JP4862003B2 - 再生順序決定装置、楽曲再生システムおよび再生順序決定方法 - Google Patents

再生順序決定装置、楽曲再生システムおよび再生順序決定方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の楽曲データの再生順序を決定する技術に関する。
従来から、複数の楽曲データの再生順序を決定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、楽曲に対してユーザが行った操作、例えば、録音、再生、スキップなどに対して重みを付けることによって、楽曲プレイリストを作成している。特許文献2では、ユーザから得られた情報を利用したプレイリスト生成方法が提案されている。具体的には、ユーザの歩行動作などに基づいて、ユーザ入力テンポを抽出し、テンポによって予め分類された楽曲群から適切な楽曲を選択し、プレイリストを作成する。特許文献3では、ユーザの歩行や走行などの運動情報から、テンポ情報(例えば、歩行テンポ)を抽出し、歩行テンポに対応するテンポ情報を保持する楽曲を選択し、再生する方法が提案されている。このような文献では、主に、楽曲に予め付与された情報(メタ情報)とユーザから得られた情報とを比較し、関連付け等を行うことによってプレイリストを作成している。
メタ情報を利用したプレイリスト生成方法としては、特許文献4から6等があげられる。特許文献4では、オーディオ・プレイリストを記憶するために使用されるM3Uファイルフォーマットの拡張である索引付きデータ構造を提供する。これにより、アーティストやアルバム、タイトル、ジャンルなどのメタ情報を用いたプレイリストを作成している。特許文献5では、ハードディスクなどの記録媒体に対する楽曲データ録音時に、楽曲データの発売日または発表年や、季節キーワードに基づいて、発売日、発表年および季節キーワードを基準として複数の楽曲を集めたプレイリストを作成して記録している。特許文献6では、カーナビゲーション情報と、予め用意された楽曲の音楽的な関連情報に基づいて、再生する音楽データを選択し、プレイリストを作成している。
一方、メタ情報ではなく、音響的な特徴量からプレイリストを生成している方法も提案されている。特許文献7では、プレイリスト候補となる楽曲の音響的特徴量から音楽を聴いたときのイメージを示す印象値を計算する。求められた印象値に基づいて、「印象空間」を作成し、この印象空間内で近隣の楽曲をプレイリストとして生成する。このプレイリスト生成装置では、例えば、「悲しい」という印象が付与されている楽曲が、プレイリストとして提示される。
特表2007−511857号公報 特開2007−200432号公報 特開2007−164020号公報 特表2005−503639号公報 特開2005−044391号公報 特開2007−095239号公報 特開2004−117632号公報 Alonso M., David B. and Richard G., “Tempo and Beat Estimation of Musical Signals”, Proc. Ismir 2004,pp.158−163
しかしながら、上記の従来技術によって得られたプレイリストを用いて、DJが行うようなビートを合わせた連続再生(リミックス)を行うことを想定したとき、楽曲テンポ情報(BPM:Beats Per Minute)を一致させるリミックスでは、リミックス対象楽曲同士のBPMが大きく異なる場合、BPMを一致させるための楽曲信号伸縮操作が音質を大きく劣化させてしまうことが問題となる。また、特許文献2および特許文献3に記載されているように、ユーザの入力によれば前記問題を回避することができるものの、ユーザの操作負担が増加してしまう。また、ユーザの入力テンポに直近の楽曲に対してのみプレイリストが生成されることから、様々なテンポ情報を持つ楽曲群を扱い難い。また、従来技術では、操作に慣れていないユーザがプレイリストを作成することは、必ずしも容易ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、BPMが大きく異なる楽曲であっても、音質劣化が少なく、ユーザの操作負担が少ないプレイリストの作成を行なうことができる再生順序決定装置、楽曲再生システムおよび再生順序決定方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の再生順序決定装置は、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定装置であって、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する選出部と、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択し、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt1で除算することによって最適調整係数fopt1を算出すると共に、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択し、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt2で除算することによって最適調整係数fopt2を算出する最適調整係数算出部と、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するプレイリスト候補作成部と、前記算出した最適調整係数fopt1とfopt2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出し、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数fopt1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する判定部と、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するプレイリスト決定部と、を備えることを特徴としている。
Figure 0004862003
このように、各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、最適調整係数fopt1を用いて一方の楽曲データの調整を行なう場合と、最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定し、これに基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するので、複数のプレイリストのうち、テンポ調整の調整度が最も少ないプレイリストを決定することができる。