JP4940683B2 - ガスバリア性容器 - Google Patents
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Description
プラスチック容器の製造法として、真空成型、圧空成型などの絞り成型方法があり、プラスチックフィルムやシートをカップ状またはトレー状に成型された容器は、食品や医薬品の容器等として広範囲に利用されている。
食品、医薬品などの包装に用いられるプラスチック容器の要求性能としては、各種ガスに対するバリア性、保香性、透明性、耐煮沸処理性、耐レトルト処理性、耐衝撃性、柔軟性、ヒートシール性、などが挙げられるが、内容物の性能あるいは性質を保持するという目的から、酸素および水蒸気に対する高いバリア性が特に要求される。
可撓性ポリマー層は、いずれのフィルムあるいはシート材料でも使用することができ、例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直線状低密度ポリエチレンなどのポリオレフィン系フィルムあるいはシート材料、ナイロン6、ナイロン6,6、ポリメタキシリレンアジパミド(N-MXD6)などのポリアミド系フィルムあるいはシート材料、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルムあるいはシート材料、ポリアクリロニトリル系フィルムあるいはシート材料、ポリ(メタ)アクリル系フィルムあるいはシート材料、ポリスチレン系フィルムあるいはシート材料、ポリカーボネート系フィルムあるいはシート材料、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)系フィルムあるいはシート材料、ポリビニルアルコール系フィルムあるいはシート材料などが挙げられる。この中でも、ポリオレフィン系フィルムあるいはシート材料、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルムあるいはシート材料がより良好な接着性を有するため、より好ましい。
またこれらの材料にポリ塩化ビニリデン(PVDC)樹脂やポリビニルアルコール樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)系樹脂、アクリル系樹脂などの各種ポリマーによるコーティングを施したシート、シリカ、アルミナ、アルミなどの各種無機化合物あるいは金属を蒸着させたシート、無機フィラーなどを分散させたシート、酸素捕捉機能を付与したシートなどが使用できる。また、コーティングする各種ポリマーについても無機フィラーを分散させることができる。
無機フィラーとしては、シリカ、アルミナ、マイカ、タルク、アルミニウムフレーク、ガラスフレークなどが挙げられ、またその分散方法としては例えば押出混錬法や樹脂溶液への混合分散法など従来公知の方法が使用できる。
酸素捕捉機能を付与させる方法としては、例えば、ヒンダードフェノール類、ビタミンC、ビタミンE、有機燐化合物、没食子酸、ピロガロール等の酸素と反応する低分子有機化合物や、コバルト、マンガン、ニッケル、鉄、銅等の遷移金属化合物等を含む組成物を少なくとも一部に使用する方法等が挙げられる。
生成したエポキシ樹脂の数平均分子量は各種アルコール類、フェノール類およびアミン類に対するエピハロヒドリンのモル比により異なるが、約80〜4000であり、約200〜1000であることが好ましく、約200〜500であることがより好ましい。
具体的には、ポリアミン類としてはエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンなどの脂肪族アミン;メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミンなどの芳香環を有する脂肪族アミン;1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ノルボルナンジアミンなどの脂環式アミン;ジアミノジフェニルメタン、メタフェニレンジアミンなどの芳香族アミンが挙げられる。また、これらを原料とするエポキシ樹脂、ポリアミン類とモノグリシジル化合物との変性反応物、ポリアミン類とエピクロルヒドリンとの変性反応物、ポリアミン類と炭素数2〜4のアルキレンオキシドとの変性反応物、ポリアミン類と少なくとも1つのアシル基を有する多官能性化合物との反応により得られたアミドオリゴマー、ポリアミン類、少なくとも1つのアシル基を有する多官能性化合物、および一価のカルボン酸および/またはその誘導体との反応により得られたアミドオリゴマーもエポキシ樹脂硬化剤として使用できる。
また、酸無水物またはカルボン酸類としてはドデセニル無水コハク酸、ポリアジピン酸無水物などの脂肪族酸無水物、(メチル)テトラヒドロ無水フタル酸、(メチル)ヘキサヒドロ無水フタル酸などの脂環式酸無水物、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸などの芳香族酸無水物、およびこれらのカルボン酸などが使用できる。
具体的にはメタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミン、メタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミンとエポキシ樹脂との反応生成物、メタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミンとモノグリシジル化合物との反応生成物、メタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミンと炭素数2〜4のアルキレンオキシドとの反応生成物、メタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、メタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミンと少なくとも1つのアシル基を有する多官能性化合物との反応により得られたアミノオリゴマー、メタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミンと少なくとも1つのアシル基を有する多官能性化合物と、一価のカルボン酸および/またはその誘導体との反応により得られたアミノオリゴマーなどを使用することがより好ましい。
