JP4800352B2 - 自動利得制御回路、チューナ、テレビ受信機およびセットトップボックス - Google Patents

自動利得制御回路、チューナ、テレビ受信機およびセットトップボックス Download PDF

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Description

本発明は、チューナ等に適用される自動利得制御回路に関するものである。
従来のフィードバック型RF−VGAのAGC制御について、図11〜図14に基づいて説明する。
図11は、従来の自動利得制御回路101の構成を示すブロック図である。自動利得制御回路101は、VGA2、切換選択部3、切換順位設定部4、ゲイン測定部5、加減算部6および判定部7を備えている。また、自動利得制御回路101の外部には、目標ゲイン設定部8が設けられている。VGA2には、自動利得制御回路101の入力端子INからの高周波信号が入力される。
図12に示すように、VGA2は、4つのアンプ21a〜21d、および4つのスイッチ22a〜22dを備えている。アンプ21aとスイッチ22a、アンプ21bとスイッチ22b、アンプ21cとスイッチ22c、およびアンプ21dとスイッチ22dは、それぞれ互いに直列接続されており、アンプ21aとスイッチ22aとの直列回路、アンプ21bとスイッチ22bとの直列回路、アンプ21cとスイッチ22cとの直列回路、およびアンプ21dとスイッチ22dとの直列回路は、互いに並列接続されている。
図11に示す切換選択部3は、スイッチ22a〜22dのON/OFFを制御することにより、各アンプ21a〜21dの選択/非選択を行う。これによりVGA2に入力される高周波信号の利得が制御される。
切換順位設定部4は、レジスタで構成され、後述する切換順位を示すレジスタ値を切換選択部3に出力する。切換選択部3は、切換順位設定部4からの制御信号に基づいて、スイッチ22a〜22dのON/OFFを制御する。
目標ゲイン設定部8には、図13(a)に示すデータテーブルが記憶されている。データテーブルでは、切換選択部3によるスイッチ22a〜22dのON/OFF制御の組み合わせ毎に、切換順位が割り当てられている。スイッチ22a〜22dのON/OFF制御の組み合わせは、高周波信号の周波数が通常レベルの場合におけるアンプ21a〜21dのゲインに基づいており、切換順位が大きくなるほどVGA2のゲインを示す目標ゲインが大きくなるように設定されている。すなわち、図13(b)に示すように、VGA2のゲインを示す目標ゲインが切換順位に対して線形性を有するように設定されている。
例えば、VGA2の目標ゲインを5.0dBとしている場合、切換順位設定部4は、目標ゲイン5.0dBに対応する切換順位「5」を示すレジスタ値を切換選択部3に出力する。これに対し、切換選択部3は、目標ゲイン設定部8に記憶されているデータテーブルを参照して、切換順位「5」に対応するON/OFF制御を行う。これにより、切換選択部3は、アンプ21aおよびアンプ21dを選択し、VGA2のゲインが5.0dBとなるように制御する。
また、図11に示すゲイン測定部5は、VGA2からの出力信号と入力端子INからの高周波信号とを検出し、VGA2の実際のゲインを示すデジタル値を加減算部6に出力する。
上記のように、VGA2の目標ゲインが5.0dBである場合、目標ゲイン設定部8は加減算部6に目標ゲイン5.0dBに対応するデジタル値「5」を出力する。
加減算部6は、目標ゲイン設定部8からのデジタル値から、ゲイン測定部5からのデジタル値を減じた値を判定部7に出力する。判定部7は、加減算部6の出力値が「0」または負の値であれば、「0」を切換順位設定部4に出力する。また、加減算部6の出力値が正の値であれば、当該正の値を切換順位設定部4に出力する。このように、加減算部6および判定部7により、目標ゲイン設定部8からのデジタル値とゲイン測定部5からのデジタル値とが比較され、実際のVGA2のゲインが目標ゲインを超えているか否かが判断される。
切換順位設定部4は、判定部7からの出力が「0」の場合、切換選択部3に出力するレジスタ値を「5」のまま維持する。したがって、切換選択部3によるスイッチ22a〜22dのON/OFF制御の組み合わせは変化しない。
一方、例えばVGA2の目標ゲインを5.0dBから4.0dBに変更した場合、目標ゲイン設定部8は加減算部6に目標ゲイン4.0dBに対応するデジタル値「4」を出力する。このときゲイン測定部5からの出力は「5」であるので、加減算部6は「1」を判定部7に出力し、判定部7は、「1」をそのまま切換順位設定部4に出力する。すなわち、判定部7からの出力が正の値になるので、切換順位設定部4は、出力するレジスタ値を「1」減じて、切換順位「4」を示すレジスタ値を切換選択部3に出力する。
