JP4980194B2 - 配管継手の取付け構造 - Google Patents
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Description
前記配管継手の取付け構造は、図9に示すように、燃料タンクの蓋部110に配管継手100を回動可能な状態で取付けるための構造である。燃料タンクの蓋部110には、配管継手100の縦管101が挿入される貫通孔112が形成されており、その貫通孔112を囲んでクリップ保持部114が設けられている。一方、配管継手100には、縦管101の上端位置にフランジ部102が形成されており、前記縦管101が貫通孔112に挿入された状態でフランジ部102はクリップ保持部114に収納される。
また、前記クリップ保持部114には、収納された配管継手100のフランジ102よりも高い位置にクリップ挿入窓114sが水平に形成されている。そして、前記クリップ挿入窓114sから挿入された板状のU字クリップ117により、配管継手100のフランジ102が上から押さえられる。
即ち、配管継手100の縦管101が貫通孔112に挿入された状態で、フランジ部102の上面がU字クリップ117に押さえられる構成のため、前記貫通孔112に対する縦管101の抜け止めが図られるともに、蓋部110に対する配管継手100の回動が確保される。
請求項1の発明は、内部に流体が通される配管が接続される配管接続部を備える配管継手を被取付け部材の貫通孔に対し、その貫通孔の中心回りに回動可能な状態で取付ける配管継手の取付け構造であって、前記配管継手の流体通路を構成する通路壁の外側面に設けられており、前記貫通孔の一端側の周縁に面接触可能に構成されたリング状の当接面を備え、前記流体を通さない構成のフランジ部と、前記フランジ部から軸方向に突出して前記貫通孔に通される複数の鉤状部とを有し、前記複数の鉤状部は弾性変形可能に構成されて、それらの鉤状部の先端部分が前記貫通孔を通過する際、前記鉤状部が縮径方向に変形し、前記先端部分が前記貫通孔を通過した後、前記鉤状部が弾性力で拡径して、前記先端部分が前記貫通孔の他端側の周縁に掛けられるように構成されていることを特徴とする。
即ち、配管継手と被取付け部の貫通孔以外に特別な部品が不要になり、部品点数の増加を抑えることができる。また、被取付け部材に対する配管継手の取付けが容易になる。
このため、配管継手を被取付け部材に対し、常に規定位置(鉤状部の先端部分がストッパ部に当接する位置)まで回動させることができる。
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る配管継手の取付け構造について説明する。本実施形態に係る配管継手の取付け構造は、車両の燃料タンク内の燃料を吸引するサクションパイプをセンタゲージアダプタに取付けるための構造に関する。ここで、図1、図2は本実施形態に係る配管継手の取付け構造を備える燃料タンクの内部側面図であり、図3はキャニスタモジュールを下側から見た平面図、図4は燃料タンク内にキャニスタモジュールを収納する様子を表す側面図、図5、図6は本実施形態に係る配管継手の取付け構造を表す側面図、部分縦断面図等である。
燃料タンク10は、車両の燃料を貯留する密閉容器であり、図1、図2に示すように、樹脂により所定形状に成形されている。このように、燃料タンク10が樹脂製のため、周囲温度が変化すると、燃料タンク10は、図1、図2に示すように、温度変化により膨張、あるいは収縮し、内容積が変化する。なお、図1、図2では、燃料タンク10の膨張、収縮を誇張して表している。
燃料タンク10には、上面に開口12(以下、上面開口12という)が形成されており、その上面開口12から後記するキャニスタモジュール20が燃料タンク10内に収納される。そして、キャニスタモジュール20が収納された後、燃料タンク10の上面開口12が円盤状のセットプレート13により塞がれる。
キャニスタモジュール20は、前記セットプレート13と、燃料タンク10内の蒸発燃料を脱離可能に吸着するキャニスタ22と、燃料タンク10内の燃料の残量を検出するセンタゲージ30と、燃料タンク10内の燃料を吸込むサクションパイプ40等から構成されている。
