JP4973985B2 - 定量噴射機構および、この定量噴射機構を備えたエアゾール式製品 - Google Patents
定量噴射機構および、この定量噴射機構を備えたエアゾール式製品 Download PDFInfo
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Description
特にエアゾール容器のステム側部材と、これに対して移動する操作側部材との間に内容物噴射用の定量室を形成し、当該定量室の画定要素であるピストンを容器内部の圧縮ガスの作用で駆動してその容積(定量室容積)を小さくすることにより、(前回の定量噴射終了段階で)定量室に収納済みの内容物が外部空間に噴射されるようにした定量噴射機構に関する。
1. ステム[3]
2. 当該ステムに取り付けられた弁座部[10]
3. 当該ステムおよび当該弁座部の一体化部材に対して上下動可能な態様で設定された噴射ボタン本体[20]
4. 当該弁座部と当該噴射ボタン本体との間に設けられてこのボタン本体を上方向に付勢するコイルスプリング[15]
などの構成部材からなる。
(1)圧縮ガスを用いるタイプのエアゾール容器のステム側部材(例えば後述のステム2,ステム側基部3,11,天板状部材12)と、これに対して移動する操作側部材(例えば後述の押しボタン4,ボタン側基部5,13)との間に内容物噴射用の定量室(例えば後述の定量室A,A’)を形成した定量噴射機構において、
前記定量室は、容器内部の圧縮ガスから受ける圧力および当該圧力とは逆方向への弾性体(例えば後述のコイル状のバネ7)の付勢力に基づいて移動するピストン(例えば後述のピストン6,14)によって画定され、
前記ステム側部材は少なくとも、ステム本体部(例えば後述のステム2)と、当該ステム本体部の下流側で前記操作側部材への内容物通路域を形成して外周面が前記ピストンに対してのシール作用を呈する上流側筒状部(例えば後述の内側上筒状部3b,11b)と、当該ステム本体部の下流側で前記ピストンとの間に加圧室(例えば後述の加圧室B,B’)を形成する環状部(例えば後述の内側下筒状部3a,11a,連結部分3d,外側筒状部11d)と、当該加圧室への内容物の流入口(例えば後述の孔部3c,11c)とを備え、
前記操作側部材は少なくとも、操作本体部(例えば後述の押しボタン4)と、前記上流側筒状部の出力部分に対する弁作用部(例えば後述の弁作用部5d,13c)と、当該弁作用部の下流側で内容物通路域を形成する下流側筒状部(例えば後述の小径筒状部5a,上側筒状部13a)と、前記定量室から当該内容物通路域への連通部(例えば後述の内側溝状部5c,孔部13b)とを備え、
静止モードから定量噴射モードに前記操作本体部が操作されたとき、
先ず前記弁作用部が前記上流側筒状部の出力部分をそれまでの開状態から閉状態へと移行させ、続いて前記ステム側部材を駆動して前記ステム本体部の弁部分(例えば後述の横孔部2b)が開き、
その結果、容器本体の内容物が前記流入口から前記加圧室に流入し、前記圧縮ガスの作用で前記ピストンを移動させて前記定量室の容積を小さくすることにより、その中の既収納内容物が前記連通部および前記下流側筒状部を経て外部空間に噴射される、
ものに設定する。
(2)上記(1)において、
少なくとも前記上流側筒状部,前記環状部および前記流入口からなるステム側基部(例えば後述のステム側基部3,11)が前記ステム本体部と嵌合する態様で設けられ、
少なくとも前記弁作用部,前記連通部および前記下流側筒状部からなる操作側基部(例えば後述のボタン側基部5,)が前記操作本体部と嵌合する態様で設けられている、
ものに設定する。
(3)上記(1)または(2)において、
前記圧縮ガスの作用で前記ピストンが定量噴射モードの終り位置まで移動したときに前記定量室と前記連通部との連続性を遮断する機能を持つシール作用部(例えば後述の弁部材15)が設けられた、
ものに設定する。
(4)上記(3)において、
前記ステム側部材は、
前記下流側筒状部を囲む形で前記環状部と一体化されて前記弾性体を受け、かつ、前記ピストンとの間に前記定量室を形成する天板状部(例えば後述の天板状部材12)を備えたものであり、
