JP4979497B2 - トナー組成物 - Google Patents
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Description
上記の要望に対応して、トナーの分散性、帯電性、流動性、経時安定性等のトナー特性が求められる。
例えば、特許文献1ではバインダー用ポリエステル樹脂の組成を限定し、耐オフセット性に優れたトナー組成物を作製している。しかしながら、ここではより高温での耐ブロッキング性に対しての記載はない。
また、特許文献3では、カラートナー作製時に着色剤の新規な分散方法を見出し、その分散性の高さから、色再現性、光透過性に優れたカラートナーを提供している。しなしながら、ここでは、まだ、その色再現性、光透過性が充分ではない。
即ち本発明は、下記の通りである。
1.下記一般式(1)に示すアシル化合物の1種以上を含有することを特徴とする、トナー組成物。
(上記一般式(1)において、R 1 COは炭素原子数12〜18のアシル基であり、Yはカルボキシル基又はその塩であり、j、kはそれぞれ独立に0又は2であり、かつj、kは同時に0ではない。)
2.上記一般式(1)において、R 1 COが炭素原子数12又は18のアシル基であることを特徴とする前記1に記載のトナー組成物。
本発明でいうトナー組成物は、レーザープリンターや複写機等で用いられる、帯電性を持ったプラスチック粒子等に、黒鉛・顔料等の色粒子を付着させたミクロサイズの粒からなり、その製法は重合法でも粉砕法でも良く、形状は、粉体でも液状でも良いが、該組成物中に少なくとも特定の構造を有するアシル化合物の1種以上を含んでなることを特徴とするトナー組成物である。ここでいうアシル化合物とは、構造的には分子内に少なくともアシル基と親水基とを2個以上ずつ有する構造の化合物であり、この構造であればよく、これまで公知になっている化合物でよい。
例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸のような直鎖脂肪酸;
チルオクタン酸、メチルドコサン酸、2−プロピル−3−メチルノナン酸、メチルトリデカン酸、ジメチルドデカン酸、2−ブチル−3−メチルノナン酸、メチルテトラデカン酸、エチルトリデカン酸、プロピルドデカン酸、ブチルウンデカン酸、ペンチルデカン酸、ヘキシルノナン酸、2−(3−メチルブチル)−3−メチルノナン酸、2−(2−メチルブチル)−3−メチルノナン酸、ブチルエチルノナン酸、メチルペンタデカン酸、エチルテトラデカン酸、プロピルトリデカン酸、ブチルドデカン酸、ペンチルウンデカン酸、ヘキシルデカン酸、ヘプチルノナン酸、ジメチルテトラデカン酸、ブチルペンチルヘプタン酸、トリメチルトリデカン酸、メチルヘキサデカン酸、エチルペンタデカン酸、プロピルテトラデカン酸、ブチルトリデカン酸、ペンチルドデカン酸、ヘキシルウンデカン酸、ヘプチルデカン酸、メチルヘプチルノナン酸、ジペンチルヘプタン酸、メチルヘプタデカン酸、エチルヘキサデカン酸、エチルヘキサデカン酸、プロピルペンタデカン酸、ブチルテトラデカン酸、ペンチルトリデカン酸、ヘキシルドデカン酸、ヘプチルウンデカン酸、オクチルデカン酸、ジメチルヘキサデカン酸、メチルオクチルノナン酸、メチルオクタデカン酸、エチルヘプタデカン酸、ジメチルヘプタデカン酸、メチルオクチルデカン酸、メチルノナデカン酸、メチルノナデカン酸、ジメチルオクタデカン酸、ブチルヘプチルノナン酸のような分岐脂肪酸;
メチルヘプテン酸、メチルノネン酸、メチルウンデセン酸、ジメチルデセン酸、メチルドデセン酸、メチルトリデセン酸、ジメチルドデセン酸、ジメチルトリデセン酸、メチルオクタデセン酸、ジメチルヘプタデセン酸、エチルオクタデセン酸のような分岐モノエン酸;
オクチン酸、ノニン酸、デシン酸、ウンデシン酸、ドデシン酸、トリデシン酸、テトラデシン酸、ペンタデシン酸、ヘプタデシン酸、オクタデシン酸、ノナデシン酸、ジメチルオクタデシン酸のようなアセチレン酸;
メチレンオクタデセン酸、メチレンオクタデカン酸、アレプロール酸、アレプレスチン酸、アレプリル酸、アレプリン酸、ヒドノカルプン酸、ショールムーグリン酸、ゴルリン酸、α−シクロペンチル酸、α−シクロヘキシル酸、α−シクロペンチルエチル酸のような環状酸から誘導されるアシル基があげられる。
