第2実施形態のフレーム押さえ装置を示す平面図、図6は図5におけるフレーム押さえ部材を示す平面図、図7は第2実施形態で用いられる図4に相当する支持ブロックを示す模式図、図8は第3実施形態のフレーム押さえ装置を示す平面図、図9は第4実施形態のフレーム押さえ装置を示す平面図、図10は従来例の支持ブロックを示す模式図である。
【0021】
(第1実施形態)(図1〜図4)
ワイヤボンディング装置10は、図1に示す如く、フレーム部材1のペレット搭載部1A(アイランド)に搭載された半導体ペレット2の電極上のボンディング点と、フレーム部材1のリード1B上のボンディング点とを、ワイヤにより電気的に接続するものである。
【0022】
ワイヤボンディング装置10は、不図示のフレーム送り装置を用いてフレーム部材1を搬送案内する一対のガイドレール11を有し、このガイドレール11の側方に、ガイドレール11によるフレーム部材1の送り方向及びこれに直交する方向に移動自在なXYテーブル12が配置され、このXYテーブル12にボンディングヘッド13が搭載されている。
【0023】
ボンディングヘッド13は、そのヘッドフレーム13Aに、ワイヤを挿通するキャピラリ14を先端部に装着したボンディングアーム15と、トーチ電極(不図示)とを支持して構成される。このボンディングアーム15は、ボンディングアーム揺動モータ15Aにより上下方向に揺動させられる。また、トーチ電極は、放電時に不図示のトーチ駆動装置により、その先端部がキャピラリ14の直下に位置させられる。また、一対のガイドレール11の間には、キャピラリ14の直下のボンディング作業位置にヒータブロックを構成する支持ブロック17が設置される。
【0024】
ボンディングヘッド13のヘッドフレーム13Aにはカメラ20が固定支持される。カメラ20は、キャピラリ14の上方に配置され、フレーム部材1上の半導体ペレット2を撮像し、それらの電極の位置検出(必要によりフレーム部材1のリードの位置も検出)に用いられる。カメラ20で撮像された画像は画像処理装置21へ出力される。
【0025】
画像処理装置21は、カメラ20の取り込んだ画像の画像処理を行なう。そして、この処理画像は、制御装置23の記憶部に記憶される。制御装置23は、記憶部に記憶させたカメラ20の検出画像情報データと予め記憶部に設定してある基準画像データに基づき、公知のパターンマッチング手法等にて半導体ペレット2の位置ずれを検出(必要によりフレーム部材1のリードの位置ずれも検出)する。
【0026】
制御装置23は、ボンディング作動時に、XYテーブル12のXテーブル駆動モータ12A、Yテーブル駆動モータ12B、ボンディングアーム15の揺動モータ15A及び画像処理装置21を制御する。即ち、制御装置23は、XYテーブル12を制御してカメラ20を移動させ、また、画像処理装置21を制御し、半導体ペレット2の位置ずれを検出し(必要によりフレーム部材1のリードの位置ずれも検出)、更に、XYテーブル12及びボンディングアーム15を制御し、キャピラリ14により、フレーム部材1と半導体ペレット2のボンディング点、即ちフレーム部材1のリードと半導体ペレット2の電極とをワイヤボンディングする。
【0027】
しかるに、ワイヤボンディング装置10は、ボンディング作業位置に位置付けられた、全2列のペレット搭載部1Aを備えたフレーム部材1を支持ブロック17に対して押さえ付けるフレーム押さえ部材31を有するフレーム押さえ装置30を備える。フレーム押さえ装置30は、昇降装置32によりフレーム押さえ部材31を昇降し、フレーム押さえ部材31をフレーム部材1の上方に離隔する待機位置と、フレーム部材1を支持ブロック17に対して押し付ける押圧位置とに切換え設定される。
【0028】
フレーム押さえ部材31は、図1〜図3に示す如く、フレーム部材1の列毎(この列はフレーム部材1の送り方向に沿う列、全2列)のペレット搭載部1Aに対応して該ペレット搭載部1Aを囲むように設けられ、隣接する列に対応するもの同士で列に沿う方向にずれて配置された2つの窓部31A、31Bを有する。フレーム押さえ部材31がフレーム部材1を押さえ付けた状態で、各窓部31A、31Bはそれぞれ4個のペレット搭載部1Aを囲む。また、フレーム押さえ部材31は、窓部31A(31B)内に向かって突出し、窓部31A(31B)に囲まれた各ペレット搭載部1Aの被押さえ部に弾性を有して当接する片持ち腕状の押さえ部33(ペレット搭載部1Aに対する押さえ部33Aとリード1Bに対する押さえ部33B)を有する。そして、フレーム押さえ装置30は、フレーム押さえ部材31とフレーム部材1との該フレーム部材1の前記列に沿う方向の相対移動(支持ブロック17のフレーム支持面に沿う方向)により、フレーム部材1のペレット搭載部1Aの全てが窓部31A、31Bに対応して該窓部31A、31Bに囲まれるように窓部31A、31Bを配置した。フレーム押さえ部材31とフレーム部材1の相対移動は、フレーム部材1をフレーム送り装置により移動して行なう。但し、フレーム押さえ部材31を移動装置により移動しても良い。
