JP4655441B2 - 透過型表示装置のバックライトユニット - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、バックライトユニット(背面光源)と、このバックライトユニットからの光の透過を制御して表示を行う液晶表示パネル等の透過型表示パネルを備えた表示装置に関する。本発明は、携帯電話端末の表示装置として開発されたものであるが、その他にも広く利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来の透過型表示装置を図3ないし図5を参照して説明する。図3は従来のバックライトユニットの構成を示す図である。図4は透過型表示装置の構成図である。図5は透過型表示装置のアクティブエリアおよびブラックマトリックスエリアを説明するための図である。
【0003】
従来のバックライトユニットの構成は、図3に示すように、導光板32と、この導光板32の辺に沿って設けられたLED33と、このLED33および導光板32の一方の面に隣接して設けられた反射シート35と、この反射シート35とLED33および導光板32を挟んで対向する位置に設けられた拡散シート31と、LED33および導光板32を保持するホルダ34とから構成される。
【0004】
透過型表示装置の構成は、図4に示すように、バックライトユニット3の上にリムシート2を挟んでLCDパネル1を設置し、さらにLCDパネル1の上にスクリーン4を設置する。リムシートは、バックライトユニット3とLCDパネル1とを接着するための両面接着シートである。スクリーン4は、図5に示すアクティブエリア以外のブラックマトリクスエリア(BMと図示)を覆い隠すように設置される。
【0005】
このように、液晶表示装置のような透過型表示装置を用いた携帯電話端末では、筐体にスクリーン4を貼り付け、このスクリーン4の窓枠内に表示装置のアクティブエリアが配置されるようにしている。
【0006】
このとき、筐体外部から表示部を覗いたときに、本体の表示領域以外の所からの光漏れは、商品性を大きく損なうことになるので、表示部をきれいに仕上げることは商品性確保の点で重要な要素の一つとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の問題点を図6ないし図10を参照して説明する。図6はバックライトユニットの構成を上面から説明するための図である。図7はバックライトユニットの高輝度領域と低輝度領域とを説明するための図である。図8はスクリーンが正しく設置された状態を示す図である。図9および図10はスクリーンが誤った位置に設置された状態を示す図である。
【0008】
表示領域以外の所からの光漏れを防止する目的のために、通常は筐体にスクリーン4を貼り付ける際に冶具を使用することはもちろんのこと、さらに製造ライン上で厳しくチェックして、NG品の流出を管理している。さらには、スクリーン4の窓枠を決める際にもデザイン的な制約が大きくなるなど不利なことが多い。
【0009】
すなわち、図6に示すように、バックライトユニット3を上面から見るとLED33と導光板32とが隣接して配置されている。この状態でLED33を発光させてみると、図7に示すように、LED33は高輝度領域になり、導光板32は低輝度領域になる。このような構成のバックライトユニット3を携帯電話端末の透過型表示装置に用いるためには、図8に示すように、携帯電話端末の利用者から見て、導光板32の部分のみが見えるようにスクリーン4を正確に設置する必要がある。
【0010】
このときに、図9および図10に示すように、スクリーン4の設置位置が少しでもズレると、利用者からLED33が直接見えることになる。図9の例では、距離d1よりも距離d2の方が長く、窓枠の内側に高輝度領域の光の漏れが発生しており、窓枠の左端に高輝度の一本の光の線が見えることになる。この場合には、低輝度領域もスクリーン4の右端からはみ出してしまう。低輝度領域については輝度が低いのであまり問題にはならない場合が多いが、筐体の材質によっては、低輝度領域の光もスクリーン4の右端から漏れて見えることがあり、商品性を損ねる結果となる。図10の例では、距離d2よりも距離d1の方が長くなっており、スクリーン4の左端から高輝度領域の光の漏れが発生しており、スクリーン4の左端に高輝度の一本の光の線が見えることになる。図9および図10の例では、スクリーン4の設置位置が横方向にズレた場合の例であるが、この他にも縦方向にズレた場合、あるいは、横方向および縦方向の両方向にズレた場合についても光の漏れが発生する。
【0011】
このような光の漏れの発生は、正常な表示の妨げになるとともに商品性を著しく損ねる結果となる。したがって、スクリーン4の設置には高い精度が要求される。このようにスクリーンの設置作業は、生産効率を向上させる際の障害となったり、不良率を低下させる際の障害となる。
【0012】
