JP4784432B2 - 多足歩行ロボット - Google Patents
多足歩行ロボット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4784432B2 JP4784432B2 JP2006214633A JP2006214633A JP4784432B2 JP 4784432 B2 JP4784432 B2 JP 4784432B2 JP 2006214633 A JP2006214633 A JP 2006214633A JP 2006214633 A JP2006214633 A JP 2006214633A JP 4784432 B2 JP4784432 B2 JP 4784432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- command value
- joint
- control command
- actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Description
また、この歩行ロボットは、複数の加速度センサ及び複数のジャイロセンサを有しており、それらのセンサの検出値と脚部の関節の角度に基づいて、脚部の足平に作用する床反力の作用点の位置を算出する。算出した床反力作用点の位置に応じて、各脚部の各アクチュエータを駆動することで、安定して歩行をすることができるとされている。
特許文献1の歩行ロボットでは、二足歩行時等の運動時において、加速度センサ及びジャイロセンサの検出値と脚部の関節の角度から足平に作用する床反力の作用点位置を算出し、算出した床反力作用点に基づいて脚部の各関節を駆動することで安定した運動を実現する。したがって、算出される床反力作用点の位置は歩行ロボットの進行方向に関する位置であり、その算出された床反力作用点の位置に応じて駆動される足平の関節(足首の関節)の駆動方向も歩行ロボットの進行方向であった。このため、歩行ロボットの脚部が床面上の障害物に乗り上げて歩行ロボットの進行方向から見て左右に傾いても、算出される床反力作用点の位置は変化せず、これによって足平の関節が駆動されることもない。したがって、特許文献1の歩行ロボットでも、歩行ロボットが進行方向から見て左右に傾く場合には、足平の関節を駆動するアクチュエータが高いトルクで長時間、駆動されてしまうこととなる。
また、本発明の別の形態の歩行ロボットは、胴体部と、胴体部に取付けられた複数の脚部と、各脚部を制御する制御装置とを有している。複数の脚部には、胴体部の進行方向から見て左右方向に対称に配置された第1脚部と第2脚部が少なくとも含まれている。第1脚部は、足平と、足平を胴体部の進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第1の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって第1の関節を駆動する第1のアクチュエータとを備えており、第2脚部は、足平と、足平を胴体部の進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第2の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって第2の関節を駆動する第2のアクチュエータとを備えている。制御装置は、所定周期で各関節の目標角度を算出する角度算出部と、各関節の角度が目標角度となるように各アクチュエータを制御する制御指令値を各アクチュエータに出力する制御指令値出力部であって、少なくとも、歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合に、第1のアクチュエータのトルクを制御する制御指令値を第1のアクチュエータに出力するとともに第2のアクチュエータのトルクを制御する制御指令値を第2のアクチュエータに出力する制御指令値出力部と、第1のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値の絶対値と、第2のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値の絶対値との差を算出する指令値差算出部と、歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合に、指令値差算出部が算出した前回の周期の制御指令値の絶対値の差が閾値以上であるときは、角度算出部が算出した第1の関節の目標角度と第2の関節の目標角度の少なくとも一方を補正する補正部を備えている。制御指令値出力部は、補正部が目標角度を補正した関節のアクチュエータに対して補正部が補正した目標角度にしたがって制御指令値を出力し、補正部が目標角度を補正しなかった関節のアクチュエータに対して角度算出部が算出した目標角度にしたがって制御指令値を出力する。