切換選択部3は、目標ゲイン設定部8に記憶されているデータテーブルを参照して、切換順位「4」に対応するON/OFF制御を行う。これにより、アンプ21dのみが選択され、VGA2のゲインが目標ゲインである4.0dBとなるように制御される。
なお、上記のフィードバック型AGC制御と同様の技術は、下記の特許文献1〜4にも開示されている。
特開2000−201039号公報(2000年7月18日公開) 特開2005−192060号公報(2005年7月1日公開) 特開平11−355078号公報(1999年12月24日公開) 特表2005−502233号公報(2005年1月20日公表)
しかしながら、VGA2に設けられているアンプ21a〜21dのゲインは、入力される高周波の周波数によって変化する。例えば、高周波信号の周波数が変化して、図12に示すアンプ21a〜21cのゲインが1.0dBから1.6dBに変化し、アンプ21dのゲインが4.0dBから4.4dBに変化した場合、図14(a)および(b)に示すように、VGA2の実際のゲインである実質ゲインのゲイン特性は、非線形領域をもったゲイン特性となってしまう。
例えば、目標ゲインを5.0dBに設定し、図11に示す切換順位設定部4のレジスタ値が「5」である状態において、高周波信号の周波数の変化により、アンプ21a〜21cのゲインが1.6dBに変化し、アンプ21dのゲインが4.4dBに変化すると、図14(a)に示すように、VGA2の実際のゲインは6.0dBとなる。この場合、判定部7からの出力が「1」となるので、切換順位設定部4のレジスタ値が1減じて「4」となる。これに応じて、切換選択部3は、切換順位「4」に対応するスイッチ22a〜22dのON/OFF制御を行い、VGA2のゲインが4.4dBとなる。これにより、判定部7からの出力が「0」となり、切換順位設定部4のレジスタ値は「4」で維持され、VGA2のゲインは4.4dBのまま推移する。
この場合、目標ゲインが5.0dBであるため、目標ゲインとの差は0.6dBとなるが、切換順位「3」に対応する実質ゲインは4.8dBであるため、切換順位を「3」とした場合よりも、実質ゲインと目標ゲインとの差が大きくなってしまう。また、切換順位設定部4が出力するレジスタ値が「4」の状態において、さらに目標ゲインを下げることにより加減算部6および判定部7の出力が正の値になった場合、切換順位設定部4は、レジスタ値を「3」に下げることとなるが、図14(a)に示すように、実質ゲインは4.8dBに一旦上昇してしまう。
このように、高周波信号の周波数の変化により、切換順位と実質ゲインとが非線形関係になると、VGA2のゲインを適切に制御できなくなり、入力周波数によってVGA2からの出力信号レベルに大きなバラツキが生じてしまうという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力信号の周波数の変化による出力信号レベルのバラツキを抑えることができる自動利得制御回路を実現することにある。
本発明に係る自動利得制御回路は、上記課題を解決するために、入力信号を増幅または減衰させる複数の信号増減手段を備え、各信号増減手段の選択/非選択により前記入力信号の利得が制御される利得制御手段と、前記利得制御手段の利得を検出する利得測定手段と、予め定められた目標利得と前記利得測定手段によって検出された利得とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記信号増減手段の選択/非選択を行う切換選択手段とを備え、選択される信号増減手段の組み合わせ毎に、順位が割り当てられ、前記入力信号の周波数が所定の周波数の場合、前記利得制御手段の利得が前記順位に対して線形性を有するように設定され、前記切換選択手段は、前記比較手段による比較結果において、前記利得測定手段によって検出された利得が前記目標利得よりも大きい場合、選択する信号増減手段の組み合わせの順位を下げるように構成されている自動利得制御回路であって、前記周波数が変化することにより前記利得制御手段の利得が前記順位に対して非線形となる場合、前記利得制御手段の利得と線形関係を満たさない順位の組み合わせに係る信号増減手段を前記切換選択手段が選択しないように制限する選択制限手段を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、入力信号の利得は、利得制御手段に設けられる各信号増減手段の選択/非選択により制御され、各信号増減手段の選択/非選択は切換選択手段によって行われる。また、前記利得制御手段の利得を検出する利得測定手段と、予め定められた目標利得と前記利得測定手段によって検出された利得とを比較する比較手段とが設けられており、切換選択手段は、比較手段の比較結果に基づいて各信号増減手段の選択/非選択を行う。
