JP4914645B2 - 引き戸の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の部屋における引き戸の取付構造に関するものである。より詳しくは、部屋の壁面を装飾する意匠的効果を有する引き戸の取付構造に関するものである。
従来、建築における壁造りは、「真壁」と「大壁」に大別されている。
このうち「真壁」は、日本の伝統的な和風建築の壁造りのことで、柱や梁などを用いて構造躯体として造られた木造軸組が室内にむき出しになっており、構造材が室内のデザイン要素となるような壁である。「真壁」は、柱や梁などの木質構造材が室内に露出しているので、室内の温度・湿度が調整しやすく構造材の耐久性がよいといった利点があるものの、柱が仕上げ材になるのでカンナ掛けをする必要があるなど、工程的に手間がかかるものである。
これに対して「大壁」は、構造躯体を石膏ボードや壁合板などの壁材で隠してしまう壁造りのことで、「真壁」よりも強度が高く、また柱にカンナ掛けをする必要がないので、工程的にも手間がかからないものである。
ここで「大壁」による壁造りで和室を設ける場合には、「真壁」による壁造りの場合と同様な雰囲気を出すために、付柱や付鴨居を取り付けることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。図8は、このような「大壁」による壁造りを採用した住宅における引き戸の取付構造を示す正面図である。
図8に示す従来例においては、和室の壁面4に開口部50が設けられており、開口部50の両脇の壁面に付柱9a,9bが取り付けられている。付柱9aは、壁面4を装飾する意匠的役割を担うとともに、開口部50の枠材として機能している。これに対して付柱9bは、壁面4を装飾する意匠的役割のみを担っている。
また、開口部50の上辺部には鴨居10が取り付けられ、開口部50の下辺部には敷居20が取り付けられている。鴨居10には下向きの溝が形成されるとともに、敷居20には上向きの溝が形成されており、鴨居10と敷居20の間に引き戸30,30が取り付けられている。そして、引き戸30,30を水平方向に移動させて開口部50を開閉するようになっている。
一方、開口部50の両脇の壁面4,4には、鴨居10から延設されるように付鴨居11,11が取付られている。この付鴨居11,11には溝が形成されておらず、単なる装飾のために取り付けられている。
さらに、鴨居10,付鴨居11,11の上部には、長押12が取り付けられている。
以上により、「大壁」による壁造りを採用した住宅において、「真壁」による壁造りの和室と同様な雰囲気を出すことができるようになっている。
一方、引き戸により部屋の開口部を開閉するための構造として、開口部の上下に沿って壁から室内側に突出するように鴨居と敷居を設けて、その鴨居と敷居の間に引き戸を取り付けるようにした発明が開示されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照。)。
これにより、開口部に引き戸を容易に取り付けることができるようになっている。
特開平5−71188号公報 特許第3162618号公報 特開平11−303516号公報
しかし、図8に示す従来例においては、引き戸30,30の移動範囲が、開口部50の幅に限られており、開口部50の両脇の壁面4,4には付鴨居11,11や長押12が取り付けられているだけで、意匠的効果が限定的なものであった。
一方、開口部の上下に沿って壁から室内側に突出するように鴨居と敷居を設けて、その鴨居と敷居の間に引き戸を取り付けるようにした発明においては、部屋の開口部を引き戸で開閉するための限られた範囲で鴨居や敷居が設けられており、開口部の両脇の壁面の意匠的効果を向上させることはできなかった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであり、部屋の壁面を装飾して意匠的効果を高めることの可能な引き戸の取付構造を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明の引き戸の取付構造は、引き戸(3)によって開閉される開口部(5)が形成された部屋を囲む壁面のうち、前記開口部(5)がない側の少なくとも1つの壁面(4)では、その1つの水平方向全長にわたって前記1つの壁面(4)から室内側に突出するように鴨居(1)が設けられるとともに、前記鴨居(1)の下方には前記鴨居(1)に平行な敷居(2)が前記1つの壁面(4)の水平方向全長にわたって前記1つの壁面(4)から室内側に突出するように設けられており、前記鴨居(1)と前記敷居(2)の間に引き戸(3)を装着し、前記1つの壁面(4)の前記室内側で水平方向全長にわたって移動可能としたことを特徴とする。
