JP4809280B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱室内に被加熱物を載置して加熱調理を行う加熱調理器に関する。
加熱室を備えた従来の加熱調理器は加熱室の底壁に被加熱物を載置してマグネトロン等により加熱調理する。一般に加熱室内は中央部の加熱能力が高くなっており、加熱室の底壁の中央部には使用者による被加熱物の設置位置を示すマーキングが施されている。
図12は加熱室の底壁を示す平面図である。加熱室2(図13参照)の底壁2aには第1、第2マーキング19、29が描かれる。第1マーキング11は円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を示す。第2マーキング29は第1マーキング11と同心の円形の線画から成り、中央領域10を含む広い広領域20を示す。
図13は加熱室2の概略側面図を示している。図中、右側が加熱室2の開口側を示し、D10、D20はそれぞれ中央領域10及び広領域20の範囲を示している。第1マーキング11よりも直径の小さいカップ等の被加熱物W1は第1マーキング11を目印にして加熱室2の中央に設置される。
同様に、第1マーキング11よりも大きな被加熱物W2は第2マーキング29を目印にして底壁2aに設置される。これにより、被加熱物W2を加熱室2の中央に設置し、効率のよい加熱調理を行うことができる。
特開2000−145180号公報(第3頁−第4頁、第2図)
しかしながら、上記従来の加熱調理器によると、図13に示すようにディナー皿等の大きい被加熱物W2の場合に被加熱物W2を加熱室2の中央に配置するのが困難になる。即ち、使用者は被加熱物W2を斜め上方から見るため、被加熱物W2が第2マーキング29と同程度か若干大きくても第2マーキング29の前部を視認できる。これに対して、第2マーキング29の後部は被加熱物W2が第2マーキング29よりも小さくても被加熱物W2に遮られて視認できない。
このため、使用者は第2マーキング29の前部と被加熱物W2の前部の外周とを斜め上方向から見て被加熱物W2を位置決めする。被加熱物W2を真上方向から置く場合は正確に位置決めできるが、被加熱物W2の皿は湾曲してある程度の厚みを有するとともに皿の底部に糸尻が設けられている場合がある。
斜め上方から見て第2マーキング29と被加熱物W2の外周を合わせようとすると、皿の厚みや糸尻等の高さ成分による目の錯覚によって被加熱物W2が手前にずれて置かれる傾向があった。このため、大きな被加熱物W2を加熱調理する際に加熱中心から若干外れて被加熱物W2が載置され、所望の仕上り状態が得られない問題があった。
本発明は、大きな被加熱物であっても加熱効率が高い加熱室の中央からずれることなく正確に配置して良好な調理を行うことのできる加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、前面を開閉する加熱室内に設けられた載置部に被加熱物を載置して加熱調理を行う加熱調理器において、前記載置部は前記加熱室の中央領域を示す略円形の第1マーキングと第1マーキングの外側を囲むとともに中心角が180゜以上の略円弧状の円弧状部を第1マーキングの前方に形成する第2マーキングとを表面に有し、第1マーキングの中心に対して前記円弧状部の中心を後方に配置したことを特徴としている。
この構成によると、加熱室内の載置部には略円形の第1マーキングによって中央領域が示され、略円弧の円弧状部を形成する第2マーキングが第1マーキングの外側に設けられる。第1、第2マーキングは線画でもよく、図柄の境界でもよい。また、第1、第2マーキングの包絡線によって中央領域や円弧状部を表わしてもよい。中央領域よりも小さい被加熱物は第1マーキングを目印にして加熱室の中央領域内に設置される。中央領域よりも大きい被加熱物は第2マーキングを目印にして加熱室内に設置される。この時、第2マーキングの円弧状部の中心は第1マーキングの中心よりも後方に配される。使用者は円弧状部を視認して被加熱物を位置決めする。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線を円形に形成したことを特徴としている。
また本発明は、前面を開閉する加熱室内に設けられた載置部に被加熱物を載置して加熱調理を行う加熱調理器において、前記載置部は前記加熱室の中央領域を示す第1マーキングと第1マーキングの外側を囲む第2マーキングとを表面に有し、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線によって前記中央領域の少なくとも前方及び左右に広い広領域を視認可能にし、前記加熱室の中心から右側及び左側の前記広領域の幅が前方の前記広領域の幅よりも大きいことを特徴としている。
この構成によると、加熱室内の載置部には第1マーキングによって中央領域が示され、第2マーキングによって前方、左方、右方に中央領域よりも広い広領域が表わされる。第1、第2マーキングは円形や矩形の線画でもよく、図柄の境界でもよい。また、第1、第2マーキングの包絡線によって中央領域や広領域を表わしてもよい。中央領域よりも小さい被加熱物は第1マーキングを目印にして加熱室の中央領域内に設置される。中央領域よりも大きい被加熱物は第2マーキングを目印にして加熱室内に設置される。この時、第2マーキングよって載置部上に表わされる広領域は加熱室の中心から前方の幅が右側及び左側の幅よりも狭い。使用者は広領域を視認して被加熱物の左右方向及び前後方向を位置決めする。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線が第1マーキングの前方に配される円弧を有し、該円弧の中心が前記加熱室の中心よりも後方に配されることを特徴としている。