また、選択される信号増減手段の組み合わせ毎に、順位が割り当てられており、入力信号の周波数が所定の周波数の場合、利得制御手段の利得が順位に対して線形性を有するように設定されている。さらに、切換選択手段は、比較手段による比較結果において、利得測定手段によって検出された利得が目標利得よりも大きい場合、すなわち、利得制御手段の実際の利得が目標利得よりも大きい場合、選択する信号増減手段の組み合わせの順位を下げるように構成されている。したたがって、上記所定の入力周波数では、切換選択手段が、選択する信号増減手段の組み合わせの順位を下げると、利得制御手段の利得も下がるように制御される。
ここで、信号増減手段は、入力信号の周波数の変化により利得または減衰率が変化するので、利得制御手段の利得が順位に対して非線形となる場合がある。これに対し、選択制限手段が、利得制御手段の利得と線形関係を満たさない順位の組み合わせに係る信号増減手段を切換選択手段が選択しないように制限するので、利得制御手段の利得が順位に対して実質的に線形性を保つことができる。したがって、入力信号の周波数の変化による出力信号レベルのバラツキを抑えることができる自動利得制御回路を実現できるという効果を奏する。
本発明に係る自動利得制御回路では、前記入力信号は、高周波信号であってもよい。
本発明に係る自動利得制御回路では、前記複数の信号増減手段は、互いに並列接続されている複数の増幅器であり、各増幅器には、スイッチ手段が接続されており、前記切換選択手段は、各スイッチ手段をON/OFF制御することにより、前記増幅器の選択/非選択を行う構成であってもよい。
上記の構成によれば、選択される増幅器の利得の和が利得制御手段の利得となる。
本発明に係る自動利得制御回路では、前記複数の信号増減手段は、単一の増幅器および複数の減衰器であり、各減衰器は互いに並列接続されるとともに、前記増幅器の出力端子に接続されており、各減衰器には、スイッチ手段が接続されており、前記切換選択手段は、各スイッチ手段をON/OFF制御することにより、前記減衰器の選択/非選択を行う構成であってもよい。
上記の構成によれば、増幅器の利得から、選択される減衰器の減衰率の和を差し引いた値が、利得制御手段の利得となる。
本発明に係る自動利得制御回路では、前記複数の信号増減手段は、互いに並列接続された複数の増幅器および減衰器であり、各増幅器および各減衰器には、スイッチ手段が接続されており、前記切換選択手段は、各スイッチ手段をON/OFF制御することにより、前記増幅器および減衰器の選択/非選択を行う構成であってもよい。
上記の構成によれば、選択される増幅器の利得と選択される減衰器の減衰率との和が利得制御手段の利得となる。
本発明に係るチューナは、周波数選択手段と周波数変換手段とを備え、前記自動利得制御回路が、前記周波数選択手段と前記周波数変換手段との間に設けられていることを特徴としている。
本発明に係るチューナは、周波数選択手段と周波数変換手段とを備え、前記自動利得制御回路が、前記周波数変換手段の後段に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、出力レベルの安定したチューナを実現することができる。
本発明に係るチューナは、周波数選択手段と周波数変換手段とを備え、前記自動利得制御回路が、前記周波数選択手段と前記周波数変換手段との間、および前記周波数変換手段の後段に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、さらに出力レベルの安定したチューナを実現することができる。
本発明に係るテレビ受信機およびセットトップボックスは、前記チューナを備えている。
上記の構成によれば、受信性能が良好なテレビ受信機やセットトップボックスを実現することができる。
本発明に係る自動利得制御回路は、以上のように、入力信号を増幅または減衰させる複数の信号増減手段を備え、各信号増減手段の選択/非選択により前記入力信号の利得が制御される利得制御手段と、前記利得制御手段の利得を検出する利得測定手段と、予め定められた目標利得と前記利得測定手段によって検出された利得とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記信号増減手段の選択/非選択を行う切換選択手段とを備え、選択される信号増減手段の組み合わせ毎に、順位が割り当てられ、前記入力信号の周波数が所定の周波数の場合、前記利得制御手段の利得が前記順位に対して線形性を有するように設定され、前記切換選択手段は、前記比較手段による比較結果において、前記利得測定手段によって検出された利得が前記目標利得よりも大きい場合、選択する信号増減手段の組み合わせの順位を下げるように構成されている自動利得制御回路であって、前記周波数が変化することにより前記利得制御手段の利得が前記順位に対して非線形となる場合、前記利得制御手段の利得と線形関係を満たさない順位の組み合わせに係る信号増減手段を前記切換選択手段が選択しないように制限する選択制限手段を備えているので、入力信号の周波数の変化による出力信号レベルのバラツキを抑えることができる自動利得制御回路を実現できるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態について図1および図2に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本実施形態に係る自動利得制御回路1の構成を示すブロック図である。自動利得制御回路1は、図11に示す自動利得制御回路101において、さらにSKIPPER9を備える構成である。SKIPPER9は、特許請求の範囲に記載の選択制限手段に相当する構成であり、入力される高周波信号の周波数に応じて、切換選択部3が所定の切換順位に係るスイッチ22a〜22dのON/OFF制御を行わないように、切換順位設定部4のレジスタ値を制御する機能を有している。
例えば、高周波信号の周波数の変化により、アンプ21a〜21cのゲインが1.6dBに変化し、アンプ21dのゲインが4.4dBに変化した場合、図14に示すように、実質ゲインは切換順位に対して非線形となる。ここで、SKIPPER9は、切換順位設定部4がレジスタ値「4」を出力しないように制限する。これにより、切換選択部3は、実質ゲインと線形関係を満たさない切換順位(以下「非線形順位」とする)「4」に対応するON/OFF制御を行わないように制御される。
図2(a)は、切換順位「4」に対応するON/OFF制御が制限されている場合における、切換順位、スイッチ22a〜22dのON/OFF制御の組み合わせ、および実質ゲインを示すテーブルであり、図2(b)は、切換順位と実質ゲインとの関係を示すグラフである。このように、SKIPPER9が切換順位設定部4に対しレジスタ値「4」をSKIPさせることにより、実質ゲインは切換順位に対して線形性を保つことができる。
換言すると、非線形順位は、実質ゲインが切換順位に対して単調増加している場合に、対応する実質ゲインが下位の切換順位に対応する実質ゲインよりも小さい線形順位、と表現することもできる。また、非線形順位は、実質ゲインが切換順位に対して単調減少している場合に、対応する実質ゲインが下位の切換順位に対応する実質ゲインよりも大きい線形順位、と表現することもできる。
例えば、切換順位設定部4がレジスタ値「5」を出力している状態において判定部7から正の値の信号が入力されると、SKIPPER9は、切換順位設定部4がレジスタ値「4」をSKIPしてレジスタ値「3」を出力するように、切換順位設定部4を制御する。これにより、切換選択部3は切換順位「3」に対応するON/OFF制御を行うので、実質ゲインは4.8dBに制御される。すなわち、従来の自動利得制御回路101のように、切換順位設定部4がレジスタ値「5」を出力している状態において判定部7から正の値の信号が入力されるとレジスタ値「4」を出力する場合に比べ、実質ゲインと目標ゲインとの差を小さくすることができる。
なお、図13に示すように、実質ゲインが切換順位に対して線形性を有している場合は、SKIPPER9は、切換順位設定部4に対してレジスタ値の出力制限を行わない。SKIPPER9には、実質ゲインが切換順位に対して非線形となる高周波信号の周波数範囲(以下「非線形範囲」とする)のデータが格納されている。当該データに基づき、SKIPPER9は、入力周波数が非線形範囲にある場合のみ、切換順位設定部4に対し非線形順位に対応するレジスタ値を出力しないように制御する。
さらに、入力周波数によって非線形順位が異なる場合、SKIPPER9には、入力周波数の範囲と非線形順位との対応関係を示すデータも格納される。これらの非線形範囲および非線形順位のデータは、回路設計段階において、入力周波数に対するゲイン特性を含む電気特性をデータ化することによりあらかじめ把握できる。
このように、SKIPPER9は、切換選択部3が入力周波数の変化により非線形ポイントとなる切換順位に対応するON/OFF制御を行わないように制限するので、実質ゲインと目標ゲインとの差を小さくすることができ、入力周波数の変化によるVGA2の出力信号レベルのバラツキを抑えることができる。
なお図12に示すように、VGA2は、アンプ21a〜21dにそれぞれ直列接続されたスイッチ22a〜22dをON/OFF制御することによりアンプ21a〜21dの選択/非選択を行う構成であるが、これに限定されない。例えば、各アンプ21a〜21dと電源線との間にスイッチを配置し、各スイッチをON/OFF制御してもよい。このように、各アンプ21a〜21dの動作自体を制御することで、アンプ21a〜21dの選択/非選択を行ってもよい。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について図3〜図7に基づいて説明すると以下の通りである。実施形態1では、VGAはアンプで構成される場合について説明したが、本実施形態では、VGAがアンプとアッテネータ(ATT)とで構成される場合について説明する。
図3は、本実施形態に係るVGA2aの構成を示す回路図である。VGA2aは、1つのアンプ21e、4つのスイッチ22a〜22dおよび4つのATT23a〜23dを備えている。ATT23aとスイッチ22a、ATT23bとスイッチ22b、ATT23cとスイッチ22c、およびATT23dとスイッチ22dは、それぞれ互いに直列接続されており、ATT23aとスイッチ22aとの直列回路、ATT23bとスイッチ22bとの直列回路、ATT23cとスイッチ22cとの直列回路、およびATT23dとスイッチ22dとの直列回路は、アンプ21eの出力端子とVGA2aの出力端子との間で互いに並列接続されている。
高周波信号の周波数が通常レベルの場合、ATT23a〜23cの減衰率(ロス)は−1.0dBであり、ATT23dのロスは−4.0dBである。また、アンプ21eのゲインは、入力周波数にかかわらず10.0dBである。実施形態1の場合と同様、各スイッチ22a〜22dは、図1に示す切換選択部3によってON/OFF制御され、アンプ21eとATT23a〜23dとの総合利得がVGA2aのゲインとなる。
図4(a)は、図1に示す目標ゲイン設定部8に記憶されるデータテーブルを示している。これにより、図4(b)に示すように、入力周波数が通常レベルの場合、目標ゲインは切換順位に対して線形性を有している。
ここで、入力周波数の変化により、ATT23a〜23cのロスが−1.6dBに変化し、ATT23dのロスが−4.4dBに変化したとすると、図5(a)および(b)に示すように、実質ゲインは切換順位に対して非線形となる。この場合、切換順位「5」が非線形順位となるので、図1に示すSKIPPER9は、切換選択部3が切換順位「5」に対応するON/OFF制御を行わないように、切換順位設定部4に対しレジスタ値「5」を出力しないように制御する。
これにより、図6(a)および(b)に示すように、実質ゲインが切換順位に対して線形性を保つことができるので、入力周波数の変化によるVGA2aの出力信号レベルのバラツキを抑えることができる。
続いて、VGAの他の変形例について説明する。
図7は、本実施形態に係るVGA2bの構成を示す回路図である。VGA2bは、4つのアンプ21f〜21i、8つのスイッチ22a〜22h、および4つのATT23e〜23hを備えている。アンプ21fとスイッチ22a、アンプ21gとスイッチ22b、アンプ21hとスイッチ22c、アンプ21iとスイッチ22d、ATT23eとスイッチ22e、ATT23fとスイッチ22f、ATT23gとスイッチ22g、およびATT23iとスイッチ22iは、それぞれ互いに直列接続されており、アンプ21fとスイッチ22aとの直列回路、アンプ21gとスイッチ22bとの直列回路、アンプ21hとスイッチ22cとの直列回路、アンプ21iとスイッチ22dとの直列回路、ATT23eとスイッチ22eとの直列回路、ATT23fとスイッチ22fとの直列回路、ATT23gとスイッチ22gとの直列回路、およびATT23iとスイッチ22iとの直列回路は、互いに並列接続されている。各スイッチ22a〜22hは、図1に示す切換選択部3によってON/OFF制御され、アンプ21f〜21iおよびATT23e〜23hの総合利得がVGA2bのゲインとなる。
ここで、所定の入力周波数において、スイッチ22a〜22hのON/OFF制御の組み合わせ毎に割り当てられている切換順位とVGA2bのゲインとが線形関係にある場合、入力周波数の変化により切換順位とVGA2bのゲインとが非線形になると、図1に示すSKIPPER9は、切換選択部3が非線形順位に対応するON/OFF制御を行わないように、切換順位設定部4に対し非線形順位を示すレジスタ値を出力しないように制御する。
これにより、VGA2bのゲインが切換順位に対して線形性を保つことができ、入力周波数の変化によるVGA2bの出力信号レベルのバラツキを抑えることができる。
〔実施形態3〕
本発明の第3の実施形態について図8〜図10に基づいて説明すると以下の通りである。本実施形態では、本発明に係る自動利得制御回路を受信機のチューナに用いた例について説明する。
図8は、本実施形態に係るチューナ30の構成を示すブロック図である。チューナ30は、ハイパスフィルタ31、ATT32、3つのAGCアンプ33a〜33c、3つのバンドパスフィルタ34a〜34c、ミキサ35および発信器36を備えており、さらに、本発明に係る自動利得制御回路1を備えている。図8では、自動利得制御回路1は、バンドパスフィルタ34aとバンドパスフィルタ34bとの間に設けられているが、これに限定されず、バンドパスフィルタ34aとミキサ35との段間に設けられていればよい。
これにより、出力レベルの安定したチューナを実現することができる。
図9は、本実施形態の変形例に係るチューナ40の構成を示すブロック図である。チューナ40は、図8に示すチューナ30において、自動利得制御回路1およびAGCアンプ33cの位置を入れ替えた構成である。このように、自動利得制御回路1をミキサ35の後段に設けてもよい。
図10は、本実施形態の他の変形例に係るチューナ50の構成を示すブロック図である。チューナ50は、図8に示すチューナ30において、AGCアンプ33cの代わりに自動利得制御回路1を設けた構成である。このように、本発明に係る自動利得制御回路1を、バンドパスフィルタ34aとミキサ35との段間およびミキサ35の後段の両方に設けてもよい。これにより、さらにチューナの出力レベルをさらに安定させることができる。
また、これらのチューナを、テレビ受信機やセットトップボックスに設けることにより、テレビ受信機やセットトップボックスの受信性能を向上させることができる。
〔実施形態の総括〕
上記の各実施形態では、自動利得制御回路に高周波信号が入力される構成であったが、これに限定されず、中間周波信号などの他の周波数の信号であってもよい。
本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る自動利得制御回路は、テレビ受信機やセットトップボックス等に好適に適用できる。
本発明の第1の実施形態に係る自動利得制御回路の構成を示すブロック図である。 (a)は、SKIPPERによって切換選択部のON/OFF制御が制限されている場合における、切換順位、スイッチのON/OFF制御の組み合わせ、および実質ゲインを示すテーブルであり、(b)は、当該テーブルにおける切換順位と実質ゲインとの関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るVGAの構成を示す回路図である。 (a)は、上記自動利得制御回路の目標ゲイン設定部に記憶されるデータテーブルであり、(b)は、当該データテーブルにおける切換順位と目標ゲインとの関係を示すグラフである。 (a)は、図3に示すVGAのアンプのゲインが変化した場合における、切換順位、スイッチのON/OFF制御の組み合わせ、および実質ゲインを示すテーブルであり、(b)は、当該テーブルにおける切換順位と実質ゲインとの関係を示すグラフである。 (a)は、SKIPPERによって切換選択部のON/OFF制御が制限されている場合における、切換順位、スイッチのON/OFF制御の組み合わせ、および実質ゲインを示すテーブルであり、(b)は、当該テーブルにおける切換順位と実質ゲインとの関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態の変形例に係るVGAの構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るチューナの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に係るチューナの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の他の変形例に係るチューナの構成を示すブロック図である。 従来の自動利得制御回路の構成を示すブロック図である。 上記自動利得制御回路のVGAの構成を示す回路図である。 (a)は、外部の目標ゲイン設定部に記憶されるデータテーブルであり、(b)は、当該データテーブルにおける切換順位と目標ゲインとの関係を示すグラフである。 (a)は、図12に示すVGAのアンプのゲインが変化した場合における、切換順位、スイッチのON/OFF制御の組み合わせ、および実質ゲインを示すテーブルであり、(b)は、当該テーブルにおける切換順位と実質ゲインとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 自動利得制御回路
2、2a、2b VGA(利得制御手段)
3 切換選択部(切換選択手段)
4 切換順位設定部(切換選択手段)
5 ゲイン測定部(利得測定手段)
6 加減算部(比較手段)
7 判定部(切換選択手段)
9 SKIPPER(選択制限手段)
21a〜21i アンプ(増幅器、信号増減手段)
22a〜22h スイッチ(スイッチ手段)
23a〜23h ATT(減衰器、信号増減手段)
30、40、50 チューナ
34a バンドパスフィルタ(周波数選択手段)
35 ミキサ(周波数変換手段)

Claims (10)

  1. 入力信号を増幅または減衰させる複数の信号増減手段を備え、各信号増減手段の選択/非選択により前記入力信号の利得が制御される利得制御手段と、
    前記利得制御手段の利得を検出する利得測定手段と、
    予め定められた目標利得と前記利得測定手段によって検出された利得とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいて前記信号増減手段の選択/非選択を行う切換選択手段とを備え、
    選択される信号増減手段の組み合わせ毎に、順位が割り当てられ、
    前記入力信号の周波数が所定の周波数の場合、前記利得制御手段の利得が前記順位に対して線形性を有するように設定され、
    前記切換選択手段は、前記比較手段による比較結果において、前記利得測定手段によって検出された利得が前記目標利得よりも大きい場合、選択する信号増減手段の組み合わせの順位を下げるように構成されている自動利得制御回路であって、
    前記周波数が変化することにより前記利得制御手段の利得が前記順位に対して非線形となる場合、前記利得制御手段の利得と線形関係を満たさない順位の組み合わせに係る信号増減手段を前記切換選択手段が選択しないように制限する選択制限手段を備えることを特徴とする自動利得制御回路。
  2. 前記入力信号は、高周波信号であることを特徴とする請求項1に記載の自動利得制御回路。
  3. 前記複数の信号増減手段は、互いに並列接続されている複数の増幅器であり、
    各増幅器には、スイッチ手段が接続されており、
    前記切換選択手段は、各スイッチ手段をON/OFF制御することにより、前記増幅器の選択/非選択を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の自動利得制御回路。
  4. 前記複数の信号増減手段は、単一の増幅器および複数の減衰器であり、
    各減衰器は互いに並列接続されるとともに、前記増幅器の出力端子に接続されており、
    各減衰器には、スイッチ手段が接続されており、
    前記切換選択手段は、各スイッチ手段をON/OFF制御することにより、前記減衰器の選択/非選択を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の自動利得制御回路。
  5. 前記複数の信号増減手段は、互いに並列接続された複数の増幅器および減衰器であり、
    各増幅器および各減衰器には、スイッチ手段が接続されており、
    前記切換選択手段は、各スイッチ手段をON/OFF制御することにより、前記増幅器および減衰器の選択/非選択を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の自動利得制御回路。
  6. 周波数選択手段と周波数変換手段とを備え、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の自動利得制御回路が、前記周波数選択手段と前記周波数変換手段との間に設けられていることを特徴とするチューナ。
  7. 周波数選択手段と周波数変換手段とを備え、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の自動利得制御回路が、前記周波数変換手段の後段に設けられていることを特徴とするチューナ。
  8. 周波数選択手段と周波数変換手段とを備え、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の自動利得制御回路が、前記周波数選択手段と前記周波数変換手段との間、および前記周波数変換手段の後段に設けられていることを特徴とするチューナ。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載のチューナを備えるテレビ受信機。
  10. 請求項6から8のいずれか1項に記載のチューナを備えるセットトップボックス。
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