JP4923323B2 - 日焼け防止用化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は日焼け防止用化粧料に関し、さらに詳しくは塗布時の肌の外観が良好であり、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、テカリや化粧崩れを生じ難く、塗布した際に皮膚上で白さが目立たない日焼け防止用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
紫外線は皮膚に日焼けを起こし、さらに様々な紫外線障害を引き起こしたり、皮膚の老化を促進させることが知られている。そこで、皮膚を紫外線から保護するため、従来から酸化チタン、酸化亜鉛などの無機紫外線散乱剤、ジベンゾイルメタン誘導体、ベンゾイルケトン誘導体などの有機紫外線吸収剤が用いられている。しかし、紫外線吸収剤は効果の持続性に問題があり、紫外線吸収剤と一緒に配合する粉体の種類によっては、塗布後に皮膚が白くなる問題が見られ、また延展性が低下するため肌の上でのびが悪い。そこで、紫外線吸収の効果や持続性、化粧料中での経日安定性、使用感などの問題を解決するため、紫外線吸収剤で表面を被覆結合させた酸化チタン、タルクなどの無機およびナイロンパウダー、メタクリル酸エステル樹脂粉末、ポリエチレンビーズなどの有機粉体からなる紫外線防御化粧料(特開平4−198124号公報)、紫外線吸収剤を含有する油性成分にワックスや酸化チタン、タルクなどの無機粉末およびナイロン、ポリスチレン、結晶セルロースなどの有機粉末を配合させた紫外線防御化粧料(特開平7−277936号公報)、パルプなどの紫外線吸収剤を天然有機ポリマー、ナイロン、ポリエチレンなどの合成有機ポリマーである吸油性粉体に担持させた紫外線防御組成物(特開平8−59446号公報)などが提案されている。
しかし、これらの化粧料は、少なからず皮膚上で白さが目立つ問題があった。また、塗布後に皮膚が白くなる問題を解決するため、炭化珪素粉末と紫外線吸収剤とを組み合わせた紫外線防御組成物(特開平7−101845号公報)なども提案されているが、べたつきを有して感触が悪くなり易い。これらの化粧料は、使用後時間が経過すると分泌された皮脂等により「テカリ」を生じたり、化粧崩れを起こし易く、持続性に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記課題を解決し、塗布時の肌の外観が良好であり、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、テカリや化粧崩れを生じ難く、塗布した際に皮膚上で白さが目立たない日焼け防止用化粧料を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に研究を重ねたところ、特定の粒度分布を有する金属石鹸微粒子と特定の紫外線吸収剤を組み合わせることで目的の化粧料を得るに至った。すなわち本発明は、(a)30%粒径Raと70%粒径Rcとの差Rc−Raが3μm以下、50%粒径Rbと95%粒径Rdとの差Rd−Rbが6μm以下および平均粒径3μm以下である金属石鹸微粒子0.1〜40重量%、(b)紫外線吸収剤0.01〜30重量%を含有し、前記紫外線吸収剤が、アミノベンゾエート系紫外線吸収剤、サリシレート系紫外線吸収剤、シンナメート系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤及び4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする日焼け防止用化粧料である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる(a)金属石鹸微粒子は脂肪酸の多価金属塩である。脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の炭素数12〜22の脂肪酸が挙げられ、好ましくはパルミチン酸、ステアリン酸である。多価金属原子としてはマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、鉄等が挙げられ、好ましくは亜鉛、カルシウムである。
金属石鹸の形状は、30%粒径Raと70%粒径Rcとの差Rc−Raが3μm以下、50%粒径Rbと95%粒径Rdとの差Rd−Rbが6μm以下および平均粒径が3μm以下である。好ましくはRc−Raが2μm以下、Rd−Rbが3μm以下、平均粒径が2μm以下である。Rc−Raが3μmを超えるかまたはRd−Rbが6μmを超えると、使用時および使用後の感触が悪くなるだけでなく、使用後に皮膚上で白さが目立つようになる。また、平均粒径3μmを超えると吸油量が減少するため、使用後に皮膚上でテカリが生じ易くなる。
