JP4979902B2 - 改質ポリエステルおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、ポリエチレンテレフタレートにポリプロピレンなどのポリオレフィンが0.002〜200ppmの割合で含まれているポリエステル樹脂組成物が提案され、特許文献2には、ポリエステル樹脂にポリプロピレンを0.1ppb〜1000ppmの割合で配合したポリエステル樹脂組成物が提案され、特許文献3には、エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステル樹脂にポリエチレンが0.1〜45ppbの割合で含まれているポリエステル樹脂組成物が提案されている。
また、本発明に係る中空成形体は、上記の改質ポリエステルよりなる中空成形体であることを特徴としている。
ポリオレフィン鎖は、Mw(重量平均分子量)が好ましくは250〜100000であることが好ましく、より好ましくはMwが400〜10000であることが好ましい。
チタン含有量が前記範囲未満であると、改質ポリエステルの生産性が低くなることがあり、一方、前記範囲を超えると、改質ポリエステルを溶融成形する際に色調などの品質が悪化することがある。
アルミニウム含有量が前記範囲未満であると、改質ポリエステルの生産性が低くなることがあり、一方、前記範囲を超えると、改質ポリエステルを溶融成形する際に色調などの品質が悪化することがある。
MAが前記範囲未満であると、改質ポリエステルを溶融成形する際に色調などの品質が悪化することがあり、一方、前記範囲を超えると、得られる改質ポリエステル成形体の透明性などの品質が悪化することがある。
リン含有量が前記範囲未満であると、改質ポリエステルを溶融成形する際に色調などの品質が悪化することがあり、一方、前記範囲を超えると、改質ポリエステルの生産性が低くなることがある。
窒素の含有量が前記範囲内であると、改質ポリエステルを溶融成形する際に色調やアセトアルデヒド含有量などの樹脂品質が向上できることがある。
イオウ含有量が前記範囲未満であると、改質ポリエステルを溶融成形する際の環状三量体の増加量が大きくなることがあり、一方、前記範囲を超えると、改質ポリエステルを溶融成形する際に色調などの品質が悪化することがある。
(A) 2 ≦ (ΣniMi/Wi)/(S/32)
(B) 1 ≦ S ≦ 500(ppm)(ppm)
(A)式を満足しない場合、改質ポリエステル中の環状三量体濃度が高くなることがあり、また改質ポリエステルのジエチレングリコールなど副生成物が増加することがある。一方、(B)式を満足しない場合、改質ポリエステルの生産性が低くなることがあり、また改質ポリエステルを溶融成形する際の環状三量体の増加量が大きくなることがある。
(A−2) 3 ≦ (ΣniMi/Wi)/(S/32)
(B−2) 1 ≦ S ≦ 200(ppm)
本発明の改質ポリエステルの製造方法においてはさらに好ましくは下式(A−3)(B−3)を満足することが好ましい。
(A−3) 4 ≦ (ΣniMi/Wi)/(S/32)
(B−3) 2 ≦ S ≦ 100(ppm)
フッ化アルミニウム、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、塩化水酸化アルミニウム、臭化アルミニウム、ヨウ化アルミニウムなどのハロゲン化アルミニウム化合物;
炭酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムナトリウムなどの無機酸アルミニウム塩化合物;
水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミン酸アンモニウム、アルミン酸ナトリウム、水素化リチウムアルミニウムなどのその他の無機アルミニウム化合物;
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、メチルアルモキサンなどのアルミニウム有機金属化合物;
トリフェノキシアルミニウムなどのアリーロキシアルミニウム化合物;
トリス(トリメチルシロキシ)アルミニウム、トリス(トリフェニルシロキシ)アルミニウムなどのシロキシアルミニウム化合物;
酢酸アルミニウム、プロピオン酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、酒石酸アルミニウム、アルミニウムアセチルアセトネート、有機スルホン酸アルミニウム、有機ホスホン酸アルミニウムなどの有機酸アルミニウム塩化合物;
トリス(ジエチルアミノ)アルミニウム、アルミニウムトリピロリドなどのアルミニウムアミド化合物;
