JP4770366B2 - 作業機械のブレード - Google Patents

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Description

本発明は、押土用アタッチメントとして作業機械に装着されるブレードに関するものである。
前記ブレードとしては、作業機械に装着される本体ブレードと、この本体ブレードの長手方向の両端部にそれぞれ装着されることにより当該本体ブレードを延長する一対の延長ブレードとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1のブレード装置は、主ブレード(本体ブレード)に形成された取付孔及び延長ブレードに形成された被取付孔を上下に挿抜自在に貫いて両ブレードを連結する取付ピンと、この取付ピン回りに両ブレードが相互に回転するのを防止する回転防止手段とを備え、この回転防止手段によって、延長ブレードが主ブレードを延長する姿勢で当該主ブレードに対し回転不能に保持されるようになっている。
具体的に、前記回転防止手段は、主ブレードの後縁端に対し、延長ブレードの前部又は後部を当接させることにより、主ブレードに対する延長ブレードの前方又は後方への移動(以下、前後動と称す)を規制することにより、前記取付ピン回りの回転を防止するようになっている。
特開2003−239318号公報(特に、0014〜0016段落)
しかしながら、特許文献1のブレード装置では、取付ピンを主ブレード及び延長ブレードに貫通させる際に当該両ブレードの取付孔及び被取付孔同士の位置合わせ(重ね合わせ)を要するところ、取付ピンの挿入前においては、主ブレードと延長ブレードとを前後に当接させることにより取付孔と被取付孔との前後位置を位置合わせすることができるものの、この状態から取付孔及び被取付孔を探しながら両ブレードを左右方向に移動させないことには、取付孔及び被取付孔を上下に重ね合わせることができなかった。
すなわち、特許文献1のブレード装置において取付孔及び被取付孔同士を重ね合わせる際には、まず、回転防止手段により主ブレードと延長ブレードとの前後位置を固定することにより取付孔及び被取付孔の前後位置を合致させた上で、両ブレードを相互に左右にスライドさせて取付孔及び被取付孔の左右位置を調整するという煩雑な作業が必要だった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本体ブレードに対し延長ブレードを容易に装着することができる作業機械のブレードを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、作業機械に装着された状態でその幅方向に延びる作業面が形成された本体ブレードと、この本体ブレードに対し予め設定された延長姿勢で装着される延長ブレードとを有し、この延長ブレードには前記延長姿勢において前記作業面を前記幅方向に延長する延長面が形成された作業機械のブレードであって、前記本体ブレードに設けられ、上下の貫通孔である本体側取付孔が形成された本体側取付部と、延長ブレードに設けられ、前記本体側取付部に対し前記延長姿勢に対応する位置関係とされた状態で前記本体側取付孔と上下に連なる延長側取付孔が形成された延長側取付部と、前記本体側取付孔及び延長側取付孔の双方に挿入されることにより前記本体ブレードと延長ブレードとを着脱自在に連結する取付ピンと、前記本体側取付部及び延長側取付部にそれぞれ設けられ、相互に当接することにより前記本体ブレードと延長ブレードとを前記延長姿勢に対応する位置関係に位置決めする位置決め部とを備え、これら位置決め部は、前記幅方向及び上下方向と直交する前後方向と前記幅方向とについて互いに当接することにより、前記本体側取付孔及び延長側取付孔の位置を上下に合致させるとともに前記本体側取付部と延長側取付部との前記取付ピン回りの回動を規制し、前記位置決め部は、前記本体側取付部及び延長側取付部のうち、一方に設けられた位置決めピンと、他方に設けられた切り欠き部とを備え、前記位置決めピンは上下に延びて形成されているとともに、前記切り欠き部は前記幅方向の片側に開くとともに上下方向に貫通して形成され、前記位置決めピンが切り欠き部に対し前記幅方向に挿入されることにより、本体ブレード及び延長ブレードの前後方向及び幅方向の相対的な移動が規制されるとともに前記本体ブレードと延長ブレードとの前記位置決めピン回りの回動が規制されることを特徴とする作業機械のブレードを提供する。