ステル基および/またはそれらの塩であることが好ましい。
ここでいうアシル化合物とは構造的には上記一般式(1)および(2)に示すように分子内に少なくとも1個以上のアシル基と親水基とを有する化合物を適当なスペーサーで連結した構造のものである。
上記一般式(2)中、R1COで示されるアシル基は独立して、すなわち、それぞれ異なっても同一でもよく、上記したように炭素原子数2〜20の飽和または不飽和の脂肪酸から誘導されるものであれば何でも良く、直鎖、分岐、環状を問わない。
上記一般式(2)中、R1COで示されるアシル基は、好ましくは炭素原子数8〜20の飽和または不飽和の脂肪酸から誘導されるものがよい。
上記一般式(1)中、Xに結合したn個の置換基Q(上記一般式(2))は、それぞれ互いに、異なっても同一でもよい。また、上記一般式(2)は、いわゆる酸性アミノ酸がN−アシル化されたものを示すものであり、それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
Xに付くn個の置換基(上記一般式(2))は、酸性アミノ酸がL−酸性アミノ酸分子である場合が、生分解性に優れることから好ましい。
上記一般式(1)中、Xはヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上からなるm個の官能基を有する分子量100万以下の直鎖または分枝鎖または環状鎖または芳香族炭化水素鎖であるスペーサーであり、Xは、前記ヒドロキシル基、アミノ基、チオール基以外の置換基を有していてもよい。
上記一般式(1)中、Xは好ましくはヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上の官能基をm個有する分子量100万以下のm価の化合物の残基であって、ヒドロキシル基、アミノ基、チオール基以外の置換基を有していてもよい化合物残基である。ここで、m価の上記化合物は、m個の官能基に由来する結合を作りうることを意味する。それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
アミノエタノール、アミノプロパノール、アミノブタノール、アミノペンタノール、アミノヘキサノール、アミノプロパンジオール、アミノエチルエタノールアミン、アミノエチルアミノエタノール、アミノクレゾール、アミノナフトール、アミノナフトールスルホン酸、アミノヒドロキシ安息香酸、アミノヒドロキシブタン酸、アミノフェノール、アミノフェネチルアルコール、グルコサミン等の分子内にアミノ基とヒドロキシル基を有する化合物類;
アミノチオフェノール、アミノトリアゾールチオール等の分子内にチオール基とアミノ基を有する化合物類;
が挙げられる。また、タンパク質やペプチド等、またはそれらを加水分解したもの等でも良い。
このようなm価のポリヒドロキシル化合物としては、例えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、ジメチロールシクロヘキサン、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、
ダイマージオール、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロールブタン酸、酒石酸、ジヒドロキシ酒石酸、メバロン酸、3,4−ジヒドロキシけい皮酸、3,4−ジヒドロキシヒドロけい皮酸、ヒドロキシ安息香酸、ジヒドロキシステアリン酸、ジヒドロキシフェニルアラニン等およびこれらの各異性体等の2価ヒドロキシル化合物;
ンタントリオール、
2,3,4−ヘキサントリオール、4−プロピル−3,4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジメチル−2,3,4−ペンタントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,4−ペンタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリヒドロキシステアリン酸等の3価ポリヒドロキシル化合物;
