JP4972332B2 - インクジェット用水性顔料記録液及びインクセット - Google Patents
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Description
また、印刷分野への応用を考えた場合、高速印刷と記録媒体適性が課題となる。印刷分野では、所謂アート紙やコート紙(以下印刷用紙と呼ぶ)が使用されるが、印刷用紙は記録液の水性媒体の吸収性が低く、インクジェット用記録媒体として用いた場合、記録液が滲むために画質が劣る。このような記録液の滲みを抑制するため、記録液と反応して記録液を凝集せしめる処理液を、打滴あるいは塗布等の手段によって、記録液の打滴前に記録媒体に付着させる方式が提案されている。記録液を凝集させる処理液としては、記録液のpHを変化させる処理液(例えば特開平7−1837号、特許第3204756号、特開2004−359841号)、多価金属塩を含有する処理液(例えば特開平5−202328号、特開平9−29950号)、荷電する色材を含む水性記録液と逆極性の電荷を有する化合物を含有する処理液(特許第2667401号)、荷電する色材を含む水性記録液と逆極性に帯電する微粒子を分散して含有する処理液(特開2001−199151号)が公知である。
本発明のインクジェット用顔料記録液における第二の課題は、前述の印刷紙に対する印刷品質に関して、処理液との反応性を高めることで滲みの少ない高品位な画像が得ることができる水性顔料分散液を提供することである。
ところで、顔料を良好に分散させる手段としては、分散剤を添加して顔料表面に吸着させて、その静電的および立体的反発またはその組み合わせによって、分散状態を安定化させる手法がとられる。具体的には、分子内に親水性部分例えばスルホ基、スルホ基及びカルボキシル基と疎水性部分を有する低分子量の界面活性剤を用いる手法(例えば、特表2002−503745号、特開2001−192583号、特許第2952944号、特許第2969775号、特許第2970015号、特開平3−97770号)、顔料表面への吸着性を高めるために顔料分子構造を有する顔料誘導体を用いる手法(例えば特公平7−78180号、特公平7−33485号、特公平3−14073号、特公昭55−6668号)が公知である。しかしながら顔料誘導体処理は、顔料誘導体の母体化学構造に起因する着色があるために他色への汎用性がなく、また顔料誘導体の添加により顔料の結晶性が低下して堅牢性が損なわれる場合があった。その他の手法としては、親水性部分と疎水性部分を有するランダムおよびブロック構造の高分子化合物が分散剤として用いられている。(例えば、特開昭54−10023号、特開昭56−147863号、特開昭56−147868号、特開昭56−147871号)。顔料表面への吸着性を高めるために疎水性の高い高分子分散剤を用いるマイクロカプセル化顔料が公開されている。該マイクロカプセル化方法としては、転相法、酸析法、in situ重合法(例えば特開平9−279053号、特開平9−279073号)等が用いられるが、実際に顔料分散液を製造する工程の負荷が大きく、また不要物質を除くための精製工程を要するなど課題がある。また、親水部分としてスルホ基を含む分散剤は凝集性が低いといった欠点を有していた。
<1>
顔料、水溶性有機溶剤または水溶性有機化合物、水及び下記一般式(I)で表される分子量200〜2000の分散剤を含有することを特徴とするインクジェット用水性顔料記録液。
一般式(I)
<2>
一般式(I)中、R1はアルキル基であることを特徴とする上記<1>に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
<3>
一般式(I)中、R3は水素原子であることを特徴とする上記<1>または<2>に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
<4>
25℃における粘度が1〜20mPa/sである上記<1>〜<3>のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
<5>
動的光散乱法で測定した体積平均粒径が10〜150nmである上記<1>〜<4>のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
<6>
前記顔料粒子の長軸と短軸との比が3より小さい上記<1>〜<5>のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
<7>
前記顔料を10〜25質量%含有する上記<1>〜<6>のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
<8>
上記<1>〜<7>のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液を含むインクジェット用記録装置。
本発明は上記<1>〜<8>の構成を有するものであるが、以下その他についても参考のため記載した。
(1) 顔料、水溶性有機溶剤または水溶性有機化合物、水及び下記一般式(I)で表される分子量200〜2000の分散剤を含有することを特徴とする水性顔料分散液(好ましくはインクジェット用水性顔料記録液)。
一般式(I)
とはなく、それらの炭素数の合計は13以上である。
(2) 一般式(I)中、R1は置換されてよいアルキル基であり、かつR2はアリールオ
キシ基であることを特徴とする(1)に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
(3) L1が、アミド基、スルホンアミド基、エステル基、−O−または−S−である
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