【0006】
ここで、30%粒径Raとは、金属石鹸粒子全重量中の30%の粒子がその粒径以下であることを示す。仮に金属石鹸の粒度累積グラフの累積(%)における30%での粒径が2.3μmであるとする。この30%粒径をRaと定義し、50%粒径、70%粒径、95%粒径を同様にRb、Rc、Rdとし、それぞれの粒径が4.0μm、10.0μm、39.7μmであるとすると、Rc−RaおよびRd−Rbは、それぞれ7.7μm、35.7μmとなる。すなわち、Rc−RaおよびRd−Rbの各々の値が低い程、粒度分布の範囲が狭いことを示す。
なお、粒度分布の測定には一般的な粒度分布測定法を用いる。例えば、沈殿法、顕微鏡法、光走査法、レーザー回折散乱法等が挙げられるが、本発明に使用する金属石鹸微粒子の測定法においては、より微細な粒子に対して精度良く測定が可能な光走査法、レーザー回折散乱法等が好適に使用される。さらに、本発明に用いられる金属石鹸微粒子においては10μmよりも大きな粒径粒子の全体に対する含有率が4重量%以下であることが好ましく、実質的に10μmよりも大きな粒径粒子を含まないことが更に好ましい。また、平均粒径も粒度分布の測定方法と同様の粒度分布測定法を用いることができる。
【0007】
本発明の金属石鹸微粒子は次の方法で調製することが好ましい。
脂肪酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩0.001〜20重量%を含有する水溶液と、無機金属塩0.001〜20重量%を含有する水溶液または分散液とを、生成する金属石鹸の結晶転移開始温度以下の温度で混合してスラリーである金属石鹸分散液を調製してから、フィルタープレス、加圧濾過等を行って金属石鹸微粒子のケーキを得る。次に、このケーキを水、低級アルコールまたはそれらの混液を用いて数回洗浄して含有される無機塩等の不純物を除去することにより金属石鹸微粒子ケーキを得る。金属石鹸微粒子ケーキを金属石鹸の結晶転移開始温度以下の温度で乾燥することにより金属石鹸微粒子の粉末を得ることができる。そして、本発明においては、乾燥前の金属石鹸微粒子ケーキを用いても金属石鹸微粒子粉末を用いてもどちらでも構わない。
ここで、結晶転移開始温度とは、金属石鹸の結晶構造が変化し始める温度のことであり、例えば、ステアリン酸亜鉛で100℃、ステアリン酸カルシウムで94℃である。
【0008】
金属石鹸微粒子の使用量は、日焼け防止用化粧料の0.1〜40重量%、より好ましくは0.3〜30重量%。特に好ましくは0.5〜20重量%である。使用量が0.1重量%未満ではテカリ抑制効果や化粧崩れ抑制効果が悪くなると共に皮膚上でべたつきを生じ、40重量%を超えると使用後に皮膚上への白残りが見られ、粉っぽさを感じて感触が悪くなるとともに、コスト的に不利である。
【0009】
本発明に用いられる(b)紫外線吸収剤としては、2−エチルヘキシル-p-ジメチルアミノベンゾエート、アミル-p-ジメチルアミノベンゾエート、グリセリル-p-アミノベンゾエート、エチル-p-ジメチルアミノベンゾエート、エチル-p-ジエチルアミノベンゾエートなどのアミノベンゾエート系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレートなどのサリシレート系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル-4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,4-ジイソプロピルシンナメート、2−エチルヘキシル-p-メトキシシンナメートなどのシンナメート系紫外線吸収剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2´-ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2´-ジヒドロキシ−4,4´−ジメトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルなどのイミダゾール系紫外線吸収剤、4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンなどが使用できる。更にその中でも、2−エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル-p-ジメチルアミノベンゾエート、2-ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタン、オクチルサリシレートなどが好ましい。
【0010】
