JP4973607B2 - 画像処理装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、カラードキュメント中の色の変わり目に輪郭線を追加したり、配色を変更したりすることによって、色覚障害者にとって見易くする技術が開示されている。
そのような場合、上記技術を適用したとことで、既に色覚障害者にとって見易いカラードキュメントになっているので、何ら変更が加えられず、健常者にとって見易くすることができない。このため、色覚障害者から健常者への情報伝達に円滑を欠く結果となる。
この構成によると、画像処理装置は、a値の正負を反転して色変更を行うので、健常者にとって見易い色の組み合わせに確実に変更することができる。
ここで、前記値変更手段は、前記a値の変更に先立って、前記a値が所定の範囲内であるか否かを判断し、所定の範囲内でないと判断する場合に前記a値を変更するとしてもよい。
この構成によると、画像処理装置は、選択された1のオブジェクトのa値が所定の範囲外である場合に色変更を行うことができる。これは、抽出された2つのオブジェクトそれぞれのa値が互いに近くても、選択されたオブジェクトのa値が所定の範囲内である場合(値0に近い場合)には、健常者及び色覚障害者の両者ともにおいて、2つのオブジェクトの色の組み合わせは識別しやすいものになっているので、色変更を必要とするオブジェクトに対して確実に色変更を行うことができる。
ここで、前記画像処理装置は、さらに、色変更が不要である色の組み合わせを記憶する記憶手段と、前記判断手段による判断に先立って、前記抽出した2つのオブジェクトの色の組み合わせが、前記記憶手段に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断する場合には前記判断手段による判断を行うよう制御し、記憶されていると判断する場合には前記判断手段による判断を行わないよう制御する判断制御手段を備えるとしてもよい。
ここで、前記画像処理装置は、さらに、前記値変更手段によるLab値の変更に先立って、抽出された前記2つのオブジェクトに利用されている色が健常者にとっては類似する色の組み合わせであり、且つ色覚障害者にとっては非類似に見える色の組み合わせである場合に、健常者にとって類似する色の組み合わせが利用されている旨のメッセージを出力するするメッセージ出力手段と、前記メッセージの出力後、色変更を行うか否かの指示を受け付け、受け付けた指示が色変更を行う旨である場合には前記値変更手段の動作を開始するよう制御し、受け付けた指示が色変更を行わない旨である場合には抽出手段にて抽出された前記2つのオブジェクトそれぞれに利用された色の組み合わせを前記記憶手段に格納する値変更制御手段とを備えるとしてもよい。
ここで、前記画像処理装置は、カラードキュメントを印刷する画像形成装置に具備され、前記カラードキュメントの印刷時に動作するとしてもよい。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
1.1 概要
本発明における画像処理システム1は、図1に示すように、画像処理装置10、ディスプレイ11及び画像形成装置20から構成されている。
画像形成装置20は、画像処理装置10により作成されたカラードキュメントや、色変更されたドキュメントなどのカラー印刷を行う。
1.2 画像処理装置10の構成
画像処理装置10は、図2にて示すように、記憶部100、ドキュメント生成部101、画像処理部102、第1出力部103、及び第2出力部104から構成されている。具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、画像処理装置10にその機能を達成させる。
記憶部100は、ユーザ操作により指定された色変更の必要の無い色の組み合わせを1つ以上記憶するための領域を有している。
ここでは、色変更の必要の無い色の組み合わせとして、2つの色のRGB値を対にして記憶するものとする。
なお、記憶するデータはRGB値でなくてもよい。例えば、2色それぞれのLab値を対にして記憶してもよい。つまり、色変更の必要の無い色の組み合わせとして、2つの色を識別できる情報であればよい。
ドキュメント生成部101は、ユーザ操作によりカラードキュメントを生成する。
生成したカラードキュメントは第2出力部104を介してディスプレイ11へ出力される。このとき、ディスプレイ11にて、生成されたカラードキュメントが表示される。
ドキュメント生成部101が、ユーザ操作によりカラードキュメントの印刷の指示を受け付けると、画像処理の開始指示を画像処理部102へ出力する。
以下、ドキュメント生成部101にて生成されたカラードキュメントの一例について説明する。
