JP4614873B2 - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステッピングモータの駆動を制御するモータ制御装置及びこのモータ制御装置を備えた画像形成装置に関する。
電子機器の内部に設置される各種ローラなどの回転部材を回転させるために、電子機器の内部にDCモータやステッピングモータが設置されている。例えば、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、定着ユニットを通過した記録紙を装置外部に排出するための一対の排紙ローラを回転させるためにステッピングモータが設置されている。
ステッピングモータを駆動させるにあたっては、図5に示すように、まず、ステッピングモータに自起動周波数fAが与えられる。すると、この駆動周波数の大きさに応じたトルクがステッピングモータに発生し、ステッピングモータの駆動力が排紙ローラに伝達される。そして、ステッピングモータに自起動周波数fAが与えられた直後からタイマ制御によるステッピングモータのスローアップが行われ、このステッピングモータに与えられる駆動周波数が増加してゆく。
また、このステッピングモータに自起動周波数fAが与えられた後、時間が経過するにつれて、一対の排紙ローラが接触する面に作用する静止摩擦力が増加してゆく。そして、一対の排紙ローラが接触する面に作用する摩擦力が最大静止摩擦力から動摩擦力に変化したところで排紙ローラの回転が開始される。即ち、タイマ制御によるステッピングモータのスローアップが行われている最中で、ステッピングモータに自起動周波数fAよりも高い駆動周波数が与えられているときに、排紙ローラの回転が開始される。
その後、図5に示すように、時間TAにおいて、ステッピングモータの駆動周波数が目標周波数fBと等しくなったことが確認されると、ステッピングモータのスローアップが停止され、これ以降は、ステッピングモータに目標周波数fBが継続して与えられる。
また、ステッピングモータの駆動を制御する装置として、給紙ローラ及び一対のローラから成る分離搬送部を回転させるステッピングモータの駆動周波数を給紙ローラによる給紙開始時から一定時間だけ低くして十分なトルクを発生させ、その後は、ステッピングモータの駆動周波数を高くして記録紙の送り速度を速くすることにより、消費電力の低減を図ることのできる給紙装置が提案されている(特許文献1参照)。
この給紙装置では、ステッピングモータに自起動周波数が与えられた直後からステッピングモータのスローアップが開始される。そして、自起動周波数から目標周波数である350PPSまで、ステッピングモータに与えられる駆動周波数が連続的に、または段階的に増加してゆく。
特開2001−39551号公報
このように、上記給紙装置では、ステッピングモータに自起動周波数が与えられた直後からステッピングモータのスローアップが開始される。このため、上述のように、ステッピングモータのスローアップが行われている最中で、ステッピングモータに自起動周波数よりも高い駆動周波数が与えられているときに、給紙ローラ及び一対のローラの回転が開始される。
ここで、給紙ローラは、当該給紙ローラと記録紙とが接触する面に作用する摩擦力が最大静止摩擦力から動摩擦力に変化したときに、その回転が開始される。また、一対のローラは、当該一対のローラが互いに接触する面に作用する摩擦力が最大静止摩擦力から動摩擦力に変化したときに、その回転が開始される。よって、これらのローラの回転が開始される直前の大きな静止摩擦力がステッピングモータの負荷となり、これらのローラの回転が開始されるときの摩擦力の急激な変化によりスローアップ中にステッピングモータが脱調を起こすおそれがある。