JP4920065B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、クロストークを抑制する半導体集積回路に関する。
従来、DDR(Double-Data-Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)に代表される高速バスシステムでは、多数の信号配線の信号が一斉に遷移する事で発生する信号間のクロストークによって信号遷移領域にジッタが発生し、データのEye開口が小さくなる場合がある。そのため、クロストークを低減させて広いEye開口を達成することは、データ伝送の高速化や耐プロセスバラツキマージンを増やすことに有効である。
下記特許文献1に代表される従来技術では、配線間のクロストークを低減するために、以下のような種々の対策が講じられている。一の対策としては、例えば、実ドライバ回路、PKG(パッケージ)モデル、PCB(Printed Circuit Board)モデルとの組み合わせによるシミュレーションによって、予めクロストークの影響が小さくなるように、PKGやPCB設計へとフィードバックさせるというものである。また、他の対策としては、信号間に電源/グランド信号を配して、カップリング容量を減らしてクロストークを軽減させるというものである。
しかしながら、このような従来技術の対策を採用した場合、以下のような問題が生じる。すなわち、上述した一の対策では、ノイズマージンが大きくなるようにPKG設計を繰り返すため設計期間が延びる場合があるだけでなく、設計の制約上、クロストークが収束しない可能性もあるという問題があった。また、他の対策では、信号間にグランドや電源を挟むことでカップリング容量を低減可能であるが、グランドや電源の本数が多くなるため、PKGに割り当てられる有効信号本数が減ってしまうだけでなく、PKGコストの増大を招くおそれがあるという問題があった。
特開2008−123458号公報
本発明は、PKGの設計期間を遅延させることなくクロストーク耐性を向上させることが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、複数の信号配線を有する半導体集積回路において、一の信号配線と前記一の信号配線に隣接する一方の隣接信号配線と前記一の信号配線に隣接する他方の隣接信号配線との間で生じるクロストークの発生量を抑制するための補正係数と、前記一の信号配線に送出される一の信号、前記一方の隣接信号配線に送出される一方の隣接信号、および前記他方の隣接信号配線に送出される他方の隣接信号の組み合わせパターンと、に基づいて、前記一の信号のスルーレートの低減度合を示す補正量を演算する補正量演算部と、前記補正量に基づいて、前記一の信号のスルーレートを調整するドライバと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、PKGの設計期間を遅延させることなくクロストーク耐性を向上させることが可能な半導体集積回路を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる信号駆動回路の構成を示すブロック図である。 図2は、PKGモデルの一例を示す図である。 図3は、図2のPKGモデルで発生するクロストークを説明するための図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる出力回路の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態にかかる信号演算部の構成を示すブロック図である。 図6は、信号演算部から出力される補正量と出力信号のSlewRateとドライバによる電流値との関係を説明するための図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態にかかるドライバの内部構成を示すブロック図である。 図8は、図7のドライバのタイミングチャートを示す図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態にかかる信号駆動回路の構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる信号駆動回路を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる信号駆動回路の構成を示すブロック図であり、図2は、PKGモデルの一例を示す図であり、図3は、図2のPKGモデルで発生するクロストークを説明するための図である。
図1には、半導体集積回路であるChip20と、PKG端子12a〜12cと、Chip20の出力端から各PKG端子12a〜12cの間に接続されるBonding−wire(ボンディングワイヤ)11a〜11cと、を内包したPKGモデルであるLSI(Large Scale Integrated circuit)10が示されている。