【0029】
このとき、本実施形態のフレーム部材1は、ペレット搭載部1Aとリード1Bを図4(B)に示す如くに凸状にしており、支持ブロック17は、フレーム押さえ部材31の窓部31A、31Bに対応する位置に、ペレット搭載部1A、リード1Bを支持する支持凸部17Aを有する(図4)。フレーム部材1の2例(各列8個)のペレット搭載部1A、リード1Bに対し、従来の支持ブロック17であれば図10(A)に示す如くの16個の支持凸部17Aを設ける必要があったのに対し、本実施形態の支持ブロック17では図4(A)に示す如くの8個の支持凸部17Aで足りる。
【0030】
従って、フレーム押さえ装置30を用いたワイヤボンディング装置10のワイヤボンディング方法は以下の如くなされる。
【0031】
(1)フレーム送り装置により、フレーム部材1を支持ブロック17に対して位置合わせする。
【0032】
(2)上述(1)のフレーム部材1の各列のペレット搭載部1Aをフレーム押さえ部材31の窓部31A、31Bに対応させて位置付け、昇降装置32により押下される押さえ部33によってフレーム部材1を支持ブロック17に対して押さえ付ける。
【0033】
(3)ボンディングヘッド13により、フレーム押さえ部材31の窓部31A、31Bを介して、ペレット搭載部1Aの半導体ペレット2に対するワイヤボンディングを行なう。尚、ワイヤボンディングは、ボンディングヘッド13を搭載するXYテーブル12を移動させることで、今回窓部31A、31Bに対応して位置付けられた全ての半導体ペレット2に対して行なわれる。
【0034】
(4)上述(3)のワイヤボンディング工程の後、フレーム押さえ部材31を上昇させ、そしてフレーム送り装置により、フレーム部材1の各列に沿う他のペレット搭載部1Aをフレーム押さえ部材31の窓部31A、31Bに位置付け、昇降装置32により押下される押さえ部33によってフレーム部材1を支持ブロック17に対して再び押さえ付け、ボンディングツール13により新たなペレット搭載部1Aの半導体ペレット2に対するワイヤボンディングを行なう。
【0035】
本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼フレーム押さえ部材31を構成するに際し、フレーム押さえ部材31の窓部31A、31Bを、フレーム部材1の列毎のペレット搭載部1Aに対応して該ペレット搭載部1Aを囲むように設け、隣接する列に対応するもの同士を列に沿う方向にずらして配置した。そして、フレーム押さえ部材31とフレーム部材1との相対移動により、フレーム部材1のペレット搭載部1Aの全てが、フレーム押さえ部材31の窓部31A、31Bに対応して該窓部31A、31Bに囲まれるように窓部31A、31Bを配置した。従って、フレーム押さえ部材31は、フレーム部材1の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部1Aのうち、隣接する列に対応するペレット搭載部1A同士で列に沿う方向にずれて位置するペレット搭載部1Aの組を順に窓部31A、31Bで囲んで押さえ付ける作業を繰り返すものとなり、窓部31A、31Bに囲まれたペレット搭載部1Aの被押さえ部を押さえ付ける押さえ部33をフレーム部材1の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部1Aに対して1対1で設ける必要がなくなる。このため、各押さえ部33の寸法を大きくとることができ、各押さえ部33にペレット搭載部1Aの被押さえ部に対する所望の弾性を確保できるから、高密度フレーム部材1の互いに近接するペレット搭載部1Aの被押さえ部を確実に押さえ付けることができる。
【0036】
▲2▼支持ブロック17が、窓部31A、31Bに対応する位置にペレット搭載部1Aを支持する支持凸部を有するものとしたから、フレーム部材1の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部1Aに対応する多数の支持凸部17Aを設ける必要がなくなり、フレーム部材1を支持する支持ブロックの支持面の加工が容易になる。
【0037】
