JP4823876B2 - 呼制御システム及びメッセージ送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動端末を用いた半二重型1対多通信であるプッシュ・ツー・トーク(以下、「PTT」という)通話をセルラーシステム上で行うPoC(Push-to-Talk over Cellular)通信において発信者の入力メッセージ情報を着信者の応答前に着信移動端末に表示させる呼制御システム及びメッセージ送信方法に関する。
トランシーバや業務用無線のように話者がボタンを押すことで音声を交互にやり取りする通話機能を携帯電話で実現するものとして「Push-to-Talk over Cellular」(PoC)と呼ばれる技術がある。PoC通信に基づいたPTT通話サービスは、パケット交換のベストエフォート型音声サービスで実現することができ、データと音声を同一パケット回線で多重することにより、会話をしながらユーザの発言権取得状態に代表されるプレゼンス情報を確認することを可能にしている。
一方、携帯電話の電話発信時において、着信通知情報である文字情報を発信信号に付加することで、着信側の携帯電話において着信応答前に当該文字情報を表示するサービスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。PTTはサービスの特性上、参加が必須でないメンバーに対しても呼出しを行う可能性があるので、PTTサービスにおいても特許文献1と同様のサービスを提供できれば、着信側のメンバーは着信応答前に表示される文字情報を判断材料として参加/不参加を判断することができる。
なお、IP電話システムでは、発信信号又は呼出信号に発信側の文字情報等を付加して受信端末に表示させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。かかるIP電話システムは、発信側携帯電話が発信する発信信号又は呼出信号に発信側のエージェント情報をSIP拡張パラメータとして付加して送信し、受信側で当該エージェント情報を表示するエージェント情報とは、相手側に送信画像を表示し、音声を出力するためのプログラム及び簡易メッセージを含む。
特開2003−101615号公報 特開2003−188992号公報
ところで、OMA(open mobile alliance)の標準仕様を基にしたPoCは、3GPP(3rd generation partnership project)が「IMS」(IP multimedia subsystem)と呼ぶ携帯電話用マルティメディア・サービス・プラットフォームの一つのアプリケーションに位置づけられており、IMSは携帯電話用のIPネットワーク上でSIPによる呼制御を行うようになっている。PoC通信においても発信端末が発信時に入力した文字情報をSIP拡張パラメータとしてSIPコマンドに付加して送信することが考えられる。
しかしながら、特許文献2記載のIP電話システムは、1対1のSIP通信において着信側がSIP拡張パラメータとして付加された文字情報を表示できることが前提となっており、1対多通信を基本とし種々な種類の携帯電話がメンバーになる可能性の高いPoC通信にそのまま適用すると、発信側では着側端末においてメッセージが表示されたか否か正確に把握することができない状況になるといった問題がある。
例えば、着側端末の機能を考慮せずに全ての着側端末へメッセージ付きINVITE信号を送信した場合、メッセージ付きINVITE信号のメッセージ部分まで解釈しようとした着側端末ではエラーが発生してしまう可能性がある。
また、PTT通信には対応しているがメッセージの表示には対応していない着側端末の場合、メッセージを解釈しようとしてエラーが生じるか又はINVITE信号に反応してメッセージ非表示のまま暫定応答信号を返信する可能性がある。暫定応答信号を返した場合には、着側端末においてメッセージ表示されたものと発側端末が誤認識する可能性がある。