アルミニウムトリメトキシド、アルミニウムトリエトキシド、アルミニウムトリ−n−プロポキシド、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリ−sec−ブトキシド、アルミニウムトリ−2−エチルヘキソキシドなどのアルミニウムアルコキシド類;
およびそれらの加水分解物が挙げられる。
四フッ化チタン、四塩化チタン、四臭化チタン、四ヨウ化チタン、ヘキサフロロチタン酸などのハロゲン化チタン化合物;
α−チタン酸、β−チタン酸、チタン酸アンモニウム、チタン酸ナトリウム、ペルオキソチタン酸錯体、アナターゼなどのチタン酸化合物;
硫酸チタン、硝酸チタン、リン酸チタン、ケイ酸チタンなどの無機酸チタン塩化合物;
テトラメチルチタン、テトラエチルチタン、テトラベンジルチタン、テトラフェニルチタン、ビス(シクロペンタジエニル)チタンジクロライドなどのチタン有機金属化合物;
テトラフェノキシチタンなどのアリーロキシチタン化合物;
テトラキス(トリメチルシロキシ)チタン、テトラキス(トリフェニルシロキシ)チタンなどのシロキシチタン化合物;
酢酸チタン、プロピオン酸チタン、乳酸チタン、クエン酸チタン、酒石酸チタン、シュウ酸チタニルカリウム、有機スルホン酸チタン、有機ホスホン酸チタンなどの有機酸チタン塩化合物;
テトラキス(ジエチルアミノ)チタン、チタンテトラピロリドなどのチタンアミド化合物;または下記に詳述されるアルコキシチタン化合物など、およびそれらの加水分解物が挙げられる。
チタンテトラメトキシド、チタンテトラエトキシド、チタンテトラ−n−プロポキシド、チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラ−n−ブトキシド、チタンテトラ−2−エチルヘキソキシドなどのチタンテトラアルコキシド類;
ポリ(ジブチルチタネート)、Ti7O4(OC2H5)20、Ti16O16(OC2H5)32などの縮合チタンアルコキシド類;
クロロチタントリイソプロポキシド、ジクロロチタンジエトキシドなどのハロゲン置換チタンアルコキシド類;
チタンアセテートトリイソプロポキシド、チタンメタクリレートトリイソプロポキシドなどのカルボン酸基置換チタンアルコキシド類;
チタントリス(ジオクチルピロホスフェート)イソプロポキシド、チタン(モノエチルホスフェート)トリイソプロポキシドなどのホスホン酸基置換チタンアルコキシド類;
チタントリス(ドデシルベンゼンスルホネート)イソプロポキシドなどのスルホン酸基置換チタンアルコキシド類;
アンモニウムヘキサエトキシチタネート、ナトリウムヘキサエトキシチタネート、カリウムヘキサエトキシチタネート、ナトリウムヘキサ−n−プロポキシチタネートなどのアルコキシチタネート類;
チタンビス(2,4−ペンタンジオナート)ジイソプロポキシド、チタンビス(エチルアセトアセテート)ジイソプロポキシドなどのβ−ジケトネート置換チタンアルコキシド類;
チタンビス(アンモニウムラクテート)ジイソプロポキシドなどのα−ヒドロキシカルボン酸置換チタンアルコキシド類;および
チタンビス(トリエタノールアミン)ジイソプロポキシド、2−アミノエトキシチタントリイソプロポキシドなどのアミノアルコール置換チタンアルコキシド類などが挙げられる。
また国際特許公開WO2004/111105に記載の、チタンと脂肪族ジオールと3価以上の多価アルコールを含有するチタン含有溶液、および溶液中のチタン含有化合物の粒子直径が主として0.4nm以上5nm以下であるチタン含有溶液も好ましく用いることができる。
トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリ-n-ブチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリフェニルホスフェート等のリン酸エステル類;
トリフェニルホスファイト、トリスドデシルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイトなどの亜リン酸エステル類;
メチルアシッドホスフェート、エチルアシッドホスフェート、イソプロピルアシッドホスフェート、ブチルアシッドホスフェート、ジブチルホスフェート、モノブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート等の酸性リン酸エステル類;
メチルホスホン酸、フェニルホスホン酸、3,5−ジ(t−ブチル)−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸などの有機ホスホン酸およびその塩またはエステル類;および
リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸などのリン化合物およびそれらの塩などが挙げられる。
硫黄単体;
硫化アンモニウム、硫化ナトリウムなどのサルファイド化合物;
亜硫酸、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウムなどのスルフィン酸化合物;
硫酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などのスルホン酸類;
硫酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムリチウム、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウムなどの硫酸塩;
三酸化硫黄、過硫酸、チオ硫酸ナトリウム、亜二チオン酸ナトリウムなどその他の無機硫黄化合物;
硫酸ジメチル、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、などのその他の有機硫黄化合物などが挙げられる。
具体的には、テレフタル酸またはそのエステル形成性誘導体と、エチレングリコールまたはそのエステル形成性誘導体とを含むスラリーを調製する。
エステル化反応は、好ましくは2個以上の反応器を直列に連結した装置を用いて、ジオールが還流する条件下で反応によって生成した水を精留塔で系外に除去しながら行う。
このエステル化工程により、テレフタル酸とエチレングリコールとのエステル化反応物である低次縮合物(エステル低重合体)が得られ、この低次縮合物の数平均分子量が500〜5,000程度である。
上記のようなエステル化工程で得られた低次縮合物は、次いで重縮合(液相重縮合)工程に供給される。
液相重縮合工程においては、エステル化工程で得られた低次縮合物を、減圧下で、かつ改質ポリエチレンテレフタレートの融点以上の温度(通常250〜280℃)に加熱することにより重縮合させる。この重縮合反応では、未反応のエチレングリコールを反応系外に留去させながら行われることが望ましい。
また、これらの化合物はあらかじめエチレングリコールなどの脂肪族ジオールに混合した混合触媒を調製して添加することが好ましい。
この液相重縮合工程においては、得られる液相重縮合改質ポリエチレンテレフタレートのCOOH基濃度を好ましくは60当量/トン以下、より好ましくは55〜10当量/トン、さらに好ましくは50〜15当量/トンとする。液相重縮合改質ポリエチレンテレフタレート中のCOOH基濃度を上記範囲にすると、固相重合後の改質ポリエチレンテレフタレートの透明性が高くなる。
この液相重縮合工程で得られる改質ポリエチレンテレフタレートは、所望によりさらに固相重縮合することができる。
固相重縮合工程に供給される粒状改質ポリエチレンテレフタレートは、予め、固相重縮合を行う場合の温度より低い温度に加熱して予備結晶化を行った後、固相重縮合工程に供給してもよい。
予備結晶化された改質ポリエチレンテレフタレートは、結晶化度が20〜50%であることが望ましい。
このようにして得られた改質ポリエチレンテレフタレートの融点は通常210〜265℃、好ましくは220〜260℃であり、ガラス転移温度は通常50〜120℃、好ましくは60〜100℃である。
このようにして得られた改質ポリエチレンテレフタレートのCOOH基濃度は好ましくは10〜50当量/トン、より好ましくは12〜40当量/トンである。
このようにして得られた改質ポリエチレンテレフタレートを275℃で成形して得られる段付き角板状成形体の4mm厚のヘイズは好ましくは3%以下、より好ましくは2%以下である。
例えば、ボトルを成形する場合には、上記改質ポリエチレンテレフタレートを溶融状態でダイより押出してチューブ状パリソンを形成し、次いでパリソンを所望形状の金型中に保持した後空気を吹き込み、金型に着装することにより中空成形体を製造する方法、上記改質ポリエチレンテレフタレートから射出成形によりプリフォームを製造し、該プリフォームを延伸適性温度まで加熱し、次いでプリフォームを所望形状の金型中に保持した後空気を吹き込み、金型に着装することにより中空成形体を製造する方法などがある。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
融点(Tm)は、パーキンエルマー社製示差走査型熱量計(DSC7、商品名)を使用して測定して得られたピークトップ温度を採用した。