▲3▼高密度フレーム部材1のペレット搭載部1Aの反り等の変形を矯正して確実に支持ブロック17に押さえ付けることができ、ボンディング精度を向上できる。
【0038】
(第2実施形態)(図5〜図7)
第2実施形態のフレーム押さえ装置40が第1実施形態のフレーム押さえ装置30と異なる点は、フレーム押さえ部材41が図5、図6に示す如く、全4列の列毎のペレット搭載部1Aに対応する4つの窓部41A〜41Dを有し、フレーム押さえ部材41の押さえ部42(ペレット搭載部1Aに対する押さえ部42A、リード1Bに対する押さえ部42B)がフレーム部材1を押さえ付けた状態で、各窓部41A〜41Dがそれぞれ2個のペレット搭載部1Aを囲むように構成したことにある。
【0039】
また、フレーム押さえ装置40を用いたワイヤボンディング装置10でも、支持ブロック17が、フレーム押さえ部材41の窓部41A〜41Dに対応する位置に、ペレット搭載部1A、リード1Bを支持する支持凸部17Aを有する(図7)。フレーム部材1の4列(各列8個)のペレット搭載部1A、リード1Bに対し、従来の支持ブロック17では図10(B)に示す如くの32個の支持凸部17Aを設ける必要があったのに対し、本実施形態の支持ブロック17では図7(A)に示す如くの8個の支持凸部17Aで足りる。
【0040】
(第3実施形態)(図8)
第3実施形態のフレーム押さえ装置50が第1実施形態のフレーム押さえ装置30と異なる点は、図8に示す如く、フレーム部材1の送り方向に直交する方向に沿う方向に列を定め、フレーム押さえ部材51がフレーム部材1の少なくとも一の列(本実施形態では2列)を隔てた列毎(全3列)のペレット搭載部1Aに対応して該ペレット搭載部1Aを囲むように設けられた3つの窓部51A〜51Cと、窓部51A〜51C内に向かって突出し、窓部51A〜51Cに囲まれたペレット搭載部1Aの被押さえ部に弾性を有して当接する片持ち腕状の押さえ部52(ペレット搭載部1Aに対する押さえ部52A、リード1Bに対する押さえ部52B)を有する。そして、フレーム押さえ装置50は、フレーム押さえ部材51をペレット搭載部1Aの列に直交する方向に移動させることができる移動装置を有し、この移動装置と、フレーム送り装置によるフレーム押さえ部材51とフレーム部材1の相対移動により、フレーム部材1のペレット搭載部1Aの全てが窓部51A〜51Cに対応して窓部51A〜51Cに囲まれるように窓部51A〜51Cを配置した。
【0041】
従って、ペレット押さえ装置50を用いたワイヤボンディング装置10のワイヤボンディング方法は以下の如くなされる。
【0042】
(1)フレーム送り装置により、フレーム部材1を支持ブロック17に対して位置合わせする。
【0043】
(2)フレーム押さえ部材51の窓部51A〜51Cをフレーム部材1の各列のペレット搭載部1Aに対応する位置に位置付け、押さえ部52にてフレーム部材1を支持ブロック17に対して押さえ付ける。
【0044】
(3)フレーム押さえ部材51の窓部51A〜51Cを介して、ボンディングツール13により、ペレット搭載部1Aに搭載された半導体ペレット2に対してワイヤボンディングを行なう。
【0045】
(4)上述(3)のワイヤボンディング工程ののち、フレーム押さえ部材51を上昇させ、移動装置を用いて、フレーム押さえ部材51の窓部51A〜51Cをフレーム部材1の各列に相隣る他の列のペレット搭載部1Aに対応する位置に位置付け、押さえ部52にてフレーム部材1を支持ブロック17に対して再び押さえ付け、ボンディングツール13により新たなペレット搭載部1Aの半導体ペレット2に対するボンディングを行なう。
【0046】
ここで、図8において、窓部51Aおよび窓部51B、窓部51Bおよび窓部51Cは、それぞれ2列のペレット搭載部1Aを隔てて配置されているので、上述(4)の工程を2回行なう毎に、フレーム押さえ部材15を上述(4)の工程による送りとは反対方向にペレット搭載部1Aの2列分移動させて元の位置に位置付けるとともに、フレーム送り装置によりフレーム部材1をペレット搭載部1Aの9列分送るものとする。
【0047】