本発明によれば、本体側取付部及び延長側取付部に設けられた位置決め部をそれぞれ当接させることにより、本体側取付孔及び延長側取付孔の位置を上下に合致させることができるので、これら両取付孔に取付ピンを挿入することにより本体ブレードと延長ブレードとを延長姿勢で容易に装着することができる。
そして、延長姿勢に対応する位置関係とされた本体ブレード及び延長ブレードは、位置決め部同士の当接によって取付ピン回りの回動が規制されるので、取付ピンを挿入した後においても当該両ブレードを延長姿勢で保持することができる。
したがって、本発明によれば、本体ブレードに対し延長ブレードを容易に装着することができる。
また本発明において、前記位置決め部は、前記本体側取付部及び延長側取付部のうち、一方に設けられた位置決めピンと、他方に設けられた切り欠き部とを備え、前記位置決めピンは上下に延びて形成されているとともに、前記切り欠き部は前記幅方向の片側に開くとともに上下方向に貫通して形成され、前記位置決めピンが切り欠き部に対し前記幅方向に挿入されることにより、本体ブレード及び延長ブレードの前後方向及び幅方向の相対的な移動が規制されるとともに前記本体ブレードと延長ブレードとの前記位置決めピン回りの回動が規制するように構成されている
本発明によれば、切り欠き部に位置決めピンを挿入することにより、本体ブレードと延長ブレードとを延長姿勢に対応する前後位置及び幅方向の位置で当たり止めすることができるとともに両ブレードの位置決めピン回りの回動を規制することができるので、切り欠き部に対し位置決めピンを挿入するという簡便な方法で本体側取付孔及び延長側取付孔の位置関係を上下に合致させることができる。
前記作業機械のブレードにおいて、前記位置決め部は、前記本体側取付部及び延長側取付部にそれぞれ設けられ、位置決めピンを切り欠き部に挿入することにより前後方向又は幅方向に相互に当接する回転規制部を備え、これら回転規制部が相互に当接することにより本体ブレードと延長ブレードとの前記位置決めピン回りの回動が規制されることが好ましい。
この構成によれば、位置決めピンを切り欠き部に挿入して本体側取付部及び延長側取付部にそれぞれ設けられた回転規制部を当接させることにより、本体側取付部及び延長側取付部の位置決めピン回りの回転を規制することができる。
また、本体ブレードと延長ブレードとの回り止めのために、前記位置決めピン及び切り欠き部を、前記本体ブレードと延長ブレードとの位置決めピン回りの回動を規制するように、互いに嵌合する断面形状にそれぞれ形成することもできる。
この構成によれば、位置決めピンと切り欠き部とを嵌合させることにより、本体ブレード及び延長ブレードの回り止めを行うことができる。
さらに、前記延長ブレードは、取付ピンを前記本体側取付孔及び延長側取付孔に挿入することにより、前記延長面が作業面の背面側に格納される格納姿勢で本体ブレードに装着自在とされており、前記本体側取付部及び延長側取付部にそれぞれ設けられ、相互に当接することにより前記本体ブレードと延長ブレードとを前記格納姿勢に対応する位置関係に位置決めする第二位置決め部をさらに備え、この第二位置決め部は、前記位置決めピンと、前記他方の取付部に設けられた第二切り欠き部とを備え、前記第二切り欠き部は、前後方向の片側に開くとともに上下方向に貫通して形成され、前記位置決めピンが第二切り欠き部に対し前後方向に挿入されることにより、前記本体側取付孔及び延長側取付孔の位置を上下に合致させるとともに前記本体側取付部と延長側取付部との前記取付ピン回りの回動を規制するように構成することができる。
この構成によれば、第二切り欠き部に位置決めピンを挿入することにより、本体ブレードと延長ブレードとを格納姿勢に対応する前後位置及び幅方向の位置で当たり止めして本体側取付孔及び延長側取付孔の位置を上下に合致させることができるので、この状態で本体側取付孔及び延長側取付孔に取付ピンを挿入することにより本体ブレードに対し延長ブレードを格納姿勢で装着することができる。
そして、格納姿勢に対応する位置関係とされた本体ブレード及び延長ブレードは、第二切り欠き部に位置決めピンを挿入することにより取付ピン回りの回動が規制されるので、取付ピンを挿入した後においても当該両ブレードを延長姿勢で保持することができる。
さらに、この格納姿勢では、延長面を作業面の背面側に格納することができるので、作業面の延長を要しないときであっても、延長ブレードを格納姿勢として本体ブレードにコンパクトに装着しておくことができる。