重量平均分子量(Mw)および分子量分布(Mw/Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下、GPCと略す)(ミリポア社製GPC−150)を用いて下記の条件の下で測定を行った。
これらの測定結果から、例えば、上述のエポキシ化合物(C)において、R2=R3=R4=水素である場合のR1で表される炭化水素基のMw及びMnは、該エポキシ化合物のMw及びMnから、エポキシ基の分子量40と、R2=R3=R4=水素の分子量3を差し引いた値として求めることができる。
分離カラム:TSK GNH HT(カラムサイズ:直径7.5mm,長さ:300mm)
カラム温度:140℃
移動相:オルトジクロルベンゼン(和光純薬社製)
酸化防止剤:ブチルヒドロキシトルエン(武田薬品工業社製)0.025質量%
移動速度:1.0ml/分
試料濃度:0.1質量%
試料注入量:500マイクロリットル
検出器:示差屈折計
リンの定量:シート状に溶融成形したポリエチレンテレフタレートを用いて、蛍光X線分析により、ポリエチレンテレフタレートに含まれるリン元素を定量した。
金属元素の定量:乾式灰化法で試料を分解後、酸に溶解し、ICP発光分析でポリエチレンテレフタレートに含まれる金属元素を定量した。
ポリエチレンテレフタレート0.5gをフェノール/テトラクロロエタン(1/1重量比)混合溶媒100mlに加熱溶解した後、冷却して25℃で測定された溶液粘度から固有粘度を算出した。
フリーザーミルを用いて冷凍粉砕したポリエチレンテレフタレート2.0gをバイアル瓶に投入して内部標準物質(アセトン)と水を入れて密栓し、120±2℃の乾燥機で1時間加熱した。冷却後、上澄み液をガスクロマトグラフィー(島津製作所(株)製GC−6A)にて測定し、ポリエチレンテレフタレートに含まれるアセトアルデヒド量として算出した。
ポリエチレンテレフタレート0.1gをオルトクロロフェノールに溶解した後、テトラヒドロフランで再析出して濾過して線状ポリエステルを除いた後、濾液を液体クロマトグラフィー(島津製作所製LC7A)に供給してポリエチレンテレフタレートに含まれる環状3量体オリゴマーを定量した。
ポリエチレンテレフタレートのチップの色調を45°拡散方式色差計(日本電色工業(株)製SQ−300H)で測定した。
密度の定量
密度は四塩化炭素およびヘプタンの混合溶媒を用いた密度勾配管を用いて測定した。
乾燥試料をシリンダー温度275℃の射出成形機を用いて金型温度10℃の条件で段付角板を成形し、5mm厚部分の透明性をヘイズ値(白色光の光線乱反射率)で比較した。
パーキンエルマー社製示差走査型熱量計(DSC7、商品名)を使用して測定した。試料をサンプルパンに10mg秤量し、室温から290℃まで320℃/分の昇温速度で昇温し、290℃で10分間保持した後、一旦320℃/分の降温速度で室温まで降温する。その後、10℃/分の昇温速度で昇温し、その際に発生するピークから、Tg、Tm、T
ccを測定した。
パーキンエルマー社製示差走査型熱量計(DSC7、商品名)を使用して測定した。試料をサンプルパンに10mg秤量し、室温から290℃まで320℃/分の昇温速度で昇温し、290℃で10分間保持した後、一旦320℃/分の降温速度で室温まで降温する。その後、10℃/分の昇温速度で昇温し、再度290℃で10分間保持した後、10℃/分の降温速度で降温しその際に発生するピークから、Thcを測定した。
試料から超薄膜切片を作製(冷却下、約100nm厚)し、ルテニウム染色後、カーボン蒸着したものを、日立製作所製透過型電子顕微鏡(TEM)(H−7000、機器名)を使用して、10000倍でTEM観察を行った。
また、同試料を日本電子製走査型電子顕微鏡(SEM)(JEM−4510LV、機器名)を使用して、1000倍でSEM観察を行った。
(片末端二重結合含有エチレン系重合体(P−1)の合成)
触媒として使用した化合物(i)は特開2003-73412号公報の合成例6に従って合成し、片末端二重結合含有ポリエチレンは同公報実施例9に従って合成した。
融点(Tm)123℃
Mw=1900
Mw/Mn=2.24(GPC)