通常、色覚障害者(ここでは、赤色と緑色の識別が困難な色覚障害者)は、背景色が青色で、その中の文字を黄色で作成したつもりが、実際には、背景色がマゼンタ色で、その中の文字を赤色で作成してしまう場合がある。この場合、作成した色覚障害者には、背景色が青色で、その中の文字が黄色に見えているが、健常者には、背景色がマゼンタ色で、その中の文字が赤色に見えてしまう。
図4(a)は、色覚障害者における見え方を示す。色覚障害者にとっては、オブジェクト150aは水色に見え、オブジェクト「K」151aは黄色に見えている。また、オブジェクト152aは青色に見え、オブジェクト「M」153aは黄色に見えている。
図4(b)は、健常者における見え方を示す。健常者にとっては、オブジェクト150bはマゼンタ色に見え、オブジェクト「K」151bは赤色に見えている。また、オブジェクト152bは青色に見え、オブジェクト「M」153bは赤色に見えている。
画像処理部102は、図2にて示すように、オブジェクト抽出部110、色情報分析部111及び色値変換部112を有しており、カラードキュメントに含まれるオブジェクト対における色の組み合わせが健常者にとって類似するものであり、且つ色覚障害者にとって非類似となるものである場合に、健常者にとって色の組み合わせが非類似になるように、オブジェクト対に含まれる1のオブジェクトの色変更を行う。
オブジェクト抽出部110は、ドキュメント生成部101から画像処理の開始指示を受け取ると、ドキュメント生成部101にて生成されたカラードキュメントから、当該ドキュメントに含まれる全てのオブジェクト150、151、152、153を抽出する(ステップS5)。ここで、オブジェクトの抽出は、連結成分処理を用いて、隣接する画素値が同一であるか否かを調べることにより実現できる。なお、連結成分処理は、公知技術であるため、ここでの説明は省略する。
ここでは、未だオブジェクト対が選択されていないので、オブジェクト抽出部110は未選択のオブジェクト対が存在すると判断し(ステップS10における「YES」)、未選択のオブジェクト対のうち1のオブジェクト対(オブジェクト150とオブジェクト151)を選択する(ステップS15)。
オブジェクト150はマゼンタ色、オブジェクト151は赤色であるので、オブジェクト抽出部110はオブジェクト150とオブジェクト151とは異なる色が利用されていると判断し(ステップS20における「YES」)、オブジェクト対に含まれる2つのオブジェクト150、151それぞれのRGB値を色情報分析部111へ出力する。色情報分析部111は、オブジェクト抽出部110からオブジェクト対に含まれる2つのオブジェクト150、151それぞれのRGB値を受け取る。ここでは、マゼンタ色のオブジェクト150のRGB値は(255、0、255)であり、赤色のオブジェクト151のRGB値は(255、0、0)である。
色値変換部112は、色情報分析部111が受け取った2つのRGB値のそれぞれをLab値へと変換する(ステップS25)。この場合、赤色のRGB(255、0、0)はLab(54、81、70)に変換され、マゼンタ色のRGB(255、0、255)はLab(60、93、−60)に変換される。
記憶されていない、つまり、色変更が不要な組み合わせでないと判断する場合(ステップS30における「NO」)、色情報分析部111は、色値変換部112が算出した2つのLab値((54、81、70)、(60、93、−60))を用いて、L値、a値及びb値それぞれの差分ΔL(=6)、Δa(=12)、Δb(=130)を算出する(ステップS35)。ここで、2つのLab値(例えば、(L1、a1、b1)、(L2、a2、b2))に対して、差分ΔL、Δa、Δbのそれぞれは、ΔL=|L1−L2|、Δa=|a1−a2|、Δb=|b1−b2|であり、|x−y|はx−yの減算結果の絶対値を示す。
色情報分析部111は、ΔLが20以下であるか否かを判断する(ステップS40)。
この場合、ΔLはの値は6であるので、色情報分析部111は、20以下であると判断し(ステップS40における「YES」)、さらに、Δaが20以下であり、且つΔbが100以上であるか否かを判断する(ステップS45)。
また、色情報分析部111は、色の区別がしづらい色の組み合わせが選択されていることを示す警告メッセージM100を第2出力部104を介してディスプレイ11へ出力する(ステップS55)。このとき、ディスプレイ11では、例えば、図7にて示す警告メッセージM100が表示される。
受け取った指示が色変更を行う指示でないと判断する場合、つまり図7にて示す警告メッセージM100において「いいえ」が選択された場合には(ステップS65における「NO」)、色情報分析部111は、色変更不要な組み合わせとして、オブジェクト対に含まれる2つのオブジェクトそれぞれのRGB値を対にして、記憶部100へ格納する(ステップS70)。
