JP4728541B2 - リモート装置との通信を構成設定するために予め記憶されている利用者選択可能なファイルを備えたイメージング・システム - Google Patents

リモート装置との通信を構成設定するために予め記憶されている利用者選択可能なファイルを備えたイメージング・システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的には、ネットワークを介してリモート装置と通信するイメージング・システムに関する。具体的には、本発明は、イメージング・システムから、保管、閲覧及び/又は印刷のためのリモート装置へのディジタル画像の転送に関する。本発明はまた、イメージング・システムにより行なわれるネットワークを介したワークリスト・ブローカからのワークリスト・データの検索に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
従来の超音波撮像装置は、走査平面を集束した超音波ビームで各々の送信ビームについて走査し、走査平面内のそれぞれの走査線に沿って帰投した超音波エネルギを検出することにより生体組織の2次元画像を作成する。一点に集束した超音波エネルギを送信し、次いで、反射エネルギを経時的に受信することにより、単一の走査線(又は局在化した走査線の小群)が取得される。Bモード超音波画像は多数の画像走査線で構成されている。表示画面のピクセルの輝度は、走査されている生体組織から帰投したエコーの強度に基づくものとなっている。受信ビームフォーマ・チャネルの出力をコヒーレントに加算して、被走査物体内の各々のサンプル空間のそれぞれのピクセル強度値を形成する。これらのピクセル強度値は、対数圧縮されて走査変換(スキャン・コンバート)された後に、走査された解剖学的構造のBモード画像として表示される。
【0003】
超音波プローブが人体の一定区域を掃引する場合には、モニタ上に一連の画像フレーム(被検体を横断して間隔を空けて配列したスライスに対応する)を表示することができる。超音波イメージング・システムの一形式では、最新の画像の長い系列がシネ・メモリに先入れ先出し方式で記憶されて絶えず自動的に更新される。シネ・メモリはバックグラウンドで稼働する循環的な画像バッファ様のものであり、画像データを獲得して実時間で利用者に対して表示する。シネ・メモリはホスト・コンピュータを介してディジタル式保管装置へ画像を転送するためのバッファとして動作する。利用者がシステムを(操作者インタフェイス上の適当な装置の操作によって)フリーズさせると、利用者はシネ・メモリに以前に獲得されている画像データを閲覧することができるようになる。シネ・メモリに記憶されている画像ループは、操作者インタフェイスに組み入れられているトラックボール制御を介して表示モニタ上で再閲覧することができ、また画像ループの一区画を選択してハード・ディスクに記憶させることもできる。任意の取得画像又は投影画像を、システムのハード・ディスク又はディスク・ドライブに挿入される光磁気ディスク(MOD)に内部的に記憶させることができる。
【0004】
画像を内部的に記憶させることに加えて、現在のイメージング・システムは、通信ネットワークを介して様々な形式のリモート装置に対して画像を転送することが可能となっている必要がある。画像を成功裡に転送するために、撮像装置の関連するネットワーク動作特徴は、宛先のリモート装置のネットワーク動作特徴と適合していなければならない。具体的には、撮像装置は、転送されるべきデータを一定のフォーマットに整えるが、このフォーマットは宛先のリモート装置が取り扱い可能なものでなければならない。以上のことを達成する試みとして、関連するネットワーク動作特徴の適合性要件の明細を指定したDICOM(医療におけるデジタル画像と通信)規格が採用されている。DICOM規格は、プリンタ、ワークステーション、取得モジュール(超音波イメージング・システム等)及びファイル・サーバの間で医用ディジタル画像を通信するのに用いるためのものである。取得モジュールは、DICOM規格に準拠したフォーマットでデータを転送するようにプログラムされている一方、受け取り側装置は、同じDICOM規格に準拠してフォーマットされたデータを受け取るようにプログラムされている。
【0005】
DICOMシステムは、クライアント/サーバ概念を基礎としている。サービス(オブジェクトに対する)を利用する装置がクライアント装置であり、サービスを提供する装置がサーバ装置である。クライアント装置を「サービス・クラス利用者」(SCU)と呼び、サーバ装置を「サービス・クラス提供者」(SCP)と呼ぶ。SCUはローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を介してSCPへ「サービス要求」を送る。SCPは、同じLANを介してSCUへ応答を返す。応答が肯定的であり通信シンタックスが一致したら、SCUとSCPとの間のアソシエーションを開いて、二つの装置間でデータを転送することができる。DICOMシステムにおいては、装置は一つの役割に限定されている訳ではなく、異なる時刻ではSCU及びSCPの両方になることができる。
【0006】
DICOMシステムは、様々な形式のディジタル画像、例えばX線、計算機式断層写真法、磁気共鳴及び超音波撮像によるディジタル画像の通信を容易にするように設計されている。従来のDICOM能力を有する超音波撮像装置では、「画像送付」、「画像印刷」及び「リモート確認」の3つのローカルな実世界活動が生ずる。「画像送付」及び「画像印刷」は、自動モード又は手動モードのいずれでも実行することができる。超音波撮像装置上で構成設定(configuration)されているリモートDICOM装置の「確認」は、撮像装置が起動されたとき或いはシステム操作者が要求したときに実行される。
【0007】
すべてのDICOM活動は、撮像装置に組み入れられているホスト・コンピュータ上で走行するアプリケーション・ソフトウェアによってキュー態様で取り扱われる。一形式の超音波撮像装置では、DICOMフォーマットでLANを介してDICOM能力を有するリモート装置へ送付されるべきシネ・メモリ内の任意の画像を利用者が選択することができる。超音波イメージング・システムのホスト・コンピュータは、ホスト・コンピュータのハード・ディスク及びLANを介したシネ・メモリからリモートDICOM装置への画像フレームの送信を容易にするDICOMシステム・ソフトウェアでプログラムされている。
【0008】
従来の超音波撮像装置では、利用者の構成設定に応じて自動モード又は手動モードで「画像送付」を利用することができる。自動モードが構成設定されている場合には、コンソール・キーを用いて画像を獲得すると共にハード・ディスクに記憶させる。要求はDICOMキュー・マネージャ(好ましくはソフトウェアで具現化されている)にキュー配置されて、DICOMキュー・マネージャは宛先のリモート装置とのアソシエーションを要求する。リモート装置とのアソシエーションが開いた後に、キュー・マネージャは利用者の介入なしにリモート装置へ画像を「押し出す」。転送は、走査又は他の操作者活動が続行している間にバックグラウンドで実行される。手動モードでは、獲得された画像は検査中にハード・ディスク又はMODに保管される。検査が完了すると、保管メニューを用いて画像にタグを付し、撮像装置上で構成設定されているネットワーク装置の任意のものにキュー配置する。画像は、走査又は他の操作者活動が進行している間にバックグラウンドで順次送付される。「画像印刷」は自動モード及び手動モードの両方で「画像送付」と殆ど同じ方式で動作するが、唯一の相違は宛先の装置がプリンタであることである。
【0009】