500mlセパラブルフラスコに上記で得られた片末端二重結合含有エチレン系重合体(P−1)100g、トルエン300g、Na2WO4・2H2O 0.85g(2.6mmol)、CH3(nC8H17)3NHSO40.60g(1.3mmol)、および85%リン酸0.11g(1.3mmol)を仕込み、撹拌しながら30分間加熱還流し、重合物を完全に溶融させた。内温を90℃にした後、30%過酸化水素水37g(326mmol)を3時間かけて滴下した後、内温90〜92℃で3時間撹拌した。その後、85℃に保ったまま40%チオ硫酸ナトリウム水溶液21.5g(54.4mmol)を添加して30分撹拌し、過酸化物試験紙で反応系内の過酸化物が完全に分解されたことを確認した。次いで、内温80℃でアセトニトリル200gを加え、生成物を晶析させ、固体をろ取しアセトニトリルで洗浄した。得られた固体を室温下、50%メタノール水溶液中で撹拌、固体をろ取しメタノールで洗浄した。更に当該固体をメタノール400g中で撹拌して、ろ取しメタノールで洗浄した。室温、1〜2hPaの減圧下乾燥させることにより、末端エポキシ基含有重合体(C−1)の白色固体96.3gを得た。(P−1)同様、構造については、1H NMRにより確認した。また、融点、分子量等の物性は以下の通り。
融点(Tm)121℃
Mw=2058
Mw/Mn=1.84(GPC)
Mw=2015
Mw/Mn=1.87
(α、β−ジオール重合体(B−1)の製造)
1000mlセパラブルフラスコに上記調製例1と同様にして得られた片末端二重結合含有重合体(P−1)100g、トルエン300g、Na2WO4・2H2O1.79g(5.4mmol)、CH3(nC8H17)3NHSO41.27g(2.7mmol)、85%りん酸0.23g(2.7mmol)を仕込み、撹拌しながら30分間加熱還流し、重合物を完全に溶解させた。内温を90℃にした後、30%過酸化水素水37g(326mmol)を3時間かけて滴下した後、内温90〜92℃で3時間撹拌した。反応混合物を1H-NMR で測定することにより、末端オレフィンが100%、エポキシ基に変性していることを確認した。その後、85℃に保ったまま25%チオ硫酸ナトリウム水溶液34.4g(54.4mmol)を添加し、30分撹拌した。過酸化物試験紙で反応系内の過酸化物が完全に分解されたことを確認した。内温80℃に冷却後、2-プロパノールを30分かけてゆっくり加えながら生成物を晶析させ、そのスラリー液を65℃で1時間撹拌した後、固体をろ取し、2-プロパノールで洗浄した。得られた固体を室温で、50%メタノール水溶液中で撹拌、固体をろ取しメタノールで洗浄した。更に該固体をメタノール400g中で撹拌して、ろ取しメタノールで洗浄した。60℃、1〜2hPaの減圧下乾燥させることによりα,β-ジオール重合体(B−1)の白色固体106.6gを得た。(P−1)同様、構造については、1H NMRにより確認した。また、融点、分子量等物性は以下の通り。
融点(Tm)122℃
Mw=2788
Mw/Mn=2.03(GPC)
Mw=2745
Mw/Mn=2.06
[実施例1]
高純度テレフタル酸13.00kg、エチレングリコール5.83kg、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド20%水溶液6.88gを圧力1.7kg/cm2G、260℃の窒素雰囲気下にて6時間、撹拌しながら反応させ、固有粘度0.28dl/gの低次縮合物を得た。この反応により生成した水は常時系外に留去した。
[実施例2]
[実施例3]
[実施例4]
また、固相重合終了後、透過型電子顕微鏡ならびに走査型電子顕微鏡にて観察を行った。結果の写真を図1・4に示す。
[実施例5]
[参考例6]
[参考例7]
また、固相重合終了後、電子顕微鏡にて観察を行った。結果の写真を図2・5に示す。
(比較例1)
ジオール化合物を添加しない比較例1においてはTccは141℃であり、ジオール化合物を添加した実施例1と比べてTccが高く、昇温結晶加速度が遅いことがわかる。
(比較例2)
単純なポリエチレンを少量(3ppm)添加した比較例2においてはTccは136℃であり、何も添加しない比較例1よりはTccは低下しているが、ジオール化合物やエポキシ化合物を同量添加した実施例5、参考例6よりは、Tccの低下が小さいことがわかる。
(比較例3)
単純なポリエチレンを多量(50000ppm)添加した比較例3においてはTccは129℃であり、比較例2同様ジオール化合物やエポキシ化合物を同量添加した実施例4,参考例7よりはTccの低下が小さいことがわかる。
このように液相重合して得られたポリエチレンテレフタレートはさらに、窒素雰囲気下170℃、2時間乾燥するとともに結晶化を行った後、窒素雰囲気下225℃で固相重合を行った。
[実施例9]
[実施例10]
エチレングリコール92gと無水トリメリット酸8.0gを入れて攪拌混合し、この中にチタンテトラブトキシド7.1gを徐々に添加した。これを以下では「Ti触媒」と称す。エチレングリコール40gに酢酸マグネシウム四水和物2.8gを加えて100℃に加熱した。これを以下では「Mg触媒」と称す。エチレングリコール26gを100℃に加熱し、モノラウリルホスフェート3.5gを添加して加熱溶解した。これを以下では「P溶液」と称す。