Chip20は、LSI内部メモリ30と、信号駆動回路である出力回路40と、を有している。出力回路40は、主たる構成として、補正量演算部であるA信号演算部42a、B信号演算部42b、およびC信号演算部42cと、ドライバ41a、ドライバ41b、およびドライバ41cと、を有して構成されている。なお、図1に示される出力回路40は、一例として、3つの演算部42a〜42cと、3つのドライバ41a〜41cとを有して構成されているが、これらの数に限定されるものではない。
各演算部42a〜42cに関して説明すると以下の通りである。例えば、演算部42bは、出力信号XA(一方の隣接信号)、出力信号XB(一の信号)、出力信号XC(他方の隣接信号)、および補正係数31を入力して、出力信号XB(一の信号)のSlewRateの低減度合いを示す補正量を演算する。各演算部42a〜42cの内部構成に関しては後述する。
補正係数31は、ボンディングワイヤ11b(一の信号配線)と、ボンディングワイヤ11bに隣接する一方の隣接信号配線であるボンディングワイヤ11aと、ボンディングワイヤ11bに隣接する他方の隣接信号配線であるボンディングワイヤ11cと、の間で生じるクロストークの発生量を抑制するためのものである。
各ドライバ41a〜41cに関して説明すると以下の通りである。例えば、ドライバ41bは、出力信号XB(一の信号)と補正量とを取り込み、補正量に基づき、出力信号XBのSlewRateを調整する。各ドライバ41a〜41cの内部構成に関しては後述する。
なお、上記説明では、演算部42bとドライバ41bとを中心として、ボンディングワイヤ11bに隣接するボンディングワイヤ11aおよびボンディングワイヤ11cに対するクロストークを調整する場合として説明したが、演算部42aとドライバ41aとを中心とした場合も同様である。
より具体的には、例えば、ボンディングワイヤ11a(一の信号配線)の上側に隣接信号配線が存在する場合、その隣接信号配線が「一方の隣接信号配線」となり、ボンディングワイヤ11bが「他方の隣接信号配線」となる。以下説明を割愛するが、演算部42cとドライバ41cとを中心とした場合も同様である。
次に、図2〜図3を用いて、LSI内部メモリ30に設定される補正係数31に関して説明する。図2には、PKGモデルの一例として、Chip21と、PKG端子と、BGA(Ball Grid Array)にて設置された外部接続端子(Ball)と、ボンディングワイヤとが示されている。図3には、図2に示されたChip21からの出力信号X0〜X2のレベルが、high(以下単に「H」と称する)からlow(以下単に「L」と称する)またはLからHに遷移する際に発生するクロストークと、隣接するボンディングワイヤ上の信号がクロストークによって歪む様子が示されている。なお、クロストークは、複数の配線を物理的に近い位置に配置した際に配線同士の間で生じる信号の干渉である。
各出力信号X0〜X2とクロストークとの関係を具体的に説明すると以下の通りである。図3には、一例として、上述したボンディングワイヤ等に流れる3つの出力信号X0〜X2が示されている。各出力信号は、HからL、またはLからHに変化するが、ここでは一例として、出力信号X0およびX2がHからLに変化し、出力信号X1がLからHに変化した場合を想定する。各出力信号X0、X1、およびX2が変化するときのタイミングは、略同じであるとする。このとき、出力信号X1の波形は、図3の下側に示されるように、出力信号X0およびX2から発生したジッタ、所謂クロストークによって大きく歪む場合がある。
クロストークの発生要因は、ボンディングワイヤ間の相互インダクタンス、カップリング容量、出力信号の組み合わせパターンなどが考えられ、特に相互インダクタンスによる影響が大きな要因となることが知られている。特に、出力信号X1が送出されるボンディングワイヤは、出力信号X0が送出されるボンディングワイヤと、出力信号X2が送出されるボンディングワイヤとの間に配設されている。従って、出力信号X1は、出力信号X0およびX2からの影響を受け易い状態であるといえる。
ここで、クロストークによる影響の度合いは、各出力信号の組み合わせパターンによって異なる。図3に示される出力信号のパターンを例にすると、出力信号X0およびX2はHからLに変化しているが、出力信号X1はLからHに変化している。出力信号X1は、このような出力信号の組み合わせパターンのとき、隣接するボンディングワイヤからの影響を受け易く、そのEye開口が小さくなる傾向がある。そうすると、各出力信号の組み合わせパターンや、ボンディングワイヤの間隔などの配線情報を使用して、クロストークによる影響の度合いを解析することが可能である。すなわち、予めPKGモデルやPCB配線モデルを使用して、クロストークの影響が大きくなる出力信号の組み合わせパターンを解析し、隣接する出力信号(例えば、X1)に対するクロストークの影響を小さくする補正パラメータを導くことが可能である。
この補正パラメータは、例えば、各出力信号の特定のパターンにおける出力信号のSlewRateを調整することで得られる。例えば、図3を用いて説明すると、出力信号X0および出力信号X2のSlewRateが、例えば50psecの場合には、出力信号X1の波形が図3に示すように歪んでしまうとする。