これらの歩行ロボットでは、制御装置の指令値差算出部が、第1のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値と、第2のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値との差を算出する。歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合には、補正部が、指令値差算出部が算出した制御指令値の差が閾値以上であるか否かを判定する。通常、歩行ロボットが歩行をせず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合、制御装置は第1のアクチュエータと第2のアクチュエータを略同等のトルクで駆動する。したがって、制御装置が第1のアクチュエータに出力する制御指令値と第2のアクチュエータに出力する制御指令値は略同等の大きさとなる。一方、第1脚部の足平と第2脚部の足平の少なくとも一方が障害物等に乗り上げ、ロボットが左右に傾いていると、床反力によって各足平にモーメントが作用する。このとき、ロボットが左右に傾いているので、各足平にはそれぞれ異なるモーメントが作用する。制御装置は、第1の関節及び第2の関節を目標角度に制御するため、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータをモーメントを打ち消す方向に駆動させるので、第1のアクチュエータに出力する制御指令値と第2のアクチュエータに出力する制御指令値の差が大きくなる。したがって、補正部が制御指令値の差が閾値以上であるか否かを判定することで、歩行ロボットの足平が正常に接地しているか否かを好適に判定することができる。
制御指令値の差が閾値以上である場合には、補正部が第1の関節と第2の関節の少なくとも一方の目標角度を補正する。そして、制御指令値出力部が、目標角度を補正された関節のアクチュエータに対して補正された目標角度にしたがって制御指令値を出力する。すると、それに応じて足平の角度が変更される。したがって、目標角度を補正された関節のアクチュエータが高いトルクで長時間駆動されることが防止される。
このように第1の関節と第2の関節の少なくとも一方の目標角度を補正することで、目標角度を補正された関節のアクチュエータが、高いトルクで駆動されることが防止される。
このような構成によると、第1の関節と第2の関節の少なくとも一方の目標角度を補正しても制御指令値の差が閾値以下とならない場合(すなわち、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの少なくとも一方が高いトルクで駆動している場合)には、補正部は記憶部が記憶している前回の周期の補正角度より一定角度大きい補正角度で目標角度を補正する。これによって、制御指令値の差が閾値以下となるまで、徐々に目標角度の補正角度が大きくされる。したがって、関節の角度を好適な角度に補正することができる。
このような構成によれば、関節の角度が最大補正角度以上に補正されないので、足平が障害物等から滑り落ちることが防止される。
この歩行ロボットは、胴体部と、胴体部に取付けられた複数の脚部と、各脚部を制御する制御装置とを有し、制御装置から出力された制御指令値に基づいて各脚部を駆動する。複数の脚部には、第1脚部と第2脚部が少なくとも含まれており、第1脚部は、第1の関節と、第1の関節を駆動する第1のアクチュエータとを備えており、第2脚部は、第1脚部の第1の関節に対応する第2の関節と、第2の関節を駆動する第2のアクチュエータとを備えており、制御装置は、所定周期で各関節の目標角度を算出する角度算出部と、第1のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値と、第2のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値との差を算出する指令値差算出部と、歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合に、指令値差算出部が算出した前回の周期の制御指令値の差が閾値以上であるときは、角度算出部が算出した第1の関節の目標角度と第2の関節の目標角度の少なくとも一方を補正する補正部と、補正部が目標角度を補正した関節のアクチュエータに対して補正部が補正した目標角度にしたがって制御指令値を出力し、補正部が目標角度を補正しなかった関節のアクチュエータに対して角度算出部が算出した目標角度にしたがって制御指令値を出力する制御指令値出力部とを備えていることを特徴とする。
この歩行ロボットによれば、脚部が正常に接地していない場合に、第1の関節と第2の関節の少なくとも一方の目標角度が補正されるので、目標角度を補正された関節のアクチュエータが高いトルクで長時間駆動されることが防止される。
(形態1)歩行ロボットは、ボディと、右脚部と、左脚部と、各脚部を制御する制御装置を有しており、制御装置から出力された制御指令値に基づいて各脚部を駆動することで歩行する。
(形態2)第1脚部は、足平と、足平をボディの進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第1の関節を含む複数の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって各関節を駆動する複数のアクチュエータを備えており、複数のアクチュエータは第1の関節を駆動する第1のアクチュエータを含んでいる。
(形態3)第2脚部は、足平と、足平をボディの進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第2の関節を含む複数の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって各関節を駆動する複数のアクチュエータを備えており、複数のアクチュエータは第2の関節を駆動する第2のアクチュエータを含んでいる。
(形態4)制御装置は、角度算出部と、制御状態判定部と、指令値差算出部と、角度補正部と、補正角度記憶部と、制御指令値出力部とを備えている。
(形態5)角度算出部は、歩行ロボットに実行させる動作に基づいて、各関節の目標角度を所定周期で算出する。
(形態6)制御状態判定部は、歩行ロボットに実行させる動作に基づいて、右脚部と左脚部が接地した状態が所定時間以上継続するか否かを判定する。