また、メッセージ表示した着側端末がメッセージ表示したか否かを示す情報(送達OK/NG)を、着側の応答前に着側移動体から発側移動体へどのようにして伝達するかが問題となる。たとえば、暫定応答信号の一つである180 Ringing信号に付加した場合には最初に180 Ringing信号を返信した着側端末以外からは送達OK/NGが伝達されない可能性がある。これは、180 Ringing信号は発側端末には1つだけ出力されれば良いので、発側端末に対しては最初の1つしか180 Ringing信号を通知しないシステム構成となっているからである。また、PoCは、マニュアルアンサーモードとオートマティックアンサーモードの2つのアンサーモードを定義している。マニュアルアンサーモードでは、着側端末においてセッション確立のためのINVITE信号を受信すると、180 Ringing信号を返信すると共に鳴動して着信をユーザに知らせる。一方、オートマティックアンサーモードでは、ユーザが予め端末にオートマティックアンサーモードを設定しておき、セッション確立のためのINVITE信号を受信すると、最終応答として直接200 OKを返信すると共に自動的にPoC通信を開始する。複数の着側端末にマニュアルアンサーモードとオートマティックアンサーモードとが混在していた場合、オートマティックアンサーモードが設定されている着側端末は180 Ringing信号を返さずに200 OKを直接返すので、この場合には180 Ringing信号に送達OK/NGを付加すること自体が不可能である。
本発明は、PTT通信において発信者の入力メッセージ情報を着側端末に対して応答前に表示させることができると共に、発側端末では着側端末においてメッセージが表示されたか否か正確に把握することができる呼制御システム及びメッセージ送信方法を提供することを目的とする。
本発明の呼制御システムは、発信端末である発移動機から着信端末である複数の着移動機を指定したINVITE信号を、前記発移動機を配下に持つ発側SIPサーバで受信し、前記着移動機を配下に持つ着側SIPサーバから前記着移動機にINVITE信号を着信させて前記発移動機と前記各着移動機との呼接続を行う呼制御システムにおいて、前記着側SIPサーバが、当該着移動機を着信先としたメッセージ情報の付加されたINVITE信号を受信すると着移動機の対応機能を判定した上で当該INVITE信号を前記着移動機へ着信させ、当該着移動機の着信画面に前記メッセージ情報が表示されたか否かを示す送達結果信号を当該着移動機又は前記着側SIPサーバから前記発側SIPサーバ経由で前記発移動機へ通知することを特徴とする。
この構成によれば、着側SIPサーバが着移動機の対応機能を判定した上で当該INVITE信号を前記着移動機へ着信させるので、メッセージ情報付きINVITE信号に対して対応不能な着移動機の場合には着側SIPサーバにおいて対処することができ、種々の機能の移動端末が対象であったとしても各着移動機でメッセージ情報が表示されたか否かを示す送達結果信号を正確に発移動機へ送信することができる。
また本発明は、上記呼制御システムにおいて、前記着側SIPサーバは、配下の移動端末がINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示可能か否かを示す対応機能情報を保持し、前記配下の移動端末である着移動機を着信先としメッセージ情報の付加されたINVITE信号を受信すると、前記対応機能情報に基づいて当該着移動機がメッセージ情報を表示可能か否か判定し、表示不可である場合は当該着移動機の着信画面に前記メッセージ情報が表示されたか否かを示す送達結果信号を、前記発側SIPサーバへ送信することを特徴とする。
この構成により、着側SIPサーバは、配下の移動端末がINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示可能か否かを示す対応機能情報を保持しているので、着移動機がメッセージ情報を表示可能か否か迅速に判定することができる。
また本発明は、上記呼制御システムにおいて、前記着側SIPサーバは、前記対応機能情報に基づいて当該着移動機がメッセージ情報を表示可能か否か判定し、表示可である場合はINVITE信号を前記着移動機に着信させ、前記着移動機がINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示するか否か判断して当該メッセージ情報を着信画面に表示し又は表示しなかったことを示す送達結果信号を送信し、前記発側SIPサーバは、前記着移動機が送信した送達結果信号を受信して、前記発移動機に対して前記送達結果を通知することを特徴とする。