前記シール作用部は、
前記定量室の形成用部材としても作用する態様で前記下流側筒状部と前記天板状部との間の空間域に設けられた弁部材(例えば後述の弁部材15)および、前記ピストンの一部で当該弁部材に当接する部分(例えば後述のシール作用筒状部14e)からなる、
ものに設定する。
図1は、本発明の定量噴射機構(その1)の静止モード(押しボタンが押圧操作されていなくて、ステム側の上流弁は閉じ、押しボタン側の下流弁は開いた状態)を示し、
図2は、図1の押しボタンが押圧操作されて静止モードから定量噴射モードへ移行するときの初期段階(押しボタンのみが少し下動してステム側と一体化した状態)を示し、
図3は、図2に続く定量噴射モード(押しボタンおよびステムはそれぞれ下死点まで移動して上流弁が開き、容器内部の圧縮ガスの作用で容器内容物が加圧室に流入して定量室用ピストンを上動させることにより、前回の静止モード復帰時に定量室に流入済みの内容物(図5参照)が噴射口の方に移動する状態)を示し、
図4は、図3の内容物定量噴射終了後に押しボタンの押圧操作が解除されて図3の定量噴射モードから図2の段階まで復帰した状態(押しボタン側およびステム側が一体のままステムの上死点まで復帰して、上流弁は閉じた状態)を示し、
図5は、図4の押しボタンがその上死点までさらに上動し、かつ、定量室用ピストンがバネの作用で下動して図1の静止モード直前の位置まで復帰した状態(加圧室の内容物や噴射口への通路部分の残留内容物が定量室に流入している状態)を示し、
図6は、本発明の定量噴射機構(その2:アフタードロー防止用の弁部材15を設けたタイプ)の静止モード(押しボタンが押圧操作されていなくて、ステム側の上流弁は閉じ、押しボタン側の下流弁は開いた状態)を示し、
図7は、図6の場合の定量噴射モードの最終段階(押しボタンの押圧操作は継続されて上流弁が開いたままで、かつ、定量室用ピストンがその最上位置に移動してアフタードロー防止用の弁部材15と密接することにより定量室とその下流側の内容物通路域とがいわば遮断されたシール状態)を示している。
Aは下流弁の先(直下流域)の押しボタン側に形成された定量室(図1参照),
Bは定量室用ピストンに上方向の力を付与するための加圧室,
Cは定量室から外部空間への内容物放出状況(図3参照),
Dは容器本体から加圧室への内容物流入状況(図3参照),
Eは静止モード復帰時の定量室への内容物流入状況(図5参照),
1は後述の内容物および噴射用ガスを収納したエアゾール式製品の容器本体(図示省略)の開口端部側に取り付けられたマウンティングキャップ,
2はその下側部分が(マウンティングキャップ1の中央部分に取り付けられた)周知のハウジング(図示省略)の内部に配設され、かつ、周知のコイルスプリング(図示省略)の弾性作用で図示上方向に付勢されて周知のステムガスケット(図示省略)とともに弁作用を呈するステム,
2aは内容物の通路域,
2bは加圧室Bへと通じる上流弁を構成する横孔部,
3はステム2の流出側外周面と強く嵌合した状態で図示上下方向に連動して後述のボタン側基部とともに弁作用(定量室Aへの流入弁作用)を呈するステム側基部,
3aはステム2と嵌合する内側下筒状部,
3bは内外径ともに内側下筒状部3aより小さくて内容物の通路域を構成する内側上筒状部,
3cは内側下筒状部3aと内側上筒状部3bとの環状接続部分の周方向に飛び飛びに形成された内容物通過用の孔部,
3dは内側下筒状部3aの外周面から外方に続く環状の連結部分,
3eは連結部分3dの上面側に形成されてその上端部分が後述のボタン側基部5(大径鞘状部5b)の内周面に密接する逆スカート部,
3fは連結部分3dの逆スカート部3eよりも外側の周方向に複数形成されて後述のボタン側基部5(脚部5f)を案内・保持する孔部,
3gは孔部3fの外側下面部分からなり後述の押しボタン4の(当該ステム側基部に対する)最上位置を規定して後述のボタン側基部5が当該ステム側基部から抜けるのを防止するための上段部分,
3hは後述の押しボタン4を案内する外側筒状部,