(形態7)指令値差算出部は、第1のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値と、第2のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値との差を算出する。
(形態8)角度補正部は、制御状態判定部が右脚部と左脚部が接地した状態が所定時間以上継続すると判定した場合に、指令値差算出部が算出した前回の周期の制御指令値の差が閾値以上であるときは、角度算出部が算出した第1の関節及び第2の関節の目標角度を補正する。
(形態9)補正角度記憶部は、角度補正部による第1の関節及び第2の関節の目標角度の補正角度を記憶する。
(形態10)制御指令値出力部は、角度補正部が目標角度を補正したときには、角度補正部が補正した目標角度にしたがって第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータに制御指令値を出力し、角度補正部が目標角度を補正しなかったときには、角度算出部が算出した目標角度にしたがって第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータに制御指令値を出力する。
(形態11)角度補正部は、角度算出部が算出した第1の関節及び第2の関節の目標角度を、その関節の前回の周期の制御指令値が関節を駆動する方向と逆方向に所定の角度だけ補正する。
(形態12)角度補正部は、補正角度記憶部が前回の周期の補正角度を記憶しているときに、補正角度記憶部が記憶している前回の周期の補正角度より一定角度大きい補正角度だけ目標角度を補正する。
(形態13)角度補正部は、角度補正部が記憶している前回の周期の補正角度が最大補正角度以上となる場合には、目標角度を最大補正角度だけ補正する。
同様に、関節22は、制御装置30から入力される制御指令値によって関節22の角度を変更するモータ22aを備えており、そのモータ22aには関節22の角度θ22を検出して制御装置30に入力するエンコーダ22bが設置されている。
同様に、関節24は、制御装置30から入力される制御指令値によって関節24の角度を変更するモータ24aを備えており、そのモータ24aには関節24の角度θ24を検出して制御装置30に入力するエンコーダ24bが設置されている。
同様に、関節26は、制御装置30から入力される制御指令値によって関節26の角度を変更するモータ26aを備えており、そのモータ26aには関節26の角度θ26を検出して制御装置30に入力するエンコーダ26bが設置されている。
関節20は、足平15cを下腿部15bに対して回転軸20c周りに回転させる。エンコーダ20bは、関節20の回転軸20c周りの角度θ20を検出する。
また、関節22は、足平15cを下腿部15bに対して回転軸22c周りに回転させる。エンコーダ22bは、関節22の回転軸22c周りの角度θ22を検出する。
また、関節24は、足平16cを下腿部16bに対して回転軸24c周りに回転させる。エンコーダ24bは、関節24の回転軸24c周りの角度θ24を検出する。
また、関節26は、足平16cを下腿部16bに対して回転軸26c周りに回転させる。エンコーダ26bは、関節26の回転軸26c周りの角度θ26を検出する。
図から明らかなように、右脚部15の関節20は、左脚部16の関節24に対応する。また、右脚部15の関節22は、左脚部16の関節26に対応する。
また、制御装置30は、歩行ロボット10の各関節の目標角速度及び目標角加速度を算出し、エンコーダから入力される検出信号から現在の関節の角速度及び角加速度を算出し、これらの差分値に基づいて各モータに制御指令値を出力する。
足平16cが点Aで障害物80と接触すると、接触点Aから足平16cに床反力F1が作用する。これによって、足平16cには、関節26の回転軸26c周りにモーメントM1が作用する。制御装置30は、関節26の角度を目標角度に維持するため、モータ26aに制御指令値T26を出力し、関節26をモーメントM1を打ち消す方向にトルクM1’で駆動する。
また、足平15cには接触点Bから床反力F2が作用し、足平15cには関節22の回転軸22c周りにモーメントM2が作用する。制御装置30は、関節22の角度を目標角度に維持するため、モータ22aに制御指令値T22を出力し、関節22をモーメントM2を打ち消す方向にトルクM2’で駆動する。
以上のように、足平15c、16cが正常に接地できず、足平15c、16cにモーメントが作用すると、制御装置30はモータ22a、26aをモーメントを打ち消す方向に駆動する。したがって、制御装置30は、両足立脚時においてもモータ22aおよびモータ26aを高いトルクで駆動することとなる。
また、歩行ロボット10が傾いていると、足平15cに作用する床反力F2と足平16cに作用する床反力F1の大きさが異なる。また、床反力F2に対してモーメントM2が作用する方向(図4の角度φ2)と、床反力F1に対してモーメントM1が作用する方向(図4の角度φ1)も異なる。したがって、足平15cに作用するモーメントM2の大きさと、足平16cに作用するモーメントM1の大きさは異なることとなる。このため、モータ22aの駆動トルクM2’とモータ26aの駆動トルクM1’の大きさも異なる。すなわち、モータ22aに入力される制御指令値T22と、モータ26aに入力される制御指令値T26の大きさは異なる。したがって、制御指令値T22の大きさ(絶対値)と制御指令値T26の大きさ(絶対値)の差によって歩行ロボット10が正常に接地しているか否かを判定することができる。