紫外線吸収剤の使用量は、日焼け防止用化粧料の0.01〜30重量%、より好ましくは0.1〜20重量%、特に好ましくは0.5〜15重量%である。使用量が0.01重量%未満では十分な紫外線防御効果が得られず、30重量%を超えるとテカリ抑制効果や化粧崩れ抑制効果が悪くなり、使用時の感触が重くなる。また皮膚に対する刺激性が上がる場合があるため好ましくない。
なお、本発明の日焼け防止用化粧料には、化粧料に常用されている酸化防止剤、防腐剤、香料、顔料等の添加剤を本発明の効果を損なわない範囲で配合することも可能である。
【0011】
【実施例】
実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例で用いる金属石鹸微粒子は次のようにして合成した。
<金属石鹸Aの合成法>
5リットルステンレスビーカーを2つ用意し、1つにステアリン酸ナトリウム5.0重量%を含有する水溶液4,500g、もう1つに硫酸亜鉛2.3重量%を含有する水溶液4,500gを仕込み、両方を85℃に調整した。2つの水溶液を15リットルステンレスビーカーに一括混合させて、四枚羽根の攪拌プロペラを付けた攪拌機にて1分間攪拌した後、ろ過を行った。得られた金属石鹸ケーキをイオン交換水10リットルにて水洗した後、70℃で48時間乾燥し、金属石鹸Aを220g得た。
<金属石鹸Bの合成法>
5リットルステンレスビーカーを2つ用意し、1つにステアリン酸ナトリウム10.0重量%を含有する水溶液4,500g、もう1つに硫酸亜鉛4.6重量%を含有する水溶液4,500gを仕込み、両方を85℃に調整した。反応、水洗および乾燥工程は金属石鹸Aの合成法と同様に行い、金属石鹸Bを450g得た。
【0012】
<金属石鹸Cの合成法>
5リットルステンレスビーカーを2つ用意し、1つにステアリン酸ナトリウム5.0重量%を含有する水溶液4,500g、もう1つに塩化カルシウム2.5重量%を含有する水溶液4,500gを仕込み、両方を85℃に調整した。反応、水洗および乾燥工程は金属石鹸Aの合成法と同様に行い、金属石鹸Cを210g得た。
<金属石鹸Dの合成法>
5リットルステンレスビーカーを2つ用意し、1つにパルミチン酸ナトリウム5.0重量%を含有する水溶液4,500g、もう1つに硫酸亜鉛2.7重量%を含有する水溶液4,500gを仕込み、両方を75℃に調整した。反応、水洗および乾燥工程は金属石鹸Aの合成法と同様に行い、金属石鹸Dを220g得た。
これら金属石鹸A〜Dについて下記の方法により平均粒径、粒度分布および吸油量の測定を行った。測定結果を表1に示す。
【0013】
<測定方法>
(1)平均粒径および粒度分布
100リットルビーカーに試料0.01g、界面活性剤[ノニオンNS−210(日本油脂(株)製)]0.1g、イオン交換水40gを入れ、ホモジナイザーUS−50((株)日本精機製作所製)にて回転数4000rpm、3分間分散を行い、レーザー回析粒度測定装置SALD2000((株)島津製作所製)により測定を行った。
(2)吸油量
JIS K5101により測定を行った。
【0014】
【表1】
Figure 0004923323
【0015】
注1;日本油脂(株)製 ジンクステアレート
注2;日本油脂(株)製 ジンクステアレートGP
a:30%粒径、Rb:50%粒径、Rc:70%粒径、Rd:95%粒径
金属石鹸A〜Dは30%粒径Raと70%粒径Rcとの差Rc−Raが3μm以下、50%粒径Rbと95%粒径Rdとの差Rd−Rbが6μm以下および平均粒径が3μm以下であった。
【0016】
実施例1〜3および比較例1〜2
表2に示す成分をガラス板の上で木へらを用いて混練することによりペースト状の日焼け防止用化粧料を調製し、下記の方法により評価した。評価結果を表2に示す。
<評価方法>
(1)透明性、紫外線遮蔽効果
配合した化粧料を石英ガラス上に膜厚15μmになるように塗布した後、UV−160A型分光光度計((株)島津製作所製)にて250〜800nmの透過率を測定した。透明性は600nmの透過率、紫外線遮蔽効果は300nmの透過率で評価を行った。
<透明性>
○:透過率75.0%以上
△:透過率50.0%以上75.0%未満
×:透過率50.0%未満
<紫外線遮蔽効果>
○:透過率5.0%以下
△:透過率5.0%以上15.0%未満
×:15.0%未満
【0017】
【表2】
Figure 0004923323
【0018】
注1;ジボダン・ルール(株)製「PARSOL MCX」
注2;堺化学工業(株)製「FINEX−50」
注3;小堺製薬(株)製「白色ワセリン」
実施例1〜3より、本発明の成分を用いた日焼け防止化粧料はいずれも優れた透明性と紫外線遮蔽効果をそなえていることがわかった。
比較例1ではa.成分に変えて本発明の範囲外の金属石鹸粒子を配合していることから、また比較例2では本発明のa.成分がないことから透明性、紫外線遮蔽効果を共に満足するものは得られなかった。
