JP4682255B2 - 経路制御装置、経路制御方法及び経路制御プログラム - Google Patents

経路制御装置、経路制御方法及び経路制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は経路制御装置、経路制御方法及び経路制御プログラムに係り、特に経路制御情報を動的に更新して経路制御(ダイナミックルーティング)を行う経路制御装置、経路制御方法及び経路制御プログラムに関する。
例えばインターネットのような巨大なネットワークでは、サブネットと呼ばれる複数の小さなネットワークに分割して管理することがよく行われている。サブネットは、大きなネットワークを複数の小さなネットワークに分割して管理する際の管理単位となる小さなネットワークであり、例えばLANに割り当てたアドレスグループである。
ネットワーク管理者は、このサブネットに接続する各種装置に対して、他装置と重複しないアドレスを一つアドレスグループ内から選び、設定する。図1はサブネットに接続された各種装置のアドレスについて説明する為の図である。図1に示すサブネットのアドレスは「192.×.1.0/24」である。
なお、サブネットのアドレス「192.×.1.0/24」はサブネットに割り当てられたアドレスグループが「192.×.1.1」から「192.×.1.254」であることを表している。
図1に示したサブネットは装置A〜Cが接続されている。装置A〜Cは他装置と重複しないアドレス「192.×.1.1」,「192.×.1.2」,「192.×.1.3」が設定されている。
ところで、サブネットとサブネットとは、ルータなどの経路制御装置を介して相互に接続される。ここでは、ルータを例に説明する。ルータはサブネットとサブネットとを相互に接続するための装置であり、複数のサブネットに接続するためのインターフェース(通信インターフェース)を有している。
図2はルータが有する複数のインターフェースに設定されたアドレスについて説明する為の図である。図2に示すルータAは、アドレスが「192.×.1.0/24」のサブネットと、アドレスが「192.×.2.0/24」のサブネットとを相互に接続するものである。
また、ルータAはアドレスが「192.×.1.0/24」のサブネットに接続するための、アドレスが「192.×.1.1」のインターフェースを有する。ルータAはアドレスが「192.×.2.0/24」のサブネットに接続するための、アドレスが「192.×.2.1」のインターフェースを有する。
例えば図2のルータAは周囲のルータ(図示せず)に対して、自身が接続しているアドレスが「192.×.1.0/24」及び「192.×.2.0/24」のサブネットに接続されている隣接装置と通信可能であることを、経路制御情報としてのサブネット情報の広報(アドバタイズ)によって通知する。
また、同時に、図2のルータAは周囲のルータや遠方のルータ(図示せず)が発行したサブネット情報の広報を通知されることで、隣接していない遠方のサブネット上にある装置とも通信可能であることを学習する。
従来、ルータにはインターフェースの障害に備え、仮想のサブネットのアドレスであるループバックアドレスが割り当てられているものがあった。ループバックアドレスが割り当てられた従来のルータは、ループバックアドレスを隣接しているルータに通知しておくことにより、一部のインターフェースに障害が発生したとしても、ループバックアドレスによってルータ間の相互接続の継続を可能としている。
従来の経路制御装置には、一定時間毎の経路情報のブロードキャストを実施すること無しにネットワーク上で正確な経路情報を流通させるため、インターフェースに障害が発生したときに相手のノードへ経路確認通告を行うものがあった(例えば特許文献1参照)。
特開平10−93508号公報
しかしながら、ループバックアドレスによりルータ間の相互接続の継続を可能とする場合は、ルータ間の相互接続を継続したい全てのルータに、実在しないサブネットのアドレスであるループバックアドレスを割り当てておかなければならなかった。つまり、ルータの数だけ管理すべきサブネットの数が余分に増加し、ネットワーク管理者の管理負荷は大きくなるという問題があった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みなされたもので、アドレスの管理負荷を大きくすることなく、相互接続の継続を可能とする経路制御装置、経路制御方法及び経路制御プログラムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の一実施形態は、自身が有する複数の通信インターフェース毎に障害を検出する障害検出手段と、前記障害検出手段により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手段により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定し、アドバタイズするアドバタイズ手段とを備える経路制御装置である。
なお、本発明の一実施形態の構成要素、表現又は構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明の一実施形態によれば、アドレスの管理負荷を大きくすることなく、相互接続の継続を可能とする経路制御装置、経路制御方法及び経路制御プログラムを提供できる。
サブネットに接続された各種装置のアドレスについて説明する為の図である。 ルータが有する複数のインターフェースに設定されたアドレスについて説明する為の図である。 サブネット情報の広報について説明する為の図である。 ルータの一例の構成図である。 経路管理部により管理される経路表の一例の構成図である。 ルータAが遠方のルータBと相互接続を行う様子を表すイメージ図である。 ルータAがサブネット情報の広報を発行するときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。 ルータAが発行したサブネット情報の広報がRIPを使用してルータBまで伝播したときのルータAの経路表,ルータAが作成したサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。 ルータAとルータBとが相互接続されたあと、ルータAのインターフェースが異常状態となったときの様子を表したイメージ図である。 ルータAのインターフェースが正常状態から異常状態となったときのルータAの経路表,ルータAが作成したサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。 