前記作業機械のブレードにおいて、前記位置決めピン及び第二切り欠き部は、前記本体ブレードと延長ブレードとの位置決めピン回りの回動を規制するように、互いに嵌合する断面形状にそれぞれ形成されていることが好ましい。
この構成によれば、位置決めピンと切り欠き部とを嵌合させることにより、本体ブレード及び延長ブレードの回り止めを行うことができる。
さらに、前記延長姿勢及び格納姿勢とされた状態において、前記本体側取付部及び延長側取付部は、その一方が他方の上面の少なくとも一部を被覆するように構成するようになっており、前記一方の取付部に前記位置決めピンが設けられている一方、前記他方の取付部には前記一方の取付部による被覆範囲内に前記切り欠き部及び第二切り欠き部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、位置決めピンと切り欠き部及び第二切り欠き部との当接箇所を、延長姿勢及び格納姿勢とされたときに被覆される範囲内に収めることにより、作業機械の作業中に位置決めピンと切り欠き部及び第二切り欠き部との当接箇所に土砂等が堆積するのを抑制することができるので、作業後に本体ブレードと延長ブレードとの位置決めを再度行う際に、当該両ブレード間に土砂等が挟まるのを抑制して位置決めを確実に行うことができる。
前記切り欠き部及び第二切り欠き部は、前記位置決めピンの挿入方向に向けて先窄まりとなる平面形状とされていることが特に好ましい。
この構成によれば、切り欠き部及び第二切り欠き部の開口端を広く形成して位置決めピンを挿入し易くするだけでなく、これら切り欠き部の先窄まりとなる内側面に沿って位置決めピンを摺動させる(誘い込む)ことにより本体側取付孔と延長側取付孔とを容易に位置決めすることができる。
本発明によれば、本体ブレードに対し延長ブレードを容易に装着することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る油圧ショベルを示す、(a)は側面図、(b)は底面図である。図2は、図1の下部走行体の要部を示す斜視図である。
図1及び図2を参照して、作業機械の一例としての油圧ショベル1は、下部走行体2と、この下部走行体2上に旋回自在に搭載される上部旋回体3と、この上部旋回体3に起伏自在に装備され、先端にバケット4aが装着されたアタッチメント4とを備えている。
下部走行体2は、上部旋回体3が搭載されるメインフレーム5と、このメインフレーム5の両側に配置された一対のクローラ6と、これらクローラ6同士を接離させる油圧シリンダ7とを備えている。なお、以下の説明では、クローラ6同士が対向する方向(油圧ショベル1の幅方向)を左右方向とし、クローラ6の長手方向を前後方向として説明する。
クローラ6は、前後に対をなす従動輪8及び駆動輪9と、これら両輪8及び9の間に配設された複数の下転輪10と、これら各輪8〜10をそれぞれ左右軸回りに回転自在に支持する左右一対のクローラフレーム11a及び11bと、前記各輪8〜10に巻回されるクローラベルト12とを備え、駆動輪9の回転駆動に応じてクローラベルト12を回転させることにより前後方向へ移動することが可能とされている。
そして、クローラフレーム11aと11bとの間には、前記メインフレーム5を貫通して油圧シリンダ7が設けられ、この油圧シリンダ7のロッド7aが左右方向に伸縮することよってクローラフレーム11a及び11b同士が左右方向に接離するようになっている。
メインフレーム5は、前記上部旋回体3が搭載されるフレーム本体14と、このフレーム本体14から後方へ延びる左右一対のアーム15a及び15bと、これらアーム15a及び15bの先端部に掛け渡されたブレード16と、このブレード16を昇降させる昇降シリンダ17とを備えている。
アーム15a及び15bは、左右軸J1(図1参照)回りに揺動自在となるように前記フレーム本体14に片持ち状に支持されている。また、アーム15a及び15bの途中部にはステー18が掛け渡され、このステー18とフレーム本体14との間で昇降シリンダ17のロッド17aが伸縮することにより前記左右軸J1回りに各アーム15a及び15bの先端部が昇降するようになっている。
以下、図2及び図3を参照して、ブレード16について説明する。図3は、図2のブレード16の要部を拡大して示す斜視図である。
ブレード16は、前記各アーム15a及び15bの先端部に装着された本体ブレード19と、この本体ブレード19の左右両端部に着脱自在とされた延長ブレード20a及び延長ブレード20b(図1(b)参照)と、これら本体ブレード19と延長ブレード20a、20bとを連結する取付ピン21とを備えている。
