JP4659227B2 - 状態検出装置を備えた食器洗浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を発光する発光部と、その発光部からの光を受光する受光部と、前記発光部および前記受光部の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記受光部にて検出する光に基づいて、受光状態と遮光状態とを判別するように構成されている状態検出装置を備えた食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような状態検出装置は、発光部から光を発光させて、発光部からの光を受光する受光状態と、発光部からの光が遮光される遮光状態とを判別するものであり、例えば、食器洗浄機の本体部を開閉する扉の位置状態などを検出するために用いられ、受光部にて検出する光に基づいて、受光状態と判別されると扉の位置状態が閉位置であると判別され、遮光状態と判別されると扉の位置状態が開位置であると判別するように構成されているものである。
【0003】
そして、上述の状態検出装置を用いた食器洗浄機では、扉の位置状態が閉位置であると判別されているときに、洗浄運転やすすぎ運転などの各運転を実行し、扉の位置状態が開位置であると判別されると、各運転を停止させて、扉が開いたまま各運転が実行されるなど、各運転を実行すべきではない状態で各運転が実行されることを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような状態検出装置では、発光部が発光しなくなる発光部のオープン故障や、常に受光部にて光を検出している状態となる受光部のショート故障などの異常が発生すると、受光状態が現出していないにもかかわらず、受光状態と判別してしまったり、逆に、遮光状態が現出していないにもかかわらず、遮光状態と判別してしまうことがあり、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常の発生により、判別が誤って行われる虞がある。
【0005】
説明を加えると、受光部のショート故障が発生すると、受光部にて光を受光していないにもかかわらず、受光部が誤って光を受光している状態となるので、受光状態でないときにも受光状態と判別してしまうことになる。
また、発光部のオープン故障が発生すると、発光部が発光しなくなるので、受光部にて受光できず、遮光状態でないにもかかわらず、誤って遮光状態と判別してしまうことになる。
【0006】
そして、上記従来の状態検出装置では、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生すると、受光状態と遮光状態との判別が誤って行われる虞があるので、その状態検出装置を食器洗浄機の本体部を開閉する扉の位置状態などを検出するために用いたものでは、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生すると、扉の位置状態を誤って判別してしまう虞があり、扉が開いたまま洗浄運転などの各運転が実行される虞がある。
したがって、上記従来の状態検出装置を備えた食器洗浄機では、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生すると、安全側にて動作させることができない虞があった。
【0007】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、判別を確実に行うことが可能となる状態検出装置を備えて、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、安全側にて動作させることが可能となる食器洗浄機を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、光を発光する発光部と、その発光部からの光を受光する受光部と、前記発光部および前記受光部の作動を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記受光部にて検出する光に基づいて、受光状態と遮光状態とを判別するように構成されている状態検出装置を備えた食器洗浄機において、
前記制御手段が、前記発光部からの光を設定点滅周期で点滅させるように前記発光部の作動を制御して、
前記受光部にて光が前記設定点滅周期で点滅されている点滅状態を検出したときに、前記受光状態と判別するように構成され、