アドニトール、アラビトール、キシリトール、トリグリセリン等の5価ポリヒドロキシル化合物;
ジペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、イジトール、イノシトール、ダルシトール、タロース、アロース等の6価ポリヒドロキシル化合物;
またはこれらの脱水縮合物、ポリグリセリン等が挙げられる。
リボース、アラビノース、キシロース、リクソース、キシルロース、リブロース等のペントース;アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、ギューロース、イドース、ガラクトース、タロース、フラクトース、ソルボース、プシコース、タガトース等のヘキソース等の単糖類;
マルトース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチオビオース、メリビオース、ラクトース、ツラノース、トレハロース、サッカロース、マンニトリオース、セロトリオース、ゲンチアノース、ラフィノース、メレチトース、セロテトロース、スタキオース等のオリゴ糖類が挙げられる。
また、その他の糖類、例えばヘプトース、デオキシ糖、アミノ糖、チオ糖、セレノ糖、アルドン糖、ウロン酸、糖酸、ケトアルドン酸、アンヒドロ糖、不飽和糖、糖エステル、糖エーテル、グリコシド等の残基でもよく、デンプン、グリコーゲン、セルロース、キチン、キトサン等の多糖類またはそれらを加水分解したものでもよい。
このようなm価のポリアミノ化合物としては、例えばN,N’−ジメチルヒドラジン、エチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、ジアミノプロパン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、ジアミノヘキサン、ジアミノヘプタン、ジアミノオクタン、ジアミノノナン、ジアミノデカン、ジアミノドデカン、ジアミノアジピン酸、ジアミノプロパン酸、ジアミノブタン酸およびこれらの各異性体等の脂肪族ジアミン類;
ジアミノシクロブタン、ジアミノシクロヘキサン、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン、トリアミノシクロヘキサン等の脂環族ポリアミン類;
ジアミノキシレン、ジ(アミノメチル)ベンゼン、ジ(アミノメチル)ピリジン、ジ(アミノメチル)ナフタレン、およびこれらの各異性体等の芳香脂肪族ポリアミン類;
ジアミノヒドロキシプロパンおよびこれらの各異性体等のヒドロキシル基が置換したポリアミン類等が挙げられる。
このようなm価のポリチオール化合物としては、例えば、ジチオエチレングリコール、ジチオエリトリトール、ジチオトレイトール等のジチオール化合物類等が挙げられる。
Xは上に挙げた化合物の残基の中でも、炭素数1〜40の場合が好ましい、さらに好ましくはXは炭素数1〜20である。また、Xは天然に存在する型である場合の方が、生分解性に優れるという点で好ましい。
このような上記一般式(1)および(2)で示されるアシル化合物の製造方法としては、下記一般式(3)で示されるN−アシル酸性アミノ酸無水物と分子内にヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上のm個の官能基を有する化合物とを、水および/または水と有機溶媒との混合溶媒中で反応させることによって、またはテトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素、クロロホルム、アセトン等の不活性溶媒を使用して、あるいは無溶媒で−5℃〜200℃でいずれかの融点以上の温度で混合して反応することで得ることができる。
本発明のトナー組成物において、一成分トナーとして用いても良いが、またキャリア成分と組み合わせて二成分トナーとしても用いることも出来る。キャリア粒子としては、平均粒形が600μmまでの粒子、例えば鉄、ニッケル、コバルト、酸化鉄、フェライト、ガラスビーズ、球状シリコーン等、公知のものが使用出来る。また、これらのキャリア粒子は、その表面をフッ素系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン樹脂等によって被覆させたものであっても良い。