特に、これらのローラとステッピングモータとを介するギアの数が多くなればなる程、スローアップ中にステッピングモータが脱調を起こす危険性が高まる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ステッピングモータの脱調を確実に防止することのできるモータ制御装置及びこのモータ制御装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のモータ制御装置は、ステッピングモータに与える駆動周波数を制御する周波数制御手段を備えるモータ制御装置において、前記ステッピングモータの駆動力を得て回転する回転部材の回転が開始されたことを検出する回転検出手段と、前記回転検出手段より出力される検知信号に基づきステッピングモータのスローアップの開始を判定するスローアップ起動判定手段と、を備え、前記周波数制御手段により前記ステッピングモータに自起動周波数が与えられた後、前記スローアップ起動判定手段によりスローアップの開始が判定されるまでは、前記ステッピングモータに自起動周波数を継続して与え、前記スローアップ起動判定手段によりスローアップの開始が判定されたときに、前記ステッピングモータのスローアップを開始し、前記スローアップの開始からの経過時間に対応して前記ステッピングモータの駆動周波数を順次増加させることにより、前記周波数制御手段によって前記ステッピングモータに与える駆動周波数を自起動周波数より目標周波数まで増加させる制御を行うことを特徴とする。

このように構成されたモータ制御装置において、前記回転検出手段は、前記回転部材の回転軸に取り付けられる複数のスリットが形成されたパルス板と、前記パルス板の前記スリットを通過した光を受光する回転検出センサと、から成り、前記回転検出センサより出力される信号の変化に応じて、前記回転部材の回転が開始されたことを検出する。尚、この回転検出手段は、一般的なロータリエンコーダと同様に構成されている。このようにして回転検出手段を構成することにより、回転部材の回転が開始されたことを容易に検出できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、上述の何れかのモータ制御装置と、記録紙に熱を与えることで記録紙に付着したトナーを当該記録紙に定着させる定着ユニットと、前記定着ユニットを通過した記録紙を排出するための排紙ローラと、前記排紙ローラに与える駆動力を発生するステッピングモータと、を備えており、前記排紙ローラが前記回転部材を構成することを特徴とする。
本発明によれば、ステッピングモータの駆動力を得て回転する回転部材の回転が開始されるときに回転部材どうしが互いに接触する面、或いは回転部材と他の部材とが接触する面に作用する摩擦力が急激に変化しても、回転部材の回転が開始され、ステッピングモータにかかる負荷が安定した後にステッピングモータのスローアップを開始するため、ステッピングモータの脱調を確実に防止することができる。特に、回転部材とステッピングモータとがギアを介して接続されている場合にも、ステッピングモータの脱調を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の実施形態では、本発明のモータ制御装置を画像形成装置に適用した場合について説明する。
《発明の実施形態》
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、感光体ドラム10と、この感光体ドラム10の表面全体を帯電させる帯電ユニット20と、感光体ドラム10の表面にレーザ光を照射するレーザスキャナユニット30と、感光体ドラム10の表面に形成される静電潜像にトナー41を付着させることで現像を行う現像ユニット40と、感光体ドラム10の表面に付着したトナー41を記録紙に転写する転写ユニット50と、記録紙に転写されたトナー41を記録紙に定着させる定着ユニット60と、定着ユニット60で生じる熱を画像形成装置の外部へ放熱することで画像形成装置の内部を冷却する冷却用ファン70と、を備えている。
また、図1に示すように、この画像形成装置には、多数の記録紙が収容される給紙カセット71と、給紙カセット71から記録紙を送り出す給紙ローラ72と、給紙ローラ72から送り出された記録紙を搬送する搬送ローラ73と、搬送ローラ73を通過した記録紙の向きを矯正すると共に記録紙が搬送されるタイミングを調整する一対のレジストローラ74と、一対のレジストローラ74から感光体ドラム10へ記録紙を搬送すると共に感光体ドラム10を通過した記録紙を定着ユニット60へ搬送する搬送ガイド75と、定着ユニット60を通過した記録紙を画像形成装置の外部へ排出するための複数(図1では2個)の一対の排紙ローラ76と、排紙ローラ76を通って画像形成装置の外部へ排出された記録紙が載置される排紙トレイ77と、記録紙の搬送ルートにおける定着ユニット60の下流側に設置されると共に記録紙の先端部分を検知する先端検知センサ78と、が設置されている。