ループバックインターフェースを使用してルータAが遠方のルータBと相互接続を行う様子を表すイメージ図である。 ループバックインターフェースを使用するルータの一例の構成図である。 ルータAのインターフェースが正常状態のときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。 ルータAのインターフェースが正常状態から異常状態となったときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。 ネットワーク管理者がサブネットを管理する為の一例の表である。 ルータAとルータBとが相互接続されたあと、ルータAのインターフェースが異常状態となったときの様子を表した本実施例のイメージ図である。 本実施例のルータの一例の構成図である。 ルータAのインターフェースが正常状態のときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。 ルータAのインターフェースが正常状態から異常状態となったときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。 eBGPとiBGPとを説明する為のシステム構成図である。 ルータのハードウェア構成図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。本実施例では、経路制御装置の一例であるルータを例に説明するが、如何なる経路制御装置であってもよい。
以下では、本実施例の理解を容易とするため、従来のルータにあった問題点について詳細に説明したあと、本実施例の詳細について説明する。図3はサブネット情報の広報について説明する為の図である。
図3のルータAは、ルータBを含む周囲のルータに対して、自身が接続しているアドレスが「192.×.1.0/24」及び「192.×.2.0/24」のサブネット上の隣接装置と通信可能であることを、経路制御情報としてのサブネット情報の広報によって通知する。また、同時に、ルータAはルータBを含む周囲のルータや遠方のルータが発行したサブネット情報の広報を通知されることで、隣接していない遠方のサブネット上にある装置とも通信可能であることを学習する。
図3のルータBは、ルータAを含む周囲のルータに対して、自身が接続しているアドレスが「192.×.3.0/24」及び「192.×.4.0/24」のサブネット上の隣接装置と通信可能であることを、サブネット情報の広報によって通知する。また、同時に、ルータBはルータAを含む周囲のルータや遠方のルータが発行したサブネット情報の広報を通知されることで、隣接していない遠方のサブネット上にある装置とも通信可能であることを学習する。
図4はルータの一例の構成図である。図4のルータ1は、ソフトウェア動作部10及びハードウェア制御部20を有する構成である。図4のルータ1は、サブネット情報の広報を相互に交換するためのプロトコルとしてRIP(RFC2453,RFC2080)を使用する例を表しているが、OSPF(RFC2328,RFC2740),BGP(RFC4271),IS−ISなど、他のプロトコルの場合も同様である。
ソフトウェア動作部10は、経路管理部11,インターフェース制御部12,RIP制御部13を有する構成である。ハードウェア制御部20は、複数のインターフェース21を有する構成である。
経路管理部11は経路(アドレス/サブネット)を後述の経路表により管理する。インターフェース制御部12は、ハードウェア制御部20が有するインターフェース21の正常又は異常を監視している。
インターフェース制御部12は正常なインターフェース(正常インターフェース)21の経路の登録を経路管理部11に要求する。また、インターフェース制御部12は、異常なインターフェース(異常インターフェース)21の経路の削除を経路管理部11に要求する。経路管理部11はインターフェース制御部12からの要求を受けて、後述の経路表に正常インターフェース21の経路を登録し、又は異常インターフェース21の経路を後述の経路表から削除する。
RIP制御部13はRIPを使用してインターフェース21経由でサブネット情報の広報の送受信を行う。RIP制御部13は経路管理部11からインターフェース21の経路や他プロトコル(OSPF,IS−ISなど)の経路を取り込み、周囲のルータに対して自身が接続しているサブネット上の隣接装置と通信可能であることを、サブネット情報の広報によって通知する。
また、RIP制御部13は周囲のルータや遠方のルータが発行したサブネット情報の広報をインターフェース21経由で通知される。RIP制御部13は通知されたサブネット情報の広報に基づき、隣接していない遠方のサブネットの経路の登録を経路管理部11に要求する。また、RIP制御部13は通知されたサブネット情報の削除広報に基づき、隣接していない遠方のサブネットの経路の削除を経路管理部11に要求する。
経路管理部11はRIP制御部13からの要求を受けて、後述の経路表に、隣接していない遠方のサブネットの経路を登録し、又は隣接していない遠方のサブネットの経路を後述の経路表から削除する。
図5は経路管理部により管理される経路表の一例の構成図である。図5はルータAにおける経路表30Aと、ルータBにおける経路表30Bとを表している。図5の経路表30Aは、上二つの経路がルータA自身のインターフェース21の経路を表す。また、経路表30Aは下二つの経路がサブネット情報の広報に基づき登録された、ルータAに隣接していない遠方のサブネットの経路を表す。
経路表30Bは、上二つの経路がサブネット情報の広報に基づき登録された、ルータBに隣接していない遠方のサブネットの経路を表す。また、経路表30Bは下二つの経路がルータB自身のインターフェース21の経路を表す。
なお、実際にはルータA及びBの隣接ルータも他のサブネットを持ち、そのサブネット情報の広報を行っている場合がほとんどであると思われるが、説明に使用しないため省略している。図5の経路表30A及び30Bは、ルータA,B自身のインターフェース21の経路、ルータA,Bに隣接していない遠方のサブネットの経路を、サブネットのアドレス及びインターフェース21のアドレスで表している。
図5の経路表30A,Bではサブネット情報の広報に基づき登録された、ルータA,Bに隣接していない遠方のサブネットの経路を、サブネット情報の広報を中継してくれた隣接ルータのインターフェースのアドレスで表している。
