JP4796231B2 - 速度距離テーブルを使用した自動列車制御装置及び自動列車制御方法 - Google Patents
速度距離テーブルを使用した自動列車制御装置及び自動列車制御方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道において列車間隔に応じて続行列車の走行速度を制御する自動列車制御装置及び自動列車制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動列車制御装置は、列車が走行する走行路に設置される自動列車制御地上装置(以下、「地上装置」と呼ぶ。)と、列車に搭載される自動列車制御車上装置(以下、「車上装置」と呼ぶ。)とからなる。
【0003】
従来の自動列車制御装置では、鉄道線路の勾配値、曲線半径、線路構成及び軌道回路長等の地上設備データと、列車の運転間隔及び駅停車時分等の運転条件とから、予め定められた列車運転速度とその運転速度の配置区間長とが決定される。そして、あらゆる列車位置条件を全て満足するように軌道回路長が定められた上で、先行列車の列車位置とその後方軌道回路の速度情報の展開パターンが決定される。従って、この速度情報の展開パターンに従った許容走行速度情報を地上装置から各軌道回路に進入する続行列車の車上装置に送信することにより、当該先行列車位置に対する続行列車の走行速度を制御できる。
【0004】
また、前記自動列車制御装置では、走行列車の車両性能が均一であることを前提としており、ブレーキ力等の車両性能が異なる列車が走行する場合は、最も制動距離を要する列車を前提として列車の走行速度が制御されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の自動列車制御装置では、高密度運転区間に適用する場合に以下のような問題があった。すなわち、高密度運転区間においては、先行列車と続行列車との運行間隔が狭くなるので、先行列車の進出を短小軌道回路で区切って細かく検出した上で、先行列車が進出した距離に応じて続行列車の進入許容範囲を細かく前進させる必要がある。このように続行列車の進入を細かく検出するために、短小軌道回路が連続することになり、地上装置の設置数と現場から集中機器室まで引かれる外線ケーブル数とが増大し、その設置費用や消費電力が増大して、運用費の増加も招いていた。
【0006】
また、従来の自動列車制御装置では、列車の車両性能が均一であることを前提としており、ブレーキ力等の車両性能が異なる列車が軌道回路を走行する場合には最も制動距離を要する列車を前提とした制御となっていたため、列車の運転能率が低下する原因となっていた。また、この運転能率の低下を解決するために地上装置が列車の車両性能情報を車上装置から伝送装置を介して入手する場合は、新たに伝送装置が必要になる。更に、この伝送装置の設備を最小化するために地上装置が車上装置から一旦受信した車両性能情報を列車の進行に合わせて追従させる場合は、車上装置から地上装置へ車両性能情報を伝送するための最小限の伝送装置と、地上装置において列車を追跡して車両性能情報を移行するための装置とが必要になり、且つこれらの装置は保安性を必要とする。
【0007】
本発明の課題は、地上装置から軌道回路に伝送される列車の走行制御情報と車上装置に記憶されている速度距離テーブルとに基づいて車上装置が自列車の走行速度を制御することで列車の運転能率を向上させる自動列車制御装置及び自動列車制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
地上装置(例えば、図1及び図2に示す地上装置20)と車上装置(例えば、図1及び図2に示す車上装置10)とを備える自動列車制御装置(例えば、図1及び図2に示す自動列車制御システム1)において、
前記地上装置は、
複数の軌道区間に区切られた軌道回路の軌道回路長、勾配値、曲線半径を考慮した列車の走行速度を制御するための複数の許容走行速度情報と、前記許容走行速度情報の各々に対応付けられている複数の許容走行区間長情報とを記憶する走行制御情報記憶手段と、
前記軌道回路を走行する列車の走行位置を検知する位置検知手段と、
前記位置検知手段により検知された先行列車の走行位置と前記軌道回路の所定の走行速度制限区間に基づいて、前記許容走行速度情報及び前記許容走行区間長情報を読み出して前記位置検出手段により検出された先行列車の走行位置の後方軌道区間又は前記走行速度制限区間の後方軌道区間に該軌道区間の前記許容走行速度情報を示す許容走行速度信号と前記許容走行区間長情報を示す許容走行区間長信号を伝送する伝送手段と、を備え、
前記車上装置は、
列車の走行速度から所定の減速速度まで減速した際の速度差と、列車の走行速度から所定の減速速度まで減速するために要する制動距離との関係を各種列車の車両性能毎に示す速度距離テーブル(例えば、図4に示す速度距離テーブル)を、前記軌道回路の勾配値毎に個別に記憶するテーブル記憶手段(例えば、図3に示す速度距離テーブル記憶装置16)と、