なお、ここでいう「部屋を囲む壁面」とは、例えば、矩形状の部屋であれば通常4面存在するが、壁が3面で残りの1面が襖である部屋や、壁が2面で残りの2面にはそれぞれ引き戸のみが天井から吊持ちされたレールに取り付けられているような部屋の場合には、必ずしも4面存在するものではない。従って、部屋を形成している壁面であればその数は限定されない。
また、鴨居及び敷居は、壁面から室内側に突出するように設けられるが、必ずしも鴨居及び敷居の側面が壁面に当接している必要はなく、鴨居及び敷居が壁面よりも室内側に突出していれば、その取付構造は特に限定されない。
また、請求項2に係る発明は、引き戸(3)によって開閉される開口部(5)が形成された部屋を囲む壁面のうち、前記開口部(5)がある側の少なくとも1つの壁面(4)では、前記開口部(5)の幅の2倍を超える長さでしかも前記1つの壁面(4)の水平方向全長にわたって前記1つの壁面(4)から室内側に突出するように鴨居(1)が設けられるとともに、前記鴨居(1)の下方には前記鴨居(1)に平行な敷居(2)が前記1つの壁面(4)の水平方向全長にわたって前記1つの壁面(4)から室内側に突出するように設けられており、前記鴨居(1)と前記敷居(2)の間に引き戸(3)を装着し、前記1つの壁面(4)の前記室内側で水平方向全長にわたって移動可能としたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記部屋を囲むすべての壁面の前記室内側に前記鴨居(1)及び前記敷居(2)を設けたことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、部屋を囲む壁面のうち少なくとも1つの壁面に鴨居と敷居を設け、鴨居と敷居の間に引き戸を装着したので、壁面を引き戸により装飾することで意匠的効果を高めることができる。
また、壁面の水平方向全長にわたって鴨居を設けたので、従来の「大壁」による壁造りで和室を設ける場合に取り付けていた付鴨居と同様の意匠性を付与することができる。
また、引き戸を壁面の水平方向全長にわたって移動可能としたので、引き戸を移動させて壁面全体を装飾することができる。
また、鴨居と敷居を壁面から室内側に突出するように設けたので、鴨居と敷居を容易に取り付けることができる。
また、本発明によれば、鴨居と敷居の間の壁面に開口部を設けたので、開口部により隣室との往来が可能となる。さらに、鴨居と敷居は壁面から室内側に突出しているので、開口部の部分にも開口部以外の部分にも、同じ鴨居と敷居を取り付けることができる。従って、開口部が存在しても、引き戸を壁面の端から端まで連続的に移動させることができる。
また、複数の壁面に鴨居と敷居を設ければ、壁面に大きな開口部を設けやすくなる。すなわち、通常、壁1面が4枚の引き戸で仕切られた部屋の場合、開口部は引き戸2枚分となり、それ以上の開口部を設けようとすれば、引き戸を外して壁に立てかけておくか、何処かへ撤去する必要がある。これでは、立てかけた引き戸が倒れる危険性があり、また撤去の手間と置場が必要となる。これに対して本発明によれば、引き戸を取り外して別の壁面の鴨居と敷居の間に装着することができるので、問題なく開口部を引き戸4枚分まで大きくすることができる。その場合、新たに引き戸を装着した壁面の意匠性にも寄与することができる。
また、通常の片引き戸が一方にしか開かないのに対して、本発明によれば、引き戸が左右両方に開くので、開口部を設ける場合により自由に設計することができる。
また、本発明によれば、部屋を囲むすべての壁面に鴨居と敷居を設けたので、部屋の全周を引き戸により装飾することができ、意匠的効果をさらに高めることができる。
次に、図1乃至図7及び図9、図10を参照して、本発明の実施形態に係る引き戸の取付構造について説明する。
図1は、本実施形態に係る引き戸の取付構造を示す斜視図である。図1は、部屋を囲む壁面のうち、2つの壁面4,4のコーナー部を中心に示したものである。