キャニスタ22は、内部が複数室に区分された上部開放形のキャニスタケース23を備えており、そのキャニスタケース23の各室に吸着材である活性炭が収納されている。そして、前記キャニスタケース23の上部開口が、そのキャニスタケース23と一体化されたセットプレート13により塞がれている。さらに、セットプレート13の表側(上側)には、キャニスタケース23内の各室と連通する第1タンクポート24a、第2タンクポート24b、パージポート25、及び大気ポート26が設けられている。
そして、第1タンクポート24aが蒸発燃料配管(図示省略)を介して燃料タンク10内の上部空間と連通している。また、第2タンクポート24bは、蒸発燃料配管(図示省略)を介してサブタンク(図示省略)内の上部空間と連通している。パージポート25はパージ配管(図示省略)を介してエンジンの吸気通路と連通しており、大気ポート26は大気開放されている。
センタゲージアダプタ34は、ゲージ本体35、ゲージアーム36等を支持する部材であり、図2、図3に示すように、キャニスタケース23の側面縦方向に形成された一対の固定レール23rと上下スライド可能な状態で嵌合している。また、センタゲージアダプタ34は、図2等に示すように、セットプレート13の下側に設けられたコイルばね38により下方向の押圧力を受けている。これにより、センタゲージアダプタ34は、燃料タンク10の膨張、収縮に係わらず、常に燃料タンク10の底面に当接するようになる。したがって、燃料タンク10の底面に対するゲージ本体35の高さ寸法が変化することはない。
ゲージ本体35は、燃料液面の変化に起因するゲージアーム36の傾斜角度変化を電気抵抗に変換する部分であり、その電気抵抗の変化に応じた電気信号をエンジン制御ユニット(ECU)に出力する。ここで、ゲージ本体35の出力電気信号は、電気配線39及びセットプレート13に設けられた電気コネクタ13e(図3参照)を介して前記ECUに伝送される。
サクションパイプ40は、燃料タンク10内の燃料を吸込むパイプであり、図2等に示すように、燃料タンク10の底面10bを指向して配置される吸引口部41と、吸引口部41の側面に接続される平面L字形のパイプ本体43(図3参照)とから構成されている。
サクションパイプ40の吸引口部41は、図5に示すように、円筒部41eと、その円筒部41eの下側で下方に向かって次第に拡径する円錐筒部41dとからなり、前記円錐筒部41dの先端内側に燃料を濾過するサクションフィルタ41f(図3参照)が装着されている。また、吸引口部41の側面には、図5に示すように、円筒部41eと円錐筒部41dとの境界位置に接続フランジ41zを備える短管41pが取付けられている。そして、前記短管41pの接続フランジ41zにパイプ本体43の接続フランジ43zが接続される。
パイプ本体43には、図3に示すように、接続フランジ43zと反対側の端部に配管接続部43cが設けられている。そして、パイプ本体43の配管接続部43cに可撓性を有するサクションチューブ49が接続されている。サクションチューブ49は、前記サブタンク内に設けられたポンプモジュール(図示省略)のジェットポンプに接続されている。即ち、燃料タンク10内の燃料は、サクションパイプ40の吸引口部41及びパイプ本体43の燃料通路44(図6参照)とサクションチューブ49を通って前記サブタンクのポンプモジュールのジェットポンプに供給される。
なお、図6はサクションパイプ40の要部縦断面図であり、短管41p及びパイプ本体43の接続フランジ41z,43z等が省略されている。
図5、図6に示すように、サクションパイプ40は、吸引口部41の上端に設けられた複数本(例えば、四本)の鉤状部47によって前記センタゲージアダプタ34の貫通孔34hの位置に取付けられている。
即ち、吸引口部41の上端には、図6(A)等に示すように、センタゲージアダプタ34の貫通孔34hと同軸に配置されるフランジ部45が設けられている。そして、前記フランジ部45には、前記貫通孔34hの下端周縁に当接するリング状の当接面45tが形成されている。また、フランジ部45の当接面45tの内側には、上記した四本の鉤状部47が前記当接面45tの内周端に沿って(貫通孔34hの内壁面に沿って)円周方向に等間隔で配置されている。鉤状部47は、フランジ部45の軸方向(図5、図6において上方)に突出形成された帯状の平板部47sを備えており、その平板部47sの先端に鉤状のフック47kが半径方向外側に突出するように形成されている。