このような構成の画像形成装置において、帯電ユニット20は、図1に示す帯電ローラ21を備えており、この帯電ローラ21は感光体ドラム10に近接する位置に設置されると共に、帯電した帯電ローラ21の放電によって感光体ドラム10の表面を負に帯電させる。また、図1に示すように、レーザスキャナユニット30は、感光体ドラム10へ向けて半導体レーザ(不図示)からレーザ光を照射するものであり、感光体ドラム10のうちレーザ光が照射された部分の電圧を低下させることでこの部分に静電潜像を形成する。
また、図1に示すように、現像ユニット40は、感光体ドラム10の近傍に設置されており、その内部にトナー41が収容されると共にトナー41を感光体ドラム10へ供給するための現像ローラ42を備えている。そして、現像ユニット40は、感光体ドラム10の表面に形成された静電潜像にトナー41を付着させることで現像を行う。また、転写ユニット50は、図1に示す転写ローラ51を備えており、この転写ローラ51と感光体ドラム10との間に記録紙を挟むニップ部が形成されている。そして、転写ユニット50は、このニップ部を記録紙が通過する際に、正に帯電した転写ローラ51に感光体ドラム10に付着したトナー41を引き寄せることでこのトナー41を記録紙に転写する。
更に、図1に示すように、定着ユニット60は、定着ローラ61と、定着ローラ61の内部に設置されると共にこの定着ローラ61を加熱するための定着ヒータ62と、定着ローラ61と圧接する加圧ローラ63と、を備えており、定着ローラ61と加圧ローラ63との間に記録紙を挟むニップ部が形成されている。そして、定着ユニット60は、このニップ部を記録紙が通過する際に、定着ローラ61の熱によって記録紙に転写されたトナー41を溶解させると共に加圧ローラ63によって記録紙に圧力を加えることでトナー41を記録紙に定着させる。
また、図2に示すように、本実施形態の画像形成装置は、装置全体の動作を制御するエンジンコントローラ80と、排紙ローラ76を回転させるために用いられるステッピングモータ81と、ステッピングモータ81の駆動を制御するモータ駆動ドライバ82と、ステッピングモータ81の駆動力を得て回転する排紙ローラ76の回転を検出する回転検出部材としての回転検出ユニット90と、上述の先端検知センサ78と、を備えている。
このような構成の画像形成装置において、エンジンコントローラ80は、モータ駆動ドライバ82を制御するCPU(Central Processing Unit)83と、CPU83が制御を実行する際にワーク領域として用いられるRAM(Random Access Memory)84と、CPU83が実行する各種制御プログラムや各種データ等が格納されるROM(Read Only Memory)85と、を備えている。
そして、CPU83は、ステッピングモータ81に与える駆動周波数を制御する周波数制御手段86と、回転検出ユニット90より出力される検知信号に基づきステッピングモータ81のスローアップの開始を判定するスローアップ起動判定手段87と、スローアップの開始後にステッピングモータ81が所定の駆動周波数に設定されてからの経過時間を計時するタイマ(不図示)と、を備えている。また、ROM85には、ステッピングモータ81の自起動周波数及び目標周波数と、スローアップの開始後にステッピングモータ81が所定の駆動周波数に設定されてからの経過時間とステッピングモータ81に与える駆動周波数との関係を示す周波数テーブルと、が格納されている。
このように画像形成装置が構成されるとき、モータ駆動ドライバ82と、周波数制御手段86と、スローアップ起動判定手段87と、回転検出ユニット90と、ROM85に記憶される自起動周波数、目標周波数、及び上述の周波数テーブルと、によってモータ制御装置が構成されている。
また、回転検出ユニット90は、一般的なロータリエンコーダと同様に構成されている。具体的に、図3に示すように、この回転検出ユニット90は、排紙ローラ76の回転軸76aに取り付けられた円盤状のパルス板91と、パルス板91を前後から挟むように形成された回転検出センサ92と、を備えている。尚、ステッピングモータ81の駆動力が排紙ローラ76に伝達されるように、排紙ローラ76の回転軸76aとステッピングモータ81の駆動軸(不図示)とに互いに噛合するギア(不図示)が取り付けられている。