前記伝送手段により伝送された許容走行速度信号と許容走行区間長信号とを受信して許容走行速度情報と許容走行区間長情報とを取得する受信手段(例えば、図3に示す受信アンテナ13、受信器14)と、
前記軌道回路を走行する列車の走行速度を検出する速度検出手段(例えば、図3に示す速度発電機11)と、
前記速度検出手段により検出された走行速度に基づいて前記各軌道区間の始端から自列車が走行した走行距離を積算する距離積算手段(例えば、図3に示す距離積算器12)と、
前記受信手段により取得された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに対応する前記速度差と前記制動距離とを記憶した所定の勾配値の速度距離テーブルを特定し、特定された速度距離テーブルに基づいて自列車の車両性能に対応する前記制動距離を特定し、特定された前記制動距離に基づいて自列車の走行速度を制御するための速度制御パターンを演算する速度制御パターン演算手段(例えば、図3に示す速度制御パターン演算器17)と、
前記自列車の走行速度と走行距離と前記速度制御パターン演算手段により演算された速度制御パターンとに基づいて自列車の走行速度を制御する走行速度制御手段(例えば、図3に示す走行速度制御装置18)と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、
地上装置と車上装置とを備える自動列車制御装置を制御するための自動列車制御方法において、
前記地上装置に、複数の軌道区間に区切られた軌道回路の軌道回路長、勾配値、曲線半径を考慮した列車の走行速度を制御するための複数の許容走行速度情報と、前記許容走行速度情報の各々に対応付けられている複数の許容走行区間長情報とを走行制御情報記憶手段に記憶させる工程と、
前記地上装置に、前記軌道回路を走行する先行列車の走行位置を検知させる工程と、
前記地上装置に、検知された前記先行列車の走行位置と前記軌道回路の所定の走行速度制限区間に基づいて、前記許容走行速度情報及び前記許容走行区間長情報を読み出して前記位置検出手段により検出された先行列車の走行位置の後方軌道区間又は前記走行速度制限区間の後方軌道区間に該軌道区間の前記許容走行速度情報を示す許容走行速度信号と前記許容走行区間長情報を示す許容走行区間長信号を伝送させる工程と、
前記車上装置に、列車の走行速度から所定の減速速度まで減速した際の速度差と、列車の走行速度から所定の減速速度まで減速するために要する制動距離との関係を各種列車の車両性能毎に示す速度距離テーブルを、前記軌道回路の勾配値毎に個別にテーブル記憶手段に記憶させる工程と、
前記車上装置に、伝送された許容走行速度信号と許容走行区間長信号とを受信して前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とを取得させる工程と、
前記車上装置に、前記軌道回路を走行する列車の走行速度を検出させる工程と、
前記車上装置に、検出された前記走行速度に基づいて前記各軌道区間の始端からの自列車が走行した走行距離を積算させる工程と、
前記車上装置に、取得された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに対応する前記速度差と前記制動距離とを記憶した所定の勾配値の速度距離テーブルを特定させ、特定された速度距離テーブルに基づいて自列車の車両性能に対応する前記制動距離を特定させ、特定された前記制動距離に基づいて自列車の走行速度を制御するための速度制御パターンを演算させる工程と、
前記車上装置に、自列車の走行速度と走行距離と前記演算された速度制御パターンとに基づいて自列車の走行速度を制御させる工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
請求項1及び3記載の発明によって、許容走行速度情報だけでなく許容走行区間長情報を地上装置から車上装置へ伝送できるので、短小軌道区間を設定する必要がなくなり、高密度運転を行う際等の軌道回路の細分化も不要になるので、軌道区間数の増大を防ぐことができる。したがって、増大する地上装置の設置数及びその設置費用等や運用費等を削減することが可能になる。また、軌道回路の変更及び改良等に伴って列車の走行制御情報の変更が必要になった場合、地上装置の設定を変更するだけで列車の走行制御情報を変更することができる。したがって、軌道回路の変更等への対応性を向上させ、確認作業を容易にすることが可能になる。
また、車上装置が車両性能をパラメータとした速度距離テーブルを記憶しているので、車両性能に応じて自列車の走行速度を制御できる。したがって、車両性能が異なる複数の列車が走行する運転区間であっても、列車の運転能率を低下させることなく、車両性能の異なる列車の走行速度を最適に制御することが可能になり、より高密度な列車の運行計画が可能になる。また、このための装置等が必要になることもない。
【0013】
請求項1及び3記載の発明によって、より最適な許容走行速度情報と許容走行区間長情報とに基づいて車上装置が自列車の走行速度を制御できる。また、地上装置の設定を変更するだけで、軌道回路の変更及び改良等に伴う列車の走行制御情報を変更することができるので、軌道回路の変更等への対応性を向上させ、確認作業を容易にすることが可能になる。
