JP4729533B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スターリングエンジンを用いた発電装置において、騒音の発生を抑制する技術に関する。
家庭用のコージェネレーションシステムが開発されている。家庭用のコージェネレーションシステムには、ガス燃料の燃焼熱を利用して交流電力を発生するスターリングエンジンを用いた発電装置が適している。スターリングエンジンを用いた発電装置には、以下のような利点がある。
(1)熱負荷の変動に対する応答が速い。
(2)加熱源が発電装置の外部にあり、熱回収がしやすい。
(3)装置そのものが小型であり、爆発燃焼が不要なため静粛性が高い。
スターリングエンジンは、継続的な燃焼現象を利用して発電するためにエンジン自体の静粛性は高いが、発電運転中はエンジンそのものが大きく振動するという特徴を有している。従来の技術では、スターリングエンジンをコイルばねによって支持台から懸架し、支持台に固定された燃焼器によってスターリングエンジンを加熱するという構成を採用している。スターリングエンジンは長手方向が鉛直方向に沿うように吊下げられており、発電に伴う上下振動が支持台に伝達することをコイルばねによって抑制しつつ、発電に必要とされる熱の供給を行うことができる。このような発電装置の構成の例が、特許文献1や特許文献2に記載されている。
特表2005−509789号公報 特表2005−525499号公報
スターリングエンジンをコイルばねで吊下げる構成では騒音の発生が問題となる。発電運転中にエンジンに横揺れが生じた場合、コイルばねが横方向に大きくたわむため、吊下げられたスターリングエンジンが大きく横揺れするという問題がある。スターリングエンジンが大きく横揺れすると、エンジンが支持台や燃焼器などと接触する度合いが増加し、騒音を引き起こす要因となってしまう。スターリングエンジンを用いた発電装置においては、騒音の発生を抑制する技術が待望されている。
本発明は上記課題を解決する。本発明では、騒音の発生が少ないスターリングエンジンを用いた発電装置を提供する。
本発明は発電装置として具現化される。その発電装置は、スターリングエンジンと、スターリングエンジンを支持する支持台を備えている。その発電装置においては、スターリングエンジンが支持ロッドを介して支持台に支持されており、支持ロッドの一端がスターリングエンジンに結合しており、支持ロッドの他端が板ばねと一対の防振ゴムを介して支持台に結合している。その発電装置においては、板ばねの中央部に支持ロッドの前記他端が固定されており、板ばねの両端部が防振ゴムの上部にそれぞれ固定されており、防振ゴムの下部が支持台に固定されている。
この発電装置では、スターリングエンジンをコイルばねで懸架する従来の技術とは異なり、剛性の高い支持ロッドでスターリングエンジンを支持し、剛性の低い板ばねと防振ゴムを介して支持ロッドを支持台が支持する構成としている。この構成によれば、スターリングエンジンの上下振動に対して、支持ロッドと板ばねと防振ゴムが直列に接続されており、板ばねと防振ゴムの低い剛性が支配的となって、支持台に大きな振動が伝達しない。スターリングエンジンの横揺れに対しても、支持ロッドと板ばねと防振ゴムが直列に接続されているから、防振ゴムの低い剛性が支配的となって、支持台に大きな振動が伝達しない。エンジンをコイルばねで吊下げた場合と同様に、支持台への振動の伝達が少ない発電装置を実現することができる。
また上記の発電装置では、スターリングエンジンの横揺れが生じた場合に、支持ロッドはほとんどたわまず、防振ゴムの変形に伴ってエンジンが横揺れする。防振ゴムの変形に伴うエンジンの揺れ幅は、コイルばねのたわみに伴うエンジンの揺れ幅に比べてわずかなものであるから、コイルばねで吊下げた場合のようにスターリングエンジンが大きく横揺れすることがない。これによって、スターリングエンジンが支持台や燃焼器などど接触する度合いが減少し、騒音があまり発生しない静粛な発電装置を実現することができる。
