JP4707362B2 - 推進力制御装置、それを備えた操船支援システムおよび船舶、ならびに推進力制御方法 - Google Patents
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Description
しかし、上記のような推進機は、構造が複雑であり、コストが高くつくため、広く採用されるには至っていない。
しかし、半クラッチ状態では、クラッチ板のすべりが発生するため、クラッチよりも前段のドライブシャフトの回転速度を検出しても、推進力を正確に制御することは難しい。すなわち、特許文献1の構成で推進力を正確に制御するには、クラッチよりも後段のプロペラ軸の回転速度を検出してフィードバックする必要がある。
また、この発明の他の目的は、船舶の極低速航走制御に適した推進力制御方法を提供することである。
また、この発明では、原動機の目標回転速度が下限値未満のときに、間欠結合制御が実行される。すなわち、目標回転速度が下限値以上であれば、原動機の回転速度の制御によって推進力を制御できる。また、目標回転速度が下限値以下のときには、たとえば、原動機の回転速度を一定値に保持しておいて、クラッチ機構を間欠的に結合状態とすれば、目標回転速度に応じた微弱な推進力を発生させることができる。
船舶は、クルーザ、釣り船、ウォータージェット、水上滑走艇(watercraft)のような比較的小型のものであってもよい。
推進機は、船外機(アウトボードモータ)、船内外機(スターンドライブ。インボードモータ・アウトボードドライブ)、船内機(インボードモータ)、ウォータージェットドライブのいずれの形態であってもよい。船外機は、原動機および推進力発生部材(プロペラ)を含む推進ユニットを船外に有し、さらに、推進ユニット全体を船体に対して水平方向に回動させる舵取り機構が付設されたものである。船内外機は、原動機が船内に配置され、推進力発生部材および舵切り機構を含むドライブユニットが船外に配置されたものである。船内機は、原動機およびドライブユニットがいずれも船体に内蔵され、ドライブユニットからプロペラシャフトが船外に延び出た形態を有する。この場合、舵取り機構は別途設けられる。ウォータージェットドライブは、船底から吸い込んだ水をポンプで加速し、船尾の噴射ノズルから噴射することで推進力を得るものである。この場合、舵取り機構は、噴射ノズルと、この噴射ノズルを水平面に沿って回動させる機構とで構成される。
s=(Na/Nb)・S
すなわち、前記基準回転速度Nbに対して前記結合状態維持時間sを前記制御周期Sで割り算したものを乗じた演算結果(Nb×(s/S))が前記目標回転速度Naと等しくなるように前記結合状態維持時間sを算出することが好ましい。前記制御周期Sから前記結合状態維持時間sを減算した演算結果(S−s)は、クラッチ機構を遮断状態(ニュートラル状態)に維持する時間である。
請求項4に記載されているように、前記船舶が、前記船体に取り付けられた複数の前記推進機を備えている場合には、前記クラッチ制御手段は、前記クラッチ機構を間欠的に結合状態とする間欠結合制御を実行中に、前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数のクラッチ機構の結合/遮断の切り換えタイミングが同期するように前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数のクラッチ作動装置を制御するものであることが好ましい。
また、請求項5に記載されているように、前記原動機が運転状態か停止状態かを判定する原動機状態判定手段がさらに備えられていることが好ましい。この場合に、前記クラッチ制御手段は、前記クラッチ機構を間欠的に結合状態とする間欠結合制御を実行中に、前記原動機状態判定手段によって前記原動機が停止状態であると判定されると、これに応答して前記間欠結合制御を中断し、その後に前記原動機状態判定手段によって前記原動機が運転状態であると判定されると、これに応答して前記中断していた間欠結合制御を再開するものであることが好ましい。
また、請求項6に記載されているように、前記船舶が、前記船体に取り付けられた複数の前記推進機を備えている場合には、前記原動機状態判定手段は、前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数の原動機が運転状態か停止状態かを判定するものであり、前記クラッチ制御手段は、前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数のクラッチ機構に対する間欠結合制御を実行中に、前記原動機状態判定手段によって前記複数の原動機のいずれか一つでもが停止状態であると判定されると、これに応答して前記複数のクラッチ機構の全てに対する間欠結合制御を中断するものであることが好ましい。
