JP4981829B2 - Mrcファイル作成装置、mrcファイル作成方法およびそのプログラム - Google Patents
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Description
(条件1)MRCファイルにおいて、isolated linkを除いたリンク(つまり、通常リンクとrestricted link)は、連結グラフとなることが必要である。これは、isolated link以外のリンクにより構成される経路の経路到達性を確保するためである。
(条件2)すべてのMRCファイルにおけるisolated nodeとisolated linkとの和集合が、もとのトポロジに一致することが必要である。これは、トポロジに起こりうるノード故障およびリンク故障をすべてのMRCファイルによりカバーする必要があるからである。
(条件3)isolated nodeには少なくとも一本のrestricted linkが接続され、それ以外のリンクはisolated linkであることが必要である。また、restricted linkの対向ノードは、その通常ノードとする。これは、前記したとおり、MRCファイルにおける迂回経路の作成において、リンク故障による通信不能の場合と、ノード故障による通信不能の場合との両方の場合を考慮する必要があるからである。
次に、図3を用いて、このようなMRCファイル作成装置の構成を説明する。ここでは、MRCファイル作成装置がネットワーク内で経路制御を行うルータ(経路制御装置)により実現される場合を例に説明する。
(1)グラフ(トポロジ)が与えられたとき全リンクにフラグ「0」を付与する。
(2)このグラフから、リンクコスト最小のリンクを選び、そのリンクのフラグを「1」とする。
(3)残りのフラグ「0」のリンクから、コスト最小の辺を取り出す。
(4)(3)で選んだリンクのフラグを「1」としたときに、すべてのフラグ「1」のリンクによりサイクル(ループ)ができるとき、このリンクをグラフから削除する。サイクルができないときは、このリンクのフラグを「1」とする。
(5)グラフにフラグ「1」にできるリンクがなければ、そのフラグ「1」のリンクと、全ノードにより全域木が作成される。もし、グラフにフラグ「1」にできるリンクがあれば(3)へ戻る。
以上の処理により、全域木作成部123は、トポロジ情報に示されるトポロジの全域木(スパニングツリー)を作成することができる。このKruskal法では、リンクコストの値が高いリンクが除去されやすいという特性がある。
(1)全域木のリーフ(leaf)、つまり、全域木の末端のノードをisolated nodeとする。例えば、図1に全域木302において、リーフはノードN3,N5,N6であるので、これらのノードをisolated nodeとする。
(2)全域木のリーフに接続するリンクをrestricted linkとする。つまり、リーフに接続するリンクは1本であるので、このリンクをrestricted linkとする。例えば、図1に全域木302において、リーフはノードN3,N5,N6であるので、これらのノードに接続するリンクをrestricted linkとする。
(3)全域木の作成によって、トポロジから削除されたリンクをisolated linkとする。例えば、トポロジ301と、全域木302とを比較して、ノードN2,N3の間のリンク、ノードN3,N4の間のリンク、ノードN5,N6の間のリンクが削除されているので、これらのリンクをisolated linkとする。
図3を参照しつつ、図4を用いてルータ10によるMRCファイル作成処理の概要を説明する。まず、図3のルータ10は、リンクコスト初期値作成部122により、リンクコストの初期値W0をM個(Mパターン)作成すると、その作成したM個の初期値WOの中から選択した初期値W0を用いてMRCファイル群を作成する(S11)。そして、この作成したMRCファイル群を記憶部13に記録する(S12)。なお、このS11におけるMRCファイル群の作成処理の詳細は後記する。次に、ルータ10の反復制御部126は、S11に示すMRCファイル群の作成処理をM回実行したか否かを判断する(S13)。つまり、作成したM個の初期値W0すべてについてMRCファイル群を作成した否かを判断し、作成したM個の初期値W0すべてについてMRCファイル群を作成したと判断したとき(S13のYes)、作成したMRCファイル群のうち、ファイル数が最も少ないMRCファイル群(MRCファイル群のセット)を選択し、記憶部13へ出力する(S14)。一方、反復制御部126がまだMRCファイル群の作成処理をM回実行していないと判断したとき(S13のNo)、S11へ戻り、MRCファイル群の作成処理を実行する。