本発明は、このような背景に行われたものであって、スクリーン設置位置に多少の誤差を許容することができ、デザイン上の制約を緩和することができ、生産効率の向上および不良率の低下を実現することができる透過型表示装置のバックライトユニットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、導光板と、この導光板の辺に沿って設けられた光源と、この光源および前記導光板の一方の面に隣接して設けられた反射シートと、この反射シートと前記光源および前記導光板を挟んで対向する位置に設けられた拡散シートとを備えた透過型表示装置のバックライトユニットである。
【0014】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記拡散シートの少なくとも前記光源に相対する領域に遮光手段を設けたところにある。前記遮光手段は、前記光源の照射光を反射する手段を備えることが望ましい。すなわち、本発明の透過型表示装置のバックライトユニットは、前記拡散シートの一部に不要な光を遮光する遮光部材としての役割を設けたことを特徴とする。さらに、この遮光部材に光源の照射光を反射シートへ戻す役割を兼ね備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明では、この拡散シートに施された遮光手段によって、必要なエリア以外の光はあらかじめ液晶表示パネル(LCDパネル)等の透過型表示パネルの下面で遮光されてしまうのでLCDパネル上面には必要なエリアのみの光しか到達しない。また、拡散シートに施された反射手段で光源からの光を反射させるので、バックライトユニットの光量をアップさせることも同時に達成できる。
【0016】
よって、スクリーン設置位置に多少の誤差を許容することができ、デザイン上の制約を緩和することができ、生産効率の向上および不良率の低下を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第一実施例)
本発明第一実施例の透過型表示装置のバックライトユニットを図1および図4を参照して説明する。図1は本発明第一実施例のバックライトユニットの構成を示す図である。
【0018】
本発明は、図1に示すように、四辺形の導光板32と、この導光板32の一辺に沿って設けられたLED33と、このLED33および導光板32の一方の面に隣接して設けられた反射シート35と、この反射シート35とLED33および導光板32を挟んで対向する位置に設けられた拡散シート31とを備えた透過型表示装置のバックライトユニット3である。
【0019】
ここで、本発明の特徴とするところは、拡散シート31のLED33に相対する領域に遮光手段を設けたところにある。この遮光手段は、LED33の照射光を反射する裏面鏡印刷36である。
【0020】
本発明の透過型表示装置のバックライトユニット3を用いて図4に示すようにLCDパネル1およびスクリーン4が設置されて透過型表示装置が構成される。これにより、バックライトユニット3からの光のうち不必要な部分の光を遮光することと、バックライトユニット3からのLCDパネル1側への光量アップを達成できる。
【0021】
以下、本発明実施例をさらに詳細に説明する。図4に示すように、LCDモジュールユニットはLCDパネル(液晶表示パネル)1と、背面光源としてのバックライトユニット3と、さらにそれらを固定するための両面テープ等のリムシート(粘着シート)2とで構成されている。携帯電話端末にこのLCDモジュールユニットを用いる場合には、携帯電話端末の筐体に、窓枠が印刷等されたスクリーン4を両面テープ等で貼り付け、この窓枠内にLCDモジュールユニットのアクティブエリアが配置されるように設定する。
【0022】
図1に示すように、バックライトユニット3は、光源としてのLED33と、LED33からの光を面状に放出するための導光板32と、導光板32からの光を拡散する拡散シート31と、導光板32からの光をLCDパネル1側に反射する反射シート35と、これらの部材を保持するホルダ34とから構成されている。このバックライトユニット3は携帯電話端末に用いられるものである。
【0023】
通常、LCDパネル1は背面側から光が当たり、その光を液晶により遮ったり透過させたりしながら画面表示を行なっている。通常表示に使用するエリアを一般的にアクティブエリア(有効表示領域)と呼び、そのアクティブエリアの周囲の光を透過させないエリアを一般的にブラックマトリックスエリア(遮光領域)と呼ぶ。
【0024】
したがって、この様なLCDパネル1を使用した場合には、図4に示すように、LCDパネル1の上部にスクリーン4を設置し、そのスクリーン4の窓枠がブラックマトリクスエリア上に位置するように配置してブラックマトリクスエリアより外側の光が外部から見えないようにしている。
【0025】