そして、パルス板91には、半径方向に沿って放射状に延びるスリット91aが等角度間隔で複数形成されている。また、回転検出センサ92は、レーザ光を出射する発光部93と、パルス板91を介して発光部93と対向する位置に設置されると共に発光部93から出射されたレーザ光を受光する受光部94と、を備えている。そして、パルス板91のスリット91aが回転検出センサ92の発光部93と受光部94とを結ぶ光路上に存在するときに、図3に矢印で示すように、この発光部93から出射されたレーザ光がスリット91aを通って受光部94に入射し、受光部94より出力される検知信号がCPU83に入力される。
よって、排紙ローラ76の回転が停止しているときにパルス板91のスリット91aが回転検出センサ92の発光部93と受光部94とを結ぶ光路上に存在せず、即ち、パルス板91の隣接するスリット91aの間の部分によって光路が遮られており、その後、回転検出センサ92の発光部93と受光部94とを結ぶ光路上にパルス板91のスリット91aが移動したときに、受光部94よりCPU83に検知信号が入力されることで、CPU83が排紙ローラ76の回転を検出することができる。
或いは、排紙ローラ76の回転が停止しているときにパルス板91のスリット91aが回転検出センサ92の発光部93と受光部94とを結ぶ光路上にあり、即ち、受光部94よりCPU83に検知信号が入力されており、その後、回転検出センサ92の発光部93と受光部94とを結ぶ光路上からパルス板91のスリット91aが外れたときに、受光部94からの検知信号の出力がなくなることで、CPU83が排紙ローラ76の回転を検出することができる。
このように構成された画像形成装置において、画像形成装置の電源をONにすると、装置内部の各ユニットに電力が供給されると共に、図2に示すエンジンコントローラ80によって装置内部の各ユニットの動作が制御される。よって、図1に示す画像形成装置において、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及び定着工程の各工程が順に行われる。
具体的に、画像形成装置では、図1に実線の矢印で示すように、給紙ローラ72によって給紙カセット71から記録紙が送り出され、給紙カセット71から送り出された記録紙が搬送ローラ73へ搬送される。そして、搬送ローラ73を通過した記録紙は、一対のレジストローラ74においてその向きが矯正されると共に感光体ドラム10への搬送タイミングが調整された後、搬送ガイド75を通って感光体ドラム10と転写ローラ51との間のニップ部へ搬送される。
このように記録紙が感光体ドラム10へ向かって搬送されるとき、まず、帯電ユニット20が、帯電工程において帯電ローラ21の放電により感光体ドラム10の表面全体を帯電させる。また、次に、レーザスキャナユニット30が、露光工程において半導体レーザから感光体ドラム10へ向けてレーザ光を照射し、感光体ドラム10の表面のうちレーザ光が当たった部分に静電潜像を形成する。
続いて、現像ユニット40が、現像工程において帯電したトナー41を現像ローラ42により感光体ドラム10へ供給することで感光体ドラム10の表面に形成された静電潜像にこのトナー41を付着させて現像を行う。そして、転写ユニット50が、転写工程において感光体ドラム10と転写ローラ51との間のニップ部を通過する記録紙に感光体ドラム10の表面に付着したトナー41を転写する。転写工程においてトナー41が転写された記録紙は、搬送ガイド75を通って定着ユニット60における定着ローラ61と加圧ローラ63との間のニップ部へ搬送される。
また、画像形成装置の電源をONにすることで定着ヒータ62への電力の供給が開始されて定着ヒータ62が加熱され、この定着ヒータ62によって記録紙にトナー41を安定して定着させることが可能な温度まで定着ローラ61が加熱される。そして、定着ユニット60が、定着工程において定着ユニット60における定着ローラ61と加圧ローラ63との間のニップ部を通過する記録紙のトナー41を定着ローラ61の熱によって溶解させると共に加圧ローラ63によって記録紙に圧力を加えることで、トナー41を記録紙に定着させる。定着工程においてトナー41が定着した記録紙は、排紙ローラ76によって画像形成装置の外部へ送り出され、排紙トレイ77へ排出される。