本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼フレーム押さえ部材51を構成するに際し、フレーム押さえ部材51の窓部51A〜51Cを、フレーム部材1の少なくとも一の列を隔てた列毎のペレット搭載部1Aに対応して該ペレット搭載部1Aを囲むように設けた。そして、フレーム押さえ部材51とフレーム部材1との相対移動により、フレーム部材1のペレット搭載部1Aの全てが、フレーム押さえ部材51の窓部51A〜51Cに対応して該窓部51A〜51Cに囲まれるように窓部51A〜51Cを配置した。従って、フレーム押さえ部材51は、フレーム部材1の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部1Aのうち、少なくとも一の列を隔てた列毎のペレット搭載部1Aの組を順に窓部51A〜51Cで囲んで押さえ付ける作業を繰り返すものとなり、窓部51A〜51Cに囲まれたペレット搭載部1Aの被押さえ部を押さえ付ける押さえ部52をフレーム部材1の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部1Aに対して1対1で設ける必要がなくなる。このため、各押さえ部52の寸法を大きくとることができ、各押さえ部52にペレット搭載部1Aの被押さえ部に対する所望の弾性を確保できるから、高密度フレーム部材1の互いに近接するペレット搭載部1Aの被押さえ部を確実に押さえ付けることができる。
【0048】
▲2▼移動装置により、上述▲1▼のフレーム押さえ部材51とフレーム部材1とを相対移動させることができる。
【0049】
▲3▼高密度フレーム部材1のペレット搭載部1Aの反り等の変形を矯正して確実に支持ブロックに押さえ付けることができ、ボンディング精度を向上できる。
【0050】
(第4実施形態)(図9)
第4実施形態のフレーム押さえ装置60が第1実施形態のフレーム押さえ装置30と異なる点は、図9に示す如く、フレーム部材1の送り方向に直交する方向に沿う方向に列を定め、フレーム押さえ部材61がフレーム部材1の唯一の列の唯一のペレット搭載部1Aに対応して該ペレット搭載部1Aを囲むように設けられた1つの窓部61Aと、窓部61A内に向かって突出し、窓部61Aに囲まれたペレット搭載部1Aの被押さえ部に弾性を有して当接する片持ち腕状の押さえ部62(ペレット搭載部1Aに対する押さえ部62A、リード1Bに対する押さえ部62B)を有する。そして、フレーム押さえ装置60は、フレーム押さえ部材61をペレット搭載部1Aの列に沿う方向に移動させる移動装置を有し、この移動装置とフレーム送り装置によるフレーム押さえ部材61とフレーム部材1の相対移動により、フレーム部材1のペレット搭載部1Aの全てが窓部61Aに対応して窓部61Aに囲まれるように窓部61Aを配置した。
【0051】
従って、フレーム押さえ装置60を用いたワイヤボンディング装置10のワイヤボンディング方法は以下の如くなされる。
【0052】
(1)フレーム送り装置により、フレーム部材1を支持ブロック17に対して位置合わせする。
【0053】
(2)フレーム押さえ部材61の窓部61Aをフレーム部材1の一の列の一のペレット搭載部1Aに対応する位置に位置付け、押さえ部62にてフレーム部材1を支持ブロック17に対して押さえ付ける。
【0054】
(3)フレーム押さえ部材61の窓部61Aを介して、ボンディングツール13により、ペレット搭載部1Aに搭載された半導体ペレット2に対してワイヤボンディングを行なう。
【0055】
(4)上述(3)のワイヤボンディング工程ののち、フレーム押さえ部材61を上昇させ、移動装置を用いて、フレーム押さえ部材61の窓部61Aを同じ列の隣接するペレット搭載部1Aに対応する位置に位置付け、押さえ部62にてフレーム部材1を支持ブロック17に対して押さえ付け、ボンディングツール13により新たなペレット搭載部1Aの半導体ペレット2に対するボンディングを行なう。
【0056】
そして、一の列のペレット搭載部1A全てについてのボンディングが完了したら、フレーム送り装置にてフレーム部材1をペレット搭載部1Aの一列分送り、隣接する列の一のペレット搭載部1Aと窓部61Aとを対応させる。以下上述と同様の手順によりペレット搭載部1Aの半導体ペレット2に対するボンディングを行なう。
【0057】
本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼フレーム部材1の一の列の一のペレット搭載部1Aに対応する窓部61Aを有するフレーム押さえ部材61を移動装置により移動させ、フレーム部材1のペレット搭載部1Aを支持ブロック17に押さえ付けることができる。
【0058】
▲2▼高密度フレーム部材1のペレット搭載部1Aの反り等の変形を矯正して確実に支持ブロックに押さえ付けることができ、ボンディング精度を向上できる。
【0059】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、高密度フレーム部材の互いに近接するペレット搭載部の被押さえ部を確実に押さえ付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は第1実施形態のワイヤボンディング装置とフレーム押さえ装置を示す模式図である。