本発明のトナー組成物において、アシル化合物の割合は、トナー粉末100重量部に対してアシル化合物が0.01〜10重量部が好ましい。アシル化合物の割合が、0.01重量部未満の場合には、分散効果が十分得られないことがあり、また10重量部を超える場合には、トナー帯電性の低下が起こることがある。より好ましくはトナー粉末100重量部に対してアシル化合物が0.1〜5重量部である。
以下で、本発明を実施例等を用いてさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら限定させるものではない。
(アシル化合物の製造例1)
L−リジン塩酸塩9.1g(0.05mol)を水57g中と混合した。この液を25%水酸化ナトリウム水溶液でpH範囲を10〜11に調整しながら、また反応温度を5℃に維持しながら、攪拌下にN−ラウロイル−L−グルタミン酸無水物31.1g(0.1mol)を2時間を要して添加し、反応を実施した。さらに30分攪拌を続けた後、ターシャリーブタノールを液中濃度20重量%となるように添加した後、75%硫酸を滴下して液のpH値を2に、また液の温度を65℃に調整した。滴下終了後、攪拌を停止し、20分間65℃で静置すると有機層と水層とに分層し、これから有機層を分離した。分離した有機層にターシャリーブタノールおよび水を添加して、温度を65℃にして20分攪拌した。攪拌停止後、静置すると有機層と水層とに分層した。得られた有機層に対して、同じ水洗操作をくり返した後、得られた有機層から溶媒を除去し、これを乾燥して下記式(4)に示すアシル化合物を得た。
製造例1において、N−ラウロイル−L−グルタミン酸無水物31.1gをN−ステア
ロイル−L−グルタミン酸無水物39.5gとし、反応温度を20℃とした以外は、製造例1の方法と同じ条件で実施し、アシル化合物を得た。
不飽和ポリエステル樹脂(軟化点80℃)50部、色材(リオノールイエロー1307−P含水物 顔料成分37.5% 東洋インキ製造(株)製)50部を、ニーダーにて100℃に加熱しながら、約30分混合し、フラッシングさせる。さらに混練物を加熱型3本ロールにて5回パスさせ、顔料高濃度チップを得た。
不飽和ポリエステル樹脂(軟化点80℃)100部、上記顔料高濃度チップ12部、電荷調整剤(テトラフェニルホウ酸カリウム)4部、製造例1のアシル化合物1部を2軸押出機で溶融混練し、冷却後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で微粉砕し、分級し、5〜12μmのトナーを得た。得られたトナーをフェライト100部に対して6部加え、ボールミル混合機で混合し、現像液を得た。この現像液を用い、市販フルカラー複写機により、紙ならびにOHPシートによる複写画像を得た。画像濃度及びOHP画像の透過率を調べた結果を表1に示す。
実施例1で、製造例1のアシル化合物1部の代わりに、製造例2のアシル化合物を1部用いた以外は、実施例1と全く同じ条件で、現像液を得た。この現像液を用い、市販フルカラー複写機により、紙ならびにOHPシートによる複写画像を得た。画像濃度及びOHP画像の透過率を調べた結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1において、製造例1のアシル化合物を添加しなかった以外は、実施例9と同じ条件でトナー製造を実施した。評価結果を表1に示す。
(画像濃度)
画像濃度は、23.0℃,相対湿度60%RHの環境下で、通常の複写機用普通紙(75g/m2)に3000枚プリントアウト終了時の画像濃度を測定することにより評価した。画像濃度は「マクベス反射濃度計」(マクベス社製)を用いてプリント画像上の縦横5ミリ部分の濃度を5個所測定し、平均値を算出した。
(OHP透過率(%))
OHPシートに画像を作像し、イエロー(表1)は580nm、シアン(表2)は480nm、マゼンタ(表3)は680nmの波長で、各色の透過率を測定した。透過率の測定には、分光光度計U3210(日立製作所製)を使用した。
