JP4973832B2 - ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法 - Google Patents

ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4973832B2
JP4973832B2 JP2005343157A JP2005343157A JP4973832B2 JP 4973832 B2 JP4973832 B2 JP 4973832B2 JP 2005343157 A JP2005343157 A JP 2005343157A JP 2005343157 A JP2005343157 A JP 2005343157A JP 4973832 B2 JP4973832 B2 JP 4973832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aniline
polymethylene polyphenyl
formaldehyde
condensation step
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005343157A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007146018A (ja
Inventor
敏英 小林
奨 山田
竜也 山口
朝光 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Polyurethane Industry Co Ltd filed Critical Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority to JP2005343157A priority Critical patent/JP4973832B2/ja
Priority to CN2006800410599A priority patent/CN101300282B/zh
Priority to PCT/JP2006/322811 priority patent/WO2007063711A1/ja
Publication of JP2007146018A publication Critical patent/JP2007146018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4973832B2 publication Critical patent/JP4973832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/02Polyamines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

本発明は、ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法に関する。
ポリメチレンポリフェニルポリアミンは、鉱酸触媒存在下、アニリンとホルムアルデヒドとの縮合により得られ、合成皮革、接着剤、断熱材等に使用されるジフェニルメタンジイソシアネートおよびポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートの原料として用いられている。
このポリメチレンポリフェニルポリアミンの生産方法には、バッチ式と連続式が知られている。
バッチ式反応は、複雑な操作が必要であるうえに、設備費が増大するという問題がある。一方、連続式反応は、操作が簡便であり、設備費も低く抑えられるものの、得られたポリメチレンポリフェニルポリアミン中のメチレンジフェニルジアミンの含有量が低下するという欠点がある。
この連続式反応の欠点を改善すべく、高いレイノルズ数を維持した状態で、特殊な混合方法によりアニリン塩酸塩とホルマリンとを効率よく混合する方法が考案されている(特許文献1,2参照)。
しかし、この方法では、メチレンジフェニルジアミンの含有量を高めることはできるものの、縮合反応により副生するN−メチル体を含有する不純物を、バッチ式反応と同程度まで減らすことは困難である。N−メチル体が多く含まれるポリメチレンポリフェニルポリアミンから得られたジフェニルメタンジイソシアネートおよびポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートは、一般に酸度や加水分解性塩素量が高くなるうえに、色相も悪化するという問題点を有している。
また、温度を一定に維持した多段槽式反応器を用いて連続式反応を行い、ポリアミンのアミノ基含有率を高める方法が考案されている(特許文献3参照)。
しかし、この方法では、各段の槽温度を一定に維持することが極めて困難であり、温度維持のための操作が複雑になるだけでなく、上述したN−メチル体の低減という点においても不十分である。
連続式反応におけるN−メチル体を低減させる手法として、ホルムアルデヒドを分割投入することで、初期にアニリン/ホルムアルデヒド(モル比)を高くした状態で反応を行う方法(特許文献4参照)や、3段以上の多段槽式反応における各段の温度を所定範囲に制御するとともに、各段の槽内におけるアニリンに対する水のモル比を制御し、さらにホルムアルデヒドを3段以上に分割装入して反応を行う方法(特許文献5参照)などが考案されている。
しかし、特許文献4の方法では、得られたポリアミン中のN−メチル体が0.6%と比較的高く、N−メチル体の低減効果が十分であるとは言い難い。一方、特許文献5の方法では、N−メチル体を0.18%以下まで低減できるものの、各段の反応槽において、温度を一定に維持する必要があるだけでなく、アニリンに対する水のモル比を所定範囲に制御する必要があるなど、極めて操作が複雑になるという問題がある。
さらに、循環回路を用いて反応混合物を循環させる半連続式方法により、ポリメチレンポリフェニルポリアミン中のN−メチル体を低減させる方法も考案されている(特許文献6参照)。
この方法では、N−メチル体を0.1%未満という極微量まで低減できるが、従来の生産設備をそのまま使用できないため設備コストが多大になる上に、操作も複雑になるという問題がある。
なお、バッチ式反応において、アニリンを分割装入して反応を行い、4,4′―メチレンジフェニルジアミン含量を高める方法は知られているが(特許文献7参照)、連続式反応においてアニリン分割を行う方法は従来知られていない。
