JP4804208B2 - 鮮度情報検出用インジケータホルダ - Google Patents

鮮度情報検出用インジケータホルダ Download PDF

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本発明は、時間経過と周囲温度とにより溶液中にガスが発生することにより膨張変化するインジケータを挟持可能な構造であり、食品の包装に付加されて用いられ、鮮度情報を管理する鮮度情報管理サーバに向けて検出した鮮度情報を送信する機能を有する鮮度情報検出用インジケータホルダに関する。
野菜や食肉、あるいは惣菜などの食品については、食品処理工場においてパック詰めされたあと、販売店にて販売されるまでの間、品質を維持するため、所定値以下の温度環境を維持する必要がある。すくなくとも、所定値以上の温度環境に所定時間置かないよう管理する必要がある。
従来から、搬送時などの流通過程における食品の温度管理が適正になされているか否かについては、各流通業者による自己申告に委ねられている。このため、食品の温度管理が適正になされているか否かを客観的かつ的確に判断することはできなかった。
近年、食品の温度管理が適正であるか否かを客観的に判断可能なものとして、低温管理インジケータと呼ばれるものが提案されている(非特許文献1)。
この低温管理インジケータは、所定値以上の温度環境下でガスを発生するパン酵母と糖とを含む反応溶液が収容された透明の小袋により構成され、食品の包装の外部に貼付されて使用される。そして、低温管理インジケータ内に発生しているガス量を目視することによって、温度管理が適正になされていたか否かが判定され、鮮度管理が適正であったか否かが判断される。
川本 伸一著、"安全・簡便な温度管理用微生物センサーの開発"。[online]、[平成18年4月5日検索]、インターネット<URL:http://www.nfri.affrc.go.jp/guidance/katsudo/pdf/kanko_kouen16/54.pdf>
上述した非特許文献1に記載された従来の鮮度管理判定方法では、人間の目によって低温管理インジケータ内のガス量を推定するようにしているので、鮮度管理が適正であったか否かの判断にバラツキが生じるおそれがあるという問題があった。また、ガス量の発生量により温度管理が適正であったか否かを推定することは可能であるが、適正でないと推定される場合に、流通過程におけるどの過程で温度管理が不適正に行われたかを特定することはできないという問題もあった。
本発明は、上述した問題を解消し、食品の温度管理が適正になされており鮮度が保たれていることを的確に判断することができ、かつ、流通過程において温度管理が不適正に行われた部分を特定することが可能な鮮度情報管理システムを実現可能な鮮度情報検出用インジケータホルダを提供することを目的とする。
本発明の鮮度情報検出用インジケータホルダは、時間経過と周囲温度とにより溶液中にガスが発生することにより膨張変化するインジケータを挟持可能な構造であり、ICチップを備え、食品の包装に付加されて用いられ、鮮度情報を管理する鮮度情報管理サーバに向けて検出した鮮度情報を送信する機能を有する鮮度情報検出用インジケータホルダであって、所定の流通ポイントにて、受信した情報に流通ポイントを示す流通経路情報を付加して前記鮮度情報管理サーバに向けて送信する機能を有するICリーダを用いた鮮度情報取得依頼を受けたときに、前記インジケータに対して光信号を照射する光照射手段と、照射した光信号のうち、前記インジケータを通過した光信号の光量値を前記食品の鮮度情報として検出する鮮度情報検出手段と検出した鮮度情報と、前記鮮度情報検出用インジケータホルダを識別可能なホルダ情報とを含む鮮度検出情報を前記ICリーダに送信する鮮度検出情報送信手段とを備えたことを特徴とする。
上記のように構成したことで、食品の温度管理が適正になされており鮮度が保たれていることを的確に判断することができ、かつ、流通過程において温度管理が不適正に行われた部分を特定することができる鮮度情報管理システムを実現可能な鮮度情報検出用インジケータホルダを提供することができる。