この構成によると、第2マーキングにより表わされる広領域は例えば、円、長円、半円、扇形等に形成される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線を円形に形成したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、第1マーキングまたは第1マーキングの包絡線を円形に形成したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、第1、第2マーキングは前記載置部に描かれた線から成り、第1マーキングを第2マーキングよりも太くしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、第2マーキングは前記載置部に描かれた図柄の境界から成ることを特徴としている。この構成によると、載置部の第2マーキングを境界として内側と外側とで異なる図柄が描かれる。また、第2マーキングを境界として内側と外側の一方にのみ図柄を描いてもよい。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記載置部が前記加熱室の底壁から成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記載置部が前記加熱室内に配される非回転のトレイから成ることを特徴としている。
本発明によると、加熱室の中央領域を示す略円形の第1マーキングの外側を囲む第2マーキングによって略円弧状の円弧状部を形成し、円弧状部の中心が第1マーキングの中心よりも後方に配されるので、大きな被加熱物を第2マーキングの内側の前部が隠れる程度に配置しても被加熱物の中心を加熱室の略中心に配置することができる。従って、大きな被加熱物を加熱効率が高い加熱室の中央からずれることなく正確に配置して良好な調理を行うことができる。
また本発明によると、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線を円形に形成したので、使用量の多い円形の皿等の大きな食器を容易に加熱室の中央に位置決めすることができる。
また本発明によると、加熱室の中央領域を示す第1マーキングの外側を囲む第2マーキングによって中央領域よりも広い広領域を形成し、加熱室の中心から右側及び左側の広領域の幅が前方の広領域の幅よりも大きいので、大きな被加熱物を広領域の前部が隠れる程度に配置しても被加熱物の中心を加熱室の略中心に配置することができる。従って、大きな被加熱物を加熱効率が高い加熱室の中央からずれることなく正確に配置して良好な調理を行うことができる。
また本発明によると、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線が第1マーキングの前方に配される円弧を有し、該円弧の中心が加熱室の中心よりも後方に配されるので、加熱室の中心から右側及び左側の広領域の幅を前方の広領域の幅よりも簡単に大きくすることができる。
また本発明によると、第1マーキングまたは第1マーキングの包絡線を円形に形成したので、使用量の多い円形のコップ等の小さい食器を容易に加熱室の中央に位置決めすることができる。
また本発明によると、第1、第2マーキングは載置部に描かれた線から成るので、中央領域及び広領域を容易に形成することができる。また、第1マーキングを第2マーキングよりも太くしたので、加熱室の中心の誤認を防止することができる。
また本発明によると、第2マーキングは載置部に描かれた図柄の境界から成るので、広領域を容易に形成することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。説明の便宜上、前述の図12、図13に示す従来例と同様の部分には同一の符号を付している。図1は第1実施形態の加熱調理器を示す斜視図である。加熱調理器1は加熱室2(図2参照)の前面をドア3により開閉可能になっている。加熱調理器1の一方側部には操作パネル4が配されている。
図2は加熱調理器1のドア3を開いた状態を示す正面図である。加熱室2は前方を開口した略直方体に形成され、ドア3を開閉して被加熱物を収納する。加熱室2の底壁2aには被加熱物を載置する目印となる第1、第2マーキング11、12が描かれている。加熱室4の背壁2bを隔てて後方にはマグネトロン(不図示)が配される。背壁2bに設けた開口部5を介してマグネトロンによる高周波が加熱室2内に放出され、被加熱物の加熱調理が行われる。
図3は加熱室2の底壁2aの平面図を示している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。第2マーキング21は第1マーキング11を囲む直径約23cmの円形の線画から成り、中央領域10の前後左右に広い円形の広領域20を表わす。第2マーキング21よりも第1マーキング11の方が太い線で描かれている。第2マーキング21によって中心角が180゜以上の円弧状部21aが第1マーキング11の前方に形成される。
第2マーキング21の中心は第1マーキング11の中心よりも距離d(例えば、8mm)だけ後方に配置されている。これにより、加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなっている。
図4は加熱室2の概略側面図を示している。図中、右側が加熱室2の開口側を示し、D10、D20はそれぞれ中央領域10及び広領域20の範囲を示している。第1マーキング11よりも直径の小さいカップ等の被加熱物W1は第1マーキング11を目印にして加熱室2の中央に設置される。糸底の直径が第1マーキング11よりも小さく、糸底を斜め上方から視認可能な茶碗等も同様に第1マーキング11を目印にして設置される。