米国特許第3,954,867号明細書 特公昭41−9536号公報 特公昭49−39991号公報 東独特許第238042号公開公報 特許第2825604号公報 特表2002−502838号公報 特公平4−17943号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、比較的簡便な手法により、バッチ式と同程度までN−メチル体含有量を低減し得、かつ、バッチ式と同程度の量でメチレンジフェニルジアミンが含まれるポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、ポリメチレンポリフェニルポリアミンを連続的に生産する方法において、アニリンの全仕込量の所定量とホルムアルデヒドの全仕込量の一部とを、塩化水素/アニリン(モル比)を所定量以下に保って反応させた後、ホルムアルデヒドの残余量を混合して反応させ、さらに、その後にアニリンの残余量を混合して反応させることで、得られる生成物中のN−メチル体含有量をバッチ式と同程度まで低減でき、しかもメチレンジフェニルジアミン含有量もバッチ式と同程度の高含量とできることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
1. 塩酸触媒存在下でアニリンとホルムアルデヒドとを反応させてポリメチレンポリフェニルポリアミンを連続的に生産するポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法であって、(A)前記アニリンの全仕込量の80〜95質量%と前記ホルムアルデヒドの全仕込量の一部とを、前記塩酸触媒存在下、塩化水素/アニリン(モル比)を0.99以下にして反応させる第1縮合工程、(B)この第1縮合工程で得られた反応液と、前記ホルムアルデヒドの残余量とを混合して反応させる第2縮合工程、および(C)この第2縮合工程で得られた反応液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合して異性化反応させる異性化工程、を備え、前記(A)第1縮合工程および(B)第2縮合工程の反応を、ともに20〜50℃で行うことを特徴とするポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
2. 前記(B)第2縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの残余量を任意の分量ずつ複数に分割して混合する1のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
3. 前記(C)異性化工程において、前記(B)第2縮合工程で得られた反応液を50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、この保持液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合し、さらに前記保持温度よりも高い温度に加熱する1または2のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
4. 前記(C)異性化工程において、前記(B)第2縮合工程で得られた反応液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合した混合液を50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、さらにこの保持温度よりも高い温度に加熱する1または2のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
5. (A)前記アニリンの全仕込量の80〜95質量%と前記ホルムアルデヒドの全仕込量の一部とを第1反応器に導入し、前記塩酸触媒存在下、塩化水素/アニリン(モル比)を0.99以下にして20〜50℃で反応させる第1縮合工程、(B)この第1縮合工程で得られた反応液と、前記ホルムアルデヒドの残余量とを第2反応器に導入して20〜50℃で反応させる第2縮合工程、および(C1)この第2縮合工程で得られた反応液を保持器に導入して50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、この加熱保持された反応液と前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合して90℃以上に加熱して異性化反応させる異性化工程、または、(C2)第2縮合工程で得られた反応液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを保持器に導入して50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、これらを90℃以上に加熱して異性化反応させる異性化工程、を備えることを特徴とすのポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
6. 前記(B)第2縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの残余量の全量を一括して用いのポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
7. 50〜70℃で1〜30分間保持する請求項3〜のいずれかのポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
8. 前記(A)第1縮合工程において、塩化水素/アニリン(モル比)が、0.90〜0.98であ〜7のいずれかのポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
9. 前記アニリンの全仕込量/ホルムアルデヒドの全仕込量のモル比が、1.5〜4である1〜8のいずれかのポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
10. 前記(A)第1縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの全仕込量の20〜60質量%を反応させる1〜9のいずれかのポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法、
11. 前記(A)第1縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの全仕込量の50質量%を反応させる10のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法
を提供する。