【0016】
請求項1及び3記載の発明によって、軌道回路の勾配値を考慮したより好適な速度距離テーブルが構成されるので、車上装置は車両性能の異なる列車の走行速度をより適切に制御することが可能になる。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動列車制御装置であって、
前記速度制御パターン演算手段は、前記受信手段により受信された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに基づいて、自列車の走行速度を制御するための減速制御曲線を演算する減速制御曲線演算手段を備えており、前記特定された速度距離テーブルに基づいて前記減速制御曲線演算手段により演算された減速制御曲線を修正し、自列車の車両性能を考慮した前記速度制御パターンを演算することを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の自動列車制御方法であって、
前記車上装置に、受信された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに基づいて、自列車の走行速度を制御するための減速制御曲線を演算させる工程と、
前記車上装置に、前記特定された速度距離テーブルに基づいて前記減速制御曲線を修正し、自列車の車両性能を考慮した前記速度制御パターンを演算させる工程と、を更に含むことを特徴とする。
【0019】
請求項2及び4記載の発明によって、許容走行速度情報と許容走行区間長情報とに基づいて減速制御曲線が演算された後、この減速制御曲線を修正して速度制御パターンが演算されるので、軌道回路の変更及び改良等に伴って許容走行速度情報と許容走行区間長情報のみが変更及び改良される場合であっても、車両性能の変更及び改良等に伴って速度距離テーブルのみが変更及び改良される場合であっても、それぞれ個別に変更及び改良して速度制御パターンの演算に随時反映させることができる。したがって、軌道回路及び車両性能の変更等への対応性を向上させることが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜4を参照して、本発明の自動列車制御装置を適用した実施の形態における、自動列車制御システム1について説明する。
【0021】
本発明の自動列車制御装置において、地上装置が、列車の走行速度を制御するための複数の許容走行速度情報と、この許容走行速度情報の各々に対応付けられている複数の許容走行区間長情報とを記憶しており、複数の軌道区間に区切られた軌道回路を走行する列車の走行位置を検知し、検知された列車の走行位置或いは前記軌道回路の所定の走行速度制限区間に基づいて、所定の許容走行速度情報と許容走行区間長情報とを読み出して前記走行位置或いは前記走行速度制限区間の後方軌道区間に伝送する。そして、車上装置が、各種列車の車両性能及び軌道回路の勾配値をパラメータとして速度差と制動距離との関係を示す速度距離テーブルを記憶しており、伝送された許容走行速度情報と許容走行区間長情報とを受信すると、前記軌道回路を走行する列車の走行速度を検出し、検出された走行速度に基づいて前記各軌道区間の始端からの列車の走行距離を積算し、前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報と前記速度距離テーブルとに基づいて、自列車の車両性能及び軌道回路の勾配値を考慮して走行速度を制御するための速度制御パターンを演算し、前記列車の走行速度及び走行距離と前記速度制御パターンとに基づいて自列車の走行速度を制御する。
【0022】
まず、図1及び図2を参照して、本発明を適用した実施の形態における自動列車制御システム1の全体構成について説明する。
【0023】
図1及び図2には、自動列車制御システム1の全体構成の概略が示されている。
図1及び図2に示すように、自動列車制御システム1は、走行路30を走行する列車102に搭載されている自動列車制御車上装置(以下、「車上装置」と呼ぶ。)10と、走行路30に設置されている自動列車制御地上装置(以下、「地上装置」と呼ぶ。)20とから構成されている。走行路30は、所定長さで区切られて電気回路の一部として利用される軌道回路を形成しており、例えば、図1では軌道区間301〜306に、図2では軌道区間307〜310に区切られている。更に、走行路30は、軌道区間毎に地上装置20から伝送されるデジタル符号化された許容走行速度信号と許容走行区間長信号とにそれぞれ応じた各電流を流している。
また、図1に示すように、列車102に対して先行している列車を先行列車101とし、列車102を続行列車102とする。この先行列車101は当該先行列車101の走行速度を制御するために車上装置10’を備えている。
【0024】
図1及び図2に示すように、自動列車制御システム1において、それぞれ、先行列車101の走行位置及び制限走行速度が設定されている所定の走行速度制限区間に応じて続行列車102の走行速度を制御するために、地上装置20は各軌道区間に対して、軌道回路の勾配値、曲線半径、軌道回路長等が考慮された許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を随時伝送する。そして、続行列車102の車上装置10は、各軌道区間から前記許容走行速度信号及び前記許容走行区間長信号を受信し、これら受信した情報に基づいて減速制御曲線を演算する。
上述したように、図1及び図2に示される続行列車102の車上装置10により演算された減速制御曲線は、ブレーキ力等の車両性能が異なる列車の中で最も制動距離を要す(最も車両性能が劣る)列車を前提として、軌道回路の勾配値、曲線半径、軌道回路長等を考慮して演算された曲線である。
【0025】
例えば、図1に示すように、先行列車101の最後尾車両が軌道区間306を走行し、続行列車102が軌道区間301に進入しようとしている場合、地上装置20は軌道区間306の後方の軌道区間301に対してポイントP1〜P5に対応する許容走行速度及び許容走行区間長を示す許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を伝送する。
すなわち、先行列車101が軌道区間306を走行し、続行列車102が軌道区間301に進入しようとしている際、地上装置20は、軌道区間301の始端から100m先のポイントP1まで130km/h以下、ポイントP1から230m先のポイントP2で110km/h以下、ポイントP2から245m先のポイントP3で85km/h以下、ポイントP3から223m先のポイントP4で50km/h以下、ポイントP4から103m先のポイントP5で0km/hで続行列車102が走行するように許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を軌道区間301へ伝送する。そして、続行列車102の車上装置10が軌道区間301においてポイントP1〜P5に対応する許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を受信すると、受信した信号から図1に示すようなポイントP1〜P5のポイント間を結ぶ減速制御曲線を演算する。
【0026】
また、図2に示すように、制限走行速度42km/hが設定されている所定の走行速度制限区間が軌道区間309〜310に設定され、続行列車102が軌道区間307に進入しようとしている場合、地上装置20は軌道区間310の後方の軌道区間307に対してポイントP6〜P10に対応する許容走行速度及び許容走行区間長を示す許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を伝送する。
すなわち、制限走行速度42km/hの走行速度制限区間が軌道区間309及び310にかかって設定されている際、地上装置20は、軌道区間307の始端から100m先のポイントP6まで110km/h以下、ポイントP6から245m先のポイントP7で85km/h以下、ポイントP7から223m先のポイントP8で50km/h以下、ポイントP8から63m先のポイントP9で制限走行速度42km/h以下の40km/h以下、ポイントP9から500m先のポイント10以降130km/h以下で続行列車102が走行するように許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を軌道区間307へ伝送する。そして、図1の場合と同様に、続行列車102の車上装置10が軌道区間307においてポイントP6〜P10に対応する許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を受信すると、受信した信号から図2に示すようなポイントP6〜P10のポイント間を結ぶ減速制御曲線を演算する。
【0027】
次に、続行列車102の車上装置10は、速度差と制動距離との関係を示す車両性能と軌道回路の勾配値とをパラメータとした速度距離テーブル(図4参照)に基づいて、前記減速制御曲線をデータに含まれる制動距離データを自列車に適した制動距離データに修正し、自列車の車両性能と軌道回路の勾配値とを考慮した列車の走行速度を制御するための速度制御パターンを演算する。
この速度距離テーブルを適用することにより、図1及び図2に示した減速制御曲線から演算する速度制御パターンは、軌道回路の勾配値、曲線半径、軌道回路長等だけでなく、ブレーキ力等の車両性能及び勾配値を更に考慮したものとなる。
【0028】
そして、続行列車102の車上装置10は、図1及び図2に示す先行列車101の走行位置及び走行中の軌道区間に応じて、地上装置20から送信される許容走行速度信号及び許容走行区間長信号と、上記速度距離テーブルに設定された自列車の車両性能データとに基づいて、自列車の車両性能を考慮した前記速度制御パターンを演算して自列車102の走行速度を制御する。
【0029】
次に、図3を参照して、自動列車制御システム1における車上装置10の内部構成及び動作について説明する。
【0030】
図3は、車上装置10の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、車上装置10は、速度発電機11、距離積算器12、受信アンテナ13、受信器14、減速制御曲線演算器15、速度距離テーブル記憶装置16、速度制御パターン演算器17及び走行速度制御装置18を備えている。
【0031】
速度発電機11は、自列車の車輪と接続されており、車輪から自列車の実際の走行速度情報を取得し、距離積算器12、走行速度制御装置18及び速度計にそれぞれ出力する。
【0032】
距離積算器12は、速度発電機11から取得した自列車の走行速度情報に基づいて各軌道回路の進入端からの実際の走行距離を演算し、走行速度制御装置18に出力する。
【0033】
受信器14は、走行路30の軌道区間301〜310毎に地上装置20から伝送される各ポイントP1〜P10に対応する許容走行速度信号及び許容走行区間長信号を含む走行制御信号を受信アンテナ13を介して受信する。そして、受信器14は、受信した走行制御信号から各ポイントP1〜P10に対応する許容走行速度情報及び許容走行区間長情報を抽出して減速制御曲線演算器15に出力する。
【0034】
減速制御曲線演算器15は、受信器14から出力された各ポイントP1〜P10に対応する許容走行速度情報及び許容走行区間長情報に基づいて、ポイントP1〜P10のポイント間を結ぶ減速制御曲線を演算し、その減速制御曲線を速度制度パターン演算器17に出力する。
減速制御曲線演算器15は、図1において続行列車102が軌道区間301に進入して軌道区間306を走行中の先行列車101に接近する場合、受信器14が受信アンテナ13を介して受信したポイントP1〜P5に対応する許容走行速度信号及び許容走行区間長信号に基づいて、ポイントP1〜P5のポイント間を結ぶ図1に示すような減速制御曲線を演算する。同様に、減速曲線演算器15は、図2において続行列車102が軌道区間307に進入して制限走行速度42km/hが設定されている所定の走行速度制御区間に接近する場合、受信器14が受信アンテナ13を介して受信したポイントP6〜P10に対応する許容走行速度信号及び許容走行区間長信号に基づいて、ポイントP6〜P10のポイント間を結ぶ図2に示すような減速制御曲線を演算する。
【0035】
速度距離テーブル記憶装置16は、図4に示す速度距離テーブルを記憶している。
【0036】
この速度距離テーブルは、速度差(km/h)と制動距離(m)との関係を示すテーブルである。図中の制動距離欄には、ブレーキ力等の車両性能が異なる列車100,101,102,・・・の制動距離情報が記憶され、このテーブルを適用するパラメータとして軌道回路の勾配値が設定されている。
【0037】
例えば、図中の最前面に示すテーブルでは、平均勾配が+10‰の軌道回路において走行速度を145km/hから130km/hに減速する場合、列車100は制動距離として250mを要する。また、車両性能が列車100よりも良い列車101は制動距離として225mを要する。更に、車両性能が列車101よりも良い列車102、つまり本実施形態における続行列車102は制動距離として200mを要する。このような車両性能が異なる複数の列車と軌道回路の勾配値とを考慮して速度距離テーブルを設定することにより、最も制動距離を要す(最も車両性能が劣る)列車を前提とすることなく、自列車の車両性能に適した制動距離を車上装置10内で選択することが可能になる。
同様に、平均勾配値が+5‰、±0‰、−5‰、・・・−30‰等の軌道回路における速度差と車両性能が異なる複数の列車の各制動距離との関係を示すテーブルがそれぞれ設定されている。よって、自列車が走行中の軌道回路の勾配値に対応するテーブルを車上装置10内で選択することが可能になる。
【0038】
速度制御パターン演算器17は、速度距離テーブル記憶装置16に記憶されている速度距離テーブルに基づいて、減速制御曲線演算器15により演算された減速制御曲線をデータに含まれる制動距離データを自列車に適した制動距離データに修正し、自列車の車両性能と軌道回路の勾配値とを考慮した列車の走行速度を制御するための速度制御パターンを演算する。
【0039】
例えば、図1に示すように、先行列車101が軌道区間306を走行している際に続行列車102が平均勾配値+10‰の軌道区間301に進入した場合について説明する。
【0040】
続行列車102の車上装置10において、減速制御曲線演算器15が図1に示すような減速制御曲線を演算した場合、速度制御パターン演算器17は、自列車102の車両性能及び走行している軌道区間の平均勾配値+10‰をパラメータとして、速度距離テーブル記憶装置16に記憶されている速度距離テーブルから対応するレコードを検索する。つまり、速度制御パターン演算器17は、列車102の場合の「速度差(145−130km/h);制動距離(200m)」、「速度差(130−110km/h);制動距離(190m)」、「速度差(110−85km/h);制動距離(205m)」、「速度差(85−50km/h);制動距離(185m)」、「速度差(50−40km/h);制動距離(55m)」、「速度差(40−0km/h);制動距離(125m)」のレコードを取得する。
【0041】
そして、速度制御パターン演算器17は、取得したレコードに基づいて、それぞれの許容走行区間長を、軌道区間301の始端及びポイントP1間で100mから141m(=(100+230+245+223+103)−(190+205+185+180));ポイントP1及びP2間で230mから190m;ポイントP2及びP3間で245mから205m;ポイントP3及びP4間で223mから185m;ポイントP4及びP5間で103mから180m;に修正する。
したがって、速度制御パターン演算器17は、ポイントP5を基点としてポイントP5側に、修正した許容走行区間長に基づいて減速制御曲線全体を図中の右側にシフトした速度制御パターンを演算する。
【0042】
また、図2に示すように、制限走行速度42km/hが軌道区間309から310にかけて設定されている際に続行列車102が平均勾配値+10‰の軌道区間307に進入した場合について説明する。
【0043】
続行列車102の車上装置10において、減速制御曲線演算器15が図2に示すような減速制御曲線を演算した場合、速度制御パターン演算器17は、自列車102の車両性能及び走行している軌道区間の平均勾配値+10‰をパラメータとして、速度距離テーブル記憶装置16に記憶されている速度距離テーブルから対応するレコードを検索する。つまり、上述した場合と同様、速度制御パターン演算器17は、列車102の場合の「速度差(145−130km/h);制動距離(200m)」、「速度差(130−110km/h);制動距離(190m)」、「速度差(110−85km/h);制動距離(205m)」、「速度差(85−50km/h);制動距離(185m)」、「速度差(50−40km/h);制動距離(55m)」、「速度差(40−0km/h);制動距離(125m)」のレコードを取得する。
【0044】
そして、速度制御パターン演算器17は、取得したレコードに基づいて、それぞれの許容走行区間長を、軌道区間307の始端及びポイントP6で110mから196m(=(110+245+223+63)−(205+185+55));ポイントP6及びP7間で245mから205m;ポイントP7及びP8間で223mから185m;ポイントP8及びP9間で63mから55m;に修正する。
したがって、速度制御パターン演算器17は、ポイントP9を基点としてポイントP9側に、修正した許容走行区間長に基づいて減速制御曲線全体を図中の右側にシフトした速度制御パターンを演算する。
【0045】
走行速度制御装置18は、前記速度制御パターン演算器17により演算された速度制御パターンにより示される許容走行速度と、前記速度発電機11により検出された実際の走行速度とを、前記距離積算器12により積算された実際の走行距離に基づいて比較する。そして、走行速度制御装置18は、自列車の走行速度が速度制御パターンにより示される許容走行速度を超過していると判断した場合にブレーキをかけて自列車の走行速度を制御する。
【0046】
以上のように、本発明の自動列車制御装置を適用した実施の形態における自動列車制御システム1において、地上装置20が、列車の走行速度を制御するための複数の許容走行速度情報と、この許容走行速度情報の各々に対応付けられている複数の許容走行区間長情報とを記憶しており、複数の軌道区間に区切られた軌道回路を走行する列車の走行位置を検知し、検知された列車の走行位置或いは前記軌道回路の所定の走行速度制限区間に基づいて、所定の許容走行速度情報と許容走行区間長情報とを読み出して前記走行位置或いは前記走行速度制限区間の後方軌道区間に伝送する。そして、車上装置10が、各種列車の車両性能と軌道回路の勾配値をパラメータとして速度差と制動距離との関係を示す速度距離テーブルを記憶しており、伝送された許容走行速度情報と許容走行区間長情報とを受信すると、前記軌道回路を走行する列車の走行速度を検出し、検出された走行速度に基づいて前記各軌道区間の始端からの列車の走行距離を積算し、前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報と前記速度距離テーブルとに基づいて、自列車の車両性能及び軌道回路の勾配値を考慮して走行速度を制御するための速度制御パターンを演算し、前記列車の走行速度及び走行距離と前記速度制御パターンとに基づいて列車の走行速度を制御する。
【0047】
したがって、短小軌道区間を設定する必要がなくなり、高密度運転を行う際等の軌道回路の細分化も不要になるので、軌道区間数の増大を防ぐことができる。その結果、増大する地上装置の設置数及びその設置費用等や運用費等を削減することが可能になる。また、軌道回路の変更及び改良等に伴って列車の走行制御情報の変更が必要になった場合、地上装置の設定を変更するだけで列車の走行制御情報を変更することができる。したがって、軌道回路の変更等への対応性を向上させ、確認作業を容易にすることが可能になる。
また、車上装置は車両性能に応じて自列車の走行速度を制御できるので、車両性能が異なる複数の列車が走行する運転区間であっても、列車の運転能率を低下させることなく、車両性能の異なる列車の走行速度を最適に制御することが可能になり、より高密度な列車の運行計画が可能になる。また、このための装置等が必要になることもない。
【0048】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明の自動列車制御装置を適用した実施の形態における自動列車制御システム1において、地上装置20が記憶している許容走行速度情報及び許容走行区間長情報は、図1及び図2に示すような設定値に限定される必要はなく、軌道回路の勾配値、曲線半径、軌道回路長等を考慮して適宜設定される。
また、車上装置10の速度距離テーブル記憶装置16に記憶されている速度距離テーブルを構成する速度差および平均勾配値は、図4に示す設定値に限定されることはなく、適宜設定可能である。
【0049】
【発明の効果】
請求項1及び3記載の発明によれば、許容走行速度情報だけでなく許容走行区間長情報を地上装置から車上装置へ伝送できるので、短小軌道区間を設定する必要がなくなり、高密度運転を行う際等の軌道回路の細分化も不要になるので、軌道区間数の増大を防ぐことができる。したがって、増大する地上装置の設置数及びその設置費用等や運用費等を削減することが可能になる。また、軌道回路の変更及び改良等に伴って列車の走行制御情報の変更が必要になった場合、地上装置の設定を変更するだけで列車の走行制御情報を変更することができる。したがって、軌道回路の変更等への対応性を向上させ、確認作業を容易にすることが可能になる。
また、車上装置が車両性能をパラメータとした速度距離テーブルを記憶しているので、車両性能に応じて自列車の走行速度を制御できる。したがって、車両性能が異なる複数の列車が走行する運転区間であっても、列車の運転能率を低下させることなく、車両性能の異なる列車の走行速度を最適に制御することが可能になり、より高密度な列車の運行計画が可能になる。また、このための装置等が必要になることもない。
【0050】
請求項1及び3記載の発明によれば、より最適な許容走行速度情報と許容走行区間長情報とに基づいて車上装置が自列車の走行速度を制御できる。また、地上装置の設定を変更するだけで、軌道回路の変更及び改良等に伴う列車の走行制御情報を変更することができるので、軌道回路の変更等への対応性を向上させ、確認作業を容易にすることが可能になる。
【0051】
請求項1及び3記載の発明によれば、軌道回路の勾配値を考慮したより好適な速度距離テーブルが構成されるので、車上装置は車両性能の異なる列車の走行速度をより適切に制御することが可能になる。
【0052】
請求項2及び4記載の発明によれば、許容走行速度情報と許容走行区間長情報とに基づいて減速制御曲線が演算された後、この減速制御曲線を修正して速度制御パターンが演算されるので、軌道回路の変更及び改良等に伴って許容走行速度情報と許容走行区間長情報のみが変更及び改良される場合であっても、車両性能の変更及び改良等に伴って速度距離テーブルのみが変更及び改良される場合であっても、それぞれ個別に変更及び改良して速度制御パターンの演算に随時反映させることができる。したがって、軌道回路及び車両性能の変更等への対応性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動列車制御装置を適用した実施の形態における自動列車制御システム1の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の自動列車制御装置を適用した実施の形態における自動列車制御システム1の全体構成を示す図である。
【図3】自動列車制御システム1における自動列車制御車上装置10の内部構成を示すブロック図である。
【図4】自動列車制御車上装置10の速度距離テーブル記憶装置16に記憶されている速度距離テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 自動列車制御システム
10 自動列車制御車上装置(車上装置)
11 速度発電機
12 距離積算器
13 受信アンテナ
14 受信器
15 減速制御曲線演算器
16 速度距離テーブル記憶装置
17 速度制御パターン演算器
18 走行速度制御装置
20 自動列車制御地上装置(地上装置)
30 軌道回路
101 先行列車
102 続行列車
301〜310 軌道区間
Claims (4)
- 地上装置と車上装置とを備える自動列車制御装置において、
前記地上装置は、
複数の軌道区間に区切られた軌道回路の軌道回路長、勾配値、曲線半径を考慮した列車の走行速度を制御するための複数の許容走行速度情報と、前記許容走行速度情報の各々に対応付けられている複数の許容走行区間長情報とを記憶する走行制御情報記憶手段と、
前記軌道回路を走行する列車の走行位置を検知する位置検知手段と、
前記位置検知手段により検知された先行列車の走行位置と前記軌道回路の所定の走行速度制限区間に基づいて、前記許容走行速度情報及び前記許容走行区間長情報を読み出して前記位置検出手段により検出された先行列車の走行位置の後方軌道区間又は前記走行速度制限区間の後方軌道区間に該軌道区間の前記許容走行速度情報を示す許容走行速度信号と前記許容走行区間長情報を示す許容走行区間長信号を伝送する伝送手段と、を備え、
前記車上装置は、
列車の走行速度から所定の減速速度まで減速した際の速度差と、列車の走行速度から所定の減速速度まで減速するために要する制動距離との関係を各種列車の車両性能毎に示す速度距離テーブルを、前記軌道回路の勾配値毎に個別に記憶するテーブル記憶手段と、
前記伝送手段により伝送された許容走行速度信号と許容走行区間長信号とを受信して許容走行速度情報と許容走行区間長情報とを取得する受信手段と、
前記軌道回路を走行する列車の走行速度を検出する速度検出手段と、
前記速度検出手段により検出された走行速度に基づいて前記各軌道区間の始端から自列車が走行した走行距離を積算する距離積算手段と、
前記受信手段により取得された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに対応する前記速度差と前記制動距離とを記憶した所定の勾配値の速度距離テーブルを特定し、特定された速度距離テーブルに基づいて自列車の車両性能に対応する前記制動距離を特定し、特定された前記制動距離に基づいて自列車の走行速度を制御するための速度制御パターンを演算する速度制御パターン演算手段と、
前記自列車の走行速度と走行距離と前記速度制御パターン演算手段により演算された速度制御パターンとに基づいて自列車の走行速度を制御する走行速度制御手段と、
を備えることを特徴とする自動列車制御装置。 - 前記速度制御パターン演算手段は、前記受信手段により受信された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに基づいて、自列車の走行速度を制御するための減速制御曲線を演算する減速制御曲線演算手段を備えており、前記特定された速度距離テーブルに基づいて前記減速制御曲線演算手段により演算された減速制御曲線を修正し、自列車の車両性能を考慮した前記速度制御パターンを演算することを特徴とする請求項1記載の自動列車制御装置。
- 地上装置と車上装置とを備える自動列車制御装置を制御するための自動列車制御方法において、
前記地上装置に、複数の軌道区間に区切られた軌道回路の軌道回路長、勾配値、曲線半径を考慮した列車の走行速度を制御するための複数の許容走行速度情報と、前記許容走行速度情報の各々に対応付けられている複数の許容走行区間長情報とを走行制御情報記憶手段に記憶させる工程と、
前記地上装置に、前記軌道回路を走行する先行列車の走行位置を検知させる工程と、
前記地上装置に、検知された前記先行列車の走行位置と前記軌道回路の所定の走行速度制限区間に基づいて、前記許容走行速度情報及び前記許容走行区間長情報を読み出して前記位置検出手段により検出された先行列車の走行位置の後方軌道区間又は前記走行速度制限区間の後方軌道区間に該軌道区間の前記許容走行速度情報を示す許容走行速度信号と前記許容走行区間長情報を示す許容走行区間長信号を伝送させる工程と、
前記車上装置に、列車の走行速度から所定の減速速度まで減速した際の速度差と、列車の走行速度から所定の減速速度まで減速するために要する制動距離との関係を各種列車の車両性能毎に示す速度距離テーブルを、前記軌道回路の勾配値毎に個別にテーブル記憶手段に記憶させる工程と、
前記車上装置に、伝送された許容走行速度信号と許容走行区間長信号とを受信して前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とを取得させる工程と、
前記車上装置に、前記軌道回路を走行する列車の走行速度を検出させる工程と、
前記車上装置に、検出された前記走行速度に基づいて前記各軌道区間の始端からの自列車が走行した走行距離を積算させる工程と、
前記車上装置に、取得された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに対応する前記速度差と前記制動距離とを記憶した所定の勾配値の速度距離テーブルを特定させ、特定された速度距離テーブルに基づいて自列車の車両性能に対応する前記制動距離を特定させ、特定された前記制動距離に基づいて自列車の走行速度を制御するための速度制御パターンを演算させる工程と、
前記車上装置に、自列車の走行速度と走行距離と前記演算された速度制御パターンとに基づいて自列車の走行速度を制御させる工程と、
を含むことを特徴とする自動列車制御方法。 - 前記車上装置に、受信された前記許容走行速度情報と前記許容走行区間長情報とに基づいて、自列車の走行速度を制御するための減速制御曲線を演算させる工程と、
前記車上装置に、前記特定された速度距離テーブルに基づいて前記減速制御曲線を修正し、自列車の車両性能を考慮した前記速度制御パターンを演算させる工程と、を更に含むことを特徴とする請求項3記載の自動列車制御方法。
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