この構成により、メッセージ情報を表示可能である着移動機にだけメッセージ情報付きINVITE信号を着信させることができ、この場合は着移動機がメッセージ情報を着信画面に表示させた否かを示す送達結果信号を発信するので、正しい送達結果信号が発移動機に通知されることとなる。
また本発明は、上記呼制御システムにおいて、前記発側SIPサーバは、前記各着移動機の呼出し中に前記発移動機に対して前記送達結果信号を通知して送達結果を表示させることを特徴とする。
この構成により、発移動機に対して着移動機の呼出し中に送達結果信号が通知されるので、発移動機の端末画面に呼出し中の状態で各着移動機からの送達結果をリアルタイムで表示することができる。
また本発明は、上記呼制御システムにおいて、前記発側SIPサーバは、前記着移動機が送信した送達結果信号又は前記着側SIPサーバが送信した送達結果信号を受信し、この受信した送達結果信号がメッセージ情報を表示したことを示す送達結果の場合に付加課金を行うことを特徴とする。
この構成により、送達結果信号がメッセージ情報を表示したことを示す送達結果の場合に付加課金を行うので、メッセージ情報の表示に対して正確に課金を行うことができる。
また本発明のメッセージ送信方法は、PoC(Push-to-Talk over Cellular)通信の呼接続時に、着信端末となる着移動機の着信画面に、発信端末となる発移動機が発信時にINVITE信号に付加したメッセージ情報を表示させるメッセージ送信方法であって、前記着移動機を配下に持つ着側SIPサーバが、当該着移動機を着信先としたメッセージ情報の付加されたINVITE信号を受信し、当該着側SIPサーバが着移動機の対応機能を判定した上で当該着移動機へ前記INVITE信号を着信させ、当該着移動機の着信画面に前記メッセージ情報が表示されたか否かを示す送達結果信号を当該着移動機又は前記着側SIPサーバから、前記発移動機を配下に持つ発側SIPサーバ経由で前記発移動機へ通知することを特徴とする。
また本発明は、上記メッセージ送信方法において、前記着側SIPサーバにおいて、配下の移動端末からINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示可能か否かを示す対応機能を収集することを特徴とする。
この構成により、着側SIPサーバが配下の移動端末からINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示可能か否かを示す対応機能を収集するので、配下の移動端末が変化する場合であっても常に正確な対応機能を把握することができる。
本発明によれば、PoC通信において発信者の入力メッセージ情報を着側端末に対して応答前に表示させることができると共に、発側端末では着側端末においてメッセージが表示されたか否か正確に把握することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1はPTT通話サービスを提供する移動体通信システムのネットワーク構成図である。PoC端末1は、SIP呼制御、プレゼンス情報制御、発言権制御、音声エンコード及びデコーダ等の処理を行うモジュール(PoCエンジン)を搭載し、他の移動端末との間でPoC通信を行うことのできる移動端末である。本実施の形態では、着信側端末となる着移動機の着信画面に表示させる任意のメッセージ情報を、発信側端末となる発移動機においてPTTメンバー選択時に入力できるようにしている。
無線アクセス網2は複数の基地局(BTS)で構成されており、PoC端末1及びPoC通信非対応の移動端末が無線アクセス網2からRNC(Radio Network Controller)3を介してSIPサーバ4に接続できるように構成されている。
SIPサーバ4は、PoC端末1間のSIP呼制御及びパケット伝達制御を行う部分であり、本実施の形態ではGGSN(Gateway General packet radio service Support Node)/SGSN(Serving General packet radio service Support Node)5、CSCF(Call Session Control Function)6、MRFC(Media Resource Function Controller)7、MRFP(Media Resource Function Processor)8及びHSS(Home Subscriber Server)9等の構成要素で構成されているが、後述するPoC呼制御等を実現できるのであれば上記構成要素に限定されない。