本発明のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法によれば、アニリンの分割投入およびホルムアルデヒドの分割投入を併用するという、比較的簡便な手法により、得られるポリメチレンポリフェニルポリアミン中のN−メチル体の含有量をバッチ式と同程度まで低減することができ、しかも得られるポリメチレンポリフェニルポリアミン中のメチレンジフェニルジアミン含有量もバッチ式と同程度とすることができる。
本発明の生産方法は、従来法のように多段槽式反応器を用いたり、循環回路を用いたりする必要がないため、設備コストおよび製造コストの面でも有利である。
このように、本発明のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法は、工業的製法としての利用価値が極めて高いものであるといえる。
以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明に係るポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法は、塩酸触媒存在下でアニリンとホルムアルデヒドとを反応させてポリメチレンポリフェニルポリアミンを連続的に生産する際に、(A)アニリンの全仕込量の80〜95質量%とホルムアルデヒドの全仕込量の一部とを、塩酸触媒存在下、塩化水素/アニリン(モル比)を0.99以下にして反応させる第1縮合工程、(B)第1縮合工程で得られた反応液と、ホルムアルデヒドの残余量とを混合して反応させる第2縮合工程、および(C)第2縮合工程で得られた反応液と、アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合して異性化反応させる異性化工程を備えるものである。
(A)第1縮合工程について説明する。
この工程では、アニリンの全仕込量の80〜95質量%およびホルムアルデヒドの全仕込量の一部を使用し、塩化水素/アニリン(モル比)を0.99以下にして縮合反応を行う。
ここで、塩化水素/アニリン(モル比)が0.99を超えると、得られるポリメチレンポリフェニルポリアミン中のN−メチル体の含有量が増加する可能性が高い。N−メチル体量をより低減することを考慮すると、塩化水素/アニリン(モル比)は、0.98以下が好ましく、より好ましくは0.96以下である。また、その下限は、通常0.3程度であるが、この場合も同様の理由から、0.5以上が好ましく、0.7以上がより好ましく、0.9以上がより一層好ましい。
アニリン仕込量は、上記塩化水素/アニリン(モル比)を満たすような量とすればよいが、本発明では、全アニリン仕込量の80〜95質量%とされ、好ましくは85〜95質量%、より好ましくは88〜93質量%である。仕込量が80質量%未満であると、メチレンジフェニルジアミンの含有量が低下する可能性が高く、95質量%を超えると、N−メチル体の含有量が増加する可能性が高い。
ホルムアルデヒド仕込量は、全仕込量の一部であれば特に制限はないが、N−メチル体含有量をより効果的に低下させるためには、全仕込量の20〜60質量%が好ましく、30〜60質量%がより好ましく、50質量%がより一層好ましい。
なお、塩酸触媒の使用量は、上記アニリンの仕込量に応じて塩化水素/アニリン(モル比)が上記範囲を満たす範囲に設定されるが、通常、ホルムアルデヒドの全仕込量に対して、塩化水素として0.3〜3.0倍モル量程度とすることができる。
本工程では、アニリンは、通常アニリン塩酸塩の水溶液として使用され、塩酸塩水溶液の状態で上記塩化水素/アニリン(モル比)を満たすように調製される。なお、アニリンと塩酸とを別々に使用することももちろん可能である。
また、ホルムアルデヒドは、一般的に濃度20〜38質量%の水溶液(ホルマリン)として使用される。
本工程の縮合反応は、反応液の液性を維持するとともに、N−メチル体含有量を低下させるという点から、20〜50℃で行うことが好ましく、30〜40℃で行うことがより好ましい。すなわち、反応温度が低すぎると、反応液が粘ちょうになり流動性が低下して操作性が悪化する虞があり、一方、温度が高すぎると、N−メチル体含有量が増加する虞がある。
なお、アニリン、塩酸およびホルムアルデヒドの混合後は、反応熱による発熱が生じるため、本工程の縮合反応は冷却下で上記温度範囲を維持するように行うことが好ましい。この場合、冷却の手法としては特に限定されるものではなく、反応器の周囲を覆うように取り付けたジャケットに、冷却水等の冷媒を流す手法などの公知の手法から適宜選択すればよい。
また、反応時間に特に制限はないが、通常3〜15分間程度であり、好ましくは5〜10分間程度である。
本工程において、各原料の混合の手法は任意であり、アニリン(塩酸塩水溶液)と、ホルムアルデヒド(水溶液)とを、反応器に投入し、その中でそれらを混合してもよく、予めそれらを混合器内で混合してから反応器内に投入してもよい。また、その際、アニリン(塩酸塩水溶液)に、ホルムアルデヒド(水溶液)を加えても、その逆でもよい。なお、反応器や、混合器には特に制限はなく、槽式、チューブ式、塔式などの従来から使用されている反応器や、公知の撹拌手段を備えた混合器などの中から適宜選択して用いればよい。
(B)第2縮合工程について説明する。
この工程では、上述の(A)第1縮合工程で得られた反応液と、ホルムアルデヒドの残余量とを混合して、さらに縮合反応を行う。
ホルムアルデヒドの残余量を混合する際には、残余量の全てを一括して混合してもよく、さらにこれを任意の分量ずつ、好ましくは均等に、分割して混合してもよい。分割して混合する場合、(A)第1縮合工程で得られた反応液と分割した各ホルムアルデヒドのそれぞれとを、同一の反応器で次々混合してもよいが、ホルムアルデヒドの分割数と同数の反応器を用い、最初の反応器内またはその手前で、(A)第1縮合工程で得られた反応液と第1の分割ホルムアルデヒドとを混合して反応させた後、この反応液を次の反応器に導入し、第2の分割ホルムアルデヒドと混合して反応させるという操作を、ホルムアルデヒドの分割数だけ繰り返すという手法を用いることが好ましい。
なお、分割数が多くなるほど、得られるポリメチレンポリフェニルポリアミンの品質は向上するものの、上述した手法のうち後者を用いた場合、分割数と同数の反応器を用いる必要が生じる等、操作が複雑になって経済性にも劣ることになる。したがって、ホルムアルデヒドの残余量は、一括して用いるか、2〜3程度の少数に分割して用いることが好ましい。ホルムアルデヒドは、(A)第1縮合工程と同様、一般的に水溶液(ホルマリン)で使用される。
本工程の縮合反応も上述と同様の理由から、20〜50℃で行うことが好ましく、30〜40℃で行うことがより好ましい。この場合も反応熱による発熱が生じるため、上述した冷却手段などにより、冷却下で上記温度範囲を維持するように行うことが好ましい。