さらに、請求項7に記載されているように、前記原動機状態判定手段によって停止状態であると判定された原動機を再始動させるための再始動制御手段がさらに備えられることが好ましい。これにより、原動機を速やかに運転状態へと復帰させることができる。
この発明の操船支援システムは、前記目標回転速度取得手段によって取得される目標回転速度に対応した目標推進力を入力するための目標推進力入力操作部と、請求項1ないし8のいずれかに記載の推進力制御装置とを含むことを特徴とする(請求項9)。
また、この発明の船舶は、船体と、この船体に取り付けられ、原動機、この原動機からの回転力を得て推進力を発生する推進力発生部材、前記原動機から前記推進力発生部材へと回転力を伝達する結合状態と、前記原動機から前記推進力発生部材への回転力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能な、ドッグクラッチを含むクラッチ機構、および前記クラッチ機構を作動させるクラッチ作動装置を備えた推進機と、請求項9記載の操船支援システムとを含むことを特徴とする。この構成によれば、不慣れな操船者でも容易に極低速での航走を行うことができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る船舶1の構成を説明するための概念図である。この船舶1は、クルーザやボートのような比較的小型の船舶であり、船体2の船尾(トランサム)3に、一対の船外機11,12が取り付けられている。この一対の船外機11,12は、船体2の船尾3および船首4を通る中心線5に対して、左右対称な位置に取り付けられている。すなわち、一方の船外機11は、船体2の左舷後部に取り付けられており、他方の船外機12は、船体2の右舷後部に取り付けられている。そこで、以下では、これらの船外機を区別するときには、それぞれ、「左舷船外機11」、「右舷船外機12」と呼ぶ。左舷船外機11および右舷船外機12には、それぞれ、電子制御ユニット13,14(以下、「船外機ECU13」、「船外機ECU14」という。)が内蔵されている。
横移動モードでは、航走制御装置20は、横移動操作部10の操作に応じて、左右の船外機11,12の目標操舵角φLt,φRt、目標シフト位置、目標スロットル開度を設定する。この横移動モードによる制御については、後で詳しく述べる。
シフト機構43は、ドライブシャフト41の下端に固定されたベベルギヤからなる駆動ギヤ43aと、プロペラシャフト42上に回動自在に配置されたベベルギヤからなる前進ギヤ43bと、同じくプロペラシャフト42上に回動自在に配置されたベベルギヤからなる後進ギヤ43cと、前進ギヤ43bおよび後進ギヤ43cの間に配置されたドッグクラッチ43dとを有している。
一方、ドッグクラッチ43dは、プロペラシャフト42にスプライン結合されている。すなわち、ドッグクラッチ43dは、プロペラシャフト42に対してその軸方向に摺動自在であるが、プロペラシャフト42に対する相対回動はできず、このプロペラシャフト42とともに回転する。
さらに、推進ユニット30に固定された操舵ロッド47には、たとえば、液圧シリンダを含み、船外機ECU13,14によって制御される操舵アクチュエータ53が結合されている。この操舵アクチュエータ53を駆動することによって、推進ユニット30を操舵軸35まわりに回動させることができ、舵取り操作を行うことができる。このように、操舵アクチュエータ53、操舵ロッド47および操舵軸35を含む舵取り機構50が形成されている。この舵取り機構50には、操舵角φL,φRを検出するための操舵角センサ49が備えられている。
船外機ECU13,14は、エンジン回転検出部48によって検出されるエンジン回転数NL,NRと、操舵角センサ49によって検出される操舵角φL,φRとを、インタフェース部25を介して、航走制御装置20に与える。エンジン回転数NL,NRは、スロットル制御部21に与えられ、操舵角φL,φRは、操舵制御部23に与えられる。この操舵角φL,φRは、操舵制御部23からスロットル制御部21にも与えられるようになっていてもよい。操舵角φL,φRの代わりに、目標操舵角φLt,φRtを、操舵制御部23からスロットル制御部21に与えるようにしてもよい。
シフト制御部22には、スロットル制御部21からの間欠シフト指令信号も与えられるようになっている。間欠シフト指令信号は、目標推進力に対応するエンジン回転数がエンジン39のアイドル回転数(下限回転数。たとえば、700rpm)よりも低い場合に、ドッグクラッチ43dを前進位置または後進位置とニュートラル位置との間で交互に切り換える間欠シフト動作を行わせるための信号である。この間欠シフト動作により、アイドル回転数よりも低いエンジン回転数に対応した推進力の発生が可能になる。この動作の詳細については後述する。