3jは連結部分3dの上面に間歇的環状の態様で複数個(例えば4個)形成されて後述のピストン6をその最下位置に保持する起立受け部,
4は上下動タイプの押しボタン,
4aは当該押しボタンの天井面の略中央に形成された筒状の垂下部,
4bは垂下部4aの中の(内容物)通路域,
5は押しボタン4の垂下部4aの下側内周面と強く嵌合した状態で図示上下方向に連動してステム側基部3とともに弁作用を呈する筒状のボタン側基部,
5aは垂下部4aと嵌合する上側の小径筒状部,
5bは小径筒状部5aの下端側から続く大径鞘状部,
5cは大径鞘状部5bの天井中央側の台地状部分に複数形成されて小径筒状部5aの内部空間域に通じる径方向の内側溝状部,
5dは大径鞘状部5bの天井中央側の台地状部分に形成されて内側上筒状部3bの上開口部とともに下流弁を構成する(テーパ状外周面を持った)弁作用部,
5eは大径鞘状部5bの天井縁側に沿って飛び飛びに形成された凸状部,
5fは大径鞘状部5bの下端から下方向に複数形成された脚部,
5gは脚部5fそれぞれの外面に形成されてステム側基部3の上段部分3gに対応した下段部分,
5hは後述のコイル状のバネ7を受ける天井面部分,
6はステム側基部3(内側上筒状部3b)の外周面およびボタン側基部5(大径鞘状部5b)の内周面に密接しながら上下動し、また、定量室Aおよび加圧室Bそれぞれの構成要素でもある環状のピストン(定量室用ピストン),
6aは下端部分が内側上筒状部3bの外周面に密接する擂鉢周面状部,
6bは下端部分が大径鞘状部5bの内周面に密接するスカート部,
7は大径鞘状部5bの天井中央側の台地状部分および天井縁側の凸状部5eの間の環状凹状部と、ピストン6の上面側の環状凹状部との間に設けられて、上記コイルスプリングの上方向へのステム付勢力や、定量噴射モードで加圧室Bを介して容器内部の圧縮ガスが当該ピストンに与える上方向への付勢力よりも十分に弱い弾性力を有し、ボタン側基部5に対して当該ピストンを下方向に付勢するコイル状のバネ
8は押しボタン4の流出側に取り付けられた筒状の噴射用ピース,
8aは内容物の通路域,
8bは内容物の噴射口,
をそれぞれ示している。
(11)先ず、押しボタン4のみがバネ7の弱い弾性力に抗しながら下動してボタン側基部5の弁作用部5dがステム側基部3の内側上筒状部3bの上開口部分を閉じた状態、すなわち下流弁が閉じた状態となり(図2参照)、
(12)その後、当該下流弁の閉状態により押しボタン4といわば一体化した形のステム側基部3およびステム2が周知の上記コイルスプリングの強い弾性力に抗しながら下動して、横孔部2bおよびステムガスケットからなる上流弁が開き(図3参照)、
(13)その結果、容器本体の内容物が圧縮ガスの作用により加圧室Bへと流入してピストン6を押し上げ、定量室Aに入っていた内容物を噴射孔8bから外部空間に噴射する(図3参照)。
(21)先ず、強い弾性力を持つ上記コイルスプリングの作用により、下流弁が閉じたままのステム2,ステム側基部3,ボタン側基部5および押しボタン4からなる一体化物が図2の状態に復帰して上流弁は「閉」となり、一方、ピストン6は略その最上位置に移動したままの状態が続き(図4参照)、
(22)その後、弱い弾性力を持つバネ7の作用により、ボタン側基部5および押しボタン4のみがさらに上動して(ステム2およびステム側基部3は上動せずに)下流弁が開くとともにピストン6が下動し(図5参照)、
(23)その結果、ピストン6で押し出される形となる加圧室側の内容物が定量室Aに流入するとともに、ボタン側基部5の上動などにともなう当該定量室の容積増加によって生じるバックサクション作用で小径筒状部5aから先の(噴射口8bにいたる)通路域の残留内容物が当該定量室にいわば逆流する。
(31)ステム側基部3の内側上筒状部3bに環状のピストン6を装着し、
(32)この装着後のピストン6の凹状部にコイル状のバネ7をセットし、
(33)このセット後のステム側基部3の孔部3fにその上方からボタン側基部5の脚部5fおよび下段部分5gを差し込んでステム側基部3とボタン側基部5とを一体化し、