【図2】 図2はフレーム押さえ装置を示す平面図である。
【図3】 図3は図2におけるフレーム押さえ部材を示す平面図である。
【図4】 図4は図1における支持ブロックを示す模式図である。
【図5】 図5は第2実施形態のフレーム押さえ装置を示す平面図である。
【図6】 図6は図5におけるフレーム押さえ部材を示す平面図である。
【図7】 図7は第2実施形態に用いられる図4に相当する支持ブロックを示す模式図である。
【図8】 図8は第3実施形態のフレーム押さえ装置を示す平面図である。
【図9】 図9は第4実施形態のフレーム押さえ装置を示す平面図である。
【図10】 図10は従来例の支持ブロックを示す模式図である。
【符号の説明】
1 フレーム部材
1A ペレット搭載部
10 ワイヤボンディング装置
13 ボンディングヘッド
17 支持ブロック
17A 支持凸部
30、40、50、60 フレーム押さえ装置
31、41、51、61 フレーム押さえ部材
31A、31B、41A〜41D、51A〜51C、61A 窓部
33、42、52、62 押さえ部
Claims (5)
- ペレット搭載部の列が複数設けられているフレーム部材を支持する支持ブロックと、
フレーム部材を支持ブロックに対して押さえ付けるフレーム押さえ部材を有するフレーム押さえ装置において、
フレーム押さえ部材がフレーム部材のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設けられた1つの窓部と、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部に弾性を有して当接する押さえ部とを有し、
フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部の一部ずつを順に窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すことを特徴とするフレーム押さえ装置。 - ペレット搭載部の列が複数設けられているフレーム部材を支持する支持ブロックと、
フレーム部材を支持ブロックに対して押さえ付けるフレーム押さえ部材を有するフレーム押さえ装置において、
フレーム押さえ部材がフレーム部材の複数の各列毎のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設けられ、隣接する各列のそれぞれに対応するもの同士でそれらの列に沿う方向にずれて配置された複数の窓部と、
窓部内に向かって突出し、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部に弾性を有して当接する押さえ部とを有し、
フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部のうち、隣接する各列のそれぞれに対応するペレット搭載部同士でそれらの列に沿う方向にずれて位置するペレット搭載部の組を順に各窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すことを特徴とするフレーム押さえ装置。 - 前記支持ブロックが、窓部に対応する位置にペレット搭載部を支持する支持凸部を有する請求項2に記載のフレーム押さえ装置。
- ペレット搭載部の列が複数設けられているフレーム部材を支持する支持ブロックと、
フレーム部材を支持ブロックに対して押さえ付けるフレーム押さえ部材を有するフレーム押さえ装置において、
フレーム押さえ部材がフレーム部材の少なくとも一の列を隔てた複数の各列毎のペレット搭載部に対応して該ペレット搭載部を囲むように設けられた複数の窓部と、窓部内に向かって突出し、窓部に囲まれたペレット搭載部の被押さえ部に弾性を有して当接する押さえ部とを有し、
フレーム押さえ部材は、フレーム押さえ部材とフレーム部材との相対移動により、フレーム部材の列に沿う方向と列に直交する方向の両方で近接する全てのペレット搭載部のうち、少なくとも一の列を隔てた各列毎のペレット搭載部の組を順に各窓部で囲んで押さえ付ける作業を繰り返すことを特徴とするフレーム押さえ装置。 - 前記フレーム押さえ部材とフレーム部材とを、少なくともペレット搭載部の列に直交する方向に相対移動させる移動装置を有する請求項4に記載のフレーム押さえ装置。
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