前記ICリーダが、前記鮮度検出情報送信手段により送信された鮮度検出情報を受信したことに応じて、受信した鮮度検出情報に、自己が備えられた工場や店舗などの流通ポイントを特定可能な自己のIDであるICリーダIDを前記流通経路情報として付加し、前記鮮度情報管理サーバが、前記鮮度検出情報に前記流通経路情報が付加された鮮度報告情報を通信ネットワークを介して受信する鮮度報告情報受信手段と、受信した鮮度報告情報が示すホルダ情報に対応付けして、流通経路情報が示す流通ポイントでの鮮度情報として、受信した鮮度報告情報が示す鮮度情報を保存する鮮度情報保存手段とを有する構成とされていてもよい。
インジケータは、例えば、ビニル製の小袋にパン酵母を含む液体が収納されてなり、周囲温度が所定温度以上であるときにその温度に応じて時間経過とともに前記パン酵母がガスを発生することにより膨張変化するものである。また、インジケータに収納されている液体は、所定色の色素(例えば食紅などのパン酵母に影響のないもの)により着色されていることが望ましい。
鮮度情報検出用インジケータホルダは、例えば、インジケータを上板部と底板部とで挟持するサンドイッチ型に形成されており、鮮度情報検出手段は、前記上板部に設けられた光照射部から前記底板部方向に照射された照射光のうち前記底板部に設けられた光受光部により受光されたインジケータを通過した通過光の光量を、鮮度情報として検出するように構成されていてもよい。
鮮度情報検出用インジケータホルダは、例えば、インジケータを収納するジャケット型に形成されており、鮮度情報検出手段は、前記インジケータホルダにおける上板部に設けられた光照射部から前記インジケータホルダにおける底板部方向に照射された照射光のうち前記底板部に設けられた光受光部により受光されたインジケータを通過した通過光の光量を、鮮度情報として検出するように構成されていてもよい。
光照射部は、例えば赤外線を照射する発光ダイオードにより構成され、光受光部は、例えばフォトトランジスタにより構成される。
本発明によれば、食品の温度管理が適正になされており鮮度が保たれていることを的確に判断することができ、かつ、流通過程において温度管理が不適正に行われた部分を特定することが可能な鮮度情報管理システムを実現可能な鮮度情報検出用インジケータホルダを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す鮮度情報管理システム100の構成の例を示すブロック図である。図1に示すように、鮮度情報管理システム100は、鮮度情報管理サーバ10と、食品処理工場で管理されている工場サーバ20と、店舗で管理されている店舗サーバ40と、消費者によって管理されている消費者端末50とを含む。なお、消費者端末50には、ICタグリーダ51が接続されている。
鮮度情報管理サーバ10、工場サーバ20、店舗サーバ30、および消費者端末50は、それぞれ、例えばインターネットなどの通信ネットワーク60に接続されている。
なお、図1では、ある1つの店舗内に設置される店舗サーバ30が示されているが、複数の店舗内にそれぞれ設置される複数の店舗サーバが鮮度情報管理システムに含まれていてもよい。
鮮度情報管理サーバ10、工場サーバ20、および店舗サーバ30は、それぞれ、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成される。また、消費者端末50は、パーソナルコンピュータや携帯通信端末などの情報処理装置によって構成される。
鮮度情報管理サーバ10は、例えば鮮度情報管理システム100のシステム管理者によって管理される本部サーバであり、商品の鮮度情報を収集し管理するための各種の処理を実行する。鮮度情報管理サーバ10は、各商品の鮮度を示す鮮度情報などが格納される管理サーバDB11を備えている。
工場サーバ20は、食品処理工場を管理する工場管理者によって管理され、工場において管理する各種情報が格納される工場サーバDB21を備えている。また、工場サーバ20には、LANなどの通信ネットワーク22により、コード印字装置23と、ICタグリーダ24とが接続されている。
店舗サーバ40は、例えば、店舗を管理する店舗管理者によって管理され、店舗において管理する各種情報が格納される店舗サーバDB41を備えている。また、店舗サーバ40には、LANなどの通信ネットワーク42により、ICタグリーダ43が接続されている。