これにより、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(2)また、本発明の再生順序決定装置は、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定装置であって、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する選出部と、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択し、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt1との相加平均BPMaim1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記bopt1で除算することによって最適調整係数foptM1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO1を算出すると共に、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択し、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt2との相加平均BPMaim2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記bopt2で除算することによって最適調整係数foptM2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO2を算出する最適調整係数算出部と、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するプレイリスト候補作成部と、前記算出した最適調整係数foptM1およびfoptO1と、foptM2およびfoptO2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出し、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO1を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数foptM2を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する判定部と、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するプレイリスト決定部と、を備えることを特徴としている。
Figure 0004862003
このように、各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に最適調整係数foptO1を用いて他方の楽曲データの調整を行なう場合と、最適調整係数foptM2を用いて一方の楽曲データの調整を行なうと共に最適調整係数foptO2を用いて他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定し、これに基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するので、複数のプレイリストのうち、テンポ調整の調整度が最も少ないプレイリストを決定することができる。これにより、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(3)また、本発明の楽曲再生システムは、複数の楽曲データを格納する楽曲データベースと、ユーザの操作を契機として複数の楽曲データを選択する楽曲選択部と、請求項1または請求項2記載の再生順序決定装置と、前記再生順序決定装置により決定された再生順序に基づいて、前記選択された楽曲データを再生する再生部と、を備えることを特徴としている。
この構成により、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(4)また、本発明の再生順序決定方法は、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定方法であって、選出部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成するステップと、最適調整係数算出部において、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択するステップと、最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt1で除算することによって最適調整係数fopt1を算出するステップと、最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択するステップと、最適調整係数算出部において、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt2で除算することによって最適調整係数fopt2を算出するステップと、プレイリスト候補作成部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するステップと、判定部において、前記算出した最適調整係数fopt1とfopt2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出するステップと、判定部において、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数fopt1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定するステップと、プレイリスト決定部において、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するステップと、を少なくとも含むことを特徴としている。
Figure 0004862003
このように、各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、最適調整係数fopt1を用いて一方の楽曲データの調整を行なう場合と、最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定し、これに基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するので、複数のプレイリストのうち、テンポ調整の調整度が最も少ないプレイリストを決定することができる。これにより、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(5)また、本発明の再生順序決定方法は、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定方法であって、選択部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成するステップと、最適調整係数算出部において、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択するステップと、最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt1との相加平均BPMaim1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記bopt1で除算することによって最適調整係数foptM1を算出するステップと、前記相加平均BPMaim1を前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO1を算出するステップと、最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