JP4801021B2 - 貨物コンテナ用液体輸送装置 - Google Patents
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・貨物自動車の荷台床上に配設された液体バッグ部が、平板状のパレットと、このパレット上に設置される液体用バッグ本体とから構成されている。
・液体バッグ本体(「ソフトタンク」と称される場合もある)は、帆布素材の筒状のバッグと上部蓋を備える。
・パレットは、台の四隅に開設した受け穴に着脱自在に立設された支持棒とその上端のリングとを備える。
・このリングの上面から、バッグを内部に入れバッグの上方縁と、上部蓋の外周縁とでリングを巻き込み、その外面からベルトで周囲を緊締する。さらに、支持棒の外側からバッグを囲むように架け渡した別のベルトの両端を、貨物自動車の荷台内壁に取付けたベルト引っ掛け金具に係止緊締する。
1.作業が複雑なので多数の人力が必要で、一人では大変に厳しく時間がかかり過ぎて嫌われる。組立分解作業が大変である。
2.洗浄も大変である。
3.部品点数が多く、多数ボルト締めする必要があるが、忘れることがあり、事故を引き起こしやすい。
4.袋本体がむき出し状態なので、何時か破れるのではないかと云う不安があった。
5.単一輸送方式(1つのコンテナで1種の貨物のみを輸送する方式)のため、輸送コストが高く効率が悪い。
6.冷却ができないので、温度の管理が必要なものの輸送には限界がある。
7.特に牛乳の場合、輸送中に内部の牛乳が揺れるので波が発生し、バター化の可能性が高いという問題がある。
8.内部の液体が揺れることは、特に自動車の場合、急ブレーキを掛けたときやカーブを走行するときなどに、慣性により車両に大きな荷重が掛かり、運転を非常に困難なものとし安全運転上問題がある。
・貨物自動車の荷台床上に配設された液体バッグ部が、支持枠部と液体バッグとカバー部と波消しバー(消波棒)部とから構成されている。
・支持枠部は、荷台床上において進行方向と直交状態で前後に起立する一対の壁と、進行方向と平行状態で左右に起立する一対の壁とから構成されている。
・液体用バッグは、支持枠部内に装填される。カバー部は、液体用バッグの上面を覆うシートと、進行方向と平行に添着された複数本の縦テープと、縦テープの両端に取り付けた牽引用フックと、進行方向と直交して添着された複数本の横テープとから構成されている。
・消波棒部は、支持枠部の前後壁上縁から切り欠かれたコ字状切り欠きに挿入して掛架することができる寸法の複数本の棒から構成されている。
・上記の構成において、液体用バッグを支持枠部内に装填した後、牛乳などを注入して内部を満たして液体用バッグを立方形状とする。消波棒を押し下げて液体用バッグの上面を押圧した状態で消波棒の両端を前後壁に固定する。さらに縦テープの両端を荷台床上に固定する。
1.支持枠部の各部品は、一人の人間が扱うには大きく重量があるため、組立作業及び分解作業の負担が大きい。
2.1本の消波棒の一端を支持枠部に取り付けるために、1つの抑え金物と複数のピンを用いるため、作業が煩雑である。
3.消波棒の取付け及び固定を内部の液体の注入後に行う、つまり、液体用バッグを充填した後に消波棒を配置し、抑え金物で消波棒の両端を上から抑えてピンで固定するが、満充填された液体バッグを上方から押圧するには相当大きな力を要するため人力では容易ではなく、十分に押圧することができない。
(1)第1発明に係る貨物コンテナ用液体輸送装置は、基本的態様として、輸送車両等に搭載された貨物コンテナの床(2b)上に設置され液体充填状態にて角部に丸みをもつ略直方体形状でありかつ該貨物コンテナの左右壁(11a)により支持されるソフトタンク(5)と、液体充填状態の前記ソフトタンクの後面及び前面をそれぞれ支持するべく該ソフトタンクの後方及び前方にて前記床上に立設された壁状の一対のバルクヘッド(4b、4a)と、前記一対のバルクヘッド間に架掛されかつ液体充填状態の該ソフトタンクを上方から押圧するように該一対のバルクヘッドに両端部をそれぞれ取付けられた消波棒(7)とを備える。
そして、この液体輸送装置において、消波棒(7)を一対のバルクヘッドに取り付けるための第1及び第2の取付手段を特徴とする。第1の取付手段は、消波棒が一方のバルクヘッド(4b)に位置する左右方向の軸の周りに回動可能であるように消波棒の一端部を一方のバルクヘッド(4b)に着脱可能に取付けるものである。第2の取付手段は、消波棒の他端部を、他方のバルクヘッド(4a)に対し着脱可能に固定するものである。
さらに、一対のバルクヘッドの各々が、長方形の内パネル(4a1)と、内パネルの外面に添着された長方形の外枠(4a21)と、外枠の内側にて上下方向及び左右方向にそれぞれ延在する複数の中枠(4a22、4a23、4a24)とを備える。
一方のバルクヘッドにおける第1の取付手段は、消波棒(7)を挿通可能な左右方向の幅にて内パネルに上下方向に穿設された第1の消波棒挿入スリット (4a12)と、上下方向の複数の中枠の一部であって第1の消波棒挿入スリットの両側縁に沿ってそれぞれ配置された一対の第1の消波棒取付板(4a23) と、一対の第1の消波棒取付板において互いに同じ高さ位置となるように上下方向に所定の間隔でそれぞれ穿設された複数の第1の消波棒ピン孔(ph2)と、消波棒の一端部に穿設された消波棒端部孔(7d)と、消波棒の一端部を、第1の消波棒挿入スリット及び一対の第1の消波棒取付板の間に挿通させた状態で第1の消波棒ピン孔及び消波棒端部孔に着脱可能に挿入した第1の消波棒ピン(p2)とを具備する。
他方のバルクヘッドにおける第2の取付手段は、消波棒(7)を挿通可能な左右方向の幅にて内パネルに上下方向に穿設された第2の消波棒挿入スリット (4b12)と、上下方向の複数の中枠の一部であって第2の消波棒挿入スリットの両側縁に沿ってそれぞれ配置された一対の第2の消波棒取付板(4b23) と、一対の第2の消波棒取付板において互いに同じ高さ位置となるように上下方向に所定の間隔でそれぞれ穿設された複数の第2の消波棒ピン孔(ph2)と、消波棒の他端部に形成された消波棒ボルト部(7b)と、消波棒の他端部を、第2の消波棒挿入スリット及び一対の第2の消波棒取付板の間に挿通させた状態で消波棒の他端部の直上及び直下に位置する第2の消波棒ピン孔に対して着脱可能に挿入した一対の第2の消波棒ピン(p6,p7)と、一対の第2の消波棒取付板の間を突き抜けた消波棒ボルト部に螺着され消波棒を他方のバルクヘッドに対し緊締する消波棒ナット(7c)とを具備する。
第3の取付手段は、ステーの一端部を、左右方向の軸(p5)の周りに回動可能であるように貨物コンテナの床に取り付けるものである。
第4の取付手段は、ステーの他端部を、バルクヘッドの外面に対し着脱可能に取り付けるものである。
また、第4の取付手段は、バルクヘッドが備える上下方向の複数の中枠の一部であるステー取付板(4b24)と、ステー取付板に穿設された第2のステーピン孔(ph1)と、ステーの他端部に穿設された第2のステー端部孔(4d2)と、第2のステーピン孔及び第2のステー端部孔に着脱可能に挿入した第2のステーピン(p1)とを具備する。
1.液体輸送装置のソフトタンクを上方から押圧する消波棒の一端部を一対のバルクヘッドの一方に取り付ける第1の取付手段により、消波棒がこの一方のバルクヘッドに対して着脱可能かつ回動可能に取り付けられる。さらに第2の取付手段により、消波棒の他端部を他方のバルクヘッドに着脱可能に取り付ける。これにより、ソフトタンクに液体を充填する前に、容易な作業で消波棒を一対のバルクヘッドに取り付けることができる上、液体充填後のソフトタンクを、消波棒により十分な力で押圧した状態を容易かつ確実に実現することができる。
特許文献2に記載の従来の消波棒の取付手段では、消波棒がほぼ水平状態でなければ端部を固定することが困難である。従来は、立体状となったソフトタンク上に消波棒を載せることでほぼ水平状態とすることができたが、ソフトタンクの充填前には消波棒をほぼ水平に支持する手段がない。特に、一人で作業する場合、消波棒の両端部を同時に一対のバルクヘッドに固定することは難しい。
1.第1発明の実施の形態
図1は、第1発明に係る貨物コンテナ用液体輸送装置の外観斜視図である。図1では、貨物コンテナについては、その床2bのみを示している。貨物コンテナ用液体輸送装置1は、貨物輸送用の自動車、鉄道車両、船舶、航空機等に搭載される貨物コンテナの床2b上に設置される。本発明を適用される貨物コンテナ(他の名称で呼称される場合を含む)は、少なくとも床と左右壁とを備えるが、通常は、前後壁及び天井壁を備える立方体又は直方体の筺状である。通常、側壁又は前後壁の一部に貨物の出し入れ口を具備する。なお、貨物コンテナとしては、輸送車両等に搭載したり積下ろしたりするタイプも、輸送車両等の荷台に取り外し不能に設置されたタイプも含む。また、牽引自動車の荷台として構成されたタイプも含む。図1に前後方向及び左右方向を矢印で示す。前後方向は、輸送車両等の進行方向である。
前方シート6bは、ソフトタンク5における後面と上面5dにおける前方部分を覆うことのできる面積を有するよう構成されたシート材6b1と、その外面に取り付けられた適数本の吊り紐6b2とから構成されている。
後方シート6cは、ソフトタンク5における後面と上面5dにおける後方部分を覆うことのできる面積を有するよう構成されたシート材6c1と、その外面に取り付けられた適数本の吊り紐6c2とから構成されている。吊り紐6b2及び6c2は、消波棒7に結び付けられる。
左方シート6dは、ソフトタンク5における左面と上面5dにおける左半部の部分を覆うことのできる面積を有するよう構成されたシート材6d1と、その外面に左右方向をもって取り付けられた適数本の左横ベルト6d2から構成されている。そして、この左横ベルト6d2の左方端は、図4に示す左横ベルト取付リング2gに環などを介して係脱自在に構成され、右方端は、右横ベルト6e2の左方端と尾錠金により係脱自在に構成されている。
右方シート6eは、ソフトタンク5における右面と上面5dにおける右半部の部分を覆うことのできる面積を有するよう構成されたシート材6e1と、その外面に左右方向をもって取り付けられた適数本の右横ベルト6e2から構成されている。そして、この右横バンド6e2の右方端は、図4に示す右横ベルト取付リング2hに環などを介して係脱自在に構成され、左方端は、左横ベルト6d2の右方端と尾錠金により係脱自在に構成されている。
・防水ファスナー5cを設けたことで完全に液体を漏らすことなく密封することができ、金具類を一切使用せず防水ファスナー5cを締めるだけで液体のタンクを構成することができる。
・形状が立方体状であるから容積の無駄が少ない。しかも、1トン〜11トン程度まで任意の容量に作製できるので、輸送ロットにあった大きさにすることが可能である。
・バルブ1個で給排液が可能で、簡単に組立分解収納ができる。
・防水ファスナーを開くことで洗浄等の作業を簡単かつ短時間に行うことができる。
・折り畳み方式なので組立分解作業が速く楽である。しかも、折り畳んだ後は車両の工具箱などに収納できる。
さらに、左端の溝の一部には、左横ベルト取付リング2gが、右端の溝の一部には、右横ベルト取付リング2hが、それぞれ所定間隔をもって設けられている。後方左端には、給排ホース挿入パイプ2iが設けられている。
消波棒7は、断面円形の丸棒材である。消波棒7の一端部には、直径を貫通する1つの消波棒端部孔7dが穿設されている。消波棒7を、内パネル4a1の消波棒挿入スリット4a12を介して一対の消波棒取付板4a23の隙間に挿入することにより、消波棒端部孔7dと消波棒ピン孔ph2とを合致させる(消波棒端部孔7dを水平方向にすることで合致する)。合致した消波棒端部孔7dと消波棒ピン孔ph2に対し、消波棒ピンp2を挿入する。これにより、消波棒7が後方バルクヘット4aに対し回動可能な状態で、消波棒7の一端部が後方バルクヘット4aに取り付けられたことになる。この回動動作の軸は、左右方向に位置する消波棒ピンp2の軸と一致する。なお、後方バルクヘッド4aに対する消波棒7の一端部の取付けは、着脱可能であり、消波棒ピンp2を引き抜くことで分解することができる。
・S1:コンテナ床2b上に倒伏して収納されているステー4c、4dを起す(前方バルクヘッド4b及び後方バルクヘッド4bを所定の位置に直立させてからでは、ステー4c、4dを起こせないため)。また、消波棒7が床2bのレール2B1間に収納されている場合は、取り出しておく。
・S2:前方バルクヘッド4b及び後方バルクヘッド4aをそれぞれ、床2b上の下部ピン孔2c、2d上に直立させる。前方バルクヘッド4b及び後方バルクヘッド4bの下面に下部ピンp3を差し込み、下部ピンp3をロックピンp4で固定する。
・S3:ステー4c、4dの他端部を各バルクヘッド4b、4aの外面に取り付ける。
・S4:後方バルクヘッド4aの消波棒挿入スリット4a12に消波棒7の一端部を挿入して所定の高さの消波棒ピン孔ph2に合致させ、消波棒ピンp2を差し込む。この作業は、消波棒7を傾斜させた状態でも行うことができるので、一人でも行うことができる。
・S5:前方バルクヘッド4bの消波棒挿入スリット4b12に消波棒7の他端部を挿入して所定の高さとし、その直下及び直上の消波棒ピン孔ph4に消波棒ピンp6及びp7を差し込む。
・S6:消波棒ボルト部7bに消波棒ナット7cを螺着し、締め込む。
・S7:一対のバルクヘッド4aと4b間に床シート6aを敷き、その上で折り畳まれているソフトタンク5を展張する。ソフトタンク5の給排口5fを後方バルクヘッド4aの給排口通し孔4a11に通す。
・S8:給排口5fと給排ホース挿入パイプ2iを給排ホースで連結する。
・S9:外部から給排ホース挿入パイプ2iに液体を送り込み、ソフトタンク5を膨張させる。ソフトタンク5の上面が消波棒7に当たる前に、前後左右のシート6b〜6dを掛ける。さらに、ソフトタンク5が消波棒7により適宜の圧力で押圧された状態となるまで液体を充填する。液体充填の際、ソフトタンク5内の不要な空気は点検口部5eより排出し、内部に空気を残留させないようにする。最後に、吊り紐6b2、6c2を消波棒7に結びつけ、さらに左右横ベルト6d2、6e2を掛けて緊締する。
・一対のバルクヘッド4a、4bは、それぞれ下部ピンp3によりコンテナ床2bに固定されている。
・一対のバルクヘッド4a、4bは、それぞれ傾斜した各ステー4c、4dによってもコンテナ床2bに固定されている。
・消波棒7は、一対のバルクヘッド4a、4b間に架掛けされ両端部が一対のバルクヘット4a、4bとそれぞれ固定されている。
以上の連結関係により、全体が一体のソフトタンク支持枠構造を形成し、全体がコンテナ床2bに安定に固定される。
図14は、第2発明に係る貨物コンテナ用液体輸送装置の外観斜視図である。図15は、図14のD断面を示す図である。第2発明の貨物コンテナ用液体輸送装置は、上記第1発明と同一の構成を含む。すなわち、第2発明においても以下の構成を備えている。
・貨物コンテナの床上に、進行方向と平行に複数のレールが敷設される。
・液体充填状態のソフトタンクが、貨物コンテナの左右壁及び底面と、一対のバルクヘッドと、消波棒とにより支持される。
・消波棒の一端部は、一方のバルクヘッドに対して回動可能に取り付けられる。
・一対のバルクヘッドは、傾斜したステーにより支持され、ステーは床に倒伏可能である。
・ソフトタンクはカバー部で覆われている。
また、これら貨物コンテナは、図示は略するが、必要に応じて冷凍機を備えたものとすることができる。
牛乳のほかに、サラダ油、食用油、醤油、ヤシ油、ラード、アルコールなど振動を嫌う液体などに特に有効である。
2:貨物自動車
2a:貨物コンテナ床
2b:貨物コンテナ床、2b1:レール
2c、2d:下部ピン孔
2e、2f:ステー取付金具
2g:左横ベルト取付リング
2h:右横ベルト取付リング
2i:給排ホース挿入パイプ、2i1:キャップ
2j:蓋
2k:収容部
2l:ステー収容溝
2m:消波棒収容溝
3:液体タンク部
4:支持枠部
4a:後方バルクヘッド、4a1:内パネル、4a11:給排口通し孔、4a12:消波棒挿入スリット、4a2:枠体、4a21:外枠、4a22:中枠、4a23:消波棒取付板、4a24:ステー取付板、4a25:ピン収容板、4a26:ナット収容ボルト
4b:前方バルクヘッド
4c:後方ステー、4c1:ステー本体、4c2、4c3:ステー端部孔
4d:前方ステー
5:ソフトタンク
5a:底面
5b:側壁
5c:防水ファスナー
5d:上面
5e:点検口、5e1:点検口ファスナー
5f:給排口、5f1:バルブ
6:カバー部
6a:床シート
6b:前方シート、6b1:シート材、6b2、吊り紐
6c:後方シート、6c1:シート材、6c2:吊り紐
6d:左方シート、6d1:シート材、6d2:左横ベルト
6e:右方シート、6e1:シート材、6e2:右横ベルト
7:消波棒
7a:消波棒本体
7b:消波棒ボルト部
7c:消波棒ナット
7d:消波棒端部孔
11:貨物コンテナ
11a:コンテナ左右壁
11b:コンテナ前後壁
11c:コンテナ天井壁
12:クレーン
12a:クレーン用レール
12b:クレーンロッド、12b1:横架ロッド、12b2:ローラ
12c:チェーンブロック
p1、p5:ステーピン、p2、p6、p7:消波棒ピン、p3:下部ピン、p4:ロックピン
ph1、ph3:ステーピン孔、ph2、ph4、ph41、ph42:消波棒ピン孔
Claims (3)
- 輸送車両等に搭載された貨物コンテナの床(2b)上に設置され液体充填状態にて角部に丸みをもつ略直方体形状でありかつ該貨物コンテナの左右壁(11a) により支持されるソフトタンク(5)と、液体充填状態の前記ソフトタンクの後面及び前面をそれぞれ支持するべく該ソフトタンクの前方及び後方にて前記床上に立設された壁状の一対のバルクヘッド(4a、4b)と、前記一対のバルクヘッド間に架掛されかつ液体充填状態の該ソフトタンクを上方から押圧するように該一対のバルクヘッドに両端部をそれぞれ取付けられた消波棒(7)とを備えた液体輸送装置において、
(A)一方の前記バルクヘッド(4b)に位置する左右方向の軸(p2)の周りに前記消波棒(7)が回動可能であるように該消波棒の一端部を一方の前記バルクヘッド(4b)に着脱可能に取付ける第1の取付手段と、
(B)前記消波棒(7)の他端部を、他方の前記バルクヘッド(4a)に対し着脱可能に固定する第2の取付手段とを備え、