図6はルータAが遠方のルータBと相互接続を行う様子を表すイメージ図である。例えばルータAが遠方のルータBと相互接続をBGPやトンネル等により行う場合、ルータAの複数のインターフェース21のうち、アドレスが「192.×.1.0/24」のサブネットに接続しているインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」をルータBの設定(例えばbgp設定)に書き込んでおく。
図6(A)は、ルータAがサブネット情報の広報を発行する様子を表している。このときルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定は図7に示すようになる。図7はルータAがサブネット情報の広報を発行するときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。
なお、ルータA及びBは図6に図示してあるアドレスが「192.×.1.1」のインターフェース21、アドレスが「192.×.2.1」のインターフェース21の他、網に接続するためのインターフェース21を有しているが、説明に使用しないため省略している。同様に、図7に示したルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBの経路表,ルータBのbgp設定は図6のサブネット及びインターフェース21のアドレスに基づいて記載している。
図7(A)はルータAがサブネット情報の広報を発行するときのルータAの経路表を表している。図7(A)の経路表はアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態なので、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが見えるようになっている。なお、アドレス「192.×.2.0/24」のサブネットについては省略している。
図7(B)はルータAが作成するサブネット情報の広報を表している。図7(B)のサブネット情報の広報は、図7(A)の経路表に登録されている経路に基づき、作成されたものである。図7(B)のサブネット情報の広報はアドレスが「192.×.2.1」のインターフェース21から隣接ルータ全部に配布される。
図7(C)はルータAがサブネット情報の広報を発行するときのルータBの経路表を表している。図7(D)はルータAがサブネット情報の広報を発行するときのルータBのbgp設定を表している。図7(D)のbgp設定にはルータAの複数のインターフェース21のうち、アドレスが「192.×.1.0/24」のサブネットに接続しているインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」が書き込まれている。
図6(B)は、ルータAが発行したサブネット情報の広報がRIPを使用してルータBまで伝播した様子を表している。このとき、ルータAの経路表,ルータAが作成したサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表,ルータBのbgp設定は図8に示すようになる。図8はルータAが発行したサブネット情報の広報がRIPを使用してルータBまで伝播したときのルータAの経路表,ルータAが作成したサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。
図8(A)及び図8(B)は、図7(A)及び図7(B)と同様である為、説明を省略する。図8(C)はルータBに届いたサブネット情報の広報を表している。図8(C)のサブネット情報の広報は、網のなかの幾つかのルータを経由してきた為、送信元,送信先及びMetricが変更されている。
図8(D)はルータAが発行したサブネット情報の広報がRIPを使用してルータBまで伝播したときのルータBの経路表を表している。図8(C)に示したサブネット情報の広報を受け、ルータBの経路表にはアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが追加される。
図8(E)のルータBのbgp設定は、図7(D)に示したルータBのbgp設定と同様である。ルータBは図8(D)の経路表にアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが追加されたことで、アドレス「192.×.1.1」に到達可能となったと判断し、ルータAのインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」に対して接続を試みるため、BGP通信を開始する。
図6(C)は、ルータAが発行したサブネット情報の広報がRIPを使用してルータBまで伝播したあと、ルータBがルータAのインターフェース21のアドレスに接続を試みる様子を表している。図6(C)の後、ルータAとルータBとは相互接続される。
図9は、ルータAとルータBとが相互接続されたあと、ルータAのインターフェースが異常状態となったときの様子を表したイメージ図である。図9(A)は、ルータAのインターフェースが異常状態となり、ルータAとルータBとが相互接続できない為、ルータAがサブネット情報の削除広報を発行する様子を表している。
ルータAのアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態から異常状態となると、ルータAはアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットを削除するため、サブネット情報の削除広報を発行する。このとき、ルータAの経路表,ルータAが作成したサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定は図10に示すようになる。
図10は、ルータAのインターフェースが正常状態から異常状態となったときのルータAの経路表,ルータAが作成したサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。
図10(A)はルータAがサブネット情報の削除広報を発行するときのルータAの経路表を表している。図10(A)に示した経路表は、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態から異常状態となり、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが見えなくなっている。