択するステップと、最適調整係数算出部において、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt2との相加平均BPMaim2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記bopt2で除算することによって最適調整係数foptM2を算出するステップと、最適調整係数算出部において、前記相加平均BPMaim2を前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO2を算出するステップと、プレイリスト候補作成部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するステップと、判定部において、前記算出した最適調整係数foptM1およびfoptO1と、foptM2およびfoptO2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出するステップと、判定部において、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO1を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数foptM2を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定するステップと、プレイリスト決定部において、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するステップと、を少なくとも含むことを特徴としている。
Figure 0004862003
このように、各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、最適調整係数foptM1を用いて一方の楽曲データの調整を行なうと共に最適調整係数foptO1を用いて他方の楽曲データの調整を行なう場合と、最適調整係数foptM2を用いて一方の楽曲データの調整を行なうと共に最適調整係数foptO2を用いて他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定し、これに基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するので、複数のプレイリストのうち、テンポ調整の調整度が最も少ないプレイリストを決定することができる。これにより、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(6)また、本発明の再生順序決定プログラムは、コンピュータにロードされることによって、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定プログラムであって、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する処理と、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択する処理と、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt1で除算することによって最適調整係数fopt1を算出する処理と、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択する処理と、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt2で除算することによって最適調整係数fopt2を算出する処理と、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成する処理と、前記算出した最適調整係数fopt1とfopt2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出する処理と、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数fopt1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する処理と、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定する処理と、を少なくとも含むことを特徴としている。
Figure 0004862003
このように、各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、最適調整係数fopt1を用いて一方の楽曲データの調整を行なう場合と、最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定し、これに基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するので、複数のプレイリストのうち、テンポ調整の調整度が最も少ないプレイリストを決定することができる。これにより、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(7)また、本発明の再生順序決定プログラムは、コンピュータにロードされることによって、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定プログラムであって、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する処理と、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択する処理と、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt1との相加平均BPMaim1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記bopt1で除算することによって最適調整係数foptM1を算出する処理と、前記相加平均BPMaim1を前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO1を算出する処理と、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択する処理と、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt2との相加平均BPMaim2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記bopt2で除算することによって最適調整係数foptM2を算出する処理と、前記相加平均BPMaim2を前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO2を算出する処理と、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成する処理と、前記算出した最適調整係数foptM1およびfoptO1と、foptM2およびfoptO2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出する処理と、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO1を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数foptM2を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する処理と、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定する処理と、を少なくとも含むことを特徴としている。