(34)この一体化後のボタン側基部5の小径筒状部5aに(噴射用ピース8を組み込み済みの)押しボタン4の筒状の垂下部4aを嵌合させてステム側基部3から押しボタン4までの操作ユニットを形成し、
(35)この操作ユニットをステム2に取り付ける、
といった作業手順をとればよい。
A’は下流弁の先(直下流域)に形成された定量室,
B’は定量室用ピストンに上方向の力を付与するための加圧室,
D’は容器本体から加圧室への内容物流入状況,
11はステム2の流出側外周面と強く嵌合した状態で図示上下方向に連動して後述のボタン側基部13とともに弁作用(定量室Aへの流入弁作用)を呈するステム側基部,
11aはステム2と嵌合する内側下筒状部,
11bは内外径ともに内側下筒状部11aより小さくて内容物の通路域を構成する内側上筒状部,
11cは内側下筒状部11aと内側上筒状部11bとの環状接続部分の周方向に飛び飛びに形成された内容物通過用の孔部,
11dは内側下筒状部11aから外方に続く外側筒状部,
12はステム側基部11(外側筒状部11d)の上端部分に取り付けられて定量室A’を形成する筒状の天板状部材,
12aは定量室A’の天井面外側に相当する周方向部分に複数形成されて定量噴射モードの最終段階における後述のピストン14と当接してその最上位置を規定する外側凸状部,
12bは定量室の天井面内側に相当する周方向部分に飛び飛びに形成されて定量噴射モードの最終段階における後述のピストン14と当接する内側凸状部,
12cは当該天板状部材の上面中央部分に後述のボタン側基部13を囲む形で設けられてその内周面に後述の弁部材15のスカート部15aが密接する天板中央筒状部,
12dは静止モードの後述の弁部材15を受けるため当該天板中央筒状部の内周面に形成された環状の段部,
12eはバネ7の上側端部を受ける環状の溝状部,
13は押しボタン4の垂下部4aの下側内周面と強く嵌合した状態で図示上下方向に連動してステム側基部11とともに弁作用を呈する鞘状のボタン側基部,
13aは垂下部4aと嵌合する上側筒状部,
13bは当該ボタン側基部の下側周面部分に複数形成されて(当該ボタン側基部の)内部空間域と定量室A’とを連通させるための孔部,
13cは当該ボタン側基部の下端周面部分に形成されて内側上筒状部11bの上開口部とともに下流弁を構成する(テーパ状外周面を持った)弁作用部,
13dは孔部13bの直下方の周面部分に形成されて静止モードで後述の弁部材15の擂鉢周面状部15bが密接する環状の下方段部,
13eは孔部13bの直上方の周面部分に形成されて定量噴射モードで擂鉢周面状部15bが密接する環状のテーパ面,
13fは孔部13bより上方の周面部分に形成されて定量噴射モードで後述の弁部材15の逆擂鉢周面状部15cが密接する環状の上方下側段部,
13gは孔部13bより上方の周面部分に形成されて定量噴射モードで後述の弁部材15の外側上端部15dが当接する環状の上方上側段部,
14はステム側基部11の周面(内側上筒状部11bの外周面および外側筒状部11dの内周面)に密接しながら上下動し、また、定量室A’および加圧室B’それぞれの構成要素でもある環状のピストン(定量室用ピストン),
14aは下端部分が内側上筒状部11bの外周面に密接する擂鉢周面状部,
14bは下端部分が外側筒状部11dの内周面に密接するスカート部,
14cは上端部分が外側筒状部11dの内周面に密接し、かつ、上面部分が定量噴射モードの最終段階において天板状部材12の天井面と当接する逆スカート部,
14dは定量噴射モードの最終段階において天板状部材12の内側凸状部12bと当接する環状の段部,
14eは上端内縁部分が定量噴射モードの最終段階において後述の弁部材15の擂鉢周面状部15bと密接するシール作用筒状部,
14fは当該ピストンの下面部分の周方向に飛び飛びに例えば四個形成されて静止モードのステム側基部11の上底面部分と当接して保持されるリブ状部,
15は定量室A’を形成するとともに上下動できる態様で天板状部材12の外側筒状部12cとボタン側基部13との間の空間域に設けられたアフタードロー防止用の弁部材,
15aは下端部分が外側筒状部12cの内周面と密接するスカート部,
