JP4836407B2 - 計算機ホログラムおよびその作成方法 - Google Patents
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Description
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、この記録面に対して照射する参照光とを定義する段階と、
記録面上に多数の演算点を定義し、個々の演算点について、原画像上に定義された光源から発せられた物体光と、参照光とによって形成される干渉波の強度を演算する段階と、
一定の形状および大きさをもった単位領域を第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、単位領域に対する第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した占有率を有する二値パターンを割り付ける段階と、
記録面上に割り付けられた二値パターンの集合からなる二値画像に基づいて、電子線描画装置を用いた電子線描画を行い、媒体上に物理的な干渉縞を凹凸構造により作成する段階と、
を行い、
単位領域として矩形を用い、この単位領域の縦幅に等しい縦幅を有し、所定の占有率に応じた横幅を有する矩形からなる第1の領域を、単位領域の横幅に関するほぼ中心位置に配置し、残りの部分を第2の領域とすることにより二値パターンを形成し、
記録面上に定義する演算点の横方向のピッチを、可視光の最短波長以下に設定するようにしたものである。
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、を定義する段階と、
記録面上に多数の演算点を定義し、個々の演算点について、原画像上に定義された光源から発せられた物体光によって形成される干渉波の強度および位相を演算する段階と、
一定の形状および大きさをもった単位領域を第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、単位領域に対する第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した占有率を有する二次元二値パターンをもち、それぞれ各演算点についての干渉波位相に対応した位相変調が可能な三次元構造をもった三次元セルを割り付ける段階と、
記録面上に割り付けられた三次元セルの集合からなる物理的なホログラム記録媒体を電子線描画装置を用いた電子線描画を利用して作成する段階と、
を行い、
単位領域として矩形を用い、この単位領域の縦幅に等しい縦幅を有し、所定の占有率に応じた横幅を有する矩形からなる第1の領域を、単位領域の横幅に関するほぼ中心位置に配置し、残りの部分を第2の領域とすることにより二値パターンを形成し、
記録面上に定義する演算点の横方向のピッチを、可視光の最短波長以下に設定するようにしたものである。
所定の解像度をもった描画装置を用いたビーム走査により、媒体上に物理的な二値パターンを形成するようにし、個々の二値パターンにおける第1の領域を構成する矩形の横幅寸法が、描画装置による描画が可能な範囲内で予め定められた所定の単位寸法Lの整数倍になるように設定したものである。
単位領域を構成する矩形の横幅寸法が、単位寸法Lのn倍となるように設定し(nは整数)、第1の領域を構成する矩形の横幅寸法が、それぞれ単位寸法の0倍,1倍,2倍,…,n倍となるような(n+1)通りの二値パターンを用意し、これらの二値パターンを、(n+1)段階に区分けされた干渉波強度にそれぞれ対応づけて割り付け、描画装置の描画解像度に基づいて定まる描画最小寸法をhとしたときに、演算点の横方向のピッチを、可視光の最短波長以下、かつ、h×n以上に設定したものである。
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、この記録面に対して照射する参照光とを定義する段階と、
記録面上に、縦方向および横方向にそれぞれ所定ピッチで配列された多数の演算点を定義し、個々の演算点について、原画像上に定義された光源から発せられた物体光と、参照光とによって形成される干渉波の強度を演算する段階と、
演算点の縦方向のピッチに等しい縦幅を有し、演算点の横方向のピッチに等しい横幅を有する矩形からなる単位領域を定義し、この単位領域の所定位置に基準点を定める段階と、
単位領域を、第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、単位領域に対する第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した占有率を有する二値パターンを、基準点が演算点上に配置されるように割り付ける段階と、
記録面上に割り付けられた二値パターンの集合からなる二値画像に基づいて、電子線描画装置を用いた電子線描画を行い、媒体上に物理的な干渉縞を凹凸構造により作成する段階と、
を行い、
記録面上に定義する演算点の縦方向のピッチと横方向のピッチとの双方を、可視光の最短波長以下に設定するようにしたものである。
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、を定義する段階と、
記録面上に、縦方向および横方向にそれぞれ所定ピッチで配列された多数の演算点を定義し、個々の演算点について、原画像上に定義された光源から発せられた物体光によって形成される干渉波の強度および位相を演算する段階と、
演算点の縦方向のピッチに等しい縦幅を有し、演算点の横方向のピッチに等しい横幅を有する矩形からなる単位領域を定義し、この単位領域の所定位置に基準点を定める段階と、