(4) 前記分散剤が、下記一般式(X)または一般式(XI)で表されることを特徴とする(1)〜(3)に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
(6) 25℃における粘度が1〜20mPa/sである(1)〜(5)のいずれかに記載のインクジェット用水性顔料記録液。
(7) 動的光散乱法で測定した体積平均粒径が10〜150nmである(1)〜(6)のいずれかに記載のインクジェット用水性顔料記録液。
(8) 前記顔料粒子の長軸と短軸との比が3より小さい(1)〜(7)のいずれかに記載のインクジェット用水性顔料記録液。
(9) 前記顔料を10〜25質量%含有する(1)〜(8)のいずれかに記載のインクジェット用水性顔料記録液。
(10) 印字速度、画質、定着性、または保存安定性を向上させるための処理液と(1)〜(9)のいずれかに記載のインクジェット用水性顔料記録液とからなるインクセット
(11) 前記処理液が、pH変化により記録液を凝集させるものである(10)に記載のインクセット。
(12)(10)または(11)に記載のインクセットを含むインクジェット用記録装置。
とはなく、それらの炭素数の合計は13以上(好ましくは160以下)である。一般式(I)で表される分散剤の分子量200以上2000以下が好ましく、200以上1000以下がより好ましい。
上述における置換基とは、例えばアルキル基〔直鎖、分岐、環状の置換もしくは無置換のアルキル基を表す。それらはアルキル基(好ましくは炭素数1から30のアルキル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、s−ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−ラウリル)、シクロアルキル基(好ましくは炭素数5から30の置換または無置換のシクロアルキル基、例えばシクロヘキシル、シクロペンチル、4−n−ドデシルシクロヘキシル)を含む〕、アリール基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリール基、例えばフェニル、p−ドデシルフェニル、ナフチル、p−ヘキサデシロキシフェニル)、ヘテロ環基(好ましくは5または6員の置換もしくは無置換の、芳香族もしくは非芳香族のヘテロ環化合物から一個の水素原子を取り除いた一価の基であり、更に好ましくは、炭素数3から30の5員もしくは6員の芳香族のヘテロ環基である。例えば2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリル、ピリジル)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n−オクチルオキシ、2−メトキシエトキシ)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールオキシ基、例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、4−n−ドデシロキシフェノキシ、1−ナフトキシ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換のヘテロ環オキシ基、1−フェニルテトラゾールー5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニルオキシ基、例えばアセトキシ、ピバロイルオキシ、ステアロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、p−メトキシフェニルカルボニルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイルオキシ基、例えばN,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、モルホリノカルボニルオキシ、N,N−ジ−n−オクチルアミノカルボニルオキシ、N−n−オクチルカルバモイルオキシ)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルオキシ基、例えばメトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、n−オクチルカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルオキシ基例えば、フェノキシカルボニルオキシ、p−メトキシフェノキシカルボニルオキシ、p−n−ヘキサデシルオキシフェノキシカルボニルオキシ)、アミノ基(好ましくはアミノ基、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルアミノ基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールアミノ基、例えばアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、アニリノ、N-メチル−アニリノ、ジフェニルアミノ)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換のアルキルカルボニルアミノ基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニルアミノ基、例えばアセチルアミノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルアミノ、ベンゾイルアミノ)、アミノカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のアミノカルボニルアミノ、例えばカルバモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルアミノ)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルアミノ基、例えばメトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−メチルーメトキシカルボニルアミノ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルアミノ基、例えばフェノキシカルボニルアミノ、p-クロロフェノキシカルボニルアミノ、m-n−オクチルオキシフェノキシカルボニルアミノ)、スルファモイルアミノ基(好ましくは炭素数0から30の置換もしくは無置換のスルファモイルアミノ基、例えばスルファモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、N−n−オクチルアミノスルホニルアミノ)、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルスルホニルアミノ、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールスルホニルアミノ、例えばメチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、2,3,5−トリクロロフェニルスルホニルアミノ、p−メチルフェニルスルホニルアミノ)、メルカプト基、アルキルチオ基(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルチオ基、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−ヘキサデシルチオ)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールチオ、例えばフェニルチオ、p−クロロフェニルチオ、m−メトキシフェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数2から30の置換または無置換のヘテロ環チオ基、例えば2−ベンゾチアゾリルチオ、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ)、スルファモイル基(好ましくは炭素数0から30の置換もしくは無置換のスルファモイル基、例えばN−エチルスルファモイル、N−(3−ドデシルオキシプロピル)スルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N−アセチルスルファモイル、N−ベンゾイルスルファモイル、N−(N‘−フェニルカルバモイル)スルファモイル)、アルキル及びアリールスルフィニル基(好ましくは炭素数1から30の置換または無置換のアルキルスルフィニル基、炭素数6から30の置換または無置換のアリールスルフィニル基、例えばメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、フェニルスルフィニル、p−メチルフェニルスルフィニル)、アルキル及びアリールスルホニル基(好ましくは炭素数1から30の置換または無置換のアルキルスルホニル基、炭素数6から30の置換または無置換のアリールスルホニル基、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、t-ブチルスルホニル、s-ブチルスルホニル、フェニルスルホニル、ピリジルスルホニル、p−メチルフェニルスルホニル)、アシル基(好ましくは炭素数2から30の置換または無置換のアルキルカルボニル基、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールカルボニル基、炭素数4から30の置換もしくは無置換の炭素原子でカルボニル基と結合しているヘテロ環カルボニル基、例えばアセチル、ピバロイル、2−クロロアセチル、ステアロイル、ベンゾイル、p−n−オクチルオキシフェニルカルボニル、2―ピリジルカルボニル、2―フリルカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、例えばフェノキシカルボニル、o−クロロフェノキシカルボニル、m−ニトロフェノキシカルボニル、p−t−ブチルフェノキシカルボニル)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−オクタデシルオキシカルボニル)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイル、例えばカルバモイル、N−メチルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジ−n−オクチルカルバモイル、N−(メチルスルホニル)カルバモイル)、イミド基(好ましくはN−スクシンイミド、N−フタルイミド)が挙げられる。
、更に好ましくはアルキル基である。
R2は水素原子または置換基を表すが、好ましくは置換基であり、より好ましくはアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、またはカルバモイル基である。更に好ましくは、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、アルキル及びアリールスルホニルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、またはヘテロ環チオ基であり、アリールオキシ基であることが最も好ましい。
R3は水素原子または置換基を表すが、好ましくは水素原子またはアルキル基であり、更に好ましくは水素原子である。
nは1以上の整数を表し、好ましくは1〜21、より好ましくは1〜5である。
L1は単結合または二価の連結基を表すが、二価の連結基としてはアミド基、スルホンアミド基、エステル基、−O−または−S−が好ましく、アミド基が特に好ましい。