GGSN/SGSN5は、ゲートウェイ機能並びに無線パケットの統合処理部である。CSCF6は、SIP登録、SIP転送(PoC呼制御)、SIPアプリケーション振分け、PoC着信要求等の処理を実行する部分である。MRFC7は、SIP終端、発言権課金制御等の処理を行う部分である。本実施の形態ではメッセージ情報の表示に対しての課金も行うものとする。MRFP8は、PoC通信での発言権管理制御、パケット複製制御等の処理を行う部分である。HSS9は、加入者管理情報を管理する部分である。
PoCサーバ11は、認証処理を行うと共にネットワーク電話帳の提供等の所定のアプリケーションを提供するサーバであり、PoC通信に関する機能としてメンバー、グループリスト管理及びネットワーク電話帳を提供する。本実施の形態では、PoCサーバ11を、AS(Application Server)12、GLMS13及びWeb14等から構成するが、このような構成要素に限定されるのでは無い。AS12は、PoC通信に関するアプリケーションであり、グループID管理、ネットワーク電話帳、プレゼンス問合せ・通知の処理を行う。GLMS13は、メンバー、グループリストの管理を行う部分である。Web14は、WebカスタマコントロールI/Fとして機能する部分であり、WPCG15によるプロトコル変換を経由してSIPサーバ4と通信する。
上記SIPサーバ4において、MRFC7/MRFP8は、ユーザエージェント・サーバとして発移動機からCSCF6経由でSIPリクエストを受け取り、着移動機に対してはユーザエージェント・クライアントとしてSIPリクエストを送信する。CSCF6は、ネットワークにおけるSIP呼制御を担っており、PoC端末1から送出されたSIPメッセージを受信すると、加入者情報を管理するHSS9からダウンロードした情報を元に各アプリケーションサーバへの振り分け処理を実施する。例えば、認証処理、ネットワーク電話帳の提供といったアプリケーションであればAS12へ振り分けることになる。
図2は、広域をカバーする無線アクセス網2と複数のSIPサーバ4−1〜4−nとの対応関係を示すネットワーク構成図である。複数のSIPサーバ4−1〜4−nが各地に設置されており、携帯電話通信網20を介して相互に接続されるように構成されている。例えば、端末Aが発信端末で、端末B,Cが着信端末の場合、SIPサーバ4−1は発信端末(A)を配下に持つ発側SIPサーバとなり、着信端末(B)(C)を配下に持つSIPサーバ4−2、4−nが着側SIPサーバとなる。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
図3はPoC端末1となる発移動機(UE1)からメンバーに対してPTT発信を行い、着移動機(UE2)等において着信画面にメッセージ表示したか否かを示す送達結果が発移動機(UE1)へ通知されるまでのシーケンスを示している。
なお、発移動機(UE1)はSIPサーバ4−1の配下にあり、着移動機(UE2)はSIPサーバ4−2、着移動機(UE3)はSIPサーバ4−3の配下にあるものとする。また、説明の便宜上、SIPサーバ4−1におけるCSCF6をCSCF(1)、MRFC7/MRFP8をMRFと記している。同様に、SIPサーバ4−2におけるCSCF6をCSCF(2)、SIPサーバ4−3におけるCSCF6をCSCF(3)として記している。
発移動機(UE1)において、電話帳に登録されているメンバーリストまたはグループリストを表示し、リストから複数の通話相手を選択し、さらに通話相手の着信画面に表示させたいメッセージ情報を入力した後、PTTボタンを押下することで発信処理が行われる。ここで、入力されるメッセージ情報は文字情報に限定されないが、電話目的、緊急性、重要性等を伝える情報であるものとする。
発移動機(UE1)は、発信処理においてINVITE信号に拡張パラメータとして上記メッセージ情報を設定し(ステップS1)、選択した複数の通話相手の宛先はPTT用のユーザアドレスSIPURLに変換される。通話相手として選択された着移動機のユーザアドレスSIPURLが最終宛先に設定されたメッセージ情報付きINVITE信号が基地局2に対して送信される。