本例では、食品処理工場において、食品処理工場にて生産された食品がパック詰めされるときに、低温管理インジケータ30がインジケータホルダ31にセットされ、低温管理インジケータ30がセットされたインジケータホルダ31が食品パッケージ32に添付される。すなわち、食品がパッキングされるときに、そのそれぞれの食品パッケージの内部あるいは外部に、低温管理インジケータ30がセットされたインジケータホルダ31が貼付などの方法によって添付される。
図2は、低温管理インジケータ30の外観を示す斜視図である。低温管理インジケータ30は、パン酵母と、糖分と、水とを主成分として生成された液体をビニル製の小袋に充填してなるものである。パン酵母と、糖分と、水との割合は、鮮度管理対象の食品に求められる適正管理温度や賞味期限などによって調整される。パン酵母は、例えば―20℃でも生きている低温耐性パン酵母が用いられる。よって、低温管理インジケータ30は、使用開始前は、パン酵母が糖を発酵させない温度であって、パン酵母が生きていられる所定の温度で保管される。なお、使用を開始するまでパン酵母と糖とを別個に保管しておき、使用開始時に混ぜ合わせて低温管理インジケータ30を生成するようにしてもよい。小袋は、食品を収納するパックに十分収容可能な程度の大きさとされ、本例では透明であっても不透明であってもよい。また、小袋は、伸縮可能な素材であれば、ビニル製でなくてもよい。なお、低温管理インジケータ30は、時間と温度によりパン酵母が糖を発酵する際にガス(二酸化炭素)を産生し、小袋内のガス量により、食品の安全性を目で確認することができるものとして、従来から提案されているものである(非特許文献1参照)。本例では、低温管理インジケータ30に収納されている液体が、例えば食紅などのパン酵母に影響のない所定色の色素により着色されていることが望ましい。
低温管理インジケータ30は、低温で管理されている間は図2(A)に示すような初期状態を維持するが、所定温度以上の状況下に置かれると、時間経過とともにガスが発生してきて図2(B)に示すような子袋が膨張した状態になる。さらに時間が経過すると、さらにガスが発生して図2(C)に示すような子袋がさらに膨張した状態となる。
図3は、インジケータホルダ31の外観の例を示す斜視図である。インジケータホルダ31は、板状に形成される上面部31Aと、上面部31Aに対応して板状に形成される底面部31Bと、上面部31Aと底面部31Bとを1辺で連結する連結部31Cとにより構成される。本例では、インジケータホルダ31は、上面部31Aと、底面部31Bと、連結部31Cとが一体形成されて成る。また、インジケータホルダ31は、ガスが発生していない状態の低温管理インジケータ30が隙間無く挿設されるように、上面部31Aと底面部31Bとの間隔が定められている。
図4は、インジケータホルダ31の低温管理インジケータ収納部に低温管理インジケータ30をセットした状態の例を示す斜視図である。そして、低温管理インジケータ30内にガスが発生すると図5に示すようにインジケータホルダ31の上面部31Aと底面部31Bとの間隔が広がった状態となり、さらにガスが発生すると図6に示すようにインジケータホルダ31の上面部31Aと底面部31Bとの間隔がさらに広がった状態となる。
インジケータホルダ31は、上面部31Aの底面側に設けられた光照射部31aと、底面部31Bの上面側に光照射部31aに対向して設けられた光受光部31bと、ICチップ31cと、発光部31dとを備えている。光照射部31aは、例えば赤外線を発光する発光ダイオードによって構成され、上面部31Aにおける底面部31B側の一部または全部に設けられる。また、反射板31bは、例えばフォトトランジスタによって構成され、底面部31Bにおける上面部31A側の一部または全部に設けられる。
図7に示すように、光照射部31aは、上面部31Aの底面側から底面部31Bの上面側に向けて、光信号を照射する。光信号の照射は、上面部31Aの底面全体から対向する底面部31Bの上面全体に向けて行うようにしてもよく、上面部31Aの底面の一部から対向する底面部31Bの上面の一部に向けて行うようにしてもよい。
