JP4679105B2 - 冷暖房設備 - Google Patents

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Description

本発明は、ボイラーユニットを利用した暖房装置と地熱を利用した冷房機能とを組み合わせた冷暖房設備に関するものである。
従来、ボイラーを利用した暖房装置としては、ボイラーにて加熱した温水を熱輻射床パネルなどの放熱機器に循環させて暖房を行う、ボイラー付き暖房システムが知られている。この温水を利用したボイラー付き暖房システムは、例えばヒートポンプなどの熱交換器を利用した他の暖房システムに比べて、低ランニングコストでの運用が可能であり、快適性に優れた暖房システムとして全国的に多く普及している。
特開2002−213757号公報
しかしながら、上述したボイラー付き暖房システムのみでは暖房にしか利用できないため、該ボイラー付き暖房システムを導入した住宅の多くは、暖冷房が可能なエアコンなどの空調システムを前記暖房システムとは別に設置しており、快適な環境を得るための冷暖房システムとして二重に設備投資しているのが実態である。
そこで、本発明の目的は、ボイラーユニットおよび付随する配管等を利用した暖房装置とは別に新たな冷房装置を設置して二重に設備投資することなく、該ボイラーユニットを利用した暖房装置を冷房にも利用できる通年型の冷暖房設備を提供することである。
本発明の構成は、循環用ポンプとボイラとを備えたボイラーユニットにて加熱した熱媒体を放熱機器に循環させる暖房装置における熱媒体循環経路中に、ボイラーユニットにて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる切替手段を設けると共に、地中での熱交換により熱媒体を冷却する地熱交換ユニットを前記切替手段に接続し、冷房時には前記地中での熱交換により冷却した熱媒体を前記切替手段を通して前記ボイラーユニットは停止状態のまま前記ボイラーユニット内のボイラを経由して前記放熱機器に循環させることを特徴とする。
本発明によれば、上記暖房装置における熱媒体循環経路中に、ボイラーユニットにて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる切替手段を追加し、該切替手段に地熱交換ユニットを接続するだけで、上記暖房装置に冷房機能を追加することができる。このため、ボイラーユニットを利用した暖房装置とは別に新たな冷房装置或いは冷暖房装置を設置して二重に設備投資をする必要がなくなり、シンプルな冷暖房装置が実現できる。例えば、市場に普及している既存の暖房装置を、冷房機能を追加した冷暖房設備とすることが可能である。すなわち、上記ボイラーユニットを利用した暖房装置を冷房にも利用できる通年型の冷暖房設備とすることができる。
更に、上記暖房装置に追加した冷房機能は地熱を利用したものであるため、環境に優しい冷暖房設備が実現できる。更に、既存の暖房装置を利用して冷暖房可能な通年型の冷暖房設備とすることができるため、リフォーム対応も可能である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
〔第1比較例〕
第1比較例に係る冷暖房設備は、ボイラーユニットを利用した暖房装置に、冷房機能を付加したものである。以下、図1を用いて暖房装置Bに冷房機能を付加した冷暖房設備Aについて詳しく説明する。
図1に示すように、暖房装置Bは、ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体を、配管によって形成される熱媒体循環経路Cを通して2つの放熱機器21,22に循環させ、暖房を行うものである。
ボイラーユニット10は、熱媒体を循環させるための循環用ポンプP1と、循環される熱媒体を加熱するボイラー11と、を有している。
なお、本比較例では、前記2つの放熱機器として、輻射タイプの放熱機器である熱輻射床パネル21と、送風タイプの放熱機器であるファイコイルユニット22を例示している。このファンコイルユニット22は、ユニット内のコイル部(配管部)に熱媒体としての水を循環させ、該コイル部分を通してファンを回転させることで送風(冷房時は冷風、暖房時は温風)がなされるものである。また、熱輻射床パネル21は、パネル内のコイル部(配管部)に熱媒体としての水を循環させ、該循環する水(冷房時は冷水、暖房時は温水)の熱がパネルから放射されるものである。
そして、本比較例に係る冷暖房設備Aは、図1に示すように、前記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に、ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる切替手段としての3方弁31,32を設けている。
本比較例では、前記切替手段として2つの3方弁31,32を、前記ボイラーユニット10内のボイラー11と循環用ポンプP1との間の熱媒体循環経路Cに設けている。なお、この2つの3方弁31,32は送り側の配管経路と還り側の配管経路にそれぞれ配置されている。また、2つの3方弁のうち、一方の3方弁31は循環用ポンプP1とボイラー11の間の循環経路に配置しているが、他方の3方弁32はボイラー11と2つの放熱機器21,22への分岐路との間の循環経路中であればどこに配置してもよい。