本体ブレード19は、左右方向に延びる排土板22と、この排土板22からフレーム本体14側(図では前方)へ延びる左右一対の本体側取付部23及び本体側取付部24とを備え、前記排土板22の前面が各アーム15a、15bの先端部に固定されている。
排土板22は、外方(図では後方)へ開く湾曲側面形状とされており、その後面が排土用の作業面22aとされている。
本体側取付部23はアーム15aの右側の範囲に、本体側取付部24はアーム15bの左側の範囲にそれぞれ形成されている。
本体側取付部23は、上下一対の取付板23a及び取付板23bを備えている。
本体側取付部24は、取付板24a及び取付板24bを備えている。なお、本体側取付部23と本体側取付部24とは、左右対称の形態とされているので、以下本体側取付部23についてのみ説明する。
図3に詳しく示すように、前記取付板23aには、本体側取付孔25aと、切り欠き部26aと、第二切り欠き部27aが形成されている。
一方、取付板23bには、本体側取付孔25bと、切り欠き部26bと、第二切り欠き部27bが形成されている。
本体側取付孔25a、25bは、それぞれ取付板23a、23bを上下に貫く円形の孔であり、平面視で互いに重なり合うように取付板23a、23bに配置されている。これら本体側取付孔25a、25bは、後述する取付ピン21の小径部21aを挿通可能な直径寸法とされている。
切り欠き部26a、26bは、それぞれ取付板23a、23bを上下方向に貫通するとともに左方向に開く平面視でU字型の溝であり、平面視で互いに重なり合うように取付板23a、23bに配置されている。
第二切り欠き部27a、27bは、それぞれ取付板23a、23bを上下方向に貫通するとともに前方に開く平面視でU字型の溝であり、平面視で互いに重なり合うように取付板23a、23bに配置されている。
一方、延長ブレード20a、20bは、その表面が延長面28aとされた延長板28と、この延長板28から延長面28aの背面側へ延びる延長側取付部29とをそれぞれ備え、予め設定された延長姿勢(図4の(a)の姿勢)と格納姿勢(図4の(b)の姿勢)とで前記本体ブレード19の左右端部に着脱できるようになっている。なお、延長ブレード20a、20bは、それぞれ左右対称の形態とされているので、以下右側の延長ブレード20aについてのみ説明する。
延長板28は、前記排土板22に対応する湾曲側面形状を有している。すなわち、延長板28は、本体ブレード19に対し図4の(a)に示す延長姿勢で装着された場合に、その延長面28aが前記排土板22の作業面22aと面一となる側面形状とされている。
さらに、延長板28は、本体ブレード19に対し延長姿勢で装着された場合に、その側面28bが前記排土板22の側面22bと当接するようになっている。すなわち、本実施形態では延長板28の側面28bと排土板22の側面22bとが回転規制部の一例を構成している。
一方、延長板28は、本体ブレード19に対し図4の(b)に示す格納姿勢で装着された場合に、前記側面28bと反対側の側面28cがアーム15aの外側面15cに当接するようになっている。これにより、格納姿勢に対応する位置関係とされた本体ブレード19と延長ブレード20aとの後述する位置決めピン32回りの回動が規制される。
再び図3を参照して、延長側取付部29は、それぞれ上下一対の取付板30及び取付板31と、これら取付板30、31を上下に貫く位置決めピン32とを備えている。
取付板30、31は、それぞれの間で前記本体側取付部23又は24を挟むことができる上下寸法だけ離間して形成されている。そして、取付板30は、延長姿勢で本体ブレード19に装着された場合に、図4の(a)に示すように本体ブレード19の取付板23aの右縁部を被覆する一方、前記格納姿勢で本体ブレード19に装着された場合に、図4の(b)に示すように本体ブレード19の取付板23aの後縁部を被覆するようになっており、この被覆範囲内に前記切り欠き部26a及び第二切り欠き部27aが形成されている。したがって、延長姿勢又は格納姿勢とされている状態において、位置決めピン32と切り欠き部26a又は第二切り欠き部27aとの係合部分に土砂等が堆積するのを抑制することができる。
さらに、取付板30は、本体ブレード19に対し延長姿勢で装着された場合に、その側面30aが前記排土板22の前面22cと当接するようになっている。
すなわち、本実施形態では取付板30の側面30aと排土板22の前面22cとが回転規制部の一例を構成している。
図3を参照して、取付板30、31には、上下に貫通する円形の延長側取付孔33及び延長側取付孔34がそれぞれ形成されている。