このような動作を行う画像形成装置において、モータ制御装置の動作を図4に示すグラフを参照しながら説明する。尚、図4に示すグラフにおいて、横軸はCPU83によるステッピングモータ81の駆動が指示されてからの経過時間を表し、縦軸はステッピングモータ81の駆動周波数を表す。
上述のような印刷動作が行われるとき、先端検知センサ78が記録紙の先端部分を検知して検知信号がCPU83に入力されると、記録紙が定着ユニット60を通過したことをCPU83が確認する。そして、CPU83によってROM85に記憶されたステッピングモータ81の自起動周波数f1が参照され、CPU83の周波数制御手段86が自起動周波数f1でのステッピングモータ81の駆動をモータ駆動ドライバ82に指示すると、モータ駆動ドライバ82よりステッピングモータ81に自起動周波数f1が与えられる(図4参照)。
すると、この自起動周波数の大きさに応じたトルクがステッピングモータ81に発生し、ステッピングモータ81の駆動力が排紙ローラ76に伝達されることにより、一対の排紙ローラ76が接触する面に作用する静止摩擦力が増加してゆく。そして、一対の排紙ローラ76が接触する面に作用する静止摩擦力が最大静止摩擦力を超えて動摩擦力に変化したところで排紙ローラ76の回転が開始される。
このようにして排紙ローラ76の回転が開始されると、排紙ローラ76の回転軸76aに取り付けられたパルス板91が排紙ローラ76と同じ角度だけ回転する(図3参照)。そして、図4に示すように、時間T1において、回転検出センサ92の受光部94よりCPU83に入力される検知信号のレベルの変化をCPU83のスローアップ起動判定手段87が検出すると、ステッピングモータ81のスローアップが開始され、タイマが起動する。即ち、時間T1で排紙ローラ76の回転が開始されると、自起動周波数よりも高い駆動周波数がステッピングモータ81に与えられる。
続いて、CPU83によってROM85に記憶された周波数テーブルが参照され、ステッピングモータ81の駆動周波数が決定される。そして、CPU83の周波数制御手段86が所定の駆動周波数でのステッピングモータ81の駆動をモータ駆動ドライバ82に指示すると、モータ駆動ドライバ82によりステッピングモータ81に所定の駆動周波数が与えられる。
その後、タイマによる計時値が所定値に達するごとに、CPU83によってROM85に記憶された周波数テーブルが参照され、ステッピングモータ81の駆動周波数が決定される。そして、CPU83の周波数制御手段86が所定の駆動周波数でのステッピングモータ81の駆動をモータ駆動ドライバ82に指示すると、モータ駆動ドライバ82によりステッピングモータ81に所定の駆動周波数が与えられる。このように、ステッピングモータ81のスローアップが開始されてから時間が経過するにつれて、ステッピングモータ81の駆動周波数が次第に増加してゆく。
そして、図4に示すように、時間T2において、ステッピングモータ81の駆動周波数がROM85に記憶される目標周波数f2と等しくなったことをCPU83が確認すると、CPU83の周波数制御手段86が目標周波数f2でのステッピングモータ81の駆動をモータ駆動ドライバ82に指示する。よって、時間T2以降は、モータ駆動ドライバ82よりステッピングモータ81に目標周波数f2が継続して与えられる。そして、ステッピングモータ81に目標周波数f2が与えられ、排紙ローラ76が所定の速度で回転しているときに、定着ユニット60を通過した記録紙が排紙ローラ76へと搬送される。
本実施形態によれば、ステッピングモータ81の駆動力を得て回転する一対の排紙ローラ76の回転が開始されるときにこれらの排紙ローラ76が互いに接触する面に作用する摩擦力が急激に変化しても、これらの排紙ローラ76の回転が開始され、ステッピングモータ81にかかる負荷が安定した後にステッピングモータ81のスローアップを開始するため、ステッピングモータ81の脱調を確実に防止することができる。特に、排紙ローラ76とステッピングモータ81とがギア(不図示)を介して接続されている場合にも、ステッピングモータ81の脱調を確実に防止することができる。