前記制御手段が、前記受光部にて光を前記設定点滅周期よりも長い間継続して検出する点灯状態を検出したときに、異常であると判別するように構成され、
前記状態検出装置が、前記受光部にて検出する光に基づいて、前記受光状態と前記遮光状態とを判別して、その食器洗浄機が備える可動式検知体の位置状態を検出するように構成されている。
【0009】
すなわち、制御手段が、発光部からの光を設定点滅周期で点滅させるように発光部の作動を制御して、受光部にて点滅状態を検出したときに、受光状態と判別するように構成されているので、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しているときに、誤って受光状態と判別することを防止し、かつ、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生していない状態で受光状態が現出しているときに、受光状態と判別することが可能となって、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、受光状態を確実に判別することが可能となる。
【0010】
説明を加えると、発光部のオープン故障が発生した場合には、発光部が発光しなくなるので、受光部にて点滅状態を検出できないこととなり、受光状態が現出していても、誤って受光状態と判別されることを防止でき、また、遮光状態が現出しているときにも、受光部にて点滅状態が検出されず、誤って受光状態と判別されることを防止することが可能となる。
そして、受光部のショート故障が発生した場合には、受光部にて光を受光していないにもかかわらず、受光部が誤って光を受光している状態となるので、受光状態または遮光状態が現出していても、受光部にて点滅状態が検出されず、誤って受光状態と判別されることを防止することが可能となる。
【0011】
ちなみに、受光部のショート故障は、受光部がショート故障した時のみならず、受光部から得られた信号を受けた制御手段入力のショートモードでの故障時、発光部駆動回路素子のショート故障、および、制御手段出力の発光部駆動側故障などにおいても検出でき、また、発光部のオープン故障は、発光部がオープン故障した時のみならず、制御手段入力のオープンモードでの故障、発光部駆動回路素子のオープン故障、および、制御手段出力のオープン側故障などにおいても検出できることとなる。
したがって、制御手段を除く回路における各種の故障が発生しても、受光状態を確実に判別することが可能となって、極めて信頼性の高い状態検出を行うことが可能となる。
【0012】
以上の如く、請求項1に記載の発明によれば、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、受光状態を確実に判別することが可能となって、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、判別を確実に行うことが可能となる状態検出装置を提供できるに到った。
【0014】
また、請求項1に記載の発明によれば、制御手段が、受光部にて光を前記設定点滅周期よりも長い間継続して検出する点灯状態を検出したときに、異常であると判別するように構成されているので、受光部のショート故障などの異常が発生していることを判別することが可能となる。
説明を加えると、例えば、受光部のショート故障が発生すると、受光部にて光を受光していないにもかかわらず、受光部が誤って光を受光している状態となるので、受光部にて点灯状態を検出することとなり、受光部のショート故障などの異常が発生していることを判別することが可能となる。
したがって、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、受光状態を確実に判別しながら、受光部のショート故障などの異常が発生していることをも判別することが可能となる。
【0016】
また、請求項1に記載の発明によれば、受光状態と遮光状態とを判別する状態検出装置を備えて、その状態検出装置による受光状態と遮光状態との判別に基づいて、食器洗浄機が備える本体部を開閉する扉などの可動式検知体の位置状態を検出するように構成されているので、状態検出装置の判別結果に基づいて、食器洗浄機が備える可動式検知体の位置状態が、食器洗浄機の運転を実行可能な位置状態であるか、あるいは、食器洗浄機の運転を実行すべきではない位置状態であるかを判別することが可能となる。
したがって、状態検出装置の判別に基づいて、食器洗浄機の運転を実行可能なときに、食器洗浄機の運転を実行させ、食器洗浄機の運転を実行すべきではないときに、食器洗浄機の運転を停止させることが可能となり、食器洗浄機の運転を的確に実行または停止させることが可能となる。