光受光部31bは、光照射部31aから照射された光信号のうち、インジケータ30を通過してきた光信号を受光し、その光信号の光量値を鮮度情報として検出する機能を有する。インジケータ30内にガスが発生すると、そのガスによる気泡が生じる。インジケータ30内に気泡が含まれていると、図8に示すように、光照射部31aから照射された光信号のうち、気泡に入射した信号が反射や屈折などにより乱反射され、光受光部31bに到達する光量が減少する。すなわち、インジケータ30内に気泡が含まれていればいるほど、光受光部31bで受光される受光量が減少する。なお、インジケータ30内の液体が着色されていれば、透明である場合と比較して、インジケータ30内を光信号に通過させる際に、気泡部分と液体部分との境界面における光の反射・屈折率を高くすることができ、光信号の透過率の差を出すことができる。
インジケータホルダ31は、上面部31Aと底面部31Bとの間に形成される低温管理インジケータ収納部にセットされた低温管理インジケータ30が膨張したことにより受ける圧力に応じて、上面部31Aと底面部31Bとがそれぞれその間隔を広げる方向に撓むような、可撓性を有する合成樹脂などの素材によって形成される。
次に、本例の鮮度情報管理システム100の動作について説明する。
ここでは、低温管理インジケータ30がセットされたインジケータホルダ31が添付された食品パッケージXに収容されている食品(例えば魚、肉、野菜、惣菜)Yの鮮度情報を管理する場合を例に説明する。図9は、本例の鮮度情報管理システム100における鮮度情報管理処理の例を示すフローチャートである。図10は、鮮度情報管理サーバ10が備える管理サーバDB11に格納される鮮度情報管理情報の例を示す説明図である。図11は、インジケータホルダ31が実行する鮮度情報検出処理の例を示すフローチャートである。
鮮度情報管理情報は、図10に示すように、インジケータホルダを識別可能なホルダ番号と、低温管理インジケータを識別可能な印字識別番号(インジケータ識別番号)と、食品をパック詰めしたときの鮮度を示すパック時鮮度情報と、食品を出荷したときの鮮度を示す出荷時鮮度情報とを含む。図10には表れていないが、鮮度情報管理情報には、パック時や出荷時以外の流通過程における各鮮度情報も含まれる。具体的には、販売店への入荷時、販売時などにおける鮮度情報も鮮度情報管理情報に含まれる。
食品Yは、食品処理工場において、例えば工場作業員によって、生産や切り分け等され、低温管理インジケータ30がセットされたインジケータホルダ31とともに食品パッケージXに収容される。そして、作業員は、ICタグリーダ24を用いて、インジケータホルダ31に設けられているICチップ31cからICチップID(ホルダ番号:各インジケータホルダに一意に付与されている番号であり、各インジケータホルダの製造時に付与されICチップに登録される番号である。)を読み取る。このとき、インジケータホルダ31は、ICタグリーダ24からのホルダ番号取得要求を受けると(ステップS201)、ICチップ31cに登録されているホルダ番号をICタグリーダ24に対して出力する(ステップS202)。工場サーバ20は、ICタグリーダ24からのホルダ番号を含む付番請求情報を、通信ネットワーク60を介して鮮度情報管理サーバ10に送信する。
鮮度情報管理処理において、鮮度情報管理サーバ10は、工場サーバ20からの付番請求情報を受信すると(ステップS101)、鮮度情報管理システム100において未だ使用されていない識別番号を各食品(各低温管理インジケータ)に一意に付与する印字識別番号として決定し(ステップS102)、決定した印字識別番号を、ホルダ番号に対応付けして保存(図10参照)するとともに(ステップS103)、通信ネットワーク60を介して工場サーバ20に送信する(ステップS104)。
工場サーバ20は、印字識別番号を受信すると、受信した印字識別番号をコード印字装置23に送信し、印字指示を行う。コード印字装置23は、印字指示を受けると、受信した印字識別番号をICチップ31cに書き込むとともに、食品パッケージXあるいは低温管理インジケータ30に印字する。なお、印字識別番号は、ICチップ31cに書き込むだけで、印字は行わないようにしてもよい。また、印字のみ行い、ICチップ31cへの書き込みを行わないようにしてもよい。