スターリングエンジンの上下振動に対する防振性を高めるためには、エンジンの上下振動に対する剛性を下げる必要がある。従来のようにエンジンをコイルばねで吊下げる構成であれば、所望の剛性のコイルばねを選定することで防振性を確保することができる。コイルばねの剛性は、巻き数などを調整することで調節可能であるから、低剛性のコイルばねを選定することは比較的容易である。一方で、コイルばねの代わりに支持ロッドでエンジンを支持する構成では、支持ロッドと支持台の間に介在する防振ゴムの剛性を下げれば上下振動に対する防振性を高めることができるが、一般的な防振ゴムの剛性は低剛性に調節されたコイルばねの剛性よりも高く、スターリングエンジンの上下振動に対する防振性を確保することが困難な場合がある。しかしながら、上記の発電装置のように板ばねと一対の防振ゴムを組み合わせると、エンジンの上下振動に対して板ばねと防振ゴムが直列に接続されるため、防振ゴムのみで支持した場合にくらべて剛性をさらに低下させることができる。低剛性のコイルばねを用いる場合と同程度の防振性を確保することができる。またエンジンの横揺れに対しては、板ばねの剛性はほとんど影響せず、防振ゴムの剛性が支配的となるから、剛性が低すぎて大きな横揺れを生じてしまうこともない。発電装置の静粛性を維持しつつ、高い防振性を確保することができる。
また上記の発電装置には、設置作業に係る作業性が良いという利点もある。スターリングエンジンをコイルばねで吊下げる構成では、コイルばねでエンジンを吊り下げた状態で支持台に取り付ける必要がある。取り付け作業の間にもエンジンが自然に揺れてしまうので、位置決めが困難であり、取り付け作業が困難であるという問題があった。
上記の発電装置では、支持台にスターリングエンジンを取り付ける際に、支持ロッドの一端をスターリングエンジンに結合して、支持ロッドでスターリングエンジンを支持した状態で、支持台への取付け作業を行うことができる。取り付け作業の間にエンジンが揺れてしまうことがないので、位置決めを容易に行うことが可能となり、設置作業に係る作業性が良い。
上記の発電装置においては、支持ロッドの前記一端が支持ロッドの下端であって、支持ロッドの前記他端が支持ロッドの上端であって、スターリングエンジンが支持ロッドを介して支持台に吊下げられていることが好ましい。
この発電装置のように、スターリングエンジンを支持ロッドによって支持台から吊下げる構成とした場合、支持ロッドには圧縮荷重が作用しないので、支持ロッドが座屈することがない。これによって、細い径の支持ロッドを用いることが可能となり、支持ロッドの軽量化を図ることができる。設置作業に係る作業性をさらに向上することができる。
上記の発電装置においては、スターリングエンジンの長手方向の重心位置と略一致する位置で、スターリングエンジンと支持ロッドが結合されていることが好ましい。
スターリングエンジンの重心位置と、支持ロッドのエンジンへの取付位置が異なる場合には、エンジンの振動時に重心のオフセットによるモーメントが発生して、支持ロッドから支持台に余計な振動が伝達してしまう。上記の発電装置のように、スターリングエンジンの長手方向の重心位置と略一致する位置に支持ロッドを取付けることによって、重心のオフセットによるモーメントの発生を防ぎ、より防振性と静粛性の高い発電装置を実現することができる。
本発明によれば、騒音の発生が少ないスターリングエンジンを用いた発電装置を実現することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を最初に列記する。
(形態1)スターリングエンジンはフリーピストン型である。
(形態2)スターリングエンジンは長手方向が鉛直方向に沿うように吊下げられている。
(第1実施例)
本発明を具現化した発電装置100の一実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1の発電装置100は、フリーピストン型のスターリングエンジン102と、ガスの燃焼によってスターリングエンジン102の加熱部に熱を供給する燃焼器104と、スターリングエンジン102および燃焼器104を支持する支持フレーム106を備えている。
スターリングエンジン102は、図示されないディスプレーサとパワーピストンを内部に備えている。スターリングエンジン102の頂部に位置する加熱部102a(図2参照)を燃焼器104が加熱することで、スターリングエンジン102の内部の作動流体に熱エネルギーが供給され、ディスプレーサとパワーピストンが往復運動して、交流電力を発生させる。ディスプレーサとパワーピストンはスターリングエンジン102の長手方向に沿って振動するため、スターリングエンジン102の筐体そのものについても、長手方向の振動が発生する。
スターリングエンジン102は、4本の支持ロッド110a、110b、110c、110dを介して、支持フレーム106の天板108から吊り下げられている。図2に示すように、天板108の中央には加熱部102aが貫通する孔が形成されており、スターリングエンジン102は下方からその孔を貫通するように吊り下げられる。吊り下げられた状態において、スターリングエンジン102の長手方向は鉛直方向に沿っており、加熱部102aは天板108より上方に位置する。