また、図10(B)はルータAが作成するサブネット情報の削除広報を表している。図10(B)のサブネット情報の削除広報は、図10(A)の経路表に登録されていたが異常状態により見えなくなった経路に基づき、作成されたものである。図10(B)のサブネット情報の削除広報はアドレスが「192.×.2.1」のインターフェース21から隣接ルータ全部に配布される。
図9(B)はルータAが発行したサブネット情報の削除広報がRIPを使用してルータBまで伝播した様子を表している。図10(C)はルータBに届いたサブネット情報の削除広報を表している。サブネット情報の削除広報は、網のなかの幾つかのルータを経由してきた為、送信元,送信先及びMetricが変更されている。
図10(D)はルータAが発行したサブネット情報の削除広報がルータBまで伝播したときのルータBの経路表を表している。図10(C)に示したサブネット情報の削除広報を受け、ルータBの経路表はアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除される。
図10(E)のルータBのbgp設定は図8(D)に示すルータBのbgp設定と同様である。ルータBは図10(D)の経路表からアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除されたことで、アドレス「192.×.1.1」に到達不可能となったと判断し、ルータAのインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」に対して接続を止めるため、BGP通信を停止する。図9(B)はルータAが発行したサブネット情報の削除広報がルータBまで伝播したあと、ルータAとルータBとの相互接続が不可能となった様子を表している。
ところで、ルータAには複数のインターフェース21がある。また、ルータAは、インターフェース21毎に異なるアドレスを有している。通常、ルータ21は、ひとつのインターフェース21が異常状態となっても別のインターフェース21に対して接続を試みれば到達可能である。
しかし、ルータBに設定してあるルータAのインターフェース21はアドレスが「192.×.1.0/24」のサブネットに接続しているインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」である。したがって、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットがルータBの経路表から削除されてしまうと、ルータAとルータBとは相互接続できなくなるという問題がある。
図9及び図10に示した問題の現状の解としては「ループバックインターフェース」が一般的に使用されている。図11はループバックインターフェースを使用してルータAが遠方のルータBと相互接続を行う様子を表すイメージ図である。
ループバックインターフェースは設定のみに存在し、実在しないサブネットにあたかも接続しているように見せるものである。実在しないサブネットに接続しているように見せるものである為、ループバックインターフェースは故障が無く常に正常状態である。したがって、ループバックインターフェースを使用してルータAが遠方のルータBと相互接続を行う場合は、サブネット情報の削除広報が発行されない。
図11では、ルータAに対してルークバックインターフェースを追加定義し、実在しないアドレス「192.×.254.0/32」のサブネットのアドレス「192.×.254.1」をループバックインターフェースに割り当てている。また、遠方のルータBのbgp設定にはアドレスが「192.×.254.0/32」のサブネットに接続しているインターフェース21のアドレス「192.×.254.1」を設定する。
ルータAは、ルータAの一部のインターフェース21が正常状態で無くなったとしてもアドレスが「192.×.254.0/32」のサブネット情報の広報を常に発行し続けることができる。したがって、ルータAの一部のインターフェース21が正常状態で無くなったとしても、遠方のルータBは、ルータAのインターフェース21のアドレス「192.×.254.1」と通信が可能であるため、ルータAとの相互接続を継続することができる。
図12はループバックインターフェースを使用するルータの一例の構成図である。図12のルータ1は、図4のルータ1と同様な構成であるため、図4のルータ1と異なる点を中心に説明する。
インターフェース制御部12は正常インターフェース21の経路及びループバックインターフェース22の経路の登録を経路管理部11に要求する。また、インターフェース制御部12は、異常インターフェース21の経路の削除を経路管理部11に要求する。経路管理部11はインターフェース制御部12からの要求を受けて、正常インターフェース21の経路及びループバックインターフェース22の経路を経路表に登録し、又は異常インターフェース21の経路を経路表から削除する。
RIP制御部13はRIPを使用してインターフェース21経由でサブネット情報の広報の送受信を行う。RIP制御部13は、経路管理部11からインターフェース21及びループバックインターフェース22の経路や他プロトコル(OSPF,IS−ISなど)の経路を取り込み、周囲のルータに対して自身が接続しているサブネット上の隣接装置と通信可能であることを、サブネット情報の広報によって通知する。
なお、ループバックインターフェース22は故障が無く常に正常状態である。従って、RIP制御部13は、ループバックインターフェース22について、サブネット情報の削除広報を発行することがない。
図11のイメージ図に戻り、更に説明する。ルータAの一部のインターフェース21であるアドレス「192.X.1.1」のインターフェース21が正常状態の間、ルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定は図13に示すようになる。
図13はルータAのインターフェースが正常状態のときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。
図13(A)は、ルータAがサブネット情報の広報を発行するときのルータAの経路表を表したものである。図13(A)の経路表は、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態なのでアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが見えるようになっている。図13(A)の経路表は、ループバックインターフェース22に割り当てた、アドレスが「192.×.254.0/32」のサブネットも見えるようになっている。