発移動機(UE1)から送信されたメッセージ情報付きINVITE信号は無線アクセス網2及びRNC3を経由して発側SIPサーバ4−1に送られる。発側SIPサーバ4−1では、発側CSCF(1)がメッセージ情報付きINVITE信号を受け付け、発移動機(UE1)に対して100 Trying信号の送信を開始する。
一方、発側CSCF(1)は、メッセージ情報付きINVITE信号をPoCサーバ11のAS12へ転送して認証処理を要求する。さらに、認証処理が完了すると、MRFへメッセージ情報付きINVITE信号を転送する。
発側SIPサーバ4−1のMRFでは、MRFC7がメッセージ情報付きINVITE信号を受信し、呼出し先となる着移動機に対するメッセージ情報付きINVITE信号を生成する。このとき、1対多通信であるPTTでは上記した通り複数の通話相手を宛先に設定している可能性があるので、そのような場合はMRFC7が複数のメッセージ情報付きINVITE信号を生成する。このために、MRFC7は発側CSCF(1)から受信したメッセージ情報付きINVITE信号からメッセージ情報を取り出してメモリに保存する(ステップT1)。発移動機(UE1)において選択されている複数の通話先の中から1つ選択してINVITE信号の宛先に設定し、さらにステップT1で保存したメッセージ情報を読み出して当該INVITE信号の拡張パラメータに設定する(ステップT2)。例えば、INVITE信号の宛先が着移動機(UE2)であれば、着移動機(UE2)に対するメッセージ情報付きINVITE信号が生成されたことになる。同様にして、全ての宛先についてメッセージ情報付きINVITE信号を生成する(複製)。なお、図3では着移動機(UE2)に対するメッセージ情報付きINVITE信号だけが例示されている。このようにして最終宛先が特定されたメッセージ情報付きINVITE信号は発側CSCF(1)へ転送される。
発側CSCF(1)は、MRFからメッセージ情報付きINVITE信号を受信すると、MRFに対しては100 Trying信号を送信する一方で、当該メッセージ情報付きINVITE信号の宛先となる着移動機を配下に持つSIPサーバ4に対して当該メッセージ情報付きINVITE信号を転送する。図3では着移動機(UE2)が配下にある着側SIPサーバ4−2に対して当該メッセージ情報付きINVITE信号を転送している。
着側SIPサーバ4−2では、着側CSCF(2)がメッセージ情報付きINVITE信号を受信すると、発側CSCF(1)に対して100 Trying信号を送信する。さらに、着側CSCF(2)は通話先に指定されている着移動機(UE2)の対応機能を判定する(ステップR1)。
ここで、着側CSCF6での着移動機の対応機能判定方法について説明する。
各移動端末1は定期的に着側CSCF6にアクセスして移動機対応機能情報を更新する。着側CSCF6は、移動端末の対応機能を図5に示すビット列情報(以下、「対応機能表」という)で管理する。例えば、上位ビットから順番に「プッシュトーク対応可否」「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応可否」「○○サービス対応可否」をそれぞれ1ビットで管理する。同図では、「1」の場合が対応可、「0」の場合が非対応としている。着側CSCF6は、配下の移動端末について図5に示す対応機能表をそれぞれ作成しておき、当該対応機能表を参照することで着移動機の対応機能を迅速に判定するものとする。なお、図5に示す対応機能表を用いる方式以外の方法によって着移動機の対応機能を判定するようにしても良い。
着移動機が配下にいる着側SIPサーバ4−2では、着側CSCF(2)が着移動機(UE2)の対応機能表から当該着移動機の対応機能を判定する(ステップR1)。着移動機(UE2)が「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応可」の場合、メッセージ付きINVITE信号を着移動機(UE2)へ送信する。