延長側取付孔33は、取付板30の上方に開口するざぐり部33aと、このざぐり部33aと同心に形成された挿通部33bとを備え、前記ざぐり部33aが後述する取付ピン21の大径部21bを挿通可能な直径寸法に設定されている一方、前記挿通部33bが取付ピン21の小径部21aを挿通可能な直径寸法に設定されている。つまり、延長側取付孔33は、大径部21bを下方へ抜け止め状態として取付ピン21を上方から受け入れることが可能とされている。
延長側取付孔34は、前記挿通部33bと略同一の直径寸法に設定されている。
そして、これら延長側取付孔33の挿通部33bと延長側取付孔34は、平面視で互いに重なり合う位置に形成されている。
位置決めピン32は、取付板30、31に固定された円柱状の部材である。この位置決めピン32は、前記切り欠き部26a及び26b(以下、切り欠き部26と総称する)に対し右側から挿入可能で、かつ、第二切り欠き部27a及び27b(以下、第二切り欠き部27と総称する)に対し前方から挿入可能な直径寸法に設定されている。
ここで、位置決めピン32に対する延長側取付孔33及び34の位置関係と、切り欠き部26又は第二切り欠き部27に対する本体側取付孔25a及び25b(以下、本体側取付孔25と総称する)の位置関係について説明する。
図3の矢印Y1に示すように、延長面28aを後方へ向けた上で位置決めピン32を切り欠き部26に対し右側から挿入した場合、当該位置決めピン32が切り欠き部26の内側面に当接することにより当該位置決めピン32の左方向及び前後方向への移動が規制される。この状態において、本体側取付孔25と延長側取付孔33、34とは、上下に重ね合わされるように配置されている。
一方、図3の矢印Y2に示すように、延長面28aを前方へ向けた上で位置決めピン32を第二切り欠き部27に対し前方から挿入した場合、当該位置決めピン32が第二切り欠き部27の内側面に当接することにより当該位置決めピン32の後方及び左右方向への移動が規制される。この状態において、本体側取付孔25と延長側取付孔33、34とは、上下に重ね合わされるように配置されている。
このように、位置決めピン32と、切り欠き部26又は第二切り欠き部27の内側面とが当接することにより、本体ブレード19と延長ブレード20aとの前後位置及び左右位置が規制される。すなわち、本実施形態では、位置決めピン32と切り欠き部26とが位置決め部の一例を構成し、位置決めピン32と第二切り欠き部27の内側面とが位置決め部の一例を構成している。
取付ピン21は、小径部21aと大径部21bとが同心に連結された棒状部材であり、大径部21bに固定されたハンドル部21cを備えている。
以下、図3及び図4を参照して、延長ブレード20の装着方法について説明する。なお、以下の説明では、本体ブレード19の右側に装着される延長ブレード20aの装着方法について説明する。
図4は、図2のブレード16の要部を拡大して示す斜視図であり、(a)は延長ブレード20aを延長姿勢で本体ブレード19に装着した状態、(b)は延長ブレード20aを格納姿勢で本体ブレード19に装着した状態をそれぞれ示している。
本体ブレード19の作業面22aを延長ブレード20aによって延長させる場合には、まず、図3の矢印Y1に示すように、延長面28aを後方へ向けた上で延長ブレード20aの位置決めピン32を切り欠き部26に対し右側から挿入する。
これにより、図4の(a)に示すように、位置決めピン32の外周面と切り欠き部26の内側面とが当接して、本体ブレード19に対する位置決めピン32の左側への移動及び前後方向への移動が規制されるので、本体ブレード19に対し延長ブレード20aを延長姿勢に対応する前後位置及び左方位置に位置決めすることができ、本体側取付孔25と延長側取付孔33及び34とを容易に位置合わせすることができる。さらに、この状態においては、排土板22の側面22bと延長板28の側面28bとが当接するとともに取付板30の側面30aと排土板22の後面22bとが当接することにより本体ブレード19と延長ブレード20aとの位置決めピン32回りの回転が規制されているため、本体側取付孔25及び延長側取付孔33、34が上下に連なって配置される。
次いで、図3の矢印Y3に示すように、取付ピン21を本体側取付孔25及び延長側取付孔33及び34に対し上方から挿入して、図4の(a)に示すように、本体ブレード19と延長ブレード20aとを延長姿勢で連結する。