15bは静止モードではボタン側基部13の下方段部13dと密接し、定量噴射モードでは当該ボタン側基部のテーパ面13eと密接する擂鉢周面状部,
15cは静止モードではボタン側基部13の(テーパ面13eと上方下側段部13fとの間の)外周面と密接し、定量噴射モードでは当該ボタン側基部の上方下側段部13fと密接する逆擂鉢周面状部,
15dは静止モードでは天板状部材12の段部12dと当接し、定量噴射モードではボタン側基部13の上方上側段部13gと当接する外側上端部,
16は押しボタン4の天井面部分と天板状部材12の上面部分との間に設けられて、上記コイルスプリングの上方向へのステム付勢力よりも十分に弱い弾性力を有し、当該天板状部材に対して当該押しボタンを上方向に付勢するコイル状のバネ,
をそれぞれ示している。
(41)ステム2,ステム側基部11および天板状部材12からなるステム側部材がマウンティングキャップ1(容器本体)に対する所定位置に保持され、
(42)操作側部材(押しボタン4およびボタン側基部13)がバネ16の作用で最上位置に、すなわちボタン側基部13が弁部材15を介して天板状部材12に係止された状態の位置に保持され、
(43)ピストン1がバネ7の作用でリブ状部14fを介してステム側基部11に係止された状態に保持されている。
(51)先ず、押しボタン4およびボタン側基部13がバネ16の弱い弾性力に抗しながら下動してボタン側基部13の弁作用部13cがステム側基部11の内側上筒状部11bの上開口部分を閉じた状態、すなわち下流弁が閉じた状態となり(図2に相当)、
(52)その後、当該下流弁の閉状態により押しボタン4(およびボタン側基部13)といわば一体化した形のステム側基部11,ステム2および天板状部材12がステム付勢用の周知のコイルスプリングの強い弾性力に抗しながら下動して、横孔部2bおよびステムガスケットからなる上流弁が開き(図3に相当)、
(53)その結果、容器本体の内容物が圧縮ガスの作用により加圧室B’へと流入してピストン14をバネ7の弾性力に抗する形で押し上げ、定量室A’に入っていた内容物を噴射孔8bから外部空間に噴射する(図3に相当)。
(61)先ず、強い弾性力を持つステム付勢用のコイルスプリングの作用により、下流弁が閉じたままのステム側部材(ステム2,ステム側基部11および天板状部材12)と操作側部材(押しボタン4およびボタン側基部13)からなる一体化物が図示上方向に復帰して上流弁は「閉」となり、一方、ピストン12は加圧室B’の内容物の作用により略その最上位置に移動したままに保持され(図4に相当)、
(62)その後、バネ16の作用で、ボタン側基部13および押しボタン4の一体物がさらに上動して(ステム2およびステム側基部11は上動せずに)下流弁が開くとともに、ピストン14がバネ7の作用で下動し(図5に相当)、
(63)その結果、ピストン14で押し出される形となる加圧室側の内容物が定量室A’に流入するとともに、ボタン側基部13の上動などにともなう当該定量室の容積増加によって生じるバックサクション作用で孔部13bから先の(噴射口8bにいたる)下流側通路域の残留内容物が当該定量室にいわば逆流する。
B:加圧室,
C:定量室から外部空間への内容物放出状況(図3参照)
D:容器本体から加圧室への内容物流入状況(図3参照)
E:静止モード復帰時の定量室への内容物流入状況(図5参照)
1:マウンティングキャップ
2:ステム
2a:内容物の通路域
2b:上流弁を構成する横孔部
3:ステム側基部
3a:内側下筒状部
3b:内側上筒状部
3c:内容物通過用の孔部
3d:環状の連結部分
3e:逆スカート部
3f:ボタン側基部5(脚部5f)を案内・保持する孔部
3g:ボタン側基部5が抜けるのを防止するための上段部分
3h:外側筒状部
3j:起立受け部
4:押しボタン
4a:垂下部
4b:内容物の通路域
5:ボタン側基部
5a:小径筒状部
5b:大径鞘状部
5c:径方向の内側溝状部
5d:下流弁を構成する弁作用部
5e:凸状部
5f:脚部
5g:下段部分
5h:天井面部分
6:環状のピストン(定量室用ピストン)
6a:擂鉢周面状部