なお、ここでいう「部屋を囲む壁面」とは、例えば、矩形状の部屋であれば通常4面存在するが、壁が3面で残りの1面が襖である部屋や、壁が2面で残りの2面にはそれぞれ引き戸のみが天井から吊持ちされたレールに取り付けられているような部屋の場合には、必ずしも4面存在するものではない。従って、部屋を形成している壁面であればその数は限定されない。
また、部屋は和室洋室のいずれであってもよい。
図1に示すように、部屋を囲む壁面4には、鴨居1及び敷居2が設けられており、鴨居1と敷居2の間に引き戸3が装着されて水平方向に移動できるようになっている。鴨居1と敷居2は、2つの壁面4,4のコーナー部において当接するようになっている。
また、一方の壁面4には、鴨居1と敷居2の間に開口部5が設けられて、隣室との往来ができるようになっている。なお、開口部5は、隣室との間の開口部に限らず、ベランダや押入れ等との間の開口部であってもよい。
図2は、本実施形態に係る引き戸の取付構造を示す正面図であり、図1において開口部5が設けられた側の壁面4を示すものである。
図2に示すように、鴨居1は壁面4の水平方向全長にわたって設けられている。すなわち、鴨居1は壁面4の左端から右端まで連続して設けられている。なお、鴨居1の上に長押を設けてもよい。
また、鴨居1の下方には鴨居1に平行な敷居2が設けられている。敷居2も鴨居1と同様に、壁面4の水平方向全長にわたって設けられている。
そして、鴨居1と敷居2の間に引き戸3が装着されて、左右に移動可能となっている。
ここで、鴨居1と敷居2が壁面4の水平方向全長にわたって設けられていることから、引き戸3を、壁面4の水平方向全長にわたって移動させることが可能である。従って、引き戸3は、図2において最も左側の位置に移動させれば、開口部5を閉鎖することができる。また、右側の位置に移動させれば、壁面4を装飾して意匠的効果を高めることができる。
ここで、壁面4にコンセントが設けてあり、電気器具等が繋がれているような場合には、そのまま引き戸3を移動させると、プラグやコンセントが破損するおそれがある。従って、このような場合に備えて、鴨居1か敷居2に引き戸3の移動を規制するストッパーを設けるとよい。例えば、住宅の施工、引渡し時にはストッパーを設けておき、施主がストッパーを取り外したり、位置を変更したりすることで、移動範囲を自由に決めることができるようにするとよい。このようにすれば、室内の家具等の配置換えにともない、左右両開きのところを左右一方へ開くように設定したり、左右の開き方向を変更することもできる。
なお、本実施形態では、引き戸3を1枚としているが、もちろん複数枚の引き戸を装着することも可能である。
また、引き戸3の種類は、障子、襖、ガラス戸、鏡を嵌め込んだもの等、部屋の雰囲気に合わせて自由に選ぶことが可能であり、またその横幅も特に限定されず、好みに合わせて日々変更することもできる。さらには、本棚やTV台等奥行きのあるものを引き戸3として形成して装着してもよい。
次に、図3乃至図5を参照して、鴨居1、敷居2、及び引き戸3の取付構造について説明する。図3は、図2のA−A断面図である。また、図4は図3のうち鴨居1の部分を、図5は図3のうち敷居2の部分をそれぞれ示す、拡大断面図である。
図3に示すように、部屋と部屋を仕切る壁は、複数の柱13を両側から挟むようにパネル4a,4bが取り付けられて構成されている。そして、パネル4aが本実施形態における室内側の壁面4となっている。
鴨居1は、パネル4aから室内側に突出するように取り付けられており、同様に敷居2もパネル4aから室内側に突出するように取り付けられている。また、敷居2の下面は床7に当接している。そして、鴨居1の下面と敷居2の上面の間に、引き戸3が装着されている。
図4に示すように、鴨居1は、下面に溝部1aが形成された断面凹字形の長尺部材である。
鴨居1をパネル4a(壁面4)に取り付けるにあたっては、まず断面L字形のプレート1bを、木ネジ8a,8aを介してパネル4aに取り付ける。このとき木ネジ8a,8aを、パネル4aに当接する柱13の部分まで貫通するように捻じ込む。そして、鴨居1をプレート1bの折曲部に合わせて嵌着し、木ネジ8b,8bを介して鴨居1とプレート1bを結合する。なお、鴨居1の上面と側面には、プレート1bと嵌合する凹部が設けられており、プレート1bが外部に露出しないようになっている。
一方、引き戸3の上端部には、鴨居1の溝部1aよりも若干幅の狭いガイド部材3aが形成されており、ガイド部材3aを溝部1a内で摺動させることにより、引き戸3を水平方向に移動できるようになっている。