一方、スクリーン4は一般的にクリア樹脂等の裏面に両面テープを貼りつけたものが用いられることが多く、貼りつけの際のバラツキが大きく、場合によってはブラックマトリクスエリアの幅内で収まらないことがある。その結果、表面からブラックマトリクスエリアの外側の本来見えてはいけない発光エリアが見えてしまうことになる。
【0026】
そこで、本発明では、図1に示すように、バックライトユニット3内の拡散シート31のLED33表側に相対する面に、LCDパネル1を固定するためのリムシート2の開口部がブラックマトリクスエリアの幅内に収まる寸法に鏡層を一辺に印刷し、アクティブエリアから外側の光を遮光することを可能にした。
【0027】
本発明による拡散シート31の裏面鏡印刷36の存在により、ブラックマトリクスエリアより外側のバックライトからの光は、拡散シート31にてカットされ、LCDパネル1まで届かないことになる。また、カットされた光は反射シート35に戻されてLCDパネル1側への光量アップを達成できる。
【0028】
その結果、バックライトユニット3からの光のうち、LCDパネル1の表面まで透過してくるものはアクティブエリア内部のみとなるため、通常筐体側に両面テープ等で貼りつけるスクリーン4の貼りつけ時のバラツキによって、図9および図10で説明したように、ブラックマトリクスエリア外側の光が漏れるようなことがなくなる。その結果、作業性が大幅に向上する。
【0029】
また、図9および図10の例では、スクリーン4の設置位置が横方向にズレた場合の例であるが、この他にも縦方向にズレた場合、あるいは、横方向および縦方向の両方向にズレた場合についても高輝度領域の光の漏れを無くすことができる。
【0030】
本実施例では、本発明を携帯電話端末に適応したが、その他のLCDを用いた商品、例えばLCDモニタ、液晶テレビ等にも応用することができる。また、バックライトユニット3を四角形としたがその他さまざまな形とすることができる。
【0031】
(第二実施例)
本発明第二実施例を図2を参照して説明する。図2は本発明第二実施例のバックライトユニットの構成図である。第二実施例では、裏面鏡印刷36の印刷範囲をLED33に相対する領域だけでなく、ブラックマトリクスエリア全体を覆うように施した。これによれば、高輝度領域および低輝度領域の双方の光の漏れを無くすことができる。また、第一実施例よりも広範囲で、カットされた光を反射シート35側に戻すことができるため、LCDパネル1側の光量アップを達成することができる。
【0032】
例えば、図9で説明したように、低輝度領域がスクリーン4の右端からはみ出した場合でも光の漏れを無くすことができる。また、図9および図10の例では、スクリーン4の設置位置が横方向にズレた場合の例であるが、この他にも縦方向にズレた場合、あるいは、横方向および縦方向の両方向にズレた場合についても高輝度領域および低輝度領域の双方について光の漏れを無くすことができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スクリーン設置位置に多少の誤差を許容することができ、デザイン上の制約を緩和することができ、生産効率の向上および不良率の低下を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のバックライトユニットの構成図。
【図2】本発明第二実施例のバックライトユニットの構成図。
【図3】従来のバックライトユニットの構成図。
【図4】透過型表示装置の構成図。
【図5】透過型表示装置のアクティブエリアおよびブラックマトリクスエリアを説明するための図。
【図6】バックライトユニットの構成を上面から説明するための図。
【図7】バックライトユニットの高輝度領域と低輝度領域とを説明するための図。
【図8】スクリーンが正しく設置された状態を示す図。
【図9】スクリーンが誤って設置された状態を示す図。
【図10】スクリーンが誤って設置された状態を示す図。
【符号の説明】
1 LCDパネル
2 リムシート(接着シート)
3 バックライトユニット
4 スクリーン
31 拡散シート
32 導光板
33 LED
34 ホルダ
35 反射シート
36 裏面鏡印刷
Claims (2)
- 導光板と、この導光板の辺に沿って設けられた光源と、この光源および前記導光板の一方の面に隣接して設けられた反射シートと、この反射シートと前記光源および前記導光板を挟んで対向する位置に設けられた拡散シートとを備え、前記拡散シートがリムシートを介して液晶表示パネルに固定される透過型表示装置のバックライトユニットにおいて、
前記液晶表示パネルの有効表示領域の周囲の光を透過させない領域に相対する前記拡散シートの周辺領域に遮光手段を設けたことを特徴とする透過型表示装置のバックライトユニット。 - 前記遮光手段は、前記光源の照射光を反射する手段を備えた請求項1記載の透過型表示装置のバックライトユニット。
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