図13(B)は、ルータAが作成するサブネット情報の広報を表したものである。図13(B)のサブネット情報の広報は、図13(A)の経路表に登録されている経路に基づき、作成されたものである。図13(B)のサブネット情報の広報はルータBを含む周囲のルータに対して、自身が接続しているアドレスが「192.×.1.0/24」及び「192.×.254.0/32」のサブネット上の隣接装置と通信可能であることを通知するためのものである。
図13(C)はルータBに届いたサブネット情報の広報を表している。図13(C)のサブネット情報の広報は、網のなかの幾つかのルータを経由してきた為、送信元,送信先及びMetricが変更されている。
図13(D)はルータAが発行したサブネット情報の広報がRIPを使用してルータBまで伝播したときのルータBの経路表を表している。図13(C)に示したサブネット情報の広報を受け、ルータBの経路表にはアドレス「192.×.1.0/24」及び「192.×.254.0/32」のサブネットが追加される。
図13(E)のルータBのbgp設定は、ルータAがサブネット情報の広報を発行するときのルータBのbgp設定を表している。図13(E)のbgp設定には、ルータAの複数のインターフェース21のうち、アドレス「192.×.254.0/32」のサブネットに接続しているループバックインターフェース22のアドレス「192.×.254.1」が書き込まれている。
ルータBは図13(D)の経路表にアドレス「192.×.254.0/32」のサブネットが追加されたことで、アドレス「192.×.254.1」に到達可能となったと判断し、ルータAのループバックインターフェース22のアドレス「192.×.254.1」に対して接続を試みるため、BGP通信を開始する。このあと、ルータAとルータBとは相互接続される。
ルータAの一部のインターフェース21であるアドレス「192.X.1.1」のインターフェース21が正常状態から異常状態となると、ルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定は図14に示すようになる。
図14はルータAのインターフェースが正常状態から異常状態となったときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。
図14(A)は、ルータAがサブネット情報の削除広報を発行するときのルータAの経路表を表したものである。図14(A)の経路表はアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態から異常状態となり、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが見えなくなっている。なお、図14(A)の経路表は、ループバックインターフェース22に割り当てた、アドレスが「192.×.254.0/32」のサブネットが見えるようになっている。
図14(B)はルータAが作成するサブネット情報の削除広報を表したものである。図14(B)のサブネット情報の削除広報は、図14(A)の経路表に登録されていたが異常状態により見えなくなったアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットに基づいて作成されたものである。図14(B)のサブネット情報の削除広報は、ルータBを含む周囲のルータに対して、自身が接続しているアドレス「192.×.1.0/24」のサブネット上の隣接装置と通信が不可能となったことを通知するためのものである。
図14(C)はルータBに届いたサブネット情報の削除広報を表している。サブネット情報の削除広報は、網のなかの幾つかのルータを経由してきた為、送信元,送信先及びMetricが変更されている。
図14(D)はルータAが発行したサブネット情報の削除広報がルータBまで伝播したときのルータBの経路表を表している。図14(C)に示したサブネット情報の削除広報を受け、ルータBの経路表はアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除される。
図14(E)のルータBのbgp設定は、図13に示すルータBのbgp設定と同様である。ルータBは、図14(D)の経路表からアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除されたが、アドレス「192.×.254.0/32」のサブネットが削除されないため、アドレス「192.×.254.1」に到達可能のままと判断し、BGP通信を継続する。ルータAとルータBとは相互接続を継続できる。
なお。ループバックインターフェース22を使用する場合は、他のルータと相互接続を行いたい全てのルータ1について、ループバックインターフェース22による実在しないサブネットを割り当てる必要がある。
図15はネットワーク管理者がサブネットを管理する為の一例の表である。図15の表には、実在するネットワークに割り当てるサブネットの他、実在しないネットワークに割り当てるサブネットも含まれる。従って、ネット管理者の立場から見ると、ループバックインターフェース22を使用する場合は、管理すべきサブネットの数がループバックインターフェース22のため、ルータ1の数だけ増加し、管理負荷が大きくなるという問題があった。
例えばループバックインターフェース22を使用しない場合、ルータAはアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態でなくなると、ルータBの経路表からアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットを削除するため、サブネット情報の削除広報を発行する。
この削除広報によりルータBの経路表からアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除されるため、ルータBはアドレス「192.×.1.1」に到達不可能となったと判断し、ルータAとの相互接続が不可能となる。
ところで、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態でなくなったとき、ルータAからアドレス「192.×.1.0/24」のサブネット上の隣接ルータに到達できなくなっているため、削除広報を発行することは適切である。しかしながら、ルータAから見ると、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21は自分自身であるため、依然として到達可能である。