11,41 入出力部
12,42 処理部
13,43 記憶部
40 故障復旧装置
50 ネットワーク情報取得装置
121 MRCファイル作成処理部
122 リンクコスト初期値作成部
123 全域木作成部
124 MRCファイル作成部
125 リンクコスト値変更部
126 反復制御部
127 MRCファイル群出力処理部
128,428 経路制御部
129 経路計算部
130 パケット転送部
131 トポロジ情報
132 MRCファイル群
133 MRCファイル作成管理情報
134 経路情報
135 迂回経路情報
430 経路制御指示部
Claims (7)
- ネットワークにおけるノード故障発生時およびリンク故障発生時の迂回経路を示したMRC(Multiple Routing Configurations)ファイルを作成するMRCファイル作成装置であって、
前記ネットワークのトポロジを示したトポロジ情報と、そのトポロジに対し、今まで作成されたMRCファイルにおいてisolated nodeとなったノードおよびisolated linkとなったリンクを示したMRCファイル作成管理情報とを記憶する記憶部と、
乱数を用いて、前記トポロジにおけるリンクそれぞれのリンクコストの初期値の集合である初期値W0を生成するリンクコスト初期値作成部と、
前記生成した初期値W0を用いて、Kruskal法により前記トポロジのリンクの少なくとも一部を削除し、前記トポロジの全域木を作成する全域木作成部と、
前記トポロジを参照して、前記全域木作成部により作成された全域木における末端のノードを、前記MRCファイルにおけるisolated nodeとし、この末端のノードに接続するリンクをrestricted linkとし、前記全域木の作成において削除されたリンクをisolated linkとして、前記トポロジのMRCファイルを作成し、その作成したMRCファイルにおいて、isolated nodeとなったノードおよびisolated linkとなったリンクを前記MRCファイル管理情報に記録していくMRCファイル作成部と、
前記MRCファイル作成部により、前記MRCファイルが作成された後、前記MRCファイルにおけるisolated link以外のリンクのリンクコストそれぞれの値に、ランダムな値を加算した新たなリンクコストの集合W’をN個作成するリンクコスト値変更部と、
前記全域木作成部、前記MRCファイル作成部およびリンクコスト値変更部の制御を行う反復制御部と、
前記MRCファイル作成部により作成されたMRCファイル群を出力する出力部とを備え、
前記反復制御部は、
(1)前記全域木作成部に、前記新たなリンクコストの集合W’1〜W’Nそれぞれのリンクコストの値を用いて全域木を作成させ、この作成させた全域木のうち、当該全域木によりMRCファイルを作成した場合、前記MRCファイル管理情報に示される今まで作成したMRCファイルに対し、新規に前記isolated nodeになる数およびisolated linkになる数が最も多い全域木を選択する処理と、
(2)前記MRCファイル作成部に、前記選択された全域木によりMRCファイルを作成させる処理と、
(3)前記リンクコスト値変更部に、前記MRCファイルにおけるisolated link以外のリンクのリンクコストそれぞれの値に、ランダムな値を加算した新たなリンクコストの集合W’をN個作成させる処理とを
前記MRCファイル作成管理情報において、前記トポロジに示されるすべてのノードがisolated nodeとなり、かつ、すべてのリンクがisolated linkとなるまで実行させることを特徴とするMRCファイル作成装置。 - 前記リンクコスト値変更部は、
(1)前記MRCファイルにおけるisolated link以外のリンクのリンクコストそれぞれに、ランダムな値を加算して新たなリンクコストの集合W’をN個作成した後、
(2)前記作成したN個の新たなリンクコストの集合W’それぞれについて、前記MRCファイルにおけるisolated node以外のノードに接続するリンクのリンクコストを1つ選択し、その選択したリンクコストを、OSPF(Open Shortest Path First)において設定可能な最小値に変更し、前記isolated node以外のノードに接続するリンクのリンクコストのうち、前記選択したリンクコスト以外のリンクのリンクコストを、OSPFにおいて設定可能な最大値に変更することを特徴とする請求項1に記載のMRCファイル作成装置。 - 前記リンクコスト初期値作成部は、
乱数を用いて、前記初期値WOを複数個生成し、
前記反復制御部は、
前記生成した初期値W0をもとに、前記全域木作成部、前記MRCファイル作成部および前記リンクコスト値変更部によりMRCファイル群を作成させる処理を、前記生成した初期値W0の個数分実行させ、