したがって、モータ22aに前回の周期に出力した制御指令値T22−1とモータ26aに前回の周期に出力した制御指令値T26−1の差ΔT1から、歩行ロボット10の左右方向において、足平15c、16cが正常に接地しているか否かを判定することができる。
足平16cが点Cで障害物82と接触すると、接触点Cから足平16cに床反力F3が作用する。このため、足平16cには、関節24の回転軸24c周りにモーメントM3が作用する。制御装置30は、関節24の角度を目標角度に維持するため、モータ24aに制御指令値T24を出力し、関節24をモーメントM3を打ち消す方向にトルクM3’で駆動する。
また、足平15cには接触点Dから床反力F4が作用し、足平15cには関節20の回転軸20c周りにモーメントM4が作用する。制御装置30は、関節20の角度を目標角度に維持するため、モータ20aに制御指令値T20を出力し、関節20をモーメントM4を打ち消す方向にトルクM4’で駆動する。
以上のように、足平15c、16cが正常に接地できず、足平15c、16cにモーメントが作用すると、制御装置30はモータ20a、24aをモーメントを打ち消す方向に駆動する。したがって、制御装置30は、両足立脚時においてもモータ20aおよびモータ24aを高いトルクで駆動することとなる。
このとき、足平15cに作用するモーメントM4の大きさと、足平16cに作用するモーメントM3の大きさは異なる。したがって、モータ20aに入力される制御指令値T20と、モータ24aに入力される制御指令値T24の大きさも異なる。
したがって、モータ20aに前回の周期に出力した制御指令値T20−1とモータ24aに前回の周期に出力した制御指令値T24−1の差ΔT2から、歩行ロボット10の前後方向において、足平15c、16cが正常に接地しているか否かを判定することができる。
また、後述するが、制御装置30は、関節22、26の目標角度θA22、θA26を補正する時に、その補正角度θB1を補正角度記憶部34で記憶する。したがって、図6のフローチャート開始時においては、補正角度記憶部34には、前回の周期における補正角度θB1(以下では、前回の周期における補正角度θB1を、補正角度θB1−1という)が記憶されている。
すなわち、制御装置30は、目標角度θA22を、前回の周期の制御指令値T22−1による関節22の駆動方向と逆方向に、補正角度θB1(=θB1−1+ΔθB)だけ補正した目標角度θA22’を算出する。同様に、目標角度θA26を、制御指令値T26−1による関節26の駆動方向と逆方向に、補正角度θB1だけ補正した目標角度θA26’を算出する。
例えば、図4の例では、目標角度θA22を、トルクM2’の方向と逆方向(すなわち、モーメントM2の方向)に、補正角度θB1だけ補正した目標角度θA22’を算出し、目標角度θA26をトルクM1’の方向と逆方向(すなわち、モーメントM1の方向)に、補正角度θB1だけ補正した目標角度θA26’を算出する。
また、制御装置30は、算出した制御指令値T22、T26を、指令値差算出部42で記憶する。指令値差算出部42で記憶された今回の周期の制御指令値T22、T26は、次回の周期の処理において、前回の周期の制御指令値T22−1、26−1として用いられる。
制御装置30は、補正角度θB1をθB1maxに決定すると、決定した補正角度θB1(=θB1max)によって目標角度θA22、θA26を補正し(ステップS24)、補正後の目標角度θA22’、θA26’と、関節22、26の現在角度θ22、θ26に基づいて制御指令値T22、T26を算出する。そして、算出した制御指令値T22、T26をモータ22a、26aに出力する(ステップS26)。このとき、制御装置30は、算出した制御指令値T22、T26を、指令値差算出部42で記憶する。
制御装置30は、補正角度θB1をθB1−1に決定すると、決定した補正角度θB1(=θB1−1)によって目標角度θA22、θA26を補正し(ステップS24)、補正後の目標角度θA22’、θA26’と、関節22、26の現在角度θ22、θ26に基づいて制御指令値T22、T26を算出する。そして、算出した制御指令値T22、T26をモータ22a、26aに出力する(ステップS26)。このとき、制御装置30は、算出した制御指令値T22、T26を、指令値差算出部42で記憶する。
制御装置30は、補正角度θB1−1が0であると判定すると(ステップS18でYES)、角度補正部36によって、0を今回の周期の補正角度θB1として決定する(ステップS20)。決定された補正角度θB1(=0)は、補正角度記憶部34に記憶される。すなわち、補正角度記憶部34で記憶している補正角度は0のまま変更されない。
制御装置30は、補正角度θB1を0に決定すると、ステップS24で目標角度θA22、θA26を補正せず、(補正角度0で補正するともいえる)、角度算出部32で算出した目標角度θA22、θA26(目標角度θA22、θA26を補正角度0で補正した目標角度θA22’、θA26’ともいえる)と、関節22、26の現在角度θ22、θ26に基づいて制御指令値T22、T26を算出する。そして、算出した制御指令値T22、T26をモータ22a、26aに出力する(ステップS26)。このとき、制御装置30は、算出した制御指令値T22、T26を、指令値差算出部42で記憶する。
制御装置30は、補正角度θB1をθB1−1−ΔθBに決定すると、決定した補正角度θB1(=θB1−1−ΔθB)によって目標角度θA22、θA26を補正し(ステップS24)、補正後の目標角度θA22’、θA26’と、関節22、26の現在角度θ22、θ26に基づいて制御指令値T22、T26を算出する。そして、算出した制御指令値T22、T26をモータ22a、26aに出力する(ステップS26)。このとき、制御装置30は、算出した制御指令値T22、T26を、指令値差算出部42で記憶する。