次いで、作業員は、ICタグリーダ24を用いて、インジケータホルダ31に対して鮮度情報の取得依頼を行う。このとき、インジケータホルダ31は、ICタグリーダ24からの鮮度情報取得依頼を受けると(ステップS203)、光照射部31aから光信号を発光するとともに受光部31bにてインジケータ30を通過してきた光信号の受光量(光量値)を検出する(ステップS204)。次いで、インジケータホルダ31は、検出した光量値が所定の鮮度保持下限値(鮮度が保持されていると判断されるあらかじめ定められている光量の下限値)以下であった場合には(ステップS205)、鮮度が保持されていないことを警告するために発光部31dを発光させる(ステップS206)。次いで、インジケータホルダ31は、ステップS204での検出結果である光量情報が示す鮮度情報と、自己に付与されているホルダ番号とを含む鮮度検出結果情報をICタグリーダ24に出力する(ステップS207)。ICタグリーダ24は、鮮度検出結果情報に自己のID(ICタグリーダ24のID)を付加したパック時鮮度検出結果情報を工場サーバ20に送信する。工場サーバ20は、パック時鮮度検出結果情報を受信すると、通信ネットワーク60を介して鮮度情報管理サーバ10に送信する。
鮮度情報管理サーバ10は、パック時鮮度検出結果情報を受信すると(ステップS105)、パック時鮮度検出結果情報に含まれている鮮度情報をパック時鮮度情報として保存する(ステップS106)。ステップS106では、鮮度情報管理サーバ10が、受信したパック時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号に関連付けして保存する。具体的には、鮮度情報管理サーバ10が、受信したパック時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号を含む鮮度管理情報に追加する。
次いで、食品Yは、インジケータホルダ31とともに食品パッケージXに収容された状態で、食品処理工場から出荷される。この出荷の際に、例えば工場作業員によって、出荷時用のICタグリーダ(図示せず)を用いて、インジケータホルダ31に対して読取依頼を行う。
インジケータホルダ31は、出荷時用のICタグリーダからの鮮度情報取得依頼があると(ステップS203)、光照射部31aから光信号を発光するとともに受光部31bにてインジケータ30を通過してきた光信号の受光量(光量値)を検出し(ステップS204)、上述したステップS205〜S206を実行したあと、ステップS204での検出結果である光量情報が示す鮮度情報と、自己に付与されているホルダ番号とを含む鮮度検出結果情報を出荷時用のICタグリーダに出力する(ステップS207)。出荷時用のICタグリーダは、鮮度検出結果情報に自己のIDを付加した出荷時鮮度検出結果情報を工場サーバ20に送信する。工場サーバ20は、出荷時鮮度検出結果情報を受信すると、通信ネットワーク60を介して鮮度情報管理サーバ10に送信する。
鮮度情報管理サーバ10は、ICタグリーダIDが付加された出荷時鮮度検出結果情報を受信すると(ステップS107)、出荷時鮮度検出結果情報に含まれている鮮度情報を出荷時鮮度情報として保存する(ステップS108)。ステップS108では、鮮度情報管理サーバ10が、受信した出荷時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号に関連付けして保存する。具体的には、鮮度情報管理サーバ10が、受信した出荷時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号を含む鮮度管理情報に追加する。
その後、食品Yは、インジケータホルダ31とともに食品パッケージXに収容された状態で、食品を販売する販売店に入荷される。この入荷の際に、例えば販売店作業員によって、入荷時用のICタグリーダ43を用いて、インジケータホルダ31に対して読取依頼を行う。
インジケータホルダ31は、入荷時用のICタグリーダ43からの鮮度情報取得依頼があると(ステップS203)、光照射部31aから光信号を発光するとともに受光部31bにてインジケータ30を通過してきた光信号の受光量(光量値)を検出し(ステップS204)、上述したステップS205〜S206を実行したあと、ステップS204での検出結果である光量情報が示す鮮度情報と、自己に付与されているホルダ番号とを含む鮮度検出結果情報を入荷時用のICタグリーダ43に出力する(ステップS207)。入荷時用のICタグリーダ43は、鮮度検出結果情報に自己のIDを付加した入荷時鮮度検出結果情報を工場サーバ20に送信する。工場サーバ20は、入荷時鮮度検出結果情報を受信すると、通信ネットワーク60を介して鮮度情報管理サーバ10に送信する。
