JP4702360B2 - 組電池 - Google Patents
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Description
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、長期間の使用後においても電池モジュールや保持スペーサの動きを抑制できる組電池を提供することを目的とする。
この組電池は、電池モジュールを保持スペーサが保持し、更に保持スペーサを第1スペーサ支持部材及び第2スペーサ支持部材が垂直方向から狭持して保持するものである。このような構成の組電池において、本発明では、保持スペーサは、第1スペーサ支持部材に向けて配設され、垂直方向に弾性変形する第1弾性部を有する。そして、この保持スペーサは、第1弾性部が垂直方向に弾性変形して第1スペーサ支持部材に弾性的に圧接した状態で、第1スペーサ支持部材と第2スペーサ支持部材との間に弾性的に狭持されている。
このため、保持スペーサは、第1スペーサ支持部材と第2スペーサ支持部材との間に弾性的に保持される。従って、保持スペーサが組電池内で遊動すること、特に、保持スペーサが垂直方向に動くことを、従来よりも長期間効果的に抑制できる。
ここで、「電池モジュール」は、一列に列置された複数の単電池を含むものであればよく、その構成や形態等は特に限定されない。例えば、単電池以外のモジュール構成部品を有するものでもよい。また、電池モジュールを構成する単電池の数や形態等も特に限定されない。例えば、角型の単電池でも円筒型の単電池でもよい。
「保持スペーサ」は、前述の要件を満たすものであれば、その形態や材質等は特に限定されない。例えば、一体成形されたものでも、複数の部材から構成されたものでもよい。また、樹脂製としても、金属製としても、或いは、一部を樹脂製、一部を金属製としてもよい。また、保持スペーサに設けられた「第1弾性部」も、前述の要件を満たすものであれば、その形態や材質等は特に限定されない。
「第1スペーサ支持部材」及び「第2スペーサ支持部材」は、前述の要件を満たすものであれば、その構成や形態等は特に限定されない。例えば、組電池が、電池モジュール、保持スペーサ等を組電池ケースに収容する形態のものである場合には、その組電池ケースの一部を第1スペーサ支持部材や第2スペーサ支持部材とすることができる。
更に、上記の組電池であって、前記第1弾性部は、ゴムにより構成されてなる組電池とすると良い。
本発明によれば、第1弾性部はゴムにより構成されている。ゴムは、金属や樹脂等に比して長期間にわたり安定して弾性を維持できる。従って、保持スペーサの遊動防止効果を長期間にわたって維持できる。しかも、第1弾性部をゴムにより構成することで、第1弾性部と第1スペーサ支持部材との接触部分の摩擦力が大きくなるため、保持スペーサが垂直方向と直交する方向へ移動することも効果的に抑制できる。なお、特にゴムの材質として、EPDM、フッ素ゴム、シリコンゴムを用いると、耐久性、耐アルカリ性等の点から好ましい。後述する第2弾性部や第3弾性部をゴムで構成する場合も同様である。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記保持スペーサは、前記第2スペーサ支持部材に向けて配設され、前記垂直方向に弾性変形する一又は複数の第2弾性部を有し、前記保持スペーサは、前記第1弾性部が前記垂直方向に弾性変形して前記第1スペーサ支持部材に弾性的に圧接すると共に、前記第2弾性部が前記垂直方向に弾性変形して前記第2スペーサ支持部材に弾性的に圧接した状態で、前記第1スペーサ支持部材と前記第2スペーサ支持部材との間に弾性的に狭持されてなる組電池とすると良い。
本発明によれば、保持スペーサは、前述の第1弾性部の他、第2スペーサ支持部材に向けて配設され、垂直方向に弾性変形する第2弾性部をも有する。そして、この保持スペーサは、第1弾性部が垂直方向に弾性変形して第1スペーサ支持部材に弾性的に圧接すると共に、第2弾性部も垂直方向に弾性変形して第2スペーサ支持部材に弾性的に圧接した状態で、第1スペーサ支持部材と第2スペーサ支持部材との間に弾性的に狭持されている。このため、保持スペーサが組電池内で遊動することを更に効果的に抑制できる。なお、この「第2弾性部」も、上記の要件を満たすものであれば、その形態や材質等は特に限定されない。
更に、上記の組電池であって、前記第2弾性部は、ゴムにより構成されてなる組電池とすると良い。
本発明によれば、第2弾性部はゴムにより構成されている。前述したように、ゴムは、金属や樹脂等に比して長期間にわたり安定して弾性を維持できる。従って、保持スペーサの遊動防止効果を長期間にわたって維持できる。しかも、第2弾性部をゴムにより構成することで、第2弾性部と第2スペーサ支持部材との接触部分の摩擦力が大きくなるため、保持スペーサが垂直方向と直交する方向へ移動することも効果的に抑制できる。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記保持スペーサは、前記電池モジュールを前記垂直方向に狭持する第1モジュール押圧部及び第2モジュール支持部であって、前記第1弾性部の前記弾性変形に伴って、前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧する第1モジュール押圧部、及び、前記垂直方向について前記電池モジュールを支持する第2モジュール支持部、を有し、前記電池モジュールは、前記第1モジュール押圧部が前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧した状態で、前記第1モジュール押圧部と前記第2モジュール支持部との間に弾性的に狭持されてなる組電池とすると良い。
本発明によれば、保持スペーサは、電池モジュールを垂直方向に狭持する第1モジュール押圧部と第2モジュール支持部とを有する。そして、電池モジュールは、第1モジュール押圧部が電池モジュールを垂直方向に弾性的に押圧した状態で、第1モジュール押圧部と第2モジュール支持部との間に弾性的に狭持されている。このため、電池モジュールは、第1モジュール押圧部と第2モジュール支持部との間に弾性的に保持される。従って、電池モジュールが組電池内で遊動すること、特に、電池モジュールが垂直方向に動くことを抑制できる。なお、「第1モジュール押圧部」、「第2モジュール支持部」は、それぞれ上記の要件を満たすものであれば、その形態や材質等は特に限定されない。
更に、前記の組電池であって、前記保持スペーサは、前記電池モジュールを前記垂直方向に狭持する第1モジュール押圧部及び第2モジュール押圧部であって、前記第1弾性部の前記弾性変形に伴って、前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧する第1モジュール押圧部、及び、前記第2弾性部の前記弾性変形に伴って、前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧する第2モジュール押圧部、を有し、前記電池モジュールは、前記第1モジュール押圧部が前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧すると共に、前記第2モジュール押圧部も前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧した状態で、前記第1モジュール押圧部と前記第2モジュール押圧部との間に弾性的に狭持されてなる組電池とすると良い。
本発明によれば、保持スペーサは、電池モジュールを垂直方向に狭持する第1モジュール押圧部と第2モジュール押圧部とを有する。そして、電池モジュールは、第1モジュール押圧部と第2モジュール押圧部とが電池モジュールを垂直方向に弾性的に押圧した状態で、第1モジュール押圧部と第2モジュール押圧部との間に弾性的に狭持されている。このため、電池モジュールは、第1モジュール押圧部と第2モジュール押圧部との間に弾性的に保持される。従って、電池モジュールが組電池内で遊動すること、特に、電池モジュールが垂直方向に動くことを更に効果的に抑制できる。なお、「第2モジュール押圧部」も、上記の要件を満たすものであれば、その形態や材質等は特に限定されない。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記保持スペーサは、自身が保持する前記電池モジュールに向けて配設され、前記モジュール列置方向に弾性変形する一又は複数の第3弾性部を有し、前記電池モジュールは、前記保持スペーサの前記第3弾性部が前記モジュール列置方向に弾性変形して当該電池モジュールに弾性的に圧接した状態で、前記保持スペーサに保持されてなる組電池とすると良い。
本発明によれば、保持スペーサは、この保持スペーサ自身が保持する電池モジュールに向けて配設され、モジュール列置方向に弾性変形する第3弾性部を有する。そして、電池モジュールは、保持スペーサの第3弾性部がモジュール列置方向に弾性変形してこの電池モジュールに弾性的に圧接した状態で、保持スペーサに保持されている。このため、電池モジュールは、保持スペーサにより弾性的に保持される。従って、電池モジュールが組電池内で遊動すること、特に、モジュール列置方向に動くことを抑制できる。なお、この「第3弾性部」も、上記の要件を満たすものであれば、その形態や材質等は特に限定されない。
更に、上記の組電池であって、前記第3弾性部は、ゴムにより構成されてなる組電池とすると良い。
本発明によれば、第3弾性部はゴムにより構成されている。前述したように、ゴムは、金属や樹脂等に比して長期間にわたり安定して弾性を維持できる。従って、電池モジュールの遊動防止効果を長期間にわたって維持できる。しかも、第3弾性部をゴムにより構成することで、第3弾性部と電池モジュールとの接触部分の摩擦力が大きくなるため、電池モジュールがその列置方向と直交する方向へ移動することも効果的に抑制できる。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記電池モジュールは、その外表面がフィルムで覆われてなる組電池とすると良い。
電池モジュールの外表面がフィルムで覆われた組電池においては、電池モジュールが組電池内で遊動すると、これに起因してフィルムが破れたり剥がれるなどの不具合を生じるおそれがある。
これに対し、本発明では、電池モジュールの遊動が抑制されているので、電池モジュールの外表面がフィルムで覆われていても、フィルムの破れ、剥がれ等の不具合を防止でき、信頼性の高い組電池とすることができる。
また、一列に列置された複数の単電池を含む電池モジュールであって、前記単電池の列置された単電池列置方向と直交するモジュール列置方向に、互いに間隙を介して列置された複数の電池モジュールと、前記電池モジュール同士の前記間隙に配置され、前記電池モジュールを保持する一又は複数の保持スペーサと、を備える組電池であって、前記保持スペーサは、自身が保持する前記電池モジュールに向けて配設され、前記モジュール列置方向に弾性変形する一又は複数の第3弾性部を有し、前記電池モジュールは、前記保持スペーサの前記第3弾性部が前記モジュール列置方向に弾性変形して当該電池モジュールに弾性的に圧接した状態で、前記保持スペーサに保持されてなる組電池とするのが好ましい。
これによれば、保持スペーサは、この保持スペーサ自身が保持する電池モジュールに向けて配設され、モジュール列置方向に弾性変形する第3弾性部を有する。そして、電池モジュールは、保持スペーサの第3弾性部がモジュール列置方向に弾性変形してこの電池モジュールに弾性的に圧接した状態で、保持スペーサに保持されている。このため、電池モジュールは、保持スペーサにより弾性的に保持される。従って、電池モジュールが組電池内で遊動すること、特に、モジュール列置方向に動くことを抑制できる。
更に、上記の組電池であって、前記第3弾性部は、ゴムにより構成されてなる組電池とすると良い。
これによれば、第3弾性部はゴムにより構成されている。前述したように、ゴムは、金属や樹脂等に比して長期間にわたり安定して弾性を維持できる。従って、電池モジュールの遊動防止効果を長期間にわたって維持できる。しかも、第3弾性部をゴムにより構成することで、第3弾性部と電池モジュールとの接触部分の摩擦力が大きくなるため、電池モジュールがその列置方向と直交する方向へのガタつくことも効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。第1図及び第2図に本実施形態1の組電池100を構成する保持スペーサ130を示す。また、第3図に組電池100を構成する電池モジュール110を示す。また、第4図及び第5図に保持スペーサ130に電池モジュール110を取り付けた状態を示す。更に、第6図及び第7図に組電池100を示す。なお、各図において、組電池完成時における単電池111の列置方向を単電池列置方向X、電池モジュール110の列置方向をモジュール列置方向Y、これらに直交する方向を垂直方向Zとする。
この組電池100は、電気自動車やハイブリッドカーの電源として用いられる二次電池(例えばニッケル水素蓄電池)である。組電池100は、複数の電池モジュール110を備える。そして、隣り合う電池モジュール110同士の間隙には、電池モジュール110を保持する保持スペーサ130がそれぞれ配置されている。更に、これら電池モジュール110及び保持スペーサ130は、2枚の端板180と4本の拘束ロッド185によって全体的に拘束されて一体となっている(第7図参照)。また更に、これら電池モジュール110及び保持スペーサ130は、第1スペーサ支持部材(アッパーケース)160と第2スペーサ支持部材(ロアーケース)170によって保持されている(第6図及び第7図参照)。第1スペーサ支持部材160と第2スペーサ支持部材170とは、ボルト173とナット175により固定されている(第7図参照)。
第3図に示すように、各々の電池モジュール110は、互いに対向する2つの長側面110a,110bと、互いに対向する2つの短側面110c,110dと、互いに対向する2つの端面110e,110fと、を有する略直方体形状をなす。電池モジュール110は、第3図中、左前方から右後方に一列に列置された複数(本実施形態では8個)の単電池111を含む。各々の単電池111は、略直方体形状をなす角型電池である。単電池111は、安全弁(図示しない)を短側面110c側(第3図中、上方)に向けた状態で直列接続されている。
そして、接続された単電池111の短側面110c側(第3図中、上方)には、各々の安全弁を覆い、単電池ケースとの間でガス排出路を構成する断面コ字状の上部カバー部材113が配置されている。また、列置された単電池111の端面110e側(第3図中、左前方)には、負極サイドカバー部材115が配置され、端面110f側(第3図中、右後方)には、正極サイドカバー部材117が配置されている。負極サイドカバー部材115の略中央には、モジュール外部に突出する外部負極端子116が配設され、一端(第3図中、左側)に位置する単電池111の負極とモジュール内部で電気的に接続している。一方、正極サイドカバー部材117の略中央には、モジュール外部に突出する外部正極端子118が配設され、他端(第3図中、右側)に位置する単電池111の正極とモジュール内部で電気的に接続している。更に、この正極サイドカバー部材117の上部(第3図中、上方)には、上部カバー部材113と各々の単電池ケースとの間で構成されるガス排出路と連通する排気口119が設けられている。
また、電池モジュール110の外表面のうち、端面110e,110fを除く、長側面110a,110b及び短側面110c,110dは、フィルム121で覆われている。このフィルム121は、電池モジュール110について、単電池111の列置方向(単電池列置方向)Xに沿う軸線周りに巻かれている。このフィルム121により、単電池111同士の隙間や、単電池111と上部カバー部材113との隙間、単電池111と負極サイドカバー部材115及び正極サイドカバー部材117との隙間、上部カバー部材113と負極サイドカバー部材115及び正極サイドカバー部材117との隙間が、気密にシールされている。
次に、保持スペーサ130について説明する(第1図、第2図、第4図〜第6図参照)。保持スペーサ130のうち、後述する第1弾性部材(第1弾性部)143、第2弾性部材(第2弾性部)145及び板状ゴム部材147以外の部分は、電気絶縁性を有する樹脂から一体的に構成されている。保持スペーサ130は、電池モジュール110同士の間隙に配置されて、電池モジュール110を保持すると共に、電池モジュール110と保持スペーサ130との間に、冷却媒体が流通する冷却路を構成する。
詳細には、保持スペーサ130は、電池モジュール110同士の間隙に直接介在する概略板状のスペーサ本体131を有する。スペーサ本体131のうち、垂直方向Zの一端(第1図及び第2図中、上端)には、隣接する電池モジュール110の短側面110cを支持する第1モジュール支持部133が複数(片側に9個、合計18個)設けられている。これらの第1モジュール支持部133は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。また、スペーサ本体131のうち、垂直方向Zの他端(第1図及び第2図中、下端)には、隣接する電池モジュール110の短側面110dを支持する第2モジュール支持部135が複数(片側に9個、合計18個)設けられている。これらの第2モジュール支持部135も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。保持スペーサ130に取り付けられた電池モジュール110は、これら第1モジュール支持部133と第2モジュール支持部135との間に配置されることによって、垂直方向Zへの移動が規制されている。
また、スペーサ本体131のうち、単電池列置方向Xの一端(第1図中、左前方の端)には、隣接して配置する電池モジュール110の端面110e又は110fを支持する第3モジュール支持部137が複数(片側に2個、合計4個)設けられている。これらの第3モジュール支持部137は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出している。また、スペーサ本体131のうち、単電池列置方向Xの他端(第1図中、右後方の端)には、隣接して配置する電池モジュール110の端面110e又は110fを支持する第4モジュール支持部139が複数(片側に2個、合計4個)設けられている。これらの第4ジュール支持部139も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出している。保持スペーサ130に取り付けられた電池モジュール110は、これら第3モジュール支持部137と第4モジュール支持部139との間に配置されることによって、単電池列置方向Xへの移動が規制されている。
また、スペーサ本体131には、隣接する電池モジュールの長側面110a,110bとの間に冷却媒体を流通させる冷却路を構成するために、多数の冷却路構成突起141が設けられている。これらの冷却路構成突起141は、モジュール列置方向Yに突出すると共に、垂直方向Zに直線状に延設されている。保持スペーサ130に取り付けられた電池モジュール110の長側面110a,110bは、これらの冷却路構成突起141にそれぞれ当接して、長側面110a,110bとスペーサ本体131との間に冷却路を構成する。
更に、スペーサ本体131のうち、垂直方向Zの一端(第1図及び第2図中、上端)には、第1スペーサ支持部材160に当接させる第1弾性部材(第1弾性部)143が複数(2箇所)設けられている。これらの第1弾性部材143は、扁平な八角形筒状をなし、スペーサ本体131の上端側の図示しない突起部に挿入することで、スペーサ本体131に固定されて垂直方向Zに突出している。第1弾性部材143は、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
また、スペーサ本体131のうち、垂直方向Zの他端(第1図及び第2図中、下端)には、第2スペーサ支持部材170に当接させる第2弾性部材(第2弾性部)145が複数(2箇所)設けられている。これらの第2弾性部材145も、扁平な八角形筒状をなし、スペーサ本体131の下端側の図示しない突起部に挿入することで、スペーサ本体131に固定されて垂直方向Zに突出している。第2弾性部材145も、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
組電池100を構成した状態において(第6図参照)、保持スペーサ130は、第1弾性部材143が垂直方向Zに弾性変形(弾性圧縮)した状態で第1スペーサ保持部材160に弾性的に圧接すると共に、第2弾性部材145が垂直方向Zに弾性変形(弾性圧縮)した状態で第2スペーサ保持部材170に弾性的に圧接する。これにより、保持スペーサ130は、第1スペーサ保持部材160と第2スペーサ保持部材170との間に弾性的に狭持されている。従って、保持スペーサ130が組電池100内で遊動すること、特に、保持スペーサ130が垂直方向Zに動くことを、従来よりも長期間効果的に抑制できる。
更に、第1弾性部材143及び第2弾性部材145は、ゴムにより構成されているため、金属や樹脂等に比して長期間にわたり安定して弾性を維持できる。従って、保持スペーサ130の遊動防止効果を長期間にわたって維持できる。しかも、第1弾性部材143及び第2弾性部材145をゴムにより構成することで、第1弾性部材143と第1スペーサ支持部材160との接触部分の摩擦力、及び、第2弾性部材145と第2スペーサ支持部材170との接触部分の摩擦力が大きくなるため、保持スペーサ130が垂直方向Zと直交する方向(例えば、単電池列置方向Xやモジュール列置方向Y)へ移動することも効果的に抑制できる。
また更に、スペーサ本体131には、板状ゴム部材147が複数(片側2個、合計4個)設けられている。この板状ゴム部材147は、垂直方向Zに長い矩形状を有し、長辺突起部(第3弾性部)147cがモジュール列置方向Yに向かって突出する形状を有している。板状ゴム部材147は、スペーサ本体131にあけられた矩形状の透孔に嵌め込まれて、スペーサ本体131に固定されている。板状ゴム部材147は、全体がゴムにより構成されており、長辺突起部147cにおいて、モジュール列置方向Yに弾性変形できる。保持スペーサ130に取り付けられた電池モジュール110は、これらの板状ゴム部材147(長辺突起部147c)がモジュール列置方向Yに弾性変形して電池モジュール110の長側面110aまたは長側面110bに弾性的に圧接した状態で、保持スペーサ130に保持されている。このため、電池モジュール110は、保持スペーサ130により弾性的に保持される。従って、電池モジュール110が組電池100内で遊動すること、特に、モジュール列置方向Yに動くことを抑制できる。
更に、板状ゴム部材147(長辺突起部147c)はゴムにより構成されているため、金属や樹脂等に比して長期間にわたり安定して弾性を維持できる。従って、電池モジュール110の遊動防止効果を長期間にわたって維持できる。しかも、板状ゴム部材147(長辺突起部147c)をゴムにより構成することで、長辺突起部147cと電池モジュール110の長側面110a,110bとの接触部分の摩擦力が大きくなるため、電池モジュール110がモジュール列置方向Yと直交する方向(例えば、単電池列置方向Xや垂直方向Z)へ移動することも効果的に抑制できる。
また、本実施形態1では、板状ゴム部材147(長辺突起部147c)は、単電池列置方向Xにおいて第1弾性部材143及び第2弾性部材145と同じ位置に配置され、また、垂直方向Zにおいて第1弾性部材143と第2弾性部材145との間の中央に配置されている。このため、板状ゴム部材147(長辺突起部147c)は、保持スペーサ130が第1,第2スペーサ支持部材160,170によって保持される部分で、電池モジュール110を保持する。従って、特に電池モジュール110を確実に保持できる。
なお、本実施形態の電池モジュール110は、前述したように、外表面がフィルム121で覆われている。このため、もし電池モジュール110が組電池100内で遊動すると、これに起因してフィルム121が破れたり剥がれるなどの不具合を生じるおそれがある。しかし、前述したように電池モジュール110が組電池100内で遊動することが抑制されているため、フィルム121の破れ、剥がれ等の不具合を防止できる。
この組電池100は、次のようにして製造する。即ち、公知の手法により製造した単電池111を直列接続して一列に列置する(第3図参照)。その後、上部カバー部材113、負極サイドカバー部材115及び正極サイドカバー部材117をそれぞれ所定位置に配置して、フィルム121で覆ってシールし、電池モジュール110を作製する。一方で、保持スペーサ130を用意する(第1図及び第2図参照)。保持スペーサ130は、樹脂製のスペーサ本体131に、ゴムからなる第1弾性部材143、第2弾性部材145及び板状ゴム部材147をそれぞれ所定位置に取り付ければよい。そして、電池モジュール110を列置すると共に、それらの間隙にそれぞれ保持スペーサ130を介在させる。その後、これら電池モジュール110及び保持スペーサ130を、端板180と拘束ロッド185によって外側から全体的に拘束し一体化させる(第7図参照)。また更に、電池モジュール110及び保持スペーサ130を、第1スペーサ支持部材160及び第2スペーサ支持部材170によって保持すれば、組電池100が完成する。
(実施形態2)
次いで、第2の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。第8図及び第9図に本実施形態2の組電池200を構成する保持スペーサ230を示す。また、第10図に本実施形態2の組電池200を構成する電池モジュール210を示す。なお、各図において、組電池完成時における単電池111の列置方向を単電池列置方向X、電池モジュール210の列置方向をモジュール列置方向Y、これらに直交する方向を垂直方向Zとする。
上記実施形態1の組電池100は、電池モジュール110が8個の単電池111により構成されていたが、本実施形態2の組電池200は、電池モジュール210が12個の単電池111により構成されている点が異なる。また、電池モジュール210の形態が異なることに伴い、これを保持する保持スペーサ230やその他の部品の形態も若干異なる。但し、組電池200の構成自体は、上記実施形態1の組電池100と同様である。
第10図に示すように、各々の電池モジュール210は、互いに対向する2つの長側面210a,210bと、互いに対向する2つの短側面210c,210dと、互いに対向する2つの端面210e,210fと、を有する略直方体形状をなす。電池モジュール210は、第10図中、左前方から右後方に一列に列置された12個の単電池111を含む。各々の単電池111は、安全弁(図示しない)を短側面210c側(第10図中、上方)に向けた状態で直列接続されている。
そして、接続された単電池111の短側面210c側(第10図中、上方)には、上記実施形態1と同様に、断面コ字状の上部カバー部材213が配置されている。また、列置された単電池111の端面210e側(第10図中、左前方)には、負極サイドカバー部材215が配設され、端面210f側(第10図中、右後方)には、正極サイドカバー部材217が配設されている。負極サイドカバー部材215の略中央には、モジュール外部に突出する外部負極端子216が配設されている。一方、正極サイドカバー部材217の略中央には、モジュール外部に突出する外部正極端子218が配設されている。更に、正極サイドカバー部材217の上部には、ガス排気路と連通する排気口219が設けられている。また、この電池モジュール210の外表面のうち、端面210e,210fを除く、長側面210a,210bと短側面210c,210dとは、フィルム221で覆われている。
次に、保持スペーサ230について説明する(第8図及び第9図参照)。保持スペーサ230は、電池モジュール210同士の間隙に直接介在する概略板状のスペーサ本体231を有する。スペーサ本体231のうち、垂直方向Zの一端(第8図及び第9図中、上端)には、隣接する電池モジュール210の短側面210cを支持する第1モジュール支持部233が複数(片側13個、合計26個)設けられている。これらの第1モジュール支持部233は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。また、スペーサ本体231のうち、垂直方向Zの他端(第8図及び第9図中、下端)には、隣接する電池モジュール210の短側面210dを支持する第2モジュール支持部235が複数(片側13個、合計26個)設けられている。これらの第2モジュール支持部235も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。保持スペーサ230に保持された電池モジュール210は、これら第1モジュール支持部233と第2モジュール支持部235との間に配置されることによって、垂直方向Zへの移動が規制されている。
また、スペーサ本体231のうち、単電池列置方向Xの一端(第8図中、左前方の端)には、隣接する電池モジュール210の端面210e又は210fを支持する第3モジュール支持部237が複数(片側2個、合計4個)設けられている。これらの第3モジュール支持部237は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出している。また、スペーサ本体231のうち、単電池列置方向Xの他端(第8図中、右後方の端)には、隣接する電池モジュール210の端面210e又は210fを支持する第4モジュール支持部239が複数(片側2個、合計4個)設けられている。これらの第4ジュール支持部239も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出している。保持スペーサ230に取り付けられた電池モジュール210は、これら第3モジュール支持部237と第4モジュール支持部239との間に配置されることによって、単電池列置方向Xへの移動が規制されている。
また、スペーサ本体231には、上記実施形態1と同様に、多数の冷却路構成突起241が設けられている。これらの冷却路構成突起241は、モジュール列置方向Yに突出すると共に、垂直方向Zに直線状に延設されている。保持スペーサ230に取り付けられた電池モジュール210の長側面210a,210bは、これらの冷却路構成突起241にそれぞれ当接して、長側面210a,210bとスペーサ本体231との間に冷却路を構成する。
更に、スペーサ本体231のうち、垂直方向Zの一端(第8図及び第9図中、上端)には、上記実施形態1の第1スペーサ支持部材160と同様な第1スペーサ支持部材(図示しない)に当接させる第1弾性部材(第1弾性部)243が複数(3箇所)設けられている。これらの第1弾性部材243は、円筒形状をなし、スペーサ本体231の上端側の図示しない突起部に挿入することで、スペーサ本体231に固定されて垂直方向Zに突出している。第1弾性部材243は、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
また、スペーサ本体231のうち、垂直方向Zの他端(第8図及び第9図中、下端)には、上記実施形態1の第2スペーサ支持部材170と同様な第2スペーサ支持部材(図示しない)に当接させる第2弾性部材(第2弾性部)245が複数(3箇所)設けられている。これらの第2弾性部材245も、円筒形状をなし、スペーサ本体231の下端側の図示しない突起部に挿入することで、スペーサ本体231に固定されて垂直方向Zに突出している。第2弾性部材245も、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
組電池200を構成した状態において、保持スペーサ230は、第1弾性部材243が垂直方向Zに弾性変形(弾性圧縮)した状態で第1スペーサ保持部材に弾性的に圧接すると共に、第2弾性部材245が垂直方向Zに弾性変形(弾性圧縮)した状態で第2スペーサ保持部材に弾性的に圧接する。これにより、保持スペーサ230は、第1,第2スペーサ保持部材の間に弾性的に狭持されている。従って、保持スペーサ230が組電池200内で遊動すること、特に、保持スペーサ230が垂直方向Zに動くことを、従来よりも長期間効果的に抑制できる。
また更に、スペーサ本体231には、板状ゴム部材247が複数(片側3個、合計6個)設けられている。この板状ゴム部材247は、上記実施形態1の板状ゴム部材147と同様であり、垂直方向Zに長い矩形状を有し、長辺突起部(第3弾性部)247cがモジュール列置方向Yに向かって突出する形状を有している。保持スペーサ230に取り付けられた電池モジュール210は、これらの板状ゴム部材247(長辺突起部247c)がモジュール列置方向Yに弾性変形して電池モジュール210の長側面210aまたは長側面210bに弾性的に圧接した状態で、保持スペーサ230に保持されている。このため、電池モジュール210は、保持スペーサ230により弾性的に保持される。従って、電池モジュール210が組電池200内で遊動すること、特に、モジュール列置方向Yに動くことを抑制できる。
その他、上記実施形態1と同様な部分は、上記実施形態1と同様な作用効果を奏する。
(実施形態3)
次いで、第3の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1または2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。第11図に本実施形態3に係る組電池300を構成する保持スペーサ330を示す。なお、第11図では、左上から右下の方向が単電池列置方向X、右上から左下の方向がモジュール列置方向Y、これらに直交する方向が垂直方向Zである。本実施形態の組電池300は、保持スペーサ330の形態が上記実施形態1,2の組電池100等の保持スペーサ130,230と異なる。それ以外は、基本的に前記実施形態1と同様である。
本実施形態3に係る保持スペーサ330は、電池モジュール110同士の間隙に直接介在する概略板状のスペーサ本体331を有する。スペーサ本体331のうち、垂直方向Zの一端(第11図中、上端)には、上記実施形態1,2の第1モジュール支持部133,233の代わりに、電池モジュール110の短側面110cを垂直方向Zに弾性的に押圧する第1モジュール押圧部333が複数設けられている。これらの第1モジュール押圧部333は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。一方、スペーサ本体331のうち、垂直方向Zの他端(第11図中、下端)には、上記実施形態1,2と同様に、電池モジュール110の短側面110dを垂直方向Zに支持する第2モジュール支持部335が複数設けられている。これらの第2モジュール支持部335も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。
第1モジュール押圧部333は、後述する第1弾性部材(第1弾性部)343の基端に配設され、第1弾性部材343の垂直方向Zにおける弾性変形に伴ってたわみ、電池モジュール110の短側面110cを垂直方向Zに弾性的に押圧する。そして、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部333が電池モジュール110の短側面110cを弾性的に垂直方向Zに押圧した状態で、第1モジュール押圧部333と第2モジュール支持部335との間に弾性的に狭持されている。このため、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部333と第2モジュール支持部335との間に弾性的に保持される。従って、電池モジュール110が組電池300内で遊動すること、特に、電池モジュール110が垂直方向Zに動くことを効果的に抑制できる。
スペーサ本体331のうち、単電池列置方向Xの両端には、上記実施形態1等と同様に、第3モジュール支持部及び第4モジュール支持部(図示しない)がそれぞれ複数設けられている。そして、電池モジュール110は、これら第3モジュール支持部と第4モジュール支持部との間に配置されることによって、単電池列置方向Xへの移動が規制されている。また、スペーサ本体331には、電池モジュールの長側面110a,110bとの間に冷却媒体を流通させる冷却路を構成するために、上記実施形態1と同様に、多数の冷却路構成突起341が設けられている。
また、スペーサ本体331のうち、垂直方向Zの一端(第11図中、上端)には、第1スペーサ支持部材160(第6図参照)に当接する第1弾性部材(第1弾性部)343が複数設けられている。これらの第1弾性部材343は、第1モジュール押圧部333の先端から垂直方向Zに向かって突出している。第1弾性部材343は、半円柱形状をなし、隣り合う保持スペーサ330の対応する第1弾性部材343と向かい合わせになって略円柱形状の突起部を構成する。この第1弾性部材343は、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
保持スペーサ330は、第1弾性部材343が垂直方向Zに弾性変形した状態で第1スペーサ保持部材160に弾性的に圧接した状態で、第1スペーサ保持部材160と第2スペーサ保持部材170との間に弾性的に狭持されている。このため、保持スペーサ330は、第1スペーサ支持部材160と第2スペーサ支持部材170との間に弾性的に保持される。従って、保持スペーサ330が組電池300内で遊動すること、特に、保持スペーサ330が垂直方向Zに動くことを、従来よりも長期間にわたり効果的に抑制できる。
その他、上記実施形態1または2と同様な部分は、上記実施形態1または2と同様な作用効果を奏する。
(実施形態4)
次いで、第4の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。第12図に本実施形態4に係る組電池400を構成する保持スペーサ430を示す。なお、第12図でも、左上から右下の方向が単電池列置方向X、右上から左下の方向がモジュール列置方向Y、これらに直交する方向が垂直方向Zである。本実施形態4の組電池400は、保持スペーサ430の形態が上記実施形態1〜3の組電池100等の保持スペーサ130,230,330と異なる。それ以外は、基本的に前記実施形態1と同様である。
本実施形態4に係る保持スペーサ430は、電池モジュール110同士の間隙に直接介在する概略板状のスペーサ本体431を有する。スペーサ本体431のうち、垂直方向Zの一端(第12図中、上端)には、上記実施形態3と同様に、電池モジュール110の短側面110cを垂直方向Zに弾性的に押圧する第1モジュール押圧部433が複数設けられている。これらの第1モジュール押圧部433は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。一方、スペーサ本体431のうち、垂直方向Zの他端(第12図中、下端)には、上記実施形態1〜3と同様に、電池モジュール110の短側面110dを垂直方向Zに支持する第2モジュール支持部435が複数設けられている。これらの第2モジュール支持部435も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。
第1モジュール押圧部433は、後述する第1弾性部443の基端に配設され、第1弾性部443の垂直方向Zにおける弾性変形に伴ってたわみ、電池モジュール110の短側面110cを垂直方向Zに弾性的に押圧する。そして、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部433が電池モジュール110の短側面110cを弾性的に垂直方向Zに押圧した状態で、第1モジュール押圧部433と第2モジュール支持部435との間に弾性的に狭持されている。このため、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部433と第2モジュール支持部435との間に弾性的に保持される。従って、電池モジュール110が組電池400内で遊動すること、特に、電池モジュール110が垂直方向Zに動くことを効果的に抑制できる。
スペーサ本体431のうち、単電池列置方向Xの両端には、上記実施形態1等と同様に、第3モジュール支持部及び第4モジュール支持部(図示しない)がそれぞれ複数設けられている。そして、電池モジュール110は、これら第3モジュール支持部と第4モジュール支持部との間に配置されることによって、単電池列置方向Xへの移動が規制されている。また、スペーサ本体431には、電池モジュールの長側面110a,110bとの間に冷却媒体を流通させる冷却路を構成するために、上記実施形態1等と同様に、多数の冷却路構成突起441が設けられている。
また、スペーサ本体431のうち、垂直方向Zの一端(第12図中、上端)には、第1スペーサ支持部材160に当接する第1弾性部443が複数設けられている。これらの第1弾性部443は、第1モジュール押圧部433の先端から垂直方向Zに向かって突出している。第1弾性部443は、断面略C字状をなし、スペーサ本体431と一体的に形成されており、全体が樹脂からなる。第1弾性部443は、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
保持スペーサ430は、第1弾性部443が垂直方向Zに弾性変形した状態で第1スペーサ保持部材160に弾性的に圧接した状態で、第1スペーサ保持部材160と第2スペーサ保持部材170との間に弾性的に狭持されている。このため、保持スペーサ430は、第1スペーサ支持部材160と第2スペーサ支持部材170との間に弾性的に保持される。従って、保持スペーサ430が組電池400内で遊動すること、特に、保持スペーサ430が垂直方向Zに動くことを、従来よりも長期間にわたり効果的に抑制できる。
その他、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分は、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な作用効果を奏する。
(実施形態5)
次いで、第5の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1〜4のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。第13図に本実施形態5に係る組電池500を構成する保持スペーサ530を示す。なお、第13図でも、左上から右下の方向が単電池列置方向X、右上から左下の方向がモジュール列置方向Y、これらに直交する方向が垂直方向Zである。本実施形態の組電池500は、保持スペーサ530の形態が上記実施形態1〜4の組電池100等の保持スペーサ130,230,330,430と異なる。それ以外は、基本的に前記実施形態1と同様である。
本実施形態5に係る保持スペーサ530は、前記実施形態3の保持スペーサ330と同様に、電池モジュール110同士の間隙に直接介在するスペーサ本体331を有する。そして、スペーサ本体331のうち、垂直方向Zの一端(第13図中、上端)には、上記実施形態3と同様に、第1モジュール押圧部333が複数設けられている。
一方、スペーサ本体331のうち、垂直方向Zの他端(第13図中、下端)には、上記実施形態3の第2モジュール支持部335の代わりに、電池モジュール110の短側面110dを垂直方向Zに弾性的に押圧する第2モジュール押圧部535が複数設けられている。これらの第2モジュール押圧部535は、第1モジュール押圧部333と同様に、モ ジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。
第1モジュール押圧部333は、前記実施形態3と同様に、第1弾性部材(第1弾性部)343の基端に配設され、第1弾性部材343の垂直方向Zにおける弾性変形に伴ってたわみ、電池モジュール110の短側面110cを垂直方向Zに弾性的に押圧する。また、第2モジュール押圧部535は、後述する第2弾性部材(第2弾性部)545の基端に配設され、第2弾性部材545の垂直方向Zにおける弾性変形に伴ってたわみ、電池モジュール110の短側面110dを垂直方向Zに弾性的に押圧する。
そして、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部333及び第2モジュール押圧部535が電池モジュール110の短側面110c,110dを弾性的に垂直方向Zに押圧した状態で、第1モジュール押圧部333と第2モジュール押圧部535との間に弾性的に狭持されている。このため、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部333と第2モジュール押圧部535との間に弾性的に保持される。従って、電池モジュール110が組電池500内で遊動すること、特に、電池モジュール110が垂直方向Zに動くことを、前記実施形態3の場合よりも更に効果的に抑制できる。
また、スペーサ本体331のうち、垂直方向Zの一端(第13図中、上端)には、前記実施形態3と同様に、第1スペーサ支持部材160(第6図参照)に当接する第1弾性部材(第1弾性部)343が複数設けられている。
一方、スペーサ本体331のうち、垂直方向Zの他端(第13図中、下端)には、前記実施形態3とは異なり、第2スペーサ支持部材170(第6図参照)に当接する第2弾性部材(第2弾性部)545が複数設けられている。これらの第2弾性部材545は、第2モジュール押圧部535の先端から垂直方向Zに向かって突出している。この第2弾性部材545は、第1弾性部材343と同様に、半円柱形状をなし、隣り合う保持スペーサ530の対応する第2弾性部材545と向かい合わせになって略円柱形状の突起部を構成する。また、この第2弾性部材545は、第1弾性部343と同様に、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
保持スペーサ530は、第1弾性部材343及び第2弾性部材545が垂直方向Zに弾性変形し、第1スペーサ保持部材160及び第2スペーサ保持部材170に弾性的に圧接した状態で、第1スペーサ保持部材160と第2スペーサ保持部材170との間に弾性的に狭持されている。このため、保持スペーサ530は、第1スペーサ支持部材160と第2スペーサ支持部材170との間に弾性的に保持される。従って、保持スペーサ530が組電池500内で遊動すること、特に、保持スペーサ530が垂直方向2に動くことを、前記実施形態3の場合よりも更に長期間にわたり効果的に抑制できる。
その他、上記実施形態1〜4のいずれかと同様な部分は、上記実施形態1〜4のいずれかと同様な作用効果を奏する。
(実施形態6)
次いで、第6の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1〜5のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。第14図に本実施形態6に係る組電池600を構成する保持スペーサ630を示す。なお、第14図でも、左上から右下の方向が単電池列置方向X、右上から左下の方向がモジュール列置方向Y、これらに直交する方向が垂直方向Zである。本実施形態の組電池600は、保持スペーサ630の形態が上記実施形態1〜5の組電池100等の保持スペーサ130,230,330,430,530と異なる。それ以外は、基本的に前記実施形態1と同様である。
本実施形態6に係る保持スペーサ630は、前記実施形態4の保持スペーサ430と同様に、電池モジュール110同士の間隙に直接介在するスペーサ本体431を有する。そして、スペーサ本体431のうち、垂直方向Zの一端(第14図中、上端)には、上記実施形態4と同様に、第1モジュール押圧部433が複数設けられている。
一方、スペーサ本体431のうち、垂直方向Zの他端(第14図中、下端)には、上記実施形態4の第2モジュール支持部435の代わりに、電池モジュール110の短側面110dを垂直方向Zに弾性的に押圧する第2モジュール押圧部635が複数設けられている。これらの第2モジュール押圧部635は、第1モジュール押圧部433と同様に、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。
第1モジュール押圧部433は、前記実施形態5と同様に、第1弾性部443の基端に配設され、第1弾性部443の垂直方向Zにおける弾性変形に伴ってたわみ、電池モジュール110の短側面110cを垂直方向Zに弾性的に押圧する。また、第2モジュール押圧部635は、後述する第2弾性部645の基端に配設され、第2弾性部645の垂直方向Zにおける弾性変形に伴ってたわみ、電池モジュール110の短側面110dを垂直方向Zに弾性的に押圧する。
そして、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部433及び第2モジュール押圧部635が電池モジュール110の短側面110c,110dを弾性的に垂直方向Zに押圧した状態で、第1モジュール押圧部433と第2モジュール押圧部635との間に弾性的に狭持されている。このため、電池モジュール110は、第1モジュール押圧部433と第2モジュール押圧部635との間に弾性的に保持される。従って、電池モジュール110が組電池600内で遊動すること、特に、電池モジュール110が垂直方向Zに動くことを、前記実施形態4の場合よりも更に効果的に抑制できる。
また、スペーサ本体431のうち、垂直方向Zの一端(第14図中、上端)には、前記実施形態4と同様に、第1スペーサ支持部材160(第6図参照)に当接する第1弾性部443が複数設けられている。
一方、スペーサ本体431のうち、垂直方向Zの他端(第14図中、下端)には、前記実施形態4とは異なり、第2スペーサ支持部材170(第6図参照)に当接する第2弾性部645が複数設けられている。これらの第2弾性部645は、第2モジュール押圧部635の先端から垂直方向Zに向かって突出している。この第2弾性部645は、第1弾性部443と同様に、断面略C字状をなし、スペーサ本体431と一体的に形成されており、全体が樹脂からなる。この第2弾性部645も、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
保持スペーサ630は、第1弾性部443及び第2弾性部645が垂直方向Zに弾性変形し、第1スペーサ保持部材160及び第2スペーサ保持部材170に弾性的に圧接した状態で、第1スペーサ保持部材160と第2スペーサ保持部材170との間に弾性的に狭持されている。このため、保持スペーサ630は、第1スペーサ支持部材160と第2スペーサ支持部材170との間に弾性的に保持される。従って、保持スペーサ630が組電池600内で遊動すること、特に、保持スペーサ630が垂直方向Zに動くことを、前記実施形態4の場合よりも更に長期間にわたり効果的に抑制できる。
その他、上記実施形態1〜5のいずれかと同様な部分は、上記実施形態1〜5のいずれかと同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態1〜6に即して説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態3,4では、保持スペーサ330,430の上端にのみ、垂直方向Zに弾性変形する第1弾性部343,443を設けた。しかし、上記実施形態5,6で説明したように、上記実施形態1,2と同様に、保持スペーサ330,430の下端にも、垂直方向Zに弾性変形する第2弾性部545,645を設けることができる。このようにすれば、保持スペーサ330,340の遊動を更に効果的に抑制できる。
更に、このような第2弾性部の基端に、上記実施形態5,6で説明したように、垂直方向Zに弾性変形して電池モジュール110と弾性的に圧接する第2モジュール押圧部535,635を設けることができる。このようにすれば、電池モジュール110の遊動をも更に効果的に抑制できる。
110,210 電池モジュール
111 単電池
121,221 フィルム
130,230,330,430,530,630 保持スペーサ
143,243,343 第1弾性部材(第1弾性部)
145,245,545 第2弾性部材(第2弾性部)
147,247 板状ゴム部材
147c,247c 長辺突起部(第3弾性部)
160 第1スペーサ支持部材
170 第2スペーサ支持部材
333,433 第1モジュール押圧部
443 第1弾性部
535,635 第2モジュール押圧部
645 第2弾性部
X 単電池列置方向
Y モジュール列置方向
Z 垂直方向
Claims (9)
- 一列に列置された複数の単電池を含む電池モジュールであって、前記単電池の列置された単電池列置方向と直交する方向に、互いに間隙を介して列置された複数の電池モジュールと、
前記電池モジュール同士の前記間隙に配置され、前記電池モジュールを保持する一又は複数の保持スペーサと、
前記単電池列置方向及び前記電池モジュールの列置されたモジュール列置方向に直交する垂直方向に、前記保持スペーサを狭持する第1スペーサ支持部材及び第2スペーサ支持部材と、を備える
組電池であって、
前記保持スペーサは、前記第1スペーサ支持部材に向けて配設され、前記垂直方向に弾性変形する一又は複数の第1弾性部を有し、
前記保持スペーサは、前記第1弾性部が前記垂直方向に弾性変形して前記第1スペーサ支持部材に弾性的に圧接した状態で、前記第1スペーサ支持部材と前記第2スペーサ支持部材との間に弾性的に狭持されてなる
組電池。 - 請求項1に記載の組電池であって、
前記第1弾性部は、ゴムにより構成されてなる
組電池。 - 請求項1または請求項2に記載の組電池であって、
前記保持スペーサは、前記第2スペーサ支持部材に向けて配設され、前記垂直方向に弾性変形する一又は複数の第2弾性部を有し、
前記保持スペーサは、前記第1弾性部が前記垂直方向に弾性変形して前記第1スペーサ支持部材に弾性的に圧接すると共に、前記第2弾性部が前記垂直方向に弾性変形して前記第2スペーサ支持部材に弾性的に圧接した状態で、前記第1スペーサ支持部材と前記第2スペーサ支持部材との間に弾性的に狭持されてなる
組電池。 - 請求項3に記載の組電池であって、
前記第2弾性部は、ゴムにより構成されてなる
組電池。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の組電池であって、
前記保持スペーサは、
前記電池モジュールを前記垂直方向に狭持する第1モジュール押圧部及び第2モジュール支持部であって、
前記第1弾性部の前記弾性変形に伴って、前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧する第1モジュール押圧部、及び、
前記垂直方向について前記電池モジュールを支持する第2モジュール支持部、を有し、
前記電池モジュールは、前記第1モジュール押圧部が前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧した状態で、前記第1モジュール押圧部と前記第2モジュール支持部との間に弾性的に狭持されてなる
組電池。 - 請求項3または請求項4に記載の組電池であって、
前記保持スペーサは、
前記電池モジュールを前記垂直方向に狭持する第1モジュール押圧部及び第2モジュール押圧部であって、
前記第1弾性部の前記弾性変形に伴って、前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧する第1モジュール押圧部、及び、
前記第2弾性部の前記弾性変形に伴って、前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧する第2モジュール押圧部、を有し、
前記電池モジュールは、前記第1モジュール押圧部が前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧すると共に、前記第2モジュール押圧部も前記電池モジュールを前記垂直方向に弾性的に押圧した状態で、前記第1モジュール押圧部と前記第2モジュール押圧部との間に弾性的に狭持されてなる
組電池。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の組電池であって、
前記保持スペーサは、自身が保持する前記電池モジュールに向けて配設され、前記モジュール列置方向に弾性変形する一又は複数の第3弾性部を有し、
前記電池モジュールは、前記保持スペーサの前記第3弾性部が前記モジュール列置方向に弾性変形して当該電池モジュールに弾性的に圧接した状態で、前記保持スペーサに保持されてなる
組電池。 - 請求項7に記載の組電池であって、
前記第3弾性部は、ゴムにより構成されてなる
組電池。 - 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の組電池であって、
前記電池モジュールは、その外表面がフィルムで覆われてなる
組電池。
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