色値変換部112は、色変更対象のオブジェクト150に対する変更後のLab値(60、−93、−60)をRGB値(0、138、253)へと変換する(ステップS90)。ここで、RGB値(0、138、253)が示す色は、水色である。
次に、オブジェクト抽出部110は、未選択のオブジェクト対が存在するので、ステップS15にて未選択のオブジェクト対として、水色に変換されたオブジェクトと、図3にて示すオブジェクト152との組を選択する。
選択された2つのオブジェクトそれぞれに対して異なる色が利用されているので、色値変換部112は、ステップS25にて2つのオブジェクトそれぞれの色(水色、青色)のRGB値をLab値に変換する。この場合、水色のオブジェクトのRGB(0、138、253)はLab(60、−93、−60)に変換され、青色のオブジェクト152のRGB(0、41、128)はLab(20、19、−53)に変換される。
選択された2つのオブジェクトそれぞれに対して異なる色が利用されているので、色値変換部112は、ステップS25にてオブジェクト152、153それぞれの色(青色、赤色)のRGB値をLab値に変換する。この場合、青色のオブジェクト152のRGB(0、41、128)はLab(20、19、−53)に変換され、赤色のオブジェクト153のRGB(255、0、0)はLab(54、81、70)に変換される。
図8(a)は、色覚障害者における見え方を示す。色覚障害者にとっては、オブジェクト150cは水色に見え、オブジェクト「K」151cは黄色に見えている。また、オブジェクト152cは青色に見え、オブジェクト「M」153cは黄色に見えている。
図8(b)は、健常者における見え方を示す。健常者にとっては、オブジェクト150dは水色に見え、オブジェクト「K」151dは赤色に見えている。また、オブジェクト152dは青色に見え、オブジェクト「M」153dは赤色に見えている。
(4)第1出力部103
第1出力部103は、ドキュメント生成部101から受け取ったデータ(ここでは、印刷対象のカラードキュメント)を画像形成装置20へ出力する。
第2出力部104は、ドキュメント生成部101及び色情報分析部111から受け取ったデータ(ここでは、表示対象のカラードキュメントや警告メッセージ)をディスプレイ11に出力する。
1.3 まとめ
本実施の形態において、色変更を行う際に、抽出した2つのオブジェクトのうちRGB表色系におけるB成分の多いオブジェクト、つまりB成分の明度が低いオブジェクトを選択している。これは、色覚障害者はBの色は判別できるので、B成分が大きいほど、つまりB成分の明度が低いほど、色覚障害者にとっては見易い色となっているからである。また、Lab値のうちa値を変更しても、B値の変化は大きくない。そこで、B成分の大きいオブジェクト(B成分の明度が低いオブジェクト)を色変更対象とすることにより、色覚障害者の見え方に対する影響度は小さくなる。なぜなら、B成分が小さいオブジェクト、つまりB成分の明度が高いオブジェクトを色変更対象とすると、a値の変更によりB成分がさらに小さく、つまりB成分の明度がさらに低くなり、色覚障害者にとっては、識別しづらい色になる可能性があるからである。
1.4 変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下の場合も本発明に含まれる。
ドキュメント生成部101が開始指示を画像処理部102へ出力するタイミングは、作成中のカラードキュメントに含まれるオブジェクトの色を選択したときや、オブジェクトの配置を変更したとき、及びカラードキュメントの保存を選択したときであってもよい。
また、色情報分析部111は、変更対象して選択したオブジェクトを点滅表示させてもよい。これによると、色の変更対象となるオブジェクトが分かりやすくなる。
(4)上記実施の形態において、L値、a値、b値それぞれの差分を用いた判断(ステップS40及びS45)における基準値を20、20、100としたが、これらの値は一例であり、これに限定されない。例えば、L値、a値、b値それぞれの差分を用いた判断における基準値それぞれは、他の値(例えば、30、25、90)であってもよい。
(5)本発明において、カラードキュメントの概念には、文書作成ソフトウェアや表計算ソフトウェアにて生成された文書、図形、表、その他単一色からなる領域やこれらの組み合わせだけでなく、デジタルカメラやデジタルビデオカメラで撮影された画像若しくは当該画像に対して編集がなされた編集後の画像や、イメージスキャナーで読み込まれた画像若しくは当該画像に対して編集がなされた編集後の画像も含むものとする。
また、値が大きいほど明度が低いとしたが、これに限定されない。値が大きいほど明度が高いとしてもよい。この場合、色情報分析部111は、Bの値が小さいオブジェクトを色変更対象のオブジェクトとして選択すればよい。