この波形の歪みを軽減するには、出力信号X0および出力信号X2のSlewRateを50psecよりも遅い値に設定することが効果的である。なお、SlewRateを遅くし過ぎると、受信側ではデータパターンを正確に認識することができない場合も想定されるため、その点に留意することが望ましい。本実施の形態にかかるLSI内部メモリ30には、このようにして得られた補正パラメータを、図1に示される補正係数31として設定している。
以下、信号駆動回路(出力回路40)の各構成要素を詳細に説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる出力回路40の構成を示すブロック図であり、図5は、本発明の第1の実施の形態にかかる信号演算部42の構成を示すブロック図であり、図6は、信号演算部42から出力される補正量と、出力信号のSlewRateと、ドライバによる電流値と、の関係を説明するための図である。
図4には、図1に示した出力回路40の一部分が示されている。以下の説明では、隣接する配線に影響を与えるクロストークと、構成要素との関係を分かり易く説明するため、図1の出力回路40の各要素と、図4に示す各要素とを対比させて説明する。例えば、図4の信号演算部42は、図1のB信号演算部42bに対応し、図4のドライバ41は、ドライバ41bに対応する。各信号に関しては、図4の出力信号Xは、出力信号XBに対応し、図4の出力信号Yは、出力信号YBに対応する。図4の隣接信号1は、例えば、出力信号XAに対応し、図4の隣接信号2は、出力信号XCに対応する。以下の説明では、図1のボンディングワイヤ11bから一方の隣接信号配線であるボンディングワイヤ11a)に対するクロストークと、ボンディングワイヤ11bから他方の隣接信号配線であるボンディングワイヤ11cに対するクロストークと、を軽減する場面を想定して図4に示す各要素の動作を説明する。
図5には、図4に示した信号演算部42の内部構成が示されている。信号演算部42は、主たる構成として、出力信号を入力してエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路52a、52b、および52cと、各エッジ検出回路52a〜52cからのエッジ検出信号G0〜G2と補正係数31とを入力して補正量を演算する演算回路51と、を有して構成されている。
各エッジ検出回路52a〜52cは、入力される出力信号X、隣接信号1、および隣接信号2の立ち上がり/立ち下がりを検出して、例えば、立ち上がりの場合には+1、立ち下がりの場合には−1、変化なしの場合には0を、エッジ検出信号G0〜G2として出力する。
演算回路51は、例えば、補正量=G0*(補正係数A*(G1+G2)+補正係数B)なる演算を行う。補正係数Aは、例えば、出力信号X、隣接信号1、および隣接信号2に含まれる過渡的変化電圧を補正するためのものである。補正係数Bは、エッジ検出信号G1およびG2の値に応じて、所定の補正量を設定するためのものである。補正係数Bは、例えば、G1+G2=0となった場合、図6に示される補正量が5となるように設定されたデフォルト値である。
次に、図7および図8を用いて、図6に示された補正量と、図4のドライバ41で調整されるSlewRateとの関係を説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態にかかるドライバの内部構成を示すブロック図であり、図8は、図7のドライバのタイミングチャートを示す図である。
まず、図6に示される表には、一例として、演算回路51から出力される補正量と、補正量の値に対応するSlewRateとが示されている。補正量は、1、2、3などの値で表わされ、例えば補正量が「1」の場合、SlewRateが25psecに設定される。以下同様に、補正量2=SlewRate50psec、補正量3=SlewRate75psecというように、補正量の値とSlewRateの値とが対応している。
また、図6に示される表には、電流源80からP型トランジスタ73〜75の方向に流れる電流の値IopおよびIcpxと、N型トランジスタ77〜79から電流源81の方向に流れる電流の値IonおよびIcnxとが示されている。
電流源80からP型トランジスタ73〜75の方向に流れる電流の値は、一例として、Icp1=2mA、Icp2=4mA、Icp3=8mA、Iop=10mAとして設定されているが、この値に限定されるものではない。同様に、N型トランジスタ77〜79から電流源81の方向に流れる電流の値は、一例として、Icn1=2mA、Icn2=4mA、Icn3=8mA、Ion=10mAとして設定されている。
また、図6に示される表には、制御信号ep1、ep2、ep3、en1、en2、およびen3が示されている。ドライバ41は、補正量(例えば、補正量1)に対応する制御信号(例えば、ep3=0、ep2=0、ep1=0)を生成する。各トランジスタは制御信号によって制御され、出力信号(例えば、YB)のSlewRateは、電流値に応じた値(例えば、SlewRate=25psec)に設定される。
このように、ドライバ41には、単純化された「1」や「8」などの値を補正量として用いているため、例えば、出力信号XA〜XCの組合せパターンが変化する度に、相互インダクタンスを計算するという手間を省くことができる。