鮮度情報管理サーバ10は、ICタグリーダIDが付加された入荷時鮮度検出結果情報を受信すると(ステップS109)、入荷時鮮度検出結果情報に含まれている鮮度情報を入荷時鮮度情報として保存する(ステップS110)。ステップS110では、鮮度情報管理サーバ10が、受信した入荷時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号に関連付けして保存する。具体的には、鮮度情報管理サーバ10が、受信した入荷時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号を含む鮮度管理情報に追加する。
その後、食品Yは、インジケータホルダ31とともに食品パッケージXに収容された状態で、消費者に対して販売される。この販売の際に、例えば販売店におけるレジ担当者によって、販売時用のICタグリーダ(図示せず)を用いて、インジケータホルダ31に対して読取依頼を行う。
インジケータホルダ31は、販売時用のICタグリーダからの鮮度情報取得依頼があると(ステップS203)、光照射部31aから光信号を発光するとともに受光部31bにてインジケータ30を通過してきた光信号の受光量(光量値)を検出し(ステップS204)、上述したステップS205〜S206を実行したあと、ステップS204での検出結果である光量情報が示す鮮度情報と、自己に付与されているホルダ番号とを含む鮮度検出結果情報を販売時用のICタグリーダに出力する(ステップS207)。販売時用のICタグリーダは、鮮度検出結果情報に自己のIDを付加した販売時鮮度検出結果情報を工場サーバ20に送信する。工場サーバ20は、販売時鮮度検出結果情報を受信すると、通信ネットワーク60を介して鮮度情報管理サーバ10に送信する。
鮮度情報管理サーバ10は、ICタグリーダIDが付加された販売時鮮度検出結果情報を受信すると(ステップS111)、販売時鮮度検出結果情報に含まれている鮮度情報を販売時鮮度情報として保存する(ステップS112)。ステップS112では、鮮度情報管理サーバ10が、受信した販売時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号に関連付けして保存する。具体的には、鮮度情報管理サーバ10が、受信した販売時鮮度検出結果情報に含まれているホルダ番号を含む鮮度管理情報に追加する。
そして、例えば食品Yを購入した消費者が、自己が管理する消費者端末50に接続されたICタグリーダ51を用いて、インジケータホルダ31からホルダ番号を読み取り(ステップS201,S202参照)、消費者端末50により鮮度情報管理サーバ10に対して通信ネットワーク60を介して鮮度管理情報提供依頼を行う。
鮮度情報管理サーバ10は、鮮度管理情報提供依頼を受信すると(ステップS113)、管理サーバID11に保管している鮮度管理情報のうち、提示されたホルダ番号についての鮮度管理情報をユーザ端末50に向けて送信する(ステップS114)。消費者端末50は、鮮度管理情報を受信すると、自己が備える表示装置に表示する。よって、食品Yを購入した消費者は、食品Yについての鮮度管理情報を確認することが可能となる。
以上に説明したように、上述した一実施の形態では、時間経過と周囲温度とにより溶液中にガスが発生することにより膨張変化するインジケータ30を挟持可能な構造であり、食品の包装に付加されて用いられ、鮮度情報を管理する鮮度情報管理サーバに向けて検出した鮮度情報を送信する機能を有し、所定の流通ポイントにて鮮度情報取得依頼を受けたときに、インジケータ30のガス量を食品の鮮度情報として検出し、検出した鮮度情報と、インジケータホルダ31を識別可能なホルダ情報とを含む鮮度検出情報を送信するインジケータホルダ31を用いる構成としたので、食品の温度管理が適正になされており鮮度が保たれていることを的確に判断することができ、かつ、流通過程において温度管理が不適正に行われた部分を特定することができる鮮度情報管理システムを実現することが可能となる。