燃焼器104は、支持フレーム106の天板108上に載置されている。図2に示すように、燃焼器104は、スターリングエンジン102の加熱部102aを覆うように配置され、ガスの燃焼熱により加熱部102aを加熱する。加熱部102aを加熱した後の燃焼排ガスは、熱回収された後に燃焼器104の上部の排気筒から排気される。燃焼排ガスが天板108よりも下方に漏洩しないように、天板108とスターリングエンジン102の間に、燃焼排ガスの流路を区画するフランジ170と、ゴム製のブーツ172が設けられている。スターリングエンジン102とフランジ170との間にはわずかに隙間が設けられており、スターリングエンジン102はフランジ170と接触することなく上下動する。ブーツ172は上端がフランジ170に密着して固定され、下端がスターリングエンジン102に密着して固定されている。ブーツ172の中間部分は蛇腹状に形成されており、スターリングエンジン102の上下動に応じて伸縮する。ブーツ172によって、スターリングエンジン102とフランジ170の間の隙間から漏れ出る燃焼排ガスに対するシール性が確保されている。
スターリングエンジン102は、外周に固定された支持リング112を介して、支持ロッド110a、110b、110c、110dに支持されている。支持リング112は、スターリングエンジン102の長手方向の重心位置と略一致する位置で、スターリングエンジン102に固定されている。支持リング112は、周を4等分する位置に、鍔114a、114b、114cおよび114dを備えている。鍔114a、114b、114cおよび114dにはそれぞれ支持ロッド110a、110b、110c、110dの下端が結合されている。支持ロッド110a、110b、110c、110dの上端は支持フレーム106の天板108に結合されている。
図3は支持ロッド110aの上端と支持フレーム106の天板108との結合部分の詳細を示している。支持ロッド110a、110b、110c、110dの上端と天板108との結合部分は全て同様の構成を備えているから、ここでは支持ロッド110aについてのみ詳細に説明する。
天板108にはロッド通し孔116aが設けられており、支持ロッド110aはロッド通し孔116aを下側から貫通している。天板108の上側で支持ロッド110aの上端が板ばね120aに結合されている。板ばね120aは長手方向の中央部に貫通孔122aを有しており、支持ロッド110aは貫通孔122aを下側から貫通している。支持ロッド110aの上端には雄ねじがきられており、板ばね120aの上側と下側からスペーサ124a、126aを介してナット128a、130aで挟み込むことで、板ばね120aと支持ロッド110aが固定される。
板ばね120aの長手方向の両端部は天板108の上側に固定されたねじ付き防振ゴム132a、134aに結合されている。板ばね120aの両端部はそれぞれ貫通孔136a、138aを有しており、ねじ付き防振ゴム132a、134aの上側のねじが貫通孔136a、138aを下側から貫通して、スペーサ140a、142a、144a、146aを介して、板ばね120aの上側からナット148a、150aで固定されている。ねじ付き防振ゴム132a、134aの下側のねじは、天板108の取付孔152a、154aを貫通して、天板108の下側からナット156a、158aで固定されている。
図1に示すように、板ばね120a、120b、120c、120dは、長手方向がスターリングエンジン102の半径方向と直交するように、天板108の四隅に配置されている。このように長手方向がスターリングエンジン102の半径方向と直交するように板ばね120a、120b、120c、120dを配置することで、天板108のサイズが小さくても、板ばね120a、120b、120c、120dと防振ゴム132a、132b、132c、132dおよび134a、134b、134c、134dを無理なく天板108上に搭載することができる。特に、本実施例のように天板108が矩形形状の場合には、円筒形状であるスターリングエンジン102を取り付ける際に余剰のスペースとなる天板108の四隅に板ばね120a、120b、120c、120dと防振ゴム132a、132b、132c、132dおよび134a、134b、134c、134dを取り付けることが可能であり、発電装置100における部品の収納性を向上することができる。
図4は支持ロッド110aの下端と支持リング112の鍔114aとの結合部分の詳細を示している。支持ロッド110a、110b、110c、110dの下端と支持リング112の鍔114a、114b、114c、114dとの結合部分は全て同様の構成を備えているから、ここでは支持ロッド110aについてのみ詳細に説明する。