以下、ドライバ41の構成と動作を具体的に説明する。図7に示すドライバ41は、主たる構成として、出力信号Xを反転し信号/Xとして出力するNOT回路70と、出力信号Xおよび信号/Xの論理和出力である信号XPを出力するOR回路71と、出力信号Xおよび信号/Xの論理積出力である信号XNを出力するAND回路72と、出力信号Xに応じて電流を制御するP型トランジスタ74およびN型トランジスタ78と、信号XPに応じて電流を制御するP型トランジスタ73と、信号XNに応じて電流を制御するN型トランジスタ77と、制御信号epXおよびenXに応じて動作するP型トランジスタ75およびN型トランジスタ79と、を有して構成されている。
NOT回路70は、出力信号Xの立ち上がり/立ち下がり時間の50%程度を補正に使用するためのものであるが、NOT回路70と遅延素子とを組み合わせて構成してもよい。
図8において、ドライバ41に入力される出力信号XがLからHに変化してから、信号XNがHからLに変化するまでの時間(所定時間)T1の間、信号XNはHとなる。このとき、N型トランジスタ77、78がONとなる。
また時間T1の間、信号演算部42は、出力信号Xの組み合わせパターンに基づいて、補正量(1〜8)を演算しドライバ41に対して出力する。ドライバ41は、出力信号Xと当該補正量とに基づいて、制御信号en1、en2、およびen3の組み合わせパターン(図6参照)を生成する。
その結果、N型トランジスタ79には、制御信号en1、en2、およびen3の組み合わせパターンに応じた電流値Icn1、Icn2、およびIcn3が流れる。すなわち、ドライバ41は、補正量に対応した電流値を所定時間出力する。このように、時間T1の間における駆動電流Idrvの値は、電流値Ion+Icn1+IcnXとなる。
次に、時間T1が経過した場合に関して説明する。信号/XがHからLに変化したことによって、信号XNがHからLに変化したとき、N型トランジスタ77はOFFとなる。一方、出力信号Xは、Hの状態であるため、N型トランジスタ78はONである。
その結果、N型トランジスタ78には、図6に示される電流値Ion(例えば、10mA)が流れる。このように、時間T1が経過した後における駆動電流Idrvの値は、電流値Ionとなる。
上述した時間T1は、SlewRateの調整時間を示すものである。ドライバ41は、この時間T1の間に、駆動電流Idrvを出力する。ドライバ41の出力端には、PCBによる伝送線路(図示せず)と受信回路(図示せず)が接続されているので、それらの寄生容量と終端抵抗により、駆動電流Idrvの値に応じた出力信号Yが出力される。そのため、例えば、出力信号XのSlewRateが50psecの場合には、隣接信号1または2の波形が図3の出力信号X1のように歪んでしまうとき、ドライバ41は、出力信号XのSlewRateを50psecよりも遅い値(例えば、150psec)にするため、時間T1における電流値を18mAに調整する。その結果、隣接信号1および2に対するクロストークが軽減される。
上述同様に、ドライバ41に入力される出力信号XがHからLに変化した場合の動作を説明すると以下の通りである。時間T1の間、信号XPはLとなる。このとき、P型トランジスタ73と74が共にONとなる。また、時間T1の間、信号演算部42は、出力信号Xの組み合わせパターンに基づいて、補正量(1〜8)を演算しドライバ41に対して出力する。ドライバ41は、出力信号Xと当該補正量の値に基づいて、制御信号ep1、ep2、およびep3の組み合わせパターン(図6参照)を演算する。その結果、P型トランジスタ75には、制御信号ep1、ep2、およびep3の組み合わせパターンに応じた電流値Icp1、Icp2、およびIcp3が流れる。このように、時間T1の間における駆動電流Idrvの値は、電流値Iop+Icp1+IcpXとなる。次に、時間T1が経過した場合に関して説明する。信号/XがLからHに変化したことによって信号XPがLからHに変化したとき、P型トランジスタ73はOFFとなる。一方、出力信号Xは、Lの状態であるため、P型トランジスタ75はONである。その結果、P型トランジスタ74には、図6に示される電流値Iop(例えば、10mA)が流れる。このように、時間T1が経過した後における駆動電流Idrvの値は、電流値Iopとなる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる信号駆動回路は、PKGモデル等を使用して予め得られたクロストークの補正係数と、一の信号配線に送出される一の信号、一方の隣接信号、および他方の隣接信号の組み合わせパターンと、に基づいて、一の信号のSlewRateを低減する補正量を演算し、補正量に基づいて一の信号のSlewRateを調整するようにしたので、従来のようにPKGの設計を繰返したり、またボンディングワイヤ間にグランドを挟むということをしなくとも、隣接信号へのクロストークを低減することが可能である。その結果、従来技術を採用した場合に比して、PKGの設計期間が短縮され、またグランドの本数を増やす必要がないため使用可能な信号本数が減ってしまうということがなく、さらにPKGコストの増大を招くおそれもない。