画像転送を達成するためには、超音波イメージング・システムは、宛先のリモート装置との通信を試みる前に該装置の構成設定を知っておかなければならない。宛先のリモート装置についての構成設定データは典型的には、現場技術者によってソフトウェア・インストレーション時に超音波撮像装置に入力される。但し、イメージング・システムは任意の時期に構成設定することもできる。構築された構成設定ファイルはハード・ディスクに記憶されて、システムが立ち上がる度毎にシステム・メモリに読み込まれる。撮像装置がシステム操作者から特定のリモート装置へデータを送信する命令を受けたときに、撮像装置のソフトウェアは、転送されるべき画像データを、システム・メモリに記憶されている宛先のリモート装置についての構成設定データに基づいて該装置が要求するDICOMフォーマットへ変換する。撮像装置はまた、宛先のリモート装置に対して、アソシエーションを開くすなわち撮像装置を宛先のリモート装置に接続する要求をネットワークを介して送付する。リモート装置が肯定的に応答した場合には、撮像装置及びリモート装置は、いずれの装置がサーバとして動作しいずれの装置がクライアントとして動作するかについての合意を取る。超音波撮像装置はまた、遠隔装置が受容するものの中から適当な符号化シンタックスを選択する。他の通信パラメータもまた交渉される。
【0010】
DICOM通信プロトコルが成立した後に、アソシエーションが開いて、撮像装置はDICOMフォーマットに整えられた画像ファイル(オブジェクト)をネットワークを介してリモート装置へ送付しようとする。転送は、走査又は他の操作者活動が続行している間にバックグラウンドで実行される。リモート装置が記憶装置である場合には、各々の画像ファイルは、操作者によって入力される「送付」要求に応答して一つずつ転送される。遠隔装置がマルチ画像フィルムを印刷するように構成設定されているプリンタである場合には、マルチ画像フィルムを構成する数の画像を蓄積して、マルチ画像フィルムを埋めるのに十分な数の画像が蓄積したときに「送付」命令に応答してアソシエーションが開く。
【0011】
超音波撮像装置がデータを送付する宛先のリモート装置は、プリンタ、記憶装置又は他の装置のいずれであってもよい。撮像装置の操作者インタフェイスが一つの構成設定可能な「印刷/記憶」ボタンしか有していない場合には、このボタンを、宛先のリモート装置へのデータ転送を開始するように構成設定する。リモート装置についての構成設定データは撮像装置に対して装置の形式を指示し、すると撮像装置は転送されるデータを相応にフォーマットする。操作者インタフェイスが多数の「印刷/記憶」ボタンを有している場合には、各々のボタンをそれぞれの遠隔装置へのデータ転送を開始するものとして構成設定することができる。次いで、適当な「印刷/記憶」ボタンを押すことにより、これら構成設定されたリモート装置の任意のものへのデータ転送を開始することができる。
【0012】
ディジタル化された画像(すなわちピクセル・データ)に加えて、超音波撮像装置から転送されるDICOMオブジェクトはまた、構成設定ファイルから抽出される属性情報を含んでいる。例えば、属性情報には、患者属性(例えば患者名及び患者識別番号)、検査属性(例えば検査説明及び検査日)、シリーズ属性(例えばモダリティ形式及びシリーズ日)、並びに画像属性(例えば画像形式及び行数と列数)がある。各々の属性は、名称、値表現及びタグを有する。タグは、属性に一意の数、例えば(0040,0100)等であり、属性を識別するのに用いられる。(異なるシステムが同じ属性名について異なるタグを用いると不適合が生ずる。このことについては以下に詳述する。)値表現は、属性がどのような形式の値を有し得るかを定義している(例えば、64文字の文字列、二値データ等)。
【0013】
DICOM規格によれば、属性には3つのタイプがある。「タイプ1」は必須であって常に値を持って存在していなければならない属性を含み、「タイプ2」は、必須であるが空であることが許される属性を含み、「タイプ3」は選択随意でありやはり空であることが許される属性を含む。2つの装置間の不適合は、例えば、受け取り側装置が「タイプ3」属性を送信することを求めているのに、送付側装置が送信にこの属性を含めていない場合に生じ得る。結果として、双方の装置が現行のDICOM規格に従って構成設定されていてもデータ転送を行なうことができない。このように、DICOM規格に相互に準拠していても、2つの装置が互いに適合して接続され得る保証はない。
【0014】
現状で具現化されているものとしてのDICOMシステムのさらなる側面によれば、超音波イメージング・システムは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を介して病院の「検査情報システム」(RIS)からワークリスト(作業一覧)を検索することができる。検索されるワークリストは例えば、特定の超音波撮像装置を用いて特定の日付に検査されるべきすべての患者を含む等のものである。ワークリストは、各々の患者について、名前、識別番号、性別、生年月日、受入番号、検査データ等の情報を含んでいる。情報検索は、超音波撮像装置によって開始される。利用者対話型の「ワークリスト設定」メニューが設けられて、このメニューによって利用者は1以上の探索欄を選択して、各々の欄についての探索基準を入力することができる。探索の結果は、イメージング・システムがリモートのワークリスト・ブローカから受け取り、メモリに記憶する。この特徴によって、システム操作者はイメージング・システム上にローカルな患者一覧を作成することができるようになる。次いで、利用者は、検査のためにワークリストから任意の患者を選択することができる。ワークリストからの患者の選択とは、ワークリスト・ブローカ(リモート装置)から検索された患者に関連したすべてのデータが、ハード・ディスク上の画像ファイルに記憶されている当該患者のあらゆる画像と共に含められることを意味している。続いて、これらの画像はDICOMオブジェクトへ変換されて、リモートのプリンタ及び記憶装置へ転送される。
【0015】
DICOM能力はソフトウェアで具現化されるので、超音波イメージング・システムのこれらの特徴を容易にアップグレードすることができる。かかるアップグレードの一つの目標は、例えば特定の動作を起動するのに相対的に少ない操作しか必要としない等のようにシステムを操作し易くすることによりシステム操作者の効率を高めることにある。システム・アップグレードのもう一つの目標は、撮像装置がネットワーク上のリモート装置に迅速、効率的且つ高い信頼性で接続する能力を高める、すなわち接続性を高めることにある。
【0016】
公知のイメージング・システムは、任意のDICOM属性をオフ又はオンにして特定のリモート装置との接続を容易にする手段を含んでいる。このことは、プログラム可能な「属性制御ファイル」を設けることにより達成される。但し、この特徴は、いずれのDICOM属性をオフにするか分かっている少数の人員しか利用することができない。これらの属性のうち幾つかが他の属性に依存していたり、順序に敏感であったりすることから問題がさらに複雑化する。従って、一つの属性を、この第一の属性に依存する他の属性をオフにせずにオフにしたり、或いは一連の属性の順序を変更したりすると、問題がさらに大きくなる可能性がある。この複雑な属性の構成及び属性間の依存性は、DICOM3.0規格として知られる14巻から成る参考文献セットに記述されている。しかしながら、この参考文献セットは非常に高価であり保守技術者にとっては余りにも複雑であるため、保守人員はこの文献セットのコピーを持たないし、このセットのコピーを入手することもない。
【0017】
このように、新たなDICOM記憶装置、プリンタ又はワークリスト・ブローカと通信するようにイメージング・システムを構成設定する過程を単純化する方法が必要とされている。現状では、現場技術者が現場に出向いて新規インストールされたDICOM装置と通信するようにイメージング・システムを構成設定するときに、現場技術者は「装置構成設定」画面へ行き、追加されるリモート装置についての構成設定情報の欄に手動で記入するという点で、この過程は手動式である。構成設定情報は、どの属性が必須であるかを含め、装置によって異なっており、また同じ形式の装置であっても版によって異なる。従って、現場技術者又は他のシステム利用者が、特定のリモート装置がどの属性を要求するのかを知っておいたり問い合わせたりしなくても、イメージング・システムが特定のリモート装置へ送付する属性を構成設定することを可能にする単純な方法が必要とされている。
【0018】
【発明の概要】