ディナー皿等の中央領域10よりも大きな被加熱物W2は第2マーキング21を目印にして底壁2aに設置される。この時、使用者は被加熱物W2を斜め上方から見るため、被加熱物W2が第2マーキング21と同程度か若干大きくても手前側の第2マーキング21を視認できる。これに対して、奥側の第2マーキング21は被加熱物W2が第2マーキング21よりも小さくても被加熱物W2に遮られて視認できない。
このため、使用者は広領域20を視認して被加熱物W2の左右及び前端を位置決めする。この時、第2マーキング21の前部が隠れる程度まで被加熱物W2を手前に配置する傾向になり、被加熱物W2が第2マーキング2の中心C2に対して前方にずれて設置される。これにより、被加熱物W2の中心が加熱室2の略中心Cに配置される。従って、被加熱物W2を加熱室2の中央に容易に設置することができる。
次に、図5は第2実施形態の加熱調理器における加熱室の底壁の一部を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は第1実施形態と同様に直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。
第2マーキング22は底壁2aの周部に描かれた梨地の図柄12の内縁から成る。即ち、図柄12の境界によって第2マーキング22は第1マーキング11を囲む直径約23cmの円形に形成される。第2マーキング22の内側に図柄12と異なる図柄を描いてもよい。第2マーキング22によって中央領域10の前後左右に広い円形の広領域20が視認可能になる。また、第2マーキング22によって中心角が180゜以上の円弧状部22aが第1マーキング11の前方に形成される。
第2マーキング22の中心は第1マーキング11の中心よりも距離d(例えば、8mm)だけ後方に配置されている。これにより、加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなっている。従って、第1実施形態と同様に、ディナー皿等の大きな被加熱物W2(図4参照)を加熱室2の中央に容易に設置することができる。
次に、図6は第3実施形態の加熱調理器における加熱室の底壁を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は第1実施形態と同様に直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。
第2マーキング23は底壁2aの周部に描かれた図柄13の内側の境界から成り、第2マーキング23の包絡線23bが第1マーキング11を囲む直径約23cmの円形に形成される。第2マーキング23の内側にも図柄13と異なる図柄を描いてもよい。第2マーキング23によって中央領域10の前後左右に広い広領域20が視認可能になる。広領域20は第2マーキング23の包絡線23bによって略円形として捉えられる。また、第2マーキング23によって中心角が180゜以上の略円弧状の円弧状部23aが第1マーキング11の前方に形成される。
第2マーキング22の包絡線23bの中心は第1マーキング11の中心よりも距離d(例えば、8mm)だけ後方に配置されている。これにより、加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなっている。従って、第1実施形態と同様に、ディナー皿等の大きな被加熱物W2(図4参照)を加熱室2の中央に容易に設置することができる。
次に、図7は第4実施形態の加熱調理器における加熱室の底壁を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は第1実施形態と同様に直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。
第2マーキング24は第1マーキング11を囲む小判状の線画から成る。第2マーキング24の前部及び後部は半径約11.5cm、中心角180゜の円弧状の円弧状部24a、24bから成り、円弧状部24a、24b間が直線で繋がれる。第2マーキング24によって中央領域10の前後左右に広い小判状(長孔状)の広領域20が表わされる。また、第2マーキング24よりも第1マーキング11の方が太い線で描かれている。
第2マーキング24の前部の円弧状部24aの中心は第1マーキング11の中心よりも距離d(例えば、8mm)だけ後方に配置されている。これにより、加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなっている。第2マーキング24を図柄の境界により形成してもよく、第2マーキング24の包絡線により小判状の広領域20を形成してもよい。
ディナー皿等の大きな被加熱物W2(図4参照)を設置する際には後部の円弧24bは被加熱物W2により隠れる。このため、前部の円弧状部24aにより被加熱物W2の左右及び前端が位置決めされる。従って、第1実施形態と同様に、大きな被加熱物W2を加熱室2の中央に容易に設置することができる。
次に、図8は第5実施形態の加熱調理器における加熱室の底壁を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は第1実施形態と同様に直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。