このように、右脚部15及び左脚部16を接地した状態が所定時間以上、継続しないときは、右脚部15または左脚部16が障害物等に乗り上げたとしても関節22、26が所定時間以上、継続して高いトルクで駆動しない。したがって、関節22、26の角度は補正されない。
また、今回の周期の補正角度θB1がΔθBであるので、次回の周期の処理では補正角度θB1は2ΔθB(ΔθB+ΔθB=2ΔθB)となり、さらに次の周期の補正時には補正角度θB1は3ΔθBとなる。このように、補正角度θB1が徐々に大きくなっていく。
このように、制御装置30は、ステップS4でNOと判定し、関節22、26の補正をする必要がなくなると、補正角度θB1を徐々に小さくする。したがって、補正角度θB1が瞬間的にキャンセルされて、関節22、26の角度が急激に変更されることが防止される。また、制御装置30が図6の処理を繰り返し実行する周期は十分に速いので、歩行ロボット10が一歩目を踏み出したときには、補正角度θB1は0とされている。したがって、歩行ロボット10は、好適に歩行することができる。
また、上述の歩行ロボット10では、補正角度記憶部34が、角度補正部36による関節22、関節26の前回の周期の目標角度の補正角度θB1−1を記憶する。そして、角度補正部36が、角度算出部32が算出した関節22及び関節26の目標角度θA22、θA26を、前回の周期の制御指令値T22−1、T26−1が関節22、26を駆動する方向と逆方向に補正する。このとき、角度補正部36は、補正角度記憶部34が記憶している前回の周期の補正角度θB1−1に単位補正角度ΔθBを加算し、その加算値θB1−1+ΔθBだけ目標角度を補正する。したがって、関節22、26の角度が、足平15c、16cが正常に接地できる角度に制御され、モータ22a、26aが所定時間以上、高いトルクで駆動されることを防止することができる。
また、上述の歩行ロボット10では、角度補正部36が、補正角度θB1−1+ΔθBが最大補正角度θB1maxを超える場合には、目標角度θA22、θA26をθBmaxだけ補正する。したがって、関節22、26の角度が最大補正角度θB1maxを超えて補正されず、右脚部15または左脚部16が障害物等から滑り落ちることが防止されている。
また、上述した歩行ロボットは、二足歩行ロボットであったが、3つ以上の脚部を駆動して歩行するロボットにおいて、対象に配置された一対の脚部の対応する関節の目標角度を補正し、その関節が高いトルクで駆動することを防止してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
11:本体
12:頭部
13:右腕部
14:左腕部
15:右脚部
15a:腿部
15b:脛部
15c:足平
16:左脚部
16a:腿部
16b:脛部
16c:足平
18〜26:関節
18a〜26a:モータ
18b〜26b:エンコーダ
30:制御装置
32:角度算出部
34:補正角度記憶部
36:角度補正部
38:制御指令値出力部
40:制御状態判定部
42:指令値差算出部
Claims (5)
- 胴体部と、胴体部に取付けられた複数の脚部と、各脚部を制御する制御装置とを有し、制御装置から出力された制御指令値に基づいて各脚部を駆動することで歩行するロボットであって、
複数の脚部には、胴体部の進行方向から見て左右方向に対称に配置された第1脚部と第2脚部が少なくとも含まれており、
第1脚部は、足平と、足平を胴体部の進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第1の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって第1の関節を駆動する第1のアクチュエータとを備えており、
第2脚部は、足平と、足平を胴体部の進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第2の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって第2の関節を駆動する第2のアクチュエータとを備えており、
制御装置は、
所定周期で各関節の目標角度を算出する角度算出部と、
各関節の角度が目標角度となるように各アクチュエータを制御する制御指令値を各アクチュエータに出力する制御指令値出力部であって、少なくとも、歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合に、第1のアクチュエータのトルクを制御する制御指令値を第1のアクチュエータに出力するとともに第2のアクチュエータのトルクを制御する制御指令値を第2のアクチュエータに出力する制御指令値出力部と、
第1のアクチュエータに対する制御指令値の正方向と第2のアクチュエータに対する制御指令値の正方向とを胴体部の進行方向からみて同一の回転方向としたときにおける第1のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値と、第2のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値との差を算出する指令値差算出部と、
歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合に、指令値差算出部が算出した前回の周期の制御指令値の差が閾値以上であるときは、角度算出部が算出した第1の関節の目標角度と第2の関節の目標角度の少なくとも一方を補正する補正部、
を備えており、