また、上述した実施の形態では、時間経過と周囲温度とにより膨張変化する低温管理インジケータを挟持するインジケータホルダ31と、インジケータホルダ31からの鮮度情報を通信ネットワーク60を介して収集して管理する鮮度情報管理サーバ10とを含み、インジケータホルダ31が、食品の包装に付加され、所定の流通ポイントにて鮮度情報取得依頼を受けたときに、食品の鮮度情報を検出し、検出した鮮度情報とインジケータホルダ31を識別可能なホルダ情報とを含む鮮度検出結果情報を送信し、鮮度情報管理サーバ10が、鮮度検出情報に流通ポイントを示す流通経路情報(ICタグリーダID)が付加された鮮度報告情報(例えばICタグリーダのIDが付加されたパック時鮮度検出結果情報)を通信ネットワーク60を介して受信し、受信した鮮度報告情報が示すホルダ情報に対応付けして、流通経路情報が示す流通ポイントでの鮮度情報として、受信した鮮度報告情報が示す鮮度情報を保存する構成としたので、食品の温度管理が適正になされており鮮度が保たれていることを的確に判断することができ、かつ、流通過程において温度管理が不適正に行われた部分を特定することができる。
すなわち、各流通ポイントでの低温管理インジケータの変化度合を、インジケータ内に生じている気泡の量に応じて変化するインジケータの通過光量によって客観的かつ的確に判定することが可能となる。また、各流通ポイントでの光量情報を時系列で確認することにより、どの流通過程において温度管理が不適切に行われたかを断定することができる。
また、上述したように、インジケータホルダ31は、インジケータ30を上板部31Aと底板部31Bとで挟持するサンドイッチ型に形成されており、上板部31Aに設けられた光照射部31aから底板部31B方向に照射された照射光のうち底板部31Bに設けられた光受光部31bにより受光されたインジケータ30を通過した通過光の光量を、鮮度情報として検出する構成としたので、簡単な構造によりインジケータホルダ31を製造することが可能となる。
なお、インジケータホルダが、サンドイッチ型でなく、低温管理インジケータを収納するジャケット型に形成されていてもよい。この場合、インジケータホルダは、インジケータホルダにおける上板部に設けられた光照射部からインジケータホルダにおける底板部方向に照射された照射光のうち底板部に設けられた光受光部により受光されたインジケータを通過した通過光の光量を、鮮度情報として検出するようにすればよい。このような構成とした場合であっても、簡単な構造によりインジケータホルダ31を製造することが可能となる。
また、上述したように、鮮度情報管理サーバ10が、インジケータホルダ31のホルダ情報を提示した低温管理インジケータの使用開始依頼(印字識別番号の付番依頼)に応じて、低温管理インジケータを識別可能なインジケータ情報(印字識別番号)を決定し、コード印字装置が、通信ネットワーク60を介して受信したインジケータ情報を低温管理インジケータに印字する構成としたので、低温管理インジケータに識別番号を印字することができ、低温管理インジケータの取替などの不正行為があった場合に、その不正行為を容易に発見することができるようになる。このため、低温管理インジケータの取替などの不正行為を防止することが可能となる。
また、上述した一実施の形態では、鮮度情報管理サーバ10が印字識別番号を一つずつ発行する構成としていたが、複数の印字識別番号の付番依頼をまとめて受け付け、複数の印字識別番号をまとめて発行するようにしてもよい。
本発明によれば、食品の温度管理が適正になされており鮮度が保たれていることを的確に判断し、かつ、流通過程において温度管理が不適正に行われた部分を特定するのに有用である。
本発明の一実施の形態における鮮度情報管理システムの構成の例を示すブロック図である。 低温管理インジケータの例を示す斜視図である。 インジケータホルダの外観構成の例を示す斜視図である。 低温管理インジケータがセットされたインジケータホルダの外観構成の例を示す斜視図である。 低温管理インジケータがセットされたインジケータホルダの外観構成の例を示す斜視図である。 低温管理インジケータがセットされたインジケータホルダの外観構成の例を示す斜視図である。 低温管理インジケータを通過した光信号の受光状態の例を示すインジケータホルダの正面図である。 低温管理インジケータに進入した光信号が気泡により反射する状態の例を示すインジケータホルダの正面図である。 鮮度情報管理処理の例を示すフローチャートである。 鮮度管理情報の例を示す説明図である。 インジケータホルダが実行する処理の例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 鮮度情報管理(本部サーバ)