(A)メタキシリレンジアミンまたはパラキシリレンジアミン
(B)ポリアミンとの反応によりアミド基部位を形成しオリゴマーを形成し得る、少なくとも1つのアシル基を有する多官能性化合物
(C)炭素数1〜8の一価カルボン酸および/またはその誘導体
より高いレベルの各種フィルム材料および/またはシート材料に対する接着性の発現を考慮した場合には、本発明におけるエポキシ樹脂硬化剤中に、該硬化剤の全重量を基準として、少なくとも6重量%のアミド基が含有されることが好ましい。
より好ましいエポキシ樹脂硬化剤は、メタキシリレンジアミンと、アクリル酸、メタクリル酸および/またはそれらの誘導体との反応生成物である。ここで、メタキシリレンジアミンに対するアクリル酸、メタクリル酸および/またはそれらの誘導体の反応モル比は0.8〜0.97の範囲が好ましい。
シートの透明性を考慮した場合には、このような無機フィラーが平板状であることが好ましい。これらを添加する場合には、エポキシ樹脂組成物の全重量を基準として0.01〜10.0重量%の範囲が好ましい。
これらのラミネート法およびその他の一般的に使用されうるラミネート法は必要に応じて組み合わせることも可能であり、用途や形態に応じてラミネートシートの層構成は変化し得る。
本発明によれば、容器深さ(D)と容器上面開口部直径(L)の比(D/L)が1.0以上の深絞り容器や、底部の角の曲線の半径(R)が2〜5mmのような延伸倍率が大きい部分を含む容器(箱型容器)の成型が可能となる。
反応容器に1モルのメタキシリレンジアミンを仕込んだ。窒素気流下60℃に昇温し、0.93モルのアクリル酸メチルを1時間かけて滴下した。滴下終了後120℃で1時間攪拌し、さらに、生成するメタノールを留去しながら3時間で160℃まで昇温した。100℃まで冷却し、固形分濃度が70重量%になるように所定量のメタノールを加え、エポキシ樹脂硬化剤aを得た。エポキシ樹脂硬化剤a中のアミド基の含有率は21重量%であった。
酸素透過率測定装置(モダンコントロール社製、OX-TRAN10/50A)を使用して、容器の酸素透過率を23℃、相対湿度60%の条件下で測定し、容器の酸素透過率(ml/package・day・MPa)を求めた。成型前の酸素バリア層厚を測定し、成型前後の表面積比から算出した平均塗布厚を使用して単位厚当たりの酸素透過係数(ml・mm/m2・day・MPa)を算出した。
<ラミネート強度>
JISK−6854に指定されている方法を用い、ラミネートフィルムのラミネート強度をT型剥離試験により300mm/minの剥離速度で測定した。
メタキシリレンジアミンから誘導されたグリシジルアミン部位を有するエポキシ樹脂(三菱ガス化学(株)製;TETRAD-X)50重量部、エポキシ樹脂硬化剤a 1307重量部、メタノール 1118重量部、酢酸エチル 172重量部(固形分濃度;35重量%、メタノール/酢酸エチル=9/1溶液)を混合し、そこにアクリル系湿潤剤(ビック・ケミー社製;BYK381)を0.4重量部加え、よく攪拌し、エポキシ樹脂中のエポキシ基に対するエポキシ樹脂硬化剤中の活性水素の当量比(活性水素/エポキシ基)として10.0、ザーンカップ(No.3)粘度14秒(25℃)の接着剤を得た。
厚み30μmの無延伸ポリプロピレンフィルムに接着剤を100線/cm深さ100μmグラビアロールを使用して塗布し、60℃(入り口付近)〜90℃(出口付近)の乾燥オーブンで乾燥させた後、厚み400μmの非晶性ポリエステルシートを50℃に加熱したニップロールにより貼り合わせ、巻取り速度100m/minで巻取り、ロールを40℃で2日間エージングすることによりラミネートシートを得た。
更に真空成型により、容器深さ(D)が3.5cm、開口部形状が開口長径8.5cm、開口短径5cmである長方形であって、容器上面開口部直径(L)が9.9cm、D/Lが0.35である、表面積100cm2の箱型容器を得た。
得られたラミネートシートについてラミネート強度を、また、容器についてその酸素バリア性を評価した。結果を表1に示す。尚、酸素バリア層(エポキシ樹脂硬化物)中の(1)式に示される骨格構造の含有量は60.5重量%である。
厚み400μmの非晶性ポリエステルシートの代わりに厚み450μmの無延伸ポリプロピレンシート(無機フィラー含有品)を用い、エポキシ樹脂中のエポキシ基に対するエポキシ樹脂硬化剤中の活性水素の当量比(活性水素/エポキシ基)として5.0である以外は実施例1と同様の方法でラミネートし、更に真空成型により、容器深さ(D)が7cm、開口部形状が開口直径14cmである円形であって、容器上面開口部直径(L)が14cm、D/Lが0.5である、表面積310cm2のどんぶり型容器を得た。得られた容器についてその酸素バリア性を評価した。結果を表1に示す。尚、酸素バリア層(エポキシ樹脂硬化物)中の(1)式に示される骨格構造の含有量は64.8重量%である。
厚み25μmのポリスチレンフィルムと厚み25μmのポリスチレンフィルムを実施例1と同様の方法でラミネートし、更に真空成型により、容器深さ(D)が7.5cm、開口部形状が開口直径13cmである円形であって、容器上面開口部直径(L)が13cm、D/Lが0.58である、表面積360cm2のどんぶり型容器を得た。得られた容器についてその酸素バリア性を評価した。結果を表1に示す。
エポキシ樹脂中のエポキシ基に対するエポキシ樹脂硬化剤中の活性水素の当量比(活性水素/エポキシ基)として1.2である以外は実施例2と同様の手法でラミネート、成型した容器についてその酸素バリア性を評価した。容器の底部周辺にヒビ様のスジが目視観察された。酸素透過率が極めて大きかったことから、酸素バリア層に欠陥が生じたものと推察される。結果を表1に示す。
Claims (5)
- 前記ガスバリア性容器の容器深さ(D)と容器上面開口部直径(L)の比(D/L)が0.05〜5.0の範囲である請求項1記載のガスバリア性容器。
- 前記エポキシ樹脂硬化物が酸素透過係数2.0ml・mm/m2・day・MPa(23℃60%RH)以下の酸素バリア性を有する請求項1記載のガスバリア性容器。
- 前記可撓性ポリマー層が、ポリオレフィン樹脂あるいはポリエステル樹脂からなる請求項1記載のガスバリア性容器。
- 前記エポキシ樹脂組成物を接着剤として使用し、前記ラミネートシートをドライラミネート法により製造したものである請求項1記載のガスバリア性容器。
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