鍔114aにはゴムダンパ取付孔160aが設けられており、ゴムダンパ162aがゴムダンパ取付孔160aに下側から挿入されている。ゴムダンパ162aはロッド通し孔164aを有しており、支持ロッド110aはロッド通し孔164aを上側から貫通している。支持ロッド110aの下端には雄ねじがきられており、ゴムダンパ162aの上側と下側からナット166a、168aで挟みこむことで、ゴムダンパ162aと支持ロッド110aが固定される。
図1の発電装置100が発電を開始すると、スターリングエンジン102は上下方向に振動する。スターリングエンジン102の上下振動は、支持ロッド110a、110b、110cおよび110dを介して天板に伝達する。支持ロッド110aについてより詳細に説明すると、スターリングエンジン102の上下振動は、ゴムダンパ162a、支持ロッド110a、板ばね120a、防振ゴム132aおよび134aを介して、支持フレーム106の天板108に伝達する。スターリングエンジン102の上下振動に対しては、ゴムダンパ162a、板ばね120a、防振ゴム132aおよび134aといった低剛性の部材が直列に接続されることになるため、支持ロッド110aを介して天板108に伝達する上下振動の振幅は、スターリングエンジン102の上下振動の振幅に比べて小さい。支持ロッド110b、110cおよび110dについても同様である。支持フレーム106に大きな振動が伝達することを防止することができる。板ばね120a、120b、120cおよび120dや、ゴムダンパ162a、162b、162cおよび162dが介在することによって、防振ゴム132a、132b、132c、132dおよび134a、134b、134c、134dのみの構成の場合よりも上下振動に対する剛性を低減しており、スターリングエンジン102の上下振動に対する防振性を高めることができる。
スターリングエンジン102の重量分布は完全な軸対称ではないため、上下方向の振動に伴って、横揺れを生じる場合がある。スターリングエンジン102を支持ロッド110a、110b、110c、110dではなくコイルばねによって支持フレーム106から懸架する場合、スターリングエンジン102の横揺れに起因して大きな騒音が発生するという問題がある。コイルばねは横方向の剛性が極めて低いので、支持フレーム106に大きな振動が伝達することを防ぐことはでき、防振性という面では優れている。しかしながら、横揺れに対してコイルばね全体が大きく変形してしまうため、支持フレーム106から吊り下げられたスターリングエンジン102は横方向に大きく揺れてしまう。その結果、スターリングエンジン102が燃焼器104や支持フレーム106と接触する度合いが増大して、大きな騒音を引き起こしてしまう。
コイルばねで懸架する場合とは異なり、本実施例の発電装置100では、剛性の高い支持ロッド110a、110b、110c、110dでスターリングエンジン102を懸架し、それらの支持ロッド110a、110b、110c、110dを剛性の低い板ばね120a、120b、120c、120dと防振ゴム132a、132b、132c、132dおよび134a、134b、134c、134dを介して支持フレーム106の天板108から吊下げる構成としている。この構成によれば、スターリングエンジン102の上下振動に対しては、低剛性である板ばね120a、120b、120c、120dと防振ゴム132a、132b、132c、132dおよび134a、134b、134c、134dが支配的となって、支持フレーム106に大きな振動が伝達することがない。また、スターリングエンジン102の横揺れに対しては、支持ロッド110a、110b、110c、110dはコイルばねのように大きくたわむことがなく、板ばね120a、120b、120c、120dや防振ゴム132a、132b、132c、132dおよび134a、134b、134c、134dのたわみもそれほど大きなものとはならない。従って、スターリングエンジン102が大きな横揺れを生じることがない。スターリングエンジン102が燃焼器104や支持フレーム106と接触する度合いが軽減されて、騒音があまり発生しない静粛な発電装置100を実現することができる。
本実施例の発電装置100では、支持ロッド110a、110b、110c、110dの下端と結合する支持リング112が、スターリングエンジン102の長手方向の重心位置と略一致する位置で、スターリングエンジン102に固定されている。支持リング112の取り付け位置が重心位置と一致していない場合、スターリングエンジン102の振動に対して重心オフセットによるモーメントが生じ、支持フレーム106の天板108に余計な振動が伝達してしまう。本実施例のように、スターリングエンジン102の長手方向の重心位置と略一致する位置に支持リング112を取り付けることによって、支持フレーム106の天板108への余計な振動の伝達を防ぐことができる。
