JP4639617B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
このため、従来の前記グラビア・フレキソ印刷方式とは異なる、製版工程を行わず、小ロット印刷のコスト面の低減ができ、様々な記録媒体に印刷をすることができるインクジェット記録方式が注目されている。
そこで、本発明は、記録媒体表面のざらつきや凹凸の差を低減させて、画質の劣化を抑えることができるインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記複数の記録ヘッドのうち一の記録ヘッドによって記録されるインクのドットの中心位置を他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置とずらして記録させることができる。また、同系色相のインクを複数用いて記録する場合に、その中で最も記録濃度の低いインクのドットの中心位置を他のインクのドットの中心位置とずらして記録することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記一の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置を、前記他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置とこれに隣接するドットの中心位置との中間の位置に記録させるように前記一の記録ヘッドの吐出制御を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の記録ヘッドのうち一の記録ヘッドによって記録されるインクのドットの中心位置を他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置から更にずらして記録させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、前記一の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置を、前記他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置とその斜め方向に隣接するドットの中心位置との中間の位置に記録させるように前記一の記録ヘッドの吐出制御を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記一の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置を前記他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置から最も離れた位置に記録させることができる。なお、「斜め方向」とは主走査方向と副走査方向の間の方向を意味する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記他の複数の記録ヘッドの吐出口の中心位置から隣接する吐出口の中心位置までの間に、前記一の記録ヘッドの吐出口の中心位置を配置したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記一の記録ヘッドによって記録されるインクのドットの中心位置を、他の複数の記録ヘッドによって記録されるインクのドットの中心位置からずらして記録することが容易になる。
請求項2に記載の発明によれば、さらにインクの硬化後の記録媒体表面の凹凸の差を低減させることができるので、光沢感が均一になりやすく、画質を向上させることができるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、簡易な制御により一の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置を他の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置とずらして記録することができるので、記録媒体表面の凹凸の差を容易に抑制することが可能となり、画質を向上させることができるという効果を奏する。
[第一の実施形態]
図1は、副走査方向Bからみた場合におけるシリアルヘッド方式のインクジェット記録装置の記録部の主要構成を示す概略正面図である。このシリアルヘッド方式のインクジェット記録装置は記録媒体8の非記録面(記録面の裏面)を支持する平板上のプラテン2を有しており、プラテン2の前後には搬送ローラ(図示せず)がそれぞれ配置されている。各搬送ローラはプラテン2の前後で軸心回りの所定方向にそれぞれ回転するようになっており、記録媒体8は各搬送ローラの回転に伴い、画像記録部の副走査方向Bに向かって搬送される。
そして、上記一群の記録ヘッドの両脇には記録媒体に着弾したインクを硬化させるための光照射装置6a、6bが備えられている。本実施形態で用いられる光は、紫外線、電子線、X線、可視光線、赤外線などの電磁波を含むものである。光源としては、蛍光体でもよいが、硬化を良好にさせるために紫外線の光源が好ましく、水銀ランプ、メタルハライドランプ、ブラックライト、陰極管、LED(Light Emitting Diode)などを用いることができる。これらを搭載したキャリッジ4は、ガイド部材にガイドされた状態で主走査方向Aに沿って走査自在(往復移動自在)とされている。
インクジェット記録装置には、図3に示すような各駆動部を制御する制御装置10aが設けられている。
本実施形態の制御装置は、インターフェイス、ROMなどの記憶装置、CPUなどから構成され、搬送装置3、キャリッジ4及び記録ヘッド51,52a〜52cの各駆動源、光照射装置6、入力装置9などに接続されている。
制御装置10aは、記憶回路に予め記憶されているプログラムを所定の作業領域に展開し、プログラムに従った各種処理を実行することにより、キャリッジの駆動装置41、記録ヘッド51,52a〜52c、搬送装置3、光照射装置6などを制御するようになっている。
制御装置10aは、図3に示すように、入力装置9などからの出力画像に基づき、前記マゼンタ、シアン及びブラックのインクのドットの中心位置から斜め方向に隣接するマゼンタ、シアン及びブラックのインクのドットの中心位置までの中間の位置に、前記イエローのインクのドットの中心位置が記録されるように、主走査方向Aにキャリッジの駆動装置41、記録ヘッド51,52a〜52c等を制御するように構成されている。