制御指令値出力部は、補正部が目標角度を補正した関節のアクチュエータに対して補正部が補正した目標角度にしたがって制御指令値を出力し、補正部が目標角度を補正しなかった関節のアクチュエータに対して角度算出部が算出した目標角度にしたがって制御指令値を出力することを特徴とする歩行ロボット。 - 胴体部と、胴体部に取付けられた複数の脚部と、各脚部を制御する制御装置とを有し、制御装置から出力された制御指令値に基づいて各脚部を駆動することで歩行するロボットであって、
複数の脚部には、胴体部の進行方向から見て左右方向に対称に配置された第1脚部と第2脚部が少なくとも含まれており、
第1脚部は、足平と、足平を胴体部の進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第1の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって第1の関節を駆動する第1のアクチュエータとを備えており、
第2脚部は、足平と、足平を胴体部の進行方向に伸びる回転軸回りに回転させる第2の関節と、制御装置から入力される制御指令値にしたがって第2の関節を駆動する第2のアクチュエータとを備えており、
制御装置は、
所定周期で各関節の目標角度を算出する角度算出部と、
各関節の角度が目標角度となるように各アクチュエータを制御する制御指令値を各アクチュエータに出力する制御指令値出力部であって、少なくとも、歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合に、第1のアクチュエータのトルクを制御する制御指令値を第1のアクチュエータに出力するとともに第2のアクチュエータのトルクを制御する制御指令値を第2のアクチュエータに出力する制御指令値出力部と、
第1のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値の絶対値と、第2のアクチュエータに前回の周期に出力した制御指令値の絶対値との差を算出する指令値差算出部と、
歩行ロボットが歩行しておらず、かつ、第1脚部と第2脚部が接地している場合に、指令値差算出部が算出した前回の周期の制御指令値の絶対値の差が閾値以上であるときは、角度算出部が算出した第1の関節の目標角度と第2の関節の目標角度の少なくとも一方を補正する補正部、
を備えており、
制御指令値出力部は、補正部が目標角度を補正した関節のアクチュエータに対して補正部が補正した目標角度にしたがって制御指令値を出力し、補正部が目標角度を補正しなかった関節のアクチュエータに対して角度算出部が算出した目標角度にしたがって制御指令値を出力することを特徴とする歩行ロボット。 - 補正部は、角度算出部が算出した第1の関節の目標角度と第2の関節の目標角度の少なくとも一方を、その関節の前回の周期の制御指令値によって関節が駆動される方向と逆方向に所定の角度だけ補正することを特徴とする請求項1または2に記載の歩行ロボット。
- 制御装置は、補正部による第1の関節と第2の関節の少なくとも一方の目標角度の補正角度を記憶する記憶部をさらに有し、
補正部は、記憶部が前回の周期の補正角度を記憶しているときに、記憶部が記憶している前回の周期の補正角度より一定角度大きい補正角度を算出し、その補正角度だけ目標角度を補正することを特徴とする請求項3に記載の歩行ロボット。 - 補正部は、算出した補正角度が最大補正角度以上となる場合には、目標角度を最大補正角度だけ補正することを特徴とする請求項4に記載の歩行ロボット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006214633A JP4784432B2 (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | 多足歩行ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006214633A JP4784432B2 (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | 多足歩行ロボット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008036779A JP2008036779A (ja) | 2008-02-21 |
| JP4784432B2 true JP4784432B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
ID=39172381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006214633A Expired - Fee Related JP4784432B2 (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | 多足歩行ロボット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4784432B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5778891B2 (ja) * | 2010-01-27 | 2015-09-16 | 川崎重工業株式会社 | ロボット制御装置 |
| JP5436300B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-03-05 | 本田技研工業株式会社 | 脚式移動ロボット |