(C)前記一対のバルクヘッドの各々が、長方形の内パネル(4a1)と、該内パネルの外面に添着された長方形の外枠(4a21)と、該外枠の内側にて上下方向及び左右方向にそれぞれ延在する複数の中枠(4a22、4a23、4a24)とを備え、
(D)前記一方のバルクヘッドにおける前記第1の取付手段は、
(D1)前記消波棒(7)を挿通可能な左右方向の幅にて前記内パネルに上下方向に穿設された第1の消波棒挿入スリット(4a12)と、
(D2)前記上下方向の複数の中枠の一部であって前記第1の消波棒挿入スリットの両側縁に沿ってそれぞれ配置された一対の第1の消波棒取付板(4a23)と、
(D3)前記一対の第1の消波棒取付板において互いに同じ高さ位置となるように上下方向に所定の間隔でそれぞれ穿設された複数の第1の消波棒ピン孔(ph2)と、
(D4)前記消波棒の一端部に穿設された消波棒端部孔(7d)と、
(D5)前記消波棒の一端部を、前記第1の消波棒挿入スリット及び前記一対の第1の消波棒取付板の間に挿通させた状態で前記第1の消波棒ピン孔及び前記消波棒端部孔に着脱可能に挿入した第1の消波棒ピン(p2)とを具備し、かつ、
(E)前記他方のバルクヘッドにおける前記第2の取付手段は、
(E1)前記消波棒(7)を挿通可能な左右方向の幅にて前記内パネルに上下方向に穿設された第2の消波棒挿入スリット(4b12)と、
(E2)前記上下方向の複数の中枠の一部であって前記第2の消波棒挿入スリットの両側縁に沿ってそれぞれ配置された一対の第2の消波棒取付板(4b23)と、
(E3)前記一対の第2の消波棒取付板において互いに同じ高さ位置となるように上下方向に所定の間隔でそれぞれ穿設された複数の第2の消波棒ピン孔(ph2)と、
(E4)前記消波棒の他端部に形成された消波棒ボルト部(7b)と、
(E5)前記消波棒の他端部を、前記第2の消波棒挿入スリット及び前記一対の第2の消波棒取付板の間に挿通させた状態で該消波棒の他端部の直上及び直下に位置する前記第2の消波棒ピン孔に対して着脱可能に挿入した一対の第2の消波棒ピン(p6,p7)と、
(E6)前記一対の第2の消波棒取付板の間を突き抜けた前記消波棒ボルト部に螺着され該消波棒を前記他方のバルクヘッドに対し緊締する消波棒ナット(7c)とを具備することを特徴とする貨物コンテナ用液体輸送装置。 - 前記一対のバルクヘッドの各々を支持するべく、前記バルクヘッドの外面と前記貨物コンテナの床の間に傾斜して架け渡される複数の棒状のステー(4c,4d)を備え、
前記ステーが左右方向の軸(p5)の周りに回動可能であるように該ステーの一端部を前記貨物コンテナの床に取り付ける第3の取付手段と、
前記ステーの他端部を、前記バルクヘッドの外面に対し着脱可能に取り付ける第4の取付手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の貨物コンテナ用液体輸送装置。 - 前記第3の取付手段は、第1のステーピン孔(ph3)を穿設した取付金具(2f)と、前記ステーの一端部に穿設された第1のステー端部孔(4d3)と、前記第1のステーピン孔及び前記第1のステー端部孔に挿入した第1のステーピン(p5)とを具備し、かつ、
前記第4の取付手段は、前記バルクヘッドが備える上下方向の複数の中枠の一部であるステー取付板(4a24)と、前記ステー取付板に穿設された第2のステーピン孔(ph1)と、前記ステーの他端部に穿設された第2のステー端部孔(4c2)と、前記第2のステーピン孔及び前記第2のステー端部孔に着脱可能に挿入した第2のステーピン(p1)とを具備することを特徴とする請求項2に記載の貨物コンテナ用液体輸送装置。
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