(第2実施例)
本実施例の発電装置200は、第1実施例の発電装置100とほぼ同様の構成を備えており、支持ロッド110a、110b、110c、110dの上端と天板108の結合部の構成が異なっている。以下では第2実施例における支持ロッド110aと天板108の結合部の詳細について説明する。
図5に示すように、天板108にはロッド通し孔116aが設けられており、支持ロッド110aはロッド通し孔116aを下側から貫通している。天板108の上側で支持ロッド110aの上端が板ばね120aに結合されている。板ばね120aは長手方向の中央部に貫通孔122aを有しており、支持ロッド110aは貫通孔122aを下側から貫通している。支持ロッド110aの上端には雄ねじがきられており、板ばね120aの上側と下側からスペーサ124a、126aを介してナット128a、130aで挟み込むことで、板ばね120aと支持ロッド110aが固定される。
板ばね120aの長手方向の両端部は天板108の上側に固定されたねじ付き防振ゴム172a、174aに結合されている。ねじ付き防振ゴム172a、174aは、第1実施例のねじ付き防振ゴム132a、134aとは異なり、天板108に対してソリッドゴムが傾斜した状態となるものを用いている。このような防振ゴム172a、174aは、第1実施例の防振ゴム132a、134aに比べて、スターリングエンジン102の上下振動に対する剛性が低く、防振性をより向上することができる。板ばね120aの両端部はそれぞれ貫通孔136a、138aを有しており、ねじ付き防振ゴム172a、174aのねじが貫通孔136a、138aを下側から貫通して、スペーサ140a、142a、144a、146aを介して、板ばね120aの上側からナット148a、150aで固定されている。ねじ付き防振ゴム172a、174aの下側のねじは、天板108の取付孔172a、174aを貫通して、天板108の下側からナット156a、158aで固定されている。
上記のようなねじ付き防振ゴム172a、174aを用いることによって、スターリングエンジン102の上下振動に対する剛性を下げて、より高い防振性を確保することができる。あるいは、スターリングエンジン102の上下振動に対する剛性の低さを維持しつつ、板ばね120aをより厚くして、板ばね120aの寿命をより長くすることができる。
上記では支持ロッド110aと天板108の結合部について説明したが、支持ロッド110b、110c、110dと天板108の結合部についても同様である
(第3実施例)
第3実施例の発電装置300は、第1実施例の発電装置100のようにスターリングエンジン102を支持ロッド110a、110b、110cおよび110dを介して支持フレーム106から吊下げるのではなく、スターリングエンジン102を支持ロッド310a、310b、310cおよび310dを介して支持フレーム306に載置する構成を備えている。以下では第1実施例の発電装置100と同様の構成については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施例の発電装置100と相違する構成について説明する。
図6に示す本実施例の発電装置300は、スターリングエンジン102と、燃焼器104と、支持フレーム306を備えている。支持フレーム306は、上部に設けられた天板308と、下部に設けられた支持板312を備えている。燃焼器104は支持フレーム306の天板308上に載置されている。天板308の中央には孔が設けられており、スターリングエンジン102の加熱部102aはその孔を下方から貫通し、燃焼器104はスターリングエンジン102の加熱部102aを上方から覆うように配置されている。燃焼器104の燃焼排ガスが天板308よりも下方に漏洩しないように、天板308とスターリングエンジン102の間に、燃焼排ガスの流路を区画するフランジ170と、ゴム製のブーツ172が設けられている。
スターリングエンジン102は、4本の支持ロッド310a、310b、310c、310dを介して、支持フレーム306の支持板312に載置されている。支持板312の中央にはスターリングエンジン102の本体部分が貫通する孔が形成されており、スターリングエンジン102はその孔を貫通した状態で載置される。載置された状態において、スターリングエンジン102の長手方向は鉛直方向に沿っている。