R1、R2、およびR3はスルホ基を有することはなく、それらの炭素数の合計は13以上であるが、より好ましくは炭素数の合計が15以上(好ましくは100以下)である。また、R1、R2、およびR3のいずれかにヘテロ元素を一つ以上有することが更に好ましい。
好ましい態様としては、例えば、R1、R2、R3、n、L1、Mがそれぞれアルキル基、アリールオキシ基、水素原子、1、単結合、水素原子である組み合わせが挙げられる。
一般式(I)で表される分散剤の具体例を下記に記載する。
ことができる。
以下に一般式(X)または一般式(XI)で表される分散剤の具体例を示すが、本発明で用いることができる分散剤はこれに限定されるものではない。
水溶性有機溶剤のなかでは、沸点が200℃以上のものが好ましく、沸点240℃が更に好ましく、沸点255℃以上のものが最も好ましい。該水溶性有機溶剤および化合物は、単独あるいは二種類以上を併用して使用される。それらの総質量は、記録液中に1〜40質量%であることが好ましく、10〜30質量%であることが更に好ましい。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
鉄粉224g(4.0モル)、塩化アンモニウム10g(0.19モル)、イソプロピルアルコール400ml、および水150mlの混合液を攪拌、加熱還流させ、化(2−3A)393g(1.0モル)をゆっくりと滴下した。滴下終了後さらに1.5時間加熱還流を続け、TLCによって反応終了を確認した後、反応液を冷却させた。該反応液をセライトで濾過し、その濾液を濃縮させると結晶が析出した。該結晶を濾取して乾燥させ、(化2−3B)361g(0.99モル、収率99%)を得た。
(化2−3B)83.0g(0.23モル)、ピリジン21.8g(0.28モル)、およびテトラヒドロフラン200mlの混合液を攪拌、加熱還流させて、1−ブタンスルホニルクロリド43.0g(0.28モル)を滴下した。滴下終了後さらに1時間加熱還流を続け、TLCで反応終了を確認した後、反応液を冷却させた。該反応液に塩酸水1Lおよび酢酸エチル1Lを加えて分液抽出を行い、塩酸水、重曹水、蒸留水、さらに食塩水で洗浄した後、濃縮を行った。該濃縮物に水酸化ナトリウム20g、エタノール400ml、及び水100mlを加えて攪拌、加熱還流下で3時間反応させた。TLCによって反応終了を確認した後、反応液を冷却した。該反応液を水1.5Lに注ぎ、塩酸を加えて該水溶液を十分に酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。該抽出液を希塩酸水で洗浄し、得られた抽出液を濃縮すると結晶が析出した。ヘキサン1L、及び酢酸エチル100mlを加えて該結晶を分散した後、濾取して乾燥させることにより、(化2−3)99.0g(0.22モル、収率95%)が得られた。
(処方a)
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社のCromophtal Jet Magenta DMQ(PR−122)2.0g、分散剤0.20g、グリセリン0.80g、2M水酸化ナトリウム水溶液0.20g、及びイオン交換水6.8gを攪拌混合させたのち、超音波照射装置(SONICS社製 Vibra−cell VC−750、テーパーマイクロチップ:φ5mm、Ampitude:30%)を用いて超音波を間欠照射(照射0.5s/休止1.0s)で2時間照射して顔料分散を行った。
(処方b)
水酸化ナトリウム水溶液を除き、イオン交換水7.0gを添加する以外は、処方Aと同様の方法で顔料分散を行った。
処理液の調製
下記表の組成の処理液を調製した。
顔料分散液に対して、表面張力を調製する目的で界面活性剤(日信化学工業製オルフィンE1010)を3質量%となる量添加した。その顔料分散液を60℃で7日間経時保存する前後において、その顔料分散液の体積平均粒径を測定した。測定は、顔料分散液を適当な量の水で希釈して、日機装製マイクロトラック超微粒子粒度分析計(UPA−EX150)を用いて行った。また、顔料分散液の粘度は、東機産業(株)製R型粘度計R500シリーズを用いて、25℃において測定した。
60℃経時保存前の体積平均粒径および粘度をそれぞれMv0[nm]、η0[mPa/s]とする。また、保存後の体積平均粒径および粘度をそれぞれMv1[nm]、η1[mPa/s]とする。さらに、下記式で定義される体積平均粒径の変化量ΔMvおよび粘度の変化量Δηを分散安定性の指標として、下記表3に結果を示した。
ΔMv[nm]=Mv1−Mv0
Δη[mPa/s]=η1−η0
Claims (8)
- 一般式(I)中、R1はアルキル基であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
- 一般式(I)中、R3は水素原子であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
- 25℃における粘度が1〜20mPa/sである請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
- 動的光散乱法で測定した体積平均粒径が10〜150nmである請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
- 前記顔料粒子の長軸と短軸との比が3より小さい請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
- 前記顔料を10〜25質量%含有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット用水性顔料記録液を含むインクジェット用記録装置。
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