また、反応時間に特に制限はないが、通常3〜15分間程度であり、好ましくは5〜10分間程度である。
本工程においても、反応液とホルムアルデヒドの残余量との混合の手法は任意であり、反応液とホルムアルデヒド(水溶液)とを、反応器に投入し、その中でそれらを混合してもよく、予めそれらを混合器内で混合してから反応器内に投入してもよい。その際、反応液にホルムアルデヒド(水溶液)を加えても、その逆でもよいが、本工程では、連続的に供給される反応液に、ホルムアルデヒド(水溶液)を添加して混合する手法が好適である。なお、この場合も反応器や、混合器には特に制限はない。
(C)異性化工程について説明する。
この工程では、(B)第2縮合工程で得られた反応液と、アニリンの残余量、すなわちアニリンの全仕込量の5〜20質量%、とを混合して異性化反応を行う。
異性化反応の温度は、通常、70〜130℃であるが、反応を円滑に進行させるためには、好ましくは90℃以上、より好ましくは95℃以上である。
反応時間に特に制限はないが、一般的に20〜120分間程度であり、好ましくは25〜90分間、より好ましくは30〜60分間である。
反応液と、アニリンの残余量との混合手法は任意であり、反応液とアニリンとを異性化反応器の手前で混合して反応器内に投入してもよく、反応液とアニリンとを異性化反応器内に投入して、その中で混合してもよい。その際、連続的に供給される反応液中にアニリンを添加して混合する手法が好適である。反応器としては、上述した各種の反応器を用いることができるが、異性化反応は比較的高温で行われるため、塔式の反応器を用いることが好ましい。
また、本工程においては、異性化反応を開始する前に、上述の(B)第2縮合工程で得られた反応液のみを、またはこの反応液およびアニリンの残余量の混合物を、50〜80℃、好ましくは50〜70℃、より好ましくは60〜70℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、この保持温度よりも高い温度で異性化反応を行うこともできる。このような保持工程を行うことで、得られるポリメチレンポリフェニルポリアミン中のメチレンジフェニルジアミン含量を高めることができる。
この際、保持時間は任意であるが、メチレンジフェニルジアミン含量をより高めるために、1〜40分間が好ましく、5〜30分間がより好ましく、15〜25分間がより一層好ましい。
保持工程は、例えば、(B)第2縮合工程で使用した(最終段階の)反応器を保持器として使用し、反応液単独で、またはその中にアニリンの残余量を添加して行ってもよく、また、それとは異なる別の保持器を使用し、この中に(B)第2縮合工程で得られた反応液を単独で導入し、または当該反応液とアニリンとを導入して行ってもよい。なお、保持器の形態は任意であり、上述した各種の反応器と同様のものを用いることができるが、槽式のものが好適である。
以上説明した一連の工程を経ることで、未反応のアニリンを含むポリメチレンポリフェニルポリアミン塩酸塩水溶液が得られる。さらに、常法に従って中和、洗浄およびアニリンの除去を行うことで、純粋なポリメチレンポリフェニルポリアミンが得られる。
得られたポリメチレンポリフェニルポリアミンは、N−メチル体含有量およびメチレンジフェニルジアミン含有量が、ともにバッチ式で行った場合と同程度であり、その品質は良好である。
このポリメチレンポリフェニルポリアミンは、常法に従ってホスゲンと反応させることで、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートに誘導することができる。得られたポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートは、酸度、加水分解性塩素の含有量が少なく、色数も良好である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法に用いられる連続式生産装置1Aが示されている。
連続式生産装置1Aは、第1混合器10と、第1反応器11と、第2混合器12と、第2反応器13と、保持器14と、異性化反応器15とを備えており、これらが反応液等の送液チューブ16で直列に連結されて構成されている。
装置1Aに供給される、全ホルムアルデヒドの50質量%に相当するホルマリン2Aと、アニリンの全仕込量の80〜95質量%を含むアニリン塩酸塩水溶液3Aとは、まず第1混合器10内に供給され、ここで混合される。なお、第1混合器10は、送液チューブ16内にミキサ等の撹拌装置(図示省略)が配置されて構成されている。また、ホルマリン2Aおよびアニリン塩酸塩3Aの供給量は、適宜な速度(kg/h)に設定することができる。
第1混合器10の内部で混合されたホルマリン2Aおよびアニリン塩酸塩水溶液3Aは、槽式の第1反応器11に導入され、その中で縮合反応が行われる((A)第1縮合工程)。この際、第1反応器11の周囲を覆うように設けられたジャケット(図示省略)に冷却水を流し、35℃程度に冷却し、10分間程度反応が行われる。また、塩化水素/アニリン(モル比)は0.99以下とされる。
第1反応器11から排出された反応液には、残余のホルムアルデヒド(50質量%)に相当するホルマリン4が一括して添加された後、第2混合器12に導入され、この中でこれらが混合された後に第2反応器13へ導入され、35℃程度の冷却下で、さらに10分間程度縮合反応が行われる((B)第2縮合工程)。なお、第2混合器12および第2反応器13は、第1混合器10および第1反応器11とそれぞれ同一の構成である。
第2反応器13から排出された反応液は、さらに槽式の保持器14内に導入され、この中で65℃程度に加熱され、その状態で20分間程度保持される。保持器14から排出された反応液には、さらに残余のアニリン5が一括して添加され、これらが塔式の異性化反応器15に導入された後、90℃以上に加熱されて異性化反応が行われる((C)異性化工程)。なお、各工程における反応液の供給量(流量)は、原料の供給量に応じて適宜な速度(kg/h)に設定される。
以上の一連の工程により、未反応のアニリンを含有するポリメチレンポリフェニルポリアミンが得られ、さらに常法による後処理を経て純粋なポリメチレンポリフェニルポリアミンが得られる。
[第2実施形態]
図2には、本発明の第2実施形態に係るポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法に用いられる連続式生産装置1Bの、(B)第2縮合工程が行われる複数の第2混合器12A〜Cおよび同じく複数の第2反応器13A〜Cが示されている。なお、本実施形態の連続式生産装置1Bのその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、それらの図示および説明を省略する。