また、図5に示すように、敷居2は、上面に溝部2aが形成された断面凹字形の長尺部材である。また、溝部2aには、Yレール2bが嵌着されている。
敷居2の下面は床7に当接して固定されており、敷居2の側面は柱13に当接して固定されている。そして、パネル4aの下端部を敷居2の上面に載せて固定するようになっている。
なお、敷居2の取付構造は、図5に示す構造に限定されるものではなく、例えば図9に示すように、パネル4aの下面を床7に当接させ、敷居2の側面をパネル4aに当接させて固定してもよい。また、図10に示すように、柱13とパネル4aの間に胴縁14が設けられる場合には、敷居2の下面を床7に当接させて固定し、敷居2の側面を胴縁14に当接させて固定し、パネル4aの下端部を敷居2の上面に載せて固定するようにしてもよい。
このように、敷居2は、壁面4から室内側に突出するように設けられるが、必ずしも敷居2の側面が壁面4に当接している必要はなく、敷居2が壁面4よりも室内側に突出していれば、その取付構造は特に限定されない。
この点は、鴨居1についても同様であり、鴨居1は、壁面4から室内側に突出するように設けられるが、必ずしも鴨居1の側面が壁面4に当接している必要はなく、鴨居1が壁面4よりも室内側に突出していれば、その取付構造は特に限定されない。例えば、パネル4aを上下に2分割し、2枚のパネル4a,4aで鴨居1の端部を上下から挟み込むような形で取り付けてもよい。
一方、引き戸3の下端部には、敷居2のYレール2bに係合する戸車3bが取り付けられており、戸車3bをYレール2b上で転動させることにより、引き戸3を水平方向に移動できるようになっている。
Yレール2bの代わりにVレールを用いてもよいが、Vレールと比較してYレールは、中央下部に溝が設けられているとともに、戸車3bの中央に突起が設けられているので、引き戸3が外れにくい。また、小さなゴミが溝に納まるので、砂などが噛んでレールが磨耗するのを防止できる。
このように鴨居1と敷居2を壁面4から室内側に突出するように設けることで、壁面4における開口部5の有無にかかわらず、同じ取付方法で鴨居1及び鴨居2を取り付けることができる。
すなわち、通常、開口部に鴨居及び敷居を取り付ける場合には、開口部の内周縁部の上辺部及び下辺部に沿って取り付けることになるが、そうすると開口部に取り付ける鴨居及び敷居と開口部以外の部分に取り付ける鴨居及び敷居が別物とならざるを得ず、引き戸を連続的に移動させることができない。
これに対して、本実施形態に係る取付構造では、開口部5と開口部5以外の部分で、同じように壁面4から室内側に突出するように鴨居1及び敷居2を設けるので、開口部5の部分にも開口部5以外の部分にも、同じ鴨居1と敷居2を取り付けることができる。そのため、引き戸3を壁面4の端から端まで連続的に移動させることができる。
本実施形態の場合、図8に示す従来例と異なり、図8における付柱9a,9bを用いず、また鴨居10と付鴨居11を一体化した構成となっているので、施工が容易で、デザインもシンプルな和風テイストのある仕上がりとすることができる。
なお、本実施形態においては、鴨居1及び敷居2に1本の溝部を形成したが、溝部を複数形成してそれぞれの溝部に引き戸3を装着してもよい。
本実施形態に係る引き戸の取付構造によれば、部屋を囲む壁面4に鴨居1と敷居2を設け、鴨居1と敷居2の間に引き戸3を装着したので、壁面4を引き戸3により装飾することで意匠的効果を高めることができる。
また、壁面4の水平方向全長にわたって鴨居1を設けたので、従来の「大壁」による壁造りで和室を設ける場合に取り付けていた付鴨居と同様の意匠性を付与することができる。
また、引き戸3を壁面4の水平方向全長にわたって移動可能としたので、引き戸3を移動させて壁面4全体を装飾することができる。
また、鴨居1と敷居2を壁面4から室内側に突出するように設けたので、鴨居1と敷居2を容易に取り付けることができる。
また、鴨居1と敷居2の間の壁面4に開口部5を設けたので、開口部5により隣室との往来が可能となる。さらに、鴨居1と敷居2は壁面4から室内側に突出しているので、開口部5の部分にも開口部5以外の部分にも、同じ鴨居1と敷居2を取り付けることができる。従って、開口部5が存在しても、引き戸3を壁面4の端から端まで連続的に移動させることができる。