より具体的には、図5に示すように、作用点Fが瞬間中心Gに一致するように操舵角φR=φ、φL=−φ(ただし、φ≧0)と定めるとともに、左舷船外機11からは後進方向への推進力を発生させ、右舷船外機12からは前進方向への推進力を発生させて、|TL|=|TR|とする。このとき、船体2は船首4の方位を一定に保持したままで、船首4の方向に対して垂直に左側へ平行移動する。このような真横移動動作により、船舶1の着岸または離岸操作を行うことができる。
しかし、瞬間中心Gが中心線5上にない場合であっても、中心線5上に作用点Fを位置させつつ、所望の横移動操船が可能である。具体的には、瞬間中心Gを通り、目標移動角度θtの方向に沿う直線60を引いたときに、この直線60と中心線5との交点に作用点Fを位置させる。そして、この作用点Fから、直線60に沿う合成推進力ベクトルTGが得られるように、左右の船外機11,12の推進力ベクトルTL,TRの大きさを定めればよい。これにより、角速度ω=0に保持しつつ、船体2を平行移動させることができる。
そこで、この実施形態では、図7に示すように、操舵角φRを減少させていって、所定の切換え基準舵角φSに達したときには、中心線5外に作用点Fを設定する。所定の切換え基準舵角φSに達したときとは、作用点Fが(amax,0)に達しても角速度ω=ωt(たとえばωt=0)とすることができない場合である。この場合、角速度ω=0となるように操舵角φL,φRを制御すると、瞬間中心Gを通り、目標移動角度θに沿う直線62上に作用点Fが位置することになる。そして、所望の大きさおよび方向の合成ベクトルTGが得られるように、左右の船外機11,12の出力(推進力)が制御される。
操舵角φRを大きくしていって、作用点Fが中心線5上で(amin,0)に達してもなお目標角速度ωtを達成できないときも同様に、アラームを発生して、操船者にそのことを報知することが好ましい。
φL=ψ−φS
φR=ψ+φS (ψは操舵角補正値)
このように操舵角φL,φRを定めることとしておけば、目標角速度ωtを達成できる操舵角補正値ψを定めればよいことになるから、制御演算が簡単になる。ただし、φSは、作用点Fが中心線5上の点(amax,0)にあるときの操舵角である切換え基準舵角であり、φS=tan-1(b/amax)である。
横移動操作部10から入力される目標合成推進力TGtの大きさ|TGt|は、船舶1全体の質量および生じさせたい加速度によって定まる。この目標合成推進力の大きさ|TGt|を実現する右舷船外機12の目標推進力ベクトルTRtの大きさ|TRt|が、左舷船外機11の目標推進力ベクトルTLtの大きさ|TLt|にスカラー量である下記第(1)式の係数kを乗じることによって与えられるものとする(下記第(1)式)。
ただし、横移動モードにおいて、φt=φRt=−φLt(φtは目標操舵角基本値)となるように、左右の船外機11,12の目標操舵角φRt,φLtが設定されるものとする。
一方、左右の船外機11,12の目標推進力ベクトルTLt,TRtを合成することによって、目標合成推進力ベクトルTGtが得られる場合に、目標合成推進力ベクトルTGtのx方向成分TGtxおよびy方向成分TGtyについて、次式が成り立つ。
TGty=|TGt|sinθt=|TRt|sinφt−|TLt|sinφt ……(3)
これより、|TRt|は次式で表すことができる。
k=(tanφt−tanθt)/(tanφt+tanθt) ……(7)
したがって、目標操舵角基本値φt(=φRt)および目標移動角度θtから、前記第(7)式によって係数kが得られ、この係数k、目標操舵角基本値φt、目標移動角度θtおよび目標合成推進力|TGt|に基づいて、前記第(4)式によって、右舷船外機12の目標推進力|TRt|が得られる。さらに、前記第(1)式により、左舷船外機12の目標推進力|TLt|が求まる。
ただし、前記第(4)式は、θt=−π/4,3π/4(rad)のときに0/0となって計算できなくなる。そこで、後述の実施形態では、0から2πまでの範囲でπ/36刻みの目標移動角度θtについて、様々な目標操舵角基本値φtおよび目標合成推進力|TGt|に対する前記目標推進力|TLt|,|TRt|が予め算出され、その算出結果をマップとして保持して、推進力の制御に用いるようにしている。
目標推進力|TLt|,|TRt|は、そのままでは、エンジン39の制御に適さないので、エンジン39の特性に従って、推進力−回転数変換テーブル75において、目標エンジン回転数NLt,NRtに変換される。目標エンジン回転数NLt,NRtの符号は、目標移動角度θtに応じて定められる。具体的には、0≦θt≦πであれば、左舷船外機11の目標回転速度NLtには後進を表す負符号が付与され、右舷船外機12の目標回転速度NRtには前進を表す正符号が付与される。一方、π<θt<2π(または−π<θt<0)であれば、左舷船外機11の目標回転速度NLtには前進を表す正符号が付与され、右舷船外機12の目標回転速度NRtには後進を表す負符号が付与される。求められた目標エンジン回転数NLt,NRtは、回転速度比較手段としての下限回転数判定部76に与えられるほか、シフト制御部22にも入力される。
シフトイン時間算出部94は、下限回転数判定部76が、目標エンジン回転数NLtが下限回転数NLL以上であると判定していれば、Sin=Sとする。この場合、PWM制御は行われず、シフト機構43のシフト位置は、シフトルールテーブル93が生成したシフト位置に保持される。一方、下限回転数判定部76が、目標エンジン回転数NLtが下限回転数NLL未満であると判定している場合には、シフトイン時間算出部94は、PWM制御のデューティ比DをD=NLt/NLLとし、シフトイン時間Sin=S・Dに設定する。
船外機11,12のエンジン39は、その性質上、下限回転数NLL未満で作動させることはできないから、下限回転数NLL未満の出力は得られない。そこで、この実施形態では、下限回転数NLL未満の絶対値を有する目標エンジン回転数NLt,NRtが設定されたときには、エンジン39を下限回転数NLLで作動させる一方で、エンジン39の回転が、目標エンジン回転数NLt,NRtに応じたデューティ比Dで間欠的にプロペラ40に伝達される。これにより、アイドル回転数NLL未満の回転数に相当する推進力を得ることができるようになっている。
この実施形態では、船舶1の荷重の変化等に依存する瞬間中心Gの変動を学習する学習機能が付加されている。すなわち、メモリ111における初期目標操舵角φiを更新する書込み処理部114が設けられている。この書込み処理部114は、船外機11,12を駆動停止して航走制御を停止するときや、横移動モードから通常航走モードに切り換わるときに、第2加算部112が生成している目標操舵角基本値φtを、新たな初期目標操舵角φiとしてメモリ111に書き込む。
このような構成によって、中心線5上の所定範囲Δx(x=amin〜amaxの範囲。図7参照)内で作用点Fを移動させて目標角速度ωtが達成できる状態では、第1目標操舵角演算部101が生成する目標操舵角φLt,φRtがセレクタ103によって選択され、船外機ECU13,14に与えられる。このとき、左右の船外機11,12の目標操舵角φLt,φRtの間には、φLt=−φRtなる関係が成立する。また、セレクタ103は、スロットル制御部21の演算に用いられるψtの値として、ψt=0を出力する。
また、右舷船外機12のシフト機構43に関する制御も同様にして行われる。
図13は、操舵制御部23による横移動モード時の制御動作を説明するためのフローチャートである。操舵制御部23は、ヨーレートセンサ9が検出する角速度ωと、横移動操作部10から入力される目標角速度ωtとを取得する(ステップS30A)。第1目標操舵角演算部101は、PI制御によって、目標操舵角基本値φt=φi+Δφを求める(ステップS30B)。そして、左右の船外機11,12の目標操舵角φLt=−φt、φRt=φtを求め、セレクタ103へと入力する(ステップS31)。
図15は、この発明の第2の実施形態を説明するためのブロック図であり、図8の目標エンジン回転数算出モジュール70に代えて用いることができる回転数算出モジュール130の構成が示されている。この図15において、図8に示された各部と同等の機能部分には、同一の参照符号を付して示す。また、前述の図1〜図14を併せて参照する。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 船体
3 船尾
4 船首
5 中心線
6 操作卓
7 ステアリング操作部
7a ステアリングホイール
8 スロットル操作部
8a スロットルレバー
8b スロットルレバー
9 ヨーレートセンサ
10 横移動操作部
10a 操作レバー
10b 回頭速度調整摘み
11 左舷船外機
12 右舷船外機
13 船外機ECU
14 船外機ECU
20 航走制御装置
21 スロットル制御部
22 シフト制御部
23 操舵制御部
24 トリム角制御部
25 インタフェース部
26 インタフェース部
30 推進ユニット
31 取り付け機構
32 クランプブラケット
33 チルト軸
34 スイベルブラケット
35 操舵軸
36 トップカウリング
37 アッパケース
38 ロアケース
39 エンジン
40 プロペラ
41 ドライブシャフト
42 プロペラシャフト
43 シフト機構
43a 駆動ギヤ
43b 前進ギヤ
43c 後進ギヤ
43d ドッグクラッチ
44 シフトロッド
45 スタータモータ
46 スロットルバルブ
47 操舵ロッド
48 エンジン回転検出部
49 操舵角センサ
50 舵取り機構
51 スロットルアクチュエータ
52 シフトアクチュエータ
53 操舵アクチュエータ
54 トリムアクチュエータ
60 直線
62 直線
70 目標エンジン回転数算出モジュール
71 操舵角入力値算出部
72 目標移動角度入力値算出部
74 目標推進力算出部
75 推進力−回転数変換テーブル
76 下限回転数判定部
80 スロットル開度算出モジュール
81 左舷PI制御モジュール
82 右舷PI制御モジュール
83 偏差演算部
84 比例ゲイン乗算部
85 積分部
86 積分ゲイン乗算部
87 加算部
90 エンジン状態判定部
91 左舷シフト制御モジュール
92 右舷シフト制御モジュール
93 シフトルールテーブル
94 シフトイン時間算出部
95 シフト位置出力部
101 第1目標操舵角演算部
102 第2目標操舵角演算部
103 セレクタ
104 比較部
106 偏差演算部
107 比例ゲイン乗算部
108 積分部
109 積分ゲイン乗算部
110 加算部
111 メモリ
112 加算部
113 反転部
114 書込み処理部
116 偏差演算部
117 比例ゲイン乗算部
118 積分部
119 積分ゲイン乗算部
120 加算部
121 メモリ
122 加算部
123 反転部
124 加算部
130 回転数算出モジュール
131 推進力−回転数変換テーブル
132 エンジン回転数演算部
F 作用点
G 瞬間中心
Claims (11)
- 船舶の船体に取り付けられ、原動機、この原動機からの回転力を得て推進力を発生する推進力発生部材、前記原動機から前記推進力発生部材へと回転力を伝達する結合状態と、前記原動機から前記推進力発生部材への回転力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能な、ドッグクラッチを含むクラッチ機構、および前記クラッチ機構を作動させるクラッチ作動装置を備えた推進機を制御するための推進力制御装置であって、
前記原動機の目標回転速度を取得する目標回転速度取得手段と、
前記目標回転速度取得手段によって取得された目標回転速度を所定の下限値と比較する回転速度比較手段と、
前記回転速度比較手段による比較結果に基づいて、前記目標回転速度が前記下限値よりも小さいときに、予め定められた基準回転速度で前記原動機を駆動させる原動機制御手段と、
前記目標回転速度取得手段によって取得された目標回転速度に基づいて、前記クラッチ作動装置を制御するクラッチ制御手段とを含み、
前記クラッチ制御手段は、前記回転速度比較手段による比較結果に基づいて、前記目標回転速度が前記下限値以上であるときには前記クラッチ機構を結合状態に保持する一方で、前記目標回転速度が前記下限値よりも小さいときには、前記クラッチ機構を間欠的に結合状態とする間欠結合制御を実行可能なものであり、
前記クラッチ制御手段は、所定の制御周期中における前記結合状態の維持時間を前記目標回転速度取得手段によって取得された目標回転速度に応じて定める結合維持時間算出手段と、
この結合維持時間算出手段によって算出された維持時間の間は前記クラッチ機構を結合状態とし、前記制御周期中の残余の期間は前記クラッチ機構を遮断状態とするようにして、前記クラッチ機構を前記結合状態と前記遮断状態とで交互に切り換える間欠結合制御手段とを含み、
前記結合維持時間算出手段は、前記回転速度比較手段による比較結果に基づいて、前記目標回転速度が前記下限値よりも小さいときに、前記目標回転速度で原動機を回転させたときに得られるべき推進力と等価な推進力が得られるように、前記クラッチ機構を結合状態に維持する維持時間を算出するものであることを特徴とする推進力制御装置。 - 前記結合維持時間算出手段は、
前記目標回転速度をNa、前記基準回転速度をNb、前記制御周期をS、前記クラッチ機構の結合状態維持時間をsとしたとき、次式に従って結合状態維持時間sを算出するものであることを特徴とする請求項1記載の推進力制御装置。
s=(Na/Nb)・S - 前記基準回転速度が、前記下限値に等しく定められていることを特徴とする請求項1または2記載の推進力制御装置。
- 前記船舶は、前記船体に取り付けられた複数の前記推進機を備えており、
前記クラッチ制御手段は、前記クラッチ機構を間欠的に結合状態とする間欠結合制御を実行中に、前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数のクラッチ機構の結合/遮断の切り換えタイミングが同期するように前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数のクラッチ作動装置を制御するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の推進力制御装置。 - 前記原動機が運転状態か停止状態かを判定する原動機状態判定手段をさらに含み、
前記クラッチ制御手段は、前記クラッチ機構を間欠的に結合状態とする間欠結合制御を実行中に、前記原動機状態判定手段によって前記原動機が停止状態であると判定されると、これに応答して前記間欠結合制御を中断し、その後に前記原動機状態判定手段によって前記原動機が運転状態であると判定されると、これに応答して前記中断していた間欠結合制御を再開するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の推進力制御装置。 - 前記船舶は、前記船体に取り付けられた複数の前記推進機を備えており、
前記原動機状態判定手段は、前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数の原動機が運転状態か停止状態かを判定するものであり、
前記クラッチ制御手段は、前記複数の推進機にそれぞれ備えられた複数のクラッチ機構に対する間欠結合制御を実行中に、前記原動機状態判定手段によって前記複数の原動機のいずれか一つでもが停止状態であると判定されると、これに応答して前記複数のクラッチ機構の全てに対する間欠結合制御を中断するものであることを特徴とする請求項5記載の推進力制御装置。 - 前記原動機状態判定手段によって停止状態であると判定された原動機を再始動させるための再始動制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項5または6記載の推進力制御装置。
- 前記クラッチ機構は、前記原動機からの回転力を前記推進力発生部材が前記船体を前進させるように伝達する前進結合状態と、前記原動機からの回転力を前記推進力発生部材が前記船体を後進させるように伝達する後進結合状態と、前記原動機からの回転力を前記推進力発生部材に伝達しない遮断状態とに切り換え可能なものであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の推進力制御装置。
- 前記目標回転速度取得手段によって取得される目標回転速度に対応した目標推進力を入力するための目標推進力入力操作部と、
請求項1ないし8のいずれかに記載の推進力制御装置とを含むことを特徴とする操船支援システム。 - 船体と、
この船体に取り付けられ、原動機、この原動機からの回転力を得て推進力を発生する推進力発生部材、前記原動機から前記推進力発生部材へと回転力を伝達する結合状態と、前記原動機から前記推進力発生部材への回転力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能な、ドッグクラッチを含むクラッチ機構、および前記クラッチ機構を作動させるクラッチ作動装置を備えた推進機と、
請求項9記載の操船支援システムとを含むことを特徴とする船舶。 - 船舶の船体に取り付けられ、原動機、この原動機からの回転力を得て推進力を発生する推進力発生部材、前記原動機から前記推進力発生部材へと回転力を伝達する結合状態と、前記原動機から前記推進力発生部材への回転力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能な、ドッグクラッチを含むクラッチ機構、および前記クラッチ機構を作動させるクラッチ作動装置を備えた推進機を制御するための方法であって、
前記原動機の目標回転速度を取得する目標回転速度取得ステップと、
前記取得された目標回転速度を所定の下限値と比較するステップと、
前記目標回転速度が前記下限値よりも小さいときに、予め定められた基準回転速度で前記原動機を駆動させる原動機制御ステップと、
前記目標回転速度取得ステップによって取得された目標回転速度に基づいて、前記クラッチ作動装置を制御するクラッチ制御ステップとを含み、
前記クラッチ制御ステップは、前記目標回転速度が前記下限値以上であるときには前記クラッチ機構を結合状態に保持する一方で、前記目標回転速度が前記下限値よりも小さいときには、前記クラッチ機構を間欠的に結合状態とする間欠結合制御を実行するステップを含み、
前記クラッチ制御ステップは、さらに
所定の制御周期中における前記結合状態の維持時間を前記目標回転速度取得ステップによって取得された目標回転速度に応じて定める結合維持時間算出ステップと、
この結合維持時間算出ステップによって算出された維持時間の間は前記クラッチ機構を結合状態とし、前記制御周期中の残余の期間は前記クラッチ機構を遮断状態とするようにして、前記クラッチ機構を前記結合状態と前記遮断状態とで交互に切り換える前記間欠制御を実行する間欠結合制御ステップとを含み、
前記結合維持時間算出ステップは、前記目標回転速度が前記下限値よりも小さいときに、前記目標回転速度で原動機を回転させたときに得られるべき推進力と等価な推進力が得られるように、前記クラッチ機構を結合状態に維持する維持時間を算出するステップを含むことを特徴とする推進力制御方法。
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