| JP7124965B2 (ja) * | 2019-05-29 | 2022-08-24 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置、歩行環境判定装置、歩行環境判定システム、情報処理方法及び記憶媒体 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3148828B2 (ja) * | 1992-04-30 | 2001-03-26 | 本田技研工業株式会社 | 脚式移動ロボットの歩行制御装置 |
| JP4246534B2 (ja) * | 2003-04-17 | 2009-04-02 | 本田技研工業株式会社 | 二足歩行移動体の床反力作用点推定方法及び二足歩行移動体の関節モーメント推定方法 |
| US7603199B2 (en) * | 2003-11-27 | 2009-10-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Control device for mobile body |
-
2006
- 2006-08-07 JP JP2006214633A patent/JP4784432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2008036779A (ja) | 2008-02-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8781628B2 (en) | Walking robot and control method thereof | |
| US9073209B2 (en) | Walking robot and control method thereof | |
| US8868239B2 (en) | Walking control apparatus of robot and method of controlling the same | |
| US8005573B2 (en) | Control device for legged mobile robot | |
| US8688273B2 (en) | Walking control apparatus of robot and method of controlling the same | |
| US20130144439A1 (en) | Walking robot and control method thereof | |
| US20120158182A1 (en) | Walking control apparatus and method of robot | |
| US8614558B2 (en) | Motor control apparatus and motor control method thereof | |
| US9079624B2 (en) | Walking robot and method of controlling balance thereof | |
| US20110172823A1 (en) | Robot and control method thereof | |
| US20120083922A1 (en) | Walking robot and control method thereof | |
| CN107351936B (zh) | 步行控制方法、记录媒体以及双足步行机器人 | |
| KR20130068694A (ko) | 보행 로봇 및 그 제어 방법 | |
| US20120059518A1 (en) | Walking robot and control method thereof | |
| CN101414190A (zh) | 基于有效稳定区域仿人机器人稳定行走的控制方法和系统 | |
| JP4784432B2 (ja) | 多足歩行ロボット | |
| JP5040693B2 (ja) | 脚式ロボット、及びその制御方法 | |
| JP3024028B2 (ja) | 脚式移動ロボットの歩行制御装置 | |
| JP5299255B2 (ja) | ロボット制御装置 | |
| JP2009255231A (ja) | 歩行制御装置および歩行制御方法 | |
| JP4696728B2 (ja) | 脚式ロボットとその制御方法 | |
| JP4492573B2 (ja) | ロボットとロボットの動作制御方法 | |
| JP4512406B2 (ja) | 2足歩行移動装置 | |
| JP4946566B2 (ja) | 歩行ロボット及び歩行制御方法 | |
| JP2005074528A (ja) | 脚式機構および脚式機構の制御方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081020 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110405 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110517 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110614 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110627 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4784432 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