本発明は、リモート装置に転送されるべきオブジェクトを構築するための1以上のタスクでプログラムされている撮像装置に組み入れられる。撮像装置は、それぞれの多数のリモート装置と通信する多数のタスクを含んでいてよい。各々のタスクは、特定のリモート装置、例えば記憶装置又はプリンタと適合するオブジェクトを構築するように利用者が構成設定することができる。次いで、構成設定済の各々のリモート装置を「起動」することができる。尚、この文脈で用いられる「起動」という用語は、撮像装置がリモート装置用に構成設定されるタスクを有するという意味であって、リモート装置自体が撮像装置によってリモートで起動されるという意味では全くないものと理解されたい。好適実施形態によれば、タスクは、DICOM規格に準拠するように構成設定される。
【0019】
DICOM規格によれば、DICOMタスクは、画像フレーム・データ及び属性データを含む画像ファイルを、やはり画像フレーム・データ及び属性データを含むDICOMフォーマットに整えられたオブジェクトへ変換するように設計することができる。このDICOMオブジェクトは、DICOM規格、並びに特定の装置の撮像要件及びフォーマット要件に準拠しているのみならず、当該DICOMオブジェクトを受け取る宛先側の特定のリモート装置の属性要件(すなわちタグ)にも準拠していなければならない。構築の後に、DICOMオブジェクトを宛先の記憶装置又はプリンタへ送付することができる。加えて、イメージング・システムのもう一つのDICOMタスクを、リモートに配置された装置、例えばワークリスト・ブローカに対してモダリティ・ワークリスト問い合わせを送付するように設計することができる。この問い合わせもまたDICOM規格に準拠しており、受け取り側装置のフォーマット要件及び属性要件と適合していなければならない。
【0020】
本発明を組み入れたイメージング・システムは、起動された構成設定済の異なるリモート装置の各々について別個の「属性制御ファイル」を有する。各々の「属性制御ファイル」はASCIIフォーマットであり、当該「属性制御ファイル」に関連付けられているリモート装置に送信されるあらゆる画像又はワークリスト問い合わせにおいて、いずれの属性を含めるべきか、またいずれの属性タグを用いるべきかについてのマッピング(写像)となっている。各々のDICOMタスクは、各々の画像ファイル又はワークリスト問い合わせファイルを、対応するDICOMタスクに関連付けられている「属性制御ファイル」によって指定された属性データを含むDICOMオブジェクトへ変換する。イメージング・システムのホスト・コンピュータは、各々のDICOMタスクによって構築されるDICOMオブジェクト内に特定の属性及び属性タグを含めることを制御する「属性制御エンジン」でプログラムされている。具体的には、DICOMタスクからの問い合わせに応答して、「属性制御エンジン」は当該DICOMタスクに対して、構築中のDICOMオブジェクト内にいずれの属性及びいずれの属性タグを含めるかを指示する。また、「属性制御エンジン」は、当該DICOMタスクに関連付けられている「属性制御ファイル」からこれらの情報を得る。
【0021】
本発明の好適実施形態によれば、現場技術者が、イメージング・システムのハード・ディスク上に記憶されている構成設定ファイル・ライブラリから特定の装置について予め記憶されている構成設定ファイルを選択することができるようになっている。現場技術者は、グラフィック・ユーザ・インタフェイスと対話式で交信することにより、すなわち製造元及び型式によって識別される備品のドロップ・ダウン式の選択一覧から選択することにより、構成設定ファイルを選択する。選択一覧自体は、構成設定ファイル・ライブラリから抽出された情報から構築されている。ライブラリから選択された構成設定ファイル内のデータを補い、選択により修正して新たな構成設定ファイルを作成すると、インストールが完了したときにはこの新たな構成設定ファイルがハード・ディスク上の異なる番地にコピー又はインストールされる。続いてイメージング・システムを起動する際に、新たな構成設定ファイルがシステム・メモリにコピーされて、新たな構成設定ファイルの属性セクションがシステム・メモリ内の「属性制御ファイル」にコピーされ、システム動作時に利用される。
【0022】
本発明の好適実施形態によれば、予め記憶されている各々の構成設定ファイルには、中央サービス施設に配備されている専門技術者が決定した最良の撮像設定及びフォーマット設定に相当するプリセットが含まれている。これにより、新たなイメージング・システムがインストールされるとき或いは既存のイメージング・システムを新たなリモート装置と通信するように構成設定するときに現場の保守技術者が試行錯誤で設定を調節するのに費やさなければならない時間量が減少する。プリセットは、幾つかの画質設定及び画像フォーマット設定等を含んでいてもよい。一旦、特定の装置について最良の設定が決定されたら、サービス・センタの人員が当該装置についての構成設定ファイルを作成する。この構成設定ファイルはまた、特定のリモート装置についての属性情報をも含む。予め記憶されているファイルは、当該リモート装置についての既定の構成設定としての役割を果たす。可能な限り多数のファイルを作成して、構成設定ファイルから成るライブラリを形成する。このファイルのライブラリは、必要があれば後に修正することができる。
【0023】
好適実施形態によれば、構成設定ファイル・ライブラリは、毎回の新たなインストレーションによってインストールされるべきインストール・ディスクに配置される。代替的には、構成設定ファイル・ライブラリを後に追加してもよい。ライブラリは好ましくは、DICOM通信ネットワークに接続される可能性のあるすべての市販装置についての構成設定ファイルを含む。好ましくは、現場技術者は、必要に応じて予め記憶されている設定を調節することができる。
【0024】
以下、DICOM規格を用いてリモート装置と通信するイメージング・システムの例で本発明の好適実施形態を開示するが、本発明の広い概念は、様々な受け取り側装置の様々な要件に依存して撮像装置の構成設定を必要とする任意のディジタル画像通信規格又はプロトコルに応用され得ることが理解されよう。
【0025】
【好適実施形態の詳細な説明】
図1は、DICOM規格に準拠してネットワークを介してリモート装置と通信するようにプログラムすることのできる従来の計算機式超音波イメージング・システムを示している。図1に示す形式のイメージング・システムは、ピクセルの輝度がエコー反射の強度に基づいているような組織の2次元Bモード画像を形成する。基本的な信号処理鎖は以下の通りである。
【0026】
超音波トランスデューサ・アレイ2がビームフォーマ4内の送信器によって起動されて、一つの走査線に沿って位置する一つの点に集束した音波バーストを送信する。帰投したRF信号がトランスデューサ素子によって検出され、次いで、動的に集束されて、ビームフォーマ4内の受信器によって受信ビームを形成する。各々の走査線についての受信ビームフォーマの出力データ(I/Q又はRF)はBモード処理鎖6を通過する。Bモード処理鎖6は好ましくは、復調、フィルタ処理、包絡線検波、対数圧縮及びエッジ強調を含んでいる。
【0027】
走査形状に応じて、数百程度の受信ベクタを用いて単一の音波画像フレームを形成することができる。一つの音波フレームから次の音波フレームにかけての時間的移行を平滑化するために、走査変換の前に何らかの音波フレーム平均8を実行してもよい。一般的には、スキャン・コンバータ10によって、対数圧縮後の表示データがビデオ表示用のX−Yフォーマットへ変換される。システムによっては、走査変換前の音波フレームに対してフレーム平均を実行するのではなく、X−Yデータに対して実行する場合もあり(破線ブロック12によって示す)、所与のビデオ表示フレーム・レートを達成するために音波フレーム間に重複したビデオ・フレームを挿入する場合もある。走査変換後のフレームがビデオ・プロセッサ14に渡されると、ビデオ・プロセッサ14はグレイ・スケール写像を用いてビデオ・データを写像する。次いで、グレイ・スケール画像フレームはビデオ・モニタ18へ送られて表示される。
【0028】