Figure 0004862003
このように、各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に最適調整係数foptO1を用いて他方の楽曲データの調整を行なう場合と、最適調整係数foptM2を用いて一方の楽曲データの調整を行なうと共に最適調整係数foptO2を用いて他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定し、これに基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するので、複数のプレイリストのうち、テンポ調整の調整度が最も少ないプレイリストを決定することができる。これにより、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
本発明によれば、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(第1の実施形態)
次に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態に係る再生順序決定装置の概略構成を示すブロック図である。この再生順序決定装置1は、複数の楽曲データの再生順序を決定する機能を有する。図1において、選出部2は、図示しない楽曲データベースから再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データを読み込んで、これらの楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する。
最適調整係数算出部3は、選出部2において選出された各楽曲データの組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、その乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択する。そして、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、bopt1で除算して最適調整係数fopt1を算出する。また、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、その乗算により得られた数値群から、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択する。そして、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、bopt2で除算して最適調整係数fopt2を算出する。
プレイリスト候補作成部4は、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成する。
判定部5は、算出した最適調整係数fopt1とfopt2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出する。そして、各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、最適調整係数fopt1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なう場合と、最適調整係数fopt2を用いて他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する。プレイリスト決定部6は、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定する。
Figure 0004862003
次に、以上のように構成された本実施形態に係る再生順序決定装置の動作について説明する。図2は、第1の実施形態に係る再生順序決定装置の動作を示すフローチャートである。まず、再生対象となる楽曲群をL={A、A、A、・・・A}とする(ステップS1)。すなわち、楽曲群Lには、n個の楽曲データが含まれる。楽曲Aのテンポを調整する場合、楽曲Aとの最適調整係数をfopt(x,y)として計算する(ステップS2)。最適調整係数の計算は、図3に示すフローチャートに基づいて行なわれる。
図3は、第1の実施形態に係る再生順序決定装置において、最適調整係数の計算手順を示すフローチャートである。再生順序決定装置は、楽曲のBPMを合わせるのではなく、楽曲のビート位置に着目し、2つの楽曲の調整係数fが最小となるような最適調整係数foptを求め、このfoptに基づいて楽曲テンポを調整する。これによって、楽曲の音質劣化を軽減させたリミックスを行なうことが可能になる。具体的には、例えば、BPM120の楽曲とBPM60の楽曲とを結合する場合、BPM60の楽曲をBPM120となるようにテンポ調整すると、音質劣化が著しくなる。本発明では、ビート位置に着目し、BPM60の裏拍子を考慮することによって、テンポ調整をすることなくリミックスを可能とする。なお、ここでは、両方の視聴覚情報のアクセント位置を合わせて再生することを、「テンポ調整」と呼称する。
図3において、楽曲Aと楽曲Aとを選定する(ステップS1)。ここで、テンポ調整を行なう楽曲をAとし、テンポ調整を行なわない楽曲をAとする。次に、BPM情報は既知であるかどうかを判断し(ステップS2)、既知でない場合は、テンポ解析を行なう(ステップS3)。ここでテンポ解析を行なって得られた楽曲MのBPMを、BPMとし、楽曲AのBPMをBPMとする。一方、ステップS2において、BPMが既知である場合は、ステップS4に遷移する。
次に、BPMに対して、2を乗算する。ここで、「c=−2,−1,0,1,2」とし、数値群G={b1、b2,b3,b4,b5}を得る(ステップS4)。次に、数値群GからBPMに最も近い値であるbopt(x,y)を算出する(ステップS5)。すなわち、
opt(x,y)=2Copt×BPMである。
次に、最適テンポ調整係数(最適調整係数)fopt(x,y)を計算する(ステップS6)。すなわち、
opt(x,y)=BPM/bopt(x,y)である。
なお、ステップS3におけるテンポ解析では、例えば、既存のテンポ推定手法を用いて、楽曲A、楽曲AのBPMを計算することができる。また、既存のテンポ推定手法を利用せずに、予め用意されている楽曲メタデータを用いることも可能である。
図2において、fopt(x,y)と1との大小を比較する(ステップS3)。その結果、
opt(x,y)が1よりも大きい場合は、
V(x,y)=abs(1−fopt(x,y))とし(ステップS4)、
opt(x,y)が1と等しい場合は、
V(x,y)=0とし(ステップS5)、
opt(x,y)が1よりも小さい場合は、