また、本比較例では、地中での熱交換により熱媒体を冷却させるための手段として、図1に示すように、地中に埋設された埋設管41と、該埋設管41に配置され熱媒体を循環させるための熱交換用配管42とを有する地熱交換ユニット40を利用し、該地熱交換ユニット40を前記3方弁31,32に接続している。地熱交換ユニット40は、地中に埋設された埋設管41の配管42に熱媒体を通し、該配管42を通して地中の土壌と熱交換を行うものである。
また、埋設管41としては、例えば、建物の基礎に用いられる、鋼管杭、コンクリートパイル、ソイルセメント柱体と鋼管杭を一体化させたソイルセメント合成杭等の既製杭が挙げられるが、前述した既製杭に限定されるものではなく、地中から熱を採取するために地中に埋設された埋設管であれば、その他の埋設管であっても構わない。また、熱媒体としては、前述した水のほかに、オイル、不凍液、空気などが挙げられる。また、埋設管に配置される配管と埋設管本体の空間に充填材を充填する場合には、該充填材として、水、オイル、不凍液、砂、砂利、軽量気泡コンクリートの粉砕物、コンクリート、金属片、鋼球、ステンレス製の球体などが挙げられる。また、埋設管と配管を組み合わせた地熱交換ユニットに限定されるものではなく、例えば配管を直接地中に埋設して地熱交換を行う地熱交換ユニットとしてもよい。
上記暖房装置Bに冷房機能を付加した本比較例に係る冷暖房設備Aは、暖房運転又は冷房運転のモードを切り替えるモード切替スイッチ、各放熱機器のON/OFFを切り替えるスイッチからの信号に基づいて、制御部が前記ボイラーユニット10内のボイラー10、循環用ポンプP1の運転、3方弁31,32の切り替えを行い、暖房運転又は冷房運転がなされる。
すなわち、暖房モードが選択され、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図1(b)に示すように、2つの3方弁31,32がボイラー11と放熱機器21,22との間の経路のみを開放(地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路は遮断)するように切り替えられる。更に、ボイラー11及び循環用ポンプP1が運転を開始し、前記ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体が前記3方弁31,32を通して放熱機器21,22に循環される。このようにして暖房運転がなされる。
一方、冷房モードが選択され、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図1(a)に示すように、2つの3方弁31,32が地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路のみを開放(ボイラー11と放熱機器21,22との間の経路は遮断)するように切り替えられる。そしてボイラー11は停止状態のまま、循環用ポンプP1のみが運転を開始し、前記地熱交換ユニット40にて熱交換が行われ冷却された熱媒体が前記3方弁31,32を通して放熱機器21,22に循環される。このようにして冷房運転がなされる。
上述したように、本比較例によれば、上記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に、ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる3方弁31,32を追加し、該3方弁31,32に地熱交換ユニット40を接続するだけで、上記暖房装置Bに冷房機能を追加することができる。このため、ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bとは別に新たな冷房装置或いは冷暖房装置を設置して二重に設備投資をする必要がなくなり、シンプルな冷暖房装置が実現できる。例えば、市場に普及している既存の暖房装置を、冷房機能を追加した冷暖房装置とすることが可能である。すなわち、上記ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bを冷房にも利用できる通年型の冷暖房設備Aとすることができる。
更に、上記暖房装置Bに追加した冷房機能は地熱を利用したものであるため、環境に優しい冷暖房設備Aが実現できる。更に、既存の暖房装置Bを利用して冷暖房可能な通年型の冷暖房設備Aとすることができるため、リフォーム対応も可能である。
また、地中での熱交換により冷却した熱媒体を循環させるための循環用ポンプとして、ボイラーユニット10が有する既存の循環用ポンプP1を用いることにより、循環用ポンプとして別途ポンプを設ける必要がなく、装置構成が簡便になり、且つ低コストである。
また、放熱機器21,22を冷房運転する場合には、循環用ポンプP1の消費電力のみにて実現できる運転のため、低ランニングコストによる運転を実現できる。
〔第2比較例〕
第2比較例に係る冷暖房設備について図2を用いて説明する。
前述した比較例では、切替手段としての2つの3方弁31,32を、前記ボイラーユニット10内のボイラー11と循環用ポンプP1との間の熱媒体循環経路Cに設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、切替手段としての3方弁が1つであってもよい。すなわち、本比較例に係る冷暖房設備Aでは、図2に示すように、前記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に設ける切替手段としての1つの3方弁31を、前記ボイラーユニット10内のボイラー11と循環用ポンプP1との間の熱媒体循環経路Cに設けている。なお、本比較例では、地熱交換ユニットDからの一方の配管経路(本比較例では還り側の配管経路)を前記2方弁31に接続しているが、他方の配管経路(本比較例では送り側の配管経路)は切替手段を介さず直接ボイラー11と2つの放熱機器21,22との間の循環経路に配置している。
更に本比較例に係る冷暖房設備Aでは、暖房運転又は冷房運転のモードを切り替えるモード切替スイッチ、各放熱機器のON/OFFを切り替えるスイッチからの信号に基づいて、制御部が前記ボイラーユニット10内のボイラー10、循環用ポンプP1の運転、3方弁31の切り替えを行い、暖房運転又は冷房運転がなされる。
すなわち、暖房モードが選択され、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図2(b)に示すように、3方弁31がボイラー11と放熱機器21,22との間の経路のみを開放(地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路は遮断)するように切り替えられる。更に、ボイラー11及び循環用ポンプP1が運転を開始し、前記ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体が前記3方弁31を通して放熱機器21,22に循環される。なおこの時、3方弁31は地熱交換ユニット41への経路を遮断しているので、ボイラー11の送り側の循環経路から熱媒体が地熱交換ユニットDへ送られてしまうことはない。このようにして暖房運転がなされる。
一方、冷房モードが選択され、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図2(a)に示すように、3方弁31が地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路のみを開放(ボイラー11と放熱機器21,22との間の経路は遮断)するように切り替えられる。そしてボイラー11は停止状態のまま、循環用ポンプP1のみが運転を開始し、前記地熱交換ユニット40にて熱交換が行われ冷却された熱媒体が前記3方弁31を通して放熱機器21,22に循環される。なおこの時、3方弁31はボイラー11への経路を遮断しているので、地熱交換ユニットDの送り側の循環経路から熱媒体がボイラー11へ送られてしまうことはない。このようにして冷房運転がなされる。
なお、本比較例に係る冷暖房設備Aのその他の構成は、前述した第1比較例と同様であるため、同等の機能を有する部材には同一符号を付し、その説明は援用するものとする。
上述したように、本比較例においても、前述した第1比較例と同様に、上記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に、ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる3方弁31を追加し、該3方弁31に地熱交換ユニット40を接続するだけで、上記暖房装置Bに冷房機能を追加することができる。このため、ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bとは別に新たな冷房装置或いは冷暖房装置を設置して二重に設備投資をする必要がなくなり、シンプルな冷暖房装置が実現できる。例えば、市場に普及している既存の暖房装置を、冷房機能を追加した冷暖房装置とすることが可能である。すなわち、上記ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bを冷房にも利用できる通年型の冷暖房設備Aとすることができる。
更に、上記暖房装置Bに追加した冷房機能は地熱を利用したものであるため、環境に優しい冷暖房設備Aが実現できる。更に、既存の暖房装置Bを利用して冷暖房可能な通年型の冷暖房設備Aとすることができるため、リフォーム対応も可能である。
また、地中での熱交換により冷却した熱媒体を循環させるための循環用ポンプとして、ボイラーユニット10が有する既存の循環用ポンプP1を用いることにより、循環用ポンプとして別途ポンプを設ける必要がなく、装置構成が簡便になり、且つ低コストである。
更に本比較例では、切替手段としての3方弁を暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に1つ設ければよいため、更に低コストである。
また、放熱機器21,22を冷房運転する場合には、循環用ポンプP1の消費電力のみにて実現できる運転のため、低ランニングコストによる運転を実現できる。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係る冷暖房設備について図3を用いて説明する。
本実施形態に係る冷暖房設備Aでは、図3に示すように、前記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に設ける切替手段としての3方弁31,32を、前記ボイラーユニット10と放熱機器21,22との間の熱媒体循環経路Cに設けている。なお、この2つの3方弁31,32はともに暖房時の送り側の配管経路に配置しているが、還り側の配管経路に2つの3方弁31,32を配置した構成としてもよい。
更に本実施形態に係る冷暖房設備Aでは、暖房運転又は冷房運転のモードを切り替えるための気温検知センサ、各放熱機器のON/OFFを切り替えるスイッチからの信号に基づいて、制御部が前記ボイラーユニット10内のボイラー10、循環用ポンプP1の運転、3方弁31,32の切り替えを行い、暖房運転又は冷房運転がなされる。
すなわち、気温検知センサが15℃未満である場合には暖房モードとなる。この暖房モード時に、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図3(b)に示すように、2つの3方弁31,32がボイラー11と放熱機器21,22との間の経路のみを開放(地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路は遮断)するように切り替えられる。更に、ボイラー11及び循環用ポンプP1が運転を開始し、前記ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体が前記3方弁31,32を通して放熱機器21,22に循環される。このようにして暖房運転がなされる。
一方、気温検知センサが15℃以上である場合には冷房モードとなる。この冷房モード時に、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図3(a)に示すように、2つの3方弁31,32が、互いの間の経路を遮断しつつ、一方の2方弁31が地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路を開放し、他方の3方弁32が地熱交換ユニット40とボイラーユニット11の経路を開放するように切り替えられる。そしてボイラー11は停止状態のまま、循環用ポンプP1のみが運転を開始し、前記地熱交換ユニット40にて熱交換が行われ冷却された熱媒体が前記3方弁31,32を通して放熱機器21,22に循環される。このようにして冷房運転がなされる。
なお、本実施形態に係る冷暖房設備Aのその他の構成は、前述した第1比較例と同様であるため、同等の機能を有する部材には同一符号を付し、その説明は援用するものとする。
上述したように、本実施形態においても、前述した第1比較例と同様に、上記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に、ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる3方弁31,32を追加し、該3方弁31,32に地熱交換ユニット40を接続するだけで、上記暖房装置Bに冷房機能を追加することができる。このため、ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bとは別に新たな冷房装置或いは冷暖房装置を設置して二重に設備投資をする必要がなくなり、シンプルな冷暖房装置が実現できる。例えば、市場に普及している既存の暖房装置を、冷房機能を追加した冷暖房装置とすることが可能である。すなわち、上記ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bを冷房にも利用できる通年型の冷暖房設備Aとすることができる。
更に、上記暖房装置Bに追加した冷房機能は地熱を利用したものであるため、環境に優しい冷暖房設備Aが実現できる。更に、既存の暖房装置Bを利用して冷暖房可能な通年型の冷暖房設備Aとすることができるため、リフォーム対応も可能である。
また、地中での熱交換により冷却した熱媒体を循環させるための循環用ポンプとして、ボイラーユニット10が有する既存の循環用ポンプP1を用いることにより、循環用ポンプとして別途ポンプを設ける必要がなく、装置構成が簡便になり、且つ低コストである。
また、放熱機器21,22を冷房運転する場合には、循環用ポンプP1の消費電力のみにて実現できる運転のため、低ランニングコストによる運転を実現できる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係る冷暖房設備について図4を用いて説明する。
本実施形態に係る冷暖房設備Aでは、図4に示すように、前記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に設ける切替手段としての3方弁31,32を、前記ボイラーユニット10と放熱機器21,22との間の熱媒体循環経路Cに設けている。なお、この2つの3方弁31,32は送り側の配管経路と還り側の配管経路にそれぞれ配置されている。
更に本実施形態に係る冷暖房設備Aでは、図4に示すように、ボイラーユニット10が有する循環用ポンプP1とは別に、前記地中での熱交換により冷却した熱媒体を循環させるための第二の循環用ポンプP2を設けている。
そして、本実施形態に係る冷暖房設備Aでは、暖房運転又は冷房運転のモードを切り替えるための気温検知センサ、各放熱機器のON/OFFを切り替えるスイッチからの信号に基づいて、制御部が前記ボイラーユニット10内のボイラー10、循環用ポンプP1の運転、第二の循環用ポンプP2の運転、3方弁31,32の切り替えを行い、暖房運転又は冷房運転がなされる。
すなわち、気温検知センサが10℃未満である場合には暖房モードとなる。この暖房モード時に、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図4(b)に示すように、2つの3方弁31,32がボイラー11と放熱機器21,22との間の経路のみを開放(地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路は遮断)するように切り替えられる。更に、ボイラー11及び循環用ポンプP1が運転を開始し、前記ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体が前記3方弁31,32を通して放熱機器21,22に循環される。このようにして暖房運転がなされる。
一方、気温検知センサが10℃以上である場合には冷房モードとなる。この冷房モード時に、いずれか一方又は両方の放熱機器21,22から運転信号が入力されると、図4(a)に示すように、2つの3方弁31,32が地熱交換ユニット40と放熱機器21,22との間の経路のみを開放(ボイラー11と放熱機器21,22との間の経路は遮断)するように切り替えられる。そしてボイラーユニット10は停止状態(ボイラー11及び循環用ポンプP1が停止状態)のまま、第二の循環用ポンプP2のみが運転を開始し、前記地熱交換ユニット40にて熱交換が行われ冷却された熱媒体が前記3方弁31,32を通して放熱機器21,22に循環される。このようにして冷房運転がなされる。
なお、本実施形態に係る冷暖房設備Aのその他の構成は、前述した第1比較例と同様であるため、同等の機能を有する部材には同一符号を付し、その説明は援用するものとする。
上述したように、本実施形態によれば、上記暖房装置Bにおける熱媒体循環経路C中に、ボイラーユニット10にて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる3方弁31,32を追加し、該3方弁31,32に地熱交換ユニット40を接続し、更に専用の循環用ポンプP2を追加することで、上記暖房装置Bに冷房機能を追加することができる。このため、ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bとは別に新たな冷房装置或いは冷暖房装置を設置して二重に設備投資をする必要がなくなり、シンプルな冷暖房装置が実現できる。例えば、市場に普及している既存の暖房装置を、冷房機能を追加した冷暖房装置とすることが可能である。すなわち、上記ボイラーユニット10を利用した暖房装置Bを冷房にも利用できる通年型の冷暖房設備Aとすることができる。
更に、上記暖房装置Bに追加した冷房機能は地熱を利用したものであるため、環境に優しい冷暖房設備Aが実現できる。更に、既存の暖房装置Bを利用して冷暖房可能な通年型の冷暖房設備Aとすることができるため、リフォーム対応も可能である。
また、地中での熱交換により冷却した熱媒体を循環させるための循環用ポンプとして、ボイラーユニット10が有する既存の循環用ポンプP1とは別に第二の循環用ポンプP2を設けているが、放熱機器21,22を冷房運転する場合には、前記第二の循環用ポンプP2の消費電力のみにて実現できる運転のため、低ランニングコストによる運転を実現できる。
〔他の実施形態〕
なお、前述した実施形態では、放熱機器として、方式の異なる2種(送風タイプと輻射タイプ)の放熱機器を例示したが、同様の方式の放熱機器を複数利用するようにしても良い。また輻射タイプの放熱機器として熱輻射床パネルを例示したが、これに限定されるものではない。例えば床にかぎらず、壁、天井、屋根などに配管し該配管に前述の熱媒体を循環させる放熱機器など、前述した実施形態において例示した放熱機器以外のものであっても良い。
本発明の活用例として、住宅以外にも、事務所ビル、公共建物等でのオープンスペースでの省エネ空調に適用することができ、またボイラーユニットを利用した暖房装置しかない事務所ビル、公共建物等でのリフォームの展開も可能である。
本発明の第1比較例に係る冷暖房設備を示す模式説明図である。 本発明の第2比較例に係る冷暖房設備を示す模式説明図である。 本発明の第1実施形態に係る冷暖房設備を示す模式説明図である。 本発明の第2実施形態に係る冷暖房設備を示す模式説明図である。
A …冷暖房設備
B …暖房装置
P1 …循環用ポンプ
P2 …第二の循環用ポンプ
10 …ボイラーユニット
11 …ボイラー
21,22 …放熱機器
31,32 …3方弁(切替手段)
40 …地熱交換ユニット
41 …埋設管
42 …配管

Claims (1)

  1. 循環用ポンプとボイラとを備えたボイラーユニットにて加熱した熱媒体を放熱機器に循環させる暖房装置における熱媒体循環経路中に、ボイラーユニットにて加熱した熱媒体又は地中での熱交換により冷却した熱媒体のいずれか一方を循環させる切替手段を設けると共に、地中での熱交換により熱媒体を冷却する地熱交換ユニットを前記切替手段に接続し、冷房時には前記地中での熱交換により冷却した熱媒体を前記切替手段を通して前記ボイラーユニットは停止状態のまま前記ボイラーユニット内のボイラを経由して前記放熱機器に循環させることを特徴とする冷暖房設備。
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