システム制御はホスト・コンピュータ20に集中化されており、ホスト・コンピュータ20は、操作者インタフェイス22を介して操作者の入力を受け入れて、様々なサブシステムを制御する。(図1には、画像データの転送経路のみを示す。)操作者インタフェイスは、キーボード、トラックボール、多数の押しボタン、並びにスライド式つまみ及び回転つまみのような他の入力装置を含んでいる。
【0029】
撮像時には、最新の画像から成る長い系列がシネ・メモリ16に記憶されて絶えず自動的に更新される。システムによってはR−θ音波画像を保存するように設計されているものもあり(このデータ経路を図1の破線によって示す)、またX−Yビデオ画像を記憶するシステムもある。シネ・メモリ16に記憶された画像ループはトラックボール制御を介して再閲覧することができ、また画像ループの一部を選択してハード・ディスクに記憶させることもできる。
【0030】
図2は、単純化されたDICOMネットワークを全体的に示している。このDICOMネットワークは、超音波スキャナ24、ワークリスト・ブローカ(例えばRIS)25、N個の記憶装置26及びM個の印刷装置28を有しており、これらすべてがローカル・エリア・ネットワーク(LAN)30に接続されている。この図は、DICOMネットワークの単純化された例を表わしており、実世界の実際のDICOMネットワークは超音波イメージング・システム以外のモダリティを含めてさらに多数の装置をLANに接続させていることが容易に理解されよう。本発明の好適実施形態は、DICOM要件に準拠して任意の1以上の装置25、26及び28と通信する内蔵能力を有する撮像装置(スキャナ)を例として開示される。本書で用いられる「記憶装置」という用語は、閲覧用ステーションを有する画像保管及び通信システム(PACS)を包含するが、これに限定されない。
【0031】
本発明を組み入れるようにプログラムすることのできる超音波撮像装置の一部を図3に全体的に示す。最初に述べておくと、図3に示すすべてのブロックは、シネ・メモリ16、表示モニタ18、操作者インタフェイス22及びハード・ディスク36を除き、好ましくはホスト・コンピュータ(図1ではブロック20として示す)に組み入れられていることを理解されたい。但し、必ずしも組み入れられていなくてもよい。さらに、図3のブロック32、34及び37〜42は好ましくは、ソフトウェアとして具現化されることを理解されたい。但し、必ずしもソフトウェアでなくてもよい。
【0032】
図3に示すシステムでは、操作者インタフェイス22を介して入力されたコマンドが、制御プラットフォーム32によって検出されて処理される。返しとして、制御プラットフォームは操作者インタフェイスに対し、様々な動作の状態を示す様々な視覚的インジケータを操作者インタフェイス上で起動する信号を供給する。操作者が適当なキー又は適当な複数のキーの組を操作するのに応答して、DICOMプリセット・マネージャ39が、表示モニタ18上に「装置構成設定」メニュー(図4に示す)を表示する。従来は、特定のリモート装置(例えば図4で「CTN」と標示した記憶装置)について撮像装置を構成設定する担当者が、操作者インタフェイスを介して「装置構成設定」メニューの適当な欄に構成設定を入力していた。構成設定中の装置がプリンタであるか記憶装置であるか或いはワークリスト・ブローカであるかに応じて、「装置構成設定」メニューの「装置形式」欄48に「プリンタ」、「記憶装置」又は「ワークリスト」のエントリのいずれかを記入していた。操作者が構成設定したい各々のリモート装置について、「装置構成設定」メニューの別個のページに記入する。
【0033】
図3に示す撮像装置は、構成設定済のリモート装置が「起動」された場合にのみ当該装置と通信するように設計されている。起動により、DICOMプリセット・マネージャ39は、関連するリモート装置についてシステムに入力されている構成設定データに従って多数のDICOMタスク40の一つを構成設定する。この特定のDICOMタスクはこの後に、異なる装置用の構成設定があらためて行なわれるまでは当該形式のリモート装置についての構成設定のままとなる。別のリモート装置については別のDICOMタスクが構成設定される。
【0034】
リモート装置を起動する一つの方法は、「装置構成設定」メニュー上の「起動」欄50(図4を参照)をクリックして、「起動」状態をオンにトグル式で切り換えるものである。もう一回欄50をクリックすると、「起動」状態はオフにトグル式で切り換わり、以下同様である。代替的には、操作者は図8に示す「装置起動」メニューを呼び出すこともできる。このメニューはDICOMプリセット・マネージャ39によって表示モニタへ送られる。「装置起動」メニューは、起動されているかいないかによらず、すべての構成設定済リモート装置の名称の一覧を含んでいる。各々の名称付き装置には、それぞれの「起動」欄60が関連付けられている。操作者は各々の構成設定済装置を、当該装置が関連する「起動」欄を単純にクリックすることにより起動させたり停止させたりすることができる。(本書で用いられる「クリック」という用語は、トラックボールを操作して欄をハイライトさせ、次いで、操作者インタフェイス上の「Set」キーを押すことを包含するが、これに限定されない。)リモート装置が起動されているか否かを視覚的に示すために「起動」欄には「Yes」又は「No」が表示される。図8は、CTN、プリンタB及び記憶装置Aとの名称のリモート装置は構成設定された後に起動されているが、プリンタX、プリンタY及び記憶装置Bとの名称のリモート装置は構成設定された後に起動されていない状態を想定している。
【0035】
再び図3を参照して述べると、本イメージング・システムでは、操作者インタフェイス22上に複数の「印刷/記憶」ボタンが設けられている。各々の「印刷/記憶」ボタンは、1よりも多いリモート装置に対する画像転送を開始するように装置制御マッピング・マネージャ37によって構成設定されることができ、例えば特定の「印刷/記憶」ボタンが押されると、コンピュータは当該ボタンについて構成設定されているすべての起動済リモート装置に対して対応する取得画像を送付する。装置制御マッピング・マネージャは、「印刷/記憶」ボタンについての様々な構成設定を仮想的に表現した「装置制御」メニューをハード・ディスク36から検索して、表示モニタ18へ送付するようにプログラムされている。各々の制御状態は、取得画像のデータがカラー強度値又はグレイ・スケール強度値のいずれかとして表現されるように構成設定することもできるし、取得画像がハード・ディスク又はMODに記憶されるように構成設定することもできるし、取得画像が1以上の起動済リモート装置に転送されるように構成設定することもできるし、或いはこれらの選択肢の任意の組み合わせとなるように構成設定することもできる。各々の「印刷/記憶」ボタンの構成設定は、操作者インタフェイスを介して設定することができる。特定の「印刷/記憶」ボタンに対して構成設定されている各々のリモート装置について、画像をフリーズさせた後に当該ボタンを押すと、関連するDICOMタスクがハード・ディスクから該当画像のコピーを有する画像ファイルを検索して、この画像ファイルを関連するリモート装置に適合したDICOMオブジェクトへ変換する。
【0036】
装置制御マッピング・マネージャ37は、「印刷/記憶」ボタンに対するDICOMタスク(それぞれのリモート装置について構成設定されている)のマッピング(写像)を構築する。換言すると、操作者が「装置制御」メニュー(図示されていない)と対話式で交信して、「印刷/記憶」ボタンを特定のリモート装置に合わせて構成設定すると、装置制御マッピング・マネージャが、このリモート装置に対応するDICOMタスクを識別して、このタスクを装置制御マッピングに含める。装置制御マッピング・マネージャ37は保管マネージャ34に対して装置制御マッピングを供給する。後に保管マネージャが制御プラットフォーム32から特定の「印刷/記憶」ボタンが押されたとの提示を受けると、保管マネージャ34は装置制御マッピングを参照して、マッピングから当該ボタンに関連付けられているDICOMタスクを判定する。次いで、保管マネージャ34は、いずれのDICOMタスク40が被選択画像フレームを組み入れたオブジェクトを構築することを必要としているかをDICOMキュー・マネージャ38に勧告する。すると、DICOMキュー・マネージャ38は各々のタスク毎に一回ずつ該当の画像ファイルをコピーし、リモート装置が記憶装置又は単一画像用プリンタである場合には、ジョブ・エレメントを各々のタスクの「動作中キュー」に加える。マルチ画像プリンタの場合には、DICOMキュー・マネージャ38は、キュー内に既に存在するジョブ・エレメントの「画像ファイル名」欄にさらなる画像ファイル名を加えるだけでよい。