着移動機(UE2)は、メッセージ付きINVITE信号を受信すると、INVITE信号を解釈して100 Tring信号を着側CSCF(2)へ返す。さらに、着移動機(UE2)は、当該端末に事前設定されている設定情報を確認する(ステップQ1)。着信時に端末画面に表示される着信画面に、発信者のメッセージ情報を表示することを許可する設定内容「着信時メッセージ表示可」になっていれば、メッセージ付きINVITE信号に付加されているメッセージ情報を取り出して着信画面に表示させる(ステップQ2)。そして、着信画面にメッセージ情報を表示したことを示す送達結果信号「送達結果OK」を、NOTIFY信号を用いて発側SIPサーバ4−1へ送信する(ステップQ3)。
発側SIPサーバ4−1のMRFは、着移動機(UE2)からのNOTIFY信号により着移動機において着信画面にメッセージ情報が表示された否かを示す送達結果が通知される。MRFは、通知された送達結果が「送達結果OK」であればメッセージ情報を表示したことに対する費用の請求を発生させる(ステップT3)。PTTでは多数のメンバーの着移動機から送達結果が返信されてくるが、請求発生は1回のみとする。
また、発側SIPサーバ4−1のMRFは、送達結果の付加されたNOTIFY信号を発移動機(UE1)へ送信する。
発移動機(UE1)は、発側SIPサーバ4−1のMRFから送達結果を通知するNOTIFY信号を受信した段階では、端末画面に呼出し中であることを示す画像が表示されている。発移動機(UE1)は、通知された送達結果を認識して、呼出し中の端末画面にメッセージ情報に関する送達結果を表示させる。多数のメンバーに関する送達結果画面の構成について後述する。
なお、INVITE信号を受信した着移動機(UE2)は送達結果送信後に、当該着移動機を鳴動させると共に180 Ringing信号を着側CSCF(2)へ返す。着側CSCF(2)は180 Ringing信号を発側SIPサーバ4−1の発側CSCF(1)へ転送して呼び出し中であることを伝える。さらに、MRFへ転送された後、発側CSCF(1)から発移動機(UE1)へ180 Ringing信号が伝えられる。これにより発移動機(UE1)の端末画面には着移動機(UE2)を呼出し中であることが表示される。
発側CSCF(1)から発移動機(UE1)へ送信される180 Ringing信号に対して送達結果を付加してしまうと、最初に受信される送達結果しか発移動機へ送信されない可能性がある。多数の着移動機から返信される複数の180 Ringing信号に対して最初の1つの180 Ringing信号だけが発移動機へ送信されるシステム構成となっていた場合、残りの着移動機に関する送達結果を発移動機へ通知できなくなる。
そこで、本実施の形態では、180 Ringing信号を用いないで、NOTIFY信号を用いることにより、各着移動機又は着側CSCF(2)からの送達結果を個別に発移動機へ送信できるようにシステム構成している。これにより、全ての着移動機の送達結果を発移動機へ個別に通知することができる。
一方、着側SIPサーバ4−2の着側CSCF(2)において、ステップR1の対応機能判定で着移動機が「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応不可」又は「プッシュトーク対応不可」であると判明した場合は、図3中に点線で示すシーケンスで着側CSCF(2)が代わりに送達結果を発移動機(UE1)へ送信する。
「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応不可」の移動端末及び「プッシュトーク対応不可」の移動端末の場合には、着側CSCF(2)が着移動機において着信画面にメッセージ情報が表示されないことを示す送達結果NGを、NOTIFY信号を用いて発側SIPサーバ4−1のCSCF(1)へ通知する。発側SIPサーバ4−1のCSCF(1)は、送達結果NGの付加されたNOTIFY信号を発移動機(UE1)へ送信する。なお、着移動機が圏外である場合にも、着側SIPサーバの着側CSCF(2)から発側CSCF(1)へ送達結果NGのNOTIFY信号が送信される。
発移動機(UE1)では、送達結果OKの場合と同様に、通知された送達結果を認識して、呼出し中表示の端末画面に該当着移動機に対する送達結果を表示させる。