本実施形態で用いられる記録媒体8としては、吸収性記録媒体の普通用紙、上質紙,布地など、又は非吸収性記録媒体のプラスチック、樹脂製フイルム,金属、ガラスなどを用いることができる。
制御装置10aの制御によって、画像記録時に記録媒体8が搬送装置3によってプラテン2上に搬送される。この記録媒体8の搬送に伴って、主走査方向Aにキャリッジ4を往復動させて吐出口511及び521からインクを吐出する。
以上のように、副走査方向Bにおいて前記マゼンタ、シアン及びブラックのインクのドットの中心位置と前記イエローのインクのドットの中心位置をずらして記録することで、図5の記録媒体上に記録されたインクの断面図からも明らかなように、図11の場合と比較して記録媒体上のインク着弾部分の隆起が緩和されて画像のざらつきや凹凸がなくなり、平滑な画像を形成されることとなる。また、凹凸やざらつきが少なくなった結果、均一な光沢感を有する見やすい画像を形成されることとなる。
図6に示すように副走査方向Bに沿って前記シアン、マゼンタ及びブラックのインクのドット1aの中心位置と隣接するドット1aの中心位置との中間の位置に前記イエローインクのドット1bの中心位置が記録されるように制御することによっても、同様の効果を奏することができる。
前記一の記録ヘッドにより吐出されるインクの色は、前記複数の記録ヘッドが吐出することとなっているいずれの色のインクでも構わないが、前記複数の記録ヘッドに複数の基本色が含まれている場合には、それらの基本色の中で最も明度の高い基本色を前記一の記録ヘッドから吐出することで、記録媒体上に記録された画像の色ずれをさらに抑制することが可能となる。
なお、光硬化型のインクの代わりに水性インクや油性インクを用いた場合には、均一な光沢感を得ることができるほか、ドットにおけるインクのあふれを起こり難くすることができるので、あふれることによるインクの滲みやドット径の増大化を抑制することができ、画像の質を向上させることができる。
[第二の実施形態]
インクジェット記録装置には、制御装置10bが設けられており、図10に示すように各駆動部を制御する。制御装置10bは、入力装置9などからの出力画像に基づき、前記
イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのインクのドットの中心位置と斜め方向に隣接するイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのインクのドットの中心位置の中間の位置に、前記ライトマゼンタ及びライトシアンのインクのドットの中心位置が記録されるように、主走査方向Aにキャリッジの駆動装置41、記録ヘッド53a,53b並びに54a〜54d等を制御するように構成されている。
そして、これらのインクには制御装置10bの制御によって光照射装置6a,6bの備えられているキャリッジ4が往復動して光が照射され、光硬化させられる。これにより記録媒体8に画像を記録させる。
このように同系色相のインクを吐出する記録ヘッドが複数含まれている場合に、同系色相のインクのうちで最も記録濃度の低いインクのドットの中心位置を記録濃度の高いインクのドットの中心位置からずらして記録することで、第一の実施形態と同様の効果に加えて、記録媒体上に記録された画像に色ずれの発生を防止するという効果を得ることができる。
なお、上記においてはシリアルヘッド方式のインクジェット記録装置にのみ言及しているが、本発明はこの方式に限定されるものではなく、ラインヘッド方式のインクジェット記録装置において同様の制御を行うことでラインヘッド方式のインクジェット記録装置と同様の効果を奏することができる。なお、ラインヘッド方式の場合における、「斜め方向」とは、各記録ヘッドの吐出口の列方向とこれに直交する記録媒体の搬送方向の間の方向を意味する。
2 プラテン
3 搬送装置
4 キャリッジ
41 キャリッジの駆動装置
51 記録ヘッド
511 吐出口
52 記録ヘッド
521 吐出口
53 記録ヘッド
531 吐出口、
54 記録ヘッド
541 吐出口
6 光照射装置
8 記録媒体
9 入力装置
10 制御装置
Claims (4)
- 光照射により硬化するインクを吐出する吐出口が配置されているインクジェット方式の記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において、
イエロー,マゼンダ,シアン及びブラックのインクと、当該インクの何れかと同系色相であって記録濃度の低いインクとを個別に吐出する複数の記録ヘッドと、
吐出されたインクを硬化させる光照射装置と、
前記複数の記録ヘッドのうち一の記録ヘッドによって記録されるインクのドットの中心位置を他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置とずらして記録させるように前記一の記録ヘッドの吐出制御を行う制御装置と、
を備え、
前記一の記録ヘッドは、前記複数の記録ヘッドの中で同系色相のインクを吐出する複数の記録ヘッドのうち、最も記録濃度の低いインクを吐出する記録ヘッドであることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記制御装置は、
前記一の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置を、
前記他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置とこれに隣接するドットの中心位置との中間の位置に記録させるように前記一の記録ヘッドの吐出制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記制御装置は、
前記一の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置を、
前記他の複数の記録ヘッドにより記録されるインクのドットの中心位置とその斜め方向に隣接するドットの中心位置との中間の位置に記録させるように前記一の記録ヘッドの吐出制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記他の複数の記録ヘッドの吐出口の中心位置から隣接する吐出口の中心位置までの間に、前記一の記録ヘッドの吐出口の中心位置を配置したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
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