【0037】
図3は一つのDICOMタスクしか示していないが、好適実施形態によれば、撮像装置は典型的には、多数のDICOMタスクについてプログラムされている。典型的には、1個のDICOMタスクがワークリスト管理専用となっており、10個のDICOMタスクがDICOM印刷オブジェクト又はDICOM記憶オブジェクトのいずれかへ画像ファイルを変換するように構成設定される。多数のリモート装置用に構成設定されている「印刷/記憶」ボタンを押すのに応答して、対応する多数のDICOMタスクが実質的に同時に起動される。この同時走行するタスクは、従来のマルチ・タスク処理の原理を用いて実行される。
【0038】
撮像装置は、図4に示す「装置構成設定」メニューを介して入力される構成設定データを記憶するようにプログラムされている。しかしながら、本発明によれば、現場技術者が「装置構成設定」メニューに構成設定データを手動で記入する必要がなくなる。その代わりに、現場技術者は、追加される特定のリモート装置について予め記憶されている構成設定ファイルを選択し、次いで、構成設定データを補い、選択により修正することができる。図5に示すように、構成設定可能な装置のすべての製造元及び型式についての構成設定ファイルが構成設定ファイル・ライブラリ72として撮像装置のハード・ディスクに予め記憶されている(例えばインストール・ディスクから読み込むことにより)。当然のことながら、撮像装置の構成設定済装置の一覧に追加される任意の製造元及び型式と確実に一致するようにするためには、ライブラリの対応する構成設定ファイルによって可能な限り多数の装置が表現されていなければならない。
【0039】
各々の構成設定ファイルは、ASCIIコードのデータから成る3つのセクションを含んでいる。構成設定ファイルのフォーマットは以下の通りである。第一のセクションは、特定の装置について、「販売元」(すなわち製造元)、「タイプ」、「型式」、「バージョン」、「応用エンティティ(AE)名称」、「ポート」及び「送信シンタックス」のデータ項目を含んでいる。これらの項目はすべての「装置タイプ」について「セクション1」に含まれており、「装置構成設定」メニューの一部に現われる(図4を参照)。(「装置構成設定」メニューの最上部に現われているが構成設定ファイルには含まれていないその他の項目は、「リトライ回数」、「リトライ間隔」、「タイムアウト」等のようにすべての装置に適用されるデータ項目であって、ライブラリから読み込まれる構成設定ファイルに自動的に付加され、これにより新たな構成設定ファイルを実効的に作成する。)第二のセクションは、各々の装置タイプ毎に異なるデータ項目の集合を含んでいる。これらの項目は、「装置構成設定」メニューのそれぞれの「プリンタ設定」、「ワークリスト設定」及び「記憶装置設定」なる見出しの下方に現われている。プリンタ及び記憶装置の構成設定ファイルについては、第三のセクションが、「属性制御エンジン」によって用いられる属性タグを含んでいる。ワークリスト構成設定ファイルについては、第三のセクションは「ワークリスト設定」メニューに現われる項目を含んでおり、一例を図7に示す。このセクションのフォーマットは以下の通りである。
【0040】
探索欄:用法:表示順序:基準
「用法」という用語は、「探索」、「表示」、「無視」のうち一つを指しており、このことについては後に詳述する。
【0041】
本発明の好適実施形態によれば、現場技術者は操作者インタフェイス22及び表示モニタ18上に表示されているグラフィック・ユーザ・インタフェイスを用いて、ライブラリ72から構成設定ファイルを選択する。グラフィック・ユーザ・インタフェイスには、図4に示す形式の「装置構成設定」メニュー及び図6に示す形式の「DICOM装置一覧」ダイアログ・ボックスが含まれる。
【0042】
インストールされるべきすべての装置について、現場技術者は図4に示す「装置構成設定」画面の最上部に記入する必要がある。画面の最上部はあらゆる一般的なDICOM装置に関連している。図4に示す構成設定の対象装置のタイプは記憶サーバであって、「装置タイプ」欄48の「記憶装置」という語で識別される。現場技術者は、操作者インタフェイス上のSETボタンを打つことにより欄48の所望の「装置タイプ」(すなわち記憶装置、プリンタ又はワークリスト)をトグル式で切り換える。技術者が「装置タイプ」欄を出ると、選択された装置タイプに対応するポップ・アップ式のダイアログ・ボックス又はウィンドウ(図6に示す)が現われる。ダイアログ・ボックスは、選択された「装置タイプ」に属しておりライブラリ内に対応する構成設定ファイルを有する各々の装置について、販売元(製造元)、型式及びバージョンを一覧にした選択一覧58を表示する。図6に示す例では、選択一覧58は様々な記憶装置を含んでいる。一覧がウィンドウ内に全体を表示するには長過ぎる場合には、図6の矢印によって識別される仮想的な「上方スキャン」ボタン及び「下方スキャン」ボタンをクリックすることにより従来の態様で一覧をスキャンすることができる。
【0043】
本発明の好適実施形態によれば、構成設定ファイル・マネージャ70がDICOMプリセット・マネージャ39から「装置タイプ」選択を受け取り、次いで、選択されたタイプの装置に対応するすべてのファイルについて構成設定ファイル・ライブラリ72を探索する。加えて、構成設定ファイル・マネージャ70は、探索によって識別された各々のファイルから販売元、型式及びバージョンのデータを抽出して、これらの情報をDICOMプリセット・マネージャ39へ送付する。すると、DICOMプリセット・マネージャ39は、3列の表形式で備品の一覧を構築して、図6に示すようなポップ・アップ式のダイアログ・ボックス又はウィンドウ上に一覧58を表示する。
【0044】
図6に示すダイアログ・ボックスは、現場技術者が、構成設定されるべきDICOM装置のタイプを選択した後に画面に現われる。このボックスは、ラベル及び内容を除きすべての装置で同一である。現場技術者が装置のタイプとして「記憶装置」を選択した場合には、スキャナがそれらの構成設定ファイルを有する記憶装置の一覧58を示すこのボックスが現われる。現場技術者が装置タイプとして「プリンタ」を選択した場合にはプリンタの一覧が現われる。現場技術者が「ワークリスト」を選択した場合には、ワークリスト装置の一覧が現われる。現場技術者が撮像装置上で構成設定されるべき備品の製造元及び型式を選択一覧58に見出すことができる場合には、現場技術者は、備品を表わす行をクリックし、次いで仮想的な「適用」ボタン54をクリックすることによりこの備品を選択する。「適用」ボタン54を用いるためには、現場技術者は提示された一覧から単一の項目を選択しなければならない。現場技術者が項目を選択していない場合には、「適用」ボタンを押すことはできない。一旦、現場技術者が適当な項目を選択したら、「適用」ボタンを押すことができる。このときには、ダイアログ・ボックスは消えて、適当な構成設定ファイルがシステム・メモリに自動的にコピーされる。現場技術者が一覧で選択された項目についてさらなる情報を見たい場合には、「プロパティ」ボタン56を押せばよい。このときには、新たなウィンドウが開いて、構成設定ファイル全体を表示する。現場技術者は、構成設定ファイル内の属性データを修正することができる。また、現場技術者は、何の処置も行なわずに「キャンセル」ボタンを押すことにより、いつでもこのダイアログ・ボックスから出る選択をすることができる。
【0045】
「適用」ボタン54がクリックされたときに、図6のダイアログ・ボックスは消えて、「装置構成設定」画面の上部及び下部(選択された「装置タイプ」に対応する)のデータ欄には、コピーされた構成設定ファイルのセクション1及びセクション2から取得されるデータが自動的に記入される。備品がワークリスト装置である場合には、「装置構成設定」メニューの「ワークリスト設定」部分(図4を参照)が、選択された構成設定ファイルのセクション2からのデータで記入されると共に、「ワークリスト設定」画面(図7を参照)に存在するワークリスト・タグが、構成設定ファイルのセクション3からのデータで記入される。「装置構成設定」メニューの任意の項目を現場技術者が修正することもできる。
【0046】
より明確に述べると、構成設定ファイル・マネージャ70は、DICOMプリセット・マネージャ39から選択情報を受け取って、ライブラリ72から選択された構成設定ファイルのセクション1〜3をシステム・メモリにコピーして、幾つかの構成設定データを追加して新たな構成設定ファイル74を形成する(図5を参照)。DICOMプリセット・マネージャ39は、新たな構成設定ファイル74から構成設定データを自動的に検索して、「装置構成設定」メニュー(図4)及び「ワークリスト設定」画面(図7)に現われるデータ欄に表示する。これらの工程は、構成設定される各々の装置について繰り返される。
【0047】
現場技術者が、表示されている「装置構成設定」メニューのページを出ると、システム・メモリ上の対応する構成設定ファイル74がハード・ディスクに保存される。構成設定済装置が起動されているならば(前述)、構成設定ファイル・マネージャ70はまた、各々の構成設定ファイルのセクション3を用いて「属性制御ファイル」を構築して、ハード・ディスクにこの「属性制御ファイル」を保存する。この過程は、記入済の「装置構成設定」メニューの各々のページについて繰り返される。新たな構成設定ファイル及び「属性制御ファイル」のすべてがハード・ディスクにインストールされた後に、システムをリブートする。起動中に、ホスト・コンピュータは新たにインストールされたファイルをシステム・メモリにコピーして、システム動作時に利用する。
【0048】
図5に示す「属性制御ファイル」76は、システム・メモリ上のファイルを表現しているのであって、ハード・ディスクに記憶されているファイルを表現しているのではない。「属性制御ファイル」は撮像装置に対し、特定の受け取り側装置についていずれのDICOMタグを用いるかを知らせる。さらに、「属性制御ファイル」は、システムがDICOM規格に従う必要のないような方式で構成設定されることも許容する。換言すると、タグの他のタグへの再マッピング、特定のタグ内の情報の強制、及びタグ又はタグ群の除去又は追加を可能にする。「属性制御エンジン」41が、「属性制御ファイル」76から属性を検索する。追加される備品が構成設定されているが起動されていない場合には、当該備品についての構成設定ファイル74はシステム・メモリに記憶されるが、「属性制御ファイル」は記憶されない。この備品は、非起動状態を有するものとして「装置起動」画面(図8を参照)に掲載される。
【0049】
撮像装置が構成設定された後には、構成設定済で且つ起動済のリモート装置に対して画像を転送することができる。画像転送手順について図3を参照して説明する。フリーズ画像を保管せよとの操作者からの要求に応答して、制御プラットフォーム32は保管マネージャ34に対して「画像記憶」命令を送付する。「画像記憶」命令に応答して、保管マネージャはシネ・メモリ16からフリーズ画像を検索し、システム操作者の選択に応じてハード・ディスク36又はMOD46のいずれかに画像を記憶させる。
【0050】
加えて、システム操作者は、適当な「印刷/記憶」ボタンを押すことにより、フリーズ画像を起動されているリモート装置へ送付して印刷又は記憶させるように要求することができる。フリーズ画像をリモート装置へ転送せよとの操作者からの要求に応答して、制御プラットフォーム32は保管マネージャ34に対して「画像送付」命令を送付する。保管マネージャ34はシネ・メモリ16からフリーズ画像を検索し、ハード・ディスク36上のファイルに画像を記憶させる。ファイルは、画像ピクセル・データ、並びに患者名、患者ID、グレイ・スケール画像又はカラー画像、ピクセルの行数及び列数等のような幾つかの属性データを含んでいる。次いで、保管マネージャ34は転送されるべき画像、並びに画像(及び同じジョブの後続の画像)を宛てる宛先のリモート装置をDICOMキュー・マネージャ38に通知する。次に、キュー・マネージャ38は、画像をハード・ディスクの他の位置にコピーして、コピーした画像に新たなファイル名を付ける。押された「印刷/記憶」ボタンが多数のリモート装置について構成設定されている場合には、キュー・マネージャ38は、多数のファイルにフリーズ画像の多数のコピーを記憶し、すなわち当該画像の宛先として指定されている各々のリモート装置毎にフリーズ画像の別個のコピーを記憶する。
【0051】
DICOM規格によれば、各々のDICOMタスクは、画像フレーム・データ及び属性データを含む画像ファイルを、やはり画像フレーム・データ及び属性データを含むDICOMフォーマットに整えられたオブジェクトへ変換するように設計されている。このDICOMオブジェクトはDICOM規格に準拠しているのみならず、当該DICOMオブジェクトを受け取る宛先のリモート装置の属性要件にも準拠していなければならない。各々のDICOMタスク40は、一対の「属性制御ファイル」のうち宛先のリモート装置と適合するものとして選択された一方に指定されている属性タグに属性名及び値を関連付けることによりDICOMオブジェクトを構築する。「属性制御エンジン」41は、各々のDICOMタスク40によって構築されるDICOMオブジェクトにおいていずれの属性を含めるか、またいずれの属性タグにいずれの属性名及び値を関連付けるかを制御する。システムが起動されたときに、「属性制御エンジン」41はハード・ディスク36から「属性制御ファイル」を読み込んで、これらのファイルをシステム・メモリに書き込む。これらの「属性制御ファイル」は、稼働サイクルの持続時間にわたってシステム・メモリに保持される。各々の「属性制御ファイル」がDICOM属性を設定するための多数の行を含んでいる。一つのDICOM属性を設定するために一つの行が必要とされる。各々の行のフォーマットは以下の通りである。
【0052】
[モジュール名][タグ番号][系列番号][フォーマット文字列]
モジュール名は、当該行の属性が属しているDICOMモジュールを指定している。モジュール名は、定義語である。タグ番号は、当該モジュールに含まれる特定の属性を指定している。幾つかのDICOM属性は、幾つかのDICOM属性の部分集合から成る系列を有している。系列番号は、属性が属している系列を指定する。フォーマット文字列は、属性のデータ値がどのようにして作成されるべきかを指定している。
【0053】
各々のDICOMタスク40は、当該DICOMタスクによって構築されているDICOMオブジェクトにおいていずれの属性を含めるか、またいずれの属性タグを用いるかに関する命令を「属性制御エンジン」41から受け取らなければならない。尚、タグは、選択された「属性制御ファイル」に記憶されているタグ番号である。先ず、DICOMタスク40は、DICOMオブジェクトに特定の属性を含めるべきか否かを「属性制御エンジン」41に問い合わせる。「属性制御エンジン」41は選択された「属性制御ファイル」を参照して、属性を含めるべきか否かを判定する。属性を含めるべきでない場合には、「属性制御エンジン」41はDICOMタスクにそのように勧告する。すると、DICOMタスク40は次の属性に進む。構築中のDICOMオブジェクトに属性を含めるべき場合には、「属性制御エンジン」41はDICOMタスク40にそのように勧告する。次いで、DICOMタスクは、変換しようとする画像ファイルから当該属性の値を得るべきか、或いは選択された「属性制御ファイル」から属性値を得るべきかを「属性制御エンジン」41に問い合わせる。この場合にも、「属性制御エンジン」41は選択された「属性制御ファイル」を参照する。属性値を画像ファイルから取得すべき場合は、「属性制御エンジン」はDICOMタスクにそのように勧告する。代替的に、属性値を選択された「属性制御ファイル」から取得すべき場合は、「属性制御エンジン」41はこの属性値を検索してDICOMタスク40へ送付する。