上記のMg触媒中に上記のTi触媒31gを徐々に添加し、攪拌しながら100℃で1時間保持した。これに上記のP溶液全量を添加し、更に攪拌しながら100℃で1時間保持したものを重縮合触媒とした。
高純度テレフタル酸13.00kg、エチレングリコール5.00kg、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド20%水溶液6.88g、上記調製例2で得られたα、β−ジオール重合体(B−1)0.045gを圧力1.7kg/cm2G、260℃の窒素雰囲気下にて6時間、撹拌しながら反応させ、固有粘度0.28dl/gの低次縮合物を得た。この反応により生成した水は常時系外に留去した。
260℃で保持した上記低次縮合物に、上記で得られた重縮合触媒55.5gを加えた。
このように液相重合して得られたポリエチレンテレフタレートはさらに、窒素雰囲気下170℃、2時間乾燥するとともに結晶化を行った後、窒素雰囲気下215℃で固相重合を行った。
[実施例11]
このように液相重合して得られたポリエチレンテレフタレートはさらに、窒素雰囲気下170℃、2時間乾燥するとともに結晶化を行った後、窒素雰囲気下205℃で固相重合を行った。
(比較例4)
(比較例5)
(比較例6)
(比較例7)
(比較例8)
Claims (14)
- 下記一般式で表される構造の共重合ユニット(A)を共重合成分として含有することを特徴とした、改質ポリエステル。
- 上記一般式(A)においてR2とR4がともに水素である共重合ユニット(A)を共重合成分として含有することを特徴とした請求項1に記載の改質ポリエステル。
- 上記一般式(A)においてR2、R3、R4がいずれも水素である共重合ユニット(A)を共重合成分として含有することを特徴とした請求項1に記載の改質ポリエステル。
- 請求項3に記載の改質ポリエステルであって、一般式(A)で表される共重合ユニットを0.001〜500ppmの割合で含有することを特徴とする改質ポリエステル。
- 下記一般式で表されるジオール化合物(B)またはそのエステル形成性誘導体の共存下に、芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と、エチレングリコールまたはそのエステル形成性誘導体とを重縮合反応させて得られることを特徴とする改質ポリエステル。
- 上記請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の改質ポリエステルを、その融点より低い温度に加熱して該改質ポリステルの固有粘度を上昇させて得られることを特徴とする改質ポリエスエル。
- 上記の共重合ユニット(A)を、改質ポリエステルの重量に対して0.001ppm〜50000ppmの割合で含有する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の改質ポリエステル。
- 上記のジオール化合物(B)またはそのエステル形成性誘導体を、改質ポリエステルの重量に対して0.001ppm〜50000ppmの割合で含有する請求項5に記載の改質ポリエステル。
- 示差走査熱量計にて測定した昇温時の結晶化温度が120〜160℃の範囲にある請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の改質ポリエステル。
- 環状三量体の含有量が0.5重量%以下である請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の改質ポリエステル。
- 下記一般式で表されるジオール化合物(B)またはそのエステル形成性誘導体の共存下に、芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と、エチレングリコールまたはそのエステル形成性誘導体とを重縮合反応させることを特徴とする改質ポリエステルの製造方法。
- 上記請求項11に記載の製造方法により得られた改質ポリエステルを、その融点より低い温度に加熱して該改質ポリエステルの固有粘度を上昇させることを特徴とする改質ポリエステルの製造方法。
- 請求項11または請求項12に記載の方法によって製造される改質ポリエステル。
- 請求項1ないし請求項10、請求項13のいずれか1項に記載の改質ポリエステルからなる中空成形体。
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