鉤状部47の平板部47sは、弾性変形可能な樹脂により形成されている。このため、鉤状部47のフック47kを貫通孔34hに挿入する際、前記フック47kの外周傾斜面47yが貫通孔34hの下端に当接して摺動するときに、それらのフック47kが縮径方向に移動し、平板部47sが半径方向内側に変形する。これにより、鉤状部47のフック47kを前記貫通孔34hに通せるようになる。
また、センタゲージアダプタ34の貫通孔34hの上側周縁には、図6(B)に示すように、サクションパイプ40がセンタゲージアダプタ34の貫通孔34hに対して所定位置まで回動したときに、鉤状部47のフック47kが当接するストッパ部34sが形成されている。そして、サクションパイプ40がセンタゲージアダプタ34に対して所定位置まで図3において左回動した状態で、図3の実線に示すように、サクションパイプ40のパイプ本体43、及びサクションチューブ49は、キャニスタケース23を挟んで、センタゲージ30のゲージアーム36及びフロート37と反対側に配置される。なお、サクションパイプ40及びサクションチューブ49は、センタゲージアダプタ34の貫通孔34hに対し、前記所定位置から図3において右回動方向(二点鎖線の方向)には回動が可能になる。
即ち、サクションパイプ40が本発明の配管継手に相当し、センタゲージアダプタ34が本発明の被取付け部材に相当する。また、サクションチューブ49が本発明の配管に相当する。
キャニスタモジュール20を燃料タンク10に収納する際に、サクションパイフ40は、前記鉤状部47によりセンタゲージアダプタ34の貫通孔34hに取付けられて、その貫通孔34hの中心回りに回動できるように保持されている。また、サクションパイプ40のパイプ本体43にはサクションチューブ49が接続されている。
この状態で、キャニスタモジュール20を燃料タンク10に収納するには、図3の二点鎖線に示すように、サクションパイプ40及びサクションチューブ49をセンタゲージアダプタ34に対して右回動させて、前記サクションチューブ49をゲージアーム36及びフロート37とを同方向に向けてまとめるようにする。次に、図4に示すように、キャニスタモジュール20を斜めにして、前記サクションチューブ49、ゲージアーム36及びフロート37を燃料タンク10の上面開口12からその燃料タンク10内に挿入する。
このように、サクションパイプ40がセンタゲージアダプタ34に対して回動できるため、サクションチューブ49を希望する方向に向けることができ、キャニスタモジュール20の搭載自由度が向上する。
そして、前記サクションチューブ49、ゲージアーム36等を燃料タンク10内に挿入した後、前記キャニスタモジュール20を燃料タンク10内に収納する。前記キャニスタモジュール20の収納後は、サクションチューブ49が、図3の実線位置まで弾性力等により戻ろうとする。このため、サクションチューブ49の復元力でサクションパイプ40がセンタゲージアダプタ34に対して所定位置(フック47kがストッパ部34sに当接する位置)まで戻される。サクションパイプ40、サクションチューブ49が所定位置にある状態では、サクションパイプ40、サクションチューブ49はキャニスタケース23の横に配置されるため、燃料タンク10が収縮して、図1に示すように、キャニスタケース23の底板23dが燃料タンク10の底面10bに接近しても、サクションパイプ40等がキャニスタケース23と干渉することはない。
このようにして、キャニスタモジュール20が燃料タンク10内に収納されると、キャニスタモジュール20と一体化されたセットプレート13により、燃料タンク10の上面開口12が塞がれる。
本実施形態によると、サクションパイプ40のフランジ部45から軸方向に突出する鉤状部47は、弾性変形可能に構成されて、先端部分(フック47k)がセンタゲージアダプタ34の貫通孔34hを通過する際、複数本の鉤状部47が縮径する。そして、複数本の鉤状部47のフック47kが貫通孔34hを通過した後、前記鉤状部47が弾性力で拡径して、フック47kが貫通孔34hの上側周縁に掛けられる。即ち、サクションパイプ40の複数本の鉤状部47をセンタゲージアダプタ34の貫通孔34hに通すことで、センタゲージアダプタ34の貫通孔34h周囲の壁部が鉤状部47のフック47kとフランジ部とに挟まれる。これにより、サクションパイプ40は貫通孔34hの中心回りに回動可能な状態でセンタゲージアダプタ34に取付けられる。