【0054】
以上の手順は、特定のDICOMタスクによって実行される特定の動作、すなわち印刷オブジェクト又は記憶オブジェクトの構築に関連付けられている各々の属性について繰り返される。換言すると、DICOMタスクが記憶動作を実行している場合には、DICOMタスクは、記憶動作に関連した属性のみについて「属性制御エンジン」に問い合わせる。印刷動作についても同じである。DICOMタスク40からの特定の属性に関する各々の問い合わせに応答して、「属性制御エンジン」41は、当該属性に対応する選択された「属性制御ファイル」内の行のみを読み取る。
【0055】
再び図3を参照して述べると、各々のDICOMタスク40は、ネットワーク・マネージャ42及びポート44を介して対応する宛先のリモート装置に対して適正なフォーマットでDICOMオブジェクトを送付する。複数のDICOMタスクは、従来のマルチ・タスク処理の原理に従って、同時に、且つ互いに独立に動作する。DICOMタスクによってDICOMオブジェクトへ変換されるのを待機しているジョブはキューに配置される。キューは、DICOMキュー・マネージャ38によって管理されている。キューの最初のジョブは、キュー・マネージャ38によって、タスクIDによって識別され最初のジョブの宛先のリモート装置に対応しているDICOMタスク40へ送付される。DICOMタスク40は、キューからジョブを受け取ると、フォーマットされて宛先のリモート装置へ転送されるべき画像のファイル名を含むポインタを読み取る。次いで、DICOMタスク40は、ハード・ディスク上の指名されたファイルから画像を検索して、「属性制御エンジン」41からの命令に従って適当なDICOMオブジェクトへあらためてフォーマットする。DICOMタスクによって構築されるDICOMオブジェクトは、転送されている画像のピクセル・データに加えて、属性データをDICOMフォーマットで含む。リモート装置が記憶装置である場合には、DICOMタスクはまた、画像にUIDを付加する。
【0056】
次に、DICOMタスク40は宛先のリモート装置への接続(アソシエーション)を開いて、シンタックスを交渉する。具体的には、DICOMタスク40は、ネットワーク・マネージャ42及びポート44を介して、構成設定済リモート装置とのアソシエーションを開けとの要求を送付する。リモート装置が肯定的に応答し、通信シンタックスが一致したら、アソシエーションが開く。一旦、アソシエーションが開いたら、ネットワークのチャネルが利用可能である(すなわちネットワークがビジーでない)ものと仮定すると、画像は撮像装置からやはりネットワーク・マネージャ42及びポート44を介してネットワーク上へ送付される。宛先のリモート装置が、画像転送が成功したとのメッセージを返送してきた場合には、DICOMタスク40はキュー・マネージャ38に通知する。すると、キュー・マネージャは転送に成功した画像のエントリをキューから除去して、ハード・ディスク36から該当の画像ファイルを削除する。
【0057】
ワークリスト問い合わせは典型的には、検査の開始の前にシステム操作者によって行なわれる。かかる問い合わせの一つの目的は、中央部門から患者情報を検索して、この情報を各々のフリーズ画像に付加してハード・ディスクに記憶させることにある。現場技術者は、中央部門から選択されたワークリスト情報のみを要求するようにシステムを構成設定する。本発明の好適実施形態によれば、現場技術者は、ライブラリから適当な構成設定ファイルをコピーすることにより、ワークリストを設定して探索パラメータを定義する。コピーされたファイルからの構成設定データは、図7に示す「ワークリスト設定」メニューに現われる。ワークリストが設定されて探索パラメータが定義された後に、システム操作者は探索を開始することができる。すると、DICOMタスク30はRIS又は他のワークリスト・ブローカとのアソシエーションを開いて、ネットワークを介してワークリスト問い合わせを送付する。続いて、撮像装置は、リモートのワークリスト・ブローカから、要求したワークリスト情報を受け取る。リモートのワークリスト・ブローカからイメージング・システムへのワークリスト情報の転送が成功した場合には、アソシエーションを閉じる。次いで、操作者は、「ワークリスト」メニュー(図示されていない)に表示されているワークリスト内の特定のエントリをクリックすることができ、これに応答して、当該ワークリスト・エントリについて検索されたすべての情報が新たな患者データ・ファイルに自動的に入力される。新たな患者データは、表示画面上で「新規患者」メニューに戻ることにより閲覧することができる。
【0058】
開示した好適実施形態は、DICOMプロトコルを用いてリモート装置と通信する超音波スキャナであるが、本発明は、他のモダリティのスキャナ及びDICOM以外の通信プロトコルを採用しているスキャナにも適用されることを理解されたい。
【0059】
好適実施形態を参照して本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱せずに様々な変形を施し、また本発明の構成要素を均等構成で置換し得ることが理解されよう。加えて、本発明の本質的な範囲から逸脱せずに特定の状況を本発明の教示に合わせるように多くの改変を施してもよい。従って、本発明は、本発明を実施するのに想到される最良の態様として開示されている特定の実施形態に限定されている訳ではなく、特許請求の範囲内に含まれるすべての実施形態を包含するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】DICOM能力を有するようにプログラムすることのできる形式の従来の超音波イメージング・システムの各部を全体的に示すブロック図である。
【図2】典型的なDICOMネットワークを全体的に示すブロック図である。
【図3】DICOM能力を有する超音波イメージング・システムのハードウェア及びソフトウェアの各部を全体的に示すブロック図である。
【図4】本発明の好適実施形態によるイメージング・システムの構成設定時に表示モニタに呼び出すことのできる「装置構成設定」メニューを再現する概略図である。
【図5】本発明の好適実施形態による超音波イメージング・システムのハードウェア及びソフトウェアの各部を全体的に示すブロック図である。
【図6】本発明の好適実施形態に従って予め記憶されている構成設定ファイルを選択してハード・ディスクからホスト・コンピュータのメモリにロードするのに用いることのできる「装置一覧」画面を再現する概略図である。
【図7】ワークリスト問い合わせの設定時に操作者が対話式で交信する「ワークリスト設定」表示メニューを再現する概略図である。
【図8】図5に部分的に示すイメージング・システムにおいて構成設定された選択されたリモート装置を起動するのに用いることのできる「装置起動状況」メニューを再現する概略図である。
【符号の説明】
2 超音波トランスデューサ・アレイ
30 LAN
44 ポート

Claims (10)

  1. イメージング・システムであって、
    ハード・ディスクに記憶された複数の構成設定ファイルのライブラリ(72)であって、前記複数の構成設定ファイルの各々は製造元及び型式の異なる装置についての属性設定データを含み、既存の構成設定ファイルの属性設定データは、その名前と前記イメージング・システムによって各装置に送信されるデータ・オブジェクトに含めるために各装置が要求する各属性のための対応する各々のタグを含んでいる、前記ライブラリ(72)と、
    当該イメージング・システムからオブジェクトを受け取るネットワーク上の装置を識別する手段を備えるグラフィック・ユーザ・インタフェイス(48、58)と、
    前記ネットワーク上の前記装置と通信するためのネットワーク接続ポート(44)と、
    属性制御ファイルを格納するシステム・メモリ(74)と、
    システム・ユーザにより前記グラフィック・ユーザ・インタフェイス(48、58)を介して入力された第1の入力に応答して、前記識別された装置に対応する前記ライブラリ内の構成設定ファイルから前記システム・メモリへ構成設定データをコピーし、前記システム・ユーザにより前記グラフィック・ユーザ・インタフェイス(48、58)を介して入力された第2の入力に応答して、前記コピーされた構成設定データに基づいて、前記システム・メモリ(74)に属性制御ファイルを構築する工程を実行するようにプログラムされているコンピュータ(70)と