尚、上記画像形成装置では、パルス板91及び回転検出センサ92から成る回転検出ユニット90を用いて排紙ローラ76の回転が開始されたことを検出するようにしたが、これに限るものではない。即ち、CPU83よりステッピングモータ81に駆動開始の指示を与えてから排紙ローラ76の回転が開始されるまでの時間を予め実験により測定し、その最適値を求めておく。そして、CPU83よりステッピングモータ81に駆動開始の指示を与えたときにタイマを起動すると共に、タイマによる計時値が予め求めた最適値に達したときに、排紙ローラ76の回転が開始されたことを検出するようにしてもよい。
また、上記画像形成装置では、モータ制御装置により駆動制御されるステッピングモータ81を用いて排紙ローラ76の回転を制御することとしたが、これに限るものではない。即ち、排紙ローラ76の他に、画像形成装置内部に設置される部材として、感光体ドラム10、帯電ローラ21、現像ローラ42、転写ローラ51、定着ローラ61、加圧ローラ63、及び一対のレジストローラ74などの各種ローラもステッピングモータ81を用いて制御するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、ステッピングモータが設置される画像形成装置などの電子機器について有用である。
実施形態に係る画像形成装置の構造を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置において、ステッピングモータの駆動が指示されてからの経過時間とステッピングモータの駆動周波数との関係を示すグラフである。 実施形態に係る画像形成装置の回転検出ユニットの構成を示す図である。 従来に係る画像形成装置において、ステッピングモータの駆動が指示されてからの経過時間とステッピングモータの駆動周波数との関係を示すグラフである。
符号の説明
76 排紙ローラ
78 先端検知センサ
80 エンジンコントローラ
81 ステッピングモータ
82 モータ駆動ドライバ
83 CPU
86 周波数制御手段
87 スローアップ起動判定手段
90 回転検出ユニット
91 パルス板
92 回転検出センサ

Claims (2)

  1. ステッピングモータに与える駆動周波数を制御する周波数制御手段を備えるモータ制御装置において、
    前記ステッピングモータの駆動力を得て回転する回転部材の回転が開始されたことを検出する回転検出手段と、
    前記回転検出手段より出力される検知信号に基づきステッピングモータのスローアップの開始を判定するスローアップ起動判定手段と、
    を備え、
    前記周波数制御手段により前記ステッピングモータに自起動周波数が与えられた後、前記スローアップ起動判定手段によりスローアップの開始が判定されるまでは、前記ステッピングモータに自起動周波数を継続して与え、前記スローアップ起動判定手段によりスローアップの開始が判定されたときに、前記ステッピングモータのスローアップを開始し、前記スローアップの開始からの経過時間に対応して前記ステッピングモータの駆動周波数を順次増加させることにより、前記周波数制御手段によって前記ステッピングモータに与える駆動周波数を自起動周波数より目標周波数まで増加させる制御を行い、
    前記回転検出手段は、前記回転部材の回転軸に取り付けられる複数のスリットが形成されたパルス板と、前記パルス板の前記スリットを通過した光を受光する回転検出センサと、から成り、
    前記回転検出センサより出力される信号の変化に応じて、前記回転部材の回転が開始されたことを検出することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置と、記録紙に熱を与えることで記録紙に付着したトナーを当該記録紙に定着させる定着ユニットと、前記定着ユニットを通過した記録紙を排出するための排紙ローラと、前記排紙ローラを回転させるためのステッピングモータと、を備えており、
    前記排紙ローラが前記回転部材を構成することを特徴とする画像形成装置。
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