不飽和ポリエステル樹脂(軟化点80℃)50部、色材(リオノールブルーSM−P含
水物 顔料成分45% 東洋インキ製造(株)製)50部を、実施例1と同様に、ニーダーにて、フラッシングさせ、さらに混練し、顔料高濃度チップを得た。
不飽和ポリエステル樹脂(軟化点80℃)100部、上記顔料高濃度チップ5部、電荷調整剤(テトラフェニルホウ酸カリウム)4部、製造例1のアシル化合物1部を2軸押出機で溶融混練し、冷却後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で微粉砕し、分級し、5〜12μmのトナーを得た。得られたトナーをフェライト100部に対して6部加え、ボールミル混合機で混合し、現像液を得た。この現像液を用い、市販フルカラー複写機により、紙ならびにOHPシートによる複写画像を得た。上記測定法により画像濃度及びOHP画像の透過率を調べた結果を表2に示す。
実施例3で、製造例1のアシル化合物1部の代わりに、製造例2のアシル化合物を1部用いた以外は、実施例3と全く同じ条件で、現像液を得た。この現像液を用い、市販フルカラー複写機により、紙ならびにOHPシートによる複写画像を得た。画像濃度及びOHP画像の透過率を調べた結果を表2に示す。
[比較例2]
実施例3おいて、製造例1のアシル化合物を添加しなかった以外は、実施例3と同じ条件でトナー製造を実施した。評価結果を表2に示す。
不飽和ポリエステル樹脂(軟化点80℃)50部、色材(リオノール・レッド6B4206P含水物 顔料成分27% 東洋インキ製造(株)製)50部を、実施例9と同様に、ニーダーにて、フラッシングさせ、さらに混練し、顔料高濃度チップを得た。
不飽和ポリエステル樹脂(軟化点80℃)100部、上記顔料高濃度チップ15部、電荷調整剤(テトラフェニルホウ酸カリウム)4部、製造例1のアシル化合物1部を2軸押出機で溶融混練し、冷却後ハンマーミルにて粗粉砕し、次いで衝突式微粉砕機で微粉砕し、分級し、5〜12μmのトナーを得た。得られたトナーをフェライト100部に対して6部加え、ボールミル混合機で混合し、現像液を得た。この現像液を用い、市販フルカラー複写機により、紙ならびにOHPシートによる複写画像を得た。上記測定法により画像濃度及びOHP画像の透過率を調べた結果を表3に示す。
実施例5で、製造例1のアシル化合物1部の代わりに、製造例2のアシル化合物を1部用いた以外は、実施例5と全く同じ条件で、現像液を得た。この現像液を用い、市販フルカラー複写機により、紙ならびにOHPシートによる複写画像を得た。画像濃度及びOH
P画像の透過率を調べた結果を表3に示す。
[比較例3]
実施例5おいて、製造例1のアシル化合物を添加しなかった以外は、実施例5と同じ条件でトナー製造を実施した。評価結果を表3に示す。
テレフタル酸が30部、イソフタル酸が10部、エチレングリコールが15部、ポリオキシプロピレン(2.0)−2,2−ビス(4ヒドロキシフェニル)プロパンが30部、ポリオキシプロピレン(6.0)−2,2−ビス(4ヒドロキシフェニル)プロパンが2部になるように調整後、全体重量の0.5重量%のジブチルスズオキサイドとともに、ガラス製1Lのセパラブルフラスコに入れ、マントルヒーター中でエステル化反応を実施した。反応後、トリメット無水物を10部、ステアリン酸を3部加え、最終温度230℃で減圧下、ジオール成分を除去し、トナーバインダー用のポリエステル樹脂を得た。
このポリエステル樹脂94部に、カーボンブラック5部、荷電制御剤(テトラフェニルホウ酸カリウム)1部に、製造例1を1部加え、2軸押出機を使用して混練し、冷却し、ジェットミルで粉砕し、分級機で粒径10−15μmのトナーを得た。このトナーについて以下の評価を行った。
ローラー温度150℃での定着性を評価した。定着の良好なものを○、不良のものを×、中間を△として示した。
(ホットオフセット評価)
ローラー温度220℃でのホットオフセットを評価した。ホットオフセットが発生しない場合を○、発生した場合を×とした。
(ブロッキング発生評価)