スターリングエンジン102は、外周に固定された支持リング112を介して、支持ロッド310a、310b、310c、310dに支持されている。支持リング112の鍔114a、114b、114cおよび114dにはそれぞれ支持ロッド310a、310b、310c、310dの上端が結合されている。支持ロッド310a、310b、310c、310dの下端は支持フレーム106の支持板312に結合されている。
支持ロッド310a、310b、310cおよび310dの下端と、支持板312との結合部分は、図3に示す第1実施例での支持ロッド110aの上端と天板108との結合部分とほぼ同様の構成を備えている。本実施例の場合には、支持ロッド310a、310b、310cおよび310dの上端ではなく下端が板ばね120a、120b、120cおよび120dの中央部に結合される点と、図3のロッド通し孔116aに相当する孔が支持板312には設けられない点で、図3の第1実施例の構成とは異なる。
支持ロッド310a、310b、310cおよび310dの上端と、鍔114a、114b、114cおよび114dとの結合部分は、図4に示す第1実施例での支持ロッド110aの下端と鍔114aとの結合部分とほぼ同様の構成を備えている。本実施例の場合には、支持ロッド310a、310b、310cおよび310dの下端ではなく上端が結合されている点と、ゴムダンパ162a、162b、162cおよび162dがゴムダンパ取付孔160a、160b、160cおよび160dに上側から挿入される点で、図4の第1実施例の構成と異なる。
本実施例の構成とすることによっても、スターリングエンジン102の上下振動に対する防振性が高く、スターリングエンジン102の横揺れに起因する騒音があまり発生しない、発電装置300を実現することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
図1は発電装置100の概要を示す図である(第1実施例および第2実施例)。 図2は発電装置100の縦断面を示す図である(第1実施例および第2実施例)。 図3は支持ロッド110aの上端と天板108の結合部の縦断面を示す図である(第1実施例)。 図4は支持ロッド110aの下端と鍔114aの結合部の縦断面を示す図である(第1実施例および第2実施例)。 図5は支持ロッド110aの上端と天板108の結合部の縦断面を示す図である(第2実施例)。 図6は発電装置300の縦断面を示す図である(第3実施例)
符号の説明
100:発電装置
102:スターリングエンジン
104:燃焼器
106:支持フレーム
108:天板
110a、110b、110c、110d:支持ロッド
112:支持リング
114a、114b、114c、114d:鍔
116a、116b、116c、116d:ロッド通し孔
120a、120b、120c、120d:板ばね
122a、122b、122c、122d:貫通孔
124a、126a:スペーサ
128a、130a:ナット
132a、132b、132c、132d、134a、134b、134c、134d:ねじ付き防振ゴム
136a、138a:貫通孔
140a、142a、144a、146a:スペーサ
148a、150a、156a、158a:ナット
152a、154a:取付孔
160a:ゴムダンパ取付孔
162a:ゴムダンパ
164a:ロッド通し孔
166a、168a:ナット
172a、172b、172c、172d、174a、174b、174c、174d:ねじ付き防振ゴム
200:発電装置
300:発電装置
306:支持フレーム
308:天板
310a、310b、310c、310d:支持ロッド
312:支持板

Claims (3)

  1. スターリングエンジンと、スターリングエンジンを支持する支持台を備える発電装置であって、
    スターリングエンジンが支持ロッドを介して支持台に支持されており、
    支持ロッドの一端が、スターリングエンジンに結合しており、
    支持ロッドの他端が、板ばねと、一対の防振ゴムを介して支持台に結合しており、
    板ばねの中央部に支持ロッドの前記他端が固定されており、
    板ばねの両端部が防振ゴムの上部にそれぞれ固定されており、
    防振ゴムの下部が支持台に固定されている発電装置。
  2. 支持ロッドの前記一端が支持ロッドの下端であって、支持ロッドの前記他端が支持ロッドの上端であって、
    スターリングエンジンが支持ロッドを介して支持台に吊下げられている請求項1の発電装置。
  3. スターリングエンジンの長手方向の重心位置と略一致する位置で、スターリングエンジンと支持ロッドが結合されている請求項1または2の発電装置。
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