【0017】
しかも、状態検出装置における制御手段は、投光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、受光状態を確実に判別することが可能となるので、状態検出装置における制御手段が受光状態と判別すると、可動式検知体の位置状態が、食器洗浄機の運転が実行可能な位置状態であると判別することによって、食器洗浄機の運転が実行可能なときだけ、食器洗浄機の運転を実行させることが可能となり、食器洗浄機の運転を実行すべきではないときに、食器洗浄機の運転が実行されることを的確に防止することが可能となる。
したがって、状態検出装置を用いて、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、安全側にて動作させることが可能となる食器洗浄機を提供できるに到った。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、前記状態検出装置が、前記可動式検知体の位置状態として、本体部を開閉する扉の位置状態を検出し、受光状態を前記扉の閉位置として検出するように構成されている。
【0019】
すなわち、状態検出装置が、本体部を開閉する扉の位置状態を検出するように構成されているので、その状態検出装置の判別結果に基づいて、食器洗浄機の運転を実行可能な扉の閉位置と、食器洗浄機の運転を実行すべきではない扉の開位置とを判別することが可能となる。
したがって、扉の位置状態が閉位置と判別されると、食器洗浄機の運転を実行させ、扉の位置状態が開位置と判別されると、食器洗浄機の運転を停止させることが可能となって、扉の位置状態に応じて、食器洗浄機の運転を的確に実行または停止させることが可能となる。
【0020】
また、請求項1との協働作用により、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、状態検出装置における制御手段が受光状態を確実に判別することが可能となるので、その制御手段が受光状態と判別すると、扉の位置状態が閉位置と判別することによって、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、扉の位置状態が閉位置であることを確実に判別することが可能となる。
したがって、扉の位置状態が確実に閉位置のときに食器洗浄機の運転を実行させることが可能となって、扉が開いたまま食器洗浄機の運転が実行されることを的確に防止して、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、確実に安全側にて動作させることが可能となる。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、前記状態検出装置が、前記可動式検知体の位置状態として、洗浄槽の水位に応じて上下動する水位検知体の位置状態を検出し、遮光状態を前記水位検知体の設定水位位置として検出するように構成されている。
【0022】
すなわち、状態検出装置が、洗浄槽の水位に応じて上下動する水位検知体の位置状態を検出するように構成されているので、その状態検出装置の判別結果に基づいて、洗浄槽に設定水位の湯水が貯留されておらず、水位検知体が設定水位に対応する設定水位位置に到達していない状態と、洗浄槽に設定水位の湯水が貯留されて、水位検知体が設定水位に対応する設定水位位置に到達している状態とを判別して、洗浄槽に設定水位の湯水が貯留されたか否かを判別することが可能となる。
したがって、水位検知体が設定水位位置に到達していないと判別されたときには、洗浄槽への湯水の供給を行い、水位検知体が設定位置に到達していると判別されると、洗浄槽への湯水の供給を停止させることが可能となって、洗浄槽に設定水位の湯水を貯留させることが可能となる。
【0023】
また、状態検出装置における制御手段が遮光状態と判別すると、水位検知体が設定水位位置に到達していると判別することによって、制御手段が受光状態と判別すると、水位検知体が設定水位に到達していないと判別することができることとなる。
そして、請求項1との協働作用により、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、状態検出装置における制御手段が受光状態を確実に判別することが可能となるので、その制御手段が受光状態と判別すると、水位検知体が設定水位位置に到達していないと判別することによって、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、洗浄槽に設定水位の湯水が貯留されていない状態を確実に判別することが可能となる。