この延長姿勢においては、位置決めピン32と切り欠き部26の内側面との係合によって、本体ブレード19に対する延長ブレード20aの前後動が規制されるため、当該延長ブレード20aが取付ピン21回りに回動不能とされる。
一方、延長ブレード20aによる本体ブレード19の延長が不要の場合には、当該延長ブレード20aを作業面22aの背面側へ格納した(本体ブレード19の左右寸法の内側に格納した)格納姿勢として本体ブレード19に装着することができる。
この場合には、まず、図3の矢印Y2に示すように、延長面28aを前方へ向けた上で位置決めピン32を前方から第二切り欠き部27に挿入する。
これにより、図4の(b)に示すように、位置決めピン32の外周面と第二切り欠き部27の内側面とが当接して、本体ブレード19に対する位置決めピン32の後方への移動及び左右方向への移動が規制されるので、本体ブレード19に対し延長ブレード20aを格納姿勢に対応する後方位置及び左右位置に位置決めすることができる。さらに、この状態においては、延長板28の側面28cとアーム15aの外側面15cとが当接することにより本体ブレード19と延長ブレード20aとの位置決めピン32回りの回転が規制されているため、本体側取付孔25及び延長側取付孔33、34が上下に連なって配置される。
次いで、図3の矢印Y3に示すように、取付ピン21を本体側取付孔25及び延長側取付孔33、34に対し上方から挿入して、図4の(b)に示すように、本体ブレード19と延長ブレード20aとを格納姿勢で連結する。
この格納姿勢においては、位置決めピン32と第二切り欠き部27との係合によって、本体ブレード19に対する延長ブレード20aの左右方向への移動が規制されているため、当該延長ブレード20aが取付ピン21回りに回動不能とされる。
以上説明したように、油圧ショベル1によれば、位置決めピン32を切り欠き部26に挿入することによって本体側取付孔25及び延長側取付孔33、34の位置を上下に合致させることができるので、これら取付孔25、33、34に取付ピン21を挿入することにより本体ブレード19と延長ブレード20a、20bとを延長姿勢で容易に装着することができる。
そして、延長姿勢に対応する位置関係とされた本体ブレード19及び延長ブレード20a、20bは、位置決めピン32と切り欠き部26の内側面との当接によって取付ピン21回りの回転が規制されるので、取付ピン21を挿入した後においてもこれらのブレード19、20a、20bを延長姿勢で保持することができる。
したがって、油圧ショベル1によれば、本体ブレード19に対し延長ブレード20a、20bを容易に装着することができる。
また、前記実施形態によれば、位置決めピン32を切り欠き部26に挿入して、排土板22の側面22bと延長板28bの側面とを当接させるとともに排土板22の前面22cと取付板30の側面30aとを当接させることにより、本体側取付部23、24及び延長側取付部29の位置決めピン32回りの回転を規制することができる。
さらに、前記実施形態によれば、第二切り欠き部27に位置決めピン32を挿入することにより、本体ブレード19と延長ブレード20a、20bとを格納姿勢に対応する前後位置及び幅方向の位置で当たり止めして本体側取付孔25及び延長側取付以降33、34の位置を上下に合致させることができるので、この状態で本体側取付孔25及び延長側取付孔33、34に取付ピン21を挿入することにより本体ブレード19に対し延長ブレード20a、20bを格納姿勢で装着することができる。
そして、格納姿勢に対応する位置関係とされた本体ブレード19及び延長ブレード20aは、第二切り欠き部27に位置決めピン32を挿入することにより、取付ピン21回りの回動が規制されるので、取付ピン21を挿入した後においても当該両ブレードを延長姿勢で保持することができる。
さらに、この格納姿勢では、延長面28aを作業面22aの背面側(前方)に格納することができるので、作業面22aの延長を要しないときであっても、延長ブレード20a、20bを格納姿勢として本体ブレード19にコンパクトに装着しておくことができる。
なお、前記実施形態では、円柱状の位置決めピン32及びU字型の切り欠き部26及び第二切り欠き部27について説明しているが、図5に示すように、位置決めピン36を四角柱状に形成するとともに、切り欠き部37及び第二切り欠き部38を位置決めピン36の断面形状に対応する開口形状とすることもできる。
この実施形態では、位置決めピン36は、延長姿勢又は格納姿勢とされた状態において、4つの側面36aがそれぞれ前後方向又は左右方向に沿って配置されるように、延長側取付部29に形成されている。