単位領域を、第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、単位領域に対する第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した占有率を有し、基準点が演算点上に配置されるように割り付けられた二次元二値パターンをもち、それぞれ各演算点についての干渉波位相に対応した位相変調が可能な三次元構造をもった三次元セルを割り付ける段階と、
記録面上に割り付けられた三次元セルの集合からなる物理的なホログラム記録媒体を電子線描画装置を用いた電子線描画を利用して作成する段階と、
を行い、
記録面上に定義する演算点の縦方向のピッチと横方向のピッチとの双方を、可視光の最短波長以下に設定するようにしたものである。
可視光の最短波長を400nmとするようにしたものである。
媒体上に縦方向および横方向にそれぞれ所定ピッチで多数の単位領域が配列されており、この媒体上の各単位領域はそれぞれが第1の領域と第2の領域とに分けられており、第1の領域と第2の領域とは、一方が凸部、他方が凹部をなす関係にあり、各単位領域に対する第1の領域の占有率によって当該単位領域の位置における干渉波強度が表現されており、各単位領域の縦方向のピッチと横方向のピッチとの双方が、400nm以下であるようにしたものである。
図1は、一般的なホログラムの作成方法を示す原理図であり、原画像10を記録面20上に干渉縞として記録する方法が示されている。ここでは、説明の便宜上、図示のとおりXYZ三次元座標系を定義し、記録面20がXY平面上に置かれているものとする。光学的な手法を採る場合、記録対象となる物体が原画像10として用意されることになる。この原画像10上の任意の点Pから発せられた物体光Oは、記録面20の全面に向けて進行する。一方、記録面20には、参照光Rが照射されており、物体光Oと参照光Rとの干渉縞が記録面20上に記録されることになる。
上述した計算機ホログラムの作成方法では、各単位領域に割り付けられるのは、白画素か黒画素かのいずれかに限定されることになるため、演算により求められた干渉波強度の階調値は失われてしまう。たとえば、図5に示すように、記録面上に100個の演算点を10行10列の二次元配列で定義し、各演算点位置における干渉波の強度値を、0〜6の7段階の階調値として求めた場合に、図6に示すような結果が得られたとしよう。前述した手法では、このような7段階の階調値を図7に示すように二値化し(たとえば、4以上を「1」、4未満を「0」とする)、「1」の部分には白画素を、「0」の部分には黒画素を、それぞれ割り付けることにより、図8に示すような二値画像を作成することになる。このような二値画像を用いて媒体上に物理的な凹凸構造を形成し、ホログラム記録媒体を作成した場合、そこから得られる再生像には、十分な階調表現がなされなくなる。これは、そのようなホログラム記録媒体には、干渉波強度の階調値が記録されていないためである。
以上、特許文献1に開示されている方法により、階調をもった原画像を再現することが可能なホログラムを作成する具体的な手順を説明した。しかしながら、実際に、この手法で作成された計算機ホログラムには、再生像に不要なノイズ成分が重なる現象が生じ、光学的な手法で作成されたホログラムと比べると、階調画像の再現品質の低下が見られた。本願発明者は、このノイズ成分が観察される原因を追究することにより、次のような理論的解析結果を得ることができた。
d(sin θ1−sin θ2)=mλ
ここで、dは回折格子の格子ピッチ、θ1は入射角、θ2は回折角、mは回折光の回折次数(m=1,2,3,…)、λは入射光の波長である。上述の前提により、記録面の法線方向から観察することを考えると、回折角θ2=0°となるような回折光が存在しないような条件(すなわち、意図しない回折光が観察方向へと向かうことがないような条件)が満足されればよいことになる。したがって、求める条件は、
d(sin θ1−sin 0)=mλ
なる式が成立しないような条件ということになる。sin 0=0であるから、この式を整理すると、
sin θ1=mλ/d
のような形になり、このような式が成立しないような条件として、
1<mλ/d
なる式が導かれる(θ1が実数である限り、sin θ1≦1であるので、上式は、sin θ1>1となる状態、すなわち、θ1が虚数になる条件を示している)。ここで、λとdが定数であるならば、m=1で上式が満足されれば、m=2,3,…でも同様に上式は満足されることになるので、m=1の場合についてのみ考えれば十分である。したがって、求める条件は、
d<λ
なる単純な式で表されることになる。ここで、臨界条件について、若干の検討を加えておくと、d=λの場合は、記録面に平行な方向(θ1=90°)から入射光Iがきた場合に、回折光が法線方向に向かう状態(回折角θ2=0°)を示すことになるが、物理的なホログラム媒体40の構造(物理的な三次元凹凸構造)を考慮すると、記録面に平行な方向から入射した光が法線方向に回折することは不可能である。したがって、実際には、上式は等号を含め、
d≦λ
として問題はない。
図9に、本発明で利用できる7種類の二値パターンD0〜D6の一構成例を示した。ここでは、図14〜図16を参照しながら、二値パターンのいくつかのバリエーションを示す。図14〜図16に示す二値パターンの構成例は、いずれも正方形状の単位領域を第1の画素値をもった第1の領域(白い部分)と第2の画素値をもった第2の領域(ハッチングを施した部分)とに分割することにより定義される二値パターン群であり、この点においては、図9に示す二値パターンの構成とほぼ同様である(図示の便宜上、図9では、第1の領域をハッチング部分として示してあるが、図14〜図16では、第1の領域を白い部分として示してある。)。なお、これらの二値パターンでは、単位領域全体に対する第1の領域の占有率は、D0:0%,D1:25%,D2:50%,D3:75%,D4:100%となっている。
これまで述べた実施形態は、図2に示すように、物体光と参照光との干渉波強度を、記録面20上に定義された各演算点Qごとに演算する手法をとっていたが、計算機ホログラムの演算手法には、参照光を用いない手法も存在する。たとえば、特開2002−72837号公報には、参照光を定義せずに、物体光のみによる干渉波を記録面に記録する計算機ホログラムの手法が開示されている。この手法では、個々の演算点ごとに、干渉波の振幅強度と位相とを演算し、各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した占有率を有する二次元二値パターンをもち、それぞれ各演算点についての干渉波位相に対応した位相変調が可能な三次元構造をもった三次元セルを割り付け、記録面上に割り付けられた三次元セルの集合からなる物理的なホログラム媒体を作成することになる。
20…記録面
30…エンボス版
40…ホログラム媒体
D0〜D6…二値パターン
I…入射光
L…単位寸法
O,O1,Oi,ON…物体光
P,P1,Pi,PN…点光源
Px…演算点の横方向ピッチ
Py…演算点の縦方向ピッチ
Q,Q(x,y)…演算点
Q00〜Q99…演算点
R…参照光
U(x,y)…単位領域
U1〜U6…単位領域
U00〜U99…単位領域
V1〜V4…三次元セル群の行
W1〜W7…三次元セル群の列
θ…入射角
Claims (10)
- 多数の光源が存在する実社会の照明環境で観察され、所定の記録面上に干渉縞を形成してなるホログラムを、計算機を用いた演算により作成する方法であって、
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、この記録面に対して照射する参照光とを定義する段階と、
前記記録面上に多数の演算点を定義し、個々の演算点について、前記原画像上に定義された光源から発せられた物体光と、前記参照光とによって形成される干渉波の強度を演算する段階と、
一定の形状および大きさをもった単位領域を第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、前記単位領域に対する前記第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
前記各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した前記占有率を有する二値パターンを割り付ける段階と、
前記記録面上に割り付けられた二値パターンの集合からなる二値画像に基づいて、電子線描画装置を用いた電子線描画を行い、媒体上に物理的な干渉縞を凹凸構造により作成する段階と、
を有し、
前記単位領域として矩形を用い、前記単位領域の縦幅に等しい縦幅を有し、所定の占有率に応じた横幅を有する矩形からなる第1の領域を、前記単位領域の横幅に関するほぼ中心位置に配置し、残りの部分を第2の領域とすることにより二値パターンを形成し、
前記記録面上に定義する演算点の横方向のピッチを、可視光の最短波長以下に設定したことを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。 - 多数の光源が存在する実社会の照明環境で観察され、所定の記録面上に干渉縞を形成してなるホログラムを、計算機を用いた演算により作成する方法であって、
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、を定義する段階と、
前記記録面上に多数の演算点を定義し、個々の演算点について、前記原画像上に定義された光源から発せられた物体光によって形成される干渉波の強度および位相を演算する段階と、
一定の形状および大きさをもった単位領域を第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、前記単位領域に対する前記第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
前記各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した前記占有率を有する二次元二値パターンをもち、それぞれ各演算点についての干渉波位相に対応した位相変調が可能な三次元構造をもった三次元セルを割り付ける段階と、
前記記録面上に割り付けられた三次元セルの集合からなる物理的なホログラム記録媒体を電子線描画装置を用いた電子線描画を利用して作成する段階と、
を有し、
前記単位領域として矩形を用い、前記単位領域の縦幅に等しい縦幅を有し、所定の占有率に応じた横幅を有する矩形からなる第1の領域を、前記単位領域の横幅に関するほぼ中心位置に配置し、残りの部分を第2の領域とすることにより二値パターンを形成し、
前記記録面上に定義する演算点の横方向のピッチを、可視光の最短波長以下に設定したことを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。 - 請求項1または2に記載の作成方法において、
所定の解像度をもった描画装置を用いたビーム走査により、媒体上に物理的な二値パターンを形成するようにし、個々の二値パターンにおける第1の領域を構成する矩形の横幅寸法が、前記描画装置による描画が可能な範囲内で予め定められた所定の単位寸法Lの整数倍になるように設定したことを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。 - 請求項3に記載の作成方法において、
単位領域を構成する矩形の横幅寸法が、単位寸法Lのn倍となるように設定し(nは整数)、第1の領域を構成する矩形の横幅寸法が、それぞれ単位寸法の0倍,1倍,2倍,…,n倍となるような(n+1)通りの二値パターンを用意し、これらの二値パターンを、(n+1)段階に区分けされた干渉波強度にそれぞれ対応づけて割り付け、描画装置の描画解像度に基づいて定まる描画最小寸法をhとしたときに、演算点の横方向のピッチを、可視光の最短波長以下、かつ、h×n以上に設定したことを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。 - 多数の光源が存在する実社会の照明環境で観察され、所定の記録面上に干渉縞を形成してなるホログラムを、計算機を用いた演算により作成する方法であって、
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、この記録面に対して照射する参照光とを定義する段階と、
前記記録面上に、縦方向および横方向にそれぞれ所定ピッチで配列された多数の演算点を定義し、個々の演算点について、前記原画像上に定義された光源から発せられた物体光と、前記参照光とによって形成される干渉波の強度を演算する段階と、
前記演算点の縦方向のピッチに等しい縦幅を有し、前記演算点の横方向のピッチに等しい横幅を有する矩形からなる単位領域を定義し、この単位領域の所定位置に基準点を定める段階と、
前記単位領域を、第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、前記単位領域に対する前記第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
前記各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した前記占有率を有する二値パターンを、前記基準点が前記演算点上に配置されるように割り付ける段階と、
前記記録面上に割り付けられた二値パターンの集合からなる二値画像に基づいて、電子線描画装置を用いた電子線描画を行い、媒体上に物理的な干渉縞を凹凸構造により作成する段階と、
を有し、
前記記録面上に定義する演算点の縦方向のピッチと横方向のピッチとの双方を、可視光の最短波長以下に設定したことを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。 - 多数の光源が存在する実社会の照明環境で観察され、所定の記録面上に干渉縞を形成してなるホログラムを、計算機を用いた演算により作成する方法であって、
三次元座標系上に、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、を定義する段階と、
前記記録面上に、縦方向および横方向にそれぞれ所定ピッチで配列された多数の演算点を定義し、個々の演算点について、前記原画像上に定義された光源から発せられた物体光によって形成される干渉波の強度および位相を演算する段階と、
前記演算点の縦方向のピッチに等しい縦幅を有し、前記演算点の横方向のピッチに等しい横幅を有する矩形からなる単位領域を定義し、この単位領域の所定位置に基準点を定める段階と、
前記単位領域を、第1の画素値をもった第1の領域と第2の画素値をもった第2の領域とに分割することにより定義される二値パターンを、前記単位領域に対する前記第1の領域の占有率を変えることにより複数通り定義する段階と、
前記各演算点の位置に、それぞれ各演算点についての干渉波強度に対応した前記占有率を有し、前記基準点が前記演算点上に配置されるように割り付けられた二次元二値パターンをもち、それぞれ各演算点についての干渉波位相に対応した位相変調が可能な三次元構造をもった三次元セルを割り付ける段階と、
前記記録面上に割り付けられた三次元セルの集合からなる物理的なホログラム記録媒体を電子線描画装置を用いた電子線描画を利用して作成する段階と、
を有し、
前記記録面上に定義する演算点の縦方向のピッチと横方向のピッチとの双方を、可視光の最短波長以下に設定したことを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の作成方法において、
可視光の最短波長を400nmとすることを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。 - 請求項1または5に記載の計算機ホログラムの作成方法における二値画像の作成段階に至るまでの工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムもしくは当該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の作成方法によって作成された計算機ホログラムを記録してなる計算機ホログラム媒体。
- 多数の光源が存在する実社会の照明環境で観察される媒体であって、計算機を用いた演算を利用して、所定の媒体上に三次元の原画像を電子線描画装置を用いた電子線描画を利用して凹凸構造をなす干渉縞として記録した計算機ホログラム媒体において、
媒体上に縦方向および横方向にそれぞれ所定ピッチで多数の単位領域が配列されており、この媒体上の各単位領域はそれぞれが第1の領域と第2の領域とに分けられており、前記第1の領域と前記第2の領域とは、一方が凸部、他方が凹部をなす関係にあり、各単位領域に対する前記第1の領域の占有率によって当該単位領域の位置における干渉波強度が表現されており、各単位領域の縦方向のピッチと横方向のピッチとの双方が、400nm以下であることを特徴とする計算機ホログラム媒体。
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