本実施形態では、第2混合器12A、第2反応器13A,第2混合器12B、第2反応器13B、第3混合器12Cおよび第2反応器13Cが、この順に直列配置され、これらが上述の送液チューブ16で接続されている。
(B)第2縮合工程で用いられる残余のホルムアルデヒドは、第2反応器12A〜Cの数と同数のホルマリン4A〜Cに3分割され、その一部ずつが、第2混合器12A,12Bおよび12Cの手前で、送液チューブ16内を搬送される反応液にそれぞれ添加される。続いて、各第2混合器12A〜Cで混合された後、各第2反応器13A〜13C内に導入され、それらの中で35℃程度に冷却した状態で、さらに縮合反応が行われる。
なお、本実施形態で使用される全ホルムアルデヒド(ホルマリン)は均等に4分割され、その一部が(A)第1縮合工程で使用され、その残りのホルマリン4A〜Cの一部ずつが、各第2反応器13A〜Cにそれぞれ導入されている。また、各第2混合器12A〜Cおよび各第2反応器13A〜Cの具体的構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2反応器13Cから排出された反応液は、さらに槽式の保持器14内に導入され、加熱保持された後、保持器14から排出された反応液に、さらに残余のアニリン5が一括して添加され、異性化反応器15に導入されて異性化反応が行われる((C)異性化工程、図1参照)。
なお、加熱保持条件および異性化反応条件は、上記第1実施形態と同様である。
以上説明した各実施形態では、第1および第2混合器10,12(A〜C)を用いていたが、これらは使用せずに、各原料や反応液を、直接、第1,2反応器に導入してもよい。また、各混合器10,12(A〜C)として、送液チューブ16内にミキサを配設したものを用いていたが、これに限られず、従来公知の各種混合手段を適宜用いることができる。
また、保持器14を用いて(B)第2縮合工程後の反応液を加熱保持していたが、保持器を用いずに第2反応器内で加熱保持を行ってもよく、また加熱保持を行わずに当該反応液および残余のアニリンを直接異性化反応器に導入して異性化反応を行ってもよい。
さらに、残余のアニリン5を、異性化反応器15の手前で反応液に添加混合していたが、保持器の手前で添加混合したり、保持器内で添加混合したりすることもできる。
また、各反応器11,13(A〜C)として槽式のものを、異性化反応器15として塔式のものを用いていたが、既に述べたようなその他の形式の反応器を用いることもできる。
その他、ホルムアルデヒドの分割数(第2反応器の数)および分割量、並びに縮合反応、保持、異性化反応の温度および時間などの具体的条件は、本発明を実施できる限りにおいて適宜変更することができる。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
なお、以下において、メチレンジフェニルジアミン含有率およびN−メチル体含有率は以下の方法で測定した。
[1]メチレンジフェニルジアミン含有率
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定した。測定装置および条件は下記のとおりである。
装置:CCP&8020(東ソー(株)製)
検出器:RI(示差屈折率検出器)
カラム:G3000HXL,G2500HXL,G2000HXL(いずれも東ソー(株)製)
溶媒:テトラヒドロフラン(THF)
測定温度:40℃
試料:THFにて0.5質量%に希釈して使用
[2]N−メチル体含有率
ガスクロマトグラフィーにより測定した。測定装置および条件は下記のとおりである。
装置:HP 6890(Hewlett Packard社製)
検出器:FID(水素炎イオン化検出器)
カラム:Ultra ALLOY 17(フロンティア・ラボ(株)製)
試料:ジクロロエタンにて5質量%に希釈して使用
[実施例1]
図1に示される連続式生産装置1Aを使用してポリメチレンポリフェニルポリアミンを得た。この際、仕込みモル比は、アニリン/ホルムアルデヒド/HCl=2.3/1.0/1.95とした。
具体的には、全ホルムアルデヒドの50質量%に相当する量の37%ホルマリン2Aを0.393kg/h(HCHO:0.145kg/h,水:0.248kg/h)で供給し、アニリンの全仕込量の87.8質量%(全ホルムアルデヒドに対して2.05倍モル量、塩化水素/アニリン(モル比):約0.95)に相当する量のアニリン塩酸塩水溶液3Aを4.988kg/h(アニリン:1.848kg/h,HCl:0.689kg/h,水:2.451kg/h)で供給し、第1混合器10内で混合した。その後、混合液を第1反応器11に導入し、第1反応器11を覆うジャケットに10℃の冷却水を流すことで35℃を維持しながら滞留時間10分間にて反応させた((A)第1縮合工程)。なお、第1混合器10は、送液チューブ16内に、スタティックミキサ(型番140−616、日本フローコントロール(株)製)を配置し、エレメントを無視した計算上の流速を約10cm/秒に設定した。
この反応により得た反応液に対し、第2混合器12の手前で、残余のホルマリン4を0.393kg/hで一括して添加した後、第2混合器12内でこれらを混合し、さらに第2反応器13に導入した。なお、第2混合器12の構成は第1混合器10と同一とした。この第2反応器13内で、さらに上記と同様の手法で35℃を維持しながら、滞留時間10分間にて反応させた((B)第2縮合工程)後、得られた反応液を、さらに保持器14に導入し、65℃,滞留時間20分間にて保持した。この反応液に対し、異性化反応器15の手前で残余のアニリン5(全ホルムアルデヒドに対して0.25倍モル量)を0.226kg/hで導入し、95℃,滞留時間30分間にて反応させた((C)異性化工程)。なお、異性化工程後の縮合液の流量は6.0kg/hとした。
1時間で得られた縮合液6kgを、過剰の苛性ソーダで中和した後、水洗し、未反応アニリンを含む粗ポリメチレンポリフェニルポリアミンを得た。さらに、粗ポリメチレンポリフェニルポリアミンを、水蒸気蒸留に付してアニリンを除去し、純粋なポリメチレンポリフェニルポリアミン1.76kgを得た。このポリメチレンポリフェニルポリアミンは、メチレンジフェニルジアミン含有率73.0質量%、N−メチル体含有率0.33質量%であった。
[比較例1]
10Lフラスコに、53質量%アニリン塩酸塩水溶液5.214kg(アニリン:2.074kg,HCl:0.689kg,水:2.452kgから調製)を仕込み、50〜55℃にて撹拌しながら、45分間かけて37%ホルマリン0.786kgを滴下した。その後、反応液を95℃まで昇温し、この温度で30分間撹拌して縮合液を得た。なお、仕込みモル比は、アニリン/ホルムアルデヒド/HCl=2.3/1.0/1.95とした。