また、本実施の形態にかかる信号駆動回路は、LSI内部メモリ30に補正係数31を記録するようにしたので、外部メモリを使用することなく信号演算部42に補正係数31を設定することが可能である。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態にかかる信号駆動回路の構成を示すブロック図である。第1の実施の形態にかかる信号駆動回路との相違点は、LSI外部メモリ60に記録された補正係数61を用いて補正量を生成する点である。このように、LSI外部メモリ60に補正係数61を記録することによって、LSI10を実装した後にLSI外部メモリ60からLSI内部メモリ30に補正係数61を記憶させてから、補正量を生成することができる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる信号駆動回路は、LSI外部メモリ60に記録された補正係数61を用いて補正量を出力する信号演算部42と、補正量に基づいて電流量を制御するドライバ41と、を備えるようにしたので、第1の実施の形態にかかる信号駆動回路と同様に、従来技術に比して、PKGの設計期間が短縮され、またPKGコストの増大を招くおそれもない。また、例えば、シミュレーションでは確認できなかったクロストークの発生要因がLSI10を実装した後に発生したような場合には、補正係数61の設定を変更するということも可能であるため、第1の実施の形態にかかる信号駆動回路に比べて、クロストークの補正精度を高めることが可能である。LSI10の小型化を図ることができるとともに、LSI10の設計の自由度を向上させることも可能である。
なお、第1および第2の実施の形態にかかる信号駆動回路は、例えば、図1および図9に示されるボンディングワイヤ11aおよび11cがボンディングワイヤ11bにクロストークの影響を与える場合、ドライバ41aとドライバ41cは、それぞれ異なる値の電流値を調整するものであっても、上述同様の効果を得ることが可能である。
1、2 隣接信号、10 LSI、11a、11b、11c Bonding−wire、12a、12b、12c PKG端子、20、21、22 Chip(半導体集積回路)、30 LSI内部メモリ、31、61 補正係数、40 出力回路(信号駆動回路)、41、41a、41b、41c ドライバ、42 信号演算部(補正量演算部)、42a A信号演算部、42b B信号演算部、42c C信号演算部、51 演算回路、52a、52b、52c エッジ検出回路、60 LSI外部メモリ、70 NOT回路、71 OR回路、72 AND回路、73、74、75 P型トランジスタ、77、78、79 N型トランジスタ、80、81 電流源、ep1、ep2、ep3、epX、en1、en2、en3、enX 制御信号、G0、G1、G2 エッジ検出信号、Icp1、Icp2、Icp3、Iop、Icn1、Icn2、Icn3、Ion 電流値、Idrv 駆動電流、T1 時間、XA、XB、XC、X0、X1、X2、YA、YB、YC、Y0、Y1、Y2 出力信号、XP、XN、/X 信号

Claims (5)

  1. 複数の信号配線を有する半導体集積回路において、
    一の信号配線と前記一の信号配線に隣接する一方の隣接信号配線と前記一の信号配線に隣接する他方の隣接信号配線との間で生じるクロストークの発生量を抑制するための補正係数と、前記一の信号配線に送出される一の信号、前記一方の隣接信号配線に送出される一方の隣接信号、および前記他方の隣接信号配線に送出される他方の隣接信号の組み合わせパターンと、に基づいて、前記一の信号のスルーレートの低減度合を示す補正量を演算する補正量演算部と、
    前記補正量に基づいて、前記一の信号のスルーレートを調整するドライバと、
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記補正量演算部は、
    前記一の信号、前記一方の隣接信号、および前記他方の隣接信号の立ち上がり/立ち下がりを検出し、検出されたエッジ検出信号と前記補正係数とに応じて、前記補正量を演算すること、を特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記ドライバは、
    前記補正量に対応した電流値を所定時間出力すること、を特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記補正係数は、
    前記半導体素子の外部に設置された外部メモリに記録されていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体集積回路。
  5. 前記補正係数は、
    前記半導体素子の内部に設置された内部メモリに記録されていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体集積回路。
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