したがって、洗浄槽の水位が確実に設定水位よりも低い水位のときに洗浄槽への湯水の供給することが可能となって、洗浄槽に設定水位の湯水が貯留されているにもかかわらず、洗浄槽への湯水の供給が行われることを的確に防止して、発光部のオープン故障や受光部のショート故障などの異常が発生しても、確実に安全側にて動作させることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる状態検出装置を用いた食器洗浄機について図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この食器洗浄機は、図1〜図4に示されているように、前面部が開口された本体部1と、その本体部1に対して収納移動可能でかつ本体部1から引き出し移動可能な洗浄槽2と、洗浄槽2を本体部1に収納した状態で洗浄槽2の上面部を閉塞し、かつ、洗浄槽2を本体部1から引き出した状態で洗浄槽2の上面部を開口させる内蓋部3と、食器洗浄機の運転を制御する制御部Hなどから構成されている。
そして、洗浄槽2の底部下方には、洗浄ポンプ5などが設けられ、洗浄槽2の内部には、洗浄ノズル6やヒータ7などが配置され、それら洗浄ポンプ5、洗浄ノズル6やヒータ7などが洗浄槽2に一体的に組み付けられている。
また、洗浄槽2の内部には、食器などを収納載置する洗浄かご8が取り出し自在に収納され、洗浄槽2の水位に応じて上下動するフロートを備えて洗浄槽2の水位が設定水位であるか否かを検出する接触式の水位センサ4が設けられている。
【0025】
前記本体部1の内側には、洗浄槽2を本体部1に対して収納移動および本体部1から引き出し移動させるための左右一対のスライド機構9が設けられ、このスライド機構9によって、洗浄槽2が水平姿勢またはほぼ水平姿勢の維持した状態で、本体部1に対して収納移動したり、本体部1から引き出し移動されるように構成されている。
前記洗浄槽2の前面部には、本体部1を開閉する扉10が設けられ、その扉10には、洗浄槽2を本体部1から引き出すための把手部11が設けられ、洗浄槽2を本体部1に収納すると扉10にて本体部1の前面部を閉塞するように構成されている。
そして、洗浄槽2を本体部1から引き出した状態で、食器などを洗浄かご8に収納したり取り出し可能とし、洗浄槽2を本体部1に収納した状態で、洗浄ポンプ4、洗浄ノズル5やヒータ7などを作動させて、洗浄運転や乾燥運転などの各運転を行うように構成されている。
【0026】
前記内蓋部3は、内蓋用コイルスプリング12にて本体部1の前方側に付勢された状態で、本体部1の内側上面部に配設され、内蓋部3の後端部には、洗浄槽2を本体部1に収納するときの洗浄槽2の収納方向への移動により、洗浄槽2に押されて内蓋部3を洗浄槽2の収納方向、すなわち本体部1の後方側へ移動させるための当たり部3aが設けられている。
【0027】
そして、カム機構を利用して、洗浄槽2の収納方向(本体部1の後方側)への移動に連動して内蓋部3を下方側へ移動させるともに、洗浄槽2の引き出し方向(本体部1の前方側)への移動に連動して内蓋部3を上方側へ移動させるための内蓋案内機構13が設けられている。
前記内蓋案内機構13は、本体部1の前後左右の4箇所で内蓋部3を支持するように構成され、内蓋部3に設けられた被案内ピン13aを本体部1に取り付けられた案内体13bに形成されたカム溝に沿って案内させるカム機構の作用により、内蓋部3を上方側または下方側へ移動させるように構成されている。
【0028】
説明を加えると、図2に示すように、洗浄槽2が本体部1から引き出された状態から洗浄槽2を収納方向(本体部1の後方側)へ移動させると、内蓋部3の当たり部3aに洗浄槽2が当接し、さらに、洗浄槽2を収納方向(本体部1の後方側)へ移動させると、内蓋部3の当たり部3aが洗浄槽2に押されて、内蓋部3と洗浄槽2とが一体的に収納方向(本体部1の後方側)に移動するようにしている。
そして、内蓋部3と洗浄槽2とが一体的に収納方向(本体部1の後方側)に移動すると、内蓋案内機構におけるカム機構の作用により、内蓋部3が下方側に移動されて、洗浄槽2を本体部1に収納すると、すなわち洗浄槽2を収納位置に移動させると、洗浄槽2の上面部を閉塞するように構成されている。
【0029】