そこで、本実施例では、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態で無くなったとき、削除広報によりアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットを削除する代わりに、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットをインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」に書き換えたサブネット情報の広報を通知する。
アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットをインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」に書き換えたサブネット情報の広報を通知されたルータは、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネット上の隣接装置へ送達不可能になったこと、アドレス「192.×.1.1」のルータAのインターフェース21へ依然として送達可能であることを認識できる。
図16は、ルータAとルータBとが相互接続されたあと、ルータAのインターフェースが異常状態となったときの様子を表した本実施例のイメージ図である。図16(A)ではルータAのインターフェースが異常状態となり、ルータAとルータBとが相互接続できなくなる為、ルータAがサブネット情報の削除広報に代えてサブネット情報の新広報を発行する様子を表している。
サブネット情報の新広報は、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが記載されたサブネット情報の広報(旧広報)に代えて、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットをインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」に書き換えたものである。
図16(B)はルータAが発行したサブネット情報の新広報がRIPを使用してルータBまで伝播した様子を表している。ルータBは新広報を受けて、ルータBの経路表のアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットをインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」に書き換える。
ルータBは、経路表からアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除されたが、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が登録されるため、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21に到達可能のままと判断し、BGP通信を継続する。ルータAとルータBとは相互接続を継続できる。
図17は本実施例のルータの一例の構成図である。図17のルータ1は、図4のルータ1と同様な構成であるため、図4のルータ1と異なる点を中心に説明する。経路管理部11は経路を経路表により管理する。インターフェース制御部12は、ハードウェア制御部20が有するインターフェース21の正常又は異常を監視している。
インターフェース制御部12は、正常インターフェース21の経路としてサブネットのアドレスの登録を経路管理部11に要求する。また、インターフェース制御部12は異常インターフェース21があると、異常インターフェース21の経路として、サブネットのアドレスに代えて、異常のあったインターフェース21のアドレスの登録を経路管理部11に要求する。
経路管理部11はインターフェース制御部12からの要求を受けて、経路表に正常インターフェース21の経路としてサブネットのアドレスを登録し、異常インターフェース21の経路として異常のあったインターフェース21のアドレスを経路表に登録する。
RIP制御部13はRIPを使用してインターフェース21経由でサブネット情報の新広報又は旧広報の送受信を行う。RIP制御部13は周囲のルータに対して自身が接続しているサブネット上の隣接装置と通信可能であること、サブネット上の隣接装置へ送達不可能になったこと、又は自身のインターフェース21へ依然として送達可能であることをサブネット情報の新広報又は旧広報によって通知する。
ルータAの一部のインターフェース21であるアドレス「192.X.1.1」のインターフェース21が正常状態の間、ルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定は図18に示すようになる。
図18はルータAのインターフェースが正常状態のときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。
図18(A)は、ルータAのインターフェース21が正常状態のときのルータAの経路表を表したものである。図18(A)に示す経路表はアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態の間、アドレスが「192.×.1.0/24」のサブネットが見えるようになっている。
また、図18(A)の経路表はアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態の間、アドレス「192.X.1.1」のインターフェース21が見えないようになっている。
図18(B)は、ルータAが作成するサブネット情報の広報を表したものである。図18(B)のサブネット情報の広報は、図18(A)の経路表に登録されている経路に基づいて、作成されたものである。図18(B)のサブネット情報の広報はルータBを含む周囲のルータに対して、自身が接続しているアドレスが「192.×.1.0/24」のサブネット上の隣接装置と通信可能であることを通知するためのものである。
図18(C)はルータBに届いたサブネット情報の広報を表している。図18(C)のサブネット情報の広報は、網のなかの幾つかのルータを経由してきた為、送信元,送信先及びMetricが変更されている。