得られた縮合液を、実施例1と同様の手法で精製し、純粋なポリメチレンポリフェニルポリアミン1.74kgを得た。このポリメチレンポリフェニルポリアミンは、メチレンジフェニルジアミン含有率71.7質量%、N−メチル体含有率0.38質量%であった。
[比較例2]
図3に示される、第1混合器10と、第1反応器11と、保持器14と、異性化反応器15とを備え、これらが反応液等の送液チューブ16で直列に連結されて構成された一般的な連続式生産装置1Cを使用してポリメチレンポリフェニルポリアミンを得た。この際、仕込みモル比は、アニリン/ホルムアルデヒド/HCl=2.3/1.0/1.95とした。
具体的には、37%ホルマリン2Bを0.786kg/h(HCHO:0.291kg/h,水:0.495kg/h)で全量供給するとともに、アニリン塩酸塩水溶液を5.214kg/h(アニリン:2.074kg/h,HCl:0.689kg/h,水:2.451kg/h)で全量供給し、第1混合器10内で混合した後、この混合液を第1反応器11に導入し、実施例1と同様の手法で35℃を維持しながら滞留時間10分間にてこれらを反応させた。
この反応により得られた反応液を、さらに保持器14に導入し、65℃,滞留時間20分間にて保持した後、異性化反応器15に導入し、95℃,滞留時間30分間にて反応させた。なお、異性化反応後の縮合液の流量は6.0kg/hとした。
1時間で得られた縮合液6kgを、実施例1と同様の手法で精製し、純粋なポリメチレンポリフェニルポリアミン1.68kgを得た。このポリメチレンポリフェニルポリアミンは、メチレンジフェニルジアミン含有率71.2質量%、N−メチル体含有率0.57質量%であった。
[比較例3]
アニリンを分割し、最初にホルムアルデヒドに対して2.05倍モル量のアニリンを含むアニリン塩酸塩を4.988kg/h(アニリン:1.848kg/h,HCl:0.689kg/h,水:2.451kg/h)で供給した後、残余の0.25倍モル量のアニリンを、実施例1と同様に保持器14の手前で0.226kg/hで供給した以外は、比較例2と同様にしてポリメチレンポリフェニルポリアミン1.73kgを得た。この際、仕込みモル比は、アニリン/ホルムアルデヒド/HCl=2.3/1.0/1.95とした。このポリメチレンポリフェニルポリアミンは、メチレンジフェニルジアミン含有率72.2質量%、N−メチル体含有率0.41質量%であった。
[比較例4]
全アニリンを最初にアニリン塩酸塩水溶液として5.214kg/h(アニリン:2.074kg/h,HCl:0.689kg/h,水:2.451kg/h)で供給した(すなわち、残余のアニリン5を用いない)以外は、実施例1と同様にしてポリメチレンポリフェニルポリアミン1.74kgを得た(仕込みモル比は、アニリン/ホルムアルデヒド/HCl=2.3/1.0/1.95)。このポリメチレンポリフェニルポリアミンは、メチレンジフェニルジアミン含有率72.0質量%、N−メチル体含有率0.43質量%であった。
[比較例5]
図2に示される連続式生産装置1Bを使用し、全アニリンを最初にアニリン塩酸塩水溶液として5.214kg/h(アニリン:2.074kg/h,HCl:0.689kg/h,水:2.451kg/h)で供給する(すなわち、残余のアニリン5を用いない)とともに、ホルマリンを均等に4分割して、各混合器10,12A〜Cの手前でそれぞれ0.1965kg/hで仕込み、各反応器11,13A〜C内で35℃、10分間にて反応を行った以外は、実施例1と同様にしてポリメチレンポリフェニルポリアミン1.76kgを得た。この際、仕込みモル比は、アニリン/ホルムアルデヒド/HCl=2.3/1.0/1.95とした。このポリメチレンポリフェニルポリアミンは、メチレンジフェニルジアミン含有率72.3質量%、N−メチル体含有率0.41質量%であった。
上記実施例1および比較例1〜5のまとめを表1に示す。
Figure 0004973832
表1に示されるように、アニリン分割とホルムアルデヒド分割を併用した実施例1の方法で得られたポリメチレンポリフェニルポリアミンは、一般的な連続式(比較例2)、アニリンのみを分割した連続式(比較例3)、ホルマリンのみを分割した連続式(比較例4,5)よりも、メチレンジフェニルジアミン含量が高く、N−メチル体の含量が低いことがわかる。また、バッチ式(比較例1)で得られたポリメチレンポリフェニルポリアミンと比べても、品質が良好であることがわかる。
[実施例2,比較例6〜10]
実施例1(実施例2)、比較例1〜5(比較例6〜10)で得られたポリメチレンポリフェニルポリアミンを、モノクロルベンゼンの6質量%溶液とした後、この溶液中に、常圧で液化ホスゲンを滴下しながら、40℃で1時間コールド反応を行った。続いて、95℃に昇温し、2時間ホット反応を行った後、120℃で窒素を通気して過剰のホスゲンを除去し、さらに常圧下、170℃でモノクロルベンゼンを除去した。その後、30kPaの減圧下、215℃で30分間加熱し、粗ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを得た。この粗ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートについて、NCO含量、酸度、加水分解性塩素、色数を測定、評価した。結果を表2に示す。
なお、NCO含量および酸度はJIS K1603法に従って測定し、加水分解性塩素はJIS K1556法に従って測定し、色数はメチルエチルケトン(MEK)で100倍希釈した際のハーゼン単位色数として評価した。
Figure 0004973832
表2に示されるように、実施例1で得られたポリメチレンポリフェニルポリアミンを原料としたポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートは、酸度、加水分解性塩素、色数が低く、品質が良好であることがわかる。
本発明の第1実施形態に係るポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法に用いられる連続式生産装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係るポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法に用いられる連続式生産装置の第2縮合工程を行う部分の概略構成図である。 比較例2で使用される一般的な連続式生産装置の概略構成図である。
符号の説明