第2マーキング25は第1マーキング11を囲む線画から成る。第2マーキング25の前部は半径約11.5cm、中心角180゜の円弧状の円弧状部25aから成り、後部は矩形の矩形部25bから成る。また、第2マーキング25よりも第1マーキング11の方が太い線で描かれている。第2マーキング25によって中央領域10の前後左右に広い広領域20が表わされる。
第2マーキング25の円弧状部25aの中心は第1マーキング11の中心よりも距離d(例えば、8mm)だけ後方に配置されている。これにより、加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなっている。第2マーキング25を図柄の境界により形成してもよく、第2マーキング25の包絡線により前部が円形の広領域20を形成してもよい。
ディナー皿等の大きな被加熱物W2(図4参照)を設置する際には後部の矩形部25bは被加熱物W2により隠れる。このため、前部の円弧状部25aにより被加熱物W2の左右及び前端が位置決めされる。従って、第1実施形態と同様に、大きな被加熱物W2を加熱室2の中央に容易に設置することができる。
次に、図9は第6実施形態の加熱調理器における加熱室の底壁を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は第1実施形態と同様に直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。
第2マーキング26は第1マーキング11を囲む一辺が約23cmの正方形の線画から成る。また、第2マーキング26よりも第1マーキング11の方が太い線で描かれている。第2マーキング26によって中央領域10の前後左右に広い正方形の広領域20が表わされる。
第2マーキング26の中心は第1マーキング11の中心よりも距離d(例えば、8mm)だけ後方に配置されている。これにより、加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなっている。第2マーキング26を図柄の境界により形成してもよく、第2マーキング26の包絡線により矩形の広領域20を形成してもよい。
ディナー皿等の大きな被加熱物W2(図4参照)を設置する際には正方形の第2マーキング26を目印にして被加熱物W2の左右及び前端が位置決めされる。従って、第1実施形態と同様に、大きな被加熱物W2を加熱室2の中央に容易に設置することができる。尚、第2マーキング26を図9の状態から後方に伸ばした長方形にしてもよい。
次に、図10は第7実施形態の加熱調理器における加熱室の底壁を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は第1実施形態と同様に直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。
第2マーキング27は第1マーキング11の前方を囲む半径が約11.5cm、中心角が180゜の円弧の線画から成る。即ち、第2マーキング27は円弧状の円弧状部を形成する。また、第2マーキング27よりも第1マーキング11の方が太い線で描かれている。第2マーキング27によって中央領域10の右側、左側及び前方に広い半円状の広領域20(図中、斜線で示す)が表わされる。尚、第2マーキング27を中心角が180゜以上の円弧に描いてもよく、半円もしくは中心角が180゜以上の扇形に描いてもよい。
第2マーキング27の中心は第1マーキング11の中心よりも距離d(例えば、8mm)だけ後方に配置されている。これにより、加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなっている。第2マーキング27を図柄の境界により形成してもよく、第2マーキング27の包絡線によって円弧を形成してもよい。
ディナー皿等の大きな被加熱物W2(図4参照)を設置する際には円弧状の第2マーキング27を目印にして被加熱物W2の左右及び前端が位置決めされる。従って、第1実施形態と同様に、大きな被加熱物W2を加熱室2の中央に容易に設置することができる。
次に、図11は第8実施形態の加熱調理器における加熱室の底壁を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。底壁2aに描かれる第1マーキング11は第1実施形態と同様に直径約8cmの円形の線画から成り、円の中心が加熱室2の中心に一致して加熱室2の中央領域10を表わす。
第2マーキング28は第1マーキング11の前方を囲む横幅が約23cmのコ字型の線画から成る。また、第2マーキング28よりも第1マーキング11の方が太い線で描かれている。第2マーキング28によって中央領域10の右側、左側及び前方に広い矩形の広領域20(図中、斜線で示す)が表わされる。
第2マーキング28は加熱室2の中心から右側の広領域20の幅WRと左側の広領域20の幅WLとが等しく、加熱室2の中心から前方の広領域20の幅Dよりも大きくなるように形成されている。第2マーキング28を図柄の境界により形成してもよく、第2マーキングの包絡線をコ字型に形成してもよい。
ディナー皿等の大きな被加熱物W2(図4参照)を設置する際にはコ字型の第2マーキング28を目印にして被加熱物W2の左右及び前端が位置決めされる。従って、第1実施形態と同様に、大きな被加熱物W2を加熱室2の中央に容易に設置することができる。
第1〜第5実施形態及び第7実施形態によると、加熱室2の中央領域10を示す略円形の第1マーキング11の外側を囲む第2マーキング21〜25、27によって略円弧状の円弧状部21a〜25a、(27)を形成し、円弧状部21a〜25a、(27)の中心が第1マーキング11の中心よりも後方に配されるので、大きな被加熱物W2を第2マーキング21〜25、27の内側の前部が隠れる程度に配置しても被加熱物W2の中心を加熱室2の略中心に配置することができる。従って、大きな被加熱物W2を加熱効率が高い加熱室の中央からずれることなく正確に配置して良好な調理を行うことができる。