試験粉末試料をガラス容器内に充填し、60℃85%RH、24時間と、50℃85%RH、24時間での2通りで評価した。容器をさかさにした時に、粒子が全く凝集していない状態を○、軽く凝集しているが叩くと再分散する状態を△、再分散しない状態を×とした。
実施例7において、製造例1のアシル化合物1部の代わりに製造例2のアシル化合物を0.5部加えた以外は、実施例7の方法と同じ条件で実施した。評価も実施例7と同様に実施した。
[比較例4]
実施例7において、製造例1のアシル化合物を添加しなかった以外は、実施例7と同じ
条件でトナー製造を実施した。評価も実施例7と同様に実施した。
実施例7、実施例8、比較例4の評価結果を、表4に示した。
フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブルー15:3)の顔料工程において得られたウエットケークを乾燥させることなく、加圧ニーダーに入れ、それにポリエステル樹脂を加えて、約130℃で混合しフラッシング処理を行ない、フタロシアニン顔料が一次分散(0.03〜0.1μm)した処理顔料を得た。この処理顔料のフタロシアニン顔料とポリエステル樹脂の重量比は、30:70であった。次に下記の如くトナーを作製した。
スチレン−n−ブチルメタクリレート共重合体82部、上記処理顔料17部、帯電防止剤(テトラフェニルホウ酸カリウム)1重量部、それに製造例1のアシル化合物1部からなる上記成分に、コンティアス・ミキサーにより水を添加しながら、115℃の混練温度で混練した後、粉砕機及び分級機を使用して、粒径10〜15μmのシアントナーを得た。
実施例9で、実施例1にのアシル化合物1部の代わりに、製造例2のアシル化合物を0.75部用いた以外は、実施例9と同じ条件で、粒径10〜15μmのシアントナーを得た。
[実施例11]
実施例9におけるフロタシアニン顔料の代わりに、カーミン6B(C.I.ピグメントレッド571)を用いた以外は、実施例9と全く同様にして、粒径10〜15μmのマゼンタトナーを得た。
[実施例12]
実施例11で、製造例1のアシル化合物1部の代わりに、製造例2のアシル化合物を0.75部用いた以外は、実施例11と全く同じ条件で、粒径10〜15μmのマゼンタトナーを得た。
ジスアゾイエロー(C.I.ピグメントイエロー12)の顔料工程において得られたウエットケークを、乾燥させることなく、加圧ニーダーに入れ、これにスチレンーn−ブチルメタクリレート共重合体を加えて実施例9と同様にして処理顔料を得た。次に、下記のようにしてトナーを作製した。
ポリエステル樹脂82部、上記処理顔料17部、帯電防止剤(テトラフェニルホウ酸カ
リウム)1重量部、それに製造例1のアシル化合物1部を用いて、実施例9と同様にして、粒径9〜15μmのイエロートナーを得た。
実施例13で、製造例1のアシル化合物1部の代わりに、製造例2のアシル化合物を0.75部用いた以外は、実施例13と全く同じ条件で、粒径10〜15μmのイエロートナーを得た。
[比較例5]
実施例9において、製造例1のアシル化合物を添加しなかった以外は、実施例9と同じ条件でトナー製造を実施した。
[比較例6]
実施例11において、製造例1のアシル化合物を添加しなかった以外は、実施例11と同じ条件でトナー製造を実施した。
実施例13において、製造例1のアシル化合物を添加しなかった以外は、実施例13と同じ条件でトナー製造を実施した。
上記実施例9〜14、比較例5〜7におけるトナーに、疎水性シリカ(R972,日本アエロジル(株)製)を、該トナー100部に対して0.5部の割合で添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合して外添処理したトナーを得た。一方、キャリアとしてメチルメタクリレート−スチレン共重合体で被覆した平均粒径100μmのフェライトを用いた。上記の外添処理トナーとキャリアとを5;100の重量比率で混合し、市販の複写機でコピーを実施し、その帯電量を測定した。以上の結果を表5に示す。
(帯電量)
帯電量の測定には、粉体帯電量測定装置TB200(京セラケミカル株式会社製)を用いて測定した。
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