また、複数の壁面4に鴨居1と敷居2を設ければ、壁面4に大きな開口部5を設けやすくなる。すなわち、通常、壁1面が4枚の引き戸で仕切られた部屋の場合、開口部は引き戸2枚分となり、それ以上の開口部を設けようとすれば、引き戸を外して壁に立てかけておくか、何処かへ撤去する必要がある。これでは、立てかけた引き戸が倒れる危険性があり、また撤去の手間と置場が必要となる。これに対して本実施形態に係る引き戸の取付構造によれば、引き戸3を取り外して別の壁面4の鴨居1と敷居2の間に装着することができるので、問題なく開口部5を引き戸4枚分まで大きくすることができる。その場合、新たに引き戸3を装着した壁面4の意匠性にも寄与することができる。
また、通常の片引き戸が一方にしか開かないのに対して、本実施形態に係る引き戸の取付構造によれば、引き戸3が左右両方に開くので、開口部5を設ける場合により自由に設計することができる。
なお、鴨居1と敷居2を設ける壁面4は、部屋を囲む壁面のうち少なくとも1つの壁面であればよい。もちろん2つの壁面や3つの壁面に設けてもよいし、さらに部屋を囲むすべての壁面の水平方向全長にわたって鴨居1と敷居2を設けてもよい。
図6は、平面視矩形状の部屋を囲む四方すべての壁面の水平方向全長にわたって鴨居1と敷居2を設けた様子を、部屋の上方から見た図である。
このように、部屋を囲むすべての壁面に鴨居1と敷居2を設けることにより、部屋の全周を引き戸3により装飾することができ、意匠的効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態においては、敷居2の下面を床7に当接させて固定する構成としたが、図7に示すように、敷居2を床7よりも上方に位置させて壁面4に固定してもよい。このようにすることで、引き戸3による装飾を多彩にして、意匠的効果に変化を持たせることができる。
本発明の実施形態に係る引き戸の取付構造を示す斜視図である。 本実施形態に係る引き戸の取付構造を示す正面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のうち鴨居の部分を示す拡大断面図である。 図3のうち敷居の部分を示す拡大断面図である。 部屋を囲むすべての壁面に鴨居と敷居を設けた様子を、部屋の上方から見た図である。 他の実施形態に係る引き戸の取付構造を示す正面図である。 従来例に係る引き戸の取付構造を示す正面図である。 他の実施形態に係る敷居の部分を示す拡大断面図である。 他の実施形態に係る敷居の部分を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 鴨居
1a 溝部
1b プレート
2 敷居
2a 溝部
2b Yレール
3 引き戸
3a ガイド部材
3b 戸車
4 壁面
4a パネル
4b パネル
5 開口部
6 天井
7 床
8a 木ネジ
8b 木ネジ
9a 付柱
9b 付柱
10 鴨居
11 付鴨居
12 長押
13 柱
14 胴縁
20 敷居
30 引き戸
50 開口部

Claims (3)

  1. 引き戸によって開閉される開口部が形成された部屋を囲む壁面のうち、前記開口部がない側の少なくとも1つの壁面では、その1つの壁面の水平方向全長にわたって前記1つの壁面から室内側に突出するように鴨居が設けられるとともに、前記鴨居の下方には前記鴨居に平行な敷居が前記1つの壁面の水平方向全長にわたって前記1つの壁面から室内側に突出するように設けられており、
    前記鴨居と前記敷居の間に引き戸を装着し、前記1つの壁面の前記室内側で水平方向全長にわたって移動可能としたことを特徴とする引き戸の取付構造。
  2. 引き戸によって開閉される開口部が形成された部屋を囲む壁面のうち、前記開口部がある側の少なくとも1つの壁面では、前記開口部の幅の2倍を超える長さでしかも前記1つの壁面の水平方向全長にわたって前記1つの壁面から室内側に突出するように鴨居が設けられるとともに、前記鴨居の下方には前記鴨居に平行な敷居が前記1つの壁面の水平方向全長にわたって前記1つの壁面から室内側に突出するように設けられており、
    前記鴨居と前記敷居の間に引き戸を装着し、前記1つの壁面の前記室内側で水平方向全長にわたって移動可能としたことを特徴とする引き戸の取付構造。
  3. 前記部屋を囲むすべての壁面の前記室内側に前記鴨居及び前記敷居を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引き戸の取付構造。
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