1A,B ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産装置
2A ホルマリン(ホルムアルデヒドの一部)
3A アニリン塩酸塩水溶液(アニリンの全仕込量の80〜95質量%)
4 ホルマリン(ホルムアルデヒドの残余量)
5 アニリン(アニリンの全仕込量の5〜20質量%)
11 第1反応器(第1縮合工程)
13 第2反応器(第2縮合工程)
14 保持器
15 異性化反応器(異性化工程)

Claims (11)

  1. 塩酸触媒存在下でアニリンとホルムアルデヒドとを反応させてポリメチレンポリフェニルポリアミンを連続的に生産するポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法であって、
    (A)前記アニリンの全仕込量の80〜95質量%と前記ホルムアルデヒドの全仕込量の一部とを、前記塩酸触媒存在下、塩化水素/アニリン(モル比)を0.99以下にして反応させる第1縮合工程、
    (B)この第1縮合工程で得られた反応液と、前記ホルムアルデヒドの残余量とを混合して反応させる第2縮合工程、および
    (C)この第2縮合工程で得られた反応液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合して異性化反応させる異性化工程、
    を備え
    前記(A)第1縮合工程および(B)第2縮合工程の反応を、ともに20〜50℃で行うことを特徴とするポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  2. 前記(B)第2縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの残余量を任意の分量ずつ複数に分割して混合する請求項1記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  3. 前記(C)異性化工程において、前記(B)第2縮合工程で得られた反応液を50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、この保持液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合し、さらに前記保持温度よりも高い温度に加熱する請求項1または2記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  4. 前記(C)異性化工程において、前記(B)第2縮合工程で得られた反応液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合した混合液を50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、さらにこの保持温度よりも高い温度に加熱する請求項1または2記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  5. (A)前記アニリンの全仕込量の80〜95質量%と前記ホルムアルデヒドの全仕込量の一部とを第1反応器に導入し、前記塩酸触媒存在下、塩化水素/アニリン(モル比)を0.99以下にして20〜50℃で反応させる第1縮合工程、
    (B)この第1縮合工程で得られた反応液と、前記ホルムアルデヒドの残余量とを第2反応器に導入して20〜50℃で反応させる第2縮合工程、および
    (C1)この第2縮合工程で得られた反応液を保持器に導入して50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、この加熱保持された反応液と前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを混合して90℃以上に加熱して異性化反応させる異性化工程、または、
    (C2)第2縮合工程で得られた反応液と、前記アニリンの全仕込量の5〜20質量%とを保持器に導入して50〜80℃に加熱し、この温度で所定時間保持した後、これらを90℃以上に加熱して異性化反応させる異性化工程、
    を備えることを特徴とする請求項記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  6. 前記(B)第2縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの残余量の全量を一括して用いる請求項記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  7. 50〜70℃で1〜30分間保持する請求項3〜のいずれか1項記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  8. 前記(A)第1縮合工程において、塩化水素/アニリン(モル比)が、0.90〜0.98である請求項〜7のいずれか1項記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  9. 前記アニリンの全仕込量/ホルムアルデヒドの全仕込量のモル比が、1.5〜4である請求項1〜8のいずれか1項記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  10. 前記(A)第1縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの全仕込量の20〜60質量%を反応させる請求項1〜9のいずれか1項記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
  11. 前記(A)第1縮合工程において、前記ホルムアルデヒドの全仕込量の50質量%を反応させる請求項10記載のポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法。
JP2005343157A 2005-11-29 2005-11-29 ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法 Expired - Fee Related JP4973832B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005343157A JP4973832B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法
CN2006800410599A CN101300282B (zh) 2005-11-29 2006-11-16 多亚甲基多苯基多胺的连续生产方法