一方、切り欠き部37及び第二切り欠き部38は、前記位置決めピン36の4つの側面36aのうちの3つの側面と当接可能となる平面視コの字型に配置された内側面37a及び内側面38aを有している。
この実施形態においては、切り欠き部37又は第二切り欠き部38に位置決めピン36を挿入することにより、各側面36aと内側面37a又は内側面38aとが嵌合して、位置決めピン36の左右方向及び前後方向への移動を規制することができるだけでなく、位置決めピン36回りの延長ブレード20a、20b自体の回転を抑制することもできる。
なお、この実施形態では、位置決めピン36と切り欠き部37又は第二切り欠き部38によって両ブレード19、20a、20bの回転を規制することができるので、排土板22の側面22bと延長板28の側面28bとの当接、取付板30の側面30aと排土板22の前面22cとの当接、及び延長板28の側面28cとアーム15aの外側面15cとの当接を省略することもできる。
さらに、前記実施形態では、位置決めピン36の各側面36aを前後又は左右方向に沿って配置しているが、図6に示すように、各側面39aが前後及び左右方向にそれぞれ交差するように位置決めピン39を配置することもできる。
具体的に、図6に示す実施形態では、位置決めピン39は、略正方形の断面形状とされているとともに、その対角線がそれぞれ左右又は前後方向に沿うように配置されている。
これに伴い、切り欠き部40は、位置決めピン39の対角線に対応する幅寸法で左右方向の一方向(図6では左方)に開口するとともに、位置決めピン39の挿入方向(左方)に向けて先窄まりの内側面40aを有する開口形状(位置決めピン39の角部に係合する形状)とされている。
同様に、第二切り欠き部41は、位置決めピン39の対角線に対応する幅寸法で前方に開口するとともに、位置決めピン39の挿入方向(後方)に向けて先窄まりの内側面41aを有する開口形状とされている。
この実施形態においても、切り欠き部40又は第二切り欠き部41に位置決めピン39を挿入することにより各側面39aと内側面40a及び41aとが嵌合するため、位置決めピン39の左右方向及び前後方向への移動を規制しながら、延長ブレード20a、20bが位置決めピン39回りに回転するのを抑止することができる。
さらに、この実施形態によれば、切り欠き部40又は第二切り欠き部41の開口端を広く形成(断面正方形の対角線に対応して広く形成)して位置決めピン39を挿入し易くするだけでなく、これら切り欠き部40及び41の先窄まりとなる内側面40a及び41aに沿って位置決めピン39を摺動させる(誘い込む)ことにより本体側取付孔25と延長側取付孔33及び34とを容易に位置決めすることができる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルを示す、(a)は側面図、(b)は底面図である。 図1の下部走行体の要部を示す斜視図である。 図2のブレードの要部を拡大して示す斜視図である。 図2のブレードの要部を拡大して示す斜視図であり、(a)は延長ブレードを延長姿勢で本体ブレードに装着した状態、(b)は延長ブレードを格納姿勢で本体ブレードに装着した状態をそれぞれ示している。 別の実施形態に係るブレードの要部を拡大して示す斜視図であり、(a)は延長ブレードを延長姿勢で本体ブレードに装着した状態、(b)は延長ブレードを格納姿勢で本体ブレードに装着した状態をそれぞれ示している。 さらに別の実施形態に係るブレードの要部を拡大して示す斜視図であり、(a)は延長ブレードを延長姿勢で本体ブレードに装着した状態、(b)は延長ブレードを格納姿勢で本体ブレードに装着した状態をそれぞれ示している。
1 油圧ショベル
16 ブレード
19 本体ブレード
20a、20b 延長ブレード
21 取付ピン
22a 作業面
23、24 本体側取付部
25a、25b 本体側取付孔
26a、26b 切り欠き部
27a、27b 第二切り欠き部
28a 延長面
29 延長側取付部
32 位置決めピン
33、34 延長側取付孔
36 位置決めピン
37 切り欠き部
38 第二切り欠き部
39 位置決めピン
40 切り欠き部
41 第二切り欠き部

Claims (7)

  1. 作業機械に装着された状態でその幅方向に延びる作業面が形成された本体ブレードと、この本体ブレードに対し予め設定された延長姿勢で装着される延長ブレードとを有し、この延長ブレードには前記延長姿勢において前記作業面を前記幅方向に延長する延長面が形成された作業機械のブレードであって、