【0019】
実施例4〜8および比較例3〜6
表3および4に示す成分をホモジナイザーで均一に混合することにより二相型の日焼け防止用化粧料を調製し、下記の方法により評価を行った。評価結果を表3および4に示す。
<評価方法>
(2)塗布時の肌の外観
20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、日焼け防止用化粧料を使用した時の肌の外観について下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を肌に白さが残らなく塗布時の肌の外観が良好な化粧料であると評価した。
2点:塗布時に直ぐに白さが消失し、肌に白さが残らないと感じた場合。
1点:塗布時に白さが消失していくのに時間を要し、しかもやや白さが残ると感じた場合。
0点:使用時に白さが消失せず明らかに白さが残ると感じた場合。
(3)使用時の感触
20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、日焼け防止用化粧料を使用した時の感触について下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を使用時の感触の軽い化粧料であると評価した。
2点:使用時にのびが良く、ひっかからずに軽い感触であると感じた場合。
1点:使用時にのびがやや悪く、ややひっかかると感じた場合。
0点:使用時にのびが悪く、ひっかかりがあり重い感触であると感じた場合。
【0020】
(4)使用後の感触
20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、日焼け防止用化粧料を使用して10分後の肌の感触について下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を使用後の感触が良好な化粧料であると評価した。
2点:肌に粉っぽさやべたつきが無いと感じた場合。
1点:肌にやや粉っぽさがあるか、もしくは肌がややべたつくと感じた場合。
0点:肌に明らかに粉っぽさがあるか、もしくは肌がべたつくと感じた場合。
(5)テカリおよび化粧崩れ防止効果
20名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、日焼け防止用化粧料を使用してから市販の固形ファンデーションでメイクし、5時間後の肌の状態を下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上をテカリおよび化粧崩れ防止効果の良好な化粧料であると評価した。
2点:テカリがでていなく化粧崩れしていないと感じた場合。
1点:ややテカリがでているか、もしくはやや化粧崩れしていると感じた場合。
0点:明らかにテカリがでているか、もしくは化粧崩れしていると感じた場合。
(6)分散性
配合した化粧料を試験管に入れ、試験管ミキサー(回転数2000rpm)を用いて1分間混合し、1分間静置した後の状態を次の基準に従って2段階評価した。
○:1分間以上均一に分散。
×:1分未満で2相に分離あるいは沈殿物の生成。
【0021】
【表3】
Figure 0004923323
【0022】
注1;ジボダン・ルール(株)製「PARSOL MCX」
注2;ジボダン・ルール(株)製「PARSOL 1789」
注3;ビーエーエスエフジャパン(株)製「ユビナール M40」
注4;堺化学工業(株)製「FINEX−50」
注5;堺化学工業(株)製「SSP−M」
【0023】
【表4】
Figure 0004923323
【0024】
注は表3と同じである。
実施例4〜8より、本発明の成分を用いた日焼け防止用化粧料はいずれも塗布時の肌の外観が良好であり、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、テカリや化粧崩れを生じ難く、分散性にも優れていた。
比較例3〜6では十分な性能が得られていない。つまり、比較例3および4ではa.成分に変えて本発明の範囲外の金属石鹸粒子を配合していることから、また比較例5および6では本発明のa.成分がないことから塗布時の肌の外観、使用時および使用後の感触、テカリおよび化粧崩れ防止効果、分散性が悪くなっている。
【0025】
実施例9〜12および比較例7〜8
表5に示す水中油型乳液である日焼け防止用化粧料を調整し、評価方法(2)〜(5)は実施例4〜8の方法により、そして(7)経時安定性については下記の方法により評価を行なった。ただし、添加成分として表6に示す17成分を共通添加成分Aとして使用した。結果を表5に示す。
<評価方法>
(7)経時安定性