図18(D)は、ルータAが発行したサブネット情報の広報がRIPを使用してルータBまで伝播したときのルータBの経路表を表している。図18(C)に示したサブネット情報の広報を受け、ルータBの経路表にはアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが追加される。
図18(E)は、ルータBのbgp設定を表している。bgp設定にはアドレス「192.×.1.0/32」のサブネットに接続するインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」が書き込まれている。ルータBは図18(D)の経路表にアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが追加されたことで、アドレス「192.×.1.1」に到達可能となったと判断し、ルータAのインターフェース21のアドレス「192.×.1.1」に対して接続を試みるため、BGP通信を開始する。このあと、ルータAとルータBとは相互接続される。
ルータAのアドレス「192.X.1.1」のインターフェース21が正常状態から異常状態となると、ルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定は図19に示すようになる。
図19はルータAのインターフェースが正常状態から異常状態となったときのルータAの経路表,ルータAが作成するサブネット情報の広報,ルータBに届いたサブネット情報の広報,ルータBの経路表及びルータBのbgp設定を表したイメージ図である。
図19(A)は、ルータAのインターフェース21が正常状態から異常状態となったときのルータAの経路表を表したものである。図19(A)に示す経路表はアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が正常状態から異常状態となり、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが見えなくなっている。なお、図19(A)の経路表は、異常状態となったアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が見えるようになっている。
図19(B)は、ルータAが作成するサブネット情報の広報を表したものである。図19(B)のサブネット情報の広報は、図19(A)の経路表において異常状態により見えるようになったアドレス「192.×.1.1」のインターフェース21に基づいて作成されたものである。
図19(B)のサブネット情報の広報は、ルータBを含む周囲のルータに対して、自身が接続しているアドレス「192.×.1.0/24」のサブネット上の隣接装置と通信が不可能となったこと、アドレス「192.×.1.1」の自身のインターフェース21と依然として通信可能であることを通知するためのものである。
図19(C)はルータBに届いたサブネット情報の広報を表している。サブネット情報の広報は、網のなかの幾つかのルータを経由してきた為、送信元,送信先及びMetricが変更されている。
図19(D)はルータAが発行したサブネット情報の広報がルータBまで伝播したときのルータBの経路表を表している。図19(C)に示したサブネット情報の広報を受けてルータBの経路表は、アドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除される一方、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が登録される。
図19(E)のルータBのbgp設定は、図18に示すルータBのbgp設定と同様である。ルータBは、図19(D)の経路表からアドレス「192.×.1.0/24」のサブネットが削除されたが、アドレス「192.×.1.1」のインターフェース21が登録されたため、アドレス「192.×.1.1」に到達可能のままと判断し、BGP通信を継続する。ルータAとルータBとは相互接続を継続できる。
このように、本実施例のルータ1はインターフェース21が正常状態でなくても、他のルータとの相互接続を継続できる。また、ルータ1は他のルータとの相互接続を継続するためにループバックインターフェース23を使用する必要が無く、管理すべきサブネットの数が増加することも無く、余分なアドレス管理を必要としない。結果として、ネット管理者の管理負荷は大きくならない。
ところで、本実施例で説明したBGPは、ISPやプロバイダ間のルーティングに使用するプロトコルである。BGPには、隣接するISPやプロバイダと経路制御情報を交換するeBGPと、自サイト内でeBGPを使用するルータ同士を通信させるiBGPとがある。
図20はeBGPとiBGPとを説明する為のシステム構成図である。iBGPは隣接していないルータ間(例えば外部ルータ100と外部ルータ200との間)で通信を行うため、自サイト内のサブネット情報の広報に基づいて、iBGP対向ルータと通信可能かどうか判断し、通信を行っている。
通常の運用では、iBGPを使用する各ルータ(例えばルータA,ルータB)にループバックインターフェースを使用し、余分なサブネットを追加して運用している。しかしながら、本実施例のルータ1では実際にルータ1が接続しているサブネットをそのまま利用できる。本実施例のルータ1では、そのサブネットに接続されているインターフェースが正常状態でなくても、iBGPの通信を継続でき、ループバックインターフェースの使用を止めることで、管理すべきアドレス数を削減できる。
図21はルータのハードウェア構成図である。図21に示したルータ1はMPU(Micro Processing Unit)41と、メモリ42と、経路表(ルーティングテーブル)43と、ブリッジ回路44と、送受信回路部45とを有している。
MPU41は基本的な演算処理を行う半導体チップである。MPU41はメモリ42に記憶されたプログラムを読み込み、該プログラムの指示に従って、例えば送受信回路部45からデータを受け取り、データをプログラム通りに、演算又は加工した上で、送受信回路部45に送る。
メモリ42は、プログラムやデータを記憶する記憶装置である。経路表43はルータ1が保持するネットワークパケット(以下、単にパケットという)の配送先に関する経路情報を格納するテーブルである。