尚、第2マーキング21〜25により形成される円弧状部21a〜25a及び第2マーキング27は略円弧状であればよい。
また第1〜第8実施形態によると、加熱室2の中央領域10を示す第1マーキング11の外側を囲む第2マーキング21〜28によって中央領域10よりも広い広領域20を形成し、加熱室2の中心から右側及び左側の広領域20の幅WR、WLが前方の広領域20の幅Dよりも大きいので、大きな被加熱物W2を広領域20の前部が隠れる程度に配置しても被加熱物W2の中心を加熱室2の略中心に配置することができる。従って、大きな被加熱物W2を加熱効率が高い加熱室の中央からずれることなく正確に配置して良好な調理を行うことができる。
また、線画から成る第1マーキング11を第2マーキング21、24〜28よりも太くしたので、加熱室2の中心の誤認を防止することができる。
第1〜第8実施形態において、第1マーキング11を円形の線画にしているが、図5に示す第2マーキング22と同様に図柄の境界によって形成してもよい。また、第1マーキング11の包絡線によって中央領域10を視認可能にしてもよく、中央領域10を正方形等の矩形に形成してもよい。第1マーキング11により視認される中央領域10を略円形にしてもよい。
尚、第1マーキング11または第1マーキング11の包絡線の直径を10cm以下にするとコップや茶碗等の小型の食器を加熱室2の中央に容易に配置することができる。また、ディナー用の皿の直径が約23cm〜28cm程度であるため、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線の半径を10cm以上にすると大型の皿を加熱室2の中央に容易に配置することができる。また、パン皿等の小型の皿等に対応するため、前述の図5に示すように第1マーキング11と同心で第2マーキングよりも小さい円形の第3、第4マーキング31、32を設けてもよい。
また、加熱室2の底壁2aに第1、第2マーキングを描いているが、被加熱物を加熱室2内に配された非回転のトレイに載置する場合はトレイに第1、第2マーキングを描いてもよい。即ち、被加熱物を載置する載置部に第1、第2マーキングを形成して中央領域10及び広領域20を視認可能にすればよい。
加えて、マグネトロンによる加熱調理を行っているが、過熱蒸気やヒータ等によって加熱調理を行う加熱調理器であってもよい。
本発明によると、加熱室内に被加熱物を載置し、マグネトロンや過熱蒸気等によって加熱調理を行う加熱調理器に利用することができる。
本発明の第1実施形態の加熱調理器を示す斜視図 本発明の第1実施形態の加熱調理器のドアを開いた状態を示す正面図 本発明の第1実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 本発明の第1実施形態の加熱調理器の加熱室を示す概略側面図 本発明の第2実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 本発明の第3実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 本発明の第4実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 本発明の第5実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 本発明の第6実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 本発明の第7実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 本発明の第8実施形態の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 従来の加熱調理器の加熱室の底壁を示す平面図 従来の加熱調理器の加熱室を示す概略側面図
符号の説明
1 加熱調理器
2 加熱室
2a 底壁
3 ドア
10 中央領域
11 第1マーキング
12 図柄
20 広領域
21〜29 第2マーキング
21a〜25a 円弧状部
31 第3マーキング
32 第4マーキング

Claims (3)

  1. 前面を開閉する加熱室内に設けられた載置部に被加熱物を載置して加熱調理を行う加熱調理器において、前記載置部は前記加熱室の中央領域を示す略円形の第1マーキングと、第1マーキングの外側を囲むとともに中心角が180゜以上の略円弧状の円弧状部を第1マーキングの前方に形成する第2マーキングとを表面に有し、第1マーキングの中心に対して前記円弧状部の中心を後方に配置したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前面を開閉する加熱室内に設けられた載置部に被加熱物を載置して加熱調理を行う加熱調理器において、前記載置部は前記加熱室の中央領域を示す第1マーキングと第1マーキングの外側を囲む第2マーキングとを表面に有し、第2マーキングまたは第2マーキングの包絡線によって前記中央領域の少なくとも前方及び左右に広い広領域を視認可能にし、前記加熱室の中心から右側及び左側の前記広領域の幅が前方の前記広領域の幅よりも大きいことを特徴とする加熱調理器。
  3. 第2マーキングは前記載置部に描かれた図柄の境界から成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
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