即ち、サクションパイプ40とセンタゲージアダプタ34の貫通孔34h以外に特別な部品が不要になり、部品点数の増加を抑えることができる。また、センタゲージアダプタ34に対するサクションパイプ40の取付けが容易になる。
また、ストッパ部34sの働きで、サクションパイプ40をセンタゲージアダプタ34に対し、常に所定位置(鉤状部の先端部分がストッパ部に当接する位置)まで戻すことが可能になる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態では、サクションパイプ40の鉤状部47のみをセンタゲージアダプタ34の貫通孔34hに通す例を示したが、図7に示すように、鉤状部47と共にサクションパイプ40のパイプ本体43を前記貫通孔34hに通す構成も可能である。
即ち、図7に示すサクションパイプ50では、パイプ本体43に鍔状のフランジ部51fが設けられており、前記フランジ部51fと同軸に貫通孔34hと嵌合する軸部51jがそのフランジ部51fと一体で形成されている。フランジ部51fにはセンタゲージアダプタ34の貫通孔34hの上側周縁に当接する当接面51tが形成されている。また、軸部51jの外周面には、円周方向に断面角形の溝52が形成されており、その溝52に環状のシール材53が嵌め込まれている。そして、前記シール材53により、前記貫通孔34hとパイプ本体43の軸部51j間がシールされ、パイプ本体43とセンタゲージアダプタ34間の気密性が確保される。
センタゲージアダプタ34の貫通孔34hから下方に突出するパイプ本体43には、吸引口部(図示省略)と連通する短管49aが接続されている。また、センタゲージアダプタ34の貫通孔34hから上方に突出するパイプ本体43の先端(配管接続部43c)には、サクションチューブ49bが接続されている。
また、図7では、パイプ本体43と吸引口部(図示省略)とを短管49aで接続する例を示したが、図8に示すように、パイプ本体43の先端部に溝52bを形成し、シール材53bを嵌め込んだ状態で、前記吸引口部(図示省略)の接続口49xに直接的に挿入接続することも可能である。
さらに、本実施形態では、鉤状部47を四本設ける例を示したが、鉤状部47を等間隔で三本設けることも可能であるし、五本以上設けることも可能である。
また、本実施形態では、樹脂製の燃料タンク10を例示したが、燃料タンク10は鉄製であっても良い。
また、本実施形態では、サクションパイプ40,50をセンタゲージアダプタ34に取付ける構成に本発明を適用する例を示したが、一般的な配管を容器の壁部等に取付ける構成に本発明を適用することも可能である。
34h・・貫通孔
34s・・ストッパ部
40・・・サクションパイプ(配管継手)
45・・・フランジ部
45t・・当接面
47・・・鉤状部
47s・・平板部
47k・・フック(先端部分)
49・・・サクションチューブ(配管)
51f・・フランジ部
51j・・軸部
Claims (2)
- 内部に流体が通される配管が接続される配管接続部を備える配管継手を被取付け部材の貫通孔に対し、その貫通孔の中心回りに回動可能な状態で取付ける配管継手の取付け構造であって、
前記配管継手の流体通路を構成する通路壁の外側面に設けられており、前記貫通孔の一端側の周縁に面接触可能に構成されたリング状の当接面を備え、前記流体を通さない構成のフランジ部と、
前記フランジ部から軸方向に突出して前記貫通孔に通される複数の鉤状部とを有し、
前記複数の鉤状部は弾性変形可能に構成されて、それらの鉤状部の先端部分が前記貫通孔を通過する際、前記鉤状部が縮径方向に変形し、前記先端部分が前記貫通孔を通過した後、前記鉤状部が弾性力で拡径して、前記先端部分が前記貫通孔の他端側の周縁に掛けられるように構成されていることを特徴とする配管継手の取付け構造。 - 請求項1に記載された配管継手の取付け構造であって、
被取付け部材における貫通孔の他端側の周縁には、前記配管継手が前記貫通孔の中心回りに所定位置まで回動したときに、前記鉤状部の先端部分が当接して、前記配管継手の所定位置を超える回動を規制するストッパ部が形成されていることを特徴する配管継手の取付け構造。
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