20 工場サーバ
30 低温管理インジケータ
31 インジケータホルダ
40 店舗サーバ
50 消費者端末
60 通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 時間経過と周囲温度とにより溶液中にガスが発生することにより膨張変化するインジケータを挟持可能な構造であり、ICチップを備え、食品の包装に付加されて用いられ、鮮度情報を管理する鮮度情報管理サーバに向けて検出した鮮度情報を送信する機能を有する鮮度情報検出用インジケータホルダであって、
    所定の流通ポイントにて、受信した情報に流通ポイントを示す流通経路情報を付加して前記鮮度情報管理サーバに向けて送信する機能を有するICリーダを用いた鮮度情報取得依頼を受けたときに、前記インジケータに対して光信号を照射する光照射手段と、
    照射した光信号のうち、前記インジケータを通過した光信号の光量値を前記食品の鮮度情報として検出する鮮度情報検出手段と
    検出した鮮度情報と、前記鮮度情報検出用インジケータホルダを識別可能なホルダ情報とを含む鮮度検出情報を前記ICリーダに送信する鮮度検出情報送信手段とを備えた
    ことを特徴とする鮮度情報検出用インジケータホルダ。
  2. 前記ICリーダは、前記鮮度検出情報送信手段により送信された鮮度検出情報を受信したことに応じて、受信した鮮度検出情報に、自己が備えられた工場や店舗などの流通ポイントを特定可能な自己のIDであるICリーダIDを前記流通経路情報として付加し、
    前記鮮度情報管理サーバは、
    前記鮮度検出情報に前記流通経路情報が付加された鮮度報告情報を通信ネットワークを介して受信する鮮度報告情報受信手段と、
    受信した鮮度報告情報が示すホルダ情報に対応付けして、流通経路情報が示す流通ポイントでの鮮度情報として、受信した鮮度報告情報が示す鮮度情報を保存する鮮度情報保存手段とを有する
    請求項1記載の鮮度情報検出用インジケータホルダ。
  3. インジケータは、ビニル製の小袋にパン酵母を含む液体が収納されてなり、周囲温度が所定温度以上であるときにその温度に応じて時間経過とともに前記パン酵母がガスを発生することにより膨張変化する
    請求項1または請求項2記載の鮮度情報検出用インジケータホルダ。
  4. インジケータに収納されている液体は、所定色の色素により着色されている
    請求項3記載の鮮度情報検出用インジケータホルダ。
  5. インジケータを上板部と底板部とで挟持するサンドイッチ型に形成されており、
    鮮度情報検出手段は、前記上板部に設けられた光照射部から前記底板部方向に照射された照射光のうち前記底板部に設けられた光受光部により受光されたインジケータを通過した通過光の光量を、鮮度情報として検出する
    請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の鮮度情報検出用インジケータホルダ。
  6. インジケータを収納するジャケット型に形成されており、
    鮮度情報検出手段は、前記インジケータホルダにおける上板部に設けられた光照射部から前記インジケータホルダにおける底板部方向に照射された照射光のうち前記底板部に設けられた光受光部により受光されたインジケータを通過した通過光の光量を、鮮度情報として検出する
    請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の鮮度情報検出用インジケータホルダ。
  7. 光照射部は、赤外線を照射する発光ダイオードにより構成され、
    光受光部は、フォトトランジスタにより構成される
    請求項5または請求項6記載の鮮度情報検出用インジケータホルダ。
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