また、図3および図4に示すように、洗浄槽2が本体部1に収納された状態から洗浄槽2を引き出し方向(本体部1の前方側)に移動させると、内蓋用コイルスプリング12の付勢力および内蓋案内機構13におけるカム機構の作用により、内蓋部3が上方側へ移動しながら引き出し方向へ移動するようにして、洗浄槽2を本体部1から引き出した状態で洗浄槽2の上面部を開口させるように構成されている。
【0030】
なお、本体部1の内側面部の両側には、本体部1から洗浄槽2が引き出された状態から、洗浄槽2を収納方向に移動させると、トグル機構を利用して、洗浄槽2を収納位置に補助案内する補助機構Aが設けられている。
そして、補助機構Aは、洗浄槽2を収納位置に保持した状態から、洗浄槽2を引き出し方向に移動させと、トグル機構を利用して、洗浄槽2を引き出し方向に補助案内するように構成されている。
【0031】
前記本体部1に対して洗浄槽2を収納位置まで収納移動させるに伴って、洗浄槽2を収納位置に保持させるロック機構14が設けられ、そのロック機構14が、把手部11に対する引き操作に伴って、洗浄槽2の収納位置への保持を解除するように構成されている。
説明を加えると、ロック機構14は、図5〜図8に示すように、本体部1に設けられた係止部14aと、扉10の裏面部に設けられ、その係止部14aに係止されるフック部14bとから構成されている。
そして、フック部14bは、洗浄槽2を本体部1から引き出すための把手部11と一体的に構成され、フック部14bと把手部11との一体部材15が、ロック用横軸芯16回りで揺動自在に枢支され、かつ、そのロック用横軸芯16に設けられた巻きスプリングにより収納方向側(本体部1側)に付勢され、把手部11には、把手カバー部11aが備えられている。
【0032】
また、扉10の裏面部には、扉10の位置状態が、本体部1の前面部を閉塞している閉位置と本体部1の前面部を開口している開位置とを判別したり、ロック機構14による洗浄槽2の洗浄位置への保持状態が、洗浄槽2を収納位置に保持しているロック状態と洗浄槽2の収納位置への保持が解除されているロック解除状態とを判別する状態検出装置としての状態検出機構17が設けられている。
すなわち、この第1実施形態では、本発明にかかる状態検出装置が、前記可動式検知体の位置状態として、本体部を開閉する扉の位置状態を検出し、受光状態を前記扉の閉位置として検出するように構成されている。
【0033】
前記状態検出機構17は、図5〜図9に示すように、光を発光する発光部18と、その発光部18からの光を受光する受光部19と、発光部18および受光部19の作動を制御する制御手段としての状態検出部20などから構成され、状態検出部20は、受光部19にて検出する光に基づいて、受光状態と遮光状態とを判別して、扉10の位置状態やロック機構14による洗浄槽2の洗浄位置への保持状態を判別するように構成されている。
【0034】
説明を加えると、フック部14bと把手部11との一体部材15には、状態検出用横軸芯21回りで揺動自在でかつ状態検出用コイルスプリング22にて後方側に付勢されているセンサーフラグ23が設けられ、このセンサーフラグ23が揺動することによって、発光部18からの光を受光部19にて受光する受光状態と、発光部18からの光がセンサーフラグ23により遮光される遮光状態とのいずれかが現出するように構成されている。
そして、センサーフラグ23は、洗浄槽2の収納位置への移動に伴って、本体部1に設けられた係止部14aと当接する当接部23a、および、発光部18からの光を遮光する遮光部23bとから構成されている。
【0035】
前記状態検出部20は、発光部18からの光を設定点滅周期で点滅させるように発光部18の作動を制御して、受光部19にて光が設定点滅周期で点滅されている点滅状態を検出したときに、受光状態と判別するように構成されている。
また、状態検出部20は、受光部19にて光を設定点滅周期よりも長い間継続して検出する点灯状態を検出したときに、異常であると判別するように構成されている。
【0036】
具体的に説明すると、発光部18が設定点滅周期で点滅するように、発光部18の駆動回路を、図10および図11に示すように、LowとHiとを設定点滅周期で繰り返す点滅回路として、受光部19にて検出した入力信号がLowとHiとを設定点滅周期で繰り返す点滅信号であるときには、受光状態と判別するように構成されている。
そして、入力信号がLow状態であるときには、異常と判別し、入力信号がHi状態であるときには、遮光状態と判別するように構成されている。
【0037】
説明を加えると、発光部18のオープン故障が発生すると、発光部18が発光しなくなるので、入力信号がHi状態となり、受光状態が現出していても、受光状態と判別せず、遮光状態と判別し、また、受光部19のショート故障が発生すると、受光部19にて光を受光していないにもかかわらず、受光部19が誤って光を受光している状態となるので、入力信号がLow状態となり、異常と判別するように構成されている。