    前記本体ブレードに設けられ、上下の貫通孔である本体側取付孔が形成された本体側取付部と、
    延長ブレードに設けられ、前記本体側取付部に対し前記延長姿勢に対応する位置関係とされた状態で前記本体側取付孔と上下に連なる延長側取付孔が形成された延長側取付部と、
    前記本体側取付孔及び延長側取付孔の双方に挿入されることにより前記本体ブレードと延長ブレードとを着脱自在に連結する取付ピンと、
    前記本体側取付部及び延長側取付部にそれぞれ設けられ、相互に当接することにより前記本体ブレードと延長ブレードとを前記延長姿勢に対応する位置関係に位置決めする位置決め部とを備え、
    これら位置決め部は、前記幅方向及び上下方向と直交する前後方向と前記幅方向とについて互いに当接することにより、前記本体側取付孔及び延長側取付孔の位置を上下に合致させるとともに前記本体側取付部と延長側取付部との前記取付ピン回りの回動を規制し、
    前記位置決め部は、前記本体側取付部及び延長側取付部のうち、一方に設けられた位置決めピンと、他方に設けられた切り欠き部とを備え、前記位置決めピンは上下に延びて形成されているとともに、前記切り欠き部は前記幅方向の片側に開くとともに上下方向に貫通して形成され、前記位置決めピンが切り欠き部に対し前記幅方向に挿入されることにより、本体ブレード及び延長ブレードの前後方向及び幅方向の相対的な移動が規制されるとともに前記本体ブレードと延長ブレードとの前記位置決めピン回りの回動が規制されることを特徴とする作業機械のブレード。
  2. 前記位置決め部は、前記本体側取付部及び延長側取付部にそれぞれ設けられ、位置決めピンを切り欠き部に挿入することにより前後方向又は幅方向に相互に当接する回転規制部を備え、これら回転規制部が相互に当接することにより本体ブレードと延長ブレードとの前記位置決めピン回りの回動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の作業機械のブレード。
  3. 前記位置決めピン及び切り欠き部は、前記本体ブレードと延長ブレードとの位置決めピン回りの回動を規制するように、互いに嵌合する断面形状にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械のブレード。
  4. 前記延長ブレードは、取付ピンを前記本体側取付孔及び延長側取付孔に挿入することにより、前記延長面が作業面の背面側に格納される格納姿勢で本体ブレードに装着自在とされており、前記本体側取付部及び延長側取付部にそれぞれ設けられ、相互に当接することにより前記本体ブレードと延長ブレードとを前記格納姿勢に対応する位置関係に位置決めする第二位置決め部をさらに備え、この第二位置決め部は、前記位置決めピンと、前記他方の取付部に設けられた第二切り欠き部とを備え、前記第二切り欠き部は、前後方向の片側に開くとともに上下方向に貫通して形成され、前記位置決めピンが第二切り欠き部に対し前後方向に挿入されることにより、前記本体側取付孔及び延長側取付孔の位置を上下に合致させるとともに前記本体側取付部と延長側取付部との前記取付ピン回りの回動を規制することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の作業機械のブレード。
  5. 前記位置決めピン及び第二切り欠き部は、前記本体ブレードと延長ブレードとの位置決めピン回りの回動を規制するように、互いに嵌合する断面形状にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項4に記載の作業機械のブレード。
  6. 前記延長姿勢及び格納姿勢とされた状態において、前記本体側取付部及び延長側取付部は、その一方が他方の上面の少なくとも一部を被覆するように構成するようになっており、前記一方の取付部に前記位置決めピンが設けられている一方、前記他方の取付部には前記一方の取付部による被覆範囲内に前記切り欠き部及び第二切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の作業機械のブレード。
  7. 前記切り欠き部及び第二切り欠き部は、前記位置決めピンの挿入方向に向けて先窄まりとなる平面形状とされていることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の作業機械のブレード。
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