6b:スカート部
7:コイル状のバネ
8:噴射用ピース
8a:内容物の通路域
8b:噴射口
A’:定量室
B’:加圧室
D’:容器本体から加圧室への内容物流入状況
11:ステム側基部
11a:内側下筒状部
11b:内側上筒状部
11c:内容物通過用の孔部
11d:外側筒状部
12:筒状の天板状部材
12a:外側凸状部
12b:内側凸状部
12c:天板中央筒状部
12d:環状の段部
12e:環状の溝状部
13:鞘状のボタン側基部,
13a:上側筒状部
13b:内容物通過用の孔部
13c:テーパ状外周面を持った弁作用部
13d:環状の下方段部
13e:環状のテーパ面
13f:環状の上方下側段部
13g:環状の上方上側段部
14:環状のピストン(定量室用ピストン)
14a:擂鉢周面状部
14b:スカート部
14c:逆スカート部
14d:環状の段部
14e:シール作用筒状部
14f:リブ状部
15:アフタードロー防止用の弁部材
15a:スカート部
15b:擂鉢周面状部
15c:逆擂鉢周面状部
15d:外側上端部
16:コイル状のバネ
Claims (5)
- 圧縮ガスを用いるタイプのエアゾール容器のステム側部材と、これに対して移動する操作側部材との間に内容物噴射用の定量室を形成した定量噴射機構において、
前記定量室は、容器内部の圧縮ガスから受ける圧力および当該圧力とは逆方向への弾性体の付勢力に基づいて移動するピストンによって画定され、
前記ステム側部材は少なくとも、ステム本体部と、当該ステム本体部の下流側で前記操作側部材への内容物通路域を形成して外周面が前記ピストンに対してのシール作用を呈する上流側筒状部と、当該ステム本体部の下流側で前記ピストンとの間に加圧室を形成する環状部と、当該加圧室への内容物の流入口とを備え、
前記操作側部材は少なくとも、操作本体部と、前記上流側筒状部の出力部分に対する弁作用部と、当該弁作用部の下流側で内容物通路域を形成する下流側筒状部と、前記定量室から当該内容物通路域への連通部とを備え、
静止モードから定量噴射モードに前記操作本体部が操作されたとき、
先ず前記弁作用部が前記上流側筒状部の出力部分をそれまでの開状態から閉状態へと移行させ、続いて前記ステム側部材を駆動して前記ステム本体部の弁部分が開き、
その結果、容器本体の内容物が前記流入口から前記加圧室に流入し、前記圧縮ガスの作用で前記ピストンを移動させて前記定量室の容積を小さくすることにより、その中の既収納内容物が前記連通部および前記下流側筒状部を経て外部空間に噴射される、
ことを特徴とする定量噴射機構。 - 少なくとも前記上流側筒状部,前記環状部および前記流入口からなるステム側基部が前記ステム本体部と嵌合する態様で設けられ、
少なくとも前記弁作用部,前記連通部および前記下流側筒状部からなる操作側基部が前記操作本体部と嵌合する態様で設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の定量噴射機構。 - 前記圧縮ガスの作用で前記ピストンが定量噴射モードの終り位置まで移動したときに前記定量室と前記連通部との連続性を遮断する機能を持つシール作用部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の定量噴射機構。 - 前記ステム側部材は、
前記下流側筒状部を囲む形で前記環状部と一体化されて前記弾性体を受け、かつ、前記ピストンとの間に前記定量室を形成する天板状部を備えたものであり、
前記シール作用部は、
前記定量室の形成用部材としても作用する態様で前記下流側筒状部と前記天板状部との間の空間域に設けられた弁部材および、前記ピストンの一部で当該弁部材に当接する部分からなるものである、
ことを特徴とする請求項3記載の定量噴射機構。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の定量噴射機構を備え、かつ、噴射用圧縮ガスおよび内容物を収容した、
ことを特徴とするエアゾール式製品。
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