    を備えたイメージング・システム。
  2. 前記コンピュータは、前記識別された装置を宛先としており、前記属性制御ファイルにおける前記コピーされた属性構成設定データに従って構成設定されている属性情報を含むオブジェクトを前記ネットワーク接続ポートへ送付する工程を実行するようにさらにプログラムされている請求項1に記載のシステム。
  3. 前記グラフィック・ユーザ・インタフェイスは、一つの装置タイプに属する多数の装置の各々の製造元及び型式を一覧掲載した選択一覧(58)を含んでおり、前記識別された装置は前記選択一覧から選択されており、
    前記グラフィック・ユーザ・インタフェイスは、複数の装置タイプから前記装置タイプを選択する装置タイプ欄(48)を含むメニューをさらに含んでおり、前記選択一覧は、前記装置タイプの選択に続いて表示され、
    前記グラフィック・ユーザ・インタフェイスは、各回のトグル切り換えにより前記複数の装置タイプを連続して一つずつ表示するように前記装置タイプ欄をトグル式で切り換える手段を含んでいる請求項1に記載のシステム。
  4. ネットワーク上の装置と通信するようにイメージング・システムを構成設定する方法であって、
    製造元及び型式の異なる装置についての属性構成設定データであって、既存の構成設定ファイルの属性設定データは、その名前と前記イメージング・システムによって各装置に送信されるデータ・オブジェクトに含めるために各装置が要求する各属性のための対応する各々のタグを含んでいる、前記属性設定データを各々含む構成設定ファイルのライブラリを前記イメージング・システムのハード・ディスクにインストールする工程と、
    前記イメージング・システムからオブジェクトを受け取るネットワーク上の装置を識別する工程と、
    前記識別された装置に対応する前記ライブラリ内の構成設定ファイルからシステム・メモリへ属性構成設定データをコピーする工程と、
    前記コピーされた構成設定データに基づいて、前記システム・メモリ(74)に属性制御ファイルを構築する工程と、
    を備えた方法。
  5. 前記コンピュータは、前記識別された装置を宛先としており、前記属性制御ファイルにおける前記コピーされた属性構成設定データに従って構成設定されている属性情報を含むオブジェクトを前記ネットワーク接続ポートへ送付する工程を実行するようにさらにプログラムされている請求項4に記載の方法。
  6. 一つの装置タイプに属する多数の装置の各々のそれぞれの製造元及び型式を各々含む多数の装置識別子を含んでいる選択一覧をグラフィック・ユーザ・インタフェイスに表示する工程をさらに含んでおり、前記識別する工程は、前記選択一覧から装置識別子を選択することにより実行され、
    複数の装置タイプから前記装置タイプを選択する工程をさらに含んでおり、前記選択一覧は、前記装置タイプの選択に続いて表示され、
    グラフィック・ユーザ・インタフェイス上に装置タイプ欄を表示する工程と、各回のトグル切り換えにより前記複数の装置タイプを連続して一つずつ表示するように前記装置タイプ欄をトグル式で切り換える工程とをさらに含んでおり、前記選択された装置タイプは、前記装置タイプが前記装置タイプ欄に表示されているときに選択されている請求項4に記載の方法。
  7. イメージング・システムであって、
    ハード・ディスクに記憶されており、当該イメージング・システムが製造元及び型式の異なる装置と通信することを可能にする属性構成設定データであって、既存の構成設定ファイルの属性設定データは、その名前と前記イメージング・システムによって各装置に送信されるデータ・オブジェクトに含めるために各装置が要求する各属性のための対応する各々のタグを含んでいる、前記属性設定データを各々含む構成設定ファイルのライブラリ(72)と、
    ネットワークを介して当該イメージング・システムからオブジェクトを受け取る装置を識別する手段を備えるグラフィック・ユーザ・インタフェイス(48、58)と、
    前記ネットワークを介して前記装置と通信するためのネットワーク接続ポート(44)と、
    属性制御ファイルを格納するシステム・メモリ(74)と、
    システム・ユーザにより前記グラフィック・ユーザ・インタフェイス(48、58)を介して入力された第1の入力に応答して、前記識別された装置に対応する前記ライブラリ内の構成設定ファイルから前記システム・メモリへ構成設定データをコピーし、前記システム・ユーザにより前記グラフィック・ユーザ・インタフェイス(48、58)を介して入力された第2の入力に応答して、前記コピーされた構成設定データに基づいて、前記システム・メモリ(74)に属性制御ファイルを構築するようにプログラムされている構成設定ファイル・マネージャ(70)とを備えたイメージング・システム。
  8. 前記識別された装置を宛先としており、前記属性制御ファイルにおける前記コピーされた構成設定データに従って構成設定されている属性情報を含むオブジェクトを前記ネットワーク接続ポートへ送付する手段(40)をさらに含んでいる請求項7に記載のシステム。
  9. イメージング・システムを構成設定する装置であって、
    ハード・ディスク(36)に記憶されており、イメージング・システムが製造元及び型式の異なる装置と通信することを可能にする属性構成設定データであって、既存の構成設定ファイルの属性設定データは、その名前と前記イメージング・システムによって各装置に送信されるデータ・オブジェクトに含めるために各装置が要求する各属性のための対応する各々のタグを含んでいる、前記属性設定データを各々含む構成設定ファイルのライブラリ(72)と、
    複数の装置タイプから一つの装置タイプを選択するように起動することの可能な装置タイプ欄(48)を含んでいるメニュー、装置タイプが選択されたときに前記メニュー上に表示され、前記選択された装置タイプに属する多数の装置の各々の製造元及び型式の一覧を表示するポップ・アップ式画面(58)、並びに前記一覧において製造元及び型式を選択するように起動することの可能な仮想的ボタン(54)を含んでいるグラフィック・ユーザ・インタフェイスと、
    属性制御ファイルを格納するシステム・メモリ(74)と、
    前記選択された製造元及び型式に対応する前記ライブラリ内の構成設定ファイルから前記システム・メモリへ属性構成設定データをコピーし、前記装置が起動され、システム・ユーザが前記メニューからエキジットした場合、前記コピーされた構成設定データに基づいて、前記システム・メモリ(74)に属性制御ファイルを構築するようにプログラムされている構成設定ファイル・マネージャ(70)とを備えたイメージング・システムを構成設定する装置。
  10. 様々な装置と通信するようにイメージング装置を構成設定する方法であって、
    製造元及び型式の異なる装置についての属性構成設定データであって、既存の構成設定ファイルの属性設定データは、その名前と前記イメージング・システムによって各装置に送信されるデータ・オブジェクトに含めるために各装置が要求する各属性のための対応する各々のタグを含んでいる、前記属性設定データを各々含む構成設定ファイルのライブラリをインストレーション・ディスクに記録する工程と、
    前記イメージング・システムに前記インストレーション・ディスクを挿入する工程と、
    前記インストレーション・ディスクから前記イメージング・システムのハード・ディスクへ前記構成設定ファイルのライブラリをコピーする工程と、
    前記イメージング・システムからオブジェクトを受け取るように起動されるべき複数の装置を識別する工程と、
    前記起動された装置の各々について、前記ライブラリ内のそれぞれの構成設定ファイルからコピーされた構成設定データに基づいて、システム・メモリに属性制御ファイルを構築する工程とを備えた方法。
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