前記作成したMRCファイル群のうち、最もファイル数が少ないMRCファイル群を選択し、
前記出力部は、前記選択されたMRCファイル群を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のMRCファイル作成装置。 - 前記反復制御部は、
(1)前記MRCファイルにおけるisolated link以外のリンクのリンクコストそれぞれに、ランダムな値を加算して作成したN個の新たなリンクコストの集合W’をもとに全域木を作成し、この作成した全域木をもとにMRCファイルを作成した場合、そのいずれの全域木によっても、前記MRCファイル作成管理情報に示される今まで作成したMRCファイルに対し、新規にisolated nodeになるノードを増やすMRCファイルを作成できなかったと判断したとき、
(2)前記リンクコスト値変更部に、前記作成したN個の新たなリンクコストの集合W’それぞれについて、前記MRCファイルにおけるisolated node以外のノードに接続するリンクのリンクコストを1つ選択し、その選択したリンクコストを、OSPFにおいて設定可能な最小値に変更し、前記isolated node以外のノードに接続するリンクのリンクコストのうち、前記選択したリンクコスト以外のリンクのリンクコストを、OSPFにおいて設定可能な最大値に変更する処理を実行させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のMRCファイル作成装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のMRCファイル作成装置により作成されたMRCファイル群を用いて、前記ネットワーク内のノード故障またはリンク故障発生時の経路制御を行う経路制御装置。
- ネットワークにおけるノード故障発生時およびリンク故障発生時の迂回経路を示したMRCファイルを作成し、前記ネットワークのトポロジを示したトポロジ情報と、そのトポロジに対し、今まで作成されたMRCファイルにおいてisolated nodeとなったノードおよびisolated linkとなったリンクを示したMRCファイル作成管理情報とを記憶する記憶部を備えるMRCファイル作成装置が、
乱数を用いて、前記トポロジにおけるリンクそれぞれのリンクコストの値の集合である初期値W0を生成するステップと、
前記リンクコストの集合の初期値W0を用いて、Kruskal法により前記トポロジのリンクの少なくとも一部を削除し、前記トポロジの全域木を作成するステップと、
前記トポロジを参照して、前記全域木作成部により作成された全域木における末端のノードを、前記MRCファイルにおけるisolated nodeとし、この末端のノードに接続するリンクをrestricted linkとし、前記全域木の作成において削除されたリンクをisolated linkとして、前記トポロジのMRCファイルを作成し、その作成したMRCファイルにおいて、isolated nodeとなったノードおよびisolated linkとなったリンクを前記MRCファイル管理情報に記録していくステップと、
前記MRCファイルが作成された後、前記MRCファイルにおけるisolated link以外のリンクのリンクコストそれぞれの値に、ランダムな値を加算した新たなリンクコストの集合W’をN個作成するステップと、
前記作成されたMRCファイル群を出力するステップとを実行し、
前記MRCファイル作成装置が、
(1)前記新たなリンクコストの集合W’1〜W’Nそれぞれのリンクコストの値を用いてN個の全域木を作成し、この作成した全域木のうち、当該全域木によりMRCファイルを作成した場合、前記MRCファイル管理情報に示される今まで作成したMRCファイルに対し、新規に前記isolated nodeになる数およびisolated linkになる数が最も多い全域木を選択するステップと、
(2)前記選択した全域木によりMRCファイルを作成するステップと、
(3)前記MRCファイルにおけるisolated link以外のリンクのリンクコストそれぞれの値に、ランダムな値を加算した新たなリンクコストの集合W’をN個作成するステップとを、
前記MRCファイル作成管理情報において、前記トポロジに示されるすべてのノードがisolated nodeとなり、かつ、すべてのリンクがisolated linkとなるまで実行することを特徴とするMRCファイル作成方法。 - 請求項6に記載のMRCファイル作成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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