送受信回路部45は送受信を行う回路部であって、受信回路51と、受信バッファ52と、送信回路53と、送信バッファ54と、を含む。受信回路51は、受信を行う回路である。受信バッファ52は、受信したパケット等を一時的に保持するバッファである。また、送信回路53は、送信を行う回路である。送信バッファ54は、送信するパケット等を一時的に保持するバッファである。なお、図21では、ルータ1が送受信回路部45を4つ有する構成としたが、例えば5つや10つ等、幾つであってもよい。
図4,図12及び図17に示したルータ1の経路管理部11,インターフェース制御部12及びRIP制御部13は、メモリ42に記憶されたプログラムを実行することにより実現される機能ブロックである。また、図4,図12及び図17に示したルータ1のインターフェース21はブリッジ回路44,送受信回路部45により実現される機能ブロックである。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
自身が有する複数の通信インターフェース毎に障害を検出する障害検出手段と、
前記障害検出手段により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手段により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定し、アドバタイズするアドバタイズ手段と
を備える経路制御装置。
(付記2)
前記アドバタイズ手段は、経路制御情報を管理する経路管理手段に要求することで、前記障害検出手段により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報に該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手段により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報に該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定する付記1記載の経路制御装置。
(付記3)
前記アドバタイズ手段は、経路制御情報をやり取りするプロトコルを利用してアドバタイズする付記1記載の経路制御装置。
(付記4)
経路制御装置による経路制御方法であって、
前記経路制御装置が、自身が有する複数の通信インターフェース毎に障害を検出する障害検出手順と、
前記経路制御装置が、前記障害検出手順により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手順により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定し、アドバタイズするアドバタイズ手順と
を有する経路制御方法。
(付記5)
経路制御装置に、自身が有する複数の通信インターフェース毎に障害を検出する障害検出手順と、
前記経路制御装置に、前記障害検出手順により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手順により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定し、アドバタイズするアドバタイズ手順と
を実行させるための経路制御プログラム。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 ルータ
10 ソフトウェア動作部
11 経路管理部
12 インターフェース制御部
13 RIP制御部
20 ハードウェア制御部
21 インターフェース
22 ループバックインターフェース
30A ルータAにおける経路表
30B ルータBにおける経路表
41 MPU(Micro Processing Unit)
42 メモリ
43 経路表(ルーティングテーブル)
44 ブリッジ回路
45 送受信回路部
51 受信回路
52 受信バッファ
53 送信回路
54 送信バッファ
100,200 外部ルータ

Claims (5)

  1. 自身が有する複数の通信インターフェース毎に障害を検出する障害検出手段と、
    前記障害検出手段により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手段により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定し、アドバタイズするアドバタイズ手段と
    を備える経路制御装置。
  2. 前記アドバタイズ手段は、経路制御情報を管理する経路管理手段に要求することで、前記障害検出手段により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報に該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手段により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報に該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定する請求項1記載の経路制御装置。
  3. 前記アドバタイズ手段は、経路制御情報をやり取りするプロトコルを利用してアドバタイズする請求項1記載の経路制御装置。
  4. 経路制御装置による経路制御方法であって、
    前記経路制御装置が、自身が有する複数の通信インターフェース毎に障害を検出する障害検出手順と、
    前記経路制御装置が、前記障害検出手順により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手順により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定し、アドバタイズするアドバタイズ手順と
    を有する経路制御方法。
  5. 経路制御装置に、自身が有する複数の通信インターフェース毎に障害を検出する障害検出手順と、
    前記経路制御装置に、前記障害検出手順により障害が検出された通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースのアドレスを設定し、前記障害検出手順により障害が検出されなかった通信インターフェースについての経路制御情報には該通信インターフェースに接続されたサブネットのアドレスを設定し、アドバタイズするアドバタイズ手順と
    を実行させるための経路制御プログラム。
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