ところで、着側CSCF(2)においてステップR1の対応機能判定で、着移動機が「プッシュトーク対応可」で「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応不可」であった場合は、メッセージ情報付きINVITE信号を着移動機へ転送することになる。この場合、「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応不可」であるので送達結果は着移動機からは返信されないが、上述した通り着側CSCF(2)が代わりに送信しているので発移動機(UE1)では送達結果を確認できることになる。また、着側CSCF(2)が送達結果の返信を代行する場合であっても、着移動機へはINVITE信号が通知されるのでPTT着信は正常に行われることになる。
このように、着側CSCF(2)においてステップR1の対応機能判定を行い、着移動機が「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応不可」又は「プッシュトーク対応不可」の場合には、着側CSCF(2)が着移動機の代わりに送達結果NGを発側SIPサーバ4−1へ返信するようにしたので、着移動機においてメッセージ情報を解釈しようとしてエラーが発生したり、誤った送達結果が返信されたりするといった不具合を防止することができる。
図4は着移動機(UE2)が「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応可」であるが表示不可に設定していた場合のシーケンス図である。なお、図3に示すシーケンス図と同一部分は一部省略している。
着側SIPサーバ4−2のCSCF(2)は、ステップR1の対応機能判定を行い、「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応可」の場合にはメッセージ情報付きINVITE信号を着移動機(UE2)へ転送する。
ここでは、着移動機(UE2)は「プッシュトーク着信時のメッセージ表示対応可」であるが、ユーザの端末設定によって着信画面へのメッセージ情報を表示させない設定内容になっているものとする。端末設定は他の設定情報と共にメモリに保存されていて、ユーザによる端末設定操作で変更可能に構成されている。
着移動機(UE2)はメッセージ情報付きINVITE信号を受信して解釈し、メッセージ情報が付加されていることを認識する。そして、端末設定内容を確認してメッセージ情報を表示させない設定内容であると認識すると(ステップQ1)、ステップQ2をスキップしてメッセージ情報を端末画面に表示させないで、NOTIFY信号を用いて送達結果NGを発側SIPサーバ4−のMRFへ通知する(ステップQ3)。
発側SIPサーバ4−のMRFでは、NOTIFY信号で通知された送達結果を判定し、送達結果NGであればメッセージ情報表示による請求は発行しない(ステップT3)。そして、送達結果NGであることを、NOTIFY信号を用いて発移動機(UE1)へ通知する。
このように、ユーザの端末設定によって着信時のメッセージ情報を表示させない設定内容になっている着移動機へメッセージ情報付きINVITE信号を送信した場合も、送達結果NGが発移動機(UE1)へ返信されて端末画面に送達結果を表示させることができる。
図6はPoC通信時における発移動機の端末画面の表示例を示す図である。図6に示すように、発信直後の発信中端末画面M1には、PTTに参加要請するメンバーのリスト情報31と、リストに含まれた各メンバーの着移動機の状況情報32とを対応させて表示すると共に画面下方に発信者が入力したメッセージ情報33(重要)を表示する。その後、呼出中端末画面M2に遷移して、着移動機又は着側CSCF(2)から送達結果を受信すると、発信者が送信したメッセージ情報が各着移動機に届いたか否かを示す送達結果情報34を表示する。端末画面M2において×印は送達結果NGを示し、鉛筆マークは送達結果OKを示す
図7はPTT通信時における着移動機の端末画面の表示例を示す図である。図7に示すように、発信者が送信したメッセージ情報である文字情報「重要!」41が着信画面に表示されている。また、着信画面には今回選択されているメンバー名43及び応答状況44が表示されるようにしている。発信者が表示されるようにしても良い。
本発明の一実施の形態におけるPTTサービスを提供する移動体通信システムのネットワーク構成図 上記実施の形態において無線アクセス網と複数のSIPサーバとの対応関係を示すネットワーク構成図 上記実施の形態において発移動機がPTT発信してから送達結果OKが通知されるまでのシーケンス図 上記実施の形態において発移動機がPTT発信してから送達結果NGが通知されるまでのシーケンス図 上記実施の形態において着移動機の機能判定表の説明図 PTT通信時における発移動機の端末画面の表示例を示す図 PTT通信時における着移動機の着信画面の表示例を示す図
符号の説明
1…PoC端末
2…無線アクセス網
3…RNC
4…SIPサーバ
6…CSCF
7…MRFC
8…MRFP
9…HSS
11…PoCサーバ
12…AS(PoC)
13…GLMS

Claims (7)

  1. 発信端末である発移動機から着信端末である複数の着移動機を指定したINVITE信号を、前記発移動機を配下に持つ発側SIPサーバで受信し、前記着移動機を配下に持つ着側SIPサーバから前記着移動機にINVITE信号を着信させて前記発移動機と前記各着移動機との呼接続を行う呼制御システムにおいて、
    前記着側SIPサーバが、当該着移動機を着信先としたメッセージ情報の付加されたINVITE信号を受信すると着移動機の対応機能を判定した上で当該INVITE信号を前記着移動機へ着信させ、当該着移動機の着信画面に前記メッセージ情報が表示されたか否かを示す送達結果信号を当該着移動機又は前記着側SIPサーバから前記発側SIPサーバ経由で前記発移動機へ通知することを特徴とする呼制御システム。
  2. 前記着側SIPサーバは、配下の移動端末がINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示可能か否かを示す対応機能情報を保持し、前記配下の移動端末である着移動機を着信先としメッセージ情報の付加されたINVITE信号を受信すると、前記対応機能情報に基づいて当該着移動機がメッセージ情報を表示可能か否か判定し、表示不可である場合は当該着移動機の着信画面に前記メッセージ情報が表示されたか否かを示す送達結果信号を、前記発側SIPサーバへ送信することを特徴とする請求項1記載の呼制御システム。
  3. 前記着側SIPサーバは、前記対応機能情報に基づいて当該着移動機がメッセージ情報を表示可能か否か判定し、表示可である場合はINVITE信号を前記着移動機に着信させ、
    前記着移動機がINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示するか否か判断して当該メッセージ情報を着信画面に表示し又は表示しなかったことを示す送達結果信号を送信し、
    前記発側SIPサーバは、前記着移動機が送信した送達結果信号を受信して、前記発移動機に対して前記送達結果を通知することを特徴とする請求項2記載の呼制御システム。
  4. 前記発側SIPサーバは、前記各着移動機の呼出し中に前記発移動機に対して前記送達結果信号を通知して送達結果を表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の呼制御システム。
  5. 前記発側SIPサーバは、前記着移動機が送信した送達結果信号又は前記着側SIPサーバが送信した送達結果信号を受信し、この受信した送達結果信号がメッセージ情報を表示したことを示す送達結果の場合に付加課金を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の呼制御システム。
  6. PoC(Push-to-Talk over Cellular)通信の呼接続時に、着信端末となる着移動機の着信画面に、発信端末となる発移動機が発信時にINVITE信号に付加したメッセージ情報を表示させるメッセージ送信方法であって、
    前記着移動機を配下に持つ着側SIPサーバが、当該着移動機を着信先としたメッセージ情報の付加されたINVITE信号を受信し、当該着側SIPサーバが着移動機の対応機能を判定した上で当該着移動機へ前記INVITE信号を着信させ、当該着移動機の着信画面に前記メッセージ情報が表示されたか否かを示す送達結果信号を当該着移動機又は前記着側SIPサーバから、前記発移動機を配下に持つ発側SIPサーバ経由で前記発移動機へ通知することを特徴とするメッセージ送信方法。
  7. 前記着側SIPサーバにおいて、配下の移動端末からINVITE信号に付加されたメッセージ情報を着信画面に表示可能か否かを示す対応機能を収集することを特徴とする請求項6記載のメッセージ送信方法。
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