a値の変更方法は、健常者が2つのオブジェクトの色の区別できるような変更方法であればよい。例えば、a値の正負を反転し、さらに、反転後のa値に所定値を加算若しくは減算してもよい。または、a値に所定値を加算若しくは減算し、その後、正負の反転を行ってもよい。ここで、所定値とは、演算を施すことにより元のa値に近い値にならない、及び選択されていないオブジェクトのa値に近い値にならないような値である。
画像処理装置は、2つのオブジェクトそれぞれのLab値を取得してΔL、Δa、Δbを算出するまでの間に、2つのオブジェクトそれぞれのa値に対して、当該a値が所定の範囲(ここでは、−20以上20以下の範囲)内に存在するか否かを判断し、2つのa値とも所定の範囲内に存在しない場合に、ΔL、Δa、Δbを算出し、その後の動作を継続してもよい。
画像処理装置10は、ステップS5からS30を実行する。
画像処理装置10の色情報分析部111は、色変更が不要な組み合わせであると判断する場合には(ステップS30における「YES」)、ステップS10へ戻る。
色変更が不要な組み合わせでないと判断する場合には(ステップS30における「NO」)、色情報分析部111は、2つのオブジェクトそれぞれのa値に対して、当該a値が所定の範囲(ここでは、−20以上20以下の範囲)内に存在するか否かを判断する。
少なくとも1つのa値が所定の範囲内に存在すると判断する場合には、ステップS10へ戻る。
(9)上記実施の形態における画像処理部は、ソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。
カラーオブジェクトとは、同じ色に見える領域、言い換えると、基準となる色の値の画素を開始点として当該値との誤差が所定の範囲内(例えば、RGB値のそれぞれの値が−1以上1以下である範囲や−2以上2以下である範囲)である値の画素を連結した塊であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
(12)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
1.5 その他
本発明には含まれないが、オブジェクト対の色変更について、上記実施の形態にて示すLab値の代わりに、XYZ表色系における3成分値からなるXYZ値を用いて、色の組み合わせが健常者にとって見易いものであるか否かを判断してもよい。
10 画像処理装置
11 ディスプレイ
20 画像形成装置
100 記憶部
101 ドキュメント生成部
102 画像処理部
103 第1出力部
104 第2出力部
110 オブジェクト抽出部
111 色情報分析部
112 色値変換部
Claims (10)
- カラードキュメントから、境界が接する2つのオブジェクトを抽出する抽出手段と、
抽出した2つのオブジェクトの色それぞれに対するLab表色系における各成分値であるLab値を取得する取得手段と、
抽出された前記2つのオブジェクトに利用されている色が健常者にとって類似する色の組み合わせであり、且つ色覚障害者にとっては非類似に見える色の組み合わせであるか否かを、前記取得手段にて得られた2つのLab値に基づいて判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果が肯定的である場合には、前記2つのオブジェクトの中からRGB表色系における青色成分の明度が低いオブジェクトを選択する選択手段と、
健常者にとって前記2つのオブジェクトの色の組み合わせが非類似になるように前記選択手段にて選択された1のオブジェクトに対するLab値のうちa値を変更し、変更されたLab値を生成する値変更手段と、
前記選択されたオブジェクトの色を、前記変更されたLab値にて示される色へと変更する色変更手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記値変更手段は、
前記a値の正負を反転させることで、前記a値を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記値変更手段は、
前記a値の変更に先立って、前記a値が所定の範囲内であるか否かを判断し、所定の範囲内でないと判断する場合に前記a値を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記所定の範囲とは、値0の近傍であり、且つ色覚障害者が識別可能な色に対するa値を示す値の集まりである
ことを示す請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記判断手段は、
前記2つのLab値から、L値、a値及びb値それぞれの差分を算出する算出部と、