そして、発光部18のオープン故障や受光部19のショート故障が発生しておらず、かつ、受光状態が現出しているときに、受光状態と判別するようにして、発光部18のオープン故障や受光部19のショート故障が発生しても、受光状態を確実に判別するように構成されている。
【0038】
前記洗浄槽2を収納位置まで移動させて、その洗浄槽2を収納位置に保持する収納状態と、その収納状態から把手部11に対する引き操作によって、洗浄槽2の収納位置への保持を解除する中間状態と、その中間状態から洗浄槽2を引き出し方向に移動させて、洗浄槽2を本体部1から引き出した引き出し状態のそれぞれの状態において、前記ロック機構14の動作および状態検出機構17の判別について説明を加える。
【0039】
前記収納状態においては、図5に示すように、洗浄槽2の収納位置への移動により、フック部14bが係止部14aに係止されて、洗浄槽2を収納位置に保持するとともに、センサーフラグ23の当接部23aが係止部14aとの当接により下方側に押されて、センサーフラグ23が状態検出用横軸芯21回りで揺動し、図9の(イ)に示すように、発光部18からの光を受光部19にて受光する受光状態を現出させて、状態検出部20が受光状態と判別するように構成されている。
また、前記中間状態においては、図6に示すように、把手部11に対する引き操作に伴って、フック部14bと把手部11との一体部材15がロック用横軸芯16回りで揺動され、フック部14bの係止部14aに対する係止が解除されて、洗浄槽2の収納位置への保持が解除されるとともに、把手部11に対する引き操作による一体部材15のロック用横軸芯16回りでの揺動によって、センサーフラグ23の当接部23aと係止部14aとの当接が解除され、センサーフラグ23が状態検出用コイルスプリング22の付勢力にて状態検出用横軸芯21回りで揺動し、図9の(ロ)に示すように、発光部18からの光を遮光部23bにて遮光する遮光状態を現出させて、状態検出部20が遮光状態と判別するように構成されている。
【0040】
前記引き出し状態においては、図7に示すように、洗浄槽2が本体部1から引き出されて、把手部11に対する引き操作も解除されると、フック部14bと把手部11との一体部材15が、巻きスプリングの付勢力にてロック用横軸芯16回りで揺動し、図示しない止め部の作用により、その位置が保持されるとともに、センサーフラグ23が、状態検出用コイルスプリング22の付勢力により、図9の(ロ)に示すように、発光部18からの光を遮光部23bにて遮光する遮光状態を保持して遮光状態を現出させて、状態検出部20が遮光状態と判別するように構成されている。
【0041】
このようにして、ひとつの状態検出機構17により、扉10の位置状態が、閉位置であるか開位置であるかを判別し、ロック機構14による洗浄槽2の洗浄位置への保持状態が、ロック状態であるかロック解除状態であるかを判別して、収納状態であるか、または、中間状態および引き出し状態のいずれかであるかを判別するように構成されている。
【0042】
そして、制御部Hは、状態検出部20が受光状態と判別すると、収納状態と判別して、洗浄運転や乾燥運転などの各運転を実行し、状態検出部20が遮光状態と判別すると、中間状態および引き出し状態のいずれかと判別して、洗浄運転や乾燥運転などの各運転を停止させるように構成されている。
また、制御部Hは、収納状態と判別すると、報知ブザーや音声などで洗浄槽2が収納位置に保持されたことを使用者に報知するように構成されている。
【0043】
説明を加えると、状態検出機構17が受光状態と判別すると、制御部Hが収納状態と判別することによって、発光部18のオープン故障や受光部19のショート故障などの異常が発生しても、収納状態を確実に判別して、確実に収納状態のときに運転を行い、中間状態や引き出し状態のときに、誤って運転が実行されることを的確に防止することができるように構成されている。
そして、洗浄運転などの運転中などに、図示しない操作部に設けられた一時停止スイッチが操作されずに、把手部11に対する引き操作を行い、洗浄槽2を本体部1から引き出した場合でも、把手部11に対する引き操作が行われた中間状態を判別し、運転をいち早く停止させて、洗浄槽2を本体部1から引き出したときに洗浄水が飛散することを的確に防止して、発光部18のオープン故障や受光部19のショート故障などの異常が発生しても、確実に安全側にて動作させるように構成されている。
【0044】
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態における水位センサの別実施形態であり、この水位センサについて図面に基づいて説明する。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様の構成であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
【0045】
この水位センサ24は、図12に示すように、洗浄槽2の水位に対応して水位が変動する貯留部25と、その貯留部25の水位に応じて上下動する水位検知体としてのフロート26と、光を発光する発光部27と、その発光部27からの光を受光する受光部28と、発光部27および受光部28の作動を制御する制御手段としての状態検出部29などから構成されている。
そして、フロート26は、貯留部25の水位に応じて上下動して、図12の(イ)に示すように、発光部27からの光を受光部28にて受光する受光状態と、図12の(ロ)に示すように、発光部27からの光をフロート26にて遮光する遮光状態のいずれかが現出するように構成され、状態検出部29は、受光部28にて検出する光に基づいて、受光状態と遮光状態とを判別するように構成されている。
すなわち、この第2実施形態では、本発明にかかる状態検出装置が、可動式検知体の位置状態として、洗浄槽の水位に応じて上下動するフロート26の位置状態を検出し、遮光状態をフロート26の設定水位位置として検出するように構成されている。
【0046】
ちなみに、図示はしないが、洗浄槽2には、洗浄槽2に対して洗浄用やすすぎ用の湯水を供給する湯水供給路および洗浄槽2内の湯水を排水する排水路が接続され、その湯水供給路には、湯水を洗浄槽2に供給する状態と停止する状態とに切り換える湯水電磁弁が設けられ、排水路には、洗浄槽2内の湯水を排出する状態と停止する状態とに切り換える排水ポンプが設けられている。
そして、制御部Hは、湯水電磁弁および排水ポンプの作動を制御して、洗浄槽2の水位が設定水位になるように湯水を供給したり、洗浄槽2内の湯水を外部に排出するように構成されている。
【0047】
前記状態検出部29は、発光部27からの光を設定点滅周期で点滅させるように発光部27の作動を制御して、受光部28にて光が設定点滅周期で点滅されている点滅状態を検出したときに、受光状態と判別するように構成されている。
また、状態検出部29は、受光部28にて光を設定点滅周期よりも長い間継続して検出する点灯状態を検出したときに、異常であると判別するように構成されている。
【0048】
具体的に説明すると、発光部27が設定点滅周期で点滅するように、発光部27の駆動回路を、図10および図11に示すように、LowとHiとを設定点滅周期で繰り返す点滅回路として、受光部28にて検出した入力信号がLowとHiとを設定点滅周期で繰り返す点滅信号であるときには、受光状態と判別するように構成されている。
そして、入力信号がLow状態であるときには、異常と判別し、入力信号がHi状態であるときには、遮光状態と判別するように構成されている。
【0049】
説明を加えると、発光部27のオープン故障が発生すると、発光部27が発光しなくなるので、入力信号がHi状態となり、受光状態が現出していても、受光状態と判別せず、遮光状態と判別し、また、受光部28のショート故障が発生すると、受光部28にて光を受光していないにもかかわらず、受光部28が光を受光している状態となるので、入力信号がLow状態となり、異常と判別するように構成されている。
そして、発光部27のオープン故障や受光部28のショート故障が発生しておらず、かつ、受光状態が現出しているときに、受光状態と判別するようにして、発光部27のオープン故障や受光部28のショート故障が発生しても、受光状態を確実に判別するように構成されている。
【0050】
そして、制御部Hは、状態検出部29が受光状態と判別すると、フロート26の位置状態が設定水位位置ではないと判別して、洗浄槽2の水位が設定水位に到達していない状態と判別し、洗浄槽2への湯水の供給を行い、状態検出部29が遮光状態と判別すると、フロート26の位置状態が設定水位位置であると判別して、洗浄槽2の水位が設定水位に到達している状態と判別し、洗浄槽2への湯水の供給を停止するように構成されている。
【0051】
説明を加えると、状態検出部29が受光状態と判別すると、制御部Hが洗浄槽2の水位が設定水位に到達していない状態と判別することによって、発光部27のオープン故障や受光部28のショート故障などの異常が発生しても、洗浄槽2の水位が設定水位に到達していない状態を確実に判別して、確実に洗浄槽2の水位が設定水位に到達していないときに洗浄槽2への湯水の供給を行い、洗浄槽2に設定水位の湯水が貯留されているにもかかわらず、洗浄槽2への湯水の供給が誤って行われることを的確に防止して、発光部27のオープン故障や受光部28のショート故障などの異常が発生しても、確実に安全側にて動作させるように構成されている。
【0052】
〔別実施形態〕
(1)上記第1実施形態では、本発明にかかる状態検出装置を食器洗浄機における扉10の開閉を判別するように適応した例を示し、上記第2実施形態では、本発明にかかる状態検出装置を食器洗浄機における水位センサ24として適応した例を示したが、本発明にかかる状態検出装置は、これらに限られるものではなく、食器洗浄機が備える他の可動式検知体の位置状態を検出するように適応させて実施することが可能となる。
【0054】
(2)上記第1および第2実施形態では、カム機構を利用した内蓋案内機構13により内蓋部3を上方側または下方側へ移動させて、洗浄槽2を本体部1に収納した状態で洗浄槽2の上面部を閉塞し、かつ、洗浄槽2を本体部1から引き出した状態で洗浄槽2の上面部を開口させるように構成したが、例えば、リンク機構を利用して、洗浄槽2の収納方向への移動に連動して内蓋部3を下方側に移動させ、洗浄槽2の引き出し方向への移動に連動して内蓋部3を上方側に移動させて、洗浄槽2を本体部1に収納した状態で洗浄槽2の上面部を閉塞し、かつ、洗浄槽2を本体部1から引き出した状態で洗浄槽2の上面部を開口させるように構成して実施することも可能である。
すなわち、内蓋案内機構13は、カム機構を利用したものに限るものではなく、リンク機構など他の機構により構成して実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の概略斜視図
【図2】洗浄槽を収納位置に保持した状態における食器洗浄機の概略側面図
【図3】洗浄槽を本体部から引き出す途中状態における食器洗浄機の概略側面図
【図4】洗浄槽を本体部から引き出した状態における食器洗浄機の概略側面図
【図5】洗浄槽を収納位置に保持した状態における食器洗浄機の要部を示す側面図
【図6】洗浄槽の収納位置への保持を解除した状態における食器洗浄機の要部を示す側面図
【図7】洗浄槽を本体部から引き出し移動させる際の食器洗浄機の要部を示す側面図
【図8】洗浄槽を収納位置に保持した状態における食器洗浄機の要部を示す平面図
【図9】状態検出機構における受光状態と遮光状態とを示す斜視図
【図10】状態検出機構における発光部の駆動状態と受光部の入力状態を示す図
【図11】状態検出機構における回路図
【図12】状態検出装置を水位センサに適応した際の受光状態と遮光状態とを示す側面図
【符号の説明】
1 本体部
17 状態検出装置
18 発光部
19 受光部
20 制御手段
10 可動式検知体としての扉
26 可動式検知体としての水位検知体
Claims (3)
- 光を発光する発光部と、その発光部からの光を受光する受光部と、前記発光部および前記受光部の作動を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記受光部にて検出する光に基づいて、受光状態と遮光状態とを判別するように構成されている状態検出装置を備えた食器洗浄機であって、
前記制御手段が、前記発光部からの光を設定点滅周期で点滅させるように前記発光部の作動を制御して、
前記受光部にて光が前記設定点滅周期で点滅されている点滅状態を検出したときに、前記受光状態と判別するように構成され、
前記制御手段が、前記受光部にて光を前記設定点滅周期よりも長い間継続して検出する点灯状態を検出したときに、異常であると判別するように構成され、
前記状態検出装置が、前記受光部にて検出する光に基づいて、前記受光状態と前記遮光状態とを判別して、その食器洗浄機が備える可動式検知体の位置状態を検出するように構成されている食器洗浄機。 - 前記状態検出装置が、前記可動式検知体の位置状態として、本体部を開閉する扉の位置状態を検出し、受光状態を前記扉の閉位置として検出するように構成されている請求項1に記載の食器洗浄機。
- 前記状態検出装置が、前記可動式検知体の位置状態として、洗浄槽の水位に応じて上下動する水位検知体の位置状態を検出し、遮光状態を前記水位検知体の設定水位位置として検出するように構成されている請求項1に記載の食器洗浄機。
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