V(x,y)=abs[1−1/{fopt(x,y)}]とする(ステップS6)。ここで、V(x,y)は、元の信号に対してどのくらいテンポ調整を行なうのか(本明細書では、これを「調整度」と呼称する。)を示す指標である。
次に、楽曲群Lの全ての楽曲の組み合わせについてステップS2からステップS6までの処理が終わっているかどうかを判断し(ステップS7)、ステップS2からステップS6までの処理が終わっていない場合は、ステップS2へ遷移する。一方、ステップS2からステップS6までの処理が終わっている場合は、プレイリスト群Pを計算する(ステップS8)。すなわち、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリストを作成する。
次に、プレイリスト群に含まれるいずれか一つのプレイリストを選出し、P={m,m,・・・m}(mは楽曲)と表す(ステップS9)。そして、V(m,mi+1)とV(mi+1,m)(i=1,2,・・・n−1)の大小を比較し(ステップS10)、V(m,mi+1)がV(mi+1,m)よりも大きい場合は、V(mi+1,m)を選出してこれをV(i)とし(ステップS11)、V(m,mi+1)がV(mi+1,m)よりも小さい場合は、V(m,mi+1)を選出してこれをV(i)とする(ステップS12)。つまり、楽曲mとmi+1のうち、どちらを調整した方が調整する調整度が小さくて済むのかを判断する。
すべての楽曲(m)について、この判断が終了したかどうかを判断し(ステップS13)、すべての楽曲(m)について、この判断が終了していない場合は、ステップS10に遷移する。一方、すべての楽曲(m)について、この判断が終了した場合は、次式により、上記プレイリストPにおけるV(i)の総和を計算する(ステップS14)。
Figure 0004862003
次に、すべてのプレイリストについて、ステップS9からステップS14までの処理が終了したかどうかを判断し(ステップS15)、すべてのプレイリストについて、ステップS9からステップS14までの処理が終了していない場合は、ステップS9へ遷移する。一方、すべてのプレイリストについて、ステップS9からステップS14までの処理が終了した場合は、Score(P)が最小となるPを出力して(ステップS16)、終了する。
このように、テンポ調整を行なう調整度が最も小さいプレイリストを自動的に作成するので、楽曲群Lに対して、ビートを合わせたリミックスを行なう場合、最も音質劣化が少ないプレイリストを再生することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、楽曲Aおよび楽曲Aのうち、楽曲Aのテンポを調整する場合について説明したが、第2の実施形態では、楽曲Aおよび楽曲Aの両方に対してテンポ調整を行なう。ハードウェア構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。図4は、第2の実施形態に係る再生順序決定装置の動作を示すフローチャートである。まず、再生対象となる楽曲群をL={A、A、A、・・・A}とする(ステップT1)。すなわち、楽曲群Lには、n個の楽曲データが含まれる。楽曲Aおよび楽曲Aの両方に対してテンポ調整を行なうものとして、最適調整係数をそれぞれfoptx(x,y)、fopty(x,y)として計算する(ステップT2)。
ここで、第2の実施形態においても、最適調整係数の計算は、図3に示すフローチャートに基づいて行なわれる。まず、楽曲Aと楽曲Aとを選定する(ステップS1)。そして、再生する際のテンポをBPMaimとする。BPM情報は既知であるかどうかを判断し(ステップS2)、既知でない場合は、テンポ解析を行なう(ステップS3)。ここでテンポ解析を行なって得られた楽曲AのBPMを、BPMとし、楽曲AのBPMをBPMとする。一方、ステップS2において、BPMが既知である場合は、ステップS4に遷移する。
次に、BPMに対して、2を乗算する。ここで、「c=−2,−1,0,1,2」とし、数値群G={b1、b2,b3,b4,b5}を得る(ステップS4)。次に、数値群GからBPMに最も近い値であるbopt(x,y)を算出する(ステップS5)。すなわち、
opt(x,y)=2Copt×BPMである。
次に、bopt(x,y)とBPMとの相加平均から再生する際のテンポBPMaimを求め、楽曲Aの最適テンポ調整係数foptx(x,y)と、楽曲Aの最適テンポ調整係数とをfopty(x,y)求める(ステップS6)。すなわち、
BPMaim=(bopt(x,y)+BPM)/2、
optx(x,y)=BPMaim/bopt(x,y)、
opty(x,y)=BPMaim/BPMにより求められる。
このように求められたfoptx(x,y)、fopty(x,y)に従って、楽曲Aと楽曲Aとのテンポ調整を行なうことによって、一方のみをテンポ調整する場合に比べて、音質劣化を軽減させることが可能となる。
図4において、foptx(x,y)と1との大小を比較する(ステップT3)。その結果、
optx(x,y)が1よりも大きい場合は、
(x,y)=abs(1−foptx(x,y))とし(ステップT4)、
optx(x,y)が1と等しい場合は、
(x,y)=0とし(ステップT5)、
optx(x,y)が1よりも小さい場合は、
(x,y)=abs[1−1/{foptx(x,y)}]とする(ステップT6)。ここで、V(x,y)は、元の信号に対してどのくらいテンポ調整を行なうのか(調整度)を示す指標である。
さらに、fopty(x,y)と1との大小を比較する(ステップT7)。その結果、
opty(x,y)が1よりも大きい場合は、
(x,y)=abs(1−fopty(x,y))とし(ステップT8)、
opty(x,y)が1と等しい場合は、
(x,y)=0とし(ステップT9)、
opty(x,y)が1よりも小さい場合は、
(x,y)=abs[1−1/{fopty(x,y)}]とする(ステップT10)。ここで、V(x,y)は、元の信号に対してどのくらいテンポ調整を行なうのか(調整度)を示す指標である。
次に、V(x,y)とV(x,y)とを加算したものをV(x,y)とし(ステップT11)、すべての楽曲の組合せについて、ステップT2からステップT11までの処理が終了したかどうかを判断する(ステップT12)。すべての楽曲の組合せについて、ステップT2からステップT11までの処理が終了していない場合は、ステップT2へ遷移する。すべての楽曲の組合せについて、ステップT2からステップT11までの処理が終了した場合は、プレイリスト群Pを計算する(ステップT13)。すなわち、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリストを作成する。
次に、プレイリスト群に含まれるいずれか一つのプレイリストを選出し、P={m,m,・・・m}(mは楽曲)と表す(ステップT14)。そして、Vs(i)をV(x,y)(i=1,2,・・・n−1)として(ステップT15)、すべての楽曲(m)について、この処理が終了したかどうかを判断し(ステップT16)、すべての楽曲(m)について、この処理が終了していない場合は、ステップT15に遷移する。一方、すべての楽曲(m)について、この処理が終了した場合は、次式により、上記プレイリストPにおけるV(i)の総和を計算する(ステップT17)。
Figure 0004862003