算出したL値の差分が第1の判断値以下であるか否かを判断する第1の判断部と、
前記第1の判断値以下であると判断する場合、a値の差分が第2の判断値以下であり、且つb値の差分が第3の判断値以上であるか否かを判断する第2の判断部とを備え、
前記判断手段は、前記第2の判断部による判断結果が肯定的である場合に、抽出された前記2つのオブジェクトに利用されている色が健常者にとって類似する色の組み合わせであり、且つ色覚障害者にとっては非類似に見える色の組み合わせであると判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置は、さらに、
色変更が不要である色の組み合わせを記憶する記憶手段と、
前記判断手段による判断に先立って、前記抽出した2つのオブジェクトの色の組み合わせが、前記記憶手段に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断する場合には前記判断手段による判断を行うよう制御し、記憶されていると判断する場合には前記判断手段による判断を行わないよう制御する判断制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置は、さらに、
前記値変更手段によるLab値の変更に先立って、抽出された前記2つのオブジェクトに利用されている色が健常者にとっては類似する色の組み合わせであり、且つ色覚障害者にとっては非類似に見える色の組み合わせである場合に、健常者にとって類似する色の組み合わせが利用されている旨のメッセージを出力するするメッセージ出力手段と、
前記メッセージの出力後、色変更を行うか否かの指示を受け付け、受け付けた指示が色変更を行う旨である場合には前記値変更手段の動作を開始するよう制御し、受け付けた指示が色変更を行わない旨である場合には抽出手段にて抽出された前記2つのオブジェクトそれぞれに利用された色の組み合わせを前記記憶手段に格納する値変更制御手段と
を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置は、
カラードキュメントを印刷する画像形成装置に具備され、
前記カラードキュメントの印刷時に動作する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 画像処理装置で用いられる画像処理方法であって、
カラードキュメントから、境界が接する2つのオブジェクトを抽出する抽出ステップと、
抽出した2つのオブジェクトの色それぞれに対するLab表色系における各成分値であるLab値を取得する取得ステップと、
抽出された前記2つのオブジェクトに利用されている色が健常者にとって類似する色の組み合わせであり、且つ色覚障害者にとっては非類似に見える色の組み合わせであるか否かを、前記取得手段にて得られた2つのLab値に基づいて判断する判断ステップと、
前記判断ステップの判断結果が肯定的である場合には、前記2つのオブジェクトの中からRGB表色系における青色成分の明度が低いオブジェクトを選択する選択ステップと、
健常者にとって前記2つのオブジェクトの色の組み合わせが非類似になるように前記選択手段にて選択された1のオブジェクトに対するLab値のうちa値を変更し、変更されたLab値を生成する値変更ステップと、
前記選択されたオブジェクトの色を、前記変更されたLab値にて示される色へと変更する色変更ステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置で用いられる画像処理プログラムであって、
コンピュータに、
カラードキュメントから、境界が接する2つのオブジェクトを抽出する抽出ステップと、
抽出した2つのオブジェクトの色それぞれに対するLab表色系における各成分値であるLab値を取得する取得ステップと、
抽出された前記2つのオブジェクトに利用されている色が健常者にとって類似する色の組み合わせであり、且つ色覚障害者にとっては非類似に見える色の組み合わせであるか否かを、前記取得手段にて得られた2つのLab値に基づいて判断する判断ステップと、
前記判断ステップの判断結果が肯定的である場合には、前記2つのオブジェクトの中からRGB表色系における青色成分の明度が低いオブジェクトを選択する選択ステップと、
健常者にとって前記2つのオブジェクトの色の組み合わせが非類似になるように前記選択手段にて選択された1のオブジェクトに対するLab値のうちa値を変更し、変更されたLab値を生成する値変更ステップと、
前記選択されたオブジェクトの色を、前記変更されたLab値にて示される色へと変更する色変更ステップと
を実行させるための画像処理プログラム。
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