化粧料を透明ガラス容器に密封して0℃、25℃および40℃で3ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示す3段階で評価した。
○:安定性良好(いずれの温度においても外観の変化がない。)
△:安定性やや不良(いずれかの温度において若干沈殿、分離を生じるまたは若干着色を生じる。)
×:安定性不良(いずれかの温度において沈殿、分離を生じる。もしくは着色が著しい。)
【0026】
【表5】
Figure 0004923323
【0027】
注1;ジボダン・ルール(株)製「PARSOL MCX」
注2;ジボダン・ルール(株)製「PARSOL 1789」
注3;ビーエーエスエフジャパン(株)製「ユビナール M40」
注4;アイエスピー・ジャパン(株)製「ESCALOL 507」
注5;ハーマンアンドライマージャパン(株)製「ネオヘリオパン OS」
【0028】
【表6】
Figure 0004923323
【0029】
実施例9〜12より、本発明の成分を用いた日焼け防止用乳液はいずれも塗布時の肌の外観が良好であり、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、テカリや化粧崩れを生じ難く、経時安定性にも優れていた。
比較例7および8ではa.成分に変えて本発明の範囲外の金属石鹸粒子を配合していることから塗布時の肌の外観、使用時および使用後の感触、テカリおよび化粧崩れ防止効果、経時安定性は十分な性能が得られていない。
【0030】
実施例13〜14および比較例9〜10
表7に示す水中油型乳化クリームである日焼け防止用化粧料を調整し、実施例9〜12の方法により評価を行なった。ただし、添加成分として表8に示す16成分を共通添加成分Bとして使用した。結果を表7に示す。
【0031】
【表7】
Figure 0004923323
【0032】
注1;ジボダン・ルール(株)製「PARSOL MCX」
注2;ジボダン・ルール(株)製「PARSOL 1789」
注3;ビーエーエスエフジャパン(株)製「ユビナール M40」
注4;アイエスピー・ジャパン(株)製「ESCALOL 507」
注5;ハーマンアンドライマージャパン(株)製「ネオヘリオパン OS」
注6;テイカ(株)製「MT−500SA」
注7;住友大阪セメント(株)製「ZNO−350SI4」
【0033】
【表8】
Figure 0004923323
【0034】
実施例13および14より、本発明の成分を用いた日焼け防止用クリームはいずれも塗布時の肌の外観が良好であり、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、テカリや化粧崩れを生じ難く、経時安定性にも優れていた。
比較例9および10ではa.成分を配合していないか、またはa.成分に変えて本発明の範囲外の金属石鹸粒子を配合していることから塗布時の肌の外観、使用時および使用後の感触、テカリおよび化粧崩れ防止効果、経時安定性は十分な性能が得られていない。
【0035】
実施例15〜16
表7に示す油中水型乳化クリームである日焼け防止用化粧料を調整し、実施例9〜12の方法により評価を行なった。ただし、添加成分として表9に示す16成分を共通添加成分Cとして使用した。結果を表7に示す。
【0036】
【表9】
Figure 0004923323
【0037】
実施例15および16より、本発明の成分を用いた日焼け防止用クリームはいずれも塗布時の肌の外観が良好であり、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、テカリや化粧崩れを生じ難く、経時安定性にも優れていた。
【0038】
【発明の効果】
本発明の日焼け防止用化粧料は塗布時の肌の外観が良好であり、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、テカリや化粧崩れを生じ難く、経時安定性にも優れていた。

Claims (1)

  1. (a)30%粒径Raと70%粒径Rcとの差Rc−Raが3μm以下、50%粒径Rbと95%粒径Rdとの差Rd−Rbが6μm以下および平均粒径3μm以下である金属石鹸微粒子0.1〜40重量%、(b)紫外線吸収剤0.01〜30重量%を含有し、前記紫外線吸収剤が、アミノベンゾエート系紫外線吸収剤、サリシレート系紫外線吸収剤、シンナメート系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤及び4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする日焼け防止用化粧料。
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