PCT/JP2006/322811 WO2007063711A1 (ja) 2005-11-29 2006-11-16 ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005343157A JP4973832B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007146018A JP2007146018A (ja) 2007-06-14
JP4973832B2 true JP4973832B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=38092046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005343157A Expired - Fee Related JP4973832B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4973832B2 (ja)
CN (1) CN101300282B (ja)
WO (1) WO2007063711A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010121990A2 (de) * 2009-04-20 2010-10-28 Basf Se Verfahren zur herstellung von mda über die stufe des aminals
WO2025145419A1 (zh) * 2024-01-05 2025-07-10 万华化学集团股份有限公司 一种二苯基甲烷系列二胺及多胺的制备方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3367969A (en) * 1965-03-08 1968-02-06 Du Pont Process for the preparation of 4, 4'-methylenedianiline
JP2825604B2 (ja) * 1990-04-11 1998-11-18 三井化学株式会社 メチレン架橋されたポリアリールアミンの製造方法
DE102004032416A1 (de) * 2004-07-05 2006-02-02 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Polyaminen der Diphenylmethanreihe bei niedriger Protonierung

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007063711A1 (ja) 2007-06-07
JP2007146018A (ja) 2007-06-14
CN101300282A (zh) 2008-11-05
CN101300282B (zh) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8097751B2 (en) Process for preparing polyisocyanates by the adiabatic phosgenation of primary amines
JP5449082B2 (ja) メチレンジアニリンおよびメチレンビス(フェニルイソシアナート)の製造方法
JP5416830B2 (ja) 色の安定なmdaとmdiの製造方法
KR970001071B1 (ko) 메틸렌 가교 폴리페닐렌 폴리이소시아네이트의 제조방법
KR101232431B1 (ko) 디페닐메탄 계열의 폴리이소시아네이트의 제조 방법
EP0283757B1 (en) Am improved process for polymeric mda, recycle of finished polymeric mda
JP2003313155A (ja) ジフェニルメタン系列のポリアミンおよびポリイソシアネートを製造する方法
US4422976A (en) Continuous preparation of organic isocyanates
US20030045745A1 (en) Process for the production of polyisocyanates of the diphenylmethane series witha reduced color value
US10851048B2 (en) Process for preparing an isocyanate by partly adiabatically operated phosgenation of the corresponding amine
CN111183131B (zh) 有机胺的回收方法
JP4973832B2 (ja) ポリメチレンポリフェニルポリアミンの連続式生産方法
US3234253A (en) Two-stage phosgenation process for preparing aromatic isocyanates
US4597909A (en) Process for the production of polyisocyanates
CN101326153B (zh) 制备二氨基二苯基甲烷的方法
JP4527057B2 (ja) 4−アミノジフェニルアミン中間体を製造する方法
JP2004059920A (ja) ジフェニルメタン系列のポリアミンおよびポリイソシアネートの製造法
US3465021A (en) Preparation of aromatic isocyanates
JPS61218566A (ja) 有機イソシアナ−トの連続的製造法
KR101600557B1 (ko) 폴리우레탄 반응용 촉매 및 이의 합성방법
JP4110377B2 (ja) ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートの製造方法
KR100381878B1 (ko) 이소시아네이트의 제조 방법
JPS59122451A (ja) 有機イソシアナ−トの連続的製造法
JPS59141552A (ja) 芳香族イソシアナ−トの二段階連続的製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120314

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4973832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees