JP4675397B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、図柄表示手段と、図柄表示手段に表示される図柄を変動させるための図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、図柄の変動に関する当り外れを抽選する抽選手段と、始動口入賞検出手段の作動に応じて図柄の変動を行う権利を順次保留する保留個数記憶手段と、保留個数を遊技者に対して報知する保留個数報知手段とを備え、保留個数が特定個数を超えた場合であって、かつ抽選手段による抽選結果が外れの場合、通常の変動パターンに比べ、少なくとも図柄の高速変動の時間が短く、かつ総変動時間が短い短縮変動パターンを選択する遊技機に関するものである。
従来、図柄表示装置と、図柄表示装置に表示される図柄を変動させるための図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、図柄の変動に関する当り外れを抽選する抽選手段と、始動口入賞検出手段の作動に応じて図柄の変動を行う権利を順次保留する保留個数記憶手段と、保留個数を遊技者に対して報知する保留個数報知手段とを備え、保留個数が特定個数を超えた場合に(例えば、保留個数が2個を超えている場合、即ち、保留数が3個及び4個の場合に)、抽選手段による抽選結果が外れの場合、通常の変動パターンに比べ、図柄の変動開始から行う高速変動の時間が短く、かつ総変動時間が短い短縮変動パターンを選択し、変動表示するパチンコ遊技機がある。
このような従来のパチンコ遊技機にあっては、保留個数が特定個数を超えた場合であっても、抽選手段の抽選結果が外れの場合であって、かつリーチを発生させるか否かの抽選に当選した場合では、短縮変動パターンに移行せず、通常の変動時間のリーチ外れ変動パターン(高速変動時間が短縮変動パターンよりも長い)を選択して変動表示を行っている。また、抽選結果が当りの場合も、短縮変動パターンに移行せず、通常の変動時間の当り変動パターン(高速変動時間が短縮変動パターンよりも長い)を選択して変動表示を行っている。
なお、現行のパチンコ遊技機は、始動口入賞検出手段の作動に応じて図柄の変動を行う権利を順次保留する保留個数には上限値(4個)が設けてあり、保留個数が上限値に達した状態では、始動口入賞検出手段の作動があっても、図柄の変動を行う権利は保留されることはなく、単なる、入賞として扱われ、規定個数の賞球のみの払い出しとなる。遊技者から見れば、保留個数が特定個数を超えた場合、図柄の変動をいち早く消化してもらうことは、始動口への入賞による図柄の変動を行う権利の保留を得られるため、得をした気になるものである。しかしながら、上記従来のパチンコ遊技機にあっては、保留個数が特定個数を超えた場合、抽選手段による抽選結果が外れで、かつリーチの抽選に外れた場合、短縮変動パターンが選択されて変動表示されるので、短縮変動するか否か(高速変動時間が短いか否か)で、すなわち、高速変動時間がいつもに比べて短いと分かった時点で(短縮変動であると分かった時点で)、外れであることが即座に判断できてしまい、図柄変動に対する期待感が即刻失われてしまっていた。
本発明の目的は、保留個数が特定個数を超えた場合であっても、図柄変動に対する遊技者の期待感を維持でき、遊技者の遊技意欲が薄れることを解消することができる遊技機を提供することにある。
請求項1に係る遊技機は、図柄表示手段と、前記図柄表示手段に表示される図柄を変動させるための図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、前記図柄の変動に関する当り外れを抽選する抽選手段と、前記始動口入賞検出手段の作動に応じて前記図柄の変動を行う権利を順次保留する保留個数記憶手段と、前記保留個数を遊技者に対して報知する保留個数報知手段とを備え、前記図柄の変動を行う権利に基いて前記図柄表示手段の図柄の変動を開始させ、前記抽選手段による抽選結果が外れの場合、変動する図柄が認識不可能な高速変動状態、前記高速変動状態に次いで前記高速変動状態より遅く変動している低速変動状態を経て、前記図柄の変動を終了する通常の変動パターンと、前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつリーチを発生させるか否かの抽選に当選した場合、或いは、前記抽選手段による前記抽選結果が当りの場合、前記図柄の変動の開始時から前記高速変動状態を行い、前記高速変動状態に次いで前記高速変動状態より遅く変動している低速変動状態を行うと共に、前記低速変動状態を行っている期間に亘って前記低速変動状態の図柄によるリーチ演出が行われ、前記図柄の変動を終了する通常のリーチ変動パターンと、前記保留個数が特定個数を超えていない場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選しなかった場合に、前記通常の変動パターンを選択する通常変動パターン選択手段と、前記保留個数が特定個数を超えていない場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選した場合、或いは、前記保留個数が特定個数を超えていない場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が当りの場合に、前記通常のリーチ変動パターンを選択する第1のリーチ変動パターン選択手段と、を有し、
前記通常のリーチ変動パターンにおいて、前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間が、前記通常の変動パターンにおける前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間よりも長く、かつ前記総変動時間が異なるリーチが複数種類設けられ、
前記図柄の変動終了時に、前記図柄が所定の表示態様となることを条件に、遊技者に特典付与を認識させるものであって、
遊技の総括的な制御を行うメイン制御装置と、前記メイン制御装置からのコマンドに基いて前記図柄表示手段における図柄の変動を制御する表示制御装置とを有し、
前記図柄の変動の開始時から前記高速変動状態のみを行って前記図柄の変動を終了する変動パターンであって、前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間が前記通常の変動パターンにおける前記高速変動状態の時間に比べて短い短縮変動パターンと、
前記図柄の変動の開始時から前記図柄の高速変動状態を行っている時間が前記短縮変動パターンの総変動時間と同じであり、前記高速変動状態に次いで前記低速変動状態を行うと共に、前記低速変動状態を行っている期間に亘って前記低速変動状態の図柄によるリーチ演出が行われ、前記図柄の変動を終了する変動パターンであって、前記リーチ演出を行う期間が前記通常のリーチ変動パターンにおけるリーチ演出を行う期間よりも長く設定され、かつ前記通常のリーチ変動パターンのうちの1つと比較して、前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間が同じ時間に設定されている特定リーチ変動パターンと、が設けられ、
前記メイン制御装置は、
前記保留個数が特定個数を超えた場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選しなかった場合に、前記短縮変動パターンを選択する短縮変動パターン選択手段と、
前記保留個数が特定個数を超えた場合であっても、前記抽選手段による抽選結果が外れの場合で、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選した場合、或いは、前記保留個数が特定個数を超えた場合であっても、前記抽選手段による抽選結果が当りの場合に、前記特定リーチ変動パターンを選択する第2のリーチ変動パターン選択手段と、を備え、
前記メイン制御装置が、前記表示制御装置に変動パターンの種別をコマンド送信し、前記表示制御装置は、前記変動パターンの種別コマンドを受け取ると、前記図柄の図柄変動を開始すると共に、前記変動パターンの種別に対応して図柄変動のタイミングを決定するものであり、
前記表示制御装置は、前記特定リーチ変動パターンに対応するコマンドを受け取ると、前記通常のリーチ変動パターンに比べて変動中の図柄が進む回数を少なくすることにより前記高速変動時間を短縮し、前記通常のリーチ変動パターンに比べて変動中の図柄が進む速度を遅くすることにより、前記高速変動時間を短縮した分だけ前記低速変動時間を延長して前記高速変動時間を短縮した時間分の帳尻を合わせる、
ことを特徴とする
ここで、「高速変動状態」とは、その遊技機のもつ1つの変動パターンの中で、最も早く変動している状態を言い、見た目に変動する図柄が認識不可能な状態をいう。また、「低速変動状態」とは、前記定義した「高速変動状態」より遅く変動している状態であればよい。尚、短縮変動パターンは、総変動時間が通常の変動パターンに比べて短く、かつ少なくとも図柄の高速変動の時間が短いものであればよく、例えば、高速変動状態に引き続いて低速変動状態となるものであってもよい。この場合、低速変動の時間の短長は問わず、遊技者が、高速変動時間がいつもに比べて短いと認識できればよい。
請求項1に係る遊技機によれば、特定リーチ変動パターン選択された場合、短縮変動パターンの高速変動時間と同じ時間高速変動状態が行われ、引き続いてリーチが発生することで(外れであるとは即座に判断できないから)、図柄変動に対する遊技者の期待感を維持でき、遊技者の遊技意欲が薄れることを解消することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、遊技機の一態様としてパチンコ遊技機を用いて説明するが、本発明はパチンコ遊技機に限らず、例えば、コイン遊技機やスロットマシン等であってもよく、図柄表示手段と、前記図柄表示手段に表示される図柄を変動させるための図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、前記図柄の変動に関する当り外れを抽選する抽選手段と、前記始動口入賞検出手段の作動に応じて前記図柄の変動を行う権利を順次保留する保留個数記憶手段と、前記保留個数を遊技者に対して報知する保留個数報知手段とを備え、前記保留個数が特定個数を超えた場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が外れの場合、通常の変動パターンに比べ、少なくとも前記図柄の高速変動の時間が短く、かつ総変動時間が短い短縮変動パターンを選択する遊技機であれば、すべて対象となる。
図1は、本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機に配備された遊技盤面の正面図である。遊技盤面1の略中央から上部にかけてカラー液晶表示装置により構成された図柄表示装置2を組み付けた図柄表示ユニット3が配設されている。なお、図柄表示装置2は遊技者に可変表示ゲームによる当り外れを認識させるための識別情報としての複数の図柄列を変動表示させるものである。
図柄表示装置2は識別情報としての3列の図柄列を変動表示させるものとしてあり、表示画面の左側から左図柄、中図柄及び右図柄を変動表示する。図柄表示ユニット3の下方中央には、ソレノイド等の電磁手段により拡開作動される可変入賞口を有するチューリップ式の普通電動役物4が設けられている。なお、普通電動役物4の可変入賞口が図柄表示装置2において図柄変動を開始させるための始動入賞口5に設定されている。
普通電動役物4の下方には可変入賞装置6が設けられている。可変入賞装置6は、前後方向に傾動可能に設けられた開閉扉7を備え、該開閉扉7は遊技盤裏面側に配備されたソレノイド(図示せず)により駆動される。可変入賞装置6は、通常時には開閉扉7を閉成状態として大入賞口8へのパチンコ球の入賞が不可能な状態(遊技者に不利となる状態)となっている。
一方、始動入賞口5へパチンコ球が入賞したことに基いて図柄表示装置2において左図柄、中図柄及び右図柄の変動表示が行われる。なお、図柄の変動は左図柄、右図柄、中図柄が同時に停止する。図柄表示装置2に図柄が所定の表示態様で表示された場合、例えば、停止した左図柄、中図柄及び右図柄の組合せが大当りとなる特定の組合せ(例えば、左図柄、中図柄及び右図柄が同一の絵柄)となった場合には、遊技者に有利となる特別遊技状態に移行し、可変入賞装置6は、開閉扉7を開放状態として大入賞口8へのパチンコ球が入賞しやすい状態に変換する。
また、図柄表示ユニット3の上部には、始動入賞口5への入賞に起因する図柄表示装置2の図柄の変動を行う権利の保留状態を点灯個数によって報知する保留個数表示LED(保留個数報知手段の一実施態様)9が設けられている。なお、この実施形態では、図柄の変動を行う権利の保留は最高4個まで保留される。大入賞口8の内部の一部には、特別入賞領域である特定領域(図示せず)が設けられ、該特定領域には特定領域を開閉する特定領域扉(図示せず)が設けられている。大入賞口8は、図柄表示装置2において図柄の変動停止が行われた結果が大当りとなった場合に、特別遊技状態(大当り遊技状態)となり、所定時間(例えば、29.5秒間)にわたって開放される。但し、大入賞口8は開放中に所定個数(例えば、10個)の入賞があった場合、又は、所定時間経過した時点で閉鎖される。上記の大入賞口8の開放動作を大当り遊技の1ラウンドという。
また、大入賞口8の開放中に前記特定領域を遊技球が通過した場合には継続条件が成立し、この回に開成されている大入賞口8が閉鎖された後、即ち、この回のラウンドが終了した後、新たに大入賞口8が開放され、次の回のラウンドに移行する。特定領域を遊技球が通過したことに基く大入賞口8の連続開放動作(連続ラウンド数)は、上限回数が設けられており、例えば、最初の開放を含めて最高15回(最高15ラウンド)までとなっている。また、大当り遊技状態は、大入賞口8の開放中に特定領域への遊技球の通過がなかった場合には、この回の大入賞口8が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。また、大入賞口8の連続開放動作が15回目まで続いた場合には、15回目の大入賞口8が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。
図2は本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系統の概略の要部ブロック図である。パチンコ遊技機には、パチンコ遊技の総括的な制御を行うメイン制御装置10と、メイン制御装置10からの情報(指令コマンドやデータ)に基いて各駆動部を制御するサブ制御装置、即ち、表示制御装置11、音声制御装置12、ランプ制御装置13、賞球制御装置14が配備される。
メイン制御装置10(主制御部)は図示しないメイン制御基板に配備される。メイン制御装置10は、パチンコ遊技に関わる総括的な制御を行うための処理実行手段としてのメインCPUと、メインCPUが実行するためのパチンコ遊技全体に関わる制御プログラムが格納されているROMと、随時読み出しおよび書き込みが可能なRAMと、メインCPUが周辺機器との間でデータ通信を行うための通信インタフェース等を含んで構成されている。なお、メイン制御装置10の具体的な構成については図示を省略する。
メイン制御装置10は、図示しない図柄表示基板に配備された表示制御装置11への一方向通信が可能に接続されている。なお、メイン制御装置10から表示制御装置11に対して送信される通信データは、変動パターンの種類と(左図柄、中図柄及び右図柄の変動時間及び変動態様の相違に対応して複数種類の変動パターンが設定されている)、左図柄の停止図柄と、右図柄の停止図柄と、中図柄の停止図柄と、左、右、中図柄に関する図柄の停止コマンドである。
メイン制御装置10にはスイッチ入力回路15が接続され、パチンコ遊技機の遊技盤面に設けられた各種入賞口(例えば、始動入賞口5、大入賞口8、大入賞口8の内部に設けられた特定領域、遊技盤1面に配された各普通入賞口等)に対して設けられた各入賞検出スイッチ(例えば、始動口入賞検出スイッチSW1、大入賞口入賞検出スイッチSW2、特定領域通過検出スイッチSW3、普通入賞検出スイッチ等)による各検出信号がスイッチ入力回路15を通じて入力される。
また、メイン制御装置10にはドライバ16及びドライバ18が接続され、遊技盤面に設けられた可変入賞装置6の大入賞口8を開放作動するための大入賞口ソレノイド17がメイン制御装置10からの制御出力によりドライバ16を通じて駆動制御されるように設けられる。また、遊技盤面に設けられた普通電動役物4の始動入賞口5を拡開作動するためのチューリップソレノイド19がメイン制御装置10からの制御出力によりドライバ18を通じて駆動制御されるように設けられる。
また、ランプ制御装置13には各種ランプ/表示LEDが接続され、ランプ制御装置13は、メイン制御装置10からの指令に従って各種ランプ/表示LED(保留個数表示LED9を含む)を点灯駆動する。また、音声制御装置12は、メイン制御装置10からの指令に従ってスピーカ20より効果音や警報を発生する。また、図示していないが、メイン制御装置10には電源(図示せず)やメイン制御装置10の処理サイクルを規定するクロック回路(図示せず)が接続されている。
以上のように構成された実施形態のパチンコ遊技機におけるメイン制御装置10のメインCPUが実行するメイン処理について説明する。図3は、メインCPUが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャートである。メインCPUは、電源投入時、初期化処理を行い、RAMをクリアすると共に、以下の処理に必要な各種カウンタやフラグ等に初期値をセットする。メインCPUは、初期化処理を終えると遊技処理を行い、遊技処理を終えると乱数カウンタ更新処理を行う。
本実施形態のパチンコ遊技機においては、大当り判定用カウンタ、大当り図柄用カウンタ、左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、リーチ判定用カウンタ、変動パターン用カウンタ、保留個数が特定個数を超えた場合に、特定変動パターン(後述)を選択するか否かを判定するための特定変動選択用カウンタの8種類のカウンタが設けられ、始動入賞検出時に各カウンタの値を読み出して記憶し、遊技処理における図柄の変動開始(可変表示ゲーム)に関する処理に用いる。
ここで、上記8種類のカウンタのそれぞれについて説明する。大当り判定用カウンタは、可変表示ゲームの当り外れを判定するためのカウンタであり、例えば、0乃至320の範囲内で1つずつ循環的に更新される。
大当り図柄用カウンタは、可変表示ゲームの当り外れの判定が当り(所謂、大当り)の場合に、大当り図柄を決定するためのカウンタである。大当り図柄は、例えば、111、777、AAA等のように、左図柄、中図柄及び右図柄が全て同一となる図柄の組合せであり、この場合には、全部で10種類設けられている。大当り図柄用カウンタは、これらの大当り図柄に対応させて、例えば、0乃至9の範囲内で1つずつ循環的に更新される。
左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ及び右図柄用カウンタは、可変表示ゲームの当り外れの判定が外れの場合に、左、中、右図柄をそれぞれ決定するためのカウンタである。ここでは、説明を簡略とするため、図柄表示装置2において表示される図柄の種類を左図柄、中図柄、右図柄共に共通図柄であるとし、10種類設定されているものとする。図柄の種類は、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、Aであるとして説明する。左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ及び右図柄用カウンタは、これらの図柄に対応させて、例えば、0乃至9の範囲内で1つずつ循環的に更新される。
リーチ判定用カウンタは、可変表示ゲームの当り外れの判定が外れの場合に、リーチ(所謂、ハズレリーチ)を発生させるか否かの判定に用いるカウンタである。実施形態では、リーチ判定用カウンタは、例えば、0乃至14(15通りの値を取る)の範囲内で1つずつ循環的に更新される。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機に設けられた図柄表示装置2における変動パターンについて説明する。図4は、実施形態のパチンコ遊技機に設けられた各変動パターンと変動時間とを表形式で示す図であり、この実施形態では、当り外れの抽選結果が外れであって、リーチを発生させるか否かの抽選に外れた場合に選択される、すなわち、リーチを発生しない単なる外れの場合に選択される通常の変動パターンがノーマル1〜ノーマル3の3通り設けられている。また、リーチを発生しない単なる外れの場合で、保留個数が特定個数を超えた場合に選択される短縮変動パターンが1通り設けられている。なお、短縮変動パターンは、通常の変動パターンに比べ、図柄の変動開始から行う高速変動時間が短く、かつ総変動時間が短い。図4に示す具体例では、通常の変動パターンであるノーマル1、ノーマル2、ノーマル3の高速変動時間は、それぞれ10秒、11秒、12秒であり、一方、短縮変動パターンの高速変動時間は、4秒であり、これは、通常の変動パターンの高速変動時間に比べて半分よりも更に短く、総変動時間も極端に短い。
また、保留個数が特定個数を超えない場合で、当り外れの抽選結果が当りの場合、或いは、保留個数が特定個数を超えない場合で、当り外れの抽選結果が外れであって、リーチを発生させるか否かの抽選に当った場合に選択される、すなわち、かつリーチを発生する場合の変動パターン(後述する特定リーチ変動パターンと区別するために、以下、通常リーチ変動パターンということにする)がリーチ1〜リーチ4の4通り設けられている。さらに、保留個数が特定個数を超えた場合で、かつリーチを発生して外れとなる場合の変動パターンがリーチ5の1通り設けられ、保留個数が特定個数を超えた場合で、かつリーチを発生して当りとなる場合の変動パターンがリーチ6の1通り設けられている。
図5は、特定リーチ変動パターンを通常リーチ変動パターン及び短縮変動パターンと比較して示すタイムチャートである。上述のリーチ5の変動パターンとリーチ6の変動パターンは、特定リーチ変動パターンに相当するものである。なお、特定リーチ変動パターンとは、前述した短縮変動パターンの高速変動状態に引き続いて低速変動状態となる変動パターンを意味する。また、ここでいう短縮変動パターンの高速変動状態とは、通常の変動パターンに比べ、図柄の変動開始から行う高速変動時間が短いことを意味する。この実施形態では、特定リーチ変動パターンの高速変動時間は、一例として、短縮変動パターンの高速変動時間(この実施形態では4秒)と同じ高速変動時間(4秒)としてある。
また、特定リーチ変動パターンの1つであるリーチ5の変動パターンは、リーチ発生を伴うリーチ1の変動パターンの総変動時間と同じ総変動時間(30秒)としてあり、特定リーチ変動パターンの1つであるリーチ6の変動パターンは、リーチ発生を伴うリーチ3の変動パターンの総変動時間と同じ総変動時間(36秒)としてある。この理由として、当業界では、変動パターンについて、総変動時間が同じであれば、変動パターンの数として1つに扱っており、総変動時間の内容、例えば、高速変動時間と低速変動時間の割り振りをどのように割り振るかは自由に決められるようになっている。このため、総変動時間を同じにすることで、変動パターンの数を増加しないで済むという利点がある。
なお、高速変動時間を短縮する方法としては、変動中の1コマ(1図柄)進む回数(コマ数)を変更する。例えば、通常リーチ変動パターンでは、1コマを60msの割合で100コマ進めるのに対して、特定リーチ変動パターンでは、1コマを60msの割合(速度としてはノーマル変動と同じ)で80コマ進める。また、高速変動時間を短縮した分だけ低速変動時間を延長する方法としては、変動中の1コマ(1図柄)進む速度を変更する。例えば、通常リーチ変動パターンでは、1コマを250msの割合で20コマ進めるのに対して、特定リーチ変動パターンでは、1コマを500msの割合で20コマ(進めるコマ数は同じ)進める。
なお、図柄表示装置2の表示画面において、キャラクタ等によりリーチ演出を一緒に行う場合、動画において同じような動きをする部分の演出パターンを繰り返し行わせ、高速変動時間を短縮した時間分の帳尻を合わせる。
変動パターン用カウンタは、可変表示ゲームの図柄変動の変動パターンを決定するためのカウンタであり、例えば、0乃至9の範囲内で1つずつ循環的に更新される。この実施形態では、変動パターンの種類が、単なる外れの場合、変動パターンがノーマル1〜ノーマル3であるので、変動パターン用カウンタの値が0〜4の場合ノーマル1、変動パターン用カウンタの値が5〜7の場合ノーマル2、変動パターン用カウンタの値が8又は9の場合ノーマル3を選択するようにしている。また、通常リーチ変動の場合では、リーチ1〜リーチ4であるので、変動パターン用カウンタの値が0〜3の場合リーチ1、変動パターン用カウンタの値が4又は5の場合リーチ2、変動パターン用カウンタの値が6又は7の場合リーチ3、変動パターン用カウンタの値が8又は9の場合リーチ4を選択するようになっている。
なお、この実施形態では、保留個数が特定個数を超えた場合に、所定の割合(例えば、80%の割合)で特定リーチ変動パターンを選択する構成としている。特定変動選択用カウンタは、保留個数が特定個数を超えた場合に、特定リーチ変動パターンを選択するか否かを判定するためのカウンタであり、例えば、0乃至4の範囲内で1つずつ循環的に更新される。なお、特定変動選択用カウンタの値が0〜3の場合に特定リーチ変動パターンを選択し、特定変動選択用カウンタの値が4の場合は特定変動パターンを選択せず、通常リーチ変動パターン(リーチ1〜リーチ4のうちのいずれか1つ)となる。
メインCPUは、乱数カウンタ更新処理にて、上述の各カウンタの値を1つアップする。メインCPUは、乱数カウンタ更新処理を終えると、遊技処理に戻る。このように、メインCPUは、遊技処理と乱数カウンタ更新処理とを繰り返し実行する。
次に、メインCPUが実行する遊技処理について説明する。図6乃至図9は、メインCPUが実行する遊技処理のフローチャートである。メインCPUは、遊技処理を開始すると、始動口入賞があるか否かを判別する(ステップS01)。メインCPUは、始動入賞検出スイッチSW1による入賞検出信号がない場合には、始動口入賞なしと判別し、ステップS06に移行する。遊技球が始動入賞口5に入賞すると、始動入賞検出スイッチSW1による入賞検出信号がメイン制御装置10に入力される。メインCPUは、始動口入賞ありと判別し、ステップS02に進む。
メインCPUは、ステップS02に進むと、始動入賞口5への入賞記憶に関わる保留数が満タンか否かを判別する(ステップS02)。本実施形態では、始動入賞口5への入賞記憶に関わる保留数は最高4つまでとしてある。メインCPUは、始動入賞カウンタの値が4であるか否かを判別し、始動入賞カウンタの値が4であれば、保留数が満タンであると判別し、この場合には、始動入賞口5への入賞に起因する保留数の記憶は行わず、ステップS06に移行する。一方、始動入賞カウンタの値が4でなければ、保留数が満タンでないと判別し、ステップS03に進み、始動入賞口5への入賞に起因する保留数の記憶を行う。なお、始動入賞カウンタは、始動入賞口5への入賞記憶を行う毎に+1するカウンタであり、その初期値は0であって、取り得る値の範囲は0乃至4である。
ステップS03に進むと、メインCPUは、大当り判定用カウンタ、大当り図柄用カウンタ、左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、リーチ判定用カウンタ、変動パターン用カウンタ、特定変動選択用カウンタの現在値を取得し(ステップS03)、取得した各カウンタ値を、始動入賞カウンタの値(この場合は、0〜3)に対応した所定の取得値記憶エリアに格納する(ステップS04)。なお、右図柄の取得数値が左図柄の取得数値に一致してしまっている場合には、右図柄の取得数値を+1だけずらす。
図10は、始動入賞カウンタの値(0〜3)に対応して取得した各カウンタ値が格納される所定の取得値記憶エリアを示す図である。図10に示すように、始動入賞カウンタの値が0(始動入賞の記憶なし)である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(1)に格納される。同様にして、始動入賞カウンタの値が1である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(2)に格納され、始動入賞カウンタの値が2である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(3)に格納され、始動入賞カウンタの値が3である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア(4)に格納される。メインCPUは、取得した各カウンタ値を所定の取得値記憶エリアに格納すると、始動入賞カウンタの値を1つアップし(ステップS05)、ステップS06に移行する。
ステップS06に進むと、メインCPUは、図柄変動の開始(可変表示ゲームの開始)が可能であるか否かを判別する(ステップS06)。図柄の変動中、次の図柄までのインターバル時間、大当り遊技中の場合は、新規の図柄変動の開始は不可であり、この場合は、ステップS40の処理に移行する。一方、メインCPUは、この場合は、図柄変動の開始(可変表示ゲームの開始)が可能である場合には、ステップS07に進む。
ステップS07に進むと、メインCPUは、始動入賞の記憶があるか否かを判別する(ステップS07)。即ち、メインCPUは、始動入賞カウンタの値が0でないか否かを判別する。メインCPUは、始動入賞カウンタの値が0であれば、始動入賞の記憶なしと判別し、遊技処理を終えてメインルーチンにリターンする。
一方、ステップS07にて、メインCPUは、始動入賞カウンタの値が0でなければ、始動入賞の記憶ありと判別し、ステップS08に進み、図柄変動の開始(可変表示ゲームの開始)に関わる処理を行う。まず、メインCPUは、取得値記憶エリア(1)に格納した各取得数値(各カウント値)を判定用数値記憶エリアに読み出し(ステップS08)、取得値記憶エリア(2)〜取得値記憶エリア(4)の内容を取得値記憶エリア(1)〜取得値記憶エリア(3)に順次シフトし、取得値記憶エリア(4)をクリアして空き状態とする(ステップS09)。次いで、メインCPUは、今回の図柄変動の開始に応じ、始動入賞カウンタの値を1つ減じ(ステップS10)、ステップS11に進む。
ステップS11に進むと、メインCPUは、判定用数値記憶エリアの大当り判定用の取得数値が当りに属している値(大当り決定値であるか)であるか否かを判別する(ステップS11)。ステップS11の大当りか否かの判別において、当該パチンコ遊技機が確変を採用している場合、高確率時では大当り決定値を複数個(例えば、5個)設定し、通常確率時では、大当り決定値を例えば、1個に設定することで、高確率時のほうが当りやすくする。メインCPUは、ステップS11にて、大当り判定の結果が当りである場合、大当りと判定し、ステップS27に移行する一方、大当り判定の結果が当りでない場合、外れと判定し、ステップS12に移行する。
まず、ステップS11にて、外れと判定された場合について説明する。メインCPUは、ステップS12に進み、判定結果の外れに対応して大当りフラグを0クリアし(ステップS12)、ステップS13に進む。メインCPUは、判定用数値記憶エリアのリーチ判定用の取得数値が当りに属しているか否かを判別する(ステップS13)。
メインCPUは、ステップS13の判定結果が当選でない場合、今回行う図柄変動はリーチを発生しないはずれ図柄で停止する変動となり、ステップS14に進み、判定用数値記憶エリアの左図柄、中図柄、右図柄の取得数値に基いて停止図柄を決定する(ステップS14)。次いで、メインCPUは、保留数が特定個数(例えば、2個)を超えているか否か、すなわち、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えているか否かを判別し(ステップS15)、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えていなければ、ステップS16に進み、判定用数値記憶エリアの変動パターン用カウンタの取得数値に基いて変動パターンを決定し(ステップS16)、ステップS18に進む。この場合、選択される変動パターンは、ノーマル1〜ノーマル3のうちのいずれか1つとなる。一方、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えている場合は、短縮変動パターンを選択し(ステップS17)、ステップS18に進む。
メインCPUは、ステップS18に進むと、表示CPU(表示制御装置11)に対して停止図柄と変動パターンとを送信し(ステップS18)、始動入賞カウンタの値に応じた保留数をランプ制御装置13に送信し(ステップS19)、遊技処理を終えてメインルーチンにリターンする。なお、始動入賞カウンタの値に応じた保留数がランプ制御装置13に送信されると、ランプ制御装置13は、保留数の数だけ保留個数表示LED9を点灯させる。
一方、メインCPUは、ステップS13の判定結果が当選である場合、今回行う図柄変動はリーチを発生するはずれ図柄で停止する変動となり、ステップS20に進み、判定用数値記憶エリアの左図柄の取得数値と中図柄の取得数値とが同じであるか否かを判別する(ステップS20)。なお、ステップS20の処理は、リーチ図柄(左図柄と右図柄が同じ図柄で中図柄のみが異なる図柄)を決定するに際して、左図柄と中図柄とが同じ図柄であると大当り図柄となってしまうのを避けるためである。
メインCPUは、ステップS20にて、左図柄の取得数値と中図柄の取得数値とが同じでない場合、左図柄の取得数値を右図柄にコピーし(左図柄の図柄を右図柄の図柄とし、中図柄は取得数値のまま)(ステップS21)、ステップS23に移行する一方、ステップS20にて、左図柄の取得数値と中図柄の取得数値とが同じである場合には、右図柄の取得数値を左図柄にコピーし(右図柄の図柄を左図柄の図柄とし、中図柄は取得数値のまま)(ステップS22)、ステップS23に移行する。
メインCPUは、ステップS23に進むと、メインCPUは、保留数が特定個数(例えば、2個)を超えているか否か、すなわち、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えているか否かを判別する(ステップS23)。メインCPUは、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えていなければ、ステップS24に進み、判定用数値記憶エリアの変動パターン用カウンタの取得数値に基いて変動パターンを決定し(ステップS24)、ステップS18に進む。この場合、選択される変動パターンは、リーチ1〜リーチ4のうちのいずれか1つとなる(第1のリーチ変動パターン選択手段)。
一方、ステップS23にて、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えている場合は、メインCPUは、判定用数値記憶エリアの特定変動選択用カウンタの取得数値が当りに属しているか否かを判別する(ステップS25)。特定変動選択用カウンタの値が0〜3の場合に当りとなり、特定リーチ変動パターン(リーチ5)を選択し(ステップS26)、ステップS18に移行する(第2のリーチ変動パターン選択手段)。一方、特定変動選択用カウンタの値が4の場合は特定リーチ変動パターンを選択せず、ステップS24に進み、判定用数値記憶エリアの変動パターン用カウンタの取得数値に基いて変動パターンを決定し(ステップS24)、ステップS18に進む。この場合、選択される変動パターンは、リーチ1〜リーチ4のうちのいずれか1つとなる。
次に、ステップS11にて、大当りと判定された場合について説明する。メインCPUは、ステップS27に進み、大当りに対応して大当りフラグをセットし(ステップS27)、判定用数値記憶エリアの大当り図柄用の取得数値に基いて大当り図柄(左、中、右図柄が全て同じ図柄)を決定し(ステップS28)、ステップS29に進む。
ステップS29に進むと、メインCPUは、保留数が特定個数(例えば、2個)を超えているか否か、すなわち、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えているか否かを判別する(ステップS29)。メインCPUは、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えていなければ、ステップS32に進み、判定用数値記憶エリアの変動パターン用カウンタの取得数値に基いて変動パターンを決定し(ステップS32)、ステップS18に進む。この場合、選択される変動パターンは、リーチ1〜リーチ4のうちのいずれか1つとなる(第1のリーチ変動パターン選択手段)。
一方、ステップS29にて、始動入賞カウンタの値が特定個数を超えている場合は、メインCPUは、判定用数値記憶エリアの特定変動選択用カウンタの取得数値が当りに属しているか否かを判別する(ステップS30)。特定変動選択用カウンタの値が0〜3の場合に当りとなり、特定リーチ変動パターン(リーチ6)を選択し(ステップS31)、ステップS18に移行する(第2のリーチ変動パターン選択手段)。一方、特定変動選択用カウンタの値が4の場合は特定リーチ変動パターンを選択せず、ステップS32に進み、判定用数値記憶エリアの変動パターン用カウンタの取得数値に基いて変動パターンを決定し(ステップS32)、ステップS18に進む。この場合、選択される変動パターンは、リーチ1〜リーチ4のうちのいずれか1つとなる。
以上のようにして、メインCPUが、大当り外れの別による変動パターンの決定と停止図柄の決定を行うと、表示制御装置11に変動パターンの種別をコマンド送信し、左図柄、右図柄、中図柄の停止図柄をコマンド送信する。表示制御装置10は、変動パターンの種別コマンドを受け取ると、左図柄、中図柄、右図柄の図柄変動を開始する。また、表示制御装置11は、変動パターンの種別に対応して図柄変動のタイミング(変動速度の切換時期や図柄の揺れ変動開始時期等)を決定し、さらに、左図柄、中図柄、右図柄の停止図柄コマンドを受け取ると、これらに対応した左図柄、右図柄、中図柄の停止図柄を決定する。なお、表示制御装置11に指令した停止図柄がリーチ図柄である場合には、リーチ発生となる。
一方、メインCPUは、次回の遊技処理を行うと、ステップS01乃至ステップS06の処理に続いて、図柄変動中である結果、図柄変動開始可能か否かの判別処理を偽と判別し、ステップS40に移行し、ステップS40を真と判別し、ステップS41に進み、決定した変動パターンに対応した変動時間が経過したか否かを監視する(ステップS41)。メインCPUは、変動時間が経過していない場合には、遊技処理を終えてメインルーチンにリターンする。
そして、メインCPUは、変動時間が経過したことを判別すると、表示CPUに対して図柄停止コマンドを送信し(ステップS42)、大当りであるか否か(大当りフラグがセットされているか否か)を判別する(ステップS43)。なお、大当りである場合には、ステップS44の大当り遊技処理が行われる一方、大当りでない場合には、遊技処理を終えてメインルーチンにリターンする。なお、大当り処理に関しては、従来と略同様の処理であり、本発明の要旨に直接関係しないため、説明を省略する。
以上に説明した本発明の実施形態では、特定リーチ変動パターンの高速変動時間を短縮変動パターンの高速変動時間と同じ時間としているが(実施形態では4秒としている)、必ずしも同じ時間である必要はなく、特定リーチ変動パターンの高速変動時間は、通常の変動パターン(実施形態においてはノーマル1〜ノーマル3が相当する)に比べ、図柄の変動開始から行う高速変動の時間が短かければよい。すなわち、特定リーチ変動パターンで図柄変動を行った時に、遊技者が、高速変動時間がいつもに比べて短いと認識できればよいのである。従って、一例として、特定リーチ変動パターンの高速変動時間は、短縮変動パターンの高速変動時間よりも更に短い時間であってもよい。また、他の例として、特定リーチ変動パターンの高速変動時間は、通常の変動パターンの高速変動時間よりも短い時間であればよく、短縮変動パターンの高速変動時間よりも若干長い時間(例えば、+0.5秒とか、+1秒とか)であってもよい。
上述の実施形態では、特定リーチ変動パターンの表示は、予め用意された特定リーチ変動パターンのうちから条件の成立に基いて抽選により選択して表示するようにしたが、通常の変動パターンのパラメータ(前述した送りコマ数や送り速度)を変更して表示するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤面の正面図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に配備された制御系統の要部ブロック図である。 実施形態のパチンコ遊技機に配備されたメイン制御装置のメインCPUが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 実施形態のパチンコ遊技機に設けられた各変動パターンと変動時間とを表形式で示す図である。 特定リーチ変動パターンを通常リーチ変動パターン及び短縮変動パターンと比較して示すタイムチャートである。 同上の実施形態のメインCPUが実行する遊技処理のフローチャートである。 図6のフローチャートのつづきである。 図6のフローチャートのつづきである。 図6のフローチャートのつづきである。 始動入賞カウンタの値(0〜3)に対応して取得した各カウンタ値が格納される所定の取得値記憶エリアを示す図である。
符号の説明
1 遊技盤面
2 図柄表示装置
3 図柄表示ユニット
4 普通電動役物
5 始動入賞口
6 可変入賞装置
7 開閉扉
8 大入賞口
9 保留個数表示LED
10 メイン制御装置
11 表示制御装置
12 音声制御装置
13 ランプ制御装置
14 賞球制御装置
15 スイッチ入力回路
16 ドライバ
17 大入賞口ソレノイド
18 ドライバ
19 チューリップソレノイド
20 スピーカ

Claims (1)

  1. 図柄表示手段と、前記図柄表示手段に表示される図柄を変動させるための図柄始動口への入賞を検出する始動口入賞検出手段と、前記図柄の変動に関する当り外れを抽選する抽選手段と、前記始動口入賞検出手段の作動に応じて前記図柄の変動を行う権利を順次保留する保留個数記憶手段と、前記保留個数を遊技者に対して報知する保留個数報知手段とを備え、
    前記図柄の変動を行う権利に基いて前記図柄表示手段の図柄の変動を開始させ、前記抽選手段による抽選結果が外れの場合、変動する図柄が認識不可能な高速変動状態、前記高速変動状態に次いで前記高速変動状態より遅く変動している低速変動状態を経て、前記図柄の変動を終了する通常の変動パターンと、
    前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつリーチを発生させるか否かの抽選に当選した場合、或いは、前記抽選手段による前記抽選結果が当りの場合、前記図柄の変動の開始時から前記高速変動状態を行い、前記高速変動状態に次いで前記高速変動状態より遅く変動している低速変動状態を行うと共に、前記低速変動状態を行っている期間に亘って前記低速変動状態の図柄によるリーチ演出が行われ、前記図柄の変動を終了する通常のリーチ変動パターンと、
    前記保留個数が特定個数を超えていない場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選しなかった場合に、前記通常の変動パターンを選択する通常変動パターン選択手段と、
    前記保留個数が特定個数を超えていない場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選した場合、或いは、前記保留個数が特定個数を超えていない場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が当りの場合に、前記通常のリーチ変動パターンを選択する第1のリーチ変動パターン選択手段と、
    を有し、
    前記通常のリーチ変動パターンにおいて、前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間が、前記通常の変動パターンにおける前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間よりも長く、かつ前記総変動時間が異なるリーチが複数種類設けられ、
    前記図柄の変動終了時に、前記図柄が所定の表示態様となることを条件に、遊技者に特典付与を認識させる遊技機において、

    遊技の総括的な制御を行うメイン制御装置と、前記メイン制御装置からのコマンドに基いて前記図柄表示手段における図柄の変動を制御する表示制御装置とを有し、

    前記図柄の変動の開始時から前記高速変動状態のみを行って前記図柄の変動を終了する変動パターンであって、前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間が前記通常の変動パターンにおける前記高速変動状態の時間に比べて短い短縮変動パターンと、

    前記図柄の変動の開始時から前記図柄の高速変動状態を行っている時間が前記短縮変動パターンの総変動時間と同じであり、前記高速変動状態に次いで前記低速変動状態を行うと共に、前記低速変動状態を行っている期間に亘って前記低速変動状態の図柄によるリーチ演出が行われ、前記図柄の変動を終了する変動パターンであって、前記リーチ演出を行う期間が前記通常のリーチ変動パターンにおけるリーチ演出を行う期間よりも長く設定され、かつ前記通常のリーチ変動パターンのうちの1つと比較して、前記図柄の変動開始時から前記図柄の変動終了時までの総変動時間が同じ時間に設定されている特定リーチ変動パターンと、が設けられ、

    前記メイン制御装置は、
    前記保留個数が特定個数を超えた場合であって、かつ前記抽選手段による抽選結果が外れの場合であって、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選しなかった場合に、前記短縮変動パターンを選択する短縮変動パターン選択手段と、

    前記保留個数が特定個数を超えた場合であっても、前記抽選手段による抽選結果が外れの場合で、かつ前記リーチを発生させるか否かの抽選に当選した場合、或いは、前記保留個数が特定個数を超えた場合であっても、前記抽選手段による抽選結果が当りの場合に、前記特定リーチ変動パターンを選択する第2のリーチ変動パターン選択手段と、を備え、

    前記メイン制御装置が、前記表示制御装置に変動パターンの種別をコマンド送信し、前記表示制御装置は、前記変動パターンの種別コマンドを受け取ると、前記図柄の図柄変動を開始すると共に、前記変動パターンの種別に対応して図柄変動のタイミングを決定するものであり、
    前記表示制御装置は、前記特定リーチ変動パターンに対応するコマンドを受け取ると、前記通常のリーチ変動パターンに比べて変動中の図柄が進む回数を少なくすることにより前記高速変動時間を短縮し、前記通常のリーチ変動パターンに比べて変動中の図柄が進む速度を遅くすることにより、前記高速変動時間を短縮した分だけ前記低速変動時間を延長して前記高速変動時間を短縮した時間分の帳尻を合わせる、
    ことを特徴とする遊技機。
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