次に、すべてのプレイリストについて、ステップT15からステップT17までの処理が終了したかどうかを判断し(ステップT18)、すべてのプレイリストについて、ステップT15からステップT17までの処理が終了していない場合は、ステップT15へ遷移する。一方、すべてのプレイリストについて、ステップT15からステップT17までの処理が終了した場合は、Score(P)が最小となるPを出力して(ステップT19)、終了する。
このように、テンポ調整を行なう調整度が最も小さいプレイリストを自動的に作成するので、楽曲群Lに対して、ビートを合わせたリミックスを行なう場合、最も音質劣化が少ないプレイリストを再生することができる。
以上説明した方法によって求められたプレイリストは、単純なプレイリストとしてはもちろん、楽曲リミックス用のプレイリストとして利用することができる。また、2つの楽曲のBPMを一致させる操作を行なう場合、上記以外の方法も採ることができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。この楽曲再生システム50において、楽曲データベース51は、本システムで利用可能な楽曲データおよび楽曲に関する情報を格納している。具体的には、楽曲データ、楽曲テンポ情報、楽曲ビート位置情報、楽曲に付されたメタ情報などである。また、楽曲選択部52は、ユーザの操作を受け付けて、再生する楽曲を選択する。例えば、楽曲データベース51に格納されている楽曲をユーザに提示し、ユーザにいずれかの楽曲を選択してもらう。また、ユーザが直接楽曲を選択するのではなく、楽曲の雰囲気、例えば、明るい雰囲気の楽曲や静かな雰囲気の楽曲などをユーザが入力することにより、それに該当する楽曲を選出することも可能である。その場合、入力された情報と楽曲データベース51に格納されている楽曲メタ情報とを比較することにより選出することが可能である。
再生順序決定装置53は、第1または第2の実施形態で説明した機能を果たし、楽曲選択部52によって選択された楽曲について、楽曲の再生順序を決定する。楽曲再生部54は、再生順序決定装置53によって決定された楽曲の再生順序に従って、楽曲を再生する。楽曲再生部54で再生された楽曲データは、音声としてスピーカ55から出力される。
第3の実施形態に係る楽曲再生システムによれば、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(第4の実施形態)
図6は、第4の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。この楽曲再生システム60は、楽曲のビート位置を合わせた楽曲リミックスを行なうことが可能である。第3の実施形態と異なるのは、楽曲リミックス部61を備えている点である。その他の構成は、図6を用いて説明した第3の実施形態と同様である。図6中、楽曲リミックス部61は、再生順序決定装置53によって決定された楽曲の再生順序に従って楽曲のリミックスを行なう。楽曲リミックス部61は、リミックスに必要な楽曲ビート位置情報を楽曲データベース51から抽出し、ビート位置を合わせたリミックスを行なう。
第4の実施形態に係る楽曲再生システムによれば、楽曲のリミックスにおいて、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、楽曲テンポ情報、楽曲ビート位置情報が未知である場合でもプレイリストが作成可能な楽曲再生システムについて説明する。図7は、第5の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。楽曲再生システム70は、楽曲取得・解析部71と、楽曲情報データベース72とを備えている。その他の構成については、第3の実施形態と同様である。
楽曲取得・解析部71は、楽曲データベース51に格納されている楽曲を取得する。また、楽曲データベース51に格納されている楽曲データ、楽曲情報データ等も取得することができる。そして、取得した楽曲データ等を解析する。例えば、特許文献8に記載されている従来技術を利用することによって、楽曲テンポ情報、楽曲ビート位置情報等を解析することができる。楽曲取得・解析部71は、解析結果を楽曲情報データベース72に格納する。
楽曲情報データベース72は、楽曲取得・解析部71によって解析された、楽曲に関する情報を格納する。例えば、楽曲テンポ情報、楽曲ビート位置情報等のデータである。また、楽曲データベース51に格納されている情報や、楽曲データを格納することもできる。
このように、第5の実施形態によれば、楽曲テンポ情報、楽曲ビート位置情報が未知である場合でもプレイリストが作成可能である。また、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、楽曲テンポ情報、楽曲ビート位置情報が未知である場合でも楽曲のビート位置を合わせた楽曲リミックスを行なうことが可能である。図8は、第6の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。この楽曲再生システム80は、楽曲のビート位置を合わせた楽曲リミックスを行なうことが可能である。第5の実施形態と異なるのは、楽曲リミックス部61を備えている点である。楽曲リミックス部61は、再生順序決定装置53によって決定された楽曲の再生順序に従って楽曲のリミックスを行なう。楽曲リミックス部61は、リミックスに必要な楽曲ビート位置情報を楽曲データベース51から抽出し、ビート位置を合わせたリミックスを行なう。
このように、第6の実施形態によれば、楽曲テンポ情報、楽曲ビート位置情報が未知である場合でもプレイリストが作成可能である。また、楽曲のリミックスにおいて、音質劣化が少ない楽曲の再生を行なうことができる。また、プレイリストを自動的に決定することができるため、操作に慣れていないユーザであっても容易にプレイリストを作成することが可能となる。
第1の実施形態に係る再生順序決定装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る再生順序決定装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る再生順序決定装置において、最適調整係数の計算手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る再生順序決定装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。 第5の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。 第6の実施形態に係る楽曲再生システムの概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 再生順序決定装置
2 選出部
3 最適調整係数算出部
4 プレイリスト候補作成部
5 判定部
6 プレイリスト決定部
50 楽曲再生システム
51 楽曲データベース
52 楽曲選択部
53 再生順序決定装置
54 楽曲再生部
55 スピーカ
60 楽曲再生システム
61 楽曲リミックス部
70 楽曲再生システム
71 楽曲取得・解析部
72 楽曲情報データベース
80 楽曲再生システム

Claims (7)

  1. 複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定装置であって、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する選出部と、
    前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択し、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt1で除算することによって最適調整係数fopt1を算出すると共に、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択し、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt2で除算することによって最適調整係数fopt2を算出する最適調整係数算出部と、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するプレイリスト候補作成部と、
    前記算出した最適調整係数fopt1とfopt2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出し、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数fopt1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する判定部と、
    前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するプレイリスト決定部と、を備えることを特徴とする再生順序決定装置。
    Figure 0004862003
  2. 複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定装置であって、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する選出部と、
    前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択し、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt1との相加平均BPMaim1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記bopt1で除算することによって最適調整係数foptM1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO1を算出すると共に、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算し、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択し、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt2との相加平均BPMaim2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記bopt2で除算することによって最適調整係数foptM2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO2を算出する最適調整係数算出部と、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するプレイリスト候補作成部と、
    前記算出した最適調整係数foptM1およびfoptO1と、foptM2およびfoptO2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出し、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO1を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数foptM2を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する判定部と、
    前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するプレイリスト決定部と、を備えることを特徴とする再生順序決定装置。
    Figure 0004862003
  3. 複数の楽曲データを格納する楽曲データベースと、
    ユーザの操作を契機として複数の楽曲データを選択する楽曲選択部と、
    請求項1または請求項2記載の再生順序決定装置と、
    前記再生順序決定装置により決定された再生順序に基づいて、前記選択された楽曲データを再生する再生部と、を備えることを特徴とする楽曲再生システム。
  4. 複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定方法であって、
    選出部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt1で除算することによって最適調整係数fopt1を算出するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt2で除算することによって最適調整係数fopt2を算出するステップと、
    プレイリスト候補作成部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するステップと、
    判定部において、前記算出した最適調整係数fopt1とfopt2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出するステップと、
    判定部において、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数fopt1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定するステップと、
    プレイリスト決定部において、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする再生順序決定方法。
    Figure 0004862003
  5. 複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定方法であって、
    選択部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt1との相加平均BPMaim1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記bopt1で除算することによって最適調整係数foptM1を算出するステップと、
    前記相加平均BPMaim1を前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO1を算出するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt2との相加平均BPMaim2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記bopt2で除算することによって最適調整係数foptM2を算出するステップと、
    最適調整係数算出部において、前記相加平均BPMaim2を前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO2を算出するステップと、
    プレイリスト候補作成部において、再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成するステップと、
    判定部において、前記算出した最適調整係数foptM1およびfoptO1と、foptM2およびfoptO2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出するステップと、
    判定部において、前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO1を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数foptM2を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定するステップと、
    プレイリスト決定部において、前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする再生順序決定方法。
    Figure 0004862003
  6. コンピュータにロードされることによって、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定プログラムであって、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する処理と、
    前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、
    前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択する処理と、
    前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt1で除算することによって最適調整係数fopt1を算出する処理と、
    前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、
    前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択する処理と、
    前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMを、前記bopt2で除算することによって最適調整係数fopt2を算出する処理と、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成する処理と、
    前記算出した最適調整係数fopt1とfopt2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出する処理と、
    前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数fopt1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数fopt2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する処理と、
    前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定する処理と、を少なくとも含むことを特徴とする再生順序決定プログラム。
    Figure 0004862003
  7. コンピュータにロードされることによって、複数の楽曲データの再生順序を決定する再生順序決定プログラムであって、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データから、いずれか2つの楽曲データを選出し、{n!/(n−2)!2!}通りの楽曲データの組合せを作成する処理と、
    前記選出された各組合せについて、一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、
    前記乗算により得られた数値群から、他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt1を選択する処理と、
    前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt1との相加平均BPMaim1を算出し、前記相加平均BPMaim1を前記bopt1で除算することによって最適調整係数foptM1を算出する処理と、
    前記相加平均BPMaim1を前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO1を算出する処理と、
    前記他方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに対して単調増加数列を形成する複数の数値を乗算する処理と、
    前記乗算により得られた数値群から、前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMに最も近い数値bopt2を選択する処理と、
    前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMと、前記bopt2との相加平均BPMaim2を算出し、前記相加平均BPMaim2を前記bopt2で除算することによって最適調整係数foptM2を算出する処理と、
    前記相加平均BPMaim2を前記一方の楽曲データの単位時間当たりの周期的なアクセント数BPMで除算することによって最適調整係数foptO2を算出する処理と、
    再生対象であるn個(nは自然数)の楽曲データの再生順序を示すn!個のプレイリスト候補を作成する処理と、
    前記算出した最適調整係数foptM1およびfoptO1と、foptM2およびfoptO2とを用いて楽曲データを調整する際の調整度を示す指標をそれぞれ算出する処理と、
    前記各プレイリスト候補内で再生順序が隣接する2つの楽曲データについて、前記最適調整係数foptM1を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO1を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合と、前記最適調整係数foptM2を用いて前記一方の楽曲データの調整を行なうと共に前記最適調整係数foptO2を用いて前記他方の楽曲データの調整を行なう場合とを比較して、前記調整度が小さい方の指標Vs(i)を判定する処理と、
    前記各プレイリスト候補について、次式に基づいてテンポ調整度スコア(Score(P))を算出し、このテンポ調整度スコアが最小となるプレイリストを決定する処理と、を少なくとも